JPS604700B2 - 中空立体形状を有したキヤンデ−の製造法 - Google Patents

中空立体形状を有したキヤンデ−の製造法

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JPS604700B2
JPS604700B2 JP52133744A JP13374477A JPS604700B2 JP S604700 B2 JPS604700 B2 JP S604700B2 JP 52133744 A JP52133744 A JP 52133744A JP 13374477 A JP13374477 A JP 13374477A JP S604700 B2 JPS604700 B2 JP S604700B2
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candy
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mold
poise
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徹 宮秋
暁 高木
太郎 河辺
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は中空立体形状を有したキャンデーの製造法に関
する。
従来、中空立体形状を有したキャンデーの製造法として
は、過去に縁日或いは夜店等の露店で売れていた通称“
細工キャンデー”の製造法が知れているのみで、いまだ
機械装置を使用して工業的に製造されたものはない。
上述の製造法は適度な太さを有し節のない竹製パイプの
先端に球状にまるめた半流動状態の引飴をつけ、次いで
もう一方の先側より口で空気を吹き込み、該引飴を膨化
させた後、手で細工し動物或るし・は人形等の形状に成
型する方法である。
しかしながらこの製造法では相当熟練した技術を必要と
するため、万人が容易に製造する事が出来ず、又手作業
であるため量産化も計れない。更に製造時口で空気を吹
き込んだり、又手で細工するため衛生上問題である。そ
こで本発明者等は上述の諸欠点を改良せんと鋭意研究し
た結果本発明を完成した。
本発明の目的は簡略な製造工程により工業的に容易且つ
安価に生産する事が出来、しかも量産化が計られ、更に
得られたキャンデーの肉厚が均一にして薄肉で複雑な中
空立体形状を有し、喫食特に良好な食感を呈する中空立
体形状を有したキャンデーの製造法を提供するにある。
すなわち本発明は糠類を含むキャンデー材劉と水との混
合物を煮詰めて飴状物となし、これをノズルから中空パ
イプとして吐出し、末固イけ氏態のま)これを適宜の成
型内面を有するモールド中にて内部より膨化せしめて該
成型内面に圧着し、冷却固化せしめる事を特徴とする中
空立体形状を有したキャンデーの製造法である。以下、
本発明の実施の態様を詳説する。
本発明で云うキャンデー材料は少なくとも一種額の糠類
より構成されており、必要に応じて食用油脂、食品乳化
剤、香料、呈味物質等が含有されているものを意味する
又糠類は単糖類、二糟類、澱粉、加水分解物、非還元性
澱粉加水分解物等を挙げる事が出来、使用に際しては各
単体で便用するか又は組合せて使用すればよい。又、上
述のキャンデー材料に水を添加して混合物とする場合、
水の添加量は特に限定されるものではないが通常使用す
る糠類に対して少なくとも1の重量%使用する事が望ま
しい。本発明で云う飴状物はステンレス製平鍋又は真空
煮詰機に上述のキャンデー材料と水との混合物を投入し
た後加熱して完全に溶解させ、その後更に加熱して水を
飛散せしめてメルトインデクサ−により求めた粘度が1
0000に於いて200〜12,000ポィズ、好まし
くは1,000〜10,000ポィズ、更に好ましくは
2,000〜7,000ポィズのもので糠類が適度な分
子内脱水並びに結合等の熱変性しているものを云い、使
用時流動状、乃至半流動状であるものを意味する。
飴状物の粘度が12,000ポィズより高くなると飴状
物を後述のノズルへ供給する過程で所定の供給粘度(2
,000ポイズ以下)まで低下させる。
必要があり、キャンデー材料を高温で保持しなくてはな
らないので熱により糖類が過度に熱分解されてカラメル
が生起し、飴状物が吐出されず、また200ポィズより
低くなると固形点(成型した際、一定の形状を保つ温度
)が常温付近になり、固化されるのに長時間を要し、常
温で中空立体形状に成形する事が出釆ない場合があるの
で共に好ましくない。次に本発明の製造法を詳述すると
、まず上述の飴状物を冷却するか又加溢する事によって
、粘度を1,000ポイズ以上、好ましくは2,000
〜15,000ポィズに調製した後、第1図に示す様な
りング溝2か又は第2図に示す様なスリット3を有する
ノズルーを使用して該飴状物を中空パイプ11に吐出す
る。
上述の粘度が1,000ポイズより低くなると流動性が
過度になり均一な肉厚を中空パイプを得られない場合が
あるので好ましくない。リング溝又はスリットの孔径は
目標とする中空パイプの断面外径よりもや)大きく、少
なくとも2.2柳、好ましくは2.5〜50肋あること
が望ましく、更に得られた中空パイプの厚みが0.2〜
5.0肌、好ましくは0.5〜4.5肌である事が望ま
しい。中空パイプの厚みが0.2側より薄くなると後述
のモールドで抱持し膨化させる際割れが多発し、又5.
山肌より厚くなると、ノズル吐出直後の飴状物各部の温
度むらが大きくなり、吐出前の圧力と吐出後の圧力差が
顕著に出て、飴状物が吐出後過度に膨張して中空パイプ
状にならない場合があり、共に好ましくない。又飴状物
の吐出は、公知のギヤーポンプ、スクリューポンプ等を
使用するか又は加圧する事によって行われる。しかし吐
出方法についてはこれらの方法にに限定されるものでは
ない。
更に飴状物の吐出は吐出部の厚みにも関係するが、高々
5.0cc/min/側3、好ましくは0.1〜4.0
cc/min/肌3 の流量で行なう事が望ましい。流
量が5.0cc/min/側3 より大きくなると、吐
出前の圧力と吐出後の圧力差が大きくなり、飴状物が吐
出過度に膨張して吐出口に付着し、中空パイプの空洞部
が消滅され、均一な中空パイプ状にならない場合があり
好ましくない。
次いで、上述で得られた中空パイプ11を第4図に示す
様な離型時少なくともこつに分割出来、且所望の形状を
有する成型壁面10が冷却可能になされているモールド
5を用い、第5図に示す様な分割状のモールド5,5の
夫々に上下端部6,7によって中空パイプ11の外側を
抱特せしめると共に、その下端をモールド5の下端部7
,7によって外方より、押圧密封した後、第3図に示す
ノズルーの供給孔8より空気孔9を介して、加圧空気を
中空パイプ11に送気し、内部を膨化して、モールド5
,5の成型壁面10,101こ圧着させ、冷却固化せし
めて適宜な形状に成型する事により製品を得る。
本発明で使用するモールドの材質は特に限定されるもの
でなく、耐圧性を有するものであれば全て使用する事が
出来、又該モールドは使用する中空パイプ外径の長さに
対して高々1併音、好ましくは6〜8倍、更に好ましく
は3〜5倍の最長距離を有した間隙部を持ち且つその成
型壁面の形状が球、楕円、人形、動物等の形を有するも
のを使用すればよい。
最長距離が1ぴ音を起えると膨化時に膨化した飴状物の
肉厚が過度に薄肉になるため膨化途中で破損する場合が
あるので好ましくない。
更に空気の注入は公知のエアーコンブレッサー、送風機
等を用いて少なくとも0.1k9/鮒(ゲージ圧)好ま
しくは0.5〜3kg/地の圧力で行なる事が望ましい
圧力が0.1kg/のよりも弱くなると圧力が弱いため
充分に飴状物が膨化しない場合あるので好ましくない。
モールドの冷却温度は各条件によって異なるのでし、ち
がいに云えないが、通常飴状物の固化温度より低い温度
に冷却しておけばよい。
上述の方法であれば相当熟練した技術を必要とせず、簡
略なる製造工程により工業的に容易且つ安価に品質が一
定なる中空立体形状を有したキャンデーを連続して生産
出来、しかも量産化が計れる。
この事は本発明の特長の一つでもある。この様にして得
られた中空立体形状を有したキャンデーは肉厚が均一に
して薄肉であり、しかも複雑な所望の形状を有し喫食時
に良好な食感を呈するのでこの物目身玩菓的要素は充分
にあり、更にこの物の空洞部に各種充填物を注入してセ
ンター入りのキャンデーにすることも出来る等その応用
分野はひろく、極めて工業的価値が高いものである。以
下、本発明の実施例を説明する。
実施例に示す部とは重量部を、%と重量%を意味する。
又粘度、水分、中空パイプの断面外径及び肉厚を次の如
く実施した。‘1)粘度測定 メルトィンデクサ−を使用して試料粒度100メッシュ
以下、測定温度100C○、加重量2.16k9、オリ
フィス半径0.025cm、オリフィス長さ0.1伽、
シリンダー断面積0.705地の条件下で3分間の吐出
量を測定し、次式により粘度を算出した。
4.6 〆=之T ム:粘度(ポイズ) Q:吐出量(cc/sec) ‘2}水分測定 カールフイツシャ水分測定機を使用して測定した。
(3’中空パイプの断面外径及び肉厚の測定(3)−1
中空パイプの断面外径の測定3び音工具顕微鏡を使用
して測定しその平均値をもって断面外径とした。
【3}−2 中空パイプの断面肉厚 3M音工具顕微鏡を使用して断面外蓬D及び断面内径d
を測定し各々の平均値を次式により断面肉厚を算出した
断面肉厚く帆)=D学 実施例 1 ステンレス製平鍋に廉糖60碇部、酵素糖化水滴(ME
73)400部、水18碇部を投入し、次に加熱して完
全に溶解した後、更に加熱して水分を飛散せしめ、その
後冷却しクエン酸6部とオレンヂ香料5部を添加混合す
る事により10000に於ける粘度が3,000ポィズ
で、水分含有量が3%の飴状物を得た。
次いで該飴状物を45,000ポイズの粘度に調整した
後、ノズル孔径2.仇舷、吐出部の厚み2.0側を有す
る二重パイプノズルより2cc/min/側3 の流量
にて中空パイプ状に吐出し、更に離型時二つに分割が可
能で且つ成型壁面がピン型形状でその間隙部の最長距離
が6肌有り、しかも1000の温度に冷却されてなるモ
ールド‘こて該中空パイプの円周面を双方から抱特せし
めると共に該中空パイプの下端部を押圧密封し切断した
後、エアーコンブレッサーにエアー電磁弁と直径1〔地
のステンレス製中空パイプが接続されてなる該パイプを
該モールドの上端開□部より中空パイプの空洞部に注入
し、次いでエアー電磁弁を開いて2k9/地(ゲージ圧
)圧力の空気を吹き込んで内部より膨化し、該モールド
の壁部に圧着させ冷却固化させる事によりビン型形状を
有するキャンデーを得た。実施例 2 実施例1の糠組成を表−2に示す様な糠組成に変える他
は実施例1と同様に実施し、その結果を表一1に示した
表−1 なお砂糖60の邦、酵素糖化水飴40碇都の組成成は実
施例1である。
又、非還元性澱粉加水分解物はグルコース単位(平均)
7〜18の澱粉加水分解物を更に水素還元した糖アルコ
ールを使用したら以上の結果からも明らかな様にいずれ
の糖組成のものも本発明の目的及び構成要件を満足する
キャンデーである事が判明した。実施例 3 実施例1の水分含有量を変化させる事により100qo
に於ける粘度を表−2に示す様に変える他は実施例1と
同様に実施し、その結果を表−2に示した。
表−2 以上の結果からも明らかな様に10030に於ける粘度
は200〜12,000ポィズ、好ましくは1,000
〜lo,oooポ/「ズ、更に好ましくは2,000〜
7,000ポイズである。
実施例 4 実施例1において粘度を20,000ポィズに調整し、
吐出部の厚みを表−3に示す様に変える他は実施例1と
同様に実施し、その結果を表−3に示した。
表一3 以上の結果からも明らかな様に中空パイプの厚みは0.
2〜5.仇吻、好ましくは0.5〜4.5側である。
実施例 5実施例1において吐出流量を表−4に示す様
に変える他は実施例1と同様に実施し、その結果を表−
4に示した。
表−4 以上の結果からも明らかな様に吐出流量は高々5cc/
min/肌3 、好ましくは0.1〜4cc/min/
肋3 である。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は吐出装置の底面図、第3図は吐出装置の垂
直断面図、第4図は二つに分割されたモールドを示す垂
直断面図、第5図は飴状物が吐出装置より中空パイプ状
に吐出され、モールド下端部で該飴状物の下端を押圧密
封した状態を示す一部破線図である。 1……ノズル、2……リング溝、3……スリット、4,
8・・・・・・供給孔、5・・・…モールド、6・・.
・…上端部、7・・・・・・下端部、9・・・・・・空
気孔、10・・・・…成型壁面、11・・・・・・中空
パイプ。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 糖類を含むキヤンデー材料と水との混合物を煮詰め
    て飴状物となし、これをノズルから中空パイプとして吐
    出し、未固化状態のまゝこれを適宜の成型内面を有する
    モールド中にて内部より膨化せしめて該成型内面に圧着
    し、冷却固化せしめる事を特徴とする中空立体形状を有
    したキヤンデーの製造法。 2 飴状物の粘度が吐出時1,000ポイズ以上である
    特許請求の範囲第1項記載の製造法。 3 膨化が0.1kg/cm^2(ゲージ圧)以上の圧
    力で行なう特許請求の範囲第1項記載の製造法。
JP52133744A 1977-11-07 1977-11-07 中空立体形状を有したキヤンデ−の製造法 Expired JPS604700B2 (ja)

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JPS5467067A JPS5467067A (en) 1979-05-30
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