JPS6047958B2 - 懸濁液の連続洗浄方法 - Google Patents

懸濁液の連続洗浄方法

Info

Publication number
JPS6047958B2
JPS6047958B2 JP52043146A JP4314677A JPS6047958B2 JP S6047958 B2 JPS6047958 B2 JP S6047958B2 JP 52043146 A JP52043146 A JP 52043146A JP 4314677 A JP4314677 A JP 4314677A JP S6047958 B2 JPS6047958 B2 JP S6047958B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suspension
cleaning
valve
liquid
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52043146A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5319406A (en
Inventor
ペル・アクセル・ルネ・ヒルストレ−ム
ラルス・ゲオルグ・ノレハ−ル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mo och Domsjo AB
Original Assignee
Mo och Domsjo AB
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mo och Domsjo AB filed Critical Mo och Domsjo AB
Publication of JPS5319406A publication Critical patent/JPS5319406A/ja
Publication of JPS6047958B2 publication Critical patent/JPS6047958B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C9/00After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
    • D21C9/02Washing ; Displacing cooking or pulp-treating liquors contained in the pulp by fluids, e.g. wash water or other pulp-treating agents
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S162/00Paper making and fiber liberation
    • Y10S162/09Uses for paper making sludge
    • Y10S162/10Computer control of paper making variables

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は懸濁液を連続的に洗浄する方法に関する。
「懸濁液」とは、水のような液体中の固体のスラリーを
意味する。
固形物質の品種および形態は様々であつてよい。しかし
ながら本発明は特に繊維懸濁液の連続的な洗浄および好
ましくは公知のJ方法によつて生産したセルロースパル
プの連続洗浄を意図するものである。サルファイドパル
プ、サルフェートパルプ、ケミメカニカルパルプ、セミ
ケミカルパルプおよびメカニカルバルブがこのようなセ
ルロースバルブの例である。セルロースバルブを蒸解後
洗浄するにはいくつかの理由がある。
その理由の一つは、バルブが次の処理段階、例えは漂白
段階へ送られる以前に比較的不純物を含んでいない状態
でなければならないことである。もしバルブが洗浄時不
純物から完全に清浄化されていないか、または少なくと
も部分的に清浄化されていなければ、次の漂白操作は不
純物もまた漂白剤を消費するという事実のために効率が
落ち(すなわちバルブの白色度が損傷される)、そして
費用がかさむことになる。蒸解プロセス後にバルブ中に
存在が認められる不純物には、蒸解薬品と、蒸解プロセ
ス中に木材から溶解した有機物質とが含まれる。この不
純物はバルブに随伴する液体中に溶解する。バルブを洗
浄するもう一つの理由は、蒸解薬品を回収することが望
まれるからてあり、そして蒸解液中に存在する有機物質
の潜熱の内容を利用することか望まれるからである。こ
のため蒸解液(また黒液ともいう)はその乾燥物質含量
が増加するように最初蒸発され、上述の目的で燃焼炉で
燃焼することができるようになる。この燃焼プロセスに
よつて熱と、スメルトと呼ばれる残渣が得られる。この
スメルトは、それから新鮮な蒸解液を次工程で製造でき
る,無機物質よりなる。蒸解液は、しばしば特定の乾燥
物質含量をもつて参照される。この含量とは、存在する
有機および無機物質の量を、蒸解液の全量で割つた商に
等しい。セルロースバルブの洗浄を説明するときは、一
!定の定義が使用される。
これらの定義は以下のように定義される。原黒液: 蒸解プロセスの終了時にバルブと一所に蒸解罐の中に存
在する液体をいう。
この液体は蒸解プロ3セスへ仕込んだ薬品と、チップか
ら溶解した有機物質とを含有する。回収黒液:パルプを
洗浄した後に得られ、そして終端液から回収された固体
を含有している液体をいう。
こ4,の液体は蒸発段階へ送られ、そして放出液と呼ば
れる。蒸発段階へかけられた後、該液は重黒液または濃
厚液と呼ばれる。洗浄ロスニ洗浄段階から洗浄したバル
ブに随伴される原黒液の量という。
クラフト工場では、しばしば洗浄で経験されるロスはバ
ルブトン当りのNa2sO4のキログラム数で表わされ
る。サルフアイト工場では、洗浄ロスは、問題の工場で
使用ているバルブ化液のベースによつて、バルブトン当
りのNa2OまたはMgOのキログラム数で表わされる
。サルフアイト工場では、洗浄ロスまたは、乾燥物質の
全損失、すなわち無機および有機物質の全損失でフ表わ
される。洗浄ロスはまた、BOD7またはCODロスに
よつても表わされる。BOD7(これはSCAN−W5
:71の分析方法によつて測定される)は、ビオケミカ
ル、オキシゲン、デマンドの略称で、生化学的酸素消費
量のことである。これ・は、20℃で生化学的に測定し
、7日間にわたり収納容器へ放出したとき洗浄ロス(有
機成分)がいくら酸素02を消費するかを表わす。同様
にCODは、ケミカル、オキシゲン、デマンドの略称で
あり、化学的酸素消費量のことである。
これは、化学的に測定し、収納容器へ放出したとき洗浄
ロス(有機成分と、無機成分の一部)がくいら酸素02
を消費するかを表わす。このことから、洗浄ロスの定義
は、何を表わそうと望んでいるかによつて変つて来るこ
とが明らかである。しかしながら、洗浄ロスの大きさは
、該ロスがどのような形で与えられても洗浄システムの
効率の直接の測定である。希釈度: 回収黒液と原黒液との差、すなわち所望の洗浄効果を得
るために仕込んだ、原黒液の量より過剰の液の量をいう
希釈度は、しばしばバルブトン当りの液体のトン数て表
わされる。セルロースバルブは一乃至数段階、通常多段
階で洗浄される。
バルブを多段階で洗浄するとき、これらの段階は向流法
で実施される。このことは直列に接続した装置の複数の
最終端の装置にあるバルブの洗浄液(しばしば純水)が
供給されることを意味する。洗浄液およびバルブから洗
浄された乾燥物質は次に収集容器へ送られ、そこから液
は、終りから二番目の装置等へポンプ送りされる。使用
する洗浄方法に関係なく、可能な限り最小の希釈度をも
つて可能な限り最小の洗浄ロスを得ることが望ましい。
洗浄ロスが小さければ小さい程、得られるバルブは一層
純粋であり、そして回収される蒸解薬品および有機物質
が多い。なぜ可能な限り最小の希釈度が望ましいかの理
由は、回収される液の量が多ければ多い程、回収液を蒸
発するときのエネルギ(水蒸気)が多く消費されるから
である。しかしながら現実には、洗浄ロスと希釈度との
間にはある関係が存在し、この関係から洗浄ロスを減ら
すためには希釈度を大きくしなければならないことが示
される。
この関係は、工場スケールで洗浄作業を行つて分析して
得られれた値を基礎とする第1図に例証されている。第
1図から、低希釈度域では洗浄ロスは急速に改善される
が、バルブを高度に希釈するときは該改善は限界に達す
ることが理解されよう。第1図からやはり、最小のロス
と最小の希釈度とは相互に直接矛循し、両立しないこと
が理解されよう。さらに考慮に入れるべき事実は、一定
の液量までにのみ対応できる蒸発プラントの能力によつ
て希釈度は制限されるということである。
実際上洗浄システムから濃度が時間的に変化するバルブ
が得られることが発見されている。これは洗浄装置の構
造とバルブの性質とによるものである。洗浄すべきバル
ブはさまざまの脱水性を持ち得る。すなわちバルブの脱
水抵抗は変化し得る。一般にバルブが蒸解される程度は
その脱水性に影響することが知られている。このことは
一定した量の洗浄液を終端洗浄装置へ供給すると、該洗
浄システムからさまざまの量の液がバルブに随伴される
ことを意味する。それ故このことはバルブが希釈される
程度は、バルブを実際に通過し、そして向流で実際に流
れたシステムへの液の供給量に応じて変り得ることを意
味する。バルブが洗浄液によつて再湿潤される程度は洗
浄装置によつて変わり、すなわちバルブを通過したにも
かかわらず、バルブに再び取り込まれそしてそれと一所
に洗浄装置から出て行く液によつて変化する。
以上のことから、希釈プロセスを制御することと、そし
てそれによつて良い洗浄成績を得ることは実際上非常に
困難であることが明白である。
現在セルロース工場の洗浄プラントへ供給される洗浄液
の量、およびそれに関連してバルブが希釈される程度は
二つの異なつた方法によつて制御される。ある洗浄シス
テムにおいては、終端の洗浄装置へ供給される洗浄液の
量は、該量が製造されるバルブの量に比例するような態
様で制御される。これはバルブが希釈される程度の偏差
は洗浄段階を出て行くバルブの瞬間濃度に比例し、そし
てバルブが該洗浄液を再呼吸する程度に比例することを
意味する。瞬間的に極端な条件では、希釈度は負、すな
わち洗浄段階へ供給される洗浄液の量の方が洗浄システ
ムからバルブに随伴される液の量よりも少ない場合もあ
り得るし、また非常に高い場合、すなわち蒸発しなけれ
ばならない多量の液体をシステムに供給するので、同時
に得られる洗浄ロスの低下は有意義でない場合もあり得
る。他の洗浄システムにおいては、回収液の固体含量が
一定となる態様で希釈作業が制御される。
固体含量は回収液のの密度て測定される。密度は通常ボ
ーメで与えられる。洗浄システムは、しばしば大量の洗
浄液を必要とするので、洗浄システムの終端で変化がお
こつた後、回収液の固形分の変化が検知できるまて数時
間もかかる。このことはシステムは時々マイナス的に希
釈され、そして時々回収液の固形分の変化が検知される
はるか前に許容されない程度まで高度に希釈されること
を意味する。最近、第1図から証明されるように希釈度
を時間に関して一定に保つときに最良の洗浄結果が得ら
れることが確立された。
ある洗浄システムがバルブ1t当りよの液の希釈度にお
いて乾燥バルブ1tノ当り18k9のNa2sO4の洗
浄ロスを持つているものと仮定し、そして1時間の間に
希釈度はバルブ1t当り(から7の液へと降下したもの
と仮定すれば、この間の洗浄ロスは第1図からNa2s
O4として18kg/tから25/tへ、すなわち7k
97Na2s04/tバルブの増加となるであろう。第
1図から、この洗浄ロスの増加を補償するためには希釈
度を1時間の間にバルブ1t当り(から●をはるかに越
える液へと増加することが必要であることが理解される
(希釈度を液6t/tバルブを増加フさせることにより
、洗浄ロスは18−12=6kgNa2s04/tバル
ブ低下する)。このことは蒸発すべき液量が急激に増加
し、そのため熱経済を悪化させることを意味する。換言
すれば、希釈度が両極端値間て変化するときは、洗浄ロ
スは希釈度を両極端の平均へー定に保つたときよりもも
つと大きくなるということができる。上述の記載から明
らかなように、これは希釈度を低くすると洗浄ロスは、
希釈度を与えられた平均値付近の相当する値へ増加する
ときに得られる洗浄ロスの改善よりもすつと大きく増加
するという事実のためである。
希釈度を制御可能とし、そして一定した希釈度を保つた
めには、洗浄システムを出て行くバルブの液含量を知る
ことが必要である。
今のところこのバルブの液含量を測定する実際的方法は
存在しない。液含量の測定は多数の困難があつて複雑に
している。その理由の一つは今日最も普通に使用されて
いる洗浄装置、例えば洗浄フィルタで洗浄するときは、
洗浄システムを出て行くときバルブのウェブがしばしば
非常に広いことである。従つてバルブの液含量をウェブ
上のランダムな数点またはその幅の一部にわたつて測定
しても非常に信頼できない値が得られるにすぎない。さ
らに洗浄フィルターを使用するときは、直列上の最後の
洗浄フィルターからウェブが取り出されるとき泡立ちの
結果、ウェブ中のバルブが再湿潤される。
今や本発明によつて洗浄システムから出て行くバルブの
液含量を連続的に測定することが可能となり、それによ
つてバルブの希釈度を所−舅のように制御することが可
能となつた。本発明の特徴とするところは特許請求の範
囲に記載されている。本発明による方法は第2図を参照
して以下にさらに詳細に説明される。
第2図はケミカルパルプニの製造工場に設置された洗浄
システムを示す。第2図に示した洗浄装置は洗浄フィル
タの形である。しかしながら本発明の洗浄フィルタの使
用に限定されるものではなく、バルブの連続洗浄に使用
されるどのような種類の装置にも適用すること5ができ
る。例えば本発明は放射状洗浄プロセスおよび圧力洗浄
プロセスも使用することができる。
通常洗浄システムは3乃至4段階からなるが、第2図に
は二洗浄段階が示されている。この数は本発明を理4解
するには十分である。未洗浄バルブは蒸解塔からライン
1を通つてかく拌機3付貯蔵室2へ送られる。貯蔵室2
中のバルブは蒸解液を含み、そしてフィルタタンク4か
らポンプで送られる廃液で希釈される。次にバルブは入
口ボックス5へ送られ、その中でバルブはタンク4から
の洗浄液でさらに希釈される。貯蔵室2へ送られるバル
ブの濃度は約12%であるが、一方入口ボックス5中の
バルブは約1%に希釈される。バルブは入口ボックス5
からその周辺に金網を有する洗浄フィルタ6へ送られ、
バルブが金網上に吸い付くようにフィルタ6の内部を吸
引する。廃液を含んでいる洗浄液をスプレー7によつて
フィルタ6上のパルプウフエブに撒布する。洗浄液はフ
ィルタタンク8からポンプで送られる。次にバルブはフ
ィルタ6からドクターナイフによつて掻き取られ、コン
ベヤースクリュー10を備えた出口ボックス9中へ落下
する。フィルタ6から離れるときのバルブの乾燥閂含量
は12乃至18%である。フィルタ6内においてバルブ
から除去された洗浄液はフィルタタンク4へ運ばれる。
出口ボックス9中のバルブはタンク8から得られた洗浄
液で再び希釈され、バルブ懸濁液の濃度は約1%とな”
る。次にバルブは入口ボックス11へ送られ、そこでバ
ルブは洗浄フィルタ12上に取り上げられる。フィルタ
12上のバルブはライン13を通つてスプレー14へ送
られる新鮮な水および/または凝縮水を撒布される。次
にバルブはフィルタ12から掻き取られ、コンベヤース
クリュー15を備えた出口ボックス16中へ落下する。
フィルター12から回収された液はタンク8へ送られる
。2個のフィルタタンク4および8には、洗浄液輸送ラ
イン上のそれぞれの制御バルブ19および20と連通す
る液レベル検知器17および18が設けられている。
回収した液、または希薄液はフィルタタンク4からライ
ン32を通つて蒸発段階へ送られる。上述の記載から、
バルブは向流法で洗浄されること、すなわちバルブは、
バルブが比較的きれいであるどききれいな洗浄液をもつ
て最後の洗浄フィルタにおいて洗浄され、未洗浄バルブ
はかなりの量の蒸解廃液を含有する洗浄液で洗浄される
ことが明らかであろう。
このことは普通のテクニックであり、そのこと自体は本
発明を構成するものではない。本発明による方法は、バ
ルブが直列となつた最後または終端のフィルタ12を離
れるとき、バルブの液含量を測定するという事実を特徴
としている。
前述したように、最適の洗浄効果は希釈度を一定に保つ
たとき、すなわち単位時間内に洗浄システムを通過する
バルブの量およびバルブの濃度に関係なしに得られる。
希釈度を正確に制御し得るためには、すなわちライン1
3を通つて正確な!量の洗浄液を供給し得るためには、
フィルタ12を離れるバルブの支配的な液含量を連続的
に測定しなければならない。主としてこれは三つの方法
で実施することができる。
どちらの方法を使用するかは、どれだけの1量のバルブ
が洗浄システムへ入るかが判明しているか否かによる。
もしどれだけのバルブが洗浄システムへ入るかが判明て
いなければ、以下の方法を使用する。フィルタ12から
流れるバルブの全部を出口ボックス6中に集める。バル
ブはその,時、例えば12%の乾燥含量を持つている。
出口ボックス16中のバルブは次にライン21を通つた
液て希釈される。バルブは1乃至10%、好ましくは2
乃至5%に希釈されるのが最適であることが発見されて
いる。希釈は一工程て実行することが,できるが、第2
図に示すように二工程でも好適に実行される。第一工程
では、希釈液はライン22を経て送られる。これは精密
な制御技術を応用することなしの大まかな希釈であり、
そして作業員が彼の経験によつてバルブ23を手で制御
することによつて実施される。出口ボックス16中のバ
ルブ16を大まかに希釈した後、このように希釈したバ
ルブを該ボックスからライン24を通つて送る。出口ボ
ックス16が一定の距離のところへライン24へ開いて
いるライン25をさらに配置する。ライン25には、バ
ルブ濃度測定装置27へ連結した制御バルブが設けられ
る。測定装置27および制御バルブ26によつてバルブ
をさらに希釈し、そして所望のバルブ濃度が得られるよ
うにライン25を通る希釈液のそれ以上の供給を制御す
ることが可能である。
経験によつてライン24中のバルブの濃度は約3%であ
るべきであることが示された。所望のバルブ濃度を達成
するに要する希釈液の全量はライン21に配置された流
量計(例えば磁石型流量計28)によつて連続的に測定
される。ライン24中のバルブ懸濁液の全流量も流量計
29によつて連続的に測定される。ライン21および2
4中の流量に関する情報は信号変換器30によつて集め
られ、この情報はバルブ濃度の値と一所に洗浄したバル
ブ、すなわちバルブが終端洗浄フィルタ12を離れると
きの液含量の連続的な計算に使用される。バルブの液含
量を計算する方法は後に記載する。信号換器30の助け
により、ライン13を通つて供給される洗浄液の量は、
バルブの一定した希釈度が得られるように制御バルブ3
1によつて調節される。洗浄システムを通過するセルロ
ースバルブの量(絶乾バルブとして計算)が、例えば洗
浄システムの上流での入力バルブを測定することによつ
て判明している時は、バルブ濃度を測定する必要はなく
、そして測定器27は省略できる。
そのときはバルブ濃度と懸濁液の全流量、すなわちライ
ン24中の流量との間には直接の関係がある。バルブの
一定した流量(絶乾バルブとして計算)のもとでは、ラ
イン21を流れる希釈液の流量は、ライン24中の懸濁
液全流量が一定した懸濁液全流量を保つようにすること
によつて直接制御することができる。この実施態様でも
ライン21および24中の流量は流量計28および29
によつて連続的に測定される。以前記載したように出て
行くバルブが含有する液の量を間接的に測定することに
より、セルロースバルブの量あたりの洗浄液の量として
計算した希釈度がバルブ生産量、最後の洗浄フィルタか
らのバルブ濃度、泡立ちおよびバルブの再湿潤の変化に
は関係なく一定に維持されるように、ライン13を通る
洗浄液の供給量を制御することが可能ノである。
洗浄プロセスから洗浄したバルブに随伴する液量は以下
のように計算できる。
Q=単位時間当りの全流動体積 ■:単位時間当りの液体の流動体積 ″ バルブ濃度測定装置27は希釈剤V2lの流れを制
御し、それ故ライン24中のバルブ懸濁液の濃度は、m
で表わされる特定の値を持つている。
mの値はバルブ濃度計27から知られ、通常3%である
。懸濁液流崩924を測定することにより、セOルロー
ス繊維(絶乾バルブとして計算)の流量はMxQ24と
して計算できる。ライン24中の液流量はセルロースフ
ァイバーではないQ24の残りの量、すなわち、 ■2
4:Q24−MXQ24:(1−m)Q24となる。
バルブが最終洗浄フィルターを離れるときのバルブの液
含量を■バルブで表わす。
液バランスが確立されるとき、次の関係式が成立する。
式中mはバルブ濃度計27から知られ、Q2,は流量計
29で測定され、V2lは流量計28で測定される。
かくして■バルブは計算でき連続的に追従される。
以前述べたように少ルロースフアイバーの流量はMxQ
24である。
この方法で、洗つたバルブとして洗浄システムから離れ
て行くセルロースバルブの量当りの液の量に関する情報
が得られる。
供給される洗浄液の量Vl3は、セルロースファイバー
に対してVl3C−Vバルブの差が一定に維持されるよ
うに制御される。セルロースバルブ生産量が、例えば洗
浄システムの上流でいわゆる1ロトデンスョによつて知
られるときは、前述したようにバルブ濃度を測定する必
要はなく、そしてそれ故にメーター27を設ける必要は
ない。
洗浄フィルタ12からバルブに随伴する液量は以下の方
法で計算てきる。
■21およびQ24を測定する。
V24=Q24−バルブ生産量 バルブ生産量は前出のように単位時間あたりの−単位体
積て表わされる。
VパルプニV24−V2l、すなわち ■パルプニ(Q24−バルブ生産量)−V2lライン1
3を通つて供給される洗浄液の量は、この値をもとにし
て一定した希釈度が得られるように制御ζされる。
本発明は以下の実施例によつてもつと明瞭に例証される
実施例はクラフトバルブの洗浄に関している。実施例1 直列に配置した4個の洗浄フィルタよりなるカバパルプ
のフィルタ洗浄プロセスにおいて、回収液中の固形分が
固形分約15%に一定に保たれるように、洗浄液の供給
量を手動的に制御した。
めいめいの洗浄フィルタの液タンクは一定したレベルに
保ち、それ故液がその中に蓄積できないようにした。回
収液中の固形分の増加が観察されたときは、供給する洗
浄液の量を手動的に増加させ、そ7して回収液の固形分
は所望のレベルに徐々に回復した。固形分の減少は洗浄
液の供給量の減少を引き起し、そのとき所望の値が徐々
に得られた。最後のフィルタから離れるバルブのサンプ
ルを特定の測定液期間にわたつて採取した。この測定期
間O中バルブ濃度は10乃至15重量%の間を変化する
ことがわかつた。スプレーする水の流量を測定し、そし
てその結果として希釈度はバルブt当り1乃至6イの間
であると計算され、測定期間の平均希釈度はバルブt当
り3dであつた。この測定期間5中洗浄ロスは、それぞ
れバルブt当り固形分50乃至100kg、またはバル
ブt当りアルカリとして計算してNa2SO425乃至
50kgを変化た。洗浄ロスの平均値は、バルブt当り
それぞれ固形分80kg、Na2SO,4Ok9であつ
た。) 第2図に示すようにフィルタ水を最初洗浄ステ
ップで補給する。
流量計を希釈液ラインと、そして洗浄したバルブおよび
希釈したバルブのためのライン上に設置する。洗浄した
バルブの希釈度を3%濃度へ制御するためにバルブ濃度
計を使用する。2個の流量計の使用により、今や決定し
た希釈度のための洗浄液の量をいかなる選んだ時点にお
いても測定することが可能である。
この方法で希釈度はバルブt当り3.0dに制御するこ
とができる。この結果洗浄ロスはバルブt当りそれぞれ
固形物20乃至40k9、Na2SO4lO乃至20k
gへと大幅に低下した。
バルブ洗浄のこれ迄公知の方法と比較したとき、洗浄ロ
スは使用する洗浄液を量を増加することなしに半分にな
つた。4個の液タンク中の固形分は測定期間中一定であ
つた。
実施例2実施例1に使用したものと同じフィルタ洗浄機
を使用た。
フィルタ洗浄機を通るバルブの量をロトデンスをもつて
測定た。希釈液ライン、および洗浄し希釈したバルブ懸
濁液のためのライン上に流量計を設置した。実施例1で
述べたバルブ濃度計は取り外した。洗浄し希釈したバル
ブ懸濁液および希釈液の流量を測定したので、バルブ生
産量は既知てあり、そのためスプレー液の流量を与えら
れた値へ制御することは可能であつた。結果は実施例1
のそれと同様であつた。上記の二つの実施例から明らか
なように、本発明によれば余分の洗浄液の供給の必要な
しに公知方法で経験されたロスの少なくとも半分に洗浄
ロスを減少することが町能である。
本発明を主としてケミカルバルブの洗浄に関して記載し
たけれども、本発明はセミケミカルバルブおよびメカニ
カルバルブの洗浄にも適用できる。
メカニカルバルブの製造には、バルブの解繊には化学薬
品を使用せず、そのためバルブは製造後通常洗浄されな
い。この場合は本発明はメカニカルバルブを漂白し、そ
の漂白プロセスの後で洗浄しようととする場合に適用す
ることができる。本発明はセルロースバルブの洗浄に限
られるものではなく、いかなる形の懸濁液の洗浄にも適
用できる。本発明が適用できる他の分野には、石油精製
プラントにおけるスラッジの洗浄および精糖プラントに
おける懸濁液の先浄が含まれる。
【図面の簡単な説明】
第1図はサルフエト法セルロースバルブの洗浄ロスと希
釈度との関係と表わすグラフであり、第2図は本発明を
実施する洗浄システムの概略図である。 1はバルブ供給ライン、2はバルブ貯蔵容器、5,11
は入口タンク、6,12は洗浄フィルタ、9,16は出
口ボツスクス、4,8はフィルタタンク、7,14はス
プレーてある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 懸濁媒体中の溶けている不純物が純粋な懸濁媒によ
    つて一乃至数工程で置換され、そして洗浄した懸濁液の
    液含量が測定され、前記置換のために供給された純粋な
    懸濁媒の量と洗浄した懸濁液の含量との差が洗浄システ
    ムを離れる懸濁液中の固形物質の単位重量あたりあらか
    じめ設定した適切な値に一定して維持されるところの溶
    解している不純物を含む懸濁液、ことに繊維状懸濁液の
    連続洗浄方法であつて、洗浄システムを出て行く懸濁液
    を一回乃至数回希釈し、同時にこの希釈のために供給さ
    れた希釈液の量と、このように希釈した懸濁液の流れの
    体積流量を計測し、これらのデータおよび既知のまたは
    測定した洗浄システムを通過する前記固形物質の量を基
    にして前記の洗浄した懸濁液の液含量を決定することを
    特徴とする懸濁液の洗浄方法。 2 洗浄システムを通過する前記固形物質の量が不明の
    場合、前記の希釈した懸濁液の流れ中の固形物質の濃度
    を測定し、前記の計測した希釈液の量および希釈した懸
    濁液の流れの体積流量とあわせて前記の洗浄した懸濁液
    の液含量を決定することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項の方法。 3 前記固形物質の濃度の測定期間中の固形物質の含量
    が1乃至10%、好ましくは2乃至5%の範囲にある特
    許請求の範囲第2項の方法。 4 前記固形物質の濃度は濃度計で測定され、そして該
    固形物質の濃度が該濃度計から得られる信号によつて所
    望レベルに設定できるように該濃度計が希釈液制御バル
    ブと協力する特許請求の範囲第2項または第3項の方法
    。 5 前記懸濁液はセルロースパルプを含有する特許請求
    の範囲第1項乃至第4項のいずれかの方法。
JP52043146A 1976-04-14 1977-04-13 懸濁液の連続洗浄方法 Expired JPS6047958B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE7604430-4 1976-04-14
SE7604430A SE406943B (sv) 1976-04-14 1976-04-14 Forfarande for kontinuerlig tvettning av suspensioner

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5319406A JPS5319406A (en) 1978-02-22
JPS6047958B2 true JPS6047958B2 (ja) 1985-10-24

Family

ID=20327595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52043146A Expired JPS6047958B2 (ja) 1976-04-14 1977-04-13 懸濁液の連続洗浄方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US4273612A (ja)
JP (1) JPS6047958B2 (ja)
BR (1) BR7702339A (ja)
DE (1) DE2716119C2 (ja)
FI (1) FI59827C (ja)
FR (1) FR2348312A1 (ja)
NO (1) NO149071C (ja)
SE (1) SE406943B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0512531Y2 (ja) * 1986-06-30 1993-03-31

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE451736B (sv) * 1983-09-19 1987-10-26 Nils Anders Lennart Wikdahl Sett vid urvattning av en vattenhaltig suspension innehallande cellulosafibrer
JPH0672199A (ja) * 1992-08-31 1994-03-15 Ikeda Bussan Co Ltd 座席装置
US5722264A (en) * 1995-08-07 1998-03-03 Beloit Technologies, Inc. Single roll displacement wash press
US5741399A (en) * 1996-06-24 1998-04-21 Beloit Technologies, Inc. Pulp washing method
CN108083362B (zh) * 2018-01-31 2023-05-12 柏中环境科技(上海)股份有限公司 一种固液混合物的处理系统及处理方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2745712A (en) * 1953-10-22 1956-05-15 Improved Machinery Inc Process for countercurrent washing of cooking liquor out of pulp
CA938128A (en) * 1970-11-27 1973-12-11 Karnis Alkibiadis Continuous measurement of pulp properties
ZA727560B (en) * 1971-11-24 1973-07-25 Westinghouse Electric Corp An improvement in or relating to computer control for continuous drum-type vacuum pulp washers
US4014736A (en) * 1974-12-17 1977-03-29 The Ontario Paper Company Limited Process for treating a slurry of cellulosic material
SE406944B (sv) * 1976-04-14 1979-03-05 Mo Och Domsjoe Ab Forfarande for att reglera tillsatsen av suspensinsvetska vid kontinuerlig tvettning av suspensioner

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0512531Y2 (ja) * 1986-06-30 1993-03-31

Also Published As

Publication number Publication date
NO149071B (no) 1983-10-31
FI771166A (ja) 1977-10-15
DE2716119A1 (de) 1977-10-27
NO149071C (no) 1984-02-08
BR7702339A (pt) 1978-05-16
DE2716119C2 (de) 1986-07-24
US4273612A (en) 1981-06-16
FR2348312A1 (fr) 1977-11-10
JPS5319406A (en) 1978-02-22
FI59827B (fi) 1981-06-30
FI59827C (fi) 1981-10-12
SE7604430L (sv) 1977-10-15
NO771271L (no) 1977-10-17
FR2348312B1 (ja) 1982-06-11
SE406943B (sv) 1979-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4138313A (en) Method and apparatus for continuously washing fibrous suspensions and controlling the volume of wash liquid
CN102985610B (zh) 在碱性滤液再使用下使用冷碱提取的浆加工方法和系统
JPS6047958B2 (ja) 懸濁液の連続洗浄方法
US4732651A (en) Method for monitoring and controlling a pulp washing system
JPH01201595A (ja) セルロースパイプの製造において樹脂含有廃液を精製する方法
US4536253A (en) Process for controlling the properties of white liquor
CA2074347C (en) Method for controlling the sodium carbonate concentration of green liquor in the dissolving tank
US4746405A (en) System for cellulose pulp washing control
JP2024037736A (ja) 推測装置、推測システム、推測プログラム及び推測方法
Brewster et al. Computer control in pulp and paper 1961-1969
CA1045435A (en) Process for continuously washing aqueous fibrous suspensions
US4889599A (en) Apparatus for continuously measuring the soda loss in a pulp washing system
Kukreja et al. Mathematical modeling of a rotary vacuum washer used for pulp washing: a case study of a lab scale washer
Jwala et al. Techno-economic sustainable option adopting zero liquid discharge in wastepaper based pulp & paper industries
CA1223106A (en) Control of active alkali in black liquor
WO2003000984A1 (en) Method of adjusting pulp washing process and determining efficiency
JPS5851079B2 (ja) パルプセンジヨウキ ノ セイギヨソウチ
Tervola An equivalent wash yield and extension of the equivalent displacement ratio in chemical pulp washing
CA1044933A (en) Process for controlling the supply of liquid in continuously washing suspensions
Koivula Improving the efficiency of brown stock washing line
Kovasin Modeling ultrafiltration and filtration phenomena applied in chemical pulping processes
US20040060674A1 (en) Method for measuring the percent consistency of pulp leaving a blow tank
SU545370A1 (ru) Способ регулировани уровн суспензии в ваннах барабанных вакуумфильтров промывной установки
Björnwall Analysis of fouling rates in black liquor evaporators. A case study of Stora Enso Skutskär pulp mill
Padmanabham et al. Operating Experience of Black Liquor Desilication at APPM-Unit: Coastal