JPS6047102A - 路面の溝切り施工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、高速道路や航空機の滑走路などの路面の溝
切り施工方法に関し、特に、複数のノズルを、路面の溝
ピッチに合せて配設し、超高圧水ジェツトを噴射させな
がら、路面−」−で移動させて多条の溝を精度よく形成
し、溝切り施工の能率を向上させる。

高速通路や航空機の滑走路等には、ノ・イドロフ。

レーニング現象などによる自動車や航空機の走行時のス
リップを防止するために、路面に多条の溝切り　（グル
ービング）施工を行なっている。この溝切りは、第１図
に示すように、路面１に溝２をピッチＰで多条切削する
ものであり、溝２の隅部６は、長期間スリップ防止に耐
用できるように所定の切削角αで施工する必要かを）る
。溝切りは、一般に進行方向に施工されるが、進行方向
と略直交するように施工される場合もある。

従来、この溝切りには、多列に配置した円板カッターを
コンクリートなどの路面１に押付け、回転させながら移
動させて、多条の溝２に切削する機械（グルービングマ
シン）が用いられていた。

しかしながら、コンクリートは、セメントと砂。

砂利等の骨相からなる結合相であるため、円板カッター
の受ける切削抵抗が一定でなく、回転切削による摩擦熱
で切削性能が低下し施］二速度が遅い。

そこで、カッター材質を吟味したり、カッターの表面に
水を噴射して冷却を行うなどの対策が行なわれているが
何れも充分なものではなく、カッターの寿命が短かく、
シかも加工精度プ］″−低下するため、所定の溝切削角
αが得られず、路面１のスリツブ防止機能の早期減退を
来していた。また、機械的切削であるため多量の粉塵が
発生する。

この発明は、路面の溝切りＭｉ工におけるかかる問題全
解決するものである。

而して、この発明の目的は、′Ｊ１１１工速度が半速度
機械の損耗の少ない路面の溝切り施工方法を提供するに
あり、また、この発明の「目的は、施工精度が高く、長
期間のスリップ防止機能を維持できる路面の溝切り施工
方法を提供するにあり、更に、この発明の目的は、施工
中の粉塵公害を防止する路面の溝切り施工方法を提供す
るにある。

ずなわぢ、この発明は、図示する実施例の如く、高圧水
発生装置４に接続された給水管の先端部８に溝切削角α
に対応し傾斜して増刊けられたノズル９を、路面１の溝
ピッチＰに合せて複数配設し、該ノズル群を、各ノズル
９から超高圧水ジェツトを噴射させながら、路面１上で
溝切り方向へ移動させて、路面１に複数の溝２を形成す
る路７￥Ｉｉ１の溝切り施工方法に係る。

以下、図示する実施例に基づいてこの発明を説明する。

第２図は、この発明の実施例において使用される溝切り
機械の概略構成を示す図であり、この溝切り機械は、超
高圧水発生装置４．水タンク５゜集塵装置１３を備えた
自走式作業車両６と、この自走式作業車両６に牽引され
る路面施工装置７とで構成されている。路面施工装置７
には、超高圧水発生装置４に接続された給水管（図中略
）が設けられている。

第３図に示すように、給水管の先端部８は、路面１に垂
直なＹ−Ｙ軸を中心として回転可能に支持されており、
その下端に所定の溝切削角αに対応し傾斜してノズル９
が取付けられている。コノノズル９ば、路面１に所定の
溝ピッチＰに合せて複数配設されてノズル群を構成して
いる。

ノズル９は、路面１上Ｈ，の高さに保持されていて、給
水管の先端部８を回転させ第４図に示すように溝切ｐ方
向へ所定の速度Ｖで移動させることができる。ノズル９
は、給水管を介して超高圧水発生装置４と接続されてい
るので、２ｏｏｏ〜４０００ｋｇ　ｆ／　ｃｒＡの超高
圧水ジェツト１０を噴射し、この超高圧水ジェツト１０
が包絡面を形成して、幅Ｗ。

深さＨ９の溝２を切削する。

一般に、超高圧水ジェツトによる岩石等の切削の場合、
ノズルの移動速度、ノズルの口径およびノズルと被切削
物との距離を一定とすると、館５図の如き圧力ー切削深
さ特性が’＜９られる。（図−七の線Ａ、Ｂは夫々被切
削物の性状が異なる場合を示している。）従って、ノズ
ル９の高さＨ，！給水管の先端部８０回転数Ｎ、移動速
度■を適切に選択し、超高圧水ジェツト１０を噴射させ
ながら溝切り方向へ移動させて、任意の溝２を切削する
ことができる。

第６図、第７図は、他の実施例を示すもので、ここで（
ハ、給水管の先端部８を回転させず移動させて、溝２の
イ＠１１面ＡＢ、ＣＤを超高圧水ジェツト１０で切削し
ている。第６図の実ＭＩｉ例では、８０面を従来のダイ
ヤモンドカッター１１で切削を行なっているが、切削負
荷が極度に軽減してカッターの寿命を数倍延長すること
ができる。熾７図の実施例では、ノズル９の後方に左右
に往復揺動する揺動ノズル１２を設けて、との揺動ノズ
ル１２を第８図の如く走査させて８０面を切削する。

切削により発生する粉塵は、集塵装置１６で吸引される
。

なお、路面１が特に堅硬であるような場合には、ノズル
９から砂、ガーネット等の研磨側を超高圧水ジェツト１
０と共に噴射させて切削能力を大にすることも可能であ
る。

上述の如く、この発明の路面の溝切り施工方法は、超高
圧水ジェツトによる非接触切削を行なうものであるため
、施工速度が速く、機械の損耗が少なく、シかも、加工
精度の低下を生じないので、路面に形成された溝は、長
期に亘リスリップ防止機能を維持することができる。ま
た、水による湿式切削であるため施工時の粉塵発生が少
なく、集塵装置で完全に捕集できるので粉塵公害の発生
を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、路面の溝の状態を示す横断面図、埴２図は、
この発明の実施例において使用される溝切り機械の概略
構成を示す図、印、３図は、ノズル部分を拡大して示す
説明図、第４図は、ノズル移動の説明図、第５図は、圧
力ー切削深さ特性を示す図、第６図は、ダイヤモンドカ
ッターを併用する他の実施例のノズル部分の説明図、第
７図は、揺動ノズルを併用する他の実施例のノズル部分
の説明図、枦８図は、筆７図の実施例におけるノズル移
動の説明図である。 図中、１は路面、２は溝、４は超高圧水発生装置、８は
給水管の先端部、９はノズル、１０は超高圧水ジェノ１
−１Ｐは溝ピッチ、Ｗは溝の幅、αは溝切削角、Ｈ２は
溝の深さである。 特許出願人　古河鉱業株式会社 代理人　弁理士　森　哲　也 弁理士　内　藤　嘉　昭 弁理士　清　水　正 弁理士　梶　山　情　是

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 超高圧水発生装置に接続された給水管の先端音トに溝切
   削角に対応し傾斜して数個けられ、たノズルを、路面の
   溝ピッチに合せて複数配設し、該ノズル群を、各ノズル
   から超高圧水ジェツトを噴射させながら１．路面上で溝
   切り方向へ移重）１させて、路面に複数の溝を形成する
   路面の溝切り施工方法。