JPS6047416B2 - 分解可能なコ−ナ−ツ−ス組立体 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は土工作業装置、特に分解可能なコーナツース組
立体に関する。

背景技術 ロータパケットの様な作業装置の各コーナーは作業性能
を向上すると共に、コーナ部の使用寿命を延長するため
硬化された土工作業用アダプタ、チップ組立体を有する
ことが多い。

当然のことながら比較的大きい作用力が分解可能なチッ
プに発生し、通常、アダプタがこれ等の力を後方の側壁
部材とカッティングエッジとへ伝達する。この分野での
技術を例示すると下記の特許、すなわちエフ、シー、パ
ーツ等による１９７１年１１月２３日登録の米国特許第
３６２１５９４号、テー、エイ。ラトコウスキイによる
１９７４年５月２８日登録の米国特許第３８１２６０８
号、フィ、エイ、ステップによる１９７７年２月１５日
登録の米国特許第４００７５５０号、アール。クレツト
による１９７時２月７日登録の米国特許第４０７１９６
７号がある。該チップ支持用アダプタは通常１またはそ
の以−上のボルトで分野可能に固定され、ボルトの剪断
力を除去するためには従来のコーナ部の構造に一体とな
る剪断ブロック等を設けることが多くの場合に必要であ
ると見做されている。

例えば上述の米国特許第４０７１９６７号に示されるこ
れ等の剪断ブ。頭ノクは附加的な費用の掛かる製造手順
を必要とし、土工作業用アダプタとチップが必要でない
ときに邪魔になる。この構造で経験される他の問題はア
ダプタとチップにおける比較的大きい下向きの作用力が
カツ・テイングエツジに直接に屡々伝達されることであ
る。

これはカッティングエッジの所望の使用寿命を短縮する
ことになる。上述の問題の幾つかを低減するため、アダ
プタと関連する保持装置との構造は屡々非常に複雑にな
り、従つて価格が望ましくない程高いばかりでなく現場
での交換に必要な修理時間も過度に長くなる。

本発明の目的は上述の問題の１またはそれ以上を克服す
ることである。

発明の開示 本発明の一側面によると、分解可能なコーナツース組立
体は側壁部材と該側壁部材に形成される１段と該側壁部
材に結合されるカッティングエッジとを有する装置を備
えている。

該組立体は第１スロットをその間に限定する一対の内側
、外側装着部と、該外側装着部に結合し該内側装着部と
共に第２スロットを限定する底部とを有するアダプタを
更に備えている。この構造により第１スロットは側壁部
材にまたがり、第２スロットはカッティングエッジにま
たがる。アダプタの突起はアダプタでの作用力の一部を
側壁部材の段へ伝達し、固定装置はアダプタを分解可能
に結合し、作用力の他の部分を側壁部材へ伝達するので
有益である。本発明の他の側面では、アダプタは前方の
ノーズ部と後方の脚部とを有する細長い体部を備えてい
る。一対の横方向へ離隔する外側、内側装着部は脚部に
形成され、第１スロットを限定する。脚部に形成される
底部は内側装着部と共に第２スロットを限定するように
横方向内方へ延びる。アダプタは外側、内側装着部に一
対の横方向に整合する開口部を更に限定し、結合する第
１、第２面を有する突起は第１スロットの前方に位置し
ている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によつて構成されたロータパ
ケットの前面コーナー部の部分的な内側部分を有する分
解可能なコーナツース組立体の図式的な分解斜視図であ
る。 第２図は同上の組立体の構造の詳細を一層良好に示すた
め、破断して開口された部分と断面の部分とを有する該
組立体の図式的な側部立面図である。 第３図は第２図の■−■線に沿うコーナツース組立体の
図式的な垂直断面図てある。 第４図は第１図乃至第３図に示すコーナツース組立体の
図式的な上部平面図である。 発明を実施するための最良の形態 第１図は本発明によるコーナツース組立体８を示し、通
常のローダバケツト１０のような土工作業装置の前面コ
ーナー部の一つを包含する。 該装置は直立側壁部材１２を例えば内、外側溶接部１６
で側壁の下側端縁に結合され水平に位置するカッティン
グエッジ１４とを有している。側壁部材１２は横方向に
貫通するファスナ収容用筒形開口部１８と前方かつ上方
に向く段２０とを有することが有利である。段２０はほ
Ｓ゛直立ないし垂直の−面２２と、該面と交差して前方
へ下降ないし傾斜する面２４と有することが好ましい。
一般に、コーナツース組立体８は平坦な底の滑り面２７
とパケット１０にアダプタ２６を着脱可能に結合する第
１装置すなわちファスナ装置ないし固定装置２８と通常
のピン組立体３０でアダプタに着脱可能に結合される通
常の硬化された掘削用チップ２９とを有するアダプタ２
６を備えている。 特に、第１、第２図に示すようにアダプタ２６は底面２
７に対し前方へ傾斜ないし下降する長手方向軸心３２を
有する細長い体部３１を備えている。 前方のノーズ部３３と後方の脚部３４とは体部３１に一
体に形成される。一対の横方向に離隔する外側、内側装
着部３５，３６は後方脚部に形成され、第４図に明瞭に
示すようにその間に第１スロット３８を限定する。底部
４０は外側装着部３５の底に一体に結合され、第３図に
明瞭に示すように内側装着部３６と共に第２スロット４
２を限定する様に横方向内へ延びる。この様にして、第
１スロット３８は例えばはんの約１ＴＷＬの間隙で側壁
部材１２に比較的緊密にまたがり、第２スロット４２は
カッティングエッジ１４に比較的弛くまたがることが明
瞭である。第３図は参照すると、アダプタ２６はファス
ナ装置２８を収容するため夫々外側、内側装着部３５，
３６を貫通し横方向に整合する第１、第２開口部４４，
４６を有している。 第１開口部４４は多角形成断面の内側面５０に結合する
環状円錐形外面４８を有し、第２開口部４６は内側円筒
形ボア５２と外側に拡大した座ぐりボア５４と該ボア間
の環状円錐形面５６とを有している。ファスナ装置２８
は開口部４４，１８，４６を横方向内方に貫通する単一
のプラウボルト５８を有し、ナット６０がボルト５８の
内側端部にねじ込み装着されるのが好ましい。ボルトの
多角形部分６２はパケット１０へアダプタ２６及びナッ
ト６０を取付けまたは取外しの際にボルトの回転を防止
するように対応する多角形内側面５０内に収容されるた
め好都合である。その上、ボルトとナットの円錐形勾配
部６４，６６はアダプタの外側、内側装着部３５，３６
へボルトの第１力伝達装置ないし円筒形支承面６８を比
較的確実に固着させるように面４８，５６に夫々接触す
る。この点では、支承面６８と開口部１８との間の直径
方向の間隙は比較的緊密で、例えば１．６Ｔｍ１ｎであ
る。第２、第３図に示すようにアダプタ２６はカッティ
ングエッジ１４の底面７２へ上向きの特定の外部作用力
を伝達する第２装置すなわち第２力伝達装置７０を有し
ている。第２力伝達装置はアダプタの底部４０の土方内
側部分に形成される直立支承面ないし第１支承バッド７
４を備えているのが好ましい。第２図に示すよう第３力
伝達装置７６は第２力伝達装置７０の後方へ離隔した位
置でカッティングエッジの底面へ上向きの特定の外部作
用力を伝達する様に設けられるのが好ましい。該第３力
伝達装置７６は第１支承バッド７４から後方へ離隔した
直立する支承面ないしバッド７８を有するのが好ましい
。本発明の主たる側面による、コーナツース組立体８は
側壁部材１２の主に段２０へアダプタ２６における特定
の作用力を伝達するため第４力伝達装置ないし突起装置
８０を備えている。 第２図にノ明瞭の示すように突起装置８０は、第１スロ
ット３８の底面を形成するほＳ゛直立ないし垂直した第
１面８２と、該第１面に隣接して前方に向つて傾斜する
第２面８４とから構成されている。従つて、使用の際第
１面８２は段の対応する面２２に７接触し、第２面８４
は段の対応する面２４に接触する。その上、第２、第４
図に明瞭に示すように隆起８６が第１ス咄ント３８の基
部に外側装着部３５の断面強度を増大するため、アダプ
タの側部外方へー体に突出する。産業上の利用可能性 第２図に示すように通常の土工作業によりチップ２９に
賦与される水平後向の力Ｆ１はアダプタ２６に伝達され
、主として第４力伝達装置８０でパケット１０の側壁部
材１２に直接伝達される。 特に反作用力の矢印Ｆ１″で示すように該力は直立面２
２に直立の第１面８２゛が当接することで殆んど完全に
伝達される。しかしながら、比較的小さい或る程度の力
伝達の反作用が第１力伝達装置６８のボルト５８におい
て生じることがある。第２図で見て反時計方向へアダプ
タ２６を回転しようとするチップ３０に直接加わる上向
きの力Ｆ２は主として第２力伝達装置７０により、第２
に比較的限られた程度第１力伝達装置６８によりアダプ
タ２６からパケット１０へ伝達される。特に矢印Ｆ２″
，Ｆ２″で夫々の反作用力が示されるように、これ等の
力は主として第１支承バッド７４でカッティングエッジ
１４の底部７２へ伝達され、第２に側壁部材１２に対す
るボルト５８の反作用によつて伝達される。この点では
、ボルトの中央の支承面６８は該反作用力をバケツトヘ
ー層良好に伝達するため側壁部材１２の開口部１８に比
較的緊密に収容されることが好ましい。更に、第２図で
見て時計方向へアダプタを回転しようとするチップ３０
に加わる下向きの方向の−力Ｆ３は主として第４力伝達
装置８０により、第２に第１力伝達装置６８によりアダ
プタ２６からパケット１０へ伝達される。 特に、矢印Ｆ３″，Ｆ３″で反作用力が示されるように
、これ等の力は主として傾斜面２４，８４の当接により
、第２にノ側壁部材１２に対するボルト５８の反作用に
より伝達される。アダプタの下向きのカカ幼ツテイング
エツジ１４へ伝達されず、カッティングエッジの使用寿
命が著しく延長されることが特に非常に重要な点である
。例えば、第３図に符号Ｃで示されるカッティングエッ
ジ１４と内側装着部３６との間の縦方向の間隙を参照す
ると該間隙はこの望ましくない負荷の伝達を防止する。
第３力伝達装置７６は例えば上向きの力Ｆ４が・アダプ
タ２６の後方で生じる場合に有用である。 この場合には、第２支承バッド７８は側壁部材１２に対
する第１力伝達装置６８及びカッティングエッジ底面に
対する第２力伝達装置７０の反作用を同時に分担するよ
うにカッティングエッジ１４の底面７２に当接可能であ
る。従つて、第３力伝達装置７６は望ましくない大きい
荷重からボルト５８を保護するために作用可能である。
この実施例では、別個のチップ２９が簡便なピン組立体
３０でアダプタ２６に分解可能に結合されているが、ノ
ーズ部３３は本発明の精神から逸脱することなく掘削す
るため前方へ延びる硬化されたチップをアダプタに一体
に設けるように拡大されてもよいことが考えられる。 その他の特徴と目的と利点とは本明細書と図特許請求の
範囲と精査することにより明瞭になる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ バケット１０の底板の前端に固着されたカッティン
   グエッジ１４と該底板に結合された垂直な側板１２とを
   有するバケット１０に装着されれるアダプタ２６におい
   て、長手方向の軸心３２と前端の突起部３３と後端の脚
   部３４とを有する体部３１と、前記後端の脚部３４に形
   成され第１スロット３８を挾んで横方向に離隔する一対
   の外側および内側の装着部３５，３６と、前記後端の脚
   部３４に形成され後方に向つて延在して前記内側の装着
   部３６との間に第２スロット４２を形成する底部４０と
   前記外側および内側の装着部３５，３６に夫々設けられ
   た横方向に整合する開口部４４，４６と、バケット１０
   に装着したときに前記側板１２と当接する前記第１スロ
   ット３８の底面を形成する第１面８２と該第１面に隣接
   する第２面８４とを有する突起部８０とから成り、上記
   突起部８０は上記カッテイングエッジ１４から離れて上
   記側板１４上に接触して支持させるようにしたことを特
   徴とするアダプタ。 ２ 特許請求の範囲第１項記載のアダプタにおいて、前
   記第１面８２は垂直な面であり前記隣接する第２面８４
   は前方に向つて傾斜する面であるアダプタ。 ３ 垂直な側板１２と、該側板１２に結合されたカッテ
   ィングエッジ１４と、第１スロット３８を挾んで横方向
   に離隔する、一対の外側および内側の装着部３５，３６
   と該外側装着部３５に結合され該内側装着部３６と共に
   第２スロット４２を形成する底部４０とを有し前記第１
   スロット３８は前記バケットの側板１２にかん合し前記
   第２スロット４２は前記カッティングエッジ１４にかん
   合するアダプタ２６とを備えるバケット１０に装着され
   る分解可能なコーナツース組立体において、前記側板１
   ２に設けられた直立面２２と傾斜面２４とより成る段部
   ２０と、前記アダプタ２６が受ける外力の１部を前記段
   部２０へ伝達する直立した第１面８２とこれに隣接して
   前方へ傾斜する第２面８４とより成る突起部８０と、前
   記アダプタ２６を前記バケット１０に着脱可能に締結す
   ると共に前記外力の他の部分を前記側板１２へ伝達する
   締結装置２８より成ることを特徴とするコーナツース組
   立体。 ４ 特許請求の範囲第３項記載のコーナツース組立体に
   おいて、前記締結装置２８は前記外側および内側装着部
   ３５，３６を前記側板１２と貫通するボルト５８を有す
   るコーナツース組立体。