JPS604273Y2 - 録音バイアス制御回路 - Google Patents

録音バイアス制御回路

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JPS604273Y2
JPS604273Y2 JP11578478U JP11578478U JPS604273Y2 JP S604273 Y2 JPS604273 Y2 JP S604273Y2 JP 11578478 U JP11578478 U JP 11578478U JP 11578478 U JP11578478 U JP 11578478U JP S604273 Y2 JPS604273 Y2 JP S604273Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、交流バイアス方式のテープレコーダにおけ
るバイアス電流の制御回路に関する。
従来より、アナログ信号を記録するテープレコーダのバ
イアス供給方式としては、直流バイアス法と交流バイア
ス法の2種類がある。
この両者のうち、S/N比およびダイナミックレンジの
点から、交流バイアス法が主に利用されている。
しかしながら、交流バイアス法は、高域の周波数応答を
劣化させる欠点を有している。
その理由は次のように考えることができる。
すなわち、録音ヘツドのギャップ近傍にはバイアス磁界
が分布している。
録音テープのうち、ギャップ部の録音磁界によって録音
された部分は、テープ走行に従って前記ギャップ部を離
れて行く。
この離れて行く過程において、前記録音された部分は、
録音ヘッドのギャップ近傍に分布する前記バイアス磁界
によって、減磁される。
この減磁の程度は、録音された信号の波長が短かいほど
著しくなる。
すなわち高域周波数の応答が悪化する。
この悪化はまた、録音レベルが高くなるほど著るしく生
じる。
上記バイアス磁界による高域周波数応答の悪化の程度は
、バイアス磁界を弱めれば軽減される。
しかしながら、バイアス磁界を弱めると、磁気テープの
初期磁化曲線の非直線性にもとづく歪が増大する。
この歪は、録音レベルが低い程日立ものであり、バイア
ス磁界を除くわけには行かない。
ところが、録音レベルが大きいときは、バイアス磁界を
若干弱めても、聴感上の歪の増大はほとんど感じられな
い。
一方、比較的大きな録音レベルにおいて、バイアス磁界
を若干弱めたことによる高域周波数応答の改善は、少な
からぬものであることを知ることができた。
この考案は上記事情にもとづきなされたもので、小さな
録音レベルにおける低歪の確保と大きな録音レベルにお
ける高域周波数応答の改善が可能な録音バイアス制御回
路を提供することを目的とする。
上記目的を遠戚するために、この考案に係る録音バイア
ス制御回路は、録音レベルの増大に対応して録音バイア
ス電流を減少させる手段を備えている。
第1図は、この考案の好ましい具体化例の1つを示して
いる。
すなわち、端子10および12には、それぞれ第1チヤ
ネル録音入力信号e1および第2チヤネル録音入力信号
e2が与えられる。
信号e1は録音アンプ14を介して第1チヤネルの録音
ヘッドRH1に接続される。
同様に、信号e2は、録音アンプ16を介して第2チヤ
ネルの録音ヘッドRH2に接続される。
録音ヘッドRH1は、抵抗R1およびキャパシタC1を
介してバイアス発振器18に接続される。
同様に、録音ヘッドRH2は、抵抗R2およびキャパシ
タC2を介してバイアス発振器18に接続される。
抵抗R1およびキャパシタC1のインピーダンスによっ
て、録音ヘッドRH1に与えられるバイアス電流ib1
の調整ができる。
同様に、抵抗R2およびキャパシタC2のインピーダン
スによって、録音ヘッドRH2に与えられるバイアス電
流ib2の調整ができる。
前記バイアス発振器18は、図示しないが、消去ヘッド
EHにも消去電流を供給する。
バイアス発振器18の発振出力電圧は、その給電電圧E
1に比例する。
したがって、録音ヘッドRH1およびRH2を流れるバ
イアス電流ibtおよびib2の大きさは、給電電圧E
1の大きさによって制御することができる。
バイアス発振器18は、NPN )ランジスタQ1のエ
ミッタから給電される。
トランジスタQ1のコレクタは、電源十Vcに接続され
る。
トランジスタQ1のベースは、抵抗R3を介して電源+
Vcに接続される。
トランジスタQ1のベースはまた、抵抗R4を介してN
PNトランジスタQ2のコレクタに接続される。
トランジスタQ2のエミッタは接地され、そのベースは
NPN )ランジスタQ3のエミッタに接続される。
トランジスタQ3のコレクタは抵抗R5を介して電源十
Vcに接続される。
抵抗R5は、トランジスタQ3およびQ2が導通された
ときに、電源+VcがトランジスタQ3およびQ2を介
して短絡されるのを防止するための抵抗である。
トランジスタQ1〜Q3および抵抗R3〜R5は、バイ
アス電流制御回路20を構成している。
前記信号e1はまた、キャパシタC3および抵抗R6を
介してNRN )ランジスタQ4のベースに入力される
同様に、前記信号e2はまた、キャパシタC4および抵
抗R7を介してNPN トランジスタQ5のベースに入
力される。
抵抗R6゜R7は、トランジスタQ4.Q5のオン・オ
フにともなうインピーダンス変化によって録音アンプ1
4.16に与えられる信号el、e2が歪ませられるの
を、防止するためのものである。
トランジスタQ4およびQ5のコレクタは、それぞれ電
源+Vcに接続される。
トランジスタQ4およびQ5のエミッタは互いに接続さ
れ、ホールド・キャパシタC5を介して接地される。
キャパシタC5には、放電時定数調整用の抵抗R8が並
列接続される。
キャパシタC3と抵抗R6の接続点およびキャパシタC
4と抵抗R7の接続点は、それぞれ、抵抗R9およびR
IOを介して、NPN トランジスタQ6のコレクタに
接続される。
トランジスタQ6のコレクタは抵抗R11を介して電源
十Vcに接続され、そのエミッタは接地される。
トランジスタQ6のコレクタ・エミッタ間には可変抵抗
VR1が接続され、可変抵抗VR1のスライダQ6のベ
ースに接続される。
トランジスタQ6のコレクタからバイアス電圧E2が得
られる。
トランジスタQ6によるバイアス電圧供給回路は、トラ
ンジスタQ2〜Q−5のベース・エミッタ間電圧の温度
変化を補償する作用も有している。
トランジスタQ4〜Q6、抵抗R6〜R11、可変抵抗
VRIそしてキャパシタC3乃至C5は、制御電圧発生
回路22を構成している。
トランジスタQ4、Q5とキャパシタC5の接続点には
制御電圧制御信号E3が得られる。
この制御電圧は、前記トランジスタQ3のベースに与え
られる。
上記構成の動作は次のようになっている。
始め、可変抵抗VR1の調整によって、前記バイアス電
圧E2の大きさをトランジスタQ2〜Q5が導通する少
し手前にセットしておく。
トランジスタQ2〜Q5がシリコントランジスタのとき
は、R2をたとえば1.5〜1.8V程度にセットして
おく。
録音入力信号el、e2のレベルがゼロかごく小さいと
きは、トランジスタQ2〜Q5はカセットオフしたまま
となっている。
トランジスタQ1が、電流増幅率hpcの十分に大きな
シリコントランジスタであり、電源十Vcの電圧がIO
Vであったとしよう。
すると、このときの給電電圧E1は9.3V程度となっ
ている。
録音ヘッドRH1へのバイアス電流jbz は、抵抗R
1を調整することで、たとえばピークバイアス電流20
0μAにセットされる。
このピークバイアス電流とは、次のように定義される。
たとえば、カセット形テープレコーダにおいて333
Hz200pW b/Trr!ILを録音基準レベルO
dBと考える。
そして−20dBの一定録音レベルで333Hzの正弦
波を録音したとしよう。
この333Hzの再生出力レベルは、バイアス電流1b
□の変化によって、極大値を有するゆるやかな変化をす
る。
この再生出力レベルの極大値を与えるバイアスtJEを
、ピークバイアス電流という。
このピークバイアス電流値は、使用される録音ヘッドの
種類その他によって変化する。
録音ヘッドRH2へのバイアス電流jb2も、ピークバ
イアス電流200μAにセットされる。
信号el、e2のレベルが増大すると、信号e1、e2
の正の半周期間トランジスタQ4.Q5が導通されるよ
うになる。
すると、信号el、e2のレベルに応じた充電電流がホ
ールドキャパシタC5に供給され、制御電圧E3が大き
くなる。
この制御電圧E3の大きさは、信号el、e2のレベル
の大きさにほぼ比例して変化する。
キャパシタC5の充電は、トランジスタQ4.Q5の低
インピーダンスなエミッタ出力によって行なわれる。
一方、キャパシタC5の放電は、高インピーダンスな抵
抗R8およびトランジスタQ3. Q2の入力インピー
ダンスを介して行なわれる。
したがって、制御電圧E3の変化は立上り時間が短かく
、立下り時間の長いものとなる。
これによって、バイアス制御回路の動作に起因する聴感
上の不自然感は除かれる。
信号eLe2のレベル増大にともなって制電圧E3が大
きくなると、トランジスタQ2のコレクタ電流が流れる
ようになる。
すると、抵抗R3の電圧降下が大きくなって、トランジ
スタQ1のエミッタ電圧すなわち給電電圧E1が小さく
なる。
すると、録音ヘッドRHLRH2のバイアス電流jb1
9 1b2が減少する。
信号el、e2のレベルが十分大きくなって、トランジ
スタQ2が完全に導通してしまうと、トランジスタQ1
のベース電圧は、抵抗R3とR4の分圧比によって決定
される。
たとえば、9 R3=R4とすると、トランジスタのベ
ース電圧はほぼ9Vとなる。
このとき、給電電圧E1は約12%減の約8.3Vに下
っている。
したがって、信号el、e2のレベルが大きいときは、
バイアス電流i、□gib2は、約178μAに減少さ
れる。
第2図は、信号el、e2のレベルすなわち録音レベル
と、バイアス電流1bxtlb2との関係の一例を示し
ている。
すなわち、同図実録で示すように録音レベルL3 (た
とえば−20dB)以下では、333H2におけるバイ
アス電流100%すなわち、ピークバイアス電流が与え
られている。
録音レベル13以上になるとバイアス電流は漸次減少さ
れる。
録音レベルがLl (たとえばQdB=200pWb/
TrrIIL)以上になると、バイアス電流はピークバ
イアス値の90%前後まで減少される。
この10%前後以内のバイアス電流の減少は、−2(k
lB以上の録音レベル領域では、歪の増大をもたらすこ
とはほとんどない。
それどころか、若干ではあるが、中音域から高音域にか
けての最大録音レベルが増大されるので、大レベル時の
歪はむしろ改善される。
その理由は次のように考えられる。すなわち録音テープ
には磁化されうる強さに上限がある。
したがって、録音信号の振幅成分Arとバイアス信号の
振幅成分Abの和が、前記上限に対応する振幅成分Am
以下の場合にのみ、有効な録音が可能となる。
すなわち、Ar+Ab<Amと考えることができる。
したがって、振幅成分Abを小さくすれば、相対的に振
動成分Arを大きくすることができる。
Ab≧Amという極端な場合を考えると、録音は全く行
なわれない。
これは、消去動作の場合に相当する。
一方、前記10%前後のバイアス電流減少によって、高
域の周波数応答はたとえば10KHz以上の高域で数d
Bak善される。
第2図の破線は、バイアス電圧E2を低目に設定し、か
つ信号el、e2の変化に対する制御電圧E3の変化を
大きく設定した場合の特性例を示す。
前者の設定は、可変抵抗VR1によって行なうことがで
き、後者の設定は制御電圧発生回路22の入力回路に適
当なゲインのアンプを挿入することで行なうことができ
る。
すなわち、第2図に示された特性曲線は、録音テープお
よび録音ヘッドの種類、テープ走行速度、録音トラック
幅などに応じて、種々変更されうる。
第1図に示す可変抵抗VRlまたは上記回路22の入力
回路に接続される可変ゲインアンプ(図示せず)は、制
御電圧発生回路22およびバイアス電流制御回路20に
よって設定されるところのバイアス電流の変化幅を変更
する手段を構成する。
この手段によるバイアス電流の変イtJDMGよ、メタ
ルテープ、クロムテープ、酸化鉄テープなど使用される
テープの種類に応じて適宜変更されると;よい。
たとえば、メタルテープに対してはバイアス電流変化幅
を5%弱程度とし、酸化鉄系ノーマルテープに対しては
これを10%以上の適当な変化幅に設定することができ
る。
第3図は第1図に示された構成の変形例を示弓す。
なお第1図と共通の部分に共通の符号を用いることで、
重複説明を避ける。
第3図に具体化例においては、バイアス電流1b1の制
御を、録音ヘッドRH1に並列接続された可変インピー
ダンス素子によって行なっている。
すなわち、録音ヘッドRHiと抵抗R1との接続点は、
キャパシタC6および抵抗R12を介してNPNトラン
ジスタQ7のベースに接続される。
トランジスタQ7のコレクタおよびエミッタには、それ
ぞれNPNトランジスタQ8のコレクタおよびエミッタ
が接続される。
トランジスタQ7.Q8のコレクタは電源十Vcに接続
され、これらのエミッタはトランジスタQ2のコレクタ
に接続される。
トランジスタQ8のベースはツェナダイオードの1のカ
ソードに接続される。
また、トランジスタQ7のベースは、抵抗R13を介し
てツェナーダイオードZDlのカソードに接続される。
ツェナーダイオードの1のカソードは抵抗R14を介し
て電源+Vcに接続され、そのアノードは接地される。
ツェナーダイオード■用は、トランジスタQ7.QBに
バイアス電圧を与えるためのものであるので、抵抗とキ
ャパシタの並列回路にヨヨって置換えてもよい。
トランジスタQ7.Q8は、同特性のものが望ましい。
トランジスタQ?、Q8の入力インピーダンスをhi、
とし、ツェナーダイオードZDlの内部インピーダンス
を零とみなし、21−1.6<R13と考えてみよう。
すると、トランジスタQ7のベースと接地回路間のイン
ピーダンスは2t1.eとみなすことができる。
すると、キャパシタC6、抵抗R12そしてインピーダ
ンス21″1.eからなる分流回路を考えることができ
る。
すなわち、インピーダンス2)′Iieを録音入力信号
e1に応じて変えることによって、録音ヘッドRHIに
与えられるバイアス電流の制御が可能となる。
トランジスタのhIeの大きさは、そのエミッタ電流に
ほぼ反比例する。
すなわち、信号e1の増大に対応してトランジスタQ2
のコレクタ電流が増大すると、前記インピーダンス2h
、eは減少される。
前記分流回路の分流電流の上限は、抵抗R12によって
制限することができる。
したがって、第3図の構成によっても、第2図に示され
るような特性を得ることができる。
なお、第3図の構成においては、端子10と制御電圧発
生回路22との間にプリエンファシスアンプ24が挿入
されている。
このプリエンファシスアンプ24は、可聴周波数帯の中
域から高域(たとえばlKH2〜10KH2)にかけて
数dB−IQ数dBゲインが上昇する周波数特性を有し
ている。
このアンプ24を設けた要旨は次の通りである。
この考案は、本来、大入力時の高域周波数応答の改善に
ある。
したがって、低域の入力に対しては、とりたててバイア
ス電流の制御を行なう必要がない。
一方、高域入力に対しては低域入力よりも敏感にバイア
ス電流制御が行なわれることが望ましい。
lKH2前後の中域信号に対しては、人間は高調波歪に
敏感である。
したがって、中域以下の録音入力に対しては、むしろバ
イアス電流制御は控え目にした方が好ましい場合がある
一方、ボHz前後以上の高域入力信号に対しては、高域
波歪は感じにくい。
なぜならば、テープ録音時に生じる歪は3次以上の高調
波が主であり、5KHz以上の3次調波(15KHz以
上)はほとんど聴き取れない。
さらに、高域大入力に中〜低域信号が重畳している場合
の問題も少ない。
このときは、中〜低域信号の高調波は高域信号にマスク
されるからである。
それに、バイアス電流制御を行なわなくても、アナログ
録音方式においては、大入力信号の録音に際しての少な
からぬ歪の発生は本質的に避けられない。
この考案に係るバイアス制御回路が、Bタイプドルビー
システムのようなノイズリダクション・システムととも
に用いられるときは、プリエンファシスアンプ24とし
ては、前記システムの録音プリエンファシス用アンプを
流用することができる。
また、前記バイアス電流制御とともに、録音アンプ旦の
高域補償量の制御を併用することも有益である。
すなわち、録音入力信号e1のレベルの増大に応じてバ
イアス電流i、□を減少させるとともに、録音アンプの
エミッタ回路に接続されたLCピーキング回路(第1図
参照)の選択度“Qttを下げる。
この“Q99の制御は、図示しな。いが、次のようにし
て行なうことができる。
すなわち、インダクタンスLと接地回路間に電界効果ト
ランジスタ(FET)のドレイン〜ソースを挿入する。
そしてこのFETのゲートに、前記制御電圧E3の大き
さに反比例した電圧を与える。
すくると、録音入力信号e1のレベル増大にともなって
前記FETの内部抵抗が増加するので、大入力時の高域
補償量が減少される。
この補償量の減少による高域減衰は、バイアス電流減少
による高域周波数応答の改善によって相殺でき、結果と
して高域におけるダイナミックレンジの改善が可能とな
る。
第4図〜第6図はバイアス電流制御回路即の変形例を示
す。
第4図においては、抵抗R15およびR16、キャパシ
タC7およびC8そしてFETQ9を含む橋絡T形回路
によって、バイアス電流i、1を制御している。
FETQgは、可変抵抗VR2のスライダから取出され
るバイアス電圧JE4によって、あらかじめカットオフ
されている。
FETQ9のゲートに与えられる制御電圧E3が最小の
ときは、FETQ9の内部インピーダンスは最大である
このとき、録音ヘッドRH1に与えられるバイアス電流
は、前述したピークバイア:スニ対応した大きさに設定
される。
録音入力レベルの増大にともなって制御電圧E3力状き
くなると、これに応じてFETQ9の内部インピーダン
スが減少する。
すると、録音ヘッドRH3へ流れるバイアス電流も減少
される。
第5図においては、バイアス電流に対する分流回路にフ
ォトカプラ26を利用している。
すなわち、制御電圧E3の増大に応じてフォトカプラ2
6内の抵抗素子のインピーダンスが減少する。
すると、キャパシタC6、抵抗R12およびフォトカプ
ラ26からなる分流路へ分流されるバイアス電流が増え
る。
したがって、制御電圧E3の増大に応じて、録音ヘッド
RH1を流れるバイアス電流の大きさは減少する。
なお、抵抗R18は、フォトカプラの発光ダイオード(
LED)に過大電流が流れるのを防止することを主な目
的として設けられている。
第6図においては、NPNトランジスタQIGの入力イ
ンピーダンスh+etおよびPNPトランジスタQll
の入力インピーダンスhIe2と、抵抗R12およびキ
ャパシタC6によって、前記分流回路を形成している。
すなわち、制御電圧E3の増大に応じてインピーダンス
h、e1+h1e□カ減少される。
したがって、制御電圧E3の増大に応じて録音ヘッドR
H1〜供給されるバイアス電流は減少される。
以上述べたように、この考案に係る録音バイアス制御回
路を備えたテープレコーダにおいては、録音レベルが低
いときは低歪の録音が可能であり、録音レベルが高いと
きの高域周波数応答を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るバイアス制御回路の具体化例を
示す回路図、第2図は第1図の回路構成によって得られ
る特性例を示すグラフ、第3図は第1図の変形例を示す
回路図、第4図乃至第6図は第3図に示されたバイアス
電流制御回路量1の変形例を示す回路図である。 14.16・・・・・・録音アンプ、18・・・・・・
バイアス発振器、20・・・・・・バイアス電流制御回
路、22・・・・・・制御電圧発生回路、24・・・・
・・プリエンファシス・アンプ、26・・・・・・フォ
トカプラ、RHi、RH2・・・・・・録音ヘッド、C
5・・・・・・ホールド・キャパシタ。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)交流バイアス方式のテープレコーダにおいて、録
    音ヘッドにバイアス電流を供給するバイアス発振器と、
    録音入力レベルの大きさに対応した大きさを有するもの
    であってこの録音入力レベルの変化に対し応答の立上り
    がはやく立下りがおそい制御信号を発生する制御信号発
    生回路と、前記バイアス発振器および前記制御信号発生
    回路に接続され前記制御信号の大きさに応じて前記バイ
    アス電流の大きさを変化させるバイアス電流制御回路と
    を備え、前記バイアス電流の大きさが前記録音入力レベ
    ルの増大に対してははやく減少され前記録音入力レベル
    の減少に対してはおそく増大されることを特徴とする録
    音バイアス制御回路。
  2. (2) 前記テープレコーダは録音再生周波数特性を
    補償する録音補償回路を有し、この録音補償回路は録音
    補償量を変更する制御素子を有し、この制御素子には前
    記制御信号に対応する信号が与えられ、前記バイアス電
    流の減少にともなって前記録音補償量が減少されること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の録
    音バイアス制御回路。
  3. (3) 前記テープレコーダは前記録音入力に対して
    周波数特性上のプリエンファシスを行なうプリエンファ
    シス回路を有し、このプリエンファシス回路によって周
    波数分布が変更されたところの録音入力に対応する信号
    に前記制御信号が対応することを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項または第2項に記載の録音バイアス
    制御回路。
  4. (4)前記バイアス電流制御回路はエミッタ出力インピ
    ーダンスの低いエミッタホロワを含み、前記バイアス発
    振器がこのエミッタホロワのエミッタ出力によって給電
    され、このエミッタ出力が前記制御信号に応じて変化す
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項ない
    し第3項のいずれかに記載の録音バイアス制御回路。
  5. (5)前記バイアス電流制御回路は前記バイアス発振器
    から前記録音ヘッドに与えられるところの前記バイアス
    電流を分流する分流回路を含み、この分流回路によるバ
    イアス電流分流量が前記制御信号に応じて変化すること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項ないし第4
    項のいずれかに記載の録音バイアス制御回路。
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