JPS604195Y2 - 本形式学習器 - Google Patents

本形式学習器

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JPS604195Y2
JPS604195Y2 JP11450678U JP11450678U JPS604195Y2 JP S604195 Y2 JPS604195 Y2 JP S604195Y2 JP 11450678 U JP11450678 U JP 11450678U JP 11450678 U JP11450678 U JP 11450678U JP S604195 Y2 JPS604195 Y2 JP S604195Y2
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JP
Japan
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window
piece
windows
surface portion
convex
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龍之介 清水
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Description

【考案の詳細な説明】 この実用新案は、子どもの学習器に関するもの、。
である。
従来、押し釦式、回転式、磁石式、差し込みカード式等
の学習器はあったが、その種類が少なく、市場に出まわ
っているものだけで限定されていた。
又、それらの学習器は、どれをとっても答えを確かめる
だけの変化のない学習器であったため、その作業に飽き
てしまっておもしろく取り組めるものではなかった。
その上、学習器自体の表面上にたくさんの問題や暗記物
などがあるから、視覚上視点がぼやけて学習器としての
効果はうすいものばかりであった。
例として、従来の差し込みカード式の学習器をとって考
えてみると、第1図は、従来のものであるが、盤1の表
面部2にたくさんのわく3があり、わく3に駒4があて
はまっている。
この駒が上下スライドして答えを確かめるだけである。
これでは、単調すぎてすぐ飽きがくる。
しかも、表面上に表われている問いや暗記物が視覚にい
っぺんに入りこんで、焦点がぼやけ、幼児学習器として
、あるいは、小学校低学年用、中学年用、高学年用とし
ての効果はない。
望まれているのは、子どもの発達の段階に応じた興味あ
る飽きのこなない学習器が必要なわけで、従来の学習器
には、それがなく、学習課程がわからなかった。
本案は、以上のような欠点を取り除くために考案された
もので、本形式にし、本とともに学習できるようにした
ものである。
これを図面について説明すれば、 a 主体5に窓6. 7.8.9. 10. 11を開
ける(第1図、2図)。
b 次に窓7.10.11に第3.4.5.6゜7.8
図の駒12,13,14,15をあてはめる(第9図)
Cあてはまった駒12,13,14.15が窓7.10
.11から抜は落ちないように支え板として透明体16
を主体5の裏面にはる(第9図)。
d 透明体16をともなった主体5を学習内容を示した
ページ47をとじ込めた表紙48の一端49に取り付け
る(第10.10図)。
以下、詳しく説明する。
aについて 主体5の上方から窓6. 7.8.9、(10゜11)
という具合に開ける。
主体5は、合成樹脂、金属、ゴム、厚紙等平板可能なも
のなら何でもよく、厚さは2rtan〜5mm程度がよ
い。
むろん5rIr!n以上に厚くすれば、それだけ頑丈に
なる。
窓6は、図面では横にm個、正方形型にあけられている
が、個数や形は使用目的に合わせて設ければよく、発達
段階に合わせて5個とか7個・・・という具合に決めて
いく。
例えば、小学校入学前から2年生ぐらいであれば、1か
ら10までの数を覚えるということに主力をおけば、m
個ぐらいが適当である。
窓7は、並んだm個の窓6に平行に横に長く1つ開けら
れている。
窓6を左から符号をつけて、ア、イ、つ、工、オ、力、
キ、り、ケ、コとすれば、窓7の横の長さはアからコま
でよりも長くなっている。
窓8は窓6と同じように使用目的に合わせて個数や形を
決めればよい。
例えば、形で言えば、窓6が円形で窓8が正方形であっ
てもよいし、両方とも同形であってもよいし、両方とも
同形であっても何ら障えない。
左から符号をつけて、7′、イ′、つ′、工′、オ′。
力′、キ′、り′、ケ′、コ′とすれば、窓6の7から
コと窓8の7′からコ′とが窓7を境にして上下に位置
することになる。
図面では、ア、イの下部には窓8はなく、ケ′、コ′の
上部には窓6がないが、ずれて作っであるのは興味を増
そうという変化を考えてのことである。
窓9は、学習内容を示す名称窓である。
これを大きくすれば、どんな内容を学ぶのかはっきりわ
かるということになる。
全体の調和から考えて大きさを決めればよい。
窓10は学習内容を示すための窓である。
個数は、幼児だと3個から5個ぐらい、小学入学前から
2年生程度であればW個ぐらい、3年生から6年生ぐら
いであれば、m個以上という具合に設ける。
図面では左側に5個、右側に5個、合計m個設けられて
いる。
0から9まで、又は、1から10までのm個の数を使っ
たことに主眼を置いたものだから窓10をm個あけた。
形は全体の調和から長方形がよい。
窓11は窓10の右方に位置させる。
個数は窓10と同数である。
以上の窓6と窓7の関係をわかり易く述べれば、横に並
んだ窓6の横の長さの合計と窓6どうしの間隔の合計と
を合わせたものより窓7の横の長さは大きい。
図面ではどのくらい大きいかというと、窓6どうじの間
隔を2つ分と、窓6の1つ分合わせた大きさになってい
る。
bについて 窓7には、一番左に駒12を、駒12の右隣りに駒13
をあてはめである。
窓6、窓8の個数に合わせて、駒12を1個、駒13を
9個、両方合わせて、計用個あてはめである。
窓7に一列にあてはめるから駒12と駒13とは同形で
あってもよい。
図面では、駒12は駒13からの変形と示したものであ
る。
駒12が駒13といっしょに動くときは、駒12の接触
部18,19,23,25が駒13の押しやり接触部2
6,28,32,34と接触している。
駒13が2つ以上いっしょにスライドするときは、駒1
3の接触部29. 30.33.36と他の駒13の押
しやり接触部26. 28.32.34とが接触してい
る状態になる。
また、駒12と駒13とは同形にして駒13に統一して
もよいのであるが、そうすると、右方の位置に全部駒1
3が位置すると窓7の左方が少しあく。
美感を考えてあいた部分から透明体16が見えてしまう
ので、駒13を1つだけ変形し、駒12の形をとり、顔
出し面部20を考えたわけである。
顔出し面部20があるから窓7の下部の透明体16は外
部に見えない(駒がスライドすると見える)。
窓10には、駒14を、窓11には駒15をあてはめる
それらについて詳説する。
駒12は顔出し面部17.20.24.隠れ面部22、
凸面されり部21、接触部18,19゜23.25から
なる(第3,4図)。
駒13は顔出し面部27,35、凸面されり部31、押
しやり接触部26,28,32,34、接触部29.3
0,33.36とからなる。
(第5.6図) 駒14は凸面しるし部37、くり抜き透視窓39.41
、隠し面部40,42、末端部43、スライド片部38
とからなる(第7図)。
駒15はトンネル型の駒とも呼び、中高となっている。
されり面部46、スライド耳44、側面部45とからな
っている(第8図)。
これらの駒12,13,14,15と窓6゜7.8,1
0.11との関係は、窓6,8と顔出し面部17,24
,27,35では、窓6,8を隠すという意味から窓6
,8より顔出し面部17.24,27.35を大きくす
る。
窓7にあてはまる駒12.13の凸面されり部21の横
の大きさは、窓6,8の1つ分の横の長さと窓6,8ど
うしの間隔の1つを合わせた長さである。
窓10,11と駒14,15との関係は、駒14を平面
的に長方形としたとき、横の長さを5等分したその1つ
分ずつが左方より右方に順に凸面しるし部37、くりぬ
き透視窓39、隠し面部40、くり抜き透視窓41、隠
し面部42とすると、駒14だけの関係では、それらの
横の長さは115ずつにあたるから、皆等しい。
窓10と窓11との横の長さを同じにし、窓10と窓1
1との間隔をその横の長さの半分にすると、これが先に
述べた115の長さに相当する。
等号(=)を使って、それらの関係を記せば、 窓10の横の長さの半分=窓10と窓11との間隔=窓
11の横の長さの半分=凸面しるし部37の横の長さ=
くり抜き透視窓39の横の長さ=隠し面部40の横の長
さ=くり抜き透視窓41の横の長さ=隠し面部42の横
の長さ=駒14を平面的に長方形と見た横の長さの11
5=駒15のされり面部46の横の長さ、となる。
駒15のされり面部46のたて巾は、駒14のたてばば
より大きい。
この駒15はトンネル型になっているから、駒14の隠
し面部40,42、くり抜き透視窓41、を通過させる
巾をもつ。
つまり、窓11にあてはまっている駒15のされり面部
46の下部に隠し面部40,42、くり抜き透視窓41
がくることを意味する。
Cについて あてはまった駒12,13,14,15が窓7.10.
11から抜き落ちないように支え板として透明体16を
はるということは、学習内容を示したページ47に記さ
れた数字50,51,52.53や記号54,55を外
部から見えるようにするためでもある。
駒12,13,14.15が透明体16の上をなめらか
にすべるように余裕をもって主体5の裏面いっばいには
る(第9図)。
dについて 一端49に取りつけるとき、その端49が軸として作用
するように取りつけることである。
図では主体5の上端、下端に透孔57を設け、リング5
8を通しである。
リング58でなくても、折り重ね自由自在にすればよい
わけで、表紙48と本案学習器とが左右に閉じ開き可能
であればよい。
表紙48は絵本の表紙のように厚い方がながもちできる
学習内容を示したページ47は普通の紙、画用紙等でよ
く、できれば、それらを透孔60とリング61などの組
み合わせで、必要に応じて取りかえれればよい。
本案は、学習内容を示す本と学習器との合体と考えれば
わかりやすい。
本のなかみのページの1枚、1枚の裏、表に学習内容が
示されている。
例えば、1枚の表には学習の説明、どんな内容か、裏に
は学習する数字や記号等が記され、それが、駒との組み
合わせで目的の学習ができるようになっている。
また、主体5の表面上に等号(=)64を記す。
この位置は窓10と窓11との間隔の位置である。
さらに、駒14の凸面しるし部37に数字を記しておく
以上説明した、a、b、C,dのようにすれば、駒12
.13は窓7を、駒14は窓10を、駒15は窓11を
左右にスライドする。
窓7にあてはまった駒12.13を全部接触させて右方
に置いたとすれば、窓6、窓8のすべてが駒12.13
の顔出し面部17,24,27゜35によっておおわれ
るから、その窓6,8に見える透明体16が外部から見
えない。
左の駒12を1つ左方にスライドさせれば、窓6の7と
窓8の7′とが開く。
駒12の顔出し面部17が7から、24が7′から左方
にはなれるからである。
左から2つめの駒13を同じように左方によせて、先は
ど移動させた駒12にくっつければイとイ′との窓があ
くことになる。
このような操作で自分の好きな窓6,8を開ければよい
窓10にあてはまった駒14と窓11にあてはまった駒
14との位置関係とその動きを見ると、(1)駒14の
凸面しるし部37が窓10の左半分に位置しているとき
、くり抜き透視窓39から透明体16は見える。
隠し面部40は窓10と窓11との間隔の下に隠される
くり抜き透視窓41は窓11の左半分に、隠し面部42
は右半分に位置する。
このとき、駒15が窓11の左半分にあれば、くり抜き
透視窓41の上部にあるから透明体16は外部に見えな
い。
窓11の右半分の透明体16は隠し面部42によってお
おわれているから外部に見えない(第11図)。
(11)凸面しるし部37が窓10の左半分に位置して
いるとき、駒15が窓11の右半分にあれば(いで見え
なかった窓11の左半分のくり抜き透視窓41から透明
体16が外部に見える。
駒15は隠し面部42の上部になる(第12図)。
(iii) 凸面しるし部37が窓10を左方から右
方にすべって右半分に位置したとき、窓10の左半分か
ら透明体16が見え、くり抜き透視窓39は窓10と窓
11との間隔との下に隠される。
今まで間隔の下に隠れていた隠れ面部40は窓11の左
半分にすべってあられれる。
くり抜き透視窓41は右半分に、隠れ面部42は窓11
の右方の主体5の表面部の下に隠れる。
このとき駒15が窓11の右半分にあれば、くり抜き透
視窓41の上部にあるから透明体16は外部に見えない
(第13図)。
(iiiil 凸面しるし部37が窓10の右半分に
位置しているとき、駒15が窓11の左半分にあれば(
iii)で見えなかった窓11の右半分のくり抜き透視
窓41から透明体16が外部に見える。
駒15は隠し面部40の上部になる(第14図)。
以上(i)===>(ii)中ON)■O[*aに)(
[)・・・・・・の操作によって窓10.11の透明体
16が外部に見えたり見えなかったりする。
その具体的な使用方法を説明すれば、 小学校入学前から2年生程度であれば、第15.16.
17.18図のような内容を学習する。
第15図を説明すれば、左ページには学習の説明、その
内容が記されている。
つまり、たしざんの基礎的内容を示しである。
右ページには、その内容(つまりたしざん)が記される
たしざんとたしざん56が名称を示す窓9にあられれる
窓10には、数字50,51.記号の54.55が、窓
11には数字52.53があられれる。
窓6には数字や絵62、窓8には数字や絵63があられ
れる。
左ページの紙面の内容でよく学習し、右ページの内容で
確かめたり学習するのである。
第15図では数字62は、左から、1,2゜3、・・・
・・・10、数字63は9.8.7・曲・0を記してい
る。
第16図はたしざんとひきざんを示した。
第17図はかけざんを示し、第18図はかけざんとわり
ざんを示した。
窓10にあられれる数字50,51や記号54.55の
うち、50と54は左半分に、55と51は右半分にく
るようにふられている。
窓11にあられれる数字52は左半分に、53は右半分
にあられれるようにふられている。
第15図のたしざんを学習する場合、そのページを本案
主体5の下部にあてれば第19図のようになる。
第19図を見てわかるように窓7にあてはまっている駒
12.13か右方位置に接している場合には窓6、窓8
は、顔出し面部17,24,27.35によっておおわ
れているから第15図の数字62や63は外部には見え
ていない。
窓6の7には数字の1、つには数字の2・・・・・・、
コには数字の10がきている。
窓8の7′には数字の9、イ′には数字の8、・・・・
・・コ′には数字のOがきている。
これらが外部には見えないということである。
駒14が窓10の左半分に位置腰駒15が窓11の左半
分にあるときは、数字50と記号(プラス記号十)54
は凸面しるし部37の下部になって見えない。
記号(プラス記号十)55と数字51は右半分に透明体
16を通して見えている。
数字52は駒15のされり面部46の下方に、数字53
は隠し面部42に隠されている。
外部から見えない。
主体5の表面上に記した等号(=)64と、凸面しるし
部37に記した数字と、表紙48にとじこんだ学習内容
を示したページ17の数字50゜51.55,51や記
号54,55との組み合わせで、窓10をみると、その
全体からたしざんの正しい横かきの一つの式ができるか
ら、たしざん学習器となる。
つまり、(1)+3二〇 □□□+3=口 (3)+7=口 □□□+1=口 (3)+4=口 (8)+2=口 (4)+2=口 団+1=口 ■+4=口 復+0=口 となっている。
数字を記した口は凸面しるし面部37を、無印のDcよ
されり面部46を示す。
この状態のときは、たしざんの答えはいくつ?ときいて
いる問題になる。
第20図は第19図の状態から駒12,13゜14.1
5をスライドさせたもので、 田+3=40 3+[司=口 財+7=90 1+■=口 (3)+4=70 2+(8)二ロ 罷+2=口 1+(9)2口10 榊+4=0 0十勧=010 となっている。
つまり、第19図の■+3=口のこたえ4を確かめたも
ので、駒15を右方にスライドさせ、その答え4をくり
抜き透視窓41から透明体16を通してだしているので
ある。
■+7=90も(8)+4=70も同様である。
3+□□□=口、1+(2)2口、2+(8)2口、と
なっているのは、駒14が窓10をスライドして左半分
から右半分の位置にきたことを示す。
凸面しるし部37の下方に隠されていた数字50と記号
54が窓10の左半分にあられれ、今まで見えていた数
字51と記号55が右半分の凸面しるし部37の下方に
隠れる。
駒14が窓11の右半分にあれば、その答えを隠してい
ることになる。
つまり、1+■=口10、O+0=口10は、1+傳=
口、のこたえIOを0+個=口のこたえ10を確かめて
いる。
確かめるときには、右半分の駒15を左半分にスライド
させればよい。
名称56で示すように、たしざんとたしざんとは、加法
の交換法則もできる学習器となるわけである。
駒14の凸面しるし部41が窓10の左半分から右半分
にスライドすると、x+y==y+xというぐあいに加
法の交換法則が戊り立つ。
これは従来なかったものである。
本案は、横がきの正しい一つの式の形式をとり、焦点が
決まり、指の操作で考えながら学べる。
ただ単に学ぶのではなく、駒12. 13. 14.1
5の移動操作で興味を呼びおこす。
ここに子どもの成長に必要な要素がひそんでいる。
窓7にあてはまった駒12.13を左右に移動させるこ
とによって、数の概念をしつかりうえつけられる。
第20図で駒12.13を動かしてみると、左方よりに
3つ分スライドさせた形になっているから窓6に、つま
りつに数字の3が表われ、窓8のつ′に数字の7があら
れれる。
このことは、対応する数の原理を示すもので子どもにと
ってきわめて大切なこととなる。
1から10までの数を小学校1年生で習得する場合、数
の合皮、分解をたくさんやり、たしざんの基礎、ひきざ
んの基礎として学ばせる。
文部省教科書や学校の指導課程に於ても時間を十分とっ
て指導するようになっている。
1と9,2と8,3と7,5と5,6と4,7と3,8
と2,9と1,10とOとの結びつき、つまり合わせて
10になるという原理が駒12.13の移動で一目でわ
かるように工夫しである。
駒12.13を合わせて左方に3つ分移動したからその
3つ分で窓6に3が、まだ動かないで残っている右方の
駒13が7つ分あるからその7が窓8にあられれる。
駒12.13をいくつスライドさせても窓6と窓8にそ
のスイドした分と残った分との関係が即座にあられれる
右方にならんだ駒12.13を左方に1つずつ順序よく
スライドさせれば、1.2.3.4.5.6.7.8.
9.10と窓6に9.8.7.6.5.4.□3.2.
1゜0と窓8にあられれ、順序だてて数は覚えられる。
子どもは具体物と数との結びつきは苦手であるといわれ
ている。
つまり数字は抽象されたものだからである。
本案は具体物(半具体物)を示すことによってそれを解
決する。
つまり、駒12,13の凸面されり部21.31に電車
やバス、自動車、ヒコーキ・・・などの絵を記したりは
ったりすれば、一台、二台、三台・・・と数え、リンゴ
、みかん、なし・・・などの絵ならば1個、2個、3個
・・・と数えるから窓6、窓8との数字を見て数を覚で
しまう。
第21図はたしざんとひきざんができる学習器となった
場合の例を示しである。
窓6、窓8、駒12.13との関係において、駒12.
13を合わせて窓7に用例あてはめであるから、目的の
ところの駒12、又は13を左右にスライドさせれば、
そこの窓6,8があく。
つまり、10という数がいくつといくつに分解されるか
というひきざんの基礎が遊びながらできるのである。
図面では、左方よりに5つ分よっているから窓6のオに
数字の5、右方よりに5つあるから窓8のオ′に5が見
えている。
これは、10という数が5と5に分かれたことを示す。
また10−5 = 5というひきざんの基礎をも示して
いる。
[1]+5=口 8−し=口 (2)+4=60 9−[71=口 1O−(3)=口 9−区1=ロ1 7−印=口3 10−囮=口 ■+2=0 10−勧=口0 とあるのは、凸面しるし部37やされり面部46をスラ
イドさせたもので、たしざんからひきざん、あるいはひ
きざんからたしざん、たしざんだけ、ひきざんだけの学
習内容を示している。
たしざんからひきざんになる場合の説明をすれば、右の
8−圓=口を例にとると、これは、最初はたしざん灘+
2=口だった。
その答え8を確かめるため、駒14を右方に動かすと8
がでる。
次に凸面しるし部37を右方いっばいにスライドしても
ってくれば8−圓=口となる。
右半分にある駒15を左方によせれば8−四=口2とな
って答え2が確かめられる。
前述した道+2=口の場合、数字50と記号54の上部
に凸面しるし部37がのつかっていて、窓11の左半分
に駒14がある。
この位置から駒14を右半分にスライドさせればこたえ
の8がでる。
次に、凸面しるし部37を右方いっばいにスライドさせ
8−圓=口とする。
ここのところが、たしざんからひきざんに変わったとこ
ろである。
逆に凸面しるし部37をす方いっばいに右方位置からも
ってくれば、ひきざんからたしざんに変わる。
8−圓一口のとき、凸面しるし部37の下部に隠れてい
た数字50の8と記号54のマイナス(−)が左半分に
あられれ、今まで見えていた記号55のプラス(+)と
数字51の2が凸面しるし部37の下部になり、こたえ
の8は隠し面部40の下部に隠れて見えなくなる。
8−導=口のこたえ2をだすには、駒15がくり抜き透
視窓41の上部にあるから駒15を左方にスライドさせ
れば2があられれる。
くり抜き透視窓41からこたえの2が透明体16を通し
て見えているのである。
以上のように、駒12.13,14.15を左右に自由
にスライドさせることによって、数の合皮、分解、たし
ざん、ひきざんの基礎、たしざん、たしざんの交換法則
、ひきざん、たしざんからひきざん、ひきざんからたし
ざんなどができるので大変変化に富み、加減法の原理が
手にとるようにわかる。
第22図はかけざんとわりざんができる例を示しである
説明は、第21図のたしざんとひきざんの説明に準する
例としてかけざん2X5=10、わりざん10÷2=5
をいっしょにしたもので述べてみると、そこの部分だけ
の拡大で第23図から26に示しである。
駒13の凸面しるし部37が窓10の左半分に位置し、
駒15が窓11の左半分に位置しているとき、この場合
は、数字50と記号54、(10と÷)は凸面しるし部
37の下部にあり、(×と5)は透明体16を通して窓
10の右半分に見えている。
一方、窓11には、数字52.53. (10゜5)が
来ているが、駒15が左半分にあるので外部には見えな
い。
駒13の隠し面部42は数字53(5)を隠している。
式の形として閣×5=口となっている。
(第23図)第23図のこたえを確かめたのが第24図
であり、駒14を左半分から右半分にスライドしたもの
である。
駒14で隠れていた数字52(10)があられれる。
形でいえば(2)X5=10口となる。第25図は、第
24図■X5=10口となったかけざん式かられり算式
に変化させたものである。
つま、す、駒13の凸面しるし部37を右半分にスライ
ドさせると隠れていた数字50と記号54(10÷5)
が左半分にあられれ、見えていた数字51と記号55(
×、5)が凸面しるし部37の下に隠れる。
窓11の左半分に■×5のこたえとしてでた数字52(
10)は隠し面部40の下に隠れてしまう。
形として10÷■=口となる。第26図は駒14を左半
分にスライドして10÷2のこたえ5を確かめている。
駒14に隠されていた数字53(5)が外部にあられれ
るということである。
窓6、窓8、駒12,13については第22図では示し
ていないが、絵や数字62,63、凸面されり部21.
31の組み合わせにより、何通りでも考えられる。
発達段階に応じたものを選べばよい。
本案は、あるページを学習できたら、それを本案の主体
5の下部にあてれば、第19. 20. 21.22図
で示すごとく学習ができるわけである。
ページを1枚ずつめくってもよし、目的のページを学習
してもよし、次々に楽しい学習ができる。
本形式にしであるから、その操作は簡単であり、従来の
ような差し込みカードをなくす心配もない。
しかもブックになっているのでしまっておくことが大変
楽で、他の本といっしょに本だなにはさんでおけるとい
う利点もあり手がるである。
親子学習にも最適で、左ページをよく説明しておいて、
右ページにその学習の確かめをする。
ページとページとの結びつきについては、表紙48と本
案学習器との結びつきのように透孔60とリング61で
もよい。
この場合リング61の輪が閉じ開きできると、学習内容
を示したページ17を何枚もはさめるので好都合である
めんどうならばふつうの絵本や雑誌のようなとじ込み方
でよい。
なお、窓6.7. 8を設けない場合には、駒12.1
3はいらない。
その場合は、窓10、窓11、それにあてはまる駒14
.15になるから、主体5の表面がそれだけ広く使える
その場合は対称が小学校3〜4年あるいは3〜6年とし
5てもよい。
第27図は主体5いっばいに窓10、窓11をとってみ
た場合である。
第28図は窓6゜7.8のあった分だけせまくした場合
である。
駒14.15の位置や窓10.11の関係、駒14.1
5の操作は上述したことと変わらない。
【図面の簡単な説明】
第1′図は従来の差し込みカード式学習器の斜視図、第
1図は本案主体5の平面図、第2図は本案主体5の斜視
図、第3図は駒12の平面図、第4図は駒12の斜視図
、第5図は駒13の平面図、第6図は駒13の斜視図、
第7図は駒14の斜視図、第8図は駒15の斜視図、第
9図は主体5の窓?、10.11に、駒12,13,1
4゜15があてはまり、透明体16をはった本案の斜視
図、第10図は本案学習器を学習内容物17の表紙49
に取り付けた斜視図、第10′図は学習内容物17の一
枚のページをめくり主体5の下部においたときの斜視図
、第11. 12. 13. 14図は窓10の駒14
と窓11の駒15との位置関係を示す拡大部分斜視図、
第15. 16. 17.18図は学習内容を示したペ
ージ47の例、第19図は第15図の例をつかって本案
学習器でたしざん学習を始める場合の斜視図、第20図
は第19図の位置からいろいろ駒12. 13. 14
.15をスライドさせて学習している斜視図、第21図
は第16図を使ってたしざんとひきざんの学習をしてい
る斜視図、第22図は第18図を使ってかけざんとわり
ざんの学習をしている斜視図、第23.24,25.2
6図はかけざんかられりざんになる場合の駒14、駒1
5の位置関係を示す拡大部分斜視図、第27図は窓6.
7.8をとり除く、窓10、窓11に駒14,15をあ
てはめ、小学校中学生から高学年用として使用する場合
の本案の斜視図、第28図は第27図同様、窓6.7.
8を取り除き、窓10、窓11に駒14,15をあては
め小学校低、中、高学年にわたって使用する場合の本案
の斜視図。 1は盤、2は盤1の表面部、3はわく、4は駒、5は本
案学習器の主体、6. 7. 8. 9. 10.11
は窓、12は窓7にあてはまる駒、13は窓7にあては
まる駒、14は窓10にあてはまる駒、15は窓11に
あてはまる駒、16は透明体、17,20,24は駒1
2の顔出し面部、18.19,23.25は駒12の接
触部、22は駒12の隠れ面部、21は駒12の凸面さ
れり部、26,28,32,34は駒13の押しやり接
触部、27.35は駒13の顔出し面部、31は13の
凸面されり部、29,30,33,36は駒13の接触
部、37は駒14の凸面しるし部、38は駒14のスラ
イド片部、39,41は駒14のくり抜き透視窓、40
,42は駒14の隠し面部、43は駒14の末端部、4
4は駒15のスライド耳、45は駒15の側面部、46
は駒15のされり面部、47は学習内容を示したページ
、48は学習内容を示したページ47をとじ込む表紙、
49は表紙48の一端。 50は窓10の左半分に位置する数字、51は窓10の
右半分に位置する数字、52は窓11の左半分に位置す
る数字、53は窓11の右半分に位置する数字。 54は窓10の左半分に位置する記号、55は窓10の
右半分に位置する記号。 56は窓9にあられれるページに記した名称。 58は学習器の主体5と表紙48をつなぐリング。 59はリング58を通す透孔、61はリング60を通す
透孔。 61は学習内容を示したページ47と表紙48とをつな
ぐリング。 62は窓6に位置する絵や数字、63は窓8に位置する
絵や数字。 64は主体5の表面上に記された等号(=)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 窓6と同数の窓8とを上下の位置に分ける境に位置
    し、横の長さが、窓6の横の長さの合計と窓6どうじの
    間隔の合計とを合わせたものより大きく、且つ、窓8の
    横の長さの合計と窓Bどうしの間隔の合計とを合わせた
    ものより大きい窓7に、窓6の広さより大きい顔出し面
    部17、窓7のたて幅より大きい顔出し面部20、窓8
    の広さより大きい顔出し面部24、左右自由自在にスラ
    イドさせる幅をもつ凸面されり部21を有し、隠れ面部
    22、接触部18,19.23,25とからなる駒12
    と窓6の広さより大きい顔出し面部27、窓8の広さよ
    り大きい顔出し面部35、凸面されり部31、押しやり
    接触部26.2B、32,34、接触部29.30,3
    3,36を有する駒13とをあてはめ、全体の大きさを
    平面的に見て長方形としたとき、横の長さを5等分した
    その1つ分ずつの大きさの凸面しるし部37、くり抜き
    透視窓39、隠し面部40、くり抜き透視窓41、隠し
    面部42とからなる駒14をスライド可能にあてはめた
    窓10と、その窓10よりたて幅が広く作られ、されり
    部46、スライド耳44、側面部45とからなる駒15
    をあてはめた窓11との横の長さをほぼ同じにし、その
    長さの約半分はどの間隔をとってお互いに位置させ、駒
    12.13,14,15が自由自在にスライド可能にな
    るように主体5の裏面全体に透明体16をはり、主体5
    の端を学習内容を示したページ47の表紙48の端49
    にとめ、とめた端49を軸として、主体5が閉じ開き可
    能なように左右に回転し、窓6,8,10,11に表わ
    れるように、数字や絵62,63、数字50,51.5
    2,53、や記号54,55とを記した学習内容を示し
    たページ47と凸面しるし部37とに記した数字と窓1
    0と窓11との間隔上に記した等号(=)64との組み
    合わせで、数の合皮、分解、たし算、ひき算の基礎、た
    し算の交換法則、たし算からひき算、ひき算、ひき算か
    らたし算、かけ算、かけ算の交換法則、かけ算かられり
    算、わり算、わり算からかけ算などが学習できる本形式
    学習器。 2 窓6,8を正方形、窓7,10,11、凸面されり
    部21、凸面しるし部37、されり面部46を長方形と
    した実用新案登録請求第1項記載の本形学習器。
JP11450678U 1978-08-21 1978-08-21 本形式学習器 Expired JPS604195Y2 (ja)

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JPS5532823U JPS5532823U (ja) 1980-03-03
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