JPS6042058Y2 - 底部内張の交換可能な流動バレル加工装置 - Google Patents

底部内張の交換可能な流動バレル加工装置

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JPS6042058Y2
JPS6042058Y2 JP13073681U JP13073681U JPS6042058Y2 JP S6042058 Y2 JPS6042058 Y2 JP S6042058Y2 JP 13073681 U JP13073681 U JP 13073681U JP 13073681 U JP13073681 U JP 13073681U JP S6042058 Y2 JPS6042058 Y2 JP S6042058Y2
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JP
Japan
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bolt
lining
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plate
rotary disk
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JP13073681U
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JPS5836060U (ja
Inventor
繁樹 古明地
隆広 岩瀬
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トヨタ自動車株式会社
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【考案の詳細な説明】 この考案は流動バレル加工装置に係り、特にバレル槽底
部の耐摩材製内張が交換可能にされたものに関する。
流動バレル加工装置の一種に、駆動装置によってほぼ垂
直な軸線の回りに回転させられる回転盤と、この回転盤
の上方空間を囲むように配設された円筒状の静止周壁と
から威るバレル槽を有し、同バレル槽に装入されたワー
クが回転盤の回転とともに生ずるメディアの流動によっ
て研摩される形式のものが知られている。
この回転盤の上面にはウレタンゴム等の耐摩材が内張さ
れているのが普通であるが、斯る耐摩材は装置の使用を
重ねるに従い漸次摩耗するため、これがその摩耗限度に
達したときには内張を新たに装着し直すことが必要とな
る。
ところが従来このための作業が回転盤の大きさ及び重量
が大きいため多大の手間と労力とを費していたのが実情
であった。
本考案は斯る事情の下において、回転盤に新たな耐摩材
を装着する際、その作業を容易且つ短時間で為し得るバ
レル槽を備えた流動バレル加工装置を提供することを目
的として為されたものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図において10は枠体12により位置固定に支持さ
れた円筒状の周壁で、その内面側にウレタンゴムから威
る内張14が形成されている。
周壁10の上部には水平方向外側へと延出すフランジ状
の板状部16が設けられ、周壁10と枠体12との間に
生ずる上部開口を覆っている。
板状部16の外周部は段付形状に形成され、板状部16
はこの段付形状部において枠体12に嵌合されるととも
に、枠体12の上面に複数個配置されたゴム等の弾性材
製スペーサ17に支持された状態で、ボルト18により
枠体12に締め付けられている。
すなわち、ボルト18の締付力を加減してスペーサ17
の圧縮量を変えることにより周壁10の被支持位置、即
ち後述の皿板50と周壁10下端面との間に生ずる隙間
の量が調整されるようになっている。
枠体12は有底円筒形状を威すとともにその内部中央に
固定軸20が直立するように設けられている。
固定軸20は上端部及び下側部分において段付形状に形
成されるとともに、下側の段付形状部分において、支持
部材22がベアリング24゜26を介して回転可能に取
付けられている。
支持部材22は円輪状の突出部28及び水平な支持面3
0を備え、この支持面30において回転盤゛32が支持
されている。
回転盤32は周壁10下方において水平方向に延設され
た円板部34と、円板部34に続いて固定軸20を取囲
むように配設された筒状部36と、円板部34の外周部
において上方に立上る側盤部38とを備えた容器状に形
成されている。
筒状部36は下側内側面において前記支持部材22の突
出部28に嵌合されて水平方向の位置が定められ、また
上端部においては固定軸20の段付部に装着されたベア
リング40を介して同軸20に回転可能に嵌合されてい
る。
筒状部36の外側にはプーリ42が固定され、筒状部3
6はプーリ42に巻掛けられたベルト44を介して枠体
12に固定のモータ46により回転駆動されるようにな
っている。
尚、筒状部36の上端開口はキャップ48によって覆わ
れている。
円板部34の上側にはウレタンゴム製の皿板50が金属
製の裏板52を介して位置固定に取付けられている。
皿板50は周壁10と略同じ直径を有し、またその上面
側は周壁10の内側部分から中央部に向けてなだらかな
凹状を威す皿状部材として構成され、バレル槽内のメデ
ィアがスムーズに流動し得るようにされている。
皿板50の中央部には貫通孔54が設けられ、この貫通
孔54は筒状部36の下端部において段付状に突出させ
られた大径部56に弾性的且つ密着状態に嵌合されて、
バレル槽内の水等がこれらの間に侵入するのが防止され
ている。
裏板52はウレタンゴム製の皿板50戒形時における加
硫接着等により皿板50と一体的に形成されるとともに
、中央部には皿板50の貫通孔54よりも大径の貫通孔
58を有し、またその外周部には皿板50から半径方向
外側へと突出する被締付部60が設けられている。
被締付部60の全周適数個所にはボルト穴62(第2図
参照)が設けられ、裏板52はこのボルト穴62におい
て回転底部32への着脱が為される。
ボルト穴62はボルト64の頭部を通過させ得る大径穴
部66と、ボルトの脚部のみを挿通させ、頭部は通過さ
せ得ない巾で円周方向へと続く切欠部68とから成るだ
るま形状として形成されている。
尚、第1図中周壁10の外周底部に設けられたバルブ6
8はバレル槽から抜は出す研摩溶液を排出させるための
ものであり、また枠体12に設けられた開ロア0はバル
ブ68から排出される水を受ける受器を挿入すべく設け
られたものである。
次に上記装置における皿板50を交換する手順について
説明する。
前述したように皿板50は装置の使用を重ねるに従って
摩耗するため、摩耗限度に達したときにはこれを交換す
る必要が生ずるわけである。
皿板50の交換の手順は、先ずボルト18を取外し、ベ
ルト44をプーリ42から取外した後に、枠体12によ
って支持されている周壁10を上方に持上げ、裏板52
を回転盤32に固定しているボルト64を緩める。
尚、この時点においてボルト64はだるま形のボルト穴
62における切欠部68に位置しており、またその緩め
量はその頭部裏面と裏板52との間に僅かに隙間が生ず
る程度で十分である。
ボルト64が緩められたところで裏板52が皿板50と
ともに第2図中反時計回り方向に回動させられて大径穴
部66がボルト頭部に合致させられる。
大径穴部66はボルト頭部を通過させ得る大きさで形成
されているから皿板50及び裏板52をそのまま上方へ
と持上げればこれらが回転盤32から取外される。
続いて予め用意された新たな皿板50及び裏板52が前
述したのとは逆の順序で回転盤32に取付けられる。
即ち皿板50及び裏板52が貫通孔54,58において
筒状部36に嵌込まれ、そのまま下降させられる。
このとき皿板50の貫通孔54は筒状部36と遊合状態
となっている(貫通孔54は筒状部36よりも大きい径
で形成されている)から皿板50は筒状部36に沿って
スムーズに降ろされ、筒状部36下側の大径部56に至
る。
一方大径部56は皿板50の貫通孔54と所定の断性力
をもって嵌合するに適した寸法で形成されているから皿
板50を所定圧力で下方に押下げれば皿板50は大径部
56にそのまま圧入されて両者が密着状態となり、シー
リングが行なわれる。
そして大径穴部66においてボルト頭部を通過した裏板
52を前述したのとは逆の方向、即ち第2図中時計回り
に回動させた後ボルトを締付ければ皿板50が回転盤3
2に固定される。
尚、ボルト頭部と裏板52とはホルト締付前において僅
かの隙間があるのみであるから、ボルトの締付は量は僅
かで足りる。
次に取外したプーリ42、ベルト44を組付ければここ
に皿板50の交換が終了する。
ところで、従来の装置においては内張りとしてのウレタ
ンゴムは加硫接着等により回転盤に直接固着されていた
ために、これが摩耗限度に達したときには回転盤自体を
装置から取外すことが必要であった。
ところが断る回転盤はその重量が重く、また固定軸、ベ
アリング等との連結状態を解き或いは再び組付けるなど
の諸作業が付随的に必要となるため内張りをし直す作業
に多大な手間と時間を要していた。
また筒状部と円板部とを分割して円板部のみを取出す形
式の装置も提供されているが、この場合には構造が複雑
となるうえにシール作業をしなければならないといった
面倒があった。
これに対し上記装置においては皿板50のみを交換すれ
ば良く、且つそれが容易に為され得るから作業の手間、
時間が効果的に軽減される。
次に上記装置は裏板50固定用のボルト64が周壁10
の外側に位置させられていることから次の利点を生ずる
即ち、ボルト614の位置が周壁10の位置よりも内側
に位置するときはメディアの流れが乱されたり、皿板の
ボルト周辺部が特に摩耗し易くなったりするが、ボルト
を周壁10の外側に位置させる場合にはこのような不具
合を生せしめない。
次に、第4図は皿板を他の態様で構成した例を示すもの
で、同皿板72は、裏板に固着されずそのまま回転盤3
2に固定されるようになっている。
図中74はボルト穴、76はボルト頭部を収容するため
の座ぐりであり、これらボルト穴74、座ぐり76は前
記実施例と同様周壁10の外側に位置させられている。
尚78は大径部56に圧入嵌合される貫通穴である。
上記構成の皿板72は裏板を必要とせず、従って構成部
品も少なくなるから斯る部材の製作時間、手間が節減さ
れる利点がある。
本例に示す皿板72は特に小型の装置に用いて好適であ
る。
尚、本考案は上記実施例に示すように、室軸が回転盤の
中央部を貫通して上方に延び且つ回転盤がこれを回転可
能に取囲む筒状部を備えた形式の装置に適用して特に効
果があるが、本考案は断る態様の装置のみならず、室軸
が回転盤から下方に延びる形状の装置にも適用し得るも
のである。
以上詳記したように、本考案に係る流動バレル加工装置
は、駆動装置によりほぼ垂直な軸線のまわりに回転させ
られる回転盤と、該回転盤の上方空間を囲むように配設
された円筒状の静止周壁とから戊るバレル槽内にワーク
をメディアと共に装入して、前記回転盤の回転に伴って
生ずるメディアの流動によってワークを研摩する流動バ
レル加工装置において、前記回転盤の上面に、予め所定
の形状に形成されたウレタンゴム等の耐摩材製内張を、
固定具により取外し可能に取付け、バレル槽底部の内張
の交換を可能としたことを特徴とするものである。
したがって、バレル槽底部に内張されるウレタンゴム等
耐摩材を容易、迅速に交換し得て作業能率を高めるなど
優れた効果が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である流動バレル加工装置の要
部断面図、第2図及び第3図は夫々第1図における皿板
及び裏板の平面図、側面断面図、第4図は第1図乃至第
3図に示す皿板の他の態様を示す側面断面図である。 10:周壁、14:内張、20:固定軸、32:回転盤
、34:円板部、36:筒状部、38:側壁部、46:
モータ、50.72:皿板、52:裏板、54,78:
貫通孔、56:大径部、60:被締付部、62,74:
ボルト穴、64:ボルト(固定具)、66二大径穴部、
68:切欠部、76:座ぐり。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)駆動装置によりほぼ垂直な軸線のまわりに回転さ
    せられる回転盤と、該回転盤の上方空間を囲むように配
    設された円筒状の静止周壁とから威るバレル槽内にワー
    クをメディアと共に装入して、前記回転盤の回転に伴っ
    て生ずるメディアの流動によってワークを研摩する流動
    バレル加工装置において、 前記回転盤の上面に、予め所定の形状に形成されたウレ
    タンゴム等の耐摩材製内張を、固定具により取外し可能
    に取付け、バレル槽底部の内張の交換を可能としたこと
    を特徴とする底部内張の交換可能な流動バレル加工装置
  2. (2)前記回転盤が中心に貫通孔を備えた有孔円板であ
    り、かつ該貫通孔の内周縁から上方に立上って軸受を介
    して室軸に回転可能に嵌合された筒状部を備えたもので
    あって、前記内張が該内張の中心に形成された貫通孔に
    おいて前記筒状部にしまり嵌めされている実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の流動バレル加工装置。
  3. (3)前記筒状部の外径が下端部において前記内張の貫
    通孔としまり嵌合関係となる寸法とされ、上方部におい
    ては遊合関係となる寸法とされている実用新案登録請求
    の範囲第2項記載の流動バレル加工装置。
  4. (4) 前記固定具がボルトであり、該ボルトが前記
    静止周壁の外径よりも直径の大きな円上に複数本配設さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項乃至第3項のい
    ずれかに記載の流動バレル加工装置。
  5. (5) 前記内張が前記静止周壁の外径にほぼ等しい
    直径の円形を威すとともに、該内張の裏面に、該内張よ
    り外方に突出した被締付部を有する金属製の裏板が固着
    されたものであり、かつ該被締付部に前記ボルトの頭部
    の通過を許容する大径穴部と該大径穴部から円周方向に
    該ボルトの胸部の通過は許容するが頭部の通過は許容し
    ない巾で延び出させられた切欠部とから成るだるま形の
    ボルト穴が形成されており、前記ボルトを緩めた後、該
    内張を一定角度回転させて該内張を取外し得るように構
    成された実用新案登録請求の範囲第4項記載の流動バレ
    ル加工装置。
  6. (6)前記内張がウレタンゴムのみから威り、かつ、前
    記ボルトの頭部を収容する座ぐり部を有するボルト穴が
    形成されている実用新案登録請求の範囲第4項記載の流
    動バレル加工装置。
JP13073681U 1981-09-02 1981-09-02 底部内張の交換可能な流動バレル加工装置 Expired JPS6042058Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5836060U JPS5836060U (ja) 1983-03-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH073449B2 (ja) * 1984-02-20 1995-01-18 財団法人鉄道総合技術研究所 地絡電流方向判定装置

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JPS5836060U (ja) 1983-03-09

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