JPS6042357B2 - 水車又はポンプ水車の運転方法 - Google Patents
水車又はポンプ水車の運転方法Info
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- JPS6042357B2 JPS6042357B2 JP53088401A JP8840178A JPS6042357B2 JP S6042357 B2 JPS6042357 B2 JP S6042357B2 JP 53088401 A JP53088401 A JP 53088401A JP 8840178 A JP8840178 A JP 8840178A JP S6042357 B2 JPS6042357 B2 JP S6042357B2
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- JP
- Japan
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- runner
- pressure
- turbine
- water level
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F03—MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F03B—MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS
- F03B15/00—Controlling
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Water Turbines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、水車又はポンプ水車の運転方法に関する。
一般に、水車もしくはポンプ水車のように同期発電機
に直結される水力機械においては、電力系統の力率が低
下した場合、これを改善するためにランナー周りの水面
を押し下げ、ランナーを空転させるいわゆる調和運転が
行われる。また、発電運転に即応できるように同様の方
法でスタンバイを目的とした待機運転が行われる。 こ
の調和運転の起動方法としては、水車又はポ ンプ水車
と発電機とからなる主機を停止状態でランナー室内の水
面を押し下け起動用電動機によつて規定の定格速度まで
回転上昇させ調和運転に入る方法すなわち通常のポンプ
起動方式と同じ方法による場合と、入口弁を開放してケ
ーシング内を充水し、続いて案内羽根を所定の開度まで
開放しランナーを回転させてランナーが規定の定格速度
まで上昇し系統に差入した後、案内羽根を全閉して圧縮
空気によりランナー室内の水面を押し下げてランナーを
空転運転状態とし調和運転する場合とがある。
に直結される水力機械においては、電力系統の力率が低
下した場合、これを改善するためにランナー周りの水面
を押し下げ、ランナーを空転させるいわゆる調和運転が
行われる。また、発電運転に即応できるように同様の方
法でスタンバイを目的とした待機運転が行われる。 こ
の調和運転の起動方法としては、水車又はポ ンプ水車
と発電機とからなる主機を停止状態でランナー室内の水
面を押し下け起動用電動機によつて規定の定格速度まで
回転上昇させ調和運転に入る方法すなわち通常のポンプ
起動方式と同じ方法による場合と、入口弁を開放してケ
ーシング内を充水し、続いて案内羽根を所定の開度まで
開放しランナーを回転させてランナーが規定の定格速度
まで上昇し系統に差入した後、案内羽根を全閉して圧縮
空気によりランナー室内の水面を押し下げてランナーを
空転運転状態とし調和運転する場合とがある。
前者の方法による場合には、主機が回転していない為に
比較的水面が押し下がりやすいが、起動用電動機を設置
する必要があり、規定の定格速度まで上昇させるのに時
間を要するという欠点がある。従つて、調和運転の起動
方法としては通常後者の方法が採用されている。本発明
は、後者の方法に関するものである。 第１図はランナ
ーの空転時におけるランナー周りの状態を示す説明図で
あり、ランナー１の外周Ｊ側外方には案内羽根２が設置
されている。
比較的水面が押し下がりやすいが、起動用電動機を設置
する必要があり、規定の定格速度まで上昇させるのに時
間を要するという欠点がある。従つて、調和運転の起動
方法としては通常後者の方法が採用されている。本発明
は、後者の方法に関するものである。 第１図はランナ
ーの空転時におけるランナー周りの状態を示す説明図で
あり、ランナー１の外周Ｊ側外方には案内羽根２が設置
されている。
また、ランナー１は、その上面を上カバー３で、下面を
下カバー４およびドラフトパイプ５によつて囲まれ、上
カバー３との間に背圧室を形成し、下カバー４との間に
側室を形成する。さらに、ランナー１が直結されている
主軸６近傍の上カバー３には給気管８が取り付けられ、
給気管８は給気弁９を介して圧縮空気を主軸６に設けた
透孔６Ａからランナー１の下方に給気し、ドラフトバイ
ブ５内の水位をランナー１の下方に押し下げ、ランナー
１を空転状態とするようになつている。また、ランナー
１の外周部に対向する下カバー４には漏水排水管１０が
設けられ、この漏水排水管１０は漏水排水弁１１を介し
てドラフトバイブ５に連通されている。
下カバー４およびドラフトパイプ５によつて囲まれ、上
カバー３との間に背圧室を形成し、下カバー４との間に
側室を形成する。さらに、ランナー１が直結されている
主軸６近傍の上カバー３には給気管８が取り付けられ、
給気管８は給気弁９を介して圧縮空気を主軸６に設けた
透孔６Ａからランナー１の下方に給気し、ドラフトバイ
ブ５内の水位をランナー１の下方に押し下げ、ランナー
１を空転状態とするようになつている。また、ランナー
１の外周部に対向する下カバー４には漏水排水管１０が
設けられ、この漏水排水管１０は漏水排水弁１１を介し
てドラフトバイブ５に連通されている。
さらに、ドラフトバイブ５には、押し下げられた水面を
検出する水位検出器１２が設けられている。この水位検
出器１２には通電されている電極１３が３３ＷＤ１，３
３ＷＤ３，３３ＷＤ４等の水位条件位置に設けられてい
る。水位３３ＷＤ１は、いつたん押し下げられた水面が
主軸封水部から漏気等何らかの原因により、水位が上昇
して空転状態のランナー１に接水しないように主機を停
止させる警報水位である。水位３３ＷＤ３は、警報水位
３３ＷＤ１と同じく、いつたん押し下げられた水面が何
らかの原因により再び上昇した時、給気弁９を開放して
圧縮空気を再びランナー室内に給気し水面を押し下げる
給気弁開放水位てある。また、水位３３ＷＤ４は、押し
下げられた水面がこの位置まで下がつた時の給気弁閉鎖
水位である。なお、水面が給気弁閉鎖水位３３ＷＤ４に
達し、給気弁９が閉鎖を開始しても全閉するまでにはあ
る程度時間を必要とするため、実際の水面は３３ＷＤ４
より下方にまで押し下げられる。第２図は、従来例に係
る水車又はポンプ水車の運転方法を示す動作図である。
検出する水位検出器１２が設けられている。この水位検
出器１２には通電されている電極１３が３３ＷＤ１，３
３ＷＤ３，３３ＷＤ４等の水位条件位置に設けられてい
る。水位３３ＷＤ１は、いつたん押し下げられた水面が
主軸封水部から漏気等何らかの原因により、水位が上昇
して空転状態のランナー１に接水しないように主機を停
止させる警報水位である。水位３３ＷＤ３は、警報水位
３３ＷＤ１と同じく、いつたん押し下げられた水面が何
らかの原因により再び上昇した時、給気弁９を開放して
圧縮空気を再びランナー室内に給気し水面を押し下げる
給気弁開放水位てある。また、水位３３ＷＤ４は、押し
下げられた水面がこの位置まで下がつた時の給気弁閉鎖
水位である。なお、水面が給気弁閉鎖水位３３ＷＤ４に
達し、給気弁９が閉鎖を開始しても全閉するまでにはあ
る程度時間を必要とするため、実際の水面は３３ＷＤ４
より下方にまで押し下げられる。第２図は、従来例に係
る水車又はポンプ水車の運転方法を示す動作図である。
この従来例においては、ランナー１が規定の定格速度ま
で上昇した後案内羽根２が全閉したことを条件に、給気
管８に設けられている給気弁９を開放して上カバー３か
ら圧縮空気をランナニ室内に送りランナー室内の水面を
ランナー１の下方に押し下げると共に、入口弁をも閉じ
始める。ここで、ランナー１を回転しながら圧縮空気を
（送入し水面を押し下げる際には、空気の比重より水の
比重の方が大きいために、当初ランナー室内にあつた水
はランナー１の羽根の遠心力を受けやすく、ある程度の
量の水は完全にランナー下方に押し下げられることがな
く、第１図に示されるＡのようにランナー１の外周側に
水のカーテンを形成し、空転トルクを増大させる。
で上昇した後案内羽根２が全閉したことを条件に、給気
管８に設けられている給気弁９を開放して上カバー３か
ら圧縮空気をランナニ室内に送りランナー室内の水面を
ランナー１の下方に押し下げると共に、入口弁をも閉じ
始める。ここで、ランナー１を回転しながら圧縮空気を
（送入し水面を押し下げる際には、空気の比重より水の
比重の方が大きいために、当初ランナー室内にあつた水
はランナー１の羽根の遠心力を受けやすく、ある程度の
量の水は完全にランナー下方に押し下げられることがな
く、第１図に示されるＡのようにランナー１の外周側に
水のカーテンを形成し、空転トルクを増大させる。
また、案内羽根２のサイドギャップからの漏水、ランナ
ーシール部への冷却水もランナー外周側に飛ばされて空
転トルクを増大させる原因となる。そこで、従来の水車
又はポンプ水車の運転方法においては、案内羽根２が全
閉し、且つ水面がランナー下方に押し下がつたことを条
件に、下カバ１−４または上カバー３の少なくとも一方
、またはランナーと案内羽根の間に設けられている漏水
排水管１０の漏水排水弁１１を開放し、ランナー１の外
周に溜つた圧力水を排出して空転トルクの低減を図るよ
うにされている。
ーシール部への冷却水もランナー外周側に飛ばされて空
転トルクを増大させる原因となる。そこで、従来の水車
又はポンプ水車の運転方法においては、案内羽根２が全
閉し、且つ水面がランナー下方に押し下がつたことを条
件に、下カバ１−４または上カバー３の少なくとも一方
、またはランナーと案内羽根の間に設けられている漏水
排水管１０の漏水排水弁１１を開放し、ランナー１の外
周に溜つた圧力水を排出して空転トルクの低減を図るよ
うにされている。
しかしながら、このような従来の水車又はポンプ水車の
運転方法においては、入口弁６が水面押し下げ完了直後
に全閉されていないために、案内羽根２のケーシング側
の圧力Ｐｃが高く、案内羽根２のサイドキャップより漏
水が多く、また当初”からランナー室内にあつた水が残
留する量も多いので、ランナー１と案内羽根２との間の
プライミング水圧ＰＲｌ上カバー３との間の背圧Ｐ１、
下カバー４との間の側圧Ｐ２も高い値を示している。
運転方法においては、入口弁６が水面押し下げ完了直後
に全閉されていないために、案内羽根２のケーシング側
の圧力Ｐｃが高く、案内羽根２のサイドキャップより漏
水が多く、また当初”からランナー室内にあつた水が残
留する量も多いので、ランナー１と案内羽根２との間の
プライミング水圧ＰＲｌ上カバー３との間の背圧Ｐ１、
下カバー４との間の側圧Ｐ２も高い値を示している。
従つて、このようにランナー外周圧力が高い状態で漏水
排水弁１１を開放すると、側圧Ｐ２とドラフトバイブ５
内の圧力Ｐ３との圧力差が大きいため、漏水排水管１０
によつてドラフトバイブ５に排出される単位時間当りの
水の量は大きなものとなる。このため、近年のように高
落差化されランナー出口径が小さくドラフトバイブ５の
体積の小さな、また長放水路を有した水車又はポンプ水
車においては、ランナー外周の水が漏水排水管１０によ
つて排出されドラフトバイブ５側に移送されて、ランナ
ー外周を占めていた水容積に等しい体積相当分だけラン
ナー室内の水面が上昇し、ついには水面が給気弁開条件
水位３３ＷＤ３に達し、給気弁９が開放されて水面が再
び押し下げられるようになる。さらに排出される水量が
多い場合には、給気による水面押し下げが追いつかず、
ついには水面が警報水位３３ＷＤ１に達し主機停止とな
り調相運転を続行することが不可能となるという問題点
がある。このような問題点を解決するために、漏水排水
管１０のドラフトバイブ５側の開口部を押し下げ水面が
影響を受けがたい遠方にするか、押し下げ水位をランナ
ー下方の遠方に設定すれば良いが、これらは配管が長く
なつたり水面押し下け体積が大きくなり水面押し下げ機
器が大きくなるという問題点を有する。本発明は、上記
従来の問題点に鑑みなされたものてであつて、漏水排水
弁の開放時期を制御することにより、より安定した空転
運転を行うことがてきる水車又はポンプ水車の運転方法
および運転装置を提供することを目的とする。
排水弁１１を開放すると、側圧Ｐ２とドラフトバイブ５
内の圧力Ｐ３との圧力差が大きいため、漏水排水管１０
によつてドラフトバイブ５に排出される単位時間当りの
水の量は大きなものとなる。このため、近年のように高
落差化されランナー出口径が小さくドラフトバイブ５の
体積の小さな、また長放水路を有した水車又はポンプ水
車においては、ランナー外周の水が漏水排水管１０によ
つて排出されドラフトバイブ５側に移送されて、ランナ
ー外周を占めていた水容積に等しい体積相当分だけラン
ナー室内の水面が上昇し、ついには水面が給気弁開条件
水位３３ＷＤ３に達し、給気弁９が開放されて水面が再
び押し下げられるようになる。さらに排出される水量が
多い場合には、給気による水面押し下げが追いつかず、
ついには水面が警報水位３３ＷＤ１に達し主機停止とな
り調相運転を続行することが不可能となるという問題点
がある。このような問題点を解決するために、漏水排水
管１０のドラフトバイブ５側の開口部を押し下げ水面が
影響を受けがたい遠方にするか、押し下げ水位をランナ
ー下方の遠方に設定すれば良いが、これらは配管が長く
なつたり水面押し下け体積が大きくなり水面押し下げ機
器が大きくなるという問題点を有する。本発明は、上記
従来の問題点に鑑みなされたものてであつて、漏水排水
弁の開放時期を制御することにより、より安定した空転
運転を行うことがてきる水車又はポンプ水車の運転方法
および運転装置を提供することを目的とする。
本発明は、水車起動後に圧力水をしや断し、ランナー室
に圧縮空気を給気して水位をランナーの下方に押し下げ
、ランナー外周部に残留する水を漏水排水管から排出す
る水車又はポンプ水車の運転方法において、入口弁を開
放した後に案内羽根を無負荷開度まで開放し、しかる後
、ランナの下方に水位を押下げて、給気弁を閉鎖し、さ
らにその後人口弁を全閉し、ランナ外周圧力がドラフト
水圧近傍に低下後、漏水排水弁を開放するようにしたも
のてある。
に圧縮空気を給気して水位をランナーの下方に押し下げ
、ランナー外周部に残留する水を漏水排水管から排出す
る水車又はポンプ水車の運転方法において、入口弁を開
放した後に案内羽根を無負荷開度まで開放し、しかる後
、ランナの下方に水位を押下げて、給気弁を閉鎖し、さ
らにその後人口弁を全閉し、ランナ外周圧力がドラフト
水圧近傍に低下後、漏水排水弁を開放するようにしたも
のてある。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第３図は、本発明に係る水車又はポンプ水車の運転方法
を示す動作線図である。
を示す動作線図である。
この第３図において水圧は、ランナー外周部の圧力を示
すものであるが、時間に対して同一な傾向で変化する背
圧Ｐ１、側圧Ｐ２およびプライミング水圧ＰＲのうち、
最大の圧力を示すプライミング水圧ＰＲを代表として示
している。すなわち、この水車又はポンプ水車の運転方
法においては、調相運転指令と共に入口弁が開放さ，れ
、ケーシング内の圧力を高め、続いて案内羽根２を無負
荷開度まて開放する。
すものであるが、時間に対して同一な傾向で変化する背
圧Ｐ１、側圧Ｐ２およびプライミング水圧ＰＲのうち、
最大の圧力を示すプライミング水圧ＰＲを代表として示
している。すなわち、この水車又はポンプ水車の運転方
法においては、調相運転指令と共に入口弁が開放さ，れ
、ケーシング内の圧力を高め、続いて案内羽根２を無負
荷開度まて開放する。
案内羽根２の開放によりケーシング内の高圧水がランナ
ー１を回転させる。ランナー１およびランナー１と主軸
６に直結されている発電機が規定の定格送度に達して．
系統に並入される。このようにして、主機が並入される
と、案内羽根２の開度を全閉にし給気弁９を開放してラ
ンナー室内に圧縮空気を挿入しランナー室内の水をラン
ナー１の下方に押し下げると共に、入口弁を閉鎖しはじ
める。押し下げられた、水面が給気弁閉鎖水位３３ＷＤ
４に達した時給気弁９を閉鎖する。ここで、ランナー１
の外周側圧力としてのプライミング水圧ＰＲはランナー
室内の水がランナー１の下方に押し下げられることによ
りある程度低下するが、ランナー１を回転しながら水面
を押し下げるため、ランナー１の羽根の遠心力作用によ
つてランナー１の外方に飛ばされた水と、入口弁が全閉
していないためにケーシング側の圧力が高く、案内羽根
２のサイドキャップからの漏水が多いことから高い圧力
を維持している。
ー１を回転させる。ランナー１およびランナー１と主軸
６に直結されている発電機が規定の定格送度に達して．
系統に並入される。このようにして、主機が並入される
と、案内羽根２の開度を全閉にし給気弁９を開放してラ
ンナー室内に圧縮空気を挿入しランナー室内の水をラン
ナー１の下方に押し下げると共に、入口弁を閉鎖しはじ
める。押し下げられた、水面が給気弁閉鎖水位３３ＷＤ
４に達した時給気弁９を閉鎖する。ここで、ランナー１
の外周側圧力としてのプライミング水圧ＰＲはランナー
室内の水がランナー１の下方に押し下げられることによ
りある程度低下するが、ランナー１を回転しながら水面
を押し下げるため、ランナー１の羽根の遠心力作用によ
つてランナー１の外方に飛ばされた水と、入口弁が全閉
していないためにケーシング側の圧力が高く、案内羽根
２のサイドキャップからの漏水が多いことから高い圧力
を維持している。
すなわち、プライミング水圧ＰＲはランナー１の遠心力
によつて生じる圧力とケーシング圧力ＪＰＣとバランス
した圧力となるため、ケーシング圧力Ｐｃが高ければ高
い程プライミング水圧ＰＲも高い圧力となる。
によつて生じる圧力とケーシング圧力ＪＰＣとバランス
した圧力となるため、ケーシング圧力Ｐｃが高ければ高
い程プライミング水圧ＰＲも高い圧力となる。
このような状態から入口弁が全閉すると、ケーシング側
の圧力Ｐｃが急激に低下するため、案内ばね２のサイド
ギャップからの漏水が減少して、ランナー１の外周側圧
力としてのプライミング水圧ＰＲ（背圧Ｐ１）（側圧Ｐ
２）も急激に低下して、一定時間の後にはほぼドラフト
水圧Ｐ３まで低下する。
の圧力Ｐｃが急激に低下するため、案内ばね２のサイド
ギャップからの漏水が減少して、ランナー１の外周側圧
力としてのプライミング水圧ＰＲ（背圧Ｐ１）（側圧Ｐ
２）も急激に低下して、一定時間の後にはほぼドラフト
水圧Ｐ３まで低下する。
このようにランナー１の外周圧力がほぼドラフト水圧に
達した時点で、漏水排水弁１１を開放し、漏水排水管１
０を介してランナー１の外周に溜つた水をドラフトバイ
ブ５に排出する。この場合には、ランナー１の外周圧力
とドラフト水圧Ｐ３との圧力差が小さいので、漏水排水
管１０によつてドラフトバイブ５に排出される単位時間
当りの流量が小さくなり、ドラフトバイブ５内の水面を
急激に押し上げることがなく、安定した空転運転を行う
ことが可能となる。次に、前述の運転方法の説明におい
ては、漏水排水弁１１を開放する時点として、ランナー
外周圧力がドラフト水圧近傍に達した時点として説明し
たが、このランナー外周圧力がドラフト水圧近傍に達し
た時点では、第３図においても明らかなように、入口弁
全閉後の一定時間ΔＴ経過後として把渥しても良い。
達した時点で、漏水排水弁１１を開放し、漏水排水管１
０を介してランナー１の外周に溜つた水をドラフトバイ
ブ５に排出する。この場合には、ランナー１の外周圧力
とドラフト水圧Ｐ３との圧力差が小さいので、漏水排水
管１０によつてドラフトバイブ５に排出される単位時間
当りの流量が小さくなり、ドラフトバイブ５内の水面を
急激に押し上げることがなく、安定した空転運転を行う
ことが可能となる。次に、前述の運転方法の説明におい
ては、漏水排水弁１１を開放する時点として、ランナー
外周圧力がドラフト水圧近傍に達した時点として説明し
たが、このランナー外周圧力がドラフト水圧近傍に達し
た時点では、第３図においても明らかなように、入口弁
全閉後の一定時間ΔＴ経過後として把渥しても良い。
また第３図に示す実施例ては漏水排水弁は全閉から全開
へと開度を変えているが、必ずしも全閉から全開にする
必要はない。
へと開度を変えているが、必ずしも全閉から全開にする
必要はない。
要するに開度が大きくなれば本発明の効果は達成するこ
とがてきるので、微開から全開としてもよいし、１０％
開度から８０％開度としても良い。第４図は、このよう
な入口弁全閉後の一定時間経過後に漏水排水弁を開放す
る運転方法において使用される運転装置を示す説明図で
ある。
とがてきるので、微開から全開としてもよいし、１０％
開度から８０％開度としても良い。第４図は、このよう
な入口弁全閉後の一定時間経過後に漏水排水弁を開放す
る運転方法において使用される運転装置を示す説明図で
ある。
すなわち、入口弁１５には入口弁の開度を検出する入口
弁開度検出器３１が設置され、入口弁開度検出器３１の
出力はタイマー３２を経て漏水排水弁制御器３３に伝達
され、漏水排水弁制御器３３は漏水排水弁１１を駆動可
能に連結されている。すなわち、この運転装置によれは
、入口弁開度検出器３１により入口弁１５が全閉された
時点を検知し、タイ÷−３２を介して一定時間経過後、
漏水排水弁制御器３３を動作させて漏水排水弁１１を開
放させるようにすることができる。なお、漏水排水弁１
１を開放する前にランナー外周側に溜つた水がランナー
シールギャップ部からドラフトバイブ５側に排出され、
その水と空気とが置換されてドラフト内水位が徐々に上
昇することがあるが、この場合には、水面が給気弁開放
水位３３ＷＤ３に達しなくても、漏水排水弁１１の開放
前に再度強制的に給気を行うことによつて水面を給気弁
閉鎖水位３３ＷＤ４以下に再び押し下げ、かつ入口弁が
全閉後一定時間経過後した後に漏水排水弁１１を開放す
るようにして、ランナー室内の水位を確実に下方に押し
下げ運転状態の安全度を高めることができる。
弁開度検出器３１が設置され、入口弁開度検出器３１の
出力はタイマー３２を経て漏水排水弁制御器３３に伝達
され、漏水排水弁制御器３３は漏水排水弁１１を駆動可
能に連結されている。すなわち、この運転装置によれは
、入口弁開度検出器３１により入口弁１５が全閉された
時点を検知し、タイ÷−３２を介して一定時間経過後、
漏水排水弁制御器３３を動作させて漏水排水弁１１を開
放させるようにすることができる。なお、漏水排水弁１
１を開放する前にランナー外周側に溜つた水がランナー
シールギャップ部からドラフトバイブ５側に排出され、
その水と空気とが置換されてドラフト内水位が徐々に上
昇することがあるが、この場合には、水面が給気弁開放
水位３３ＷＤ３に達しなくても、漏水排水弁１１の開放
前に再度強制的に給気を行うことによつて水面を給気弁
閉鎖水位３３ＷＤ４以下に再び押し下げ、かつ入口弁が
全閉後一定時間経過後した後に漏水排水弁１１を開放す
るようにして、ランナー室内の水位を確実に下方に押し
下げ運転状態の安全度を高めることができる。
以上のように、本発明に係る水車又はポンプ水車の運転
方法によれば、漏水排水弁の開放時期を制御し、押し下
げ水面の上昇を押えることができるので、安全で安定し
た空転運転を可能とすることができるという効果を有す
る。
方法によれば、漏水排水弁の開放時期を制御し、押し下
げ水面の上昇を押えることができるので、安全で安定し
た空転運転を可能とすることができるという効果を有す
る。
第１図は一般の水車又はポンプ水車におけるランナー回
りの状態を示す要部断面図、第２図は従来例に係る水車
又はポンプ水車の運転方法を示す動作線図、第３図は本
発明に係る水車又はポンプ水車の運転方法を示す動作線
図、第４図は本発明の方法を実施する運転装置の一例を
示す配管系統図である。 １・・・・・・ランナー、５・・・・・・ドラフトバイ
ブ、８・・・・・・給気管、１０・・・・・・漏水排水
管、１１・・・・・・漏水排水弁、１２・・・・・・水
位検出器、１５・・・・・・入口弁、３３・・・・・・
漏水排水弁制御器、３１・・・・・・入口弁開度検ｌ出
器、３２・・・・・・タイマー。
りの状態を示す要部断面図、第２図は従来例に係る水車
又はポンプ水車の運転方法を示す動作線図、第３図は本
発明に係る水車又はポンプ水車の運転方法を示す動作線
図、第４図は本発明の方法を実施する運転装置の一例を
示す配管系統図である。 １・・・・・・ランナー、５・・・・・・ドラフトバイ
ブ、８・・・・・・給気管、１０・・・・・・漏水排水
管、１１・・・・・・漏水排水弁、１２・・・・・・水
位検出器、１５・・・・・・入口弁、３３・・・・・・
漏水排水弁制御器、３１・・・・・・入口弁開度検ｌ出
器、３２・・・・・・タイマー。
Claims (1)
- １ 水車起動後に圧力水をしや断し、ランナー室に圧縮
空気を給気して水位をランナーの下方に押下げ、ランナ
ー外周部に残留する水を漏水排水管から排出する水車又
はポンプ水車の運転方法において、入口弁を開放した後
に案内羽根を無負荷開度まで開放し、しかる後、ランナ
ーの下方に水位を押下げて、給気弁を閉鎖し、さらにそ
の後入口弁を全閉し、ランナー外周圧力がドラフト水圧
近傍に低下後、漏水排水弁を開放することを特徴とする
水車又はポンプ水車の運転方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53088401A JPS6042357B2 (ja) | 1978-07-21 | 1978-07-21 | 水車又はポンプ水車の運転方法 |
| US06/051,173 US4295781A (en) | 1978-07-21 | 1979-06-22 | Method for operating fluid machines in spinning-in-air mode |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53088401A JPS6042357B2 (ja) | 1978-07-21 | 1978-07-21 | 水車又はポンプ水車の運転方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5517604A JPS5517604A (en) | 1980-02-07 |
| JPS6042357B2 true JPS6042357B2 (ja) | 1985-09-21 |
Family
ID=13941764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53088401A Expired JPS6042357B2 (ja) | 1978-07-21 | 1978-07-21 | 水車又はポンプ水車の運転方法 |
Country Status (2)
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| JP (1) | JPS6042357B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1978
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1979
- 1979-06-22 US US06/051,173 patent/US4295781A/en not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR20230028000A (ko) * | 2021-08-20 | 2023-02-28 | 에이티아이 주식회사 | 시료 표면의 범프 결합 강도 측정 장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5517604A (en) | 1980-02-07 |
| US4295781A (en) | 1981-10-20 |
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