JPS6041639Y2 - マグネトロン - Google Patents

マグネトロン

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JPS6041639Y2
JPS6041639Y2 JP10136679U JP10136679U JPS6041639Y2 JP S6041639 Y2 JPS6041639 Y2 JP S6041639Y2 JP 10136679 U JP10136679 U JP 10136679U JP 10136679 U JP10136679 U JP 10136679U JP S6041639 Y2 JPS6041639 Y2 JP S6041639Y2
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JP
Japan
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magnetic pole
pole piece
conductor
output
cylinder
Prior art date
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Application number
JP10136679U
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English (en)
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JPS5620258U (ja
Inventor
平八 三浦
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はマグネトロンの改良に関スる。
電子レンジ用マグネトロンでは、発振マイクロ波に含ま
れる高調波などのスプリアスを極力抑制する必要があり
、これまで出力アンテナ部に高調波の外部輻射を抑制す
るための174波長折り返し形式のチョーク構体を備け
たものが実用になっている。
周知のように電子レンジ用マグネトロンでは、出力アン
テナの突出長を接地電位となる部材から約1!7@長(
基本波)となるように構成しており、このため出力アン
テナ部に真空気密用の誘電体円筒およびこれに気密に封
着された出力カップを設けている。
これは真空気密のための各種部品相互の接合点が非常に
多く、マグネトロンの製造コストを高める一因となって
いる。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、発振
部本体の真空気密容器を陽極体端部に設ける磁極片のと
ころで形成し、この磁極片を貫通して外方へ出力導体を
ひき出すとともにそのまわりに永久磁石、導電体シリン
ダー、出力部絶縁筒、出力端部等を組み立てて、一般の
マグネトロンとの互換性を有し且つ気密接合箇所数が少
なく信頼性の高いマグネトロンを提供するものである。
以下図面を参照してその実施例を説明する。
なお同一部分は同一符号であられす。
まず発振本体11の構造を第1図によって説明する。
筒状陽極体12は内部に放射状に延びる複数のベイン1
3とともに空胴共振器を形成しており、その中心軸上に
陰極体14が配置されいる。
この陰極体14とベイン13の先端との間に相互作用空
間15が形成されている。
陽極体12の開口端部には磁束を作用空間15に有効に
導きうるように中央部が凹んだ磁極片16がへりアーク
溶接点17で気密に接合されたこのマグネトロンの真空
気密壁の一部を構成している。
この磁極片16の凹み18を形成する側壁には出力導体
19を非接触で貫通させるための透孔20が穿設されて
いる。
そこでこの透孔20の周囲にコバールのような第1の封
着リング21が鑞付けされ、この第1封着リング21に
有底円筒状のセラミックのような誘電体2童が気密封着
されている。
誘電体童2はその一端23が磁極片16の内側に位置し
、中央部24が段状に形成され、他端25が磁極片の凹
み18内空間に収まっている。
そして内面および他端25に設けられた透孔にわたって
メタライズ層26が被着され、このメタライズ層26と
出力導体19とは一端部で電気的に短絡されており、そ
の長さく1)が第2高調波もしくは第3高調波の約17
4波長に相当する寸法に選ばれている。
出力導体19はコバールのような第2の封着リング27
により誘電体22に気密封着され、遊端19aにはめね
じ19bが形成されている。
このようにして出力導体19と磁極片透孔20との間に
は誘電体が気密封着されてこのマグネトロンの真空気密
壁がここで完成されており、また誘電体および出力導体
端部19aは磁極片の凹みの空間内に収容されている。
上記の如く出力導体とそのまわりをとりまくメタライズ
層26とは高調波に対する174波長折返し形チョーク
を形成ており、このメタライズ層26は高調波チョーク
筒体を構成している。
したがってこのような発振部本体11はきわめてコンパ
クトで、しかも真空気密壁の一部を構成する磁極片の透
孔部分に設けたチョーク筒体によって高調波が空胴共振
器がわに反射され、外部に輻射されてしまうことが抑制
される。
この本体11に対して第2図に示すようにフランジ部3
1を有する導電体シリンダー32および環状のフェライ
ト永久磁石33が磁極片16上に載置され、磁性薄板3
4および磁性体ヨーク35が接続される。
導電体シリンダー32の内側には出力部絶縁筒36が嵌
合され、下端36aは磁極片の凹み18内に少しさし込
まれ、シリンダー32に設けられた爪37により支えら
れている。
そして出力導体の端部19aに設けためねじ19bにア
ンテナ棒38の一端部がねじ込まれて電気的に接続され
、この出力アンテナ棒38の他端部にカツポ状の導電体
出力端部39が半田40で接合されている。
この端部39は絶縁筒36に嵌合され機械的に安定に保
持される。
シリンダー32の上端外周、磁性薄板34およびヨーク
の孔35aで形成されるリング状の凹み内には金属細線
を編んだガスケット41がはめこまれており、これに点
線で示す導波管42が押圧接触される。
端部39はこの導波管内に所要突出長すなわちガスケッ
ト41から基本波のおよそ1ハ相当の突出長で突出し、
発振基本波を輻射する。
このようにして使用に供されるが、出力アンテナ棒や出
力端部、出力部絶縁筒などの出力構体は何ら真空気密接
合を要求されないので、機械的および熱的に実際の動作
に耐え得る材料であればよく、また組立てもきわめて容
易であり、全体として製造コストが低減できる。
しかもアンテナ端部の突出長も発振部本体の組立て完成
後において任意に変えうるので、最適な輻射特性を得る
ように調整しうるという効果もある。
第3図に示す実施例は、高調波チョーク筒体44を気密
用誘電体22の外側すなわち大気中に配設したものであ
る。
磁極16と出力導体19との間に、第1封着リング21
、円筒状誘電体22、第2封着リング27が順次互いに
気密接合されており、この第2封着リング27の外側に
プレスによりカップ状に成形された金属筒からなるチョ
ーク筒体44がナツト45により着脱自在に固定されて
いる。
このチョーク筒体44は高周波絶縁耐力を損わないよう
に誘電体22の外表面から離隔し同軸的に設けられてい
る。
このマグネトロンもまた第2図のように組み立てられ使
用に供される。
この実施例では高調波チョーク筒体44を真空気密容器
を構成する部品の外側にとりつけるものであるため、さ
らに組立てが容易である。
以上のように本考案のマグネトロンは、発振部本体を磁
極片のところで真空気密容器とし、その気密用筒状誘電
体の内側又は外側に同軸的に高調波チョーク筒体を設け
であるためこの発振部本体をコンパクトに組み立てうる
そして、電子レンジ等に組み込む場合、出力部絶縁筒の
部分まで真空気密容器とする従来一般のマグネトロンと
の互換性がある。
すなわち磁極片から外部に引出された出力導体にアンテ
ナ棒および出力端部を電気的に継ぎ、これらを絶縁チュ
ーブで取り囲こみ且つ機械的に保持するとともにこの出
力端部の突出長を基本波に対しおよそ1ハ相当の所要寸
法にしているため、実質的に従来一般の気密絶縁筒を用
いるものと同等の出力部寸法にすることができ、マイク
ロ波の輻射特性も同等にできる。
そしてまた出力部絶縁筒により高周波数量を防止できる
ため、互換性を損うことがない。
しかも真空気密容器を構成する部分の気密接合箇所の数
が従来のものよりも大幅に少ないため、信頼性が高く、
組立ても容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部縦断面図、第2図
はその出力部構造を示す断面図、第3図は本考案の他の
実施例を示す要部断面図である。 12・・・・・・陽極体、14・・・・・・陰極体、1
6・・・・・・磁極片、20・・・・・・透孔、19・
・・・・・出力導体、22・・・・・・誘電体、26.
44・・・・・・高調波チョーク筒体、32・・・・・
・導電体シリンダー、33・・・・・・永久磁石、35
・・・・・・ヨーク、41・・・・・・ガスケット、3
6・・・・・・絶縁筒、38・・・・・・アンテナ棒、
39・・・・・・出力端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内側に放射状に延びる複数の陽極ベイン13を有する筒
    状陽極体12、その中心軸上に配置された陰極体14、
    前記陽極体12の開口端部に気密に接合され且つ一部に
    透孔20が形成された磁極片16、この磁極片16の透
    孔20を非接触で通され且つ筒状誘電体22を介して磁
    極片16に気密封止されるとともに一端が前記陽極ベイ
    ン13に電気的に結合され他端が磁極片16の外方に延
    長された出力導体19、上記筒状誘電体22の内側又は
    外側に同軸的に配置され、底部が上記出力導体19に電
    気的に短絡された高調波チョーク筒体(26又は44)
    とを有してなる発振部本体11と、 上記本体且の磁極片16の外面上に載置されたフランジ
    部31をもつ導電体シリンダー32と、 この導電体シリンダー32の外周に配置され且つ上記磁
    極片16の外面に一方の磁極面が磁気的に接続された環
    状の永久磁石33と、 この永久磁石33の他方の磁極面に磁気的に接続され上
    記本体旦のまわりをとり囲こみ且つ中央部に孔35aを
    もつ磁性体ヨーク35と、上記導電体シリンダー32の
    開口先端部周壁とヨーク35の孔35aの周壁とを電気
    的に短絡するように配置された導電性ガスケット41と
    、前記導電体シリンダー32の内側に挿着され機械的に
    保持されるとともに外方先端が導電体シリンダー32よ
    りもさらに外方まで突設された出力絶縁筒36と、 この出力絶縁筒36の内側を通り一端が上記出力導体1
    9の端部に電気的に結合され他端が前記絶縁筒36に沿
    って外方に延在されたアンテナ棒38と、 上記絶縁筒36の先端部に機械的に保持されるとともに
    上記アンテナ棒38の先端部に電気的に結合されたカッ
    プ状の導電体出力端帽39を具備し、上記導電性ガスケ
    ット41の面からの前記カップ上導電体出力端帽39の
    突出長が発振基本波を輻射するおよそII皺炎長相当突
    出長を有してなるマグネトロン。
JP10136679U 1979-07-24 1979-07-24 マグネトロン Expired JPS6041639Y2 (ja)

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JP10136679U JPS6041639Y2 (ja) 1979-07-24 1979-07-24 マグネトロン

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JP10136679U JPS6041639Y2 (ja) 1979-07-24 1979-07-24 マグネトロン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5620258U JPS5620258U (ja) 1981-02-23
JPS6041639Y2 true JPS6041639Y2 (ja) 1985-12-18

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ID=29334117

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JP10136679U Expired JPS6041639Y2 (ja) 1979-07-24 1979-07-24 マグネトロン

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JPS5620258U (ja) 1981-02-23

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