JPS6042320Y2 - 爆薬薬包の継手 - Google Patents
爆薬薬包の継手Info
- Publication number
- JPS6042320Y2 JPS6042320Y2 JP8487381U JP8487381U JPS6042320Y2 JP S6042320 Y2 JPS6042320 Y2 JP S6042320Y2 JP 8487381 U JP8487381 U JP 8487381U JP 8487381 U JP8487381 U JP 8487381U JP S6042320 Y2 JPS6042320 Y2 JP S6042320Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- explosive
- joint
- explosive cartridge
- wall
- cartridges
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は爆薬薬包の継手に係り、特に爆薬薬包と爆薬薬
包とを互いに確実に固定し得る爆薬薬包の継手に関する
。
包とを互いに確実に固定し得る爆薬薬包の継手に関する
。
一般に鉱山やトンネル工事等の発破に於いては発破設計
に基づき、岩盤に定められたパターンの穿孔が行なわれ
、定められた爆薬を所定量だけ装填して発破が行なわれ
ている。
に基づき、岩盤に定められたパターンの穿孔が行なわれ
、定められた爆薬を所定量だけ装填して発破が行なわれ
ている。
通常、爆薬は穿孔中に整列した状態に装填されるが爆薬
間が隔離したり、重なり合うようになると不爆となった
り、発破が失敗することがある。
間が隔離したり、重なり合うようになると不爆となった
り、発破が失敗することがある。
又、最近はNATM工法の採用でバーンカット6抜が行
なわれることが多く、穿孔長が4mと非常に長くなる。
なわれることが多く、穿孔長が4mと非常に長くなる。
この場合、装薬を1本づつ行なうと装填時間が長くなる
ため作業性が低下する。
ため作業性が低下する。
この解決方法として爆薬薬包の継手が用いられている。
従来から知られている継手として第1図に示されるよう
な1本の溝2を有する合成樹脂製の継手1がある。
な1本の溝2を有する合成樹脂製の継手1がある。
図に於いてA及びBはそれぞれの爆薬薬包を示している
。
。
この継手は形状が単純であり、爆薬薬包の外径より若干
中さな内径であれば継手が爆薬薬包にある程度噴込むの
で爆薬薬包を繋ぐことができる。
中さな内径であれば継手が爆薬薬包にある程度噴込むの
で爆薬薬包を繋ぐことができる。
しかしながら、この継手を用いて順次爆薬薬包を繋いで
いくと手前の爆薬を持った時に、その先の爆薬薬包の重
みで継手の溝が広げられ、その結果爆薬薬包間が必要以
上に離れたり、爆薬薬包間が折れ曲がったりして不発残
留の原因となったり装填しにくいという問題があった。
いくと手前の爆薬を持った時に、その先の爆薬薬包の重
みで継手の溝が広げられ、その結果爆薬薬包間が必要以
上に離れたり、爆薬薬包間が折れ曲がったりして不発残
留の原因となったり装填しにくいという問題があった。
更に薬質が柔らかくかつ合成樹脂製の補強用パイプに入
れ剛直性を持たせて使用するような爆薬薬包の場合には
、継手が補強用パイプに噴込まないので、補強用パイプ
に軸方向の力が加わると継手と補強用パイプとの間で滑
りが生ずるために各爆薬薬包間を所定の長さに確実に保
持するには不十分であった。
れ剛直性を持たせて使用するような爆薬薬包の場合には
、継手が補強用パイプに噴込まないので、補強用パイプ
に軸方向の力が加わると継手と補強用パイプとの間で滑
りが生ずるために各爆薬薬包間を所定の長さに確実に保
持するには不十分であった。
即ちスムースブラスティング等では、その目的から通常
薬径の細い爆薬が用いられるので、その爆薬間が開きす
ぎると伝爆が不十分となって不発残留の原因となるから
である(一般に爆薬類の薬径か細くなる程その殉爆度が
減少することはよく知られている)。
薬径の細い爆薬が用いられるので、その爆薬間が開きす
ぎると伝爆が不十分となって不発残留の原因となるから
である(一般に爆薬類の薬径か細くなる程その殉爆度が
減少することはよく知られている)。
又、含水爆薬の継手として第2図に示されるような本体
内周面に挿入片4を有し、その挿入片4の両端に刃面5
を設けた継手3も提案されている(実公昭55−344
8吋公報参照)。
内周面に挿入片4を有し、その挿入片4の両端に刃面5
を設けた継手3も提案されている(実公昭55−344
8吋公報参照)。
この継手は本体の軸線と直角方向に形成された刃面によ
り含水爆薬の包装材を破って挿入片を爆薬内に圧入させ
ることによって爆薬を繋ぐ構造のものである。
り含水爆薬の包装材を破って挿入片を爆薬内に圧入させ
ることによって爆薬を繋ぐ構造のものである。
しかしながら、通常含水爆薬は爆発感度を向上させるた
め気泡が導入され、その気泡の低温における収縮を考慮
して内圧を高くしであるため爆薬薬包が破袋されると、
その破れが拡大し含水爆薬がもれると同時に爆薬として
の強度がないために継手の所から離れたり折れたりする
。
め気泡が導入され、その気泡の低温における収縮を考慮
して内圧を高くしであるため爆薬薬包が破袋されると、
その破れが拡大し含水爆薬がもれると同時に爆薬として
の強度がないために継手の所から離れたり折れたりする
。
又、折れない場合でも爆薬薬包が曲がり装填しにくいと
いう問題がある。
いう問題がある。
又、爆薬薬包を補強用パイプに入れて用いる場合には、
この継手が合成樹脂製の一体成形物であることから刃面
により補強用パイプを破ることができず、やはり各爆薬
薬包間を所定の長さに確実に保持するには不十分である
。
この継手が合成樹脂製の一体成形物であることから刃面
により補強用パイプを破ることができず、やはり各爆薬
薬包間を所定の長さに確実に保持するには不十分である
。
更に、この継手は構造が複雑である。
本考案者らは前述の従来の継手の欠点に鑑み鋭意究研し
た結果、形状・構造が単純で、かつ補強用パイプに入れ
た爆薬薬包であっても、それを確実に固定し得る継手を
見い出し本考案を完成した。
た結果、形状・構造が単純で、かつ補強用パイプに入れ
た爆薬薬包であっても、それを確実に固定し得る継手を
見い出し本考案を完成した。
以下図面により本考案を詳細に説明する。
第3a図及び第3b図は本考案の一実施態様を示す正面
図及び断面図であり、第4図はその使用状況を示す断面
説明図である。
図及び断面図であり、第4図はその使用状況を示す断面
説明図である。
本考案の爆薬薬包の継手6は、合Ii、樹脂製の一体形
成されてなる比較的薄肉な筒状体であり、該筒状体の両
端部方向から中央部7方向に向って前記筒状体の内径り
がそれぞれ減少していくような傾きの内壁8と該内壁8
から外壁9に貫通する複数個の軸方向Cに略々平行の溝
10とを設けて成ることを特徴とするものである。
成されてなる比較的薄肉な筒状体であり、該筒状体の両
端部方向から中央部7方向に向って前記筒状体の内径り
がそれぞれ減少していくような傾きの内壁8と該内壁8
から外壁9に貫通する複数個の軸方向Cに略々平行の溝
10とを設けて成ることを特徴とするものである。
11は仕切壁である。
本考案に用いられる合成樹脂としては、熱可塑性樹脂が
好ましく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン及びポ
リ塩化ビニル等である。
好ましく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン及びポ
リ塩化ビニル等である。
又その成形物は爆薬薬包又は補強用パイプの位置が確認
できるように透明ないしは半透明であるものが望ましい
。
できるように透明ないしは半透明であるものが望ましい
。
本考案に於ける内壁の傾きは、端部から直接中央部にか
けてつけてもよいが爆薬薬包又は爆薬薬包の入った補強
用パイプの挿入性から第3b図に示すように端部から少
し中央部よりのところからつけた方が好ましい。
けてつけてもよいが爆薬薬包又は爆薬薬包の入った補強
用パイプの挿入性から第3b図に示すように端部から少
し中央部よりのところからつけた方が好ましい。
又、この傾斜角度の大きさは用いられる合成樹脂の反発
力の強さく即ち第4図に示されるように補強用パイプ1
2に入った爆薬薬包A又はBを爆薬薬包の継手6に挿入
すると傾きのついた内壁部が外側に押し広げられ、それ
に対抗する力(反発力)が逆に補強用パイプ12に作用
することから傾斜角度が大なる程この力は大きくなるが
、傾斜角度が大きすぎると爆薬薬包等の挿入が困難とな
る)、爆薬の薬質、補強用パイプの有無等により適宜決
めることができる。
力の強さく即ち第4図に示されるように補強用パイプ1
2に入った爆薬薬包A又はBを爆薬薬包の継手6に挿入
すると傾きのついた内壁部が外側に押し広げられ、それ
に対抗する力(反発力)が逆に補強用パイプ12に作用
することから傾斜角度が大なる程この力は大きくなるが
、傾斜角度が大きすぎると爆薬薬包等の挿入が困難とな
る)、爆薬の薬質、補強用パイプの有無等により適宜決
めることができる。
本考案における溝は、少くとも2本以上であり、爆薬薬
包又は爆薬薬包の入った補強用パイプを均等な強さで締
付けさせるために筒状体の周面に等間隔に設けることが
好ましい。
包又は爆薬薬包の入った補強用パイプを均等な強さで締
付けさせるために筒状体の周面に等間隔に設けることが
好ましい。
又溝の端部は閉ざされていなければならない。
この溝は、爆薬薬包又は爆薬薬包の入った補強用パイプ
を継手に挿入する時に内壁部が外側に広がり易くする作
用を有すると同時に、爆薬薬包等に溝部分以外の内壁を
密着させ、かつ前記内壁の傾きによる作用(反発力)と
相まって爆薬薬包等を確実に固定する作用を有するもの
である。
を継手に挿入する時に内壁部が外側に広がり易くする作
用を有すると同時に、爆薬薬包等に溝部分以外の内壁を
密着させ、かつ前記内壁の傾きによる作用(反発力)と
相まって爆薬薬包等を確実に固定する作用を有するもの
である。
溝の長さ及び幅も継手に用いられる合成樹脂の材質、爆
薬の薬質及び補強用パイプの有無等により適宜決めるこ
とができる。
薬の薬質及び補強用パイプの有無等により適宜決めるこ
とができる。
例えば第3a図及び第3b図に示される爆薬薬包の継手
は、材質がポリエチレンであり、その形状は、全長が1
2−1外径が24.4mm、端部から25閣中へ入った
所までの内径が23.4m、中央部の内径が22.6m
mで中央部の仕切壁をはさんで左右が対数の形状をなす
ものであり、溝の本数は4本、その長さは5077I7
7X1幅は2rranの例であって第4図に示す補強用
パイプ12の外径が23.5m7+のものに適した例で
ある。
は、材質がポリエチレンであり、その形状は、全長が1
2−1外径が24.4mm、端部から25閣中へ入った
所までの内径が23.4m、中央部の内径が22.6m
mで中央部の仕切壁をはさんで左右が対数の形状をなす
ものであり、溝の本数は4本、その長さは5077I7
7X1幅は2rranの例であって第4図に示す補強用
パイプ12の外径が23.5m7+のものに適した例で
ある。
なお、第4図は中央部7が第3b図に比し外側に向って
膨大している状況を示している。
膨大している状況を示している。
第4図は爆薬薬包の入った補強用パイプ2本をこの継手
で繋いだ例であるが、この継手を何個か用いれば爆薬薬
包又は爆薬薬包の入った補強用パイプを順次繋いでいく
ことができる。
で繋いだ例であるが、この継手を何個か用いれば爆薬薬
包又は爆薬薬包の入った補強用パイプを順次繋いでいく
ことができる。
以上、詳細に説明したように本考案の爆薬薬包の継手は
、その内壁の傾き及び溝の作用によって爆薬薬包又は爆
薬薬包の入った補強用パイプを確実に固定することがで
き、かつ構造が簡単で爆薬薬包内部の爆薬が流れ出すこ
ともないので、折れたり曲がったりすることがないため
に穿孔内への装填が容易で不浸等が生じないという特長
を有するものである。
、その内壁の傾き及び溝の作用によって爆薬薬包又は爆
薬薬包の入った補強用パイプを確実に固定することがで
き、かつ構造が簡単で爆薬薬包内部の爆薬が流れ出すこ
ともないので、折れたり曲がったりすることがないため
に穿孔内への装填が容易で不浸等が生じないという特長
を有するものである。
したがって爆薬薬包の継手として非常に有用なものであ
る。
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の継手を示す説明図であり、第
3a図及び第3b図は本考案の一実施態様を示す正面図
及び断面図であり、第4図はその使用状況を示す断面設
面図である。 6・・・・・・本考案の爆薬薬包の継手、7・・曲中央
部、訃・・・・・内壁、9・・・・・・外壁、10・・
・・・・溝、11・・・・・・仕切溝、12・・・・・
・補強用パイプ、A、 B・・・・・・爆薬薬包、C・
・・・・・軸方向、D・・・・・・筒状体の内径。
3a図及び第3b図は本考案の一実施態様を示す正面図
及び断面図であり、第4図はその使用状況を示す断面設
面図である。 6・・・・・・本考案の爆薬薬包の継手、7・・曲中央
部、訃・・・・・内壁、9・・・・・・外壁、10・・
・・・・溝、11・・・・・・仕切溝、12・・・・・
・補強用パイプ、A、 B・・・・・・爆薬薬包、C・
・・・・・軸方向、D・・・・・・筒状体の内径。
Claims (1)
- 合成樹脂製筒状体であって、該筒状体の両端部方向から
中央部方向に向って前記筒状体の内径がそれぞれ減少し
ていくような傾きの内壁と、該内壁から外壁に貫通する
複数個の軸方向に略々平行の溝とを設けて成ることを特
徴とする爆薬薬包の継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8487381U JPS6042320Y2 (ja) | 1981-06-11 | 1981-06-11 | 爆薬薬包の継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8487381U JPS6042320Y2 (ja) | 1981-06-11 | 1981-06-11 | 爆薬薬包の継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57199799U JPS57199799U (ja) | 1982-12-18 |
JPS6042320Y2 true JPS6042320Y2 (ja) | 1985-12-25 |
Family
ID=29880208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8487381U Expired JPS6042320Y2 (ja) | 1981-06-11 | 1981-06-11 | 爆薬薬包の継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6042320Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2537281Y2 (ja) * | 1991-06-05 | 1997-05-28 | 日本油脂株式会社 | スムースブラスティング用爆薬薬筒及び連結ジョイント |
-
1981
- 1981-06-11 JP JP8487381U patent/JPS6042320Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57199799U (ja) | 1982-12-18 |
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