JPS6043393B2 - 合成潤滑油 - Google Patents

合成潤滑油

Info

Publication number
JPS6043393B2
JPS6043393B2 JP14436680A JP14436680A JPS6043393B2 JP S6043393 B2 JPS6043393 B2 JP S6043393B2 JP 14436680 A JP14436680 A JP 14436680A JP 14436680 A JP14436680 A JP 14436680A JP S6043393 B2 JPS6043393 B2 JP S6043393B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
ethylene
mol
hour
copolymerized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14436680A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5770195A (en
Inventor
立雄 木下
秀邦 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP14436680A priority Critical patent/JPS6043393B2/ja
Publication of JPS5770195A publication Critical patent/JPS5770195A/ja
Publication of JPS6043393B2 publication Critical patent/JPS6043393B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubricants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、粘度指数が高く、流動点が低く、酸化安定性
の優れた合成潤滑油に関する。
エチレンとプロピレンの低分子量油状共重合体が高い粘
度指数、高い酸化安定性、低い流動点を有する潤滑油と
なることはすでに知られている(特公昭47−2165
時)。
確かに鉱油系の潤滑油に比較すると酸化安定性は優れて
いるがそれでもなお充分とは言い難く、厳しい条件下に
おける酸化安定性の試験において、酸化安定性を併用す
る場合においてすら、無視できない変化が認められる。
本発明者らは、上記共重合体の有する優れた粘度特性を
損なうことなく、酸化安定性を一層改善するべく検討を
行つた結果、該共重合体分子中に適当量の芳香族炭化水
素成分を導入すればよいことを知つた。
すなわち本発明によれば、エチレw=レ*ムハj1、、
1、A、、・、・、、 ↓讐jつ l、ノ1ιアゞ:仁
明(族炭化水素成分から構成され、エチレン含有率24
ないし75モル%、該α−オレフィン含有率24ないし
75モル%、該芳香族炭化水素成分含有率1ないし20
モル%で数平均分子量300ないし2000の共重合油
を含有してなる合成潤滑油が提供される。エチレン、炭
素数3ないし14のα−オレフィン及び芳香族炭化水素
成分から構成される共重合油は、エチレンと該α−オレ
フィンを該芳香族炭化水素を含有する触媒中で共重合さ
せ、エチレンと該α−オレフィンの共重合と共に該芳香
族炭化水素へのアルキル化を同時に行うことによつて芳
香族炭化水素にエチレン・プロピレン共重合体が付加し
た構造のものとして得ることができる。あるいは芳香族
炭化水素成分がスチレンのような不飽和成分を共重合す
ることによつて共重合油を製造することができる。共重
合油中のエチレン含有率は24ないし75モル%、好ま
しくは26ないし70モル%である。
エチレン含有率が前記範囲より高くなると、共重合油の
ノ流動点が高くなり好ましくなく、またエチレン含有率
が前記範囲より低いと、共重合油の粘度指数が低くなる
。一方、α−オレフィン含有率は24ないし75モル%
、好ましくは26ないし70モル%であり、芳香族炭化
水素成分単位は1ないし20モル丁%、好ましくは2な
いし18モル%である。芳香族炭化水素成分が全くない
か、又は前記範囲より少量である場合には共重合油の酸
化安定性が充分ではない。又、該成分が前記範囲より多
くなると、共重合油の粘度特性が悪くなるので好ましく
ない。また該共重合油の数平均分子量は300ないし2
,000、好ましくは350ないし1,500でなけれ
ばならない。
平均分子量が300より小さいものは引火点が低いため
好ましくなく、また平均分子量が2,000より大きい
ものは流動性が悪いので好ましくない。共重合油を構成
る炭素数3ないし14のα−オレフィン成分としては、
例えばプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オ
クテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン
、4−メチルー1−ペンテンなどを代表例として挙げる
ことができる。
これらは2種以上併用してもよい。これらの中では、熱
安定性の点から考慮するとプロピレンがもつとも好まし
い。共重合油を構成する芳香族炭化水素成分としては、
ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クメ
ン、ナフタリン、α−メチルナフタリン、β−メチルナ
フタリンなどの炭素数6ないし13の二重結合を有しな
い芳香族炭化水素あるいはスチレン、α−メチルスチレ
ン、m−(又はp一)メチルα−メチルスチレン、m−
(又はp一)イソプロピルα−メチルスチレン、ビニル
ナフタリンなどのスチレン系炭化水素などを代表例とし
て例示することができる。
前記重合油としては、VO(0R)NX3−oやVX4
(Xはハロゲン、Rはアルキル基、0≦n≦3)などで
示されるバナジウム化合物とAlR″Nx3−。
(Xはハロゲン、R″はアルキル基、1≦n≦1.5)
で示される有機アルミニウムハライドからなる触媒系を
用いて重合して得たものがとくに好ましい。アルキルア
ルミニウムとしてAlR″3又はAlR″2Xを用いた
場合、芳香族炭化水素含有率が低く、生成物は一部オイ
ルを含んだ白色ワックスであり有用な潤滑油にはならな
い。前記バナジウム化合物の具体例としては、VOCl
3、VO(0C2H5)Cl。、VO(0C2H5)1
.5C11.5、VO(0C2H5)2C1■O (0
C2H5)3、VO(0C3H1.5C11.5、VO
(0C4H9)Cl2、VCl4などをあげることがで
きる。又、前記有機アルミニウムハライドとしては、(
C2H5)1.5A1C11.5、(C2H5)AlC
l2、(C4H9)1.5A1C11.5、(C4H9
)AICI2あるいはこれらの混合物などが好適に利用
できる。前記性状の共重合油を製造するには、水素の共
存下、芳香族炭化水素を含有する媒体中てエチレンとα
−オレフィンを共重合させるとよい。その際、各触媒成
分の使用割合、エチレン、α−オレフィン及び芳香族炭
化水素の相互割合、水素使用量、共重合温度などの条件
を適当な範囲に設定することにより、前記した組成およ
び分子量を有する共重合油を得ることができる。芳香族
炭化水素を含有する媒体は、芳香族炭化水素のみであつ
てもよく、他に脂肪族炭化水素や脂環族炭化水素が含有
されていてもよい。
しかしながらかかる媒体中の芳香族炭化水素の含有率が
少なくとも1喀量%以上、とくに1熔量%以上となつて
いることが好ましい。上記媒体中におけるバナジウム触
媒の濃度は、0.5ないし20rT1m01/′、とく
に1ないし15mm01/′とするのが好ましく、有機
アルミニウムハライドの濃度は、A1/Vが5ないし2
0、とくに6ないし15の範囲となるように定めるのが
好ましい。
水素使用量は共重合体の所望の分子量によつて異なるが
、気相ガス中の鴇ガス濃度が20ないし98/ぐーセン
トになる量が使用される。
共重合の温度は0ないし70℃、とくに20ないし60
℃の範囲がよい。
共重合油は、共重合反応混合物の触媒を失活させた後、
低沸点成分を除いた塔底油として回収することができる
かくして得られる共重合油は、粘度指数が高く、流動点
が低く、酸化安定性が優れている。従つて潤滑油基油と
して好適である。次に実施例を示す。実施例1 攪拌翼を備えた4′のガラス製反応器を用い、連続的に
アルキル芳香族化合物の合成を行つた。
すなわち反応器上部からトルエンを毎時4eの速度で連
続的に供給する。一方反応器下部から反応器中の反応液
が常に2′になるように連続的に反応液を抜き出す。触
媒として三塩化バナジルを反応器中の濃度が10ミリモ
ル/′となるようにエチルアルミニウムセスキクロリド
を反応器中の濃度が80ミリモル/′となるように、そ
れぞれ反応器上部から反応器中へ連続的に供給した。
また、反応器上部からエチレン、プロピレン、および水
素の混合ガス(エチレン毎時10e1プロピレン20e
1水素毎時270′)を供給する。反応温度は、反応器
外部にとりつけられたジャケットに温水を循環させるこ
とにより、50℃に調節した。反応器下部から抜出した
反応液中に少量のメタノールを添加して反応を停止させ
たのち、反応液を3回水洗した。そののち30n1mH
gの減圧で、ポット温度100℃の蒸留により未反応ト
ルエンを除き、更に0.1n1mHgの減圧で、ポット
温度100きC〜230℃でトツピングを行いボトム液
を製品油とした。結果は鉱油(日本石油100ニュート
ラルオイル)及び塩素化パラフィン、ベンゼン縮合油(
堀口博著、潤滑油とグリース、より)と比較し、第1表
に示した。実施例2 エチレン毎時39f1プロピレン毎時21′、水素毎時
240eとした他は実施例1と同様に行つた。
結果は第1表に示した。実施例3 エチレン毎時56′、プロピレン毎時66e1水素毎時
180eとした他は実施例1と同様に行つた。
結果は第1表に示した。実施例4 トルエンの代りにナフタレンのヘキサン溶液(坏重量パ
ーセント)を用いた他は実施例1と同様に行つた。
結果は第1表に示した。実施例5 プロピレンの代りに1−ヘキセンを用に、1ーヘキセン
を毎時0.2eの速度で供給し、トルエンを毎時3.8
eの速度で供給した他は実施例1と同様に行つた。
結果は第1表に示した。実施例6 実施例1の製品油について酸化安定性を調べ(170℃
×2411)、低分子量エチレンプロピレン共重合体(
実施例1の方法でトルエンの代りにヘキサンを用いて合
成した、エチレン50モル%、Mn5lO)および鉱油
(日本石油100ニュートラルオイル)の酸化安定性と
比較した。
結果は酸化の変化として第2表にまとめて示した。比較
例1 実施例1で、エチルアルミニウムセスキクロライドの代
りにジエチルアルミニウムモノクロリドを用い、エチレ
ン毎時6e1プロピレン毎時24eとした他は同様に行
つた。
生成物は一部オイルを含んだ白色ワックスであつた。結
果は第1表に示した。比較例2 実施例1において、エチレン・プロピレンおよび水素の
混合ガス供給量をそれぞれ毎時5′、45e12501
とした他は同様に行つた。
比較例3 実施例1において、エチレンの供給速度を毎時5′、プ
ロピレンの代りに1−ヘキセンを用い、その供給速度を
毎時0.2′、水素の供給速度を毎時29011トルエ
ンの供給速度を毎時3.8eとしたj他は同様に行つた
比較例4 実施例1において、エチレンの供給速度を毎時70f、
プロピレンの供給速度を毎時140f、水素の供給速度
を毎時90eとした他は同様に行つた。
フ比較例5実施例1の重合油のトツピングによつて得ら
れた留出分を更に10rT1mHgの減圧下において塔
頂温度100゜Cで蒸留し、ボトム液を製品油とした。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エチレン、炭素数3ないし14のα−オレフィン及
    び芳香族炭化水素成分から構成され、エチレン含有率2
    4ないし75モル%、該α−オレフィン含有率24ない
    し75モル%、該芳香族炭化水素成分含有率1ないし2
    0モル%で数平均分子量300ないし2000の共重合
    油を含有してなる合成潤滑油。
JP14436680A 1980-10-17 1980-10-17 合成潤滑油 Expired JPS6043393B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14436680A JPS6043393B2 (ja) 1980-10-17 1980-10-17 合成潤滑油

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14436680A JPS6043393B2 (ja) 1980-10-17 1980-10-17 合成潤滑油

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5770195A JPS5770195A (en) 1982-04-30
JPS6043393B2 true JPS6043393B2 (ja) 1985-09-27

Family

ID=15360433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14436680A Expired JPS6043393B2 (ja) 1980-10-17 1980-10-17 合成潤滑油

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6043393B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2503536B2 (ja) * 1987-10-19 1996-06-05 三井石油化学工業株式会社 潤滑油組成物
DE69820179T2 (de) * 1997-01-31 2004-09-23 Mitsui Chemicals, Inc. Schmieröl oder schmierölzusammensetzung und heizölzusammensetzung

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5770195A (en) 1982-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0060609B1 (en) Process for producing an ethylene/alpha-olefin copolymer
US5688887A (en) Reactive, low molecular weight, viscous poly(1-olefins) and copoly(1-olefins) and their method of manufacture
US6642169B2 (en) Polymerisation catalysts
CA2110654C (en) Dilute process for the polymerization of ethylene/alpha-olefin copolymer using metallocene catalyst systems
US6043401A (en) Reactive, low molecular weight, viscous poly(1-olefins) and copoly(1-olefins) and their method of manufacture
US5420372A (en) Alpha-olefin oligomers useful as base stocks and viscosity index improvers, and lubricating oils containing same and method of making the oligomers
JP2000516665A (ja) エチレン−α−オレフィン重合体、製法および使用法
US4967029A (en) Liquid lubricants from alpha-olefin and styrene copolymers
US4613712A (en) Alpha-olefin polymers as lubricant viscosity properties improvers
US2525788A (en) Mineral oil lubricants containing polymers of 1-olefins
US5284988A (en) Preparation of synthetic oils from vinylidene olefins and alpha-olefins
DE69826481T2 (de) Polymerisationskatalysatoren
JPH021163B2 (ja)
US3168588A (en) Polymerized ethylene lubricating oils from alkanol modified catalysts
CA1207739A (en) Catalyst composition
JPH027998B2 (ja)
FI62334B (fi) Smoerjmedelstillsats
US3798284A (en) Process for the preparation of synthetic lubricating oils from olefins
US5196635A (en) Oligomerization of alpha-olefin
US3884988A (en) Production of synthetic lubricants from alpha-olefins through a ternary catalytic system
JPS6043393B2 (ja) 合成潤滑油
US3330883A (en) Copolymerization of low carbon number and high carbon number olefin fractions
US4434270A (en) Ethylene/propylene/vinyl alkyl ketone polymers
RU1834900C (ru) Состав минерального масла
US3639226A (en) Synergistic dewaxing and composition