JPS6046775B2 - 空気中での焼成に耐えそして耐水性を具備するゲツタ装置 - Google Patents

空気中での焼成に耐えそして耐水性を具備するゲツタ装置

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JPS6046775B2
JPS6046775B2 JP51147863A JP14786376A JPS6046775B2 JP S6046775 B2 JPS6046775 B2 JP S6046775B2 JP 51147863 A JP51147863 A JP 51147863A JP 14786376 A JP14786376 A JP 14786376A JP S6046775 B2 JPS6046775 B2 JP S6046775B2
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B37/00Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00
    • F04B37/02Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00 for evacuating by absorption or adsorption
    • F04B37/04Selection of specific absorption or adsorption materials
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/94Selection of substances for gas fillings; Means for obtaining or maintaining the desired pressure within the tube, e.g. by gettering
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
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    • H01J7/14Means for obtaining or maintaining the desired pressure within the vessel
    • H01J7/18Means for absorbing or adsorbing gas, e.g. by gettering

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Description

【発明の詳細な説明】 真空容器においてバリウムのような蒸発性ゲツタ金属を
放出する発熱性ゲツタ装置は良く知られている。
このようなゲツタ装置は通常、ほぼBaAl4の組成の
粉状バリウム−アルミニウム合金を約20〜80%、好
ましくは約40〜60%、特には約50%と、バリウム
−アルミニウム合金と発熱反応しうる追加金属とを混合
状態で含んでいる。これは4:1から1:4の重量比に
相当する。このような共反応試剤としては、Nj..T
i,.Fe,.MO或ぃはニッケルとチタン等の金属間
化合物のような合金乃至化合物がある。しかし、ニッケ
ルが低価格で入手しうること、その取扱いの容易さ、周
囲条件でのその安定性が比較的良いこと、及びバリウム
蒸発速度従つてゲツタ装置ブラッシング(蒸発)特性を
制御するべく所要程度の発熱性でもつてバリウム−アル
ミニウム合金と発熱反応しうることに由り、もつとも好
ましい追加金属てある。発熱反応を促進するのに金属間
化合物を使用することは、それが発熱性ゲツタ装置の製
造に追加的な製造段階を含むから比較的高価につく。カ
ラーディスプレイチューブのような放電管の製作中、ゲ
ツタ装置は広く様々の製造及び環境上の条件に曝される
ゲツタ装置が一部を形成するところの電極システムの洗
浄作業中、ゲッタ装置を水に或いは過度の大気中湿分に
曝せしめることは、ゲッタ装置を構成する物質の劣化を
もたらす。水或いは水蒸気はバリウム−アルミニウム合
金と反応して、水酸化バリウムを生成し、次いで.水酸
化バリウムは大気中のCO2のような成分と反応して別
の化学物質を生成する。これら化学物質は仕上け密封電
子管においてゲツタ金属の蒸発中分解して、管内の残留
ガス雰囲気の組成に好ましからざる態様で影響を与える
恐れのある有害ガス.の放出を伴い、この結果としてき
わめて短い作動寿命しか持たない低品質の管をもたらす
。しばしば、螢光体担持フエイスプレート乃至スクリー
ンをガラス製円錐状体上に密封着する工程中カラーディ
スプレイチューブのガラス包被体内・に既にゲツタ装置
を設置しておくことが所望される。
この工程は一般に真空中ではなく大気中で約400℃乃
至それ以上の温度で行われる。この高温での空気曝露も
また、恐らくはゲツタ装置を構成する物質の一つ乃至そ
れ以上の酸化により、バリウム放出反応の発熱性が非常
に大きくなつてこの反応がほとんど爆発の形で起つて蒸
気というより溶融粒子の形態でバリウムを放出するよう
な程度にまで劣化をもたらす可能性がある。このような
バリウム及び他の粒子の非制御下ての放出は、それら粒
子がその後電子管内の電極構造体上に落下して電気的障
害をもたらすから有害である。カラーディスプレイチュ
ーブにおいて、これら粒子は゛またシヤドウマスクにお
ける小さい穴を閉塞して螢光体域が電子ビームにより励
起されるのを阻止し、以つて表示像の品質の低下を招く
。有機溶剤中に溶かされたポリイミド樹脂、メチルアク
リレート樹脂及びニトロセルロースのような有機物質の
使用が、ゲツタ装置上への機械的保護コーティングを形
成する為の含浸剤として英国特許第1372823号に
提唱された。
しかし、これら薄い機械的コーティングは非常にピンホ
ールを形成しやすく従つて所望される程の保護作用を与
えないことが確認されている。ピンホールを形成しない
もつと厚いコーティングの使用はゲツタ装置の重量を所
望されざる程に増しそしてそこから溶剤を完全に排除す
ることを困難とする。ゲツタ金属の蒸発中、分解有機物
質層中の炭化残存物はケツタ装置表面から脱着せしめら
れそして溶融バリウム粒子の蒸発に際してのと同じ不都
合さをもたらす。大半の有機物質は、カラーディスプレ
イチューブのフエイスプレートを円錐状体に封着するの
に要する温度で分解し、斯くしてこの工程中ほとんど保
護作用を提供しない。
この場合、発熱反応を緩くしそしてバリウムの爆発的蒸
発を回避する為に、ゲツタ合金混合物のニッケルをチタ
ン−ニッケル金属間化合物のような他の物質に置換える
ことが通常必要とされる。更に、大量の含浸用物質の使
用は、カソードの活性及び管寿命に有害となる恐れのあ
る大量の分解生成物ガスの発生を意味する。
また、蒸発特性の変化を伴うことなく水洗い操作、高温
空気中処理或いは両者のいずれをも施しうる単独型式の
ゲツタ装置を持つことが望まれる。
これにより、上記処理の一つだけになら耐えうる異つた
装置のストックを多数用意することが不要となる。従つ
て、本発明の目的は、先行技術の欠点を実質上含まない
発熱性のゲッタ装置を提供することである。
本発明の別の目的は、水乃至水蒸気への曝露に際して劣
化しない発熱性ゲツタ装置を提供することである。
本発明のまた別の目的は、大気中で高温への曝露に際し
て劣化しない発熱性ゲツタ装置を提供することである。
更に別の目的は、ゲツタ金属の蒸発後放電管内の残留ガ
ス雰囲気を実質上変えない発熱性ゲツタ装置を提供する
ことである。本発明の他の目的及び利点については以下
の記載から明らかとなろう。
本発明に従えば、大気中での焼成に耐え、防水性を具備
する発熱性ゲツタ装置が提供される。
本発明のゲツタ装置は、バリウム合金、好ましくはバリ
ウム−アルミニウム合金とそれと発熱反応しうる金属と
から成る粉状混合物をホルダ内に押固めそして後ホルダ
内の粒状混合物を有機シラン或いはシロキサンに曝すこ
とにより製造される。有機シラン或いはシロキサンは、
脂肪族及び芳香族シラン並びに後述の式1の低分子量及
び高分子量ポリシロキサンから成る群から選択される任
意の有機化合物を意図する。本発明の広い意味において
、ゲツタ装置と有機シラン或いはシロキサンとを接触さ
せる任意の方法が使用されうる。例えば、一つの好まし
い方法において、ゲツタ装置は純粋な液体として或いは
適当な溶剤との混合物状態で存在する有機シラン或いは
シロキサンの浴中に浸漬される。別の好ましい方法は、
ゲツタ装置をある量の有機シラン或いはシロキサンと共
に容器内に置くことである。容器は排気されそして密閉
される。その後、有機シラン或いはシロキサンはその蒸
気分子がゲツタ装置の表面と接触しうるようその蒸気圧
を高めるべく加熱される。ゲッタ装置は、液体凝縮が装
置上で起らないように有機シラン或いはシロキサンの浴
温度より高い温度に保持される。
更に、ゲツタ装置の温度は架橋有機シラン或いはシロキ
サンコーティングの単分子層がゲツタ装置の表面に生じ
るようなものとすべきである。
そのような層の形成については米国特許第390176
1号に記載されているが、この特許は発熱性ゲツタ装置
上に設けられる単分子層が水乃至水蒸気曝露後或いは高
温空気曝露後バリウムの爆発的蒸発を防止しうることに
ついては記載していない。好ましくは、ゲツタ装置の温
度は、有機シラン或いはシロキサンかその表面に化学的
に結合された架橋単分子層を形成しうるようにする為に
約100℃より高く維持されるべきである。ゲツタ装置
が維持されるべき最大限温度は、バリウムが蒸発を開始
する温度であり、これは約700〜750℃である。し
かし、ゲツタ装置を使用される特定の有機シラン或いは
シロキサンの引火点以下の温度に維持することが都合よ
い。これは、排気容器における破損事故或いは漏れに際
して有機シラン或いはシロキサン蒸気と大気中酸素との
間て曝発反応が起らないことを保証する。バリウム合金
及び発熱性共反応剤に加えて、ゲッタ装置は、Fe4N
或いはTiH2のようなガス放出物質並びにタングステ
ンのような熱調節剤をも含むことができる。
本発明の広い概念に従えば、ゲツタ装置にここで記載し
た性質を賦与する任意の有機シラン或いはシロキサンが
使用されうる。
適当な有機シラン或いはシロキサンの群の例としては、
単量体シロキサン、ポリシロキサン、脂肪族シラン、芳
香族シラン及びそれらの置換生成物が挙げられる。好ま
しいポリシロキサン群は次の一般式1を持つものである
。ここで、R1、R2、R3、R6、R7及びR8はア
ルキル、アリール、アラルキル、アルカリール及び水素
から成る群から独立して選択される。
但し、少く共1つはアルキル、アリール、アラルキル及
びアルカリールから成る群から選択される。R4及びR
5はアルキル、アリール、アラルキル及びアルカリール
から成る群から独立して選択される。nは一般に零から
20000までの、好ましくは零から1000までの整
数である。上記式1のポリシ・2口キサンの好ましい種
が次の式■及び■に示されている:適当なアルキル基の
例としては、メチル、エチル、プロピル、t−ブチル、
ドデシルが含まれる。
アリルも便用可能である。適当なアリール基の例として
は、フェニル及びナフチルが含まれる。適当なアラルキ
ル基の例は、ベンジル及び2一フェニルプロピルである
。適当なアルカリール基の例としては、3−メチルーフ
ェニル及び4−ブチルーナフチルが挙げられる。上記の
いずれも塩素或いは臭素のようなハロゲンの如き一つ乃
至それ以上の非干渉性の基によつて置換されうる。しか
し、電子業界ではハロゲン放電管のカソード活性に悪影
響を持つという考えが広く信じられている。この為、非
ノ田ゲン化有機シラン或いはシロキサンを使用すること
が好ましい。本発明において使用される有機シラン或い
はシロキサンにより提供される単分子層の薄い保護皮膜
はその固有の化学的結合性に由リゲツタ装置表面にしつ
かりと付着しそして架橋性に由りピンホールを生じない
。この緻密な密着層は周囲ガス及び水が膜の下側に達す
るのを有効に防止する。これにより、ゲツタ装置を組込
む電子管の組立中ゲツタ物質の劣化、酸化等が有効に防
止され、その結果バリウム等のゲツタ物質が爆発的に放
出され.るという従来しばしば見られた事態が防止され
る。このようなバリウムの爆発的放出は、粒子が管内に
飛散して電極その他に電気的障害を引起すから回避され
ねばならない。従来用いられたポリイミド等の樹脂では
厚くしないとピンホールが生・じやすく保護性に欠ける
。しかし、皮膜を厚くすると、ゲツタ装置の重量を増し
また溶剤の排除を困難としそして加熱後炭化物酸査が残
るという問題が生じて不都合である。また、電子管に有
害な分解ガスが生じてはならない。このような観点から
、本発明で使用する皮膜は、上記不都合を生じることな
く、ゲツタ装置に好適な保護作用を提供する点で有益で
ある。ここで図面を参照すると、第1図には本発明の発
熱性ゲツタ装置10が示されている。
発熱性ゲツタ装置10は、U字形溝断面を持つ環状リン
グの形態のステンレス鋼ホルダ11から成る。ホルダ1
1内には、粉状のバリウム−アルミニウム合)金12が
バリウム−アルミニウム合金と発熱反応しうる共反応剤
13と混合されて収蔵されている。バリウム−アルミニ
ウム合金はほぼBa,Al4の組成のものである。共反
応剤としては、NilTi..Fe,.MO或いはニッ
ケルとチタン等の金属間門化合物のような合金乃至化合
物がある。しかし、ニッケルが好ましい。バリウム−ア
ルミニウム合金と共反応剤は1:4〜4:1の重量比て
混合される。有機シラン或いはシロキサンはホルダ及び
収蔵粉末の露出上面のみならす収蔵粉末内部に浸ノ透し
て個々の粒子表面にコーティングを形成する。第2図は
、本発明の装置を製造するのに適した装置20を概略的
に示す。
装置20は排気されそして通常のガラス吹き技術によソ
ー端22において封止されたガラス製容器21を含む。
容器21内には、多数の発熱性ゲツタ装置1『、1『、
1『″″を支持するワイヤ付き支持構造体23が納めら
れている。更に、ガラス容器21は非ハロゲン化有機シ
ラン或いはシロキサン液24を収納している。容器21
の有機シラン或いはシロキサン液24を含む部分を取巻
いて、第1加熱装置25が置かれている。
コイル状抵抗線の形態の第2加熱装置26が、発熱性ゲ
ツタ装置1『1『、1『″″を加熱する為容器21を取
巻いている。冷却用コイル27が、第1及び第2加熱装
置間の帯域に容器21と取巻いて置かれて、有機シラン
或いはシロキサン蒸気の液体としての凝縮がゲツタ装置
上ではなくこの帯域において優先的に起ることを保証し
ている。容器内に飽和温度以下に冷却された帯域が存在
するとそこに優先的に凝縮が起つて蒸気圧を減じるので
、ゲツタ装置上への凝縮が有効に防止される。操作にお
いて、ゲツタ装置はコイル26により約200℃まで加
熱される。
有機シラン或いはシロキサン液は加熱装置25により約
200℃まで加熱される。冷却用コイル27は2つの加
熱装置間の帯域を約180℃に維持している。ゲツタ装
置は200゜Cで1時間維持され、その後装置は室温に
冷却せしめられそしてゲツタ装置が容器から取出される
。これらは今や、カラーディスプレイチューブのような
放電管の作製において使用しうる状態にある。第3図は
、シヤドウマスク31、電子銃組体32及び鉄製スクリ
ーン要素33を含むカラーディスプレイチューブ30の
部分断面を示す。
上記方法に従つて処理された第1の発熱性ゲツタ装置1
0″が電子銃上に組付けられる。ゲツタ装置及び電子銃
は少量の表面活性剤をやはり含みうるなまぬるい水中で
あらかじめ洗浄された。やはり上記工程に従つて処理さ
れた第2ゲツタ装置1『が鉄製スクリーン33に付設さ
れた。第2ゲツタ装置1『は洗浄される必要はなく、そ
して最終チューブ組立前に大気に従つて湿分に比較的長
期間一曝されたままとされうる。更に、第2ゲツタ装置
1『は、フエイスプレート34の密閉シール36による
円錐状体35への封着中鉄製スクリーン33にあらかじ
め付設されている。この封着工程は400′C乃至それ
以上で1時間行われる。以下、本発明の具体例を示す。
すべての割合及び%はことわりがない限り重量に基くも
のである。例1 6つの同等の発熱性ゲツタ装置が作製された。
各々は、U字形溝断面を持つ18?外径のリングの形を
したステンレス銅製ホルダを具備する。各チャンネル内
に、5唾量%バリウム及びアルミニウムの合金約50%
と50%のニッケルを加えてなる320n1gの粉状混
合物を押固めた。ゲツタ装置のうちの3つをガラス容器
内のワイヤ支持体上に置いた。約10ccのトリ−メチ
ル、ペンタ−フェニル、トリ−シロキサンがゲツタ装置
と直接接触しないようにしてガラス容器内に置かれた。
密閉容器は200′Cにおける炉内に1時間置かれた。
炉から取出し後、容器及びその内容物を室温まで冷却せ
しめそして処理すみケツタ装置を取出した。その後、6
つすべてのゲツタ装置をカラーディスプレイチューブの
フエイスプレートの円錐状体封着工程を模擬するべく大
気中420℃において1時間加熱した。
6つのゲツタ装置を各々別々のガラス容器内に置いた。
その後、ガラス容器を回転及び拡散ポンプにより排気し
た。そうして、誘導加熱を施すことにより各ゲツタ装置
からバリウムを蒸発せしめた。有機シロキサン蒸気で処
理されなかつた3つのゲツタ装置はバリウムの粒を伴う
爆発的なバリウム蒸発を示しそしてゲツタ合金混合物は
ステンレス鋼ホルダから激しく放出された。有機シロキ
サンで処理した3つのゲツタ装置は爆発反応を兆しを示
さずバリウム蒸気の制御下での蒸発を示した。例2 更に別の6つのゲツタ装置を例1におけるようにして作
製した。
そのうちの3つは例1に記載したのと全く同じようにし
てトリ−メチル、ペンタ−フェニル、トリ−シロキサン
で処理した。約20秒後、未処理ゲツタ装置は気泡を放
出し始め、従つて水によるゲッタ金属蒸気放出物質の優
食を示した。処理ずみゲツタ装置は、1分後でさえ、気
泡の放出がなかつたので侵食の兆しを示さないことが確
認された。例3 ゲツタ装置を例1に記載したようにして作製した。
ゲツタ装置をジメチルポリシロキサン油(AKO.65
ドイツ バツケルーヘミー社(Wacker−Chem
ieGmbH)製)中に1紛間浸漬した。含浸ずみゲツ
タ装置をその後空気乾燥し”た。その後、ゲツタ装置を
大気中420℃で1時間加熱しそして例1におけるよう
にして真空中でフラッシュせしめた。
ジメチル、ポリシロキサン流体で処理されたゲ・ツタ装
置はバリウム蒸気の制御された蒸発を示し、爆発反応の
兆候を示さなかつた。
例4 例3におけるようにしてゲツタ装置を作製した。
空気乾燥後、ゲツタ装置を300′Cにおける真ノ空中
で6吟間熱処理した。その後、ゲツタ装置を大気中42
0間Cにおいて1時間加熱しそして例3に記載したよう
にして真空中でフラッシュ処理した。結果は例3と同様
であつた。例5 例3と同様にしてゲツタ装置を作製した。
空気乾燥後、ゲツタ装置を温い水(約60℃)中に置き
そして浸漬からおびただしい泡の発生までの時間力泪視
的に観察された。泡はゲゝンタ装置に急速に形成された
。例6 ゲツタ装置を例4と同様にして作製した。
300℃で6紛間動的真空中での熱処理後、ゲツタ装置
を例5におけるような温い水て洗つた。
2112分後ゲツタ装置に泡が形成された。
例7〜10 例3〜6をゲツタを含浸するのに1喀量%のジメチル−
ポリシロキサン油と9喀量%のキシレンを使用して繰返
した。
結果は100%油を使用したものと同様であつた。例1
1〜14 例7〜10を分子当り約200の珪素一酸素団を持つ鎖
長のジメチル−ポリシロキサン油を使用して繰返した。
長い鎖長のこの油は、ゲツタ装置が1120試験中で大
きな耐性を示したので、例7〜10に対して使用したも
のより好ましいことがわかつた。例15〜18 分子当り約1400の珪素一酸素団を持つ鎖長のジメチ
ル−ポリシロキサン油を使用して例7〜10を−繰返し
た。
結果は例11〜14において見出されたのと同様であつ
たが、例17においては障害が認められた(急速な泡形
成)。例19〜22 分子当り約108の珪素一酸素団の鎖長を持ちそ.して
鎖中約12%のフェニル置換を持つメチルフェニルポリ
シロキサン油を使用して例11〜14を繰返した。
結果は例11〜14において得られたのと同様であつた
。但し例21における結果は例13と較べて良好であつ
た。例23〜24例19〜22において使用したのと同
じメチルフェニルポリシロキサンを使用して例1及び2
を繰返した。
結果は例1及び2と同様であつた。L例25〜28 メチル ジクロロシラン(米国メルツク アンドカンパ
ニー社製NO5899)を使用して試験を行つた。
ゲツタ装置は空気中で(1)秒間メチルジクロロシラン
蒸気に曝されそして後例7〜10と同様にして試験され
た。試験結果はすべて満足しうるものであつた。例29
〜32 例25〜28をジクロロメチル メチル シラン(メル
ツク アンド カンパニー社製NO.8O4/86)を
使用して繰返した。
ゲツタ装置は水試験浸漬中急速に泡を形成したが、フリ
ット試験には好適に合格した。例33 この比較例は例1におけるような追加的先行技術未処理
対照用ゲツタの挙動を記録した。
例34 これは、上記例において記載した水洗浄試験の各々にお
いて使用した未処理対照用ゲツタの挙動を記録した。
以上の例を以下の表1に総括して示す。
表において゜゜n゛は式1において示したようなポリシ
ロキサンの分子当りの珪素一酸素団のおおよその数を示
す。
表において“油゛はポリシロキサン及びクロルシランの
製造業者識別番号を指す。
記AK及びASに続く数字はセンチストーク単位での油
の粘性を示す。表において、゜゜排気容器゛は排気ガラ
ス容器内で純粋の油を使用してゲツタ装置を含浸させる
方法を表す。
゜“浴゛は油乃至油一溶剤混合物中に15分間ゲツタ装
置を浸漬することによるゲツタ装置含浸法を表す。表中
、%油は浴のキシレン組成物に対する油の容積%である
“焼成゛は空気乾燥後動的真空中で300℃において6
紛間の熱処理を指す。
“H2O試験゛においてゲツタ装置は温い水(約60℃
)中に置かれそして泡形成までの時間が可視的に観測さ
れた。
゜゜フリット試験゛というのは、420℃で1時間大気
中熱処理し続いて真空中でフラッシュさせることを指す
“爆発゛はゲツタ装置から白熱状態の粒の激しい放出の
可視的な観察により確認された。上述した例において得
られた結果から、例3〜,9と例7〜10を比較するこ
とにより純粋な油或いは油一溶剤混合物の使用が同等の
結果を与えることがわかつた。
例5、9、1λ17の比較は、真空下での熱処理(焼成
)をしないなら“゜n゛=約108の油のみが相!当程
度の水処理保護性を与えることを示す。
例6、10114、18の比較は、“゜焼成゛処理が水
耐性をかなり改善しそして零以上の゜“n゛に対して満
足すべきものであることを示す。例19〜22の結果か
らメチル−フェニル油に対しては焼成処理は必!要でな
いことがわかる。例3、4、7、8、11、12、15
.16は油処理ゲツタ装置が焼成処理を伴つてもまた伴
わずともブラッシングさせうることを示す。
例19〜22と例23〜24の比較は、“排気容器゛処
理と“゜浴゛処理との効率間に差異がないことを示す。
例25〜28と例29〜32との比較の結果から、ハロ
ゲン化シランは水保護性を与えるのにどちらかというと
選択性を示すことがわかる。例19〜22において使用
された油は約10%フェニル置換のものであり、他方例
1〜2は62.5%フェニル置換を持つ。
これらの比較から、鎖における両方フェニルの量及び両
方の珪素一酸素団の鎖の長さに対して同様の結果がもた
らされることがわかる(例19〜22に対して10&例
1〜2に対して3)。以上、本発明について説明したが
本発明の精神内で多くの改変を為しうることを銘記され
たい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従うゲツタ装置の断面図てあり、第2
図は本発明方法を達成する為の装置の概略図であり、そ
して第3図は本発明の発熱性ゲツタ装置を2つ使用する
カラーディスプレイチューブの部分断面図である。 図面の主要要素は次の通りである:10:ゲツタ装置、
11:ホルダ、12:バリウムーアルミニウム合金、1
3:ニツケル、14:有機シランコーティング、21:
ガラス容器、23:支持体、1『,1『,1『″″:ゲ
ツタ装置、24:有機シラン流体、25:第1加熱装置
、26:第2加熱装置、27:冷却用コイル、30:カ
ラーデイスプレイチユーブ、31:シヤドウマスク、3
2:電子銃、33:スクリーン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ホルダと、該ホルダ内に収蔵される粉状ゲツタ物質
    混合物であつて、バリウム−アルミニウム合金と、ニッ
    ケル、チタン、鉄、モリブデン及びその合金から成る群
    から選択される発熱性共反応剤とを1:4〜4:1の重
    量比で混合して成る粉状ゲツタ物質混合物と、単量体シ
    ロキサン、ポリシロキサン、脂肪族シラン、芳香族シラ
    ン及びそれらの置換生成物から成る群から選択されるコ
    ーティングであつて、該ホルダ内粉状ゲツタ物質の少く
    とも露出粒子表面を覆うコーティングとから成るゲツタ
    装置。 2 コーティングが下記式 I のポリシロキサン▲数式
    、化学式、表等があります▼・・・式 I (ここで、R^1、R^2、R^3、R^6、R^7及
    びR^8がアルキル、アリール、アラルキル、アルカリ
    ール及び水素から成る群から独立的に選択され(但し少
    く共1つはアルキル、アリール、アラルキル及びアルカ
    リールから成る群から選択される)、R^4、R^5が
    ルキル、アリール、アラルキル及びアルカリールから成
    る群から独立して選択され、そしてnが零から2000
    0までの整数である)であることを特徴とする特許請求
    の範囲第2項記載のゲツタ装置。 3 ポリシロキサンが下記式II ▲数式、化学式、表等があります▼ ・・・式II である特許請求の範囲第2項記載のゲツタ装置。 4 ポリシロササンが下記式III ▲数式、化学式、表等があります▼ ・・・式III である特許請求の範囲第2項記載のゲツタ装置。
JP51147863A 1975-12-12 1976-12-10 空気中での焼成に耐えそして耐水性を具備するゲツタ装置 Expired JPS6046775B2 (ja)

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IT3024075A IT1050069B (it) 1975-12-12 1975-12-12 Dispositivo getter impermeabile che puo venir cotto all aria
IT30240A/75 1975-12-12

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JPS5284960A JPS5284960A (en) 1977-07-14
JPS6046775B2 true JPS6046775B2 (ja) 1985-10-17

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ID=11229383

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JP51147863A Expired JPS6046775B2 (ja) 1975-12-12 1976-12-10 空気中での焼成に耐えそして耐水性を具備するゲツタ装置

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BE (1) BE853855A (ja)
DE (1) DE2656100C3 (ja)
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GB (1) GB1572000A (ja)
IT (1) IT1050069B (ja)
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NL8002836A (nl) * 1980-05-16 1981-12-16 Philips Nv Werkwijze voor het vervaardigen van een kleurentelevisiebeeldbuis voorzien van een gasabsorberende laag; kleurentelevisiebeeldbuis aldus vervaardigd en getterinrichting geschikt voor een dergelijke werkwijze.
US4515528A (en) * 1983-07-05 1985-05-07 General Electric Company Hydrocarbon getter pump
IT1301948B1 (it) * 1998-07-28 2000-07-20 Getters Spa Processo per la produzione di dispositivi getter evaporabili conridotta perdita di particelle

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NL168645C (nl) 1982-04-16
FR2335033A1 (fr) 1977-07-08
NL7613694A (nl) 1977-06-14
BE853855A (fr) 1977-08-16
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JPS5284960A (en) 1977-07-14
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DE2656100B2 (de) 1979-09-13
FR2335033B1 (ja) 1981-06-12

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