JPS6046358B2 - スクラップ装荷バケットおよびそれを備えたスクラップ予熱装置 - Google Patents

スクラップ装荷バケットおよびそれを備えたスクラップ予熱装置

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JPS6046358B2
JPS6046358B2 JP5230883A JP5230883A JPS6046358B2 JP S6046358 B2 JPS6046358 B2 JP S6046358B2 JP 5230883 A JP5230883 A JP 5230883A JP 5230883 A JP5230883 A JP 5230883A JP S6046358 B2 JPS6046358 B2 JP S6046358B2
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scrap
inner liner
hood
annular
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ウイリアム・テイ−・ヤ−ネル
ベン・エム・バレストラ
バシレ・カボポル
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Midland Ross Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は広範囲にいうとスクラップ材料の予熱装置に係
り、特に、製鋼プロセスにおいて用いられるスクラップ
金属の予熱に関する。
普通は製鋼プラントにおけるスペースは非常に限られて
おり、従つてもし可能ならば、スクラップ金属の予熱に
おいて既存の設備を利用できることが重要になる。さら
にミスクラツプ金属を急速予熱することが重要である。
スクラップ金属を予熱するための良好に作動するシステ
ムは主として、従来型のスクラップ装荷パケットに簡単
な改良を加えることによつて達成されることがわかつた
。要約すれば、本発明は、従来型のつかみ上げ式のスク
ラップ装荷パケットであつて、使用時に、スクラップを
装荷するための開放頂部およびスクラップを取出すため
の開放底部を有する中空で円筒状の外部シェルと、前記
外部シェルの開放底部を開閉するための1対の枢軸的に
取付けられたジョーとを備え、前記外部シェルの外側に
は該外部シェルの開放底部と前記ジョーのそれに隣接し
た部分との間に、周囲雰囲気に対して開かれた環状の間
隙が形成されている、スクラップ装荷バケツ.卜を利用
し、これに(a)前記外部シェル内に縦方向に配置され
かつ該外部シェルから半径方向に離隔配置され、スクラ
ップを保持するための中空で円筒状の交換可能な内部ラ
イナであつて、スクラップを外部シェルに2接触しない
ようにするためにその外部シェルとほぼ等しい高さであ
つて、かつ(1)外部シェルの前記開放頂部に隣接した
開放頂部と、(■)外部シェルの前記開放底部に隣接し
、かつ前記ジョーに近接して位置する開放底部とを有し
ており、さイらに前記外部シェルと共に環状の流体通路
を形成しかつ前記ジョーと共に前記環状の流体通路への
環状入口を形成している内部ライナと、(b)前記内部
ライナを、前記外部シェルから半径方向に離隔しまた前
記ジョーからも離隔した状態で、該外部シェルに対する
内部ライナの限られた熱膨張、収縮を許すように、取外
し可能に支持するための内部ライナ支持装置と、(c)
前記外部シェルと前記ジョーのそれに隣接した部分との
間の前記環状の間隙をシールし、前記環状入口から入つ
たガスが前記環状の流体通路を通つて上方へ通過し、該
環状の間隙からは周囲雰囲気の中へ逃げていかないよう
にするためのシール装置とが設けられている。
ク 使用時高温ガスが、加圧状態の下で、内部ライナ内
に配置されたスクラップの中を下方向に循環させ、使用
済ガスを環状入口から環状流路を上方へ取出される。本
発明の上記パケットによれば、内部ライナだ7けが比較
的高い温度を受け、従つて、使用済ガスはスクラップと
接触した後は十分に冷却されて、スクラップパケットの
外部シェルあるいはジョーに対して悪影響をほとんど与
えないか、あるいは全く与えないことがわかるであろう
) 以下、本発明について説明するが、添付図面を参照
すればよりよく理解することができるであろう。
第1図、第2図を参照すると、例えば鉄鋼製造工程にお
いて用いられるスクラップ金属を予熱するための装置9
が示されている。
前記装置9はスクラップ金属を予熱している間にスクラ
ップ装荷パケット11を垂直位置に支持するための、底
の平坦な台車10を含む。前記台車10は固定された軌
道に沿つて、図示したスクラップ予熱位置から離隔位置
まで動くことができ、この離隔位置においては、前記ス
クラップパケット11は頂部クレーン12によつて台車
10から取外されて、溶解炉まで移動され、この炉の中
へ前記予熱されたスクラップ金属が装荷あるいは放出さ
れ、その後、前記スクラップパケット11は再装荷する
ために別の位置へ移動され、次に前記台車10のところ
へ戻る。前記装置9はまた、(1)スクラップパケット
11の中へ高温ガスを導入し、かつそこから使用済ガス
を導出するために、スクラップパケット11の垂直方向
最上部の開端14とシールを係合したり、離れたりする
ように、垂直方向に可動なふたあるいはフード13と、
(■)スクラップ金属を予熱するために用いられる高温
ガスを製造するための、垂直方向に配置された静止的な
燻蒸焼却炉15と、(■)前記燻蒸焼却炉15からフー
ド13へ高温ガスを送るための゛高温ガス供給ダクト1
6と、(■)スクラップパケット11を再加熱し、再循
環するために、フード13から燻蒸焼却炉15へ使用済
ガスを送るための低温ガス戻りダクト17とを含む。フ
ード13を上昇、下降させるために、どのような適当な
作動装置、例えばホイスト18が設けられていてもよい
ガスは、適当な装置、例えば燻蒸焼却炉15に隣接した
戻りガスダクト17の中に配置されたダブルファン19
,20によつて、供給ガスダクト16および戻りガスダ
クト17の中を、加圧状態にされて循環される。高温ガ
ス供給ダクト16と低温ガス戻りダクト17とは、(1
)単一的な動きをするように横に並んで取りつけられ、
かつフード13に固定された、水平方向に配置されたプ
レナム21と、(■)図示したように、燻蒸焼却炉15
の両端部に連結された、垂直方向に配置された静止的な
プレナム22とを含む。供給ガスダクト16と戻りガス
ダクト17との可動プレナム21と静止プレナム22と
の間で、限られた動きを許すための適当な装置、例えば
水シール23が設けられており、ダクト16,17を周
囲の雰囲気からシールし、かつ互いに他とシールする。
第3図から第5図までを参照すると、つかみ上げ式のス
クラップ装荷用パケット1i!ま、中空の、外部円筒状
の鋼製シェル24といつた従来型の構造物を含み、これ
はその使用目的にもよるが、断熱されていても、されて
いなくてもよい。
前記外部シェル24は開放底部26の垂直方向上方に離
れて位置した開放頂部25を有する。1対の同様の形を
した鋼製のジョー27が外部シェル24上に枢軸的に取
付けられていて、その底部26を開放、閉鎖するように
なつている。従来型のスクラップパケット11には特別
な、中空の円筒状内部ライナ28が設けられており、こ
れは外部シェル24内において中心的に、縦方向に配置
されていて、スクラップパケット11に装荷されたスク
ラップ金属を保持するばかりでなく、そのスクラップ金
属を外部シェル24から隔離して保持する。
前記内部ライナ28は適当な鋼合金、例えばステンレス
鋼でできており、取出し可能、かつ交換可能であり、外
部シェル24の隣接開放頂部25より垂直方向上方へ離
隔した開放頂部29と、外部シェル24の隣接開放底部
26より垂直方向下方のところで終り、スクラップパケ
ット11の閉鎖ジョー27と近接した開放底部30とを
有している。前記内部ライ九28は外部シェル24の内
直径より小さな外直径を有していて、外部シェル24と
内部ライナ28との間には、内部ライナ28の中空内部
が形成する内部円筒状の大きな流体通路と比べて、小さ
な、環状の外部流体通路31が形成される。外部シェル
24の内部で内部ライナ28を中心的に保持し、しかも
内部ライナ28の、比較的静的な外部シェル24に対す
る限られた熱膨張、収縮を許すために適当な内部ライナ
支持装置が用いられ、このような熱膨張、収縮は、スク
ラップ金属がスクラップパケット11から放出されたり
、冷たい、加熱されていないスクラップ金属が再装荷さ
れた時に、スクラップ金属の加熱およびそれに続いて内
部ライナ28を冷却している間に生じる。
例えば、外部シェル24に対してはその内部円筒状円周
部分において、多数の類似的な、特別に設計されたビー
ムあるいはリブ32(第4図参照)が縦方向において、
離隔的に固定されており、これは内部ライナ28によつ
て支持されたビームリテーナ33と取外し可能的にイン
ターロック係合をしている。前記特別のビーム32は外
部シェル24とのほぼ全長にわたつて延在し、各々がT
字形をしており、外部シェル24から内部ライナ28へ
向かつて半径方向内側へのびた平坦なノウエブ34を含
み、その末端は自由な縁端35となつていて、これは隣
接の内部ライナ28と平行になつて接近している。ウェ
ブ34の端部縁端35に沿つて平坦なフランジ36がT
字型になつて固定され、これはウェブ34の平面に対し
て直角7な平面の中に位置している。各々のフランジ3
6は1対の反対方向にのびた翼状のアバツトメント37
,38を有しており、これらは外部シェル24の開放底
部26に隣接していて、ビームリテーナ33と協働して
、内部ライナ28を閉じたジヨ9−27上で離隔した状
態に保持する。前記ビームリテーナ33は複数個のブラ
ケットを含み、これらはT字型ビーム32の外部フラン
ジ36を滑動的に受留め、かつ前記翼状のアバットメン
ト37,38上て支持された関係になつて位置するよう
に設計されている。
前記ブラケットはその望みとする特定の設計によつて、
その長さ方向に亘つて連続していても、連続していなく
てもよい。各ブラケットは1対あるいは複数対の垂直方
向に整列された剛的なアングル39,40を含み、これ
らは内部ライナ28の外周部41に対して、対向的に離
隔した状態になつて溶接されている。この対向的なアン
グル39,40はT字型の溝42を形成しており、この
中で各T字型ビーム32のフランジ36とそれに隣接し
たウェブ部分とが滑動的に受留められている。もし非連
続的なブラケットが用いられている場合には、垂直方向
最下部のアングル対39,40は、フランジ36の翼状
のアバツトメント37,38上に支持されたストッパと
して作用する。この他の場合には、垂直方向最下部のア
ングル39,40の端部が、アバツトメント37,38
と接触して、内部ライナ28を周囲の外部シェル24に
対して垂直方向固定位置に保持するためのストッパとし
て作用する。前記アングル39,40の各々はフランジ
43,44を有し、これらは互いに他に向かつてのび、
隣接ビーム32のフランジ36と重なつて、ビームのフ
ランジ36を溝42の中に保持する。T字型ビームとビ
ームリテーナブラケツトとの隣接するフランジ36と4
3,44との間には、十分な間隙が存在していて、より
低温のガスにさらされ、従つて熱膨張、収縮によつて生
じるひずみあるいはゆがみに対して余り敏感でない外部
シェル24に対する内部ライナ28の熱膨張、収縮を許
すようになつている。前述したように、スクラップパケ
ット11は、シェル24の外周46とジョー27の隣接
部分との間において、環状の開口あるいは間隙45を有
している。
この開隙45をシールすることが重要であるが、その理
由は、前記間隙が環状流路31および環状流路31への
環状入口47に近接していて、この入口47へ入つた使
用済ガスが環状流路31をバイパスして、間隙45を通
つて周囲雰囲気の中へ逃げだすことがないようにしたり
、あるいは外気がスクラップパケット11の中へ入り・
込まないようにする必要があるからである。前記間隙4
5をシールするためにどのような適当な装置を用いても
よい。例えば、外部シェル24の外周46の周りに、そ
の開放底部26に隣接したところで、環状の逆アングル
48を固定し、また円形断面を有した環状の弾性シール
50をアングル48に対して取外し可能的に取付け、ア
ングル48とジョー27の隣接部分とに対して圧縮シー
ル係合させるためにピン装置49が用いられる。スクラ
ップパケット11の内部を周囲雰囲気、特に底部雰囲気
からさらにシールするために、ジョー27には下向きに
なつたスカート部51が設けられており、これはジョー
27を取囲む長方形フの板でできでいて、平坦な底部台
車10の頂部に位置した適当な形状をした溝52の中へ
のびこんでいて、前記溝には水、砂、あるいはその他の
適当なシール材が部分的に満たされている。スクラップ
パケット11の底部を周囲雰囲気からシール;するため
の補助として、図示したように、1対のシール板53,
54が前記スカート部51から垂直方向にのびて、スク
ラップパケット11の両側部上で接触シール係合してい
る。第3図で最もよくわかるように、仕切られたフB−
ドあるいはふた13は、中心部に位置した内部区画室あ
るいはチェンバー55を含み、これは内部ライナ28の
内部および可動高温ガスプレナム21と連通している。
前記内部チェンバーは円錐状に傾斜のついた側壁56に
よつて部定され、これは可動高温ガスプレナム21から
スクラップパケット11の方へ向かつて拡がつており、
その末端は下部の円形縁端57となつていて、これは内
部ライナ28の内直径とほぼ等しい直径を有した開口を
部定しており、従つてチェンバー55を出て内部ライナ
28の中へ入る高温ガスは内部ライナ28の内部に亘つ
て配分されるであろう。前記内部チェンバー55は、フ
ード13がスクラップパケット11上で適正に中央に位
置した時には、内部ライナ28の内部と同軸整列する。
前記フード13はまた外部環状区画室あるいはチェンバ
ー58を有しており、これは内部チェンバー55を取囲
み、フードがスクラップパケット11上で中央に位置さ
れた時に、環状の流路31および可動低温ガスプレナム
21と連通する。フード13の円錐状に傾斜した側壁5
6の垂直方向最下部の円形状縁端57は、環状の弾性シ
ールリング59を有しており、これは内部ライナ28の
開放頂部29の周囲に固定された環状フランジの60と
圧縮係合するように設計されている。フード13の外部
チェンバー58は垂直方向最下部において円形状の縁端
61を有していて、これはフード13の内部チェンバー
55の下部縁端57とは垂直方向および半径方向に離隔
しており、外部シェル24の開放頂部25の周囲に固定
された環状フランジ63と圧縮シール係合するための環
状の弾性シールリング62を有している。このようにし
て、フード13は外部シェル24および内部ライナ28
の開放頂部25,29とシール係合しており、従つて、
内部ライナ28の内部および環状流路31はフード13
の内部チェンバー55および外部チェンバー58と分離
的に連通することができる。フード13をスクラップパ
ケット11の上で中央に位置させるよう案内するための
ガイド装置として、フード13からは複数個の同様の形
状のガイドブレース64が下方へのびている。上述した
ように、フード13の内部チェンバー55と外部チェン
バー58とは可動的な高温、低温ガスプレナム21と連
通している。
フード13とそれに取付けられた可動プレナム21とは
スクラップパケット11に対して垂直方向上下に限られ
た往復運動をするように取付けられており、この運動は
プ−リー65とケーブル66と一緒になつて作動するホ
イスト18によつて行なわれ、前記プーリ一とケーブル
とは、第2図に示したように、水平に配置された可動高
温、低温ガスプレナム21の両端67,68とホイスト
18との間で協働する。第6図を参照すると、可動高温
、低温ガスプレナム21と静止高温、低温ガスプレナム
22との間における各々の水シール23は、中空の、円
筒状ダクトあるいはバイブ70を含み、これは製作上の
都合から、各々の対になつた、連通した可動および静止
的な高温、低温ガスプレナム21,22とは分離されて
おり、かつそれらの間で垂直方向に位置している。
前記中空バイブ70は静止プレナム22の垂直方向に整
列された部分の頂部において取付けられており、その寸
法、形状は静止プレナム22と一致している。高温ガス
供給ダクト16に関連していうと、前記バイブ70は燻
蒸焼却炉15の垂直方向の排気バイブであつてもよいこ
とがわかる。各々のバイブ70の周囲を特別な形をした
側壁71が半径方向に離隔した状態で取囲んでおり、バ
イブ70と一緒になつて水73のような液体シール材を
保持するための環状溝72を形成している。前記溝72
は、各々の可動プレナム21における開口の周囲に固定
された円筒状のフランジ75を受留めるための開放頂部
74を有し、前記フランジは♀こから溝72の中の水7
3の中へ下向きにのび、可動高温、低温プレナム21と
静止高温、低温ガスプレナム22との間の連結部を周囲
雰囲気から効果的にシールする。溝72内の水73の水
位を監視し、水位が望ましくない水位にまで低下した時
に、側壁71における入口78を通して溝72への水7
3の循環を調節するために、フロート77を含んだ水位
測定装置76が用いられる。ある種の場合には、台車1
0とスクラップパケット11とを上下動させて、静止位
置に保持されているフード13とのシール係合を入切り
することの方が都合のよいことがあり、この場合には水
シール23の必要性はないことがわかる。パケットに装
荷されたスクラップを予熱するための、高度に改良され
たスクラップパケットと予熱装置とについて記述してき
た。
この特別に設計されたスクラップパケットはスクラップ
金属を溶融炉へ装荷するために既存のシステムに容易に
組込むことができ、従つて、燻蒸焼却炉はフードのため
に必要な比較的小さな領域から離して位置させることが
でき、前記フードの下にスクラップパケットと移送台車
とを位置させることができる。高温ガスは内部ライナの
縦方向に向けられ、スクラップの中を下方へ向けられる
。さらに、効換可l能な内部ライナはスクラップパケッ
トの永久的な外部シェルを高温ガスから保護し、従つて
内部ライナだけが摩耗や、ねじれや、変形を受け、最終
的には交換される。内部ライナの重要性は、ステンレス
鋼製の内部ライナがスクラップ金属の予熱7中に、14
00゜F(760℃)から1650゜F(899℃)の
温度範囲のガスと接触するのに対し、スクラップパケッ
トの断熱された外部鋼製シェルは、約100(380℃
)から約1100゜F(593℃)の温度範囲に冷却さ
れた使用済ガスと接触すること、そしてこのフ温度はス
クラップが望みの予熱温度、例えば、約1000′F(
538℃)、あるいは900゜F(487C)から12
000F(649℃C)の範囲に近い温度になつている
かどうかによることを理解すれば、容易に認識すること
ができるであろう。スクラップパケットのジョーと接触
する低温の使用済ガスの温度は約800゜F(47C)
あるいはそれ以下であり、これはスクラップパケットの
ジョーに対して悪い影響を与えるには十分に低い温度で
ある。ある種の場合には、前記スクラップ予熱装置は、
加熱されたガスが最初に外部の環状流路を通つてパケッ
トを下方向に循環し、次にスクラップの入つている内部
ライナの内部を通つてパケットを上方向に循環するよう
に設計することも可能であるが、これは特に、低温の処
理ガスが用いられ、パケットの外部シェルの必要な断熱
量が最少の場合のことである。
ある種の場合には、内部ライナの有効寿命を延ばし、交
換の必要性をひきのばす意味で、内部ライナを断熱する
ことさえも有利になることがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によつて製作され、製鋼プロセスにおい
て用いられるスクラップ金属を予熱するために使用され
る装置の端面図、第2図は第1図の線2−2から見た前
記装置の側面図、第3図は5本発明に関して適用され、
かつスクラップパケットの開放頂部をシールするために
フードと関連して説明された、従来型のスクラップ装荷
パケットの拡大断面図、第4図は第3図の線4−4から
見たスクラップパケットの壁部の断面図、第5図はスク
ラップパケットの可動ジョーのスカート部に加えたある
種の改良について説明するための、スクラップパケット
の側面図、第6図はフードおよびそれに取付けられたガ
スダクトの、スクラップを予熱するための高温ガスを製
造するために使用される静止的な燻蒸焼却炉に対する、
限られた動きを許すために使用される代表的な水シール
の断面図である。 図において、10・・・・台車、11・・・・・スクラ
ップパケット、13・・・・・・フード、15・・・・
・・燻蒸焼却炉、16・・・・・高温供給ダクト、17
・・・・・・低温戻りダクト、21・・・・・可動プレ
ナム、22・・・・・・静止プレナム、23・・・・・
・水シール、24・・・・・外部シェル、25・・・・
・・開放頂部、26・・・・・・開放底部、27・・・
・ジョー、28・・・・内部ライナ、29・・・・・・
開放頂部、30・・・・・・開放底部、31・・・・・
・環状流路、32・・・・・・ビーム、33・・・・・
リテーナ、34・・・・・・ウェブ、36・・・・・・
フランジ、37,38・・・・・・アバツトメント、3
9,40・・・・・・アングル、51・・・・・・スカ
ート、55・・・・・・第1チェンバー、58・・・・
・・第2チェンバー、である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 使用時に、スクラップを装荷するための開放頂部お
    よびスクラップを取出すための開放底部を有する中空で
    円筒状の外部シェルと、前記外部シェルの開放底部を開
    閉するための1対の枢軸的に取付けられたジョーとを備
    え、前記外部シェルの外側には該外部シェルの開放底部
    と前記ジョーのそれに隣接した部分との間に、周囲雰囲
    気に対して開かれた環状の間隙が形成されている、スク
    ラップを予熱することのできるスクラップ装荷バケット
    において、(a)前記外部シェル内に縦方向に配置され
    かつ該外部シェルから半径方向に離隔配置され、スクラ
    ップを保持するための中空で円筒状の交換可能な内部ラ
    イナであつて、スクラップを外部シェルに接触しないよ
    うにするためにその外部シェルとほぼ等しい高さであつ
    て、かつ( I )外部シェルの前記開放頂部に隣接した
    開放頂部と、(II)外部シェルの前記開放底部に隣接し
    、かつ前記ジョーに近接して位置する開放底部とを有し
    ており、さらに前記外部シェルと共に環状の流体通路を
    形成しかつ前記ジョーと共に前記環状の流体通路への環
    状入口を形成している内部ライナと、(b)前記内部ラ
    イナを、前記外部シェルから半径方向に離隔しまた前記
    ジョーからも離隔した状態で、該外部シェルに対する内
    部ライナの限られた熱膨張、収縮を許すように、取外し
    可能に支持するための内部ライナ支持装置と、(c)前
    記外部シェルと前記ジョーのそれに隣接した部分との間
    の前記環状の間隙をシールし、前記環状入口から入つた
    ガスが前記環状の流体通路を通つて上方へ通過し、該環
    状の間隙からは周囲雰囲気の中へ逃げていかないように
    するためのシール装置とを含むことを特徴とするスクラ
    ップ装荷バケット。 2 特許請求の範囲第1項記載のスクラップ装荷バケッ
    トにおいて、前記内部ライナ支持装置は、i 前記外部
    シェルの縦方向に固定され、かつその周りに円弧方向に
    隔置されると共に、該外部シェルから前記内部ライナの
    方へ半径方向にのびる複数個のビームであつて、各々が
    外部シェルの前記開放底部の近くに少なくとも1つのア
    バツトメントを有しているビームと、ii 前記ビーム
    を滑動的に受留め、かつ前記アバツトメント上に支持係
    合するように、前記内部ライナによつて支持された複数
    個のブラケットとからなつているスクラップ装荷バケッ
    ト。 3 特許請求の範囲第1項記載のスクラップ装荷バケツ
    トにおいて、前記ビームの各々は、前記外部シェルに固
    定されかつその縦方向にのび、また半径方向には内部ラ
    イナの方へのびた平坦なウェブであつて、前記外部シェ
    ルのほぼ全長にわたつて延在すると共に、前記内部ライ
    ナに近接したところで終る縁端を有しているウェブと、
    前記ウェブの端縁部の各々に沿つてT字型に配置された
    フランジであつて、前記ウェブに対して直角になつてお
    り、かつ前記外部シェルの開放底部に最も近い底端部に
    近いところで少なくとも1つのアバツトメントを有して
    いるフランジとを含み、また前記ブラケットの各々は、
    前記フランジとそれに隣接したウェブの部分とを滑動的
    に受留めるためのT字型の溝を形成するように、前記内
    部ライナに互いに向いあつて離れた状態で固定された少
    なくとも1対のアングルであつて、内部ライナを前記ジ
    ョーから離れた状態に保持するように前記アバツトメン
    ト上に支持係合する第1の組のストッパと、前記フラン
    ジの半径方向の限られた動きを許しながら前記溝内にそ
    のフランジを保持する第2の組のストッパとを形成して
    いるアングルを含むスクラップ装荷バケット。 4 使用時に、スクラップを装荷するための開放頂部お
    よびスクラップを取出すための開放底部を有する中空で
    円筒状の外部シェルと、前記外部シェルの開放底部を開
    閉するための1対の枢軸的に取付けられたジョーとを備
    え、前記外部シェルの外側には該外部シェルの開放底部
    と前記ジョーのそれに隣接した部分との間に、周囲雰囲
    気に対して開からた環状の間隙が形成されている、スク
    ラップを予熱することのできるスクラップ装荷バケット
    であつて、(a)前記外部シェル内に縦方向に配置され
    かつ該外部シェルから半径方向に離隔配置され、スクラ
    ップを保持するための中空で円筒状の交換可能な内部ラ
    イナであつて、スクラップを外部シェルに接触しないよ
    うにするためにその外部シェルとほぼ等しい高さであつ
    て、かつ( I )外部シェルの前記開放頂部に隣接した
    開放頂部と、(II)外部シェルの前記開放底部に隣接し
    、かつ前記ジョーに近接して位置する開放底部とを有し
    ており、さらに前記外部シェルと共に環状の流体通路を
    形成しかつ前記ジョーと共に前記環状の流体通路への環
    状入口を形成している内部ライナと、(b)前記内部ラ
    イナを、前記外部シェルから半径方向に離隔しまた前記
    ジョーからも離隔した状態で、該外部シェルに対する内
    部ライナの限られた熱膨張、収縮を許すように、取外し
    可能に支持するための内部ライナ支持装置と、(c)前
    記外部シェルと前記ジョーのそれに隣接した部分との間
    の前記環状の間隙をシールし、前記環状入口から入つた
    ガスが前記環状の流体通路を通つて上方へ通過し、該環
    状の間隙からは周囲雰囲気の中へ逃げていかないように
    するためのシール装置とを含むスクラップ装荷バケット
    と、 前記外部シェルおよび内部ライナのそれぞれの開放頂部
    にシール係合し、かつそれら開放頂部に少なくとも隣接
    したところで、前記環状の流体通路を内部ライナの内部
    からシールするように、前記外部シェルと内部ライナの
    頂部に位置決め可能なフードであつて、相互に分離され
    た2つのチェンバーを有し、その第1チェンバーは内部
    ライナの内部と軸方向に連通しており、その第2チェン
    バーは第1チェンバーを取囲んでおり、かつ前記バケッ
    ト上に配置された時に前記環状の流体通路と環状に連通
    するフードと、前記フードを前記バケットに対して接近
    、離脱の運動をさせ、かつ前記外部シェルおよび内部ラ
    イナの開放頂部とのシール係合を入り、切りさせるよう
    に、前記フードを支持するフード支持装置とを含むこと
    を特徴とするスクラップ予熱装置。 5 特許請求の範囲第4項記載のスクラップ予熱装置に
    おいて、高温ガスを前記フードの第1チエンバーへ循環
    させて前記内部ライナを縦方向に通させ、スクラップの
    中を下方向に通つて半径方向外方に向かい前記環状入口
    を通つて前記環状の流体通路の中へと至るようにするた
    めの高温ガス循環装置と、前記環状の流体通路の中に至
    つたガスを上方へ通し、前記フードの第2チェンバーの
    中へ入れて、そこからガスを除去するための使用済ガス
    取出し装置とを含むスクラップ予熱装置。 6 使用時に、スクラップを装荷するための開放頂部お
    よびスクラップを取出すための開放底部を有する中空で
    円筒状の外部シェルと、前記外部シェルの開放底部を開
    閉するための1対の枢軸的に取付けられたジョーとを備
    え、前記外部シェルの外側には該外部シェルの開放底部
    と前記ジョーのそれに隣接した部分との間に、周囲雰囲
    気に対して開かれた環状の間隙が形成されている、スク
    ラップを予熱することのできるスクラップ装荷バケット
    であつて、(a)前記外部シェル内に縦方向に配置され
    かつ該外部シェルから半径方向に離隔配置され、スクラ
    ツプを保持するための中空で円筒状の交換可能な内部ラ
    イナであつて、スクラップを外部シェルに接触しないよ
    うにするためにその外部シェルとほぼ等しい高さであつ
    て、かつ( I )外部シェルの前記開放頂部に隣接した
    開放頂部と、(II)外部シェルの前記開放底部に隣接し
    、かつ前記ジョーに近接して位置する開放底部とを有し
    ており、さらに前記外部シェルと共に環状の流体通路を
    形成しかつ前記ジョーと共に前記環状の流体通路への環
    状入口を形成している内部ライナと、(b)前記内部ラ
    イナを、前記外部シェルから半径方向に離隔しまた前記
    ジョーからも離隔した状態で、該外部シェルに対する内
    部ライナの限られた熱膨張、収縮を許すように、取外し
    可能に支持するための内部ライナ支持装置と、(c)前
    記外部シェルと前記ジョーのそれに隣接した部分との間
    の前記環状の間隙をシールし、前記環状入口から入つた
    ガスが前記環状の流体通路を通つて上方へ通過し、該環
    状の間隙からは周囲雰囲気の中へ逃げていかないように
    するためのシール装置とを含むスクラップ装荷バケット
    と、 前記外部シェルおよび内部ライナのそれぞれの開放頂部
    にシール係合し、かつそれら開放頂部に少なくとも隣接
    したところで、前記環状の流体通路を内部ライナの内部
    からシールするように、前記外部シェルと内部ライナの
    頂部に位置決め可能なフードであつて、相互に分離され
    た2つのチェンバーを有し、その第1チェンバーは内部
    ライナの内部と軸方向に連通しており、その第2チェン
    バーは第1チェンバーを取囲んでおり、かつ前記バケッ
    ト上に配置された時に前記環状の流体通路と環状に連通
    するフードと、前記フードを前記バケットに対して接近
    、離脱の運動をさせ、前記外部シェルおよび内部ライナ
    の開放頂部とのシール係合を入り、切りさせるように、
    前記フードを支持するフード支持装置と高温ガスを前記
    フードの第1チエンバーへ循環させて前記内部ライナを
    縦方向に通過させ、スクラップの中を下方向に通つて半
    径方向外方に向かい前記環状入口を通つて前記環状の流
    体通路の中へと至るようにするための高温ガス循環装置
    と、前記環状の流体通路の中に至つたガスを上方へ通し
    、前記フードの第2チェンバーの中へ入れて、そこから
    ガスを除去するための使用済ガス取出し装置とを含み、
    前記高温ガス循環装置は、高温のガス状燃焼生成物を製
    造するための静止的な焼却炉と、この高温ガスを該焼却
    炉から前記フードの第1チエンバーへ送るための、焼却
    炉とフードとの間を連結している高温ガス供給ダクトと
    を含み、前記使用済ガス取出し装置は、前記第2チェン
    バーからの使用済の低温ガスを焼却炉に送つて、再加熱
    し、前記バケツトへ再循環するための、焼却炉とフード
    との間を連結した低温ガス戻りダクトを含むスクラップ
    予熱装置。 7 特許請求の範囲第6項記載のスクラップ予熱装置に
    おいて、前記フード支持装置は、( I )前記フードを
    上下させて、前記外部シェルおよび内部ライナの開放頂
    部とのシール係合を入切りさせるための作動装置と、(
    II)前記フードに連結された高温ガス供給ダクトと低温
    ガス戻りダクトとの一部分を静止的な焼却炉に対して相
    対的に動かすことを許し、前記ダクトを周囲雰囲気から
    シールした状態に保持するシール保持装置とを含むスク
    ラップ予熱装置。 8 特許請求の範囲第7項記載のスクラップ予熱装置に
    おいて、前記第1チェンバーは前記内部ライナに向かつ
    て拡がつた円錐状に傾斜した側壁を有し、その末端縁部
    は内部ライナの断面積にほぼ等しい断面積を有した開口
    を郭定しており、これによつて高温ガスを内部ライナの
    内部の断面全体にわたつて分配するようになつているス
    クラップ予熱装置。
JP5230883A 1982-03-29 1983-03-28 スクラップ装荷バケットおよびそれを備えたスクラップ予熱装置 Expired JPS6046358B2 (ja)

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US36289482A 1982-03-29 1982-03-29
US362894 1982-03-29

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JPS58178184A JPS58178184A (ja) 1983-10-19
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JP5230883A Expired JPS6046358B2 (ja) 1982-03-29 1983-03-28 スクラップ装荷バケットおよびそれを備えたスクラップ予熱装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8834653B2 (en) 2010-07-28 2014-09-16 Ati Properties, Inc. Hot stretch straightening of high strength age hardened metallic form and straightened age hardened metallic form
US9050647B2 (en) 2013-03-15 2015-06-09 Ati Properties, Inc. Split-pass open-die forging for hard-to-forge, strain-path sensitive titanium-base and nickel-base alloys
US11851734B2 (en) 2015-01-12 2023-12-26 Ati Properties Llc Titanium alloy

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8834653B2 (en) 2010-07-28 2014-09-16 Ati Properties, Inc. Hot stretch straightening of high strength age hardened metallic form and straightened age hardened metallic form
US9050647B2 (en) 2013-03-15 2015-06-09 Ati Properties, Inc. Split-pass open-die forging for hard-to-forge, strain-path sensitive titanium-base and nickel-base alloys
US11851734B2 (en) 2015-01-12 2023-12-26 Ati Properties Llc Titanium alloy

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