JPS6042162B2 - ドライアイスの製造方法 - Google Patents

ドライアイスの製造方法

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JPS6042162B2
JPS6042162B2 JP53047319A JP4731978A JPS6042162B2 JP S6042162 B2 JPS6042162 B2 JP S6042162B2 JP 53047319 A JP53047319 A JP 53047319A JP 4731978 A JP4731978 A JP 4731978A JP S6042162 B2 JPS6042162 B2 JP S6042162B2
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JP
Japan
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dry ice
heat exchanger
gas
carbon dioxide
pressure
Prior art date
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Expired
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JP53047319A
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English (en)
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JPS54138891A (en
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善代 尾野
竜三 足立
好晴 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
Toho Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はドライアイスの製造方法に関する。
従来、ドライアイスは炭酸ガスの圧縮及び冷却により
得られる液化炭酸ガスを加圧成型機の中へ減圧噴出させ
ることによつて微粒状に固化せしめた後、これを加圧成
型することによつて製造されていた。この従来法により
ドライアイスを得るには、炭酸ガスを液化する必要があ
るため、炭酸ガスを3重点圧力5.28に91aia比
以上に圧縮するとともに、圧縮熱を除去するために冷却
する必要があり、通常は炭酸ガスを50〜70に91C
FfIa卜まで圧縮した後冷却する。このためドライア
イス製造に要する理論的エネルギーは製品ドライアイス
当た り、圧縮エネルギー200KCa1lk9、冷却
エネルギー380Kca1lk9程度である(炭酸ガス
モリエル線図より)。 然しながら3重点圧力未満の圧
力でドライアイスが昇華する温度より低い温度の沸点を
有する低温液化ガスすなわち、大気圧下における沸点が
−196℃の液体窒素、−183℃の液体酸素又はこれ
らの混合物又は−161℃の液化天然ガスによつて、炭
酸ガスを冷却し、液化炭酸ガスを経ないで気体から固体
にするとドライアイス製造に要するエネルギーは少なく
なる。
また冷却源になる低温液化ガスが有する冷熱は、エネル
ギー有効利用の面から、また極低温のエネルギーである
ため、価値が非常に高い。また冷熱は、液化天然ガスと
ともに大量に輸入されているが、その利用は現在のとこ
ろ、空気分解、食品冷凍など一部の利用に限られており
、大部分が海水と熱交換されて捨て去られている。そこ
で本発明は製造に要するエネルギーが少なく、かつ簡単
な熱交換器で液化天然ガスのj冷熱を利用したり、また
液化天然ガスの冷熱を利用して有利に製造される液体窒
素、液体酸素又はこれらの混合物の冷熱を有効に有用し
得るドライアイスの製造方法を提供するにある。 即ち
、本発明は、炭酸ガスを3重点圧力未満の圧力で熱交換
器へ送入し、液体窒素、液体酸素又はこれらの混合物、
又は液化天然ガスの低温液化ガスにより、炭酸ガスを熱
交換器で冷却しドライアイスを得るもので、得られたド
ライアイスを熱交換器から取り出すにあたつて、熱交換
器で炭酸ガスと熱交換して生成した前記低温液化ガスの
気化ガスで熱交換器を加温することによつて、ドライア
イスを熱交換器から分離せしめることを特徴とする。
本発明によれば、常圧の場合はドライアイス製造に要す
る理論的必要エネルギーは冷却のためのエネルギーだけ
で良く、製品ドライアイス当たり160Kca11k9
で従来法に比べると大幅に減少できる。
また本発明は炭酸ガスを3重点圧力未満の圧力で熱交換
器へ送入するので、炭酸ガスを高圧に圧縮する必要がな
く、熱交換器は高圧にならないため危険性は低く、高圧
用の圧縮機を要しないなどの利点がある。さらに本発明
の方法によつて製造されるドライアイスの比重は、従来
法によつて得られる粒状ドライアイスの加圧成型品であ
る市販ドライアイスとほS゛同じの1.5である。従つ
て本発明の方法によれば、従来法のような加圧成型に要
する加圧成型機の不要である。また、熱交換器において
炭酸ガスと熱交換し生成する低温液化ガスの気化ガスは
、その生成過程て不純物が混入一する恐れがなく、それ
ぞれの用途に全く支障なく利用できる。また本発明は液
化天然ガスの冷熱を利用することが可能であり、液化天
然ガスの冷熱を利用して有利に製造される液化窒素、液
体酸素又はこれらの混合物の冷熱を有効に利用すること
こが可能である。このように、液化天然ガス等の冷熱を
利用してドライアイスを製造する利点は大きいが発明の
完成過程においては製品ドライアイスが熱交換器で生成
される際、熱交換器壁面に固着し、取り出し3が困難で
工業化を妨げる問題があつた。
当初この対策として、伝熱面の材質にガラス、金属など
親水性の界面をもつ材質を使用したが、問題は解決せず
、ポリエチレン●テフロンの如き親油性の界面を持つ材
質を使用すると固着の問題は解決した4.が、伝熱面で
の熱伝導度の低下を来し、効果面でないことがわかつた
。この解決法を本発明者等は鋭意研究した結果、本発明
によれば熱交換器をドライアイスの昇華温度より高い温
度の気体で加温することにより、ドライアイスと熱交換
器壁面の間にドライアイスを昇華させた気相部分を作つ
て製品ドライアイスを容易に器外へ取り出すことができ
る。
この場合、加熱用の気体として、熱交換器で低温液化ガ
スが炭酸ガスと熱交換して生ずる気化ガスを使用すれば
、ドライアイスの生成と取り出しを繰り返すに当つて、
気化ガス中に不純物が混入することがなく、前記利用を
妨げないばかりでなく、且つ水分などの高融点物を含ま
ないので冷媒系統の氷結による閉塞を防止できる利点が
ある。さらにこの気化ガスを原料炭酸ガスの予冷に使つ
た後にも使用することができる。こうして製造したドラ
イアイスは寒剤として利7用するほか、炭酸ガスの3重
点圧力以上て加温融解すれば、従来法に比べ少ないエネ
ルギーで液化炭酸ガスを有利に作ることもできる。
なお炭酸ガスの送入圧力が常圧の場合は圧縮機を使用し
ない。
一方、大気圧以下で操作する場合・は空気が炭酸ガス側
に洩れ込み炭酸ガスの分圧を低下させる方向に働くので
、得られるドライアイスに気泡、巣を生じやすく、又伝
熱速度の低下を生じ易いので、大気圧以上の圧力で操作
することが好ましい。実施例 第1図は、本発明の実施例に用いた装置の略図である。
図中1,1″は原料炭酸ガス送入管、2,2″は液体窒
素または窒素ガスの送入管、3,3″は液体窒素槽、4
,4″は取外しが可能な底板を有するドライアイス製造
槽、5,6,7,8,9,10,11,12,13,1
4,15,16は手動バルブ、17,17″は予冷用熱
交換器を示す。ドライアイス製造に際しては、手動バル
ブ14,16を開き、手動バルブ5,6,7,8,9,
10,11,12,13,15を閉じて、液体窒素を手
動バルブ1牡送入管2を通じて液体窒素槽3に入れる。
次いで手動バルブ16を閉じ、手動バルブ6,8,9,
15を開いて手動バルブ6を経た炭酸ガスを液体窒素槽
3より気化した窒素ガスと予冷用熱交換器17において
熱交換し、予冷された炭酸ガスを原料炭酸ガス送入管1
からドライアイス製造槽4に50cmAqの圧力で10
00′送入した。次に手動バルブ6,8,9,14を閉
じ、手動バルブ12,16を開き、液体窒素槽3内の液
体窒素を手動バルブ12を通して抜き、手動バルブ12
,16を閉じ、手動バルブ13を開き、液体窒素を手動
バルブ13、送入管2″を通して液体窒素槽3″に入れ
た後、手動バルブ15を閉じ、手動バルブ5,7,10
,16を開いて、炭酸ガスを手動バルブ6、予冷用熱交
換器17″を通してドライアイス製造槽4″に送入した
。同時にドライアイス製造槽4″に送入した。同時にド
ライアイス製造槽4の底板をはずした。このとき、液体
窒素槽3″で気化した窒素ガスは、予冷用熱交換器17
″において原料炭酸ガスで加温され、手動バルブ7,1
0を通り、液体窒素槽3内に送入される。底板をはずし
てから5〜7分後にドライアイス製造槽4の下部よりド
ライアイスが落下し、容易に取り出すことができた。得
られたドライアイスは1900y(収率97%)でその
比重は市販ドライアイスと同様で1.5であつた。一方
、このとき使用され気化した液体窒素量は7.2k9で
あり、ドライアイス単位置当たりで3.8k91k9(
ドライアイス)でエネルギーに換算すると291Kca
11k9(ドライアイス)であつた。
理論的な必要エネルギー160Kca11k9(ドライ
アイス)に比べて82%多くなつたが、これは保冷が充
分でないためと思われる。しかし、従来法による理論的
な冷却用必要エネルギー380Kca11k9(ドライ
アイス)に比べれば少ないエネルギー量であり、圧縮に
必要な200KCa11k9(ドライアイス)のエネル
ギーも削減された。また本例の液体窒素は第2図に示し
たような液化天然ガスの冷熱を利用した空気分離で有利
に製造されるものを用いることにより、さらに経済的メ
リットが追加される。
第2図の装置においては、原料空気30を空気圧縮器2
1により圧縮し、空気熱交換器22で予冷した後高圧蒸
留塔23に送入する。ここで窒素は塔頂に、酸素は塔底
に移動し、塔頂から液体窒素31が取り出される。また
高圧蒸留塔23の塔底から取り出される酸素リッチ液は
、低圧蒸留塔24に供給され、その塔底から液体酸素3
2が取り出される。低圧蒸留塔の塔頂から酸素リッチ液
に含まれていた窒素リッチガス29が排出されて、空気
熱交換器22に導かれ原料空気の予冷に使われる。一方
、高圧蒸留塔の冷却に使用される循環窒素28は循環窒
素圧縮機26で圧縮され、液化天然ガス27と液化天然
ガス熱交換器25において熱交換により液化して高圧蒸
留塔23に至り、ここて気化して空気熱交換器22を経
て前記循環窒素圧縮器26に至り、一方、熱交換器25
で液化天然ガス27は”気化して天然ガスとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に用いた装置の略図、第2図は
液化天然ガス冷熱を利用した空気分離装置の略図である
。 1,1″・・・・原料炭酸ガス送入管、2,2″・・送
入管、3,3″・・・・・液体窒素槽、4,4″・・・
・・・ドライアイス製造槽、5,6,7,8,9,10
,11,12,13,14,15,16・・・・・・手
動バルブ、17,17″・・・・・・予冷用熱交換器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 炭酸ガスを3重点圧力未満の圧力で熱交換器へ送入
    し、液体窒素、液体酸素又はこれらの混合物又は液化天
    然ガスの低温液化ガスにより、炭酸ガスを熱交換器で冷
    却しドライアイスを得、熱交換器で得られたドライアイ
    スを取り出すにあたり、熱交換器で炭酸ガスと熱交換し
    て生成した前記低温液化ガスの気化ガスで熱交換器を加
    温することによつて、ドライアイスを熱交換器から分離
    せしめることを特徴とするドライアイスの製造方法。
JP53047319A 1978-04-20 1978-04-20 ドライアイスの製造方法 Expired JPS6042162B2 (ja)

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JPS54138891A JPS54138891A (en) 1979-10-27
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JPS62139362U (ja) * 1986-02-25 1987-09-02
JPH0493650U (ja) * 1990-12-29 1992-08-14

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DE102015009352A1 (de) * 2015-07-17 2017-01-19 Messer Group Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum herstellen von Trockeneis

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