JPS6047696A - 過酸化水素分析素子 - Google Patents

過酸化水素分析素子

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JPS6047696A
JPS6047696A JP15314983A JP15314983A JPS6047696A JP S6047696 A JPS6047696 A JP S6047696A JP 15314983 A JP15314983 A JP 15314983A JP 15314983 A JP15314983 A JP 15314983A JP S6047696 A JPS6047696 A JP S6047696A
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荒井 和已
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小林 守夫
Kenichiro Okaniwa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は分析素子に関し、更に詳しくは、過酸化水素、
特にピルビン酸にピルビン酸オキシダーゼを作用させる
ことにより生成した過酸化水素を検出、定量する分析素
子に関する。
〔従来技術〕
従来、過酸化水素又は過酸化水素を生成する物質を測定
する方法は、多くの開発が外されてきたが、それらは大
別して、溶液内で反応が行われる反応系と同相担体内で
行われる反応系の二種類に分けることができる。溶液系
における分析反応(以下ウェット・ケミストリイーと略
す)は用手法と呼ばれる全く機械を用いない分析方法か
ら自動分析機器まで幅広く知られている。特に臨床化学
の分野においてはその進歩が著しく、近年種種の臨床検
査用自動定量分析機器が病院の臨床検査室に導入されて
いる。
上記ウェット・ケミストリイーにおける過酸化水素を生
成する物質を検出する反応系としてハ、グルコースオキ
シダーゼ、ペルオキシダーゼを酵素として用い、色原体
としてα−ナフトール及びN、N−ジメチル−p−フェ
ニレンジアミン硫酸塩等を用いる反応が知られており、
更には、特開昭55−11068号公報に示されている
ように、各種のトランスアミナーゼを基質に作用させ直
接ピルビン酸を生成させるか、あるいは他の酵素が関与
する化学反応又は酵素が関与しない化学反応を介してピ
ルビン酸を生成させ、生成したピルビン酸にピルビン酸
オキシダーゼとペルオキシダーゼを含む過酸化水素検出
呈色指示薬組成物とを作用させて比色法によpピルビン
酸を測定するトランスアミナーゼ活性定量法が知られて
いる。
上記方法は、水溶液中で一連の化学反応を進行させる方
法で、精密な秤量や煩雑な水溶液の取扱いを必要とし、
熟練した操作技術が要求されると共に分析操作にばく大
な時間が必要であるという大きな欠点を有する。
これに対して同相の分析反応(以下、ドライ・ケミスト
リイーと略す)を用いる分析法も広範に用いられている
が、これらはp紙等に試薬を含浸させた形で提供される
上記のF紙は、例えば米国特許第3.050.575号
あるいは同第3.061.523号各明細1″等に記載
されているようにp紙のごとき吸水性繊維質担体に試薬
溶液を含浸させ、乾燥させて作られるものである。これ
らは一般に分析試験紙又は単に試験片と呼称されるもの
で、上記の試験片上に流体試別を滴下するか、又は流体
試料中へ試験片を浸漬させ試験片の色変化又は濃度変化
を肉眼判定か、又は反射濃度針により測定し、流体試料
中の特定成分の濃度レベルを決定するものである。
これらの試験片は、その取扱いが簡便であり、且つ直ち
に結果が得られるので有用でQ」、あるが、その構成上
から半定量又は定性分析の領域にとどまっている。
一方、上述のごとき従来の分析方法に対して操作性の簡
便なドライ・ケミストリ・イーを用い、その上高い定量
性を有する多層分析素子が知られている。例えば特公昭
55−21677号、特開昭55−164356号、同
57125847号、同57−197466号及び同5
B−90167号各公報等に上記多層分析素子が記載さ
れている。
更にペルオキシダーゼが触媒し、あるいは関与する過酸
化水素を比色法により定量するだめの多層分析素子も種
種提案されている。例えば特開昭49−53888号、
同51−40191号、同53−151089号、同5
4−29700号、同55−124499号各公報に記
載されたものなどが洋げられる。しかし、トランスアミ
ナーゼ等の微量の活性しか持たないものを測定するため
には、酵素反応が充分に進行し、生成した色素が高い吸
光度を持ち、試薬及び生成した色素が測定する寸では、
泳動や拡散により移動を起さないことが必要となってく
る。特開昭57−j44996号公報に記載された多層
分析素子では、上記酵素反応が進行し、生成した色素等
の泳動や拡散に対して不充分であるばかシか、生成した
色素の吸光度という点に関しても不充分であり、トラン
スアミナーゼ等の微量活性測定においては、よシ高い吸
光度を持った色素を生成させることによ!ll識別能の
上昇が必頓となってくる。
咬だ、ペルオキシダーゼの保存安定性についても問題が
ある。分析素子を長時間保存した場合、その保存安定性
は、精密さを必要とする分析素子において欠くことので
きない性質であシ、保存安定性の面からみて更に満足な
分析素子の開発が望壕れている。
〔発明の目的〕
本発明は、前記した従来技術の問題点を解消するために
なされたものであり、その第1の目的ハ、ピルビン酸オ
キシダーゼの経時変化による失活を低減させ、保存性を
維持させることにある。また第2の目的は、過酸化水素
を生成する物質を定量するだめの分析素子を提供するこ
とにある。更に第6の目的は、試別を滴下した際に、試
料中の物質が触媒となって起る酵素反応を円滑に進行さ
せることにある。更にまた第4の目的は、試薬及び生成
した色素の移動を起さない分析素子を提供することにあ
る。そし−C本発明の第5の目的は、高い吸光度を有す
る色素を生成させることにより、識別能つ゛まり定置感
度が向上した分析素子を提供することにおる。
し発明の構成〕 本発明を概説すれば、本発明は過酸化水素分析素子に関
する発明であって、支持体」二に、ヒ。
ルピン酸オキシダーゼを含有する層を有t ルj1M酸
化水素分析素子において、カプラーとして耐拡散性カプ
ラーを使用し、且つ水数が6〜13の物質を使用したこ
とを特徴とする。
本発明者等は、前記した従来公知のピルビン酸オキシダ
ーゼ、カプラー、水素供与体、及びペルオキシダーゼ作
用を持つ物質を含有する過酸化水素分析素子の欠点、特
に保存安定性を改良するだめ鋭意検討を行った結果、本
発明を完成させたものである。
まず、本発明で使用する耐拡散性カプラーについて説明
すると、従来公知のものは拡散性である点で本発明と異
なる。耐拡散性カプラーは、従来公知のカプラーを耐拡
散性としだものであシ、その例には耐拡散性としたピラ
ゾロン系、ナフトール系、フェノール系、又はアシルア
セトアミド系化合物がある。
本発明で使用する耐拡散性ピラゾロン系化合物は、ピラ
ゾロン系化合物を耐拡散性にしておくことができる大き
さ及び立体配置を有する基(以下、バラスト基と称す)
をピラゾリン核上に置換したピラゾロン系化合物であっ
て、芳香族第1級アミン化合物の酸化体とカップリング
して色素を生成しうる化合物である。
該バラスト基としては、炭素原子数8以上を有する有機
基が好ましく、ポリマー鎖であってもよい。
該耐拡散性ピラゾロン系化合物としては、ピラゾリン核
上に該バラスト基を有する化合物であって、該ピラゾリ
ン核の4−位が置換されていない化合物又は4−位に置
換基を有する場合には、該置換基は該ピラゾロン系化合
物が芳香族第1級アミン化合物の酸化体とカップリング
反応する際に離脱しうる基(以下、離脱%と称する)、
若しくは原子(以下、離脱原子と称する)である化合物
が挙げられる。
該バラスト基の存在により、ピラゾロン系化合物の耐拡
散化が可能となり、本発明の目的を達成することができ
る。
該バラスト基が離脱基でおってもよく、生成子る色素は
、カップリング反応による分子量増加により、拡散性を
小さくできる。しかじなから生成する色素を充分に耐拡
散化するという点で特に好ましいのは、該バラスト基が
離脱基でない場合である。
本発明において有利に用いられる耐拡散性ピラゾロン系
化合物は次の一般式〔1〕で示すことができる。
一般式〔1〕: ■ 1 式中R,及びR,は1価の有機基又は原子を表し、2は
水素原子、離脱基又は離脱原子を表し、R1゜R1及び
2の少なくとも1つはバラスト基である。
2で表される離脱原子としては、ハロゲン原子例えば、
塩素原子、臭素原子が挙げられる。
2で表される離脱基としては、例えば−0R2、−0O
OR2、−0S02R2、−8R,、−00ONHR2
、−0802NHR2、 R11 一8ONが挙げられる。ここにR2及びRs li水素
原子、脂肪族炭化水素残基、脂環式化合物残基、アリー
ル基又はへテロ環残基を表す。
R1及びR,は一般式〔1〕におけるR1及びR1と同
義であり、Rは水素原子又はフェニル塙を表す。
該フェニル基は置換基を有していてもよく、該置換基と
しては、例えば、塩素原子のごときハロゲン原子が挙げ
られる。
R1及びR1で表される原子としては水素原子が誉げら
れる。
R1及びR,で表される一価の有機基としては、例えば
、脂肪族炭化水素残基、脂環式化合物残基、ヘテロ環残
基、アリール基、−EC!N、−0R4、−000R4
、−0S02R4、−8R4、−00ONHI’t、、
−08OINHR,、−N−00R4、\R6 が挙げられる。
ここにR4及びR5は水素原子、脂肪族炭化水素残基、
脂環式化合物残基、アリール基又はヘテロ環残基を表す
R1% R1、R2、R3、R4及びR5で表される脂
肪族炭化水素残基としては飽和のもの不飽和のもののい
ずれでもよく、また直鎖のもの、分岐のもののいずれで
もよい。そして好ましくはアルキル基(例えばメチル基
、エチル基、プロピル基イソプロピル基、ブチル基、t
−ブチル基、インブチル基、ドデシル基、オクタデシル
基の各基)アルケニル基(例えばアリル基、オクテニル
基等の各基)である。
R1、R1、R2、R3、R4及びR5で表される脂環
式化合物残基としては5又は6負のもの、例えばシクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基カ挙ケラれる。
R1、R;、R2、R3、R4及びRsで表さすLるヘ
テロ環残基としてはピリジニル基、ピラジニル基、ピリ
ダジニル基、キノリル基、ピロリジル塾、チェニル基、
ピペリジル基、ピロリル基、ピロリニル基、テトラゾリ
ル基、チアジニル基、イミダゾリル基、モルホリノ基、
フリル基、オキサシリル基、チアゾリル基、ベンゾイミ
ダゾリル基、ベンゾオキサシリル基、ベンゾチアゾリル
基等の各基が代表的である。
R1% R1、R2、R3、R4及びR6で表されるア
リール基としてはフェニル基、ナフチル釣が代表的であ
る。
以上のR1% RIX”2、R3、R4及びR5で表さ
れる脂肪族炭化水素残基、脂環式化合物残基、アリール
基、及びヘテロ環残基は置換基を有していてもよい。
かかる置換基としては、例えばノ・ロゲン原子(例えば
塩素原子、フッ素原子)、ニトロ店、シアノ基、水酸基
、ケト基、カルボキシル基、スルホ基、アミノ基(例え
ば、アミン、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アニ
リノ、N−アルキルアニリノ)、アルキル チル、プロピル、インプロピル、t−ブチル、オクタデ
シル、シアノアルキル、))ロアルキル、アルアルキル
)、アルケニル基、アリール基(例エバ、フェニル、ト
リル、アセチルアミノフェニル、4−ラウロイルアミノ
フェニルトキシフェニル)へテロ環残基、アルコキシ基
(例えば、エトキシ、− メトキシ、 テトラデシルオキシ)、アリールオキシ基( 96エは
、フェノキシ、2,4−ジーt−ペンチルフェノキシ、
P−t−ブチルフェノキシ、4 − )”デシルオキシ
フェノキシ、4−ヒドロキシ−6−t−n−ブチルフェ
ノキシ、4−ヒト°ロキシー3−n−ブチルフェノキシ
)、ア1)−ルチオ基、アミド基(例えば、アセトアミ
ド、メタンスルホンアミド、p−ドデ7ルベンゼンスル
ホンアミド)、カルバモイル基(例えば、N−p−カル
ボキシメトキシフェニルカルシくモイル、Njl−ジヘ
キシルカルノ(モイル、N−ペン・ジルカルバモイル、
N−エチルカルノ(モイル、N−メトキシエチルカルノ
(モイル)、スルファモイル’1g ( 例エバ、kl
,N − ジエチルスルファモイルアルキルスルホニル
基、アリールジスルホニル浩(例エバ、ヘンインスルホ
ニル、m−クロロベンゼ°ンスルホニル)、アシル基(
例工ば、アセチル、p−クロロベンゾイル、ベンツ9イ
ル)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、mー
クロロペンゾイルオキシ)、′シルメキシカルボニル基
(例えば、アセチルオキシブJ)しHfニル)、アルコ
キシカルボニル’22 (1ルII エrJ 、N −
メトキシエチルカル ル、エトキシカルボニル、メトキシカルFWニル、2、
 2. 2 − )リメチルエトキシカルH?ニル)、
アリールオキシカルボニル基(例えば、フェノキシカル
ボニル、p−ニトロフェノキジブJルylζニル)、ア
リールチオカルボニル基( f/1 乏− &0+: 
、フェニルチオカルゲニル)、イミド’lfi ( e
!l t N:、スクシンイミド、オクタデシルスクシ
ンイミド°)が挙げられる。
バラスト基としては、炭素原子数8以上のものが好まし
く、ポリマー鎖であってもよいが、通常は炭素原子数8
〜36である。一般式(1〕においては、R1及びR:
の少なくとも1つがバラスト基であることが好ましい。
前記一般式〔1〕で示される化合物のうち、好すしいも
のは、下記一般式[11)で示される化合物である。
一般式し■〕: 儀 1 式中、R工及び2はそれぞれ一般式〔]〕におけるR1
及び2と同義である。
Qは前記のR:におけるごときアルギル基若し工1 又は−NOONH−若しくは−NH(!O−又は−CO
N H−であり、YI及びY2はそれぞれ水素原子、ハ
ロゲン原子、各各1〜10個の炭素原子を有1゛るアル
キル基若しくはアルコキシ基であり、B岐水索原子若し
くは1〜10個の炭素原子を有するアルキル基であり、
Dは−NHOO−1−00N H−1A′及びA′はそ
れぞれ単なる結合手、−0−1−s−1−802−若し
くは−NR’−であり、只′tよ水素原子、1〜10個
の炭素原子を有するアルキル基、アリール基若しくはア
フル基であり、R〃は1〜20個の炭素原子を有するア
ルキル基である。QXY、、Y2、BXR’及びR〃で
表されるアルキル基、並びにQXRtで表されるアリー
ル基は、置換基を有していてもよい。
かかる置換基としては、前記一般式〔1〕におけるR、
が有していてもよい置換基として挙げたものが挙げられ
る。 ” 代表的な具体例としては、%開明57−94656号公
報に記載された化合物等が添げられる。
本発明で有用な耐拡散性ナフトール系化合物は、ナフト
ール系化合物を耐拡散性にすることができるバラスト基
がナフタレ/核上に結合したナフトール系化合物であっ
て、芳香族第1級アミン化合物の酸化体とカップリング
して色素を生成しうる化合物でるる。
バラスト基については既述と同義である。
該耐拡散性ナフトール系化合物としては、ナフタレ/核
上に該バラスト基を有するρ−ナフトール系化合物であ
って、水酸基の2−位及び4−位のいずれか一つが@換
されている化合物、又は2−位及び4−位のすべてが置
換法を有する場合には、該置換基の少なくとも1つが1
″ifF脱基若しくはIIL脱原子である化合物が挙げ
られる。
該耐拡散性ナフトール系化合物の中でも好ましいのは水
酸基の4−位が置換されて(八ない、又は1ζ「脱刈若
しくは離脱原子で置換されているα−ナフトール系化合
物であって、上記カップリング反応により離脱しないバ
ラスト基をナフタレン核上に有する耐拡散性ナフトール
系化合物である。
本発明において有利に用いられる耐拡散性ナフトール系
化合物は次の一般式〔11〕で示すことができる。
一般式〔■〕: 0甘 式中R,及び2は式】と同義であシ、kはD〜6の整数
であり、R,及びZの少なくとも1つはバラスト基であ
る。kが2〜乙の場合、各R1は同−又は異なっていて
よく、−まだ、2つのR1が該ナフタレン世上の隣接す
る位置に結合した場合には、該2つのR1は結合して該
ナフタレン環に融合した非芳香族環を形成してもよい。
前述の2つのR1が結合して形成するナフタレン環に融
合する非芳香族環としては5又は6員のもの例えばシク
ロペンタン環、シクロペンタン環、シクロヘキセン環が
挙げられる。
以上のR1、R2、R3、R4及びR5で表される脂1
=Zji族炭化水素残、法、脂環式化合物残基、アリー
ル基、ヘテロ環残基、並びに前述の2つのR1が結合し
て形成する非芳香族環は置換基を有していてもよい。か
かる置換基の例としては既述のものが誉げられるが、そ
の他に1−ヒドロキシナフチル基でもよい。
前記式〔■〕においては、R1の少なくとも1つがバラ
スト基であること、またkは1〜5である仁とが好まし
い。
前記一般式Cu1l)で示される本発明に係る化合物の
うち、好ましいものは下記一般式(IVIで示される化
合物である。
一般式〔■〕: 式中、RI及び2はそれぞれ前記一般式LIIIJにお
けるR3及び2と同義であり、その例としては同じ原子
及び基を誉げることができる。
R6は水素原子、脂肪族炭化水素残基、脂環式化合物残
基、アリール基又はヘテロ環残基を表す。
R7は脂肪族炭化水素残基、脂環式化合物残基、アリー
ル基、ヘテロ環残基、アシル基及び−8O2〜R二基又
はカルバモイル基を表す。
tは1〜5の整数である。tが2〜5の場合、各R1は
同一でも異なっていてもよい。
スト基である。
R1としては、ノ・ロゲン原子、アルキル基、アリール
基、アシル基、 及び−802R9がR。
好ましい。
ここにR8は水素原子又はアルキル基を表し、虱及びR
9はアルキル基又はアリール基を表す。
これらの中でもR,としてはハロゲン原子、アル該ハロ
ゲン原子としては、塩素原子、臭緊原子が好丑しい。
R1、R:、R8及びRすで表されるアルキル基として
は、前述のR1で表されるアルキル基として砧けだもの
が楯げられる。Roで表されるアルキル基としては炭素
原子数1〜8のもの(例えば、メチル、トリフルオロメ
チル、ジフルオロフェニルメチル)が好1しく、中でも
メチル基が好捷しい。
R8としては水素原子又は炭素原子数1又は2のアルキ
ル基が好ましく、特に水素原子又Cj、ノチル苓が好ま
しい。
R9及びR6で表されるアリール基としてi−]前連の
R5で表されるアリール基として掌けだものが洋げられ
る。
R1,、R6、R9として表される上記アルキル基、ア
リール法は置換基を有していてもよく、その例としては
前述のR11R2、R3、R4及びR5で表わされるア
ルキル基、アリール基のUS置換基して誉けだものが誉
げられる。
馬としては、水素原子又は炭素原子数1〜1Bのアルキ
ル基がり子ましい。
R7としては、アルキル基又はアリール法が/jfまし
い。
R7で表されるアルキル基、アリール基とじては前述の
R4として挙げたものが挙げられ、更に1丘換基を有し
ていてもよい。
該置換基としては前述のR4として挙げたアルキル基、
アリール基の置換基として挙げたものが挙げられる。
2としては、水素原子、−0−R,2、−NH8O2R
,3が好捷しく、特に水素原子が好ましい。
ここにR12及びR13はアルキル基又はアリール基を
表す。
このアルキル基及びアリール基としては、前述のR2と
して挙げたものが挙げられ、更に前述のR2の置換基と
して添げたものを置換基として有していてもよい。
の少なくとも1つがバラスト基であることが好ましい。
本発明で使用する耐拡散性ナフトール系化合物の具体的
な例としては、特開昭57−94655号公報に記載さ
れた化合物等が挙げられる。
本発明で有用な耐拡散性フェノール系化合物は、フェノ
ール系化合物を耐拡散性にすることができるバラスト基
がベンゼン核上に結合しグこフェノール系化合物であっ
て、芳香族第1級アミン化合物の酸化体とカップリング
して色累に生成しうる化合物である。
バラスト基については既述と同義である。
該耐拡散性フェノール系化合物としては、ベンゼン核上
に該バラスト基を有するフェノール系化合物であって、
水酸、基の〇−位及びp−位の少なくとも1つが置換さ
れていない化合物、又(弓:〇−位及びp−位のすべて
が置換基を有する場合には、該置換基の少なくとも1つ
が1IIi1′脱基若しくは離脱原子である化合物が$
りられる。
該耐拡散性フェノール系化合物の中ても好ましいのは水
酸基のp−位が置換されていない、又は離脱−基若しく
は離脱原子で置換されているフェノール系化合物であっ
て、上記カップリング反応により離脱しないバラスト基
をベンゼン核上に有する耐拡散性フェノール系化合物で
ある。
本発明において有利に用いられる耐拡散性フェノール系
化合物は次の一般式し■〕で示すことができる。
一般式〔V]: H 式中R1及び2は一般式〔■〕と同義でおり、mは0〜
4の整数であり、R1及び2の少なくとも1つはバラス
ト基である。mが2〜4の」場合、各R,は同−又は異
なっていてもよく、マた、2つのR1が該ベンゼン環上
の隣接する位置に糸吉合した場合に(弘該2つのR1は
結合して該ベンゼン環に融合した非芳香族@を形成して
もよい。
ii1述の2つの田が結合して形成するベンゼン環に融
合する非芳香族環としては5又は6員のもの例えばシク
ロペンタン環、シクロヘキサン環、シクロヘキセン環が
洋げられる。
以上のR1、R2、H3、R4及びR5で表される脂肪
族炭化水素残基、脂環式化合物残基、アリール浩、ヘテ
ロ環残基、並びに前述の2つのR1が結合して形成する
非芳香族環は置換基を有し−こいてもよい。かかる置換
基の例としてr↓既述のものが挙げられるが、その他に
1−ヒドロキノフェニル基でもよい。
前記式[V)においては、R,の少なくとも1つがバラ
スト基であること、またmヶ」、1〜乙であることが好
ましい。
前記一般式〔■〕で示される本発明に係る化合物のうち
、好ましいものは下記一般式LVl 、1で示される化
合物である。
一般式し■〕: B 式中、R1、R6、R7及び2は式〔■〕におけると同
義であり、nは0〜3の整数であり、nが2又は3の場
合、各R1は同一でも異なっていてもよい。
R7としては、−00−R,、で示される基が好ましい
。ここにR11はアルキル基又はアリール基を表す。
R11で表されるアルキル基、アリール基としては前述
のR4として洋げたものが誉げられ、更に置換基を有し
ていてもよい。
該置換基としては前述のR4として挙げたアルキル基、
アリール基の置換基として挙げたものが誉げられる。
2としては、水素原子、ノ・ロゲン原子、−O−R,2
、−0−00−R,3が好ましい。
ここにRI2及びRI3はアルキル基又はアリール基を
表す。
このアルキル基及びアリール基としては、前述のrt2
どして益げたものが誉げられ、更に前述のR2の置換基
として淫げたものを置換基として有していてもよい。
nは0〜2、特に1又は2が好ましい。
本発明で使用する、耐拡散性フェノール系化合物の具体
的な例としては、%開明57−94S53号公報に記載
された化合物等が挙げらiする。
本発明に有用な耐拡散性アシルアセトアミド系化合物は
、該アシルアセトアミド化合物を耐拡散性にしておくこ
とができるバラストノ占を有するアシルアセトアミド化
合物であって、芳香族第1級アミン化合物の酸化体とカ
ップリングして色素を生成しつる化合物である。
本発明の化合物としては下記一般式シ司〕で示されるも
のが有用である。
一般式L )m ) : 式中、RI、R:及びZは式し1〕と同義てあり、R1
#は水素原子、脂肪族炭化水素残基、脂環式化合物残基
、ヘテロ環残基又はアリール渣を表し、R1、R1、R
f及び2の少なくとも1つはバラスト基である。
2で表される離脱基としては、例オげ−On、、〜0C
OR2、−080□F2 、−8R2、−00ONHR
2、−08021JHR2、 が洋げられる。ここにR2及びR3は水素原子、脂肪族
炭化水素残基、脂環式化合物残基、アリール基又はヘテ
ロ環残基を表す。
2′は5〜6員のへテロ環を形成するに必要な非金属原
子群を表す。
2′に」:り形成されるペテロ環としては、例えばイミ
ダシリンffl、1.2.4−トリアシリジン環、ピラ
ゾリン環、テトラゾリン猥、オキサゾリジン環が誉げら
れる。これらへテロ環は、例えばケト基、アルキル基(
例えば、メチル基、ベンジル基)、アリール基(例えば
、フェニル基、p−クロロフェニルl’S、P−エチル
7 :c = #基)、ハロゲン原子(例えば、塩素原
子)を置換していてもよい。
バラスト基については既述と同義である。
本発明で有用な耐拡散性ピラゾロン、耐拡散性ナフトー
ル、耐拡散性フェノール、耐拡散性アシルアセトアミド
の代表的な具体例としては下記に示すもの等が挙げられ
るが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではな
い。
例示化合物(ピラゾロン系) (夏 −1) 1− (2,4,6,−トリクロロフェニル)−6〜C
3−(2,4−ジー七−ペンチルフェノキンアセトアミ
ド)ベンズアミドツー5−ピラゾロン(1−2) 1− (2,4,6−トリクロロフェニル)−5−(ろ
−ドデシルスクシンイミドベンズアミド)−5−ピラゾ
ロン (]−3) 4.4′−メチレンビス(1−(2,4,6−トリクロ
ロフェニル) −3−C3−(2,4−ジ−t−ペンチ
ルフェノキシアセトアミド)ベンズアミドツー5−ピラ
ゾロン) (J−4) ’ −(2,416−)リクロロフェニル)−3=(2
−クロロ−5−オクタデシルスクシンイミドアニリノ)
−5−ピラゾロン (+−5) 1−(2−りoo−4,6−シメチルフエニル)−3−
(s−(α=(6−ペンタデシルフェノキシ)ブタンア
ミド〕ベンズアミド)−S−ピラゾロン (1−6’) 1− (2,4,6−トリクロロフェニル)−3−(2
−りo ロー 5− オルタデジルカルバモイルアニリ
ノ)−5−ピラゾロン (1−7) 3−エトキシ−1−(4−(α−(5−ペンタデシルフ
ェノキシ)ブタンアミド〕フェニル)−5−ピラゾロン (]−a) 1− (2,4,6−)リクロロフェニル)−3−(2
−クロロ−5−テトラデカンアミドアニリノ)−5−ピ
ラゾロン ([−9) 1− (2,4,6−トリクロロフェニル)−3−(2
−クロロ−5−しα−(3−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェノキシ)テトラデカンアミド〕アニリノ)−5−
ピラゾロン (1−10) 1− (2,4,6−)リクロロフェニル)−3−C3
−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキ7アセトアミド
)ベンズアミド〕−4−アセトキン−5−ピラゾロン (+−+1) 1− (2,4,6−トリクロロフェニル)−6−[3
−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキ7アセトアミド
)ベンズアミドクー4−エトキシカルボニルオキシ−5
−ピラゾロン (1−12) 1− (2,4,6−)リクロロフェニル)−3−[3
−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシアセトアミド
)ベンズアミド) −4−(4−クロロシンナモイルオ
キシ)−5−ピラゾロン ・(1−1s) 4.4′−ベンジリデンビス[1−(2,4,6−)リ
クロロフェニル)−5−(2−りoo−5−〔γ−(2
,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブタンアミド〕ア
ニリノ)−5−ピラゾロン】(1−14) 4.4′−ベンジリデンビス[1−(2,3,4,5,
6−ペンタクロロフェニル)−3−(2−クロロ−5−
〔γ−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブタン
アミド〕アニリノ)−5−ピラゾロン〕 (1−1s) 4.4’−(2−クロロ)ベンジリデンビス〔1−(2
,4,6−トリクロロフェニル)−5−(2−クロロ−
5−ドデシルスクシンイミドアニリノ)−5−ピラゾロ
ン〕 (1−16) 4.4′−メチレンビス[Ci −(2,4,6−)リ
クロロフェニル)−3−(3−[α−(2,4−ジ−t
−ペンチルフェノキシ)ブタンアミド〕ヘンズアミド)
−5−ピラゾロン〕 (+−17) 1− (2,6−)クロロ−4−メトキシフェニル’)
−3−(2−メチル−5−アセトアミドアニリノ)−5
−ピラゾロン (]−18) 1− (2,4,6−トリクロロフェニル)=6−(2
−りe+コロ−−オクタデセニルスクシンイミド−アニ
リノ)−5−ピラゾロン (+−19) 1− (2,4,6−トリクロロフェニル)−5−(2
−クロロ−5−トリデカンアミド−アニリノ)−5−ピ
ラゾロン 例示化合物(ナフトール系) (It−1) 1−ヒドロキシ−4−(3−ニトロフェニルスルホンア
ミド)−N−Lδ−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノ
キシ)ブチル〕−2−ナツトアミド (II−2) 1−ヒ)”e+キシ−4−((β−メトキシエチル)カ
ルバモイル〕メトキシ−N−〔δ−(2゜4−ジ−t−
ペンチルフェノキシ)ブチルクー2−ナフトアミド (I[−3) 1−ヒトo#シー4−(インプロピルカルバモイル)−
メトキシ−N=ドデシル−2−す7トアミド (n−4) 1− ヒ)”ロキシー4−(4−ニトロフェニルカルバ
モイル)オキシ−19−Lδ−(2I4−2−t−ペン
チルフェノキシ)ブチル3−2−fフトアミド (n −s ’) 1−ヒドロキシ−N−ドデシル−2−ナフトアミド (11−6) 1−ヒドロキシ−(4−ニトロ)フェノキシ−N=〔δ
−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブチルクー
2−ナフトアミド (II−7) 1−ヒドロキシ−4−(1−フェニル−5−テトラゾリ
ルオキシ’) −1J −(δ−(2,4−)−1−ペ
ンチルフェノキシ)ブチル) −2−ナフトアミド (n−a) 1−ヒドロキシ−N−[δ−(2,4−ジーを一ペンチ
ルフェノキシ)フチル〕−2−ナフI・アミド (Il−9) 1−ヒドロキシ−4−ベンゾイルメトキシ−11−〔δ
−(2,4−2−t−ペンチルフェノキシ)ブチルクー
2−ナフトアミド (If−10) 1−ヒドロキシ−4−アニリノカルボニルメトキシ−N
−[δ−(2,4−ジーし−ペンチルフエノキシ)ブチ
ル〕−2−ナフトアミド(n−11) 1−ヒドロキシ−4−フェノキシカルボニルメトキシ−
N−[δ−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブ
チルクー2−ナフトアミド(II−12) 1−ヒドロキシ−4−(4−ニトロフェノキシカルボニ
ルメトキシ)−N−(δ−(2,4−ジー1−ペンチル
フェノキジンブチル ナフトアミド (Il−13) 1、3−ビス−(4−ヒドロキシ−3−n−ドデシルカ
ルバモイル−1−ナフチルオキシアセトアミド)ベンゼ
ン (Il−14) 1、6−ビス−(4−ヒドロキシ−s − ( >r 
−しδ−(2.4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブチ
ル〕カルバモイル〕〜1ーナフチルオキシアセトアミド
)エタン (II−15) 1−ヒドロキシ−4−(4−クロロベンゾイルメトキシ
)−n−ドデシル−2−ナフトアミド ( It − 1.6 ’) 1−ヒドロキシ−4−ベンジルアミノカルボニルメトキ
シ−N−〔δ−(3−m−ドデシルオキシフェノキシラ
ブチル〕−2−ナフトアミド (I[−17) 1−ヒドロキシ−4−(エトキシカルボニルメトキシ)
−N−[δ−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)
ブチルクー2−ナフトアミド(II−18) 1−ヒドロキシ−4−エチルアミノカルボニルメトキシ
−N=(β−(4−n−ラウロイルアミドフェニル)エ
チルツー2−ナフトアミド(1−19) ビス−(4−[4−ヒドロキシ−3−jN−〔β−(4
−n−ラウロイルアミドフェニル)エチル]カルバモイ
ル〕ー1ーナフチルオキシアセチルオキシ〕フェニル)
メタン (1−20) 1−ヒドロキシ−N,N−ジオクタデシル−2=ナフト
アミド (II −21) 1,4−フェニレンビス−(1−ヒドロキシ−4−アニ
リノカルボニルメトキシ)−2−ナフトアミド (U−2Z) 1−ヒドロキシ−4−フェニルチオカルボニルメトキシ
−N−(δ−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)
ブチルクー2−ナフトアミド(n−2a) 1−ヒドロキシ−4−(4−アミノアニリノカルボニル
メトキシ)−N−(2−、n−テトラデシルオキシフェ
ニル)−2−ナフトアミド(11−24) 1−ヒドロキシ−N−〔δ−(3−n−ドデシルオキシ
フェノキシ)ブチルクー2−ナンドアミド (I[−25) 1−ヒドロキシ−N−[β−(4−ラウロイルアミドフ
ェニル)エチル〕−2−ナフトアミド (II−26) 1−ヒドロキシ−N−(2−n−テトラデシルオキシフ
ェニル)−2−ナフトアミド(11−27) 1−ヒドロキシ−4−〔メトキシエチルアミノカルボニ
ルメトキシ)−NICδ−(2,4−ジ−t−ペンチル
フェノキシ)ブチルクー2−ナフトアミド (n−28) 1−ヒドロキシ−4−(メトキシエチルアミノカルボニ
ルメトキシ)−N−(n−ヘキザデシル)−2−ナフト
アミド ([1−29) 1−ヒドロキシ−4−(ヒドロキシカルボニルエチルカ
ルボニルアミノーp−フェノキン)−N−〔δ−(2,
4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブチル〕−2−ナフ
トアミド 例示化合物(フェノール系) (I[l−1) 2.4−ジクロロ−5−メチル−6−〔α−(2,4−
ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブタンアミドシフエノー
ル (Ill−2) 2−(α、α、β、β−テトラフルオロプロピオンアミ
ド)−4−β−クロロエトキシ−5−〔α−(2,4−
ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブタンアミドシフエノー
ル (m−s) 2−クロロ−3−メチル−4−エチルカルバモイルメト
キシ−6−〔α−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキ
シ)ブタンアミドシフエノール (II−4) 2−クロロ−3−メチル−4−メトキシカルボニルメト
キシ−6−〔α−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキ
シ)ブタンアミドシフエノール (m−s ) 2−クロロ−5−メチル−4−カルボキシメトキシ−6
−〔α−2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブタン
アミドシフエノール (DI−6) 2−クロロ−5−メチル−4−(p−カルボメトキシフ
ェニル カルバモイルメトキシ)−6−〔α−2,4−
ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブタンアミドシフエノー
ル (Ill−7) 2−クロロ−3−メチル−4−2,2,2−トリメチル
エトキシカルボニルメトキシ−6−L(2,4−ジ−t
−ペンチルフェノキシ)エタンアミドシフエノール (m−8) 2−クロロ−5−メチル−4−メトキシエチルアミノカ
ルボニルメトキシカルボニルメトキシ−6−しα−(2
,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブタンアミドシフ
エノール (III−9) 2.4−ジクロロ−3−メチル−6−しろ=(4−ドデ
シルベンゼンスルホンアミド)ベノズアミド〕フェノー
ル (m−1o ) 2,4−ジクロロ−3−メチル−6−(ω−モノヒドロ
−オクタフルオロペンタノイルアミノ) フェノール ([1−11) 2.4−ジブロモ−3−メチル−6−(n−オクタデカ
ノイルアミン)フェノール (Ill−12) 2−(n−オクチルカルボニルアミノ)〜4−クロロー
s ((2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)エタン
アミド〕フェノール (I[l−13) 2−(ω−モノヒドロ−オクタフルオロペンタノイルア
ミノ)−4−クロロ−5−〔α−(2,4−>−t−ペ
ンチルフェノキ7ンブタンアミド〕フェノール (IIl−14) 2−(ω−モノヒドロ−オクタフルオロペンタノイルア
ミノ)−4−クロロ−5−〔α−(2,4−ジ−t−ペ
ンチルフェノキシ)アセトアミノコフェノール ([1−15) 2−n−オクタフルオロブチルカルボニルアミノ−5−
j3−(5−n−ベンタデシルクエノキシ)プロピルカ
ルボニルアミツノフェノール (nl−16) 2−n−オクタフルオロブチルカルボニルアミノ−5−
(2−n−ラウリル−2−ヒドロギシカルボニルエチル
力ルポニルアミノンフエノール (if−17) 2−(n−へフタニルカルボニル了ミノ)−5−〔α−
(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)フタンアミド
〕フェノール ([1−18) 2−(n−オクタフルオロブチルカルボニルアミノ)−
5−[α−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)へ
キサノイルアミノコフェノール (I[l−19’) 2−(n−へキサフルオログロビルカルボニルアミノ)
−s−[α−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)
ペンチルカルボニルアミノ〕フェノール (III−20) 2−テトラフルオロエチルカルボニルアミノ−5−〔α
−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)プロピルカ
ルボニルアミツノフェノール(III−21) 2〜〔α−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)プ
ロピルカルボニルアミノクー5−メチルフェノール ( Ill − 2 2 ’) 2−〔α−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)プ
ロピルカルボニルアミツノフェノール(II−23) 2−テトラフルオロエチルカルボニルアミノ−5−メチ
ルフェノール (In−24) 2−テトラフルオロエチルカルボニルアミノ− 5 −
 n−べ/タデシルフェノール(11−25) 2−n−オクタフルオロブチルカルボニルアミノ−5 
− ( ( 2.4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)メ
チルカルボニルアミノコフェノール(m−26’) 2−トリフルオロメチル−6−n−ウンデシルカルボニ
ルアミノ−フェノール (I[l−27 ) 2−フェニル−ジ−フルオロメチル−4−クロロ−6−
n−ウンデシルカルボニルアミノフェノール (Ill−28) 2 − p o ロー 3〜メチル−4−メタンスルホ
ニルオキシ−6−(m−n−ドデシルオキシフェニルカ
ルボニルアミノ)フェノール (Ill−29) 2−)!Jフルオロメチルー4ーメタンスルホニルアミ
ド−6−(n−ウンデシルカルボニル−N−メチル−ア
ミノ)フェノール (Ill−30) 2−クロロ−5−メチル−4−(α−フェニル−α−カ
ルボキシメトキシ)−、S−(α−(2,4−ジ−t−
ブチルフェノキシ)ブタンアミド)フェノール (nl−31) 2−クロロ−6−メチル−4−n−オフタデフルオキシ
カルボニルメトキシ−6−フェニルカルボニルアミノフ
ェノール 例示化合物(アシルアセトアミド系) (■−1) α−(4−カルボキシフェノキシ)−α−ピバリルー2
〜クロロー5−〔γ−(2,4−ジ−t−ペンチルフェ
ノキシ)ブタンアミド〕アセトアニリド (IV−2) α−ベンゾイル−2−クロロ−5−〔γ−(2,4−ジ
−t−ペンチルフェノキシ)ブタンアミド〕アセトアニ
リド (IV−3’1 a−ベンゾイル−2−クロロ−5−[−α−(ドデシル
オキシカルボニル)エトキシカルボニル〕アセトアニリ
ド (ff−4) α−(4−カルボキシフェノキシ)−α−ピバリルー2
−クロロー5−〔α−(3−ペンタデシルフェノキシ)
ブタンアミド〕アセ]・アニリド (+’V−5) α−(1−ベンゾルー2.4−ジオキソー3=イミダシ
リンニル)−α−ピバリルー2−クロロー5−しγ−(
2,4−ジ−t−ペンチルフェノキ7)ブタンアミド〕
アセトアニリド(rv−6’) α−L4−(1−ベンジル−2−フェニル−3,5−ジ
オキシ−1,2,4−)リアゾリジニル)〕−〕α−ピ
バリルー2−クロロー5−γ−(2,4−ジ−t−ペン
チルフェノキシ)ブタンアミド〕アセトアニリド (JT−7) α−アセトキシ−α−13−〔α−(2,4−ジ−t−
ペンチルフェノキシ)ブタンアミド〕ベンゾイル)−2
−メトキシアセトアニリド(IV−8) α−(3−Lα−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキ
シ)ブタンアミド〕ベンゾイル1−2−メトキシアセト
アニリド (N −9’) α−[4−(4−ベンジルオキシフェニルスルホニル)
フェノキシ〕−α−ビバリルー2−クロロ−5−しγ−
(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブタンアミド
〕アセトアニリド(IV−10) α−ビバリルーα−(4,5−ジクロロ−3(2)I)
−ピリダゾ−2−イル)−2−クロロ−5−C(ヘキサ
デシルオキシカルボニル)メトキシカルボニル〕アセト
アニリド (Iv−11) α−ピバリルーα−C4’−(p −クロロフェニル)
−5−オキシ−Δ2−テトラシリ/−1−イル)−21
0ロー5−〔α−(ドデシルオキシカルボニル)エトキ
シカルボニル〕アセトアニリド (m−12) α−(2,4−ジオキソ−5,5−ジメチルオキサゾリ
ジン−5−イル)−α−ピバリルー2−クロロー5−〔
α−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブタンア
ミド〕アセトアニリド(IV−15) α−ビバリルーα−1:4−(1−メチル−2−フェニ
ル−3,5−ジオキソ−1,2,4−)りアジリジニル
)〕−〕2−クロロー5−γ−(2゜4−ジ−t−ペン
チルフェノキシ)ブタンアミド〕アセトアニリド (117−14) α−ヒハリルーα−[4−(p−エチルフェニル)−5
−オキソ−Δ2−テトラゾリルー1−イル〕−2−クロ
ロ−5−しγ−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ
)ブタンアミドJアセトアニリド 本発明で使用する耐拡散性カプラーは、上記した化合物
のいずれでちっても良いが、好ましくはナフトール系又
はフェノール系化合物が用いられ、特に好甘しくはナフ
トール系化合物を用いることができる。
これら耐拡散性カプラーは、ピルビン酸オキシダーゼと
同−又は異なる層に含有させる。
次に、本発明で使用する水数が6〜13の物質は、本発
明による分析素子の保存安定性を向上させるために必須
のものである。混合して水数を6〜13としてもよい。
水数が6未満又は13超では、所望の保存安定性が得ら
れない点で有用でない。
また、水数が6〜13の物質は、前記の耐拡散性カプラ
ーを、いわゆるオイルプロテクト法で添加する際に使用
すると有利である。すなわち、前記の耐拡散性カプラー
は一般に油溶性であるので、オイルプロテクト法で添加
するのが好適であシ、それには、1種又は2種以上の耐
拡散性カプラーを溶媒に溶解し、アニオン系界面活性剤
及び/又は非イオン系界面活性剤を含むゼラチン等の親
水性コロイドを含む水溶液と混合し、高速回転ミキサー
、コロイドミル又(・」超音波分散装置等で乳化分散す
ればよい。そして、その場合における溶媒として、前記
した水数が6〜15の物質、又は該物質と低沸点溶媒と
の混合溶媒を使用するのが好適である。こうして、耐拡
散性カプラーは、該物質中に内包されることとなる。
本発明で使用する水数が6〜15の物質としては、水数
が6〜13で、常圧換9沸点が300〜450℃Tある
高沸点有機溶媒が好適なものである。
前記水数が6〜13の物質は、平均粒径が02〜03μ
m の微粒子状態で分散含有されていることが好ましい
。また、ピルビン酸オキシダーゼ対該物質の含有率は、
5oooユニット:1×10 モル〜5oooユニット
:lX10モルが好ましく、500oユニット:lX1
0−2モルへ5000ユニット:1モルが%に好Jであ
る。また、耐拡散性カプラ一対該物質の割合は、モル比
で1:2〜2:1が好適である。
しかして、上記し、た水数とは、当該物質の水溶性の程
度を示す相対値であり、その測定においては、10〇−
容の三角フラスコに試料1.002を秤取し、試薬nB
−1o(ベンゼン10%容量のジオキサン溶′rj、’
) 30 m7!をメスピペットで加え、ゆるやかに振
とうし、完全に溶解させる。
この溶液をビユレットを用い純水で滴定しく測定温度2
00±0.1℃)、白濁する点(でおける使用した純水
のd数を測定するが、このme数を水数という。なお、
このDB−10試薬により、12.0以上の水数を示す
ものは、常温でその物質が水溶性であることを意味する
これらには、例えばフタル酸ジエステル系、N−[換ピ
ロリドン系、シアノエチルアルキルアミン系、脂肪酸ジ
アルキルアミド系、脂肪族ジカルボン酸ジエステル系及
びシん酸トリエステル系の各化合物から、上記のように
して水数を測定することにより選定することができる。
それらのうち好適なものに(伏、フタル酸のジーn−ブ
チル若しくはn−オクチルエステル、N−n−ドデシル
−2−ピロリドン、ドデカン酸’;’ −n −7’チ
ルアミド、りん酸のトリーフェニル若しくはクレジルエ
ステル等がある。なお、水数は、6〜12、更に65〜
11がより好適である。
低沸点溶媒としては、例えば酢酸メチル、n′]′酸エ
チル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸ブチル
、シクロヘキサノール、ジエチレングリコールモノアセ
テート、ニトロメタン、四塩化炭素、クロロホルム、シ
クロヘキサン、テトラヒドロフラン、メチルアルコール
、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ンオキサン
、メチルエチルケトンが誉げられる。
アニオン系界面活性剤としてt」1、例えtr、t:ア
ルキルベンゼンスルホン酸及びアルキルナフタレンスル
ホン酸が、非イオン系界面活性剤としてハ例エバ、ソル
ビタンセスキオレイン岐エステル及びソルビタンモノラ
ウリン酸エステルが挙げられる。
本発明で使用する水素供与体は常用のものでよいが、芳
香族第1級アミン化合物又はその塩が好適なものでおる
芳香族第1級アミン化合物としては。−又はp−アミン
フェノール系化合物及び〇−又はp−フェニレンジアミ
ン系化合物が挙げられる。
好ましくは〇−又はp−フェニレンジアミン系化合物で
あり、特にp−フェニレンジアミン系化合物が好ましい
本発明において好ましいp−7工ニレンジアミン系化合
物+d、下記一般式し■〕で示されるものである。
一般式〔■〕: B \ / NI(2 式中、A及びBは水素原子又はアルキル基を表し、Aと
Bは窒素原子と共に複素環を形成してもよく、D’、l
、G及びJけ水素原子、ハロケン原子、ヒドロキシ基、
アミン基、アルコキシ基、アシルアミド基、アリールス
ルホンアミド基、アルキルスルホンアミド基又ハアルキ
ル基を表す。A及びBで表されるアルキル基としては、
炭素原子数1〜6のものが好壕しく、特に1〜4のもの
が好ましい。例え(d:メチル基、エチル基、ブチル基
を誉げることができる。これらのアルキル基は置換基を
有していてもよく1〆換基としては、例えばウレイド基
、テトラヒドロフリル騙、カルボキシル基、メタンスル
ポンアミド基、スルホ基、メトキシな、エトキシ基、メ
トキシエトキシ基、メトキシエトキシエトキシ基、メト
キシテトラエトキ7帖が誉けられる。D’、G、Jとし
ては水素原子、アルコキシ基及びアルキルスルホンアミ
ド楠、アリールスルホンアミド基が好ましく、更に好ま
しくは水素原子である。Eとしては水素原子、アルキル
基、アシルアミド基が好ましく、より好ましくは炭素原
子数1〜6のアルキル基特にメチル基である。また、一
般式〔■〕で示される化合物の塩としてはI)−トルエ
ンスルホン酸、スルホン酸、スルフィン酸、硫酸エステ
ル、スルファミノ酸、チオ硫酸S−エステル、カルボン
酸、リン酸エステル、アミドリン酸、リン酸、亜リン酸
エステル、有機ホウ素化合物、塩酸及び硫酸等の有機酸
又は無機酸の塩を挙げることができ、特に1)−)ルエ
ンスルホン酸塩、塩酸塩及び硫酸塩が好ましい。これら
の具体例としては特開昭57−94654号公報に記載
のものが挙げられる。
以下に本発明に係る芳香族第1級アミン化合物の代表的
具体例を示すが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
(2−1) JN−ジエチル−3−メチル−4−アミノ
アニリン、(2−2)11.N−ジエチル−4−アミノ
アニリン、(2−3)N−カルバミドメチル−N−メチ
ル−4−アミノアニリン、(2−,4) N−カルバミ
ドメチル−N−テトラヒドロフルフリル−3−メチル−
4−アミノアニリン、(2−5)N−エチル−N−カル
ボキシメチル−3−メチル−4−アミノアニリン、(2
−6)N−カルバミドメチル−N−エチル−6−メチル
−4−アミノアニリン、(2−7)N −、:c −7
−k −N−テトラヒドロフルフリル−6−メチル−4
−アミンフェノール、(2−8’)3−アセチルアミノ
−4−アミノンメチルアニリン、(2−9)N−エチル
−N−β−メタンスルホンアミドエチル−4−アミノア
ニリン、(2−10)N−エチに−N−β−メタンスル
ホンアミドエチル−3−メチル−4−アミノアニリン、
(2−11)N−メチル−N−β−スルホエチル−p−
フェニレンジアミン、(2−12)N−エチル−N−メ
トキシエチル−3−メチル−4−アミノアニリン、(2
−13)N−エチル−N−L2−(2−メトキシエトキ
シ)エチルクー3−メチル−4−アミノアニリン、(2
−14)N−エチル−N−(2−L2−(2−メトキシ
エトキシ)エトキシ〕エチル)−3−メチル−4−アミ
ノアニリン、(2−’1 s )N−エチル−n−(2
−(2−[2−C2−(2−メトキシエトキシ)エトキ
シ〕エトキシ〕エトキシ)エチルクー3−メチル−4−
アミノアニリン、(2−16’)N、N−ジエチル−3
−メタンスルホンアミドエチル−4−アミノアニリ /
一般式し■〕で示される化合物の塩は一般的に水溶性で
あり、水若しくはバッファー水溶液中に容易に溶解して
、分析素子中に添加するが、水に対する溶解度積の小さ
いものは前述のオイルプロテクト法を用いて分散し、添
加することも可能である。
々お、本発明で使用する芳香族第1級アミン化合物にお
ける芳香族核は複素環であってもよい。その例としては
、4−アミノアンチピリンが添げられる。
しかして、これら水素供与体と前記カプラーとは、化学
量論的に等モルの割合で使用するのが好適である。
本発明に係る試薬層は、分析すべき流体試料の成分(被
検出物質)と反応して、色素を生成する試薬としては、
耐拡散性カプラー、水素供与体及びペルオキシダーゼ作
用を持つ物質を含有する。
ピルビン酸にピルビン酸オキシダーゼが作用することに
より生成した過酸化水素シよ、上記のペルオキシダーゼ
作用、すなわち31&酸化作用を持つ物質の作用により
水素供与体、例えば前記芳香族第1級アミン化合物ケ酸
化する。その結果、生じた酸化体が前記耐拡散性カプラ
ーとカップリング反応して色素を生成する。こうして生
成しノζ色素は、例えば前述の耐拡散性ピラゾロン系化
合物を用いた場合には500〜600nm に、耐拡散
性ナフトール系化合物を用いた場合には600〜710
 nm に、耐拡散性フェノール系化合物を用いた場合
には600〜700nm に、また耐拡散性アシルアセ
トアミド系化合物を用いた場合には400〜500 n
m に、それぞれ可視吸収を有し、高い吸光度と共に極
めて高感度な発色を呈することよシ、その吸収及び耐拡
散性特性において極めて優れた効果を奏する。したがっ
て、本発明に係る分析素子は、検体が人血清中の微量成
分に対しても鋭敏に反応し、微量成分の定量に有用であ
る。
これら水素供与体及びペルオキシダーゼ作用を持つ物質
(ハ、前述の耐拡散性カプラーを含有する層に含有させ
るのが好適である。
本発明の分析素子は、前述した各成分のほかに、過酸化
水素分析素子において常用の成分等を含有して、検出、
定量の補助を行わせてもよい。
そのような成分の例には、アラニン、α−ケトグルタル
酸、アスパラギン酸、乳酸、オキザロ酢酸デカルボキシ
ラーゼ、トランスアミナーゼ基質、リン酸源化合物、フ
ラピンアデニンジヌクレオチド(FAD ) 、チアミ
ンピロホスフェート、及び2価若しくは6価の金属イオ
ン等がある。
また、試薬層に用いられる酵素は、反応活性が最大とな
る最適pHを個個に有している。このため試薬層を緩衝
剤を用いて最適pHに調整することは有利である。しか
しながら二種以上の酵素を用いる場合、必ずしも最適p
Hは一致しない場合がある。この際は、その所望する条
件及び他の条件に合せて、緩衝剤のpHを合せることは
可能である。例えば、ピルビン5’オキシダーゼの最適
pHは63〜8,0であり、ペルオキシダーゼは7.0
でおるが、流体8:ネ′1として血清を用いた場合は、
血清中のフッ素イオン(保恒剤由来)の影響を除去する
だめにpl+4.5〜6.0の緩衝剤を選択することも
酵素活性ケ著しく低下させない限シ可能である。
上記各種の試薬は一般に、結合剤として親水性コロイド
を用い、該コロイド中に分散させて用いる。親水性コロ
イドとしては、ゼラチン、酸処理ゼラチン、脱イオン化
ゼラチン、丁シlし化ゼラチン等のゼラチン誘導体、ポ
リビニルアル、コール等が挙けられる。また、親水性コ
ロイド物質中に、合成高分子ラテックスを混合すること
も可能である。これらのラテックスは総置形分量に対し
、約10%〜70%を混合することが可能である。
本発明の分析素子は必須なものとして支持体と試薬層を
有するが、支持体としては、液体浸透性又は吸収性のも
の及び液体不浸透性のものが用いられ、該支持体は光透
過性であっても、光非透過性でちってもよい。液体吸収
性のものとしては、代表的なものとして紙が揃げられる
液体吸収性の支持体は、試薬を含浸させることによりい
わゆる、試験片あるいは試験紙とすることができる。
すなわち、本発明に係る試薬を例えば水中に分散させた
後にこの分散物中に支持体を浸漬して、該試薬を含浸さ
せた後乾繰して製造できる。
このようにして形成された分析素子は、所望に応じて後
述の液体不浸透性支持体上に添付され、用いることは操
作上有利である。
支持体として液体不浸透性のものを用いる場合は、一般
に支持体の上に親水性コロイドからなる試薬層を設けて
分析素子とする。液体不浸透性支持体としては、金属、
ガラス、プラスチックス等の板状形成体を用いることが
可能であるが通常は、プラスチックスが用いられる。プ
ラスチックスとしては、例えば、三酢酸セルロース、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリス
チレンのような種種の重合体材料が誉けられる。支持体
の厚さは、任意に選択できるが、代表的には約5011
tn−約!+ 50 pmである。
試薬層は単一の1台として、すべての試薬を含有させて
もよいし、複数層に分割して含有させてもよい。試薬層
の膜厚及びその浸透性のIW合は広範囲に可変であり、
実際の使用に依存する。
約10 pyx〜100μmの乾燥膜厚が有用であった
。また浸透性の度合の目安として膨潤度で表すと約15
0%〜約500%が有利てあり、特に約200%〜約3
50%が有利である。
該支持体と試薬層の間には、該試薬層の接着を改良する
だめの種種の処理をすることが可能である。例えば、下
塗り用高分子重合体を補助層として塗布することもその
一つである。
本発明の試薬層の上に、必要に応じて反射層、濾過層、
展開層を設けてもよい。展開層は流体試料を展開し横方
向に均一に分布させ、牟位面積当り一定谷愈の流体試料
を試薬層に供給する機能を有する。濾過層は、流体試料
を濾過し色素生成反応を妨害する成分を除去する機能を
有する。反射層は生成した色素のバックグラウンドとし
ての分光光度分析を行う際に支持体を通過した光を反射
する機能を有する。これら5つの層を設ける場合には、
支持体側から順に、反射層、濾過層、展開層の順に設け
ることが好ましい。また、上記6つの機能のうち2つの
機能をなす単一層と他の1−)の機能を有する別の層を
用いることもできる。6つの機能を有する単一層を用い
ることもできる。
展開層としては、例えばけい藻土を酢酸セルロースのよ
うな結合剤中に分散させた層、天然又は合成の微結晶コ
ロイド生成物、例えばセルロースからなる層、及び均一
粒径の不活性球形粒子例えばガラスピーズを含有する層
が誉けられる。
済過層及び反射層としての機能を有する層としては、例
えば二酸化チタン又は、硫酸バリウムを酢酸セルロース
、ゼラチンのごとき結合剤中に分散した層が挙げられる
また、上記5つの機能をすべて有する層とI2ては、米
国特許第3992158号明細書等に開示されている非
繊維質多孔質媒体層と特開明將56−24576号公報
に記載されている繊維質多孔質礫体層が誉けられる。非
繊溶1質多孔質媒体層の具体例としては、プラン7ユド
ボリマ一層が知られており、例えばセルロースエステル
を同ポリマーの低沸点の良溶媒と、良溶媒より高沸点の
貧溶媒勿適切に組合せた混合−溶媒に溶解し塗布し、相
分離法により多孔性セルロース皮膜を形成することがで
きる。また、ブラッシュドポリマー層を塗設する代りに
、上記3つの機能を有する微孔性濾過膜の薄層を積層し
てもよい。この微孔性濾過膜として例えばセルロースエ
ステルから作ったプラッシュトホリマーが誉げられ、市
販されている「ミリボア」(商徐名、ミリボアコーポレ
ーション製)等が用いられる。
上記多孔質媒体層空隙率は約25%以上が好捷しく、更
には約50%〜95%が好゛ましい。
捷だ、膜厚は約60μm〜約500μmの間で任意に選
尊ぶことが可能であるが好捷しく(d、約50μn1〜
約300 pmである。
一方1、繊維質多孔質媒体層も有利に用いられる。ここ
に繊紺質とは、バラバラの繊維、フィラメント又はスト
ランドを意味し、上記のバラバラの繊維が、三次元的に
絡み合った付°(造を有するものの総称でるる。それ故
、ll’l:雄性多孔質媒体に2ける孔とはCI< 維
の三次元的絡み合いによって生起する空隙を意味する。
このような物質の例としては、例えばF紙、天然又は合
成の不織布、合成紙、合成繊維F紙が挙げられる。
また、特開昭55−164356号に記載されている親
水化処理織物も同様に用いることができる。
これら非繊維質又は繊維質多孔質の媒体層中にイオン性
(アニオン性又はカチオン性゛)又(′、l、非イオン
性の界面活性剤を混入することは有効である。
本発明の分析素子には、所望に応じて更に他の層を組合
せてもよい。例えば、定滑分析反応に好ましくない影響
を及ぼす物質ケ除去するだめの透析層、及び、水溶性試
薬の展開層1jllへの移行を阻止するためにマイグレ
ーンヨン阻止層は試薬層と展開層の間に設けてもよい。
透析層としては、例えば、セロファン等を用いることが
可能でありマイダレ−ジョン阻止層としては親水性コロ
イド物質及び第四級アンモニウム塩を有する高分子重合
体、例えば、ポリ、ビニルベンジルトリアルキルアンモ
ニウムクロライド)等の混合物を用いることが可能であ
る。これらの層又は他の層は必要に応じ前述した各種の
層とfUi fiTim合されるものでおる。
本発明の分析素子を用いて、過酸化水素又は、過酸化水
素を生成する物質を検出、定量するに当っては、分析素
子を検体である流体試料中に浸漬するか流体試料を分析
素子上に滴下し、一定時間後に生成17た色素を漂準カ
ラーヂャート、標準カラースケールと比較するか分光光
度計を用いて、測定することにより流体試料中の成分の
′6’、ll定を行うことができる。上記分析素子は主
として定性分析、ちるいは半定量分析の分野においてI
I+に有利である。
本発明における分析素子に適用される流体試料1・」コ
生物学的、非生物学的流体試別であれ、過酸化水素ちる
いは過酸化水素を生成する化合物を含むものであれば良
い。例えば、血清(血漿、血清を含む)、リンパ液、尿
等が誉げられる。
また、用いる流体試料の量は、試験片の場合には試薬を
含む吸収性担体に流体試料が十分含浸される貴以上であ
れば任意である。一方支持体上に試薬層を設けた分析要
素の場合も任意であるが、好ましくは約501i〜5μ
tであり、更に好ましくは約20 pt〜約5μtであ
る。jt11常約10μtの流体試料を適用すると七が
好ましい。
し実施例〕 以下、本発明を更に詳細に説明すべ〈実施例を示すが、
本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。
実施例1 膜厚的18θμm の透明な下引き済め・ポリエナVン
テレフタレート支持体上に表1に示す組成で本発明の試
薬層1〜9及び比較の試薬層を−それぞれ乾熱膜厚35
μm になるように設り、次いで本発明試薬1i及び比
較試薬層上に、表2に示す組成の展開層荀設り、次3番
(示−)一本発明分析素子(試料番号1〜?)及び比較
分相素子(試料番号1〜5)を作成した。
これらの試料に、400 fUil−のGPT活性τ含
む血清10μt をスポットし、次いで37℃で10分
間保温後サクラデンシトメーターPDA−65(小西六
写真工業社製)を用いて、発色スポットの中心部と周辺
部の反射濃度を10回測定した。その平均値を表4に示
す。
表 2 表 6 表 4 この結果から、比較試料の発色スポットでは、リンギン
グと呼ばれる好ましくない色素の片?、fシ現象が観察
されるが本発明の試料1d均一な発色でありリンギング
が認められず、色素の片寄り現象が観察されない。
実施例2 実施例1で作成した本発明分析素子にユニキットGPT
 (中外製薬社製)で15 LU/l、531、U/l
、215王、U/l、 4001.U/’L 、 69
0X、U、/lのGPT活性を有することを確認したG
PT含有生理食塩水10μt をスポットし、実施例1
と同様にして発色スポットを測定した。結果を表5に示
す。
表 5− 上記結果より本発明の分析素子に血清滴下による発色濃
度において、比較の分析素子に対してより高い濃度差が
確認され、より高い識別能イ:持つことが明らかである
実施例3 L−アラニンをアスパラギン酸a、 s v / m2
に代え、オキザロ酢酸デカルボキシラーゼ5000ユニ
ツトを加えた以外は実施例1と同一組成を持つGOT測
定用分析素子−10〜−18及び比較の分析素子4〜6
を作成l7、GOT活性既知の()OT含有血清10μ
t をスポットし、実施例1及び実施例2と同様な操作
で発色スポットの中心部及び各活性値を有する血清滴下
時の反射濃度を測定した。その結果実施例1と同様、発
色は均一であり、実施例2と同様、比較の分析素子に比
べて良好な検量線が得られた。
実施例4 L−アラニン、α−ケトグルタル酸の代りに乳酸を10
 f / m”加えた以外は実施例1と同一組成を持つ
LDH測定用分析素子(19〜27)及び比較の分析素
子(7〜9)を作成し、LDH活性既知のLDH含有生
理食塩水10μt をスポットし、実施例1及び実施例
2と同様女操作で発色スポットの中心部及び各活性値を
有する血清滴下時の反射濃度を測定した。その結果実施
例1と同様、発色は均一であり、実施例2と同様、比較
分析素子に比べて良好な検量線が得られた。
実施例5 実施例1で作成した本発明の分析素子(試料番号2.4
.8)に高沸点有機溶媒としてフタル酸ジ−n−ブチル
エステル(水数a00)、フタル酸ジ−n−オクチルエ
ステル(水数464)、N−n−ドデシル−2−ピロリ
ドン(水数ID、45)、N−オレイル−2−ピロリド
ン(水数a90)、ラウリン酸ジ−n−ブチルアミド(
水数7.08)、りy酸IJ(z’−メチルフェニル)
エステル(水数B、48)を用いて本発明の分析素子2
8〜33を作成した。
更にリン酸ジメチルエチルエステル(水数15超)を用
いて同様に作成した分析素子及び高沸点有機溶媒を加え
ないで作成した分析素子を比較の分析素子10〜15と
しだ。(表6)これらの分析素子にユニキラ) ()F
T (中外製薬社製)で151.rs/l、 21 s
工、11/L 、690工、U/lのGPT活性全有す
ることを確認したGPT含有生理食塩水10μt をス
ポットし、実施例1と同様に37℃で10分間保温した
後にλmaxが580 nm のフィルターを用いて支
持体側から反射濃度を測定した。結果を表7に示す。
表 7 上記結果より水数6〜13の高沸点有機溶媒を用いた場
合には21日間保存後も即日と変らず良好な検量線が得
られた。
実施例6 実施例6の()OT測定用分析素子−10〜−18及び
L−アラニンをアスパラギンfjJ 8.3 S’ /
 m”に代えた以外は実施例5と同一組成を持つGOT
測定用比較分析素子(試料番号16〜21)を作成し、
実施例5と同4かに保存性を確認した。
その結果、本発明の分析素子は実施例5と同様、21日
間保存後も即日と変らず良好な検量線が得られた。
実施例7 実施例4のI+DH分析素子(19〜27)及びL−ア
ラニンとα−ケトグルタル鑞を乳酸に代えた以外は実施
例5と同一組成を持つLDH用比較分析素子を作成し、
保存性を確認した。
その結果、本発明の分析素子は実施例5と同様、21日
間保存後も即日と変らず良好な検量線が得られた。
本発明の分析素子は、ピルビン酸オキシダーゼの経時変
化による失活を低減させ、保存性を向上でき、分析時の
酵素反応が円滑に進行し、試薬及び生成した色素の移動
を起さず、また高い吸光度を有する色素を生成するため
、識別能つまり定量感度が向上するなど格別yq著な効
果を持っている。
特許出願人 小西六写真工業株式会社 代理人 中本 宏 同 弁上 昭 521

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、支持体上に、ピルビン酸オキシダーゼを含有する層
    を有する過酸化水素分析素子において、カプラーとして
    耐拡散性カプラーを使用し、且つ水数が6〜15の物質
    を使用したことを特徴とする過酸化水素分析素子。
JP15314983A 1983-08-24 1983-08-24 過酸化水素分析素子 Granted JPS6047696A (ja)

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