JPS6044613A - 締結構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明はタッピンねし、ドリルねじ等のねじ類や各秤ポ
ル１〜およびナラ１〜を用いた締結部分に防錆を施こし
た締結構造に関゛４るものである。

（０）従来の技術 ねじ部品などを用いた締結構造に対する防錆対策としニ
一般にメッキ等の表面処理が施こされている。

しかしながら、これらメッキされたねじ部品も経年変化
や締付時の表面処理被膜の損傷によって締結部分の発錆
が早期に発生することが多い。

特に自動車やその他層外で使用される機器類のねじ部品
の場合には、雨水や潮風にさらされるためにその進行は
早く、当該締結部から次第に侵食されて劣化し、機器全
体の耐久か命に影響を及ばずこととなる。

そこで上記欠点を改善覆るために、締結後に塗装したり
防錆ワックス等を吹きイ４りたりＪる方法゛ｂとられて
いるが、前者はコストが高く、又後者は必要個所以外に
迄油脂分が付着して汚れやその伯の不具合があった。

（ハ）発明の目的 本願は前記従来方法の欠点を改善するものであり、締結
前においては従来形のねじとほとんど変らずに取扱うこ
とができると共に、締結一時には摩擦係数を低下させ゛
（ねじの損傷を防止し且つ締ｆｌ軸力を高めて強固な締
結が行われ、締結後には締軸部を外気等から遮断して防
錆を行うことができる締結構造を提供するものである。

（ニ）発明の構成 本願の締結構造は防錆効果のある油脂類をマイクロカプ
セルに封入し、該マイクロカプセルを締結部材と被締結
部材との締結圧力が作用づる面の少なくとも一方に被着
せしめたものである。

従つ−Ｃ締結時の押圧力でマイクロカプセルが破壊ある
いは展延して封入された油脂類が滲出してねじの周りに
油膜を形成し、前記防錆効果を奏づるものである。

（ホ）実施例 第１図は締結部材としての六角ポル１への全体を示づ平
面図であり、一方にスパナ等の締結具を受容Ｊるための
回動手段として六角頭部１が、該頭部の座面２に連続Ｊ
る軸部３の先端側にねじ部４が各々形成されると共に、
全体表面にはメッキが施こされている。

上記構成の六角ポル１−に対して第２図、第３図に示す
ように、座面２と軸部３の一部およびねじ部４の先端側
には各々多数のマイクロカプセル５を被着Ｊる。

このマイクロカプセル５の大きさは数１０ミクロンから
数１００ミクロン程度の微細なもので、例えばエポキシ
、ナイロン、ポリエチレン等の合成樹脂材で形成され、
内部には防錆効果のある油脂類（防錆剤）が封入されて
いる。

これら防錆剤としては例えば、防錆油、潤滑剤ワックス
、これらの混合油脂等いり゛れも防錆効果を期待できる
ものであって、適度の粘性を備えたものが使用される。

又マイクロカプセル５の被膜の厚さは、所定の加圧力で
破壊あるいは展延して封入された油脂類を滲出さぼるこ
とが出来る程度にづ−る。

そして上記マイクロカプセル５は第４図に示Ｊ拡大図の
ように、粘着剤６により相互に接合された状態で前記ボ
ルトの所望個所に被着されるが、これら被着に際しＣは
例えばマイクロカプセル５と二液性の接着剤のうちの一
部を混合状態にしてスプレーガン等から吹き付りると共
に、他の一部を同時に吹き付【ノすることにより硬化し
、被着を、１３こなうことができる。このようにして座
面２や、ねじ部５′ｊｆｆの所望個所にマイク［１カプ
セル５が被着された防錆六角ボルトＢは第５図に示すよ
うに、被締結部材ｐ、、Ｐ２　、Ｐａの取付穴内に押通
さＵ、ねじ部４にナラｈ　Ｎを螺合して締付けを行うこ
とにより、ポル１〜Ｂと被締結部Ｕｐｔおよびボ／Ｌ、
　ｌ−Ｂ　トナッ＋−Ｎに各々挟圧された前記マイクロ
カプセル５は破壊若しくは展延して内部に封入された防
錆効果のある油脂類が滲出してボルトＢの周りに油膜Ｆ
１．Ｆ２を形成りる。

この油膜１：２の作用により摩擦係数が安定状態で低］
；するのＣ１締イｑ時にメッキを剥がず等のＪ０傷をな
くし且つ締付けに必要な］〜ルクを均一にして１〜ルク
管理を容易にすることができると共に、締イ」１ノ軸ノ
ｊが高くなり強固で確実な締結を行うことができる。

又締結後にＪ３いて油膜Ｆ１が締結部を雨水や外気から
遮断Ｊるので一段と防錆効果を高めるものである。なお
、上記実施例ではマイクロカプセルを締結部材に被着し
ているが被締結部材に被着してもよい。

（へ）発明の効果 前記実施例でも明らかなとおり本願の締結構造は、座面
やねじ部等の所望個所に防錆効果のある油脂類を封入し
たマイクロカブ［ルが被着されているので、締結時の加
圧力で破壊若しくは展延したカプセル内から油脂類が滲
出し−Ｃねじの周りに油膜が形成される。

従って、摩擦係数が安定状態で低下してメッキの剥れ等
の損傷は防止され、月つ紬イ」軸力を高めることができ
るので強固で確実な締結を行うことができると共に、締
付けに必要なトルクが均一化してトルク管理を容易にす
ることができる。

又締結部は油膜でシールされ、外気や雨水等から遮断さ
れるので長期に渡っての防錆をＩＩＩＪ侍りることがで
きる。

更に従来の塗装や吹き付けによるものと異なり油膜を限
定された範囲に留めることがでるので汚れ等の心配はな
く、しかも使用前の状態では油脂類はカプセル内に封入
されているので長期保存が可能であり、通常のねじ部品
とほぼ同様に保管その仙取扱いをおこなうことができる
。

【図面の簡単な説明】

図面はいり゛れも本願の一実施例を示し、第１図は対象
となる六角ポル］−の全体平面図、第２図はマイク［１
カプセルを被着したボルト頭部側の部分斜面図、第３図
は同ポル］〜ねじ部側の部分平面図、第４図はマイク１
コカプセルの被着状態を示寸部分拡大図、第５図は防錆
六角ボルトの使用状態を承り縦断面図である。 ［符号の説明］ １・・・ねじ頭部　２・・・座面 ３・・・軸部　４・・・ねじ部 ５・・・マイクロ力ブレル　６・・・粘着剤］３・・・
防錆六角ポルｔ−Ｆｌ、Ｆ２・・・油膜Ｎ・・・ナラｔ
”　Ｐ　Ｉ〜３・・・被締結部材時￥１出願人　株式会
社　トーブラ 第１図 第３図 第５１りＩ 第２図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. たがいに螺合づるネジ部を有し軸線周りに相対回転させ
   ることにより締結方向に相対移動する一対の締結部材と
   、この締結部材の締結方向の相対移動ににり締結圧ノコ
   を受ける被締結部材とを有する締結構造においで、前記
   締結部材ど被締結部材どの締結圧力が作用する面の少な
   くとも一方に、防錆剤を封入したマイクロカプレルを被
   着さＵたことを特徴とづる締結構造