JPS6046355A - Co−Νi系合金棒,線又は条の製造方法 - Google Patents
Co−Νi系合金棒,線又は条の製造方法Info
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- JPS6046355A JPS6046355A JP15153083A JP15153083A JPS6046355A JP S6046355 A JPS6046355 A JP S6046355A JP 15153083 A JP15153083 A JP 15153083A JP 15153083 A JP15153083 A JP 15153083A JP S6046355 A JPS6046355 A JP S6046355A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は0o−Ni系合金の棒、線又は条を害1h。
を生じさせることなく製造する方法に関するものである
〇 従来Co−IJi系合金は磁性材料として広く知られて
おり、金属組織学的には高CO含有1lIlでhap(
最密六方晶)の結晶構造を示す6′相を有しており、高
温での平衡相(fcc)≠瓢らhapへの変態が無拡散
変態となる。このCo−Ni系合金の厚板材や棒材#′
i鋳造品として或いは鋳造インゴットからの熱間加工で
製造されている。この゛ようなCo−Ni系合金は場合
により薄板や細線を製造することが要求されるが、上記
のような熱間加工のみでは薄板や細線を得るには十分カ
精度が得られず、良好々形状を得ることも困難である。
〇 従来Co−IJi系合金は磁性材料として広く知られて
おり、金属組織学的には高CO含有1lIlでhap(
最密六方晶)の結晶構造を示す6′相を有しており、高
温での平衡相(fcc)≠瓢らhapへの変態が無拡散
変態となる。このCo−Ni系合金の厚板材や棒材#′
i鋳造品として或いは鋳造インゴットからの熱間加工で
製造されている。この゛ようなCo−Ni系合金は場合
により薄板や細線を製造することが要求されるが、上記
のような熱間加工のみでは薄板や細線を得るには十分カ
精度が得られず、良好々形状を得ることも困難である。
ところで一般に細線や薄板を得る方法として焼鈍、冷間
加工を繰り返し行い、目標寸法に仕上げる方法が採用さ
れている。しかしながら本発明者らは、 Ni含有量が
30重量パーセント以のCo−Ni系合金ではこの焼鈍
、冷間加工が極めて困難であることを見す出した。
加工を繰り返し行い、目標寸法に仕上げる方法が採用さ
れている。しかしながら本発明者らは、 Ni含有量が
30重量パーセント以のCo−Ni系合金ではこの焼鈍
、冷間加工が極めて困難であることを見す出した。
本発明者らは、このような点に鑑み種々研究を行った結
果1割れの発生し々いCo−Ni系合金棒、線又は条の
製造方法を見い出したもので。
果1割れの発生し々いCo−Ni系合金棒、線又は条の
製造方法を見い出したもので。
その方法は熱間加工したのち350℃以上の温度で、好
ましくFia o o℃以上の温度で温間加工を行うこ
とを特徴とする。
ましくFia o o℃以上の温度で温間加工を行うこ
とを特徴とする。
一般に金属の細線又は薄板を製造する方法としては前述
したように、熱間加工したのち加工性を付与するために
焼鈍により軟化させ、その後冷間加工を行うという焼鈍
、冷間加工の繰り返しを行うことが普通である。
したように、熱間加工したのち加工性を付与するために
焼鈍により軟化させ、その後冷間加工を行うという焼鈍
、冷間加工の繰り返しを行うことが普通である。
ところが本発明者らは(!o−Ni系合金ではこのよう
な通常の熱処理と加工方法が通用せず、むしろ焼鈍によ
り脆化し、冷間加工によって粒界破壊する傾向を示すこ
とを見い出した、この焼鈍と冷間加工による割れの発生
状況に関する笑験の結果を次に示す。
な通常の熱処理と加工方法が通用せず、むしろ焼鈍によ
り脆化し、冷間加工によって粒界破壊する傾向を示すこ
とを見い出した、この焼鈍と冷間加工による割れの発生
状況に関する笑験の結果を次に示す。
(焼鈍と冷間加工の例)
まずCo−Ni合金(2α2重111Ji−i部co)
を真空溶解で鋳塊t−!B造後、この鋳塊を熱間鍛造し
1次に熱間圧延を行った。つ込で熱間圧延後1時間の焼
鈍を行った。この焼鈍温度Fi第1表に示す通りである
。
を真空溶解で鋳塊t−!B造後、この鋳塊を熱間鍛造し
1次に熱間圧延を行った。つ込で熱間圧延後1時間の焼
鈍を行った。この焼鈍温度Fi第1表に示す通りである
。
このように焼鈍を行ったCo−Ni合金材を1パス加工
度2〜3%程度で冷間圧延を行い0割れ発生に至る加工
度を調べた。その結果を第2表に示す。
度2〜3%程度で冷間圧延を行い0割れ発生に至る加工
度を調べた。その結果を第2表に示す。
第 1 表
第 2 表
第1表から明らかなように熱間仕上りで400ビッカー
ス硬さくμav/5oor)以上であった硬さが各焼鈍
温度で280ビッカース硬さくμ)?v/5ooQ以下
に下シ、軟化しているのがわかる。
ス硬さくμav/5oor)以上であった硬さが各焼鈍
温度で280ビッカース硬さくμ)?v/5ooQ以下
に下シ、軟化しているのがわかる。
なお、1時間焼鈍での再結晶開始温度Fi600℃と8
00℃の間である。
00℃の間である。
しかしながらこのように焼鈍により軟化してもこれを冷
間圧延すると第2表に示すように低加工度でも割れが発
生し工業的に有用な製造方法とは言いえない。
間圧延すると第2表に示すように低加工度でも割れが発
生し工業的に有用な製造方法とは言いえない。
第2表には焼鈍しないで熱間圧延材を直接冷間圧延した
場合をも示しているが、低加工度で割れが発生し、極め
て好ましくない。
場合をも示しているが、低加工度で割れが発生し、極め
て好ましくない。
以上の焼鈍後における冷間加工の困難さの原因について
は必らずしも明らかではないが2本研究によれば粒界偏
析や水素脆性によるものではなく粒界面上での変態ひず
み差による応力集中が原因であると考える。
は必らずしも明らかではないが2本研究によれば粒界偏
析や水素脆性によるものではなく粒界面上での変態ひず
み差による応力集中が原因であると考える。
いずれにしても焼鈍によって加工性を付与し。
冷間加工することはCo−N1系合金の薄板や線の製造
には適合しないことが判明した。
には適合しないことが判明した。
そこで本発明者らは種々の研究を行い、30重重量板内
のN1を含むCo−N1系合金を550℃以上、好まし
くは400℃以上に加熱しながら加工を行う。すなわち
、温間加工を行うと1割れが発生せず、良好な加工性が
得セれることを見い出した。
のN1を含むCo−N1系合金を550℃以上、好まし
くは400℃以上に加熱しながら加工を行う。すなわち
、温間加工を行うと1割れが発生せず、良好な加工性が
得セれることを見い出した。
次に本発明の実施例にっ込て説明する。
害施例1
Co−Ni合金(2α2重fit%Ni−残部c(1)
を真空溶解にて鋳塊を製造し、この鋳塊を熱間圧延にて
400℃に加熱し圧延した。むパスで温度低下があるた
め圧延途中で再加熱し、(連続加熱の場合には再加熱の
必要がない、)所定のパス回数でQ、5m板厚にした。
を真空溶解にて鋳塊を製造し、この鋳塊を熱間圧延にて
400℃に加熱し圧延した。むパスで温度低下があるた
め圧延途中で再加熱し、(連続加熱の場合には再加熱の
必要がない、)所定のパス回数でQ、5m板厚にした。
この温間圧延上りの機゛械的性質は第3表に示す通りで
あり9割れの発生したい(L5y+m板厚の薄板が得ら
れた。
あり9割れの発生したい(L5y+m板厚の薄板が得ら
れた。
第3表
実施例2
Co−Ni合金(2α2重量嗟N1−残部CO)を真空
溶解にて鋳塊を製造し、との鋳塊を熱間圧延にて2−2
m板厚のCo−Ni合金熱間圧延板を得た。
溶解にて鋳塊を製造し、との鋳塊を熱間圧延にて2−2
m板厚のCo−Ni合金熱間圧延板を得た。
このz2■板厚熱間圧延板を酸洗後、a気炉にて500
℃に加熱し圧延した。数パスで温度低下を生ずるため5
00℃に再加熱し、所定のパス回数でα5w+の板厚と
した。
℃に加熱し圧延した。数パスで温度低下を生ずるため5
00℃に再加熱し、所定のパス回数でα5w+の板厚と
した。
この温間仕上りの根板的性質は第4表に示す通りであり
、実施例1と同様に割れは皆無であった。
、実施例1と同様に割れは皆無であった。
第4表
次に温間加工の適用できる温度限界値の検討のため次の
実鹸を行った。
実鹸を行った。
(実 験)
Co−Ni合金(2α2重f#壬N1−残部CO)を真
空溶解で鋳塊を製造し、この鋳塊を熱間鍛造した。熱間
鍛造したスラブからくさび状の形状に塊片を切断し、3
00℃〜700℃の所定温度に加熱後1パスで圧延を行
った。圧延後のCo−N1合金の表面状況から割れの発
生しない最大の1パス加工度をめた。結果を第5表に示
す、第5表 目標の板厚にまで圧延する場合には所定のパス回数を要
するが、1パスの加工度が小さい場合パス回数が増大し
無理な圧延工程となり、しかも経済的でない。
空溶解で鋳塊を製造し、この鋳塊を熱間鍛造した。熱間
鍛造したスラブからくさび状の形状に塊片を切断し、3
00℃〜700℃の所定温度に加熱後1パスで圧延を行
った。圧延後のCo−N1合金の表面状況から割れの発
生しない最大の1パス加工度をめた。結果を第5表に示
す、第5表 目標の板厚にまで圧延する場合には所定のパス回数を要
するが、1パスの加工度が小さい場合パス回数が増大し
無理な圧延工程となり、しかも経済的でない。
第5表から明らか表ように2割れの発生しない最大1パ
ス加工度は5係以上必要であり、温間加工に必要とされ
る温度は最低350 C,好ましくは1パス加工度14
係程度以上すなわち400℃以上が適当である。
ス加工度は5係以上必要であり、温間加工に必要とされ
る温度は最低350 C,好ましくは1パス加工度14
係程度以上すなわち400℃以上が適当である。
350℃未満では1パスでの加工度が著しく低下し、無
理なパス回数、圧下量と々って割れの発生がみられ好ま
しくない。
理なパス回数、圧下量と々って割れの発生がみられ好ま
しくない。
また700℃以上の加熱温度になると加工精度が悪化し
温度維持、コスト等の不利を生ずるので適宜選択する必
要がある。
温度維持、コスト等の不利を生ずるので適宜選択する必
要がある。
本発明の割れを発生させない温間加工方法は圧延に限ら
ず、鍛造、引抜き、押し出し等による加工においても適
用できることは明らかである。
ず、鍛造、引抜き、押し出し等による加工においても適
用できることは明らかである。
セしてCo−Ni合金にさらに他の元素を添加したCo
−Mi系合金および不純物が含有される合金においても
同様に適用できる。
−Mi系合金および不純物が含有される合金においても
同様に適用できる。
以上9本発明はCo−Ni系合金インゴットを熱間加工
したのち350℃以上、好ましく1j400℃以上の温
度で温間加工を行なうことにより。
したのち350℃以上、好ましく1j400℃以上の温
度で温間加工を行なうことにより。
良好な形状および精度を有する薄板、細線及び棒を割れ
を生ぜしめずに製造することができる極めて優れた方法
であり、軟化焼鈍、冷間加工によって発生した割れの問
題を克服した工業上極めて有用なものである。
を生ぜしめずに製造することができる極めて優れた方法
であり、軟化焼鈍、冷間加工によって発生した割れの問
題を克服した工業上極めて有用なものである。
特許出願人 日本鉱業株式会社
代理人 弁理士(7569)並川啓志
Claims (2)
- (1) (1!0−Ni系合金インゴットを熱間加工し
たのち350℃以上の温度で温間加工を行うことを特徴
とする割れの発生しないCo−Ni系合金棒、線又は条
の製造方法。 - (2)400℃以上の温度で温間加工を行うことを特徴
とする特許請求の範囲第1項琶己載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15153083A JPS6046355A (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | Co−Νi系合金棒,線又は条の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15153083A JPS6046355A (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | Co−Νi系合金棒,線又は条の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6046355A true JPS6046355A (ja) | 1985-03-13 |
Family
ID=15520523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15153083A Pending JPS6046355A (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | Co−Νi系合金棒,線又は条の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6046355A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0603407A1 (en) * | 1992-05-11 | 1994-06-29 | Sumitomo Electric Industries, Ltd | Vapor deposition material and production method thereof |
-
1983
- 1983-08-22 JP JP15153083A patent/JPS6046355A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0603407A1 (en) * | 1992-05-11 | 1994-06-29 | Sumitomo Electric Industries, Ltd | Vapor deposition material and production method thereof |
EP0603407A4 (en) * | 1992-05-11 | 1995-02-08 | Sumitomo Electric Industries | VACUUM METALLIZATION MATERIAL AND PROCESS FOR PRODUCING THE SAME. |
US5441010A (en) * | 1992-05-11 | 1995-08-15 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Evaporation material and method of preparing the same |
US6126760A (en) * | 1992-05-11 | 2000-10-03 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Evaporation material |
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