JPH0245680Y2 - - Google Patents

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JPH0245680Y2
JPH0245680Y2 JP1986008864U JP886486U JPH0245680Y2 JP H0245680 Y2 JPH0245680 Y2 JP H0245680Y2 JP 1986008864 U JP1986008864 U JP 1986008864U JP 886486 U JP886486 U JP 886486U JP H0245680 Y2 JPH0245680 Y2 JP H0245680Y2
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JP
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cartridge
blasting
explosive
diameter
hydrous
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JP1986008864U
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JPS62125892U (ja
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  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トンネル掘進、道路建設、採石事業
等の爆破作業(以下発破と言う)の際に良く実施
されている周辺壁、周辺岩盤を傷めないようにす
るスムースブラステイング発破(以下SB発破と
言う)の作業効率を高め、かつ、含水爆発の爆轟
伝播性を改良するスムースブラステイング用含水
爆薬薬筒に関するものである。
(従来の技術) SB発破は、従来型の発破工法、即ち、発破孔
内の爆薬の爆発エネルギーを最大限発揮させ、有
効に利用することで岩盤に強い衝撃を与えそれを
破壊する一般工法とは異なる。
岩盤の破断予定線、例えばトンネル掘進におけ
る周辺壁、岩盤を破壊後残壁とする壁面の仕上げ
等必要以上岩盤に亀裂や破壊をあたえることのな
いよう爆力を適当にコントロールする発破工法の
一つである。
爆力コントロールの考え方の基本は、発破孔径
と薬包径の差(孔径/薬径=デカツプリング係数
と言う)を意識的に利用することで発破孔に装填
された爆薬周辺の空気をクツシヨンに、爆発時の
強い衝撃力が直線孔壁に作用することを弱め、言
わば準静的な圧力で破断面を形成する。
最近は、高性能油圧さく岩機の開発や、ナトム
工法の普及で長孔発破が一般的になり、SB発破
の実施にあたつては孔当り装薬本数も増加の傾向
にある。従つて小薬径長尺物のSB発破用含水爆
薬を複数個用いる方法が一般的である。
発破孔内に装填された複数個の薬包をすべて完
爆させるには薬包間の異物介在を無くし殉爆不良
を生じさせ難くする必要がある。又当業者の間で
は良く知られた現象であるチヤンネル効果(発破
孔径と薬包に差がある場合、空間中を先行する衝
撃波が未爆発の薬包を圧縮し爆轟中断を生じる現
象)による爆轟中断を生じ難くする必要がある。
SB発破用含水爆薬は、小薬長尺物であるため、
簡単に折れ曲つたりして装填作業に手間取る。従
つて、保護筒を用いる方法も考案され実用されて
いる。(実開昭52−62384号公報参照)又、発破孔
内で複数の薬包を連結して用いるための継手も考
案され実用されている。(実公昭60−42320号公報
参照) しかし、保護筒、連結継手は一体物でないため
現場作業のはんざつさから継手を使用せずに充填
を行ない残留薬を生じせしめる原因の一つにな
る。現場で簡単に、しかも確実に実施出来る方法
が望ましい。
(考案が解決しようとする課題) 爆薬消費現場では、発破孔に充填された爆薬の
安定した爆轟状態の継続が発破効果に直接影響を
与える。
SB発破用含水爆薬は薬径が比較的小さく、い
わば限界薬径に近い薬径であるため、他に不利な
条件が加わると爆轟中断を生じる可能性が高い。
チヤンネル効果による死圧現象、薬包間異物介在
による殉爆不良、作業のはんざつさに起因する残
留薬の発生、等々は解決すべき課題である。
(課題を解決するための手段) 本考案者等は、鋭意研究の結果、含水爆薬を充
填した薬包保護筒部分と薬包連結部分を一体と
し、かつ薬包連結部分の径を薬包保護筒部分の径
より大きくし、さらに該薬包連結部分の端末をラ
ツパ状に拡げてなるスムースブラステイング用含
水爆薬薬筒を用いる事により前記の課題を解決出
来る事を見い出したものである。
本考案のスムースブラステイング用含水爆薬薬
筒を図面により具体的に説明する。
第1図は本考案に使用する爆発薬包連結保護筒
の断面図であり、第2図は本考案のスムースブラ
ステイング用含水爆薬薬筒の断面図である。
1は含水爆薬、2は薬包連結部分、3は薬包保
護筒部分、4は薬包連結部分の端末をラツパ状に
拡げた部分、5は中空部分、Aは薬包連結保護筒
Bはスムースブラステイング用含水爆薬薬筒を示
し、含水爆薬の収納された保護筒部分の先端を連
結する他の連結保護筒の連結部分の内部に挿入し
連結すればよい。
第3図は連結された部分の拡大断面図であり
1,1′は含水爆薬、2は薬包連結部分、3,
3′は薬包保護筒部分、4は薬包保護筒部分の端
末をラツパ状に拡げた部分、5は中空部分、6は
含水爆薬を保持するためのストツパー、Bはスム
ースブラステイング用含水爆薬薬筒、B′は他の
スムースブラステイング用含水爆薬薬筒である。
本考案に使用する薬包連結保護筒Aの材質とし
てはポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等
の合成樹脂で形を保つ程度の硬さを保有する樹脂
が望ましい。薬包保護筒部分3の長さは用途によ
つていろいろ変え得るが、一般的には、0.5m〜
1.0m程度の長さが望ましい。薬包保護筒部分3
の径は使用する発破孔内によつていろいろ変え得
るが、一般的には内径15mmから25mm程度の径が望
ましい。
本考案に使用する薬包連結保護筒の合成樹脂の
厚さは、厚くも薄くも出来るが、一般的には0.2
mmから2.0mm程度の厚さが望ましい。
本考案に使用する薬包連結保護筒の薬包連結部
分2の長さは、薬包同士が充分接続される長さで
あればよいが、通常は5cmから10cm程度の長さが
望ましい。
薬包連結部分2の内径は薬包保護筒部分3の外
径と同じか、若干大きい方が連結がスムースにな
り、望ましい。
薬包連結部分の端末の形状は連結をスムーズに
するためラツパ状4に拡がつている。この拡がり
は薬包保護筒部分がスムーズに入る程度の拡がり
であることが望ましい。
(実施例) 次に、比較例及び実施例を挙げる。
比較例 1 第4図は従来の連結保護筒を用いた使用例であ
り、1は雷管付SB用含水爆薬(22mmφ×100gr、
長さ約30cm、ポリエチレンチユーブ入り)、Cは
薬包保護筒(内径23mmφ、厚さ0.75mm、長さ60cm
の塩ビ筒2本を中央でビニールテープで接続)、
6は異物(砂)介在させたものである。図の様に
1本のカートリツジ式にしたものを、内径40mm
φ、厚さ3.7mm、長さ2m40cmの鉄管内に挿入し、
一方から起爆した。実験結果は、雷管付薬包のみ
完爆するが他の薬包は不爆となり残留した。
実施例 1 第5図は本考案のスムースブラステイング含水
爆薬薬筒B,B′,B″,Bを使用して発破を行
うさいの説明図であり、1は雷管付SB用含水爆
薬(22mmφ×100gr、長さ約30cm、ポリエチレン
チユーブ入り)、薬包連結保護筒(内径23mmφ、
厚さ0.75mm、ポリエチレン)を第4図の保護筒長
さと同一の条件にするため適当な長さに切断し全
長120cmとしたものである。
実験結果は、薬包連結部分の端末をラツパ状に
拡げた薬包連結保護筒を用い内径40mmφ、厚さ
3.7mm、長さ2m40cmの鉄管内に挿入し一方から
起爆すると全薬包共に殉爆完爆する。チヤンネル
効果による死圧現象が生じやすいと言われている
鉄管内で、しかも薬包間に異物(砂)を介在させ
て1端から起爆しても全数完爆した。
連結部分末端をラツプ状に拡大成型した効果が
証明出来る。従来の保護筒の連結作業は、薬包入
りの保護筒と薬包継手を手に持ち最初の連結を行
い、次に連結されている継手の一端に他の保護筒
を連結することになる。しかし本考案のスムース
ブラステイング用含水爆薬薬筒であれば、最初か
ら連結部分と含水爆薬を充填した保護筒部分が一
体構造であるため連結作業はワンタツチで終了す
る。又、従来の保護筒と連結用の継手が別のもの
では両者をいつも同一場所に置いておく必要があ
り、場合によつては時間的に相当なロスになる。
(考案の効果) (1) 従来の薬包入りの保護筒は連結用の継手を使
用しない場合、薬包間に岩片、砂等の異物が介
在し、爆轟が中断する原因となるが本考案のス
ムースブラステイング用含水爆薬薬筒を使用す
れば、その恐れは無い。
(2) 従来品は作業のはんざつさ等から連結継手を
用いない場合が現場では見られるが、本考案の
スムースブラステイング用含水爆薬薬筒を使用
すれば、作業者の手抜き防止にもなり爆轟伝播
がより確実になる。
(3) 例で示した様に、薬包連結部分の端末をラツ
パ状に拡げたことでチヤンネル効果による死圧
現象を防止できる。
(4) 薬包連結部分の端末をラツパ状に拡げたこと
で連結作業のとき、この部分が案内の役をはた
し、照明不良のトンネル掘進現場においても容
易に連結できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に使用する薬包連結保護筒の1
例を示す断面図、第2図は本考案のスムースブラ
ステイング用含水爆薬薬筒の断面図、第3図は本
考案品が連結された場合の部分拡大断面図、第4
図は従来品の使用状況を示す断面説明図、第5図
は本考案品の使用状況を示す断面説明図である。 1……含水爆薬、2……薬包連結部分、3……
薬包保護筒部分、4……ラツパ状に拡げた部分、
5……中空の部分、B……スムースブラステイン
グ用含水爆薬薬筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 含水爆薬を充填した薬包保護筒部分と薬包連結
    部分を中空を介して一体とし、かつ該薬包連結部
    分の径を薬包保護筒部分の径より大きくし、さら
    に該薬包連結部分の端末をラツパ状に拡げてなる
    スムースブラステイング用含水爆薬薬筒。
JP1986008864U 1986-01-27 1986-01-27 Expired JPH0245680Y2 (ja)

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JP1986008864U JPH0245680Y2 (ja) 1986-01-27 1986-01-27

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JP1986008864U JPH0245680Y2 (ja) 1986-01-27 1986-01-27

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JPS62125892U JPS62125892U (ja) 1987-08-10
JPH0245680Y2 true JPH0245680Y2 (ja) 1990-12-03

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5019035U (ja) * 1973-06-14 1975-03-03

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5019035U (ja) * 1973-06-14 1975-03-03

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JPS62125892U (ja) 1987-08-10

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