JPS6041352B2 - 電子写真プリント機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に電子写真プリント機に係り、更に詳しく
はオリジナルの光像を変調（ｍｏｄ山ａｔｉｎｇ）する
為の湾曲スクリーンを有する光学装置に関する。

典型的な電子写真プリント機は帯電された光導電性部材
をオリジナルの光像に露光させる。

光導電性部材の照射された面積部分は除電され、そこに
オリジナルと一致する静露潜像を記録する。現像装置は
キャリャ粒子とトナー粉末との現像剤ミックスを光導電
性部材上に記録された静電潜像に接触させるよう動かす
。トナー粉末はキャリャ粒子から静雷潜像へ静電気的に
付着される。このようにして、粉末像が光導電性部村上
に形成される。然る後、粉末像は支持部村であるシート
へ転写される。転写の後、支持部材であるシートはフュ
ーザー装置を通過され、このフューザ−装置がトナー粉
末像をシートへ永久的に定着せしめる。多色電子写真プ
リントはこの基本概念を使用している。しかしながら、
多色電子写真プリントに於いては、各サイクルはオリジ
ナルに含まれる個々のカラーに関して行われる。このよ
うにして、多色プリントはオリジナルの単色に相当する
静露潜像を光導電性部材に記録する為に光像が遮光され
ることを必要とする。この単色静蚕潜像は猿光された光
像のカラーの補色のトナー粉末で現象される。然る後、
このトナー粉末像は支持部村であるシートへ転写される
。この処理は連続して異なるカラーの光像に関して繰返
される。各トナー粉末像は支持部材であるシートへ先行
せるトナー粉末像と重ね合された状態にて転写される。
このようにして、多数の積層されたトナー粉末像が形成
されるのであり、このトナ−粉末像はオリジナルのカラ
ーに一致する。然る後、この積層されたトナ−粉末像は
支持部材であるシートに永久的に定着されてオリジナル
の永久的なカラーコピーを形成する。ほとんどの電子写
真プリント機に於いては、色調変化を形成することは困
難である。

この問題点はスクリーン方法の使用によって解決するこ
てが出来る。一般に、スクリーン技術はスクリーンによ
り作られるトナー粉末像を含むハーフトーンドットの直
径又はハーフト−ンラィンの中を変化させて色調変化の
効果を出している。写真濃度の低い最も明るい区域則ち
範囲に於いてドット又はラインは４・さく、中間の暗さ
を経て、暗い範囲に於いてこれらが互いに合わさる迄寸
法が増大する。色調尺度の最も明るい端部にてこれらは
完全な白色状とされ、一方暗い織部にて切れ目のない黒
色状とされる。前述したことは１９５２王ウオルカップ
に付与された米国特許第２５９８７３２号‘こ記載され
ている。各種のスクリーン技術を具体化せる他の特許は
、１９７位王スタークウェザーに付与された米国特許第
３５３５０３６号、１９６４年ジョンソンその他に付与
された米国特許第３１２１０１０号、１９７位手モ−リ
ャに付与された米国特許第３４９３３８１号、１９７３
年フロッシュに付与された米国特許第３７７６６３号、
及びｉ９７４年マーレィに付与された米国特許第３８０
９５５５号である。異なるスクリーン技術を記載せる特
許明細書は、１９７＆王２月３日付で付与された米国特
許第３９３６１７３号及び１９７＆王９月２１日付で付
与された米国特許第３９８１５７７号である。加えて「
１９７母王６月８日付で付与された米国特許第３９６
１８４７号及び１９７７年２月１５日付で付与された米
国特許第４００７９８１号もまた電子写真プリント機に
使用される蟹曲スクリーンの異なる型式のものに関する
ものである。綾点の照度は照射点と像点との間の角度の
ＣＯＳ４に比例することが良く知られている。

それ故に光導電性面上の照度は角度が増大するに伴い極
めて急速に衰えることが判るであろう。種々の技術がこ
の影響を補償する為に装置化されて来た。典型的には、
内部にバタフライスリットの形成された不透明材質のシ
ートが使用されている。スリットの面積はそこの照度に
反比例されている。この型式の露光装置に於いては、オ
リジナルは平面状の透明プラテン上に檀かれる。走査ラ
ンプ及びレンズが光導電性ドラムの回転と同期してオリ
ジナルを横切って移動する。このようにして、オリジナ
ルの連続的な微小面積部分が走査され、投映像が形成さ
れるのであり、これがスリットを通して技映される。オ
リジナルが平面上のプラテン上に置かれ、レンズを通し
てドラム状の光導電性部材上に光像が投影される場合、
正しい（ピントがぼけていない）像点はドラム表面に接
し光軸に直角な平面上にのみ位置するだけであるから、
光導電性部村の轡曲表面上のほとんどの位置においては
いわゆるピンボケが多少起っている。このピンボケはス
リット中を狭くしても、光導電性部村の表面が轡曲して
いる以上必然的に生じる。光導電性部材の轡曲表面上の
様々な位置が正しい擬点の位置から様々に外れているの
で、平面状のオリジナルの走査とドラム状の光導電性部
材の回転速度とが同期されていても、平面状のオリジナ
ルの走査は定速で行なわれるのに対し光導電性部村の轡
曲表面上の様々な位置に投影される緑点は決して定速で
は動かない。かくて平面状のオリジナルを走査して、回
転するドラム状の光導電控部材の轡曲表面に像を投影す
るときに必然的に象点がぶれるという問題が生ずる。こ
のようなぶれのうち、ドラム状の光導電性部材の長手軸
線に対し直角な方向（即ち、走査方向）に生ずるぶれを
縦方向の像のシフト（ｌｏｎｇｉｔｕｄｉ順ｌｉｍａ鉾
ｓｈｉｆｔ）と言い、ドラム状の光導電性部材の長手鰍
線に対し平行な方向に生ずるぶれを横方向の像のシフト
（ｌａｔｅｒａｌ ｉｍａｇｅｓｈｉｆｔ）と言う。

これらのシフトは、当然のこととして、解像力を劣化さ
せる。

かような解像力の劣化を軽減させる手段として、複数の
不透明な線を有する透明なシートで成るスクリーン部材
を光導電性部村の轡曲表面の前に配置することが知られ
ている。スクリーン部材を通る光は不透明な線のところ
でさえぎられて（即ち、変調されて）、光導電性部材の
轡曲表面上に達し、いわゆる絹版効果（ｈａｌｆ−のｎ
ｅｅｆ作ｃｔ）をもたらして鱗像力を改善させる。然し
ながら、従来技術において、このスクリ−ン部村として
平面状のものが用いられていた。

従って、平面状のスクリーン部材によって変調された光
像が回転する光導電性部材の轡曲表面上に投影されると
きに、平面状のオリジナルを走査して綾点を回転する光
導電‘性部材の誉曲表面上に投影するときに生じたシフ
トと同様に、今度は、変調された像がシフトするという
問題が生じてきたのである。変調された像のシフトのう
ち、特に横方向の像のシフトはかなり大きなものとなっ
て、ドラム状の光導電性部材の長手軸線方向の両端部付
近において、変調された像は極めて不鮮明になってしま
うのである。かくて、典型的なドラムの半径、レンズ早
馬点姫亘離及びスリット中を有する電子写真プリント機
において、スクリーン部材によって変調された像の横方
向のシフトは重大な問題を生じさせていたのである。

従って、本発明の第１の目的な光学装置を改良し、スク
リーン部材を通過することによって変調された像が、回
転する光導電性部材の轡曲表面上に投影されたとき、そ
れがシフトして不鮮明になるという現像を軽減させるこ
とである。

要約すれば、本発明によって、弧状の光導電性部村を有
する電子写真プＩＪント機が提供される。

本発明の特徴に従って、このスクリーン部材は光導電性
部材の馨曲と実質的に等しい轡曲を有している。このス
クリーン部材は登曲中Ｄが光導電性部材の轡曲中心と実
質的に一致されてプリント機に取付けられる。本発明の
他の目的及び利点は以下の詳細な説明を読み、添附図面
を参照することによって明白となろう。

本発明はその好ましい具体例について説明されるが、本
発明をその具体例に限定することが意図されるものでは
ない。

反対に、特許請求の範囲によって定められる本発明の精
神及び範囲に含まれる総ての変更、変形及び等価形成を
包含することが意図される。本発明が組込まれることの
出来る電子写真プリント機の全体的な理解を得る為に第
１図が参照される。

図面に於いて、等しい符号は等しい部材を示すのに使用
される。第１図はカラーオリジナルからカラーコピーを
作るよう椴成された多色電子写真プリント機を示してい
る。オリジナルは単一のシート、本又は三次元の対象物
の形態をなし得る。−般に、電子写真プリント機は回転
ドラム富優を有し、その周面に光導電性表面１２が固定
された光導電性部材を含む。

光導電性表面１２は１９７２年シェチヤツク（Ｓｅｃ舷
ｋ）に付与された米国特許第３６５５３７７号に記載さ
れた如くポリクロム酸セレニウム合金から好ましく作ら
れる。タィミシグデイスク（図示せず）がドラ．ム１０
のシャフトの一端に取付けられている。このタイミング
ディスクはドラム１０と同期して回転し、適当な時期に
所望の処理を行うようになす為に各種処理ステーション
を順次作動せしめるようになっている。本発明の説明の
為に、電子写真プリント機内で作動する各種処理ステー
ションが以下に簡単に説明される。ドラム１０が矢符１
４の方向に回転する際トドラム１川ま帯電ステーション
Ａを通過する。

髭電ステーションＡはそこに配置された全体を符号官６
で示されるコロナ発生器を有し、このコロナ発生器が光
導電性表面１２の一部を比較的高い実質的に均一なしベ
ルに帯電させる。コロナ発生器官６は光導電性表面１２
を横切って大体横方向へ伸長しており、光導電性表面を
帯電させる為にイオンのスプレーを発生する。好ましく
は、コロナ発生器１６は１９５７年メィョに付与された
米国特許第２７７８９４６号に記載されている型式のも
のとされる。光導電蓬表面１２が帯電された後、ドラム
官川まその帯電された部分を露光ステーションＢへ回転
させる。露光ステーションＢに於いて、光導電性表面１
２の帯電された面積部分がオリジナルのカラーの猿光さ
れた光像に露光される。全体を符号１８で示された移動
レンズ装置及び２０で全体を示されたカラーフィルター
機構が露光ステ−ションＢに配置されている。１９５２
王〆ィョに付与された米国特許第３０６２１０８号はこ
のレンズ装置用の適当な駆動機構を記載している。

同様に、ｉ９７３年ハートマンその他に付与された米国
特許第３７７５００６号は第１図の電子写真プリント機
に使用するのに適当なカラーフィルター機構を記載して
いる。好ましくは、レンズ１８は６要素スプリットデー
ゴー（ｄｅｇｏｒ）レンズ組立体である。１９７１年マ
ックロビー（ＭｃＣｒｏｂｉｅ）に付与された米国特許
第３５９２５３１号は多色電子写真プリント機に使用す
るように造せしめられたこの型式のレンズ組立体を記載
している。

オリジナル２２は表面を下にして透明なプラテン２４上
に鼓遣される。このことは透明プラテン２４の下側に配
置されているランプ組立体がオリジナル２２の情報面積
部分を照明出来るようになすのである。ランプ組立体２
６、レンズ装置１８及びフィルター機構２川まドラム１
０とタイミングをとった関係で運動し、オリジナル２２
の連続せる微小面積部分を走査する。このようにして、
オリジナル２２の投影光像が作られるのである。この光
像は走査スリット２８及びスクリーン部材３０を通って
光導電性表面１２の帯電部分へ投影される。光導電性表
面１２の帯電部分に対する照射は選択的にそこの除霜を
生ぜしめる。オリジナルに含まれる単色の情報面積部分
に相当する静露潜像が光導電性表面１２上に記録される
。露光の間、フィルター機構が光学的光路内に選択され
たカラーフィルターを介在させる。レンズ１８を通過す
る光線に対し連続的にカラーフィルターが作用して単色
光像を作るようになすのであり、この光像はスクリーン
部村３０によって変調される。このことで単色静露潜像
を光導電性表面１２上へ記録するのである。露光ステー
ションＢに使用される光学装置の詳細な構造的特徴は第
２図を参照して以下に更に新しく説明される。更に、ス
クリーン部材３０の構造及びそのドラムー０１こ対する
関係状態もまた第３図を参照して以下に詳しく説明され
る。光導電性表面１２上に変調された単色静露潜像が記
録された後、ドラムー川まそれを現像ステーションＣへ
回転させる。

現像ステーションＣは全体を符号３２，３４及び３６で
示された３個の現像ユニットを含んでいる。複数個の現
像ユニット（この場合は３個）を使用する適当な現像ス
テーションは１９７叫主ダヴイッドソンに付与された米
国特許第３８５４４４ぴ号‘こ記載されている。前述し
た現像ユニットの夫々は磁気ブラシ現像ユニットである
。典型的な磁気ブラシ現像ユニットはキャリャ粒子及び
トナー粉末を有する磁化可能な現像剤ミックスを使用す
る。この現像ユニットは一方向磁場を形成して連続的に
現像剤ミックスのブラシを形成するようになっている。
このブラシは光導電性表面１２上に記録された変調せる
単色静亀潜像と接触するように運ばれる。現像剤ミック
スのキャリャ粒子に静電気的に付着されているトナー粉
末はより強力な静電気力によって静露潜像へ吸着され、
潜像を可視像となす。夫々の現像ユニット３２，３４及
び３６は個々に着色されたトナー粉末を収容している。
夫々の現像ユニットに収容された夫々のトナー粉末はフ
ィルター２０を通って伝えられる光像のカラ−の補色に
一致している。それ故に、緑色の猿光された光像により
形成される変調された静電糟像はその上に緑色を吸収す
るマジェンタ（ｍａｇｅｎｔａ）色のトナーを付着する
ことによって可視状態になされる。同様に青及び赤色の
光像によって形成される変調された静電潜像は夫々黄及
びシアン（ｃ匁ｎ）色のトナー粉末によって現像される
。光導電性表面１２上に記録された変調せる静電潜像が
現像されると、ドラム１０はトナー粉末像を転写ステー
ション○へ回転させる。

転写ステーションＤに於いて、光導電性表面１２上に静
電気的に付着されているトナー粉末像は光導電性表面１
２から最終支持部村であるシート３８へ転写される。全
体を４０で示された転写ロールがシート３８を回転させ
る。転写ロール４川ま光導電性表面１２からトナー粉末
を静電気的に吸着するのに充分な強度及び極性の電位に
電気的に付勢されている。適当に電気的に付勢された転
写ロールは１９７１年ランドンその他に付与された米国
特許第３６１２６７７号に記載されている。転写ロール
４０‘まドラム１０と同じ直径であることが好ましく、
矢符４２の方向へ実質的に同じ角度で回転することが好
ましい。このようにして転写ロール４０‘まドラム１０
と同期して回転し、連続せるトナー粉末像は光導電性表
面１２からシート３８へ互いに重ね合された状態にて転
写される。引続く処理ステーションを説明する前に、シ
ート給送装置が簡単に説明される。

引続き第１図を参照すれば、シート３８はトレー４６上
に配置されたスタック４４から送られる。減速ロール５
０と作動的に関連されている給送ロール４８はスタック
４４から最上部のシートを分離して送り出す。この送り
出されたシートはシュート５２内を移動して整合ロール
５４のニップ内へ方向決めされる。整合ロール５４は転
写ロール４０の運動と同期してこの送り出されたシート
を転写ロール４０上に取付けられているグリップフィン
ガー５６へ整合して送り込む。このグリップフィンガー
５６は最終支持部材であるシート３８を転写ロール４０
に対し着脱可能に固定し、転写ロールとともに回転運動
させるようになす。連続せるトナー粉末像がこの支持シ
ート３８へ互いに重ね合わされた状態にて転写され、そ
こに多層トナー粉末像を形成するようになす。支持シー
ト３８‘こ対して夫々のトナー粉末像（この場合は３個
）が転写されると、グリップフィンガー５６は支持シー
ト３８を転写ロール４０から離隔させる。ストリップバ
ー５８が次に支持シート３８と転写ロール４０との間に
挿入され、支持シート３８を転写ロール４０から離脱さ
れる。然る後、無端ベルトコンベヤ６０が支持シート３
８を定着ステーションＥへ送る。支持シート３８に対し
て所定数のトナ−粉末像が転写された後、或る量のトナ
ー粉末が光導電性表面１２に付着して残る。

これ等の残留トナー粉末を、ドラム１０の矢印１４で示
された回転方向に於ける最後の処理ステーションである
クリーニングステーションＦが除去するのである。予備
清浄用のコロナ発生器（図示せず）が光導電性表面１２
上の電荷及び残留トナー粉末の電荷を中立化する。この
ことは光導電性表面１２と接触せる繊維ブラシ６２が残
留トナー粉末を除去出釆るようになすのである。適当な
ブラシ清浄装置が１９７１年ゲルバシに付与された米国
特許第３５９０４１２号‘こ記致されている。さて定着
ステーションの説明に戻れば、定着ステーションＥへ送
り込まれた支持シートは既に永久的に定着された多層ト
ナー粉末を有している。

このことは全体を符号６４で示されたフューザー装置に
よって行われるのである。フューザー装置６４は層トナ
ー粉末像をシート３８へ永久的に定着せしめるのに充分
な熱を与える。適当なフューザー装置の一型式が１９７
仏王ドラウゲリスその他に付与された米国特許第３８２
６８９２号に記載されている。フューザー装置での処理
が行われた後、シート３８は無端ベルトコンベヤ６６及
び６８によって瓶集トレー７０へ送られ、引続きプリン
ト機構の操作者によってそこから取出され得るようにな
される。前述の説明は内部に組入れられた本発明の特徴
を有する電子写真プリント機を説明する為に、これを応
用する目的に関して充分なものであると確信する。

さて第２図を参照して、露光ステーションＢが更に詳細
に以下に説明される。

第２図に於いて示されるように、ランプ２６はプラテン
２４を横切って動き、プラテン２４上に表面を下にして
載檀されたオリジナル２２を照明する。レンズ１８及び
フィルター機構２０はこれと同期して移動する。オリジ
ナル２２より反射された光線はミラー７２よって反射さ
れ、レンズ１８及びフィルター機構２０を通して単色投
影光像を形成する。この単色投影光像はミラー７４で反
射され、走査スリット２８及びスクリーン部材３０を通
して光導電性表面１２の帯電部分に投影され、そこに単
色静亀潜像を記録させる。好ましくは、走査スＩＪット
２８はバタフライスリットを有するシート金属の如き不
透明な材質の平板シートとなされる。このスリットはバ
タフライ（蝶）の形状にされていて、ドラム状の光導電
性部村の長手軸線と直角な方向の長さが、中央において
狭く、両端に行くに従って広くなっている。スリットの
形状がこのようになっているのは、前述したように、像
点の照度が照射点の像点との間の角度のｃｏｓ４に比例
することを勘案してそのような形状になされたものであ
って、走査されるオリジナルの端緑付近から、ドラム状
の光導電性部材の長手軸線方向の端緑付近に、より多量
の光が照射されるようになっている。スリットの形状が
かように両端において広くなっているので、広い両端の
隅付近を通過して光導電性部材の轡曲表面上に到る像点
のシフトはかなり大きなものとなり、ここにおいて特に
像の不鮮明の程度が著しくなる。スクリーン部材３川ま
この欠点を修正するように設計されている。この為にス
クリーン部村３０はドラム１０の蜜曲に対して実質的に
等しい轡曲を有する弧状部材とされている。スクリーン
部材３川ま表面に間隔に置かれた不透明な線を複数有す
る可操性の透明シートとされる。スクリーン部材３０の
形態は第３図を参照して更に詳しく以下に説明される。
しかしながら、スクリーン部材３０の轡曲はドラム１０
の蟹曲と等しいが、スクリーン部材３０の轡曲半径はド
ラム１０の轡曲半径よりも大きい。更に、スクリーン部
材３０及びドラム１０の轡曲中心点は互いに一致してい
る。スクリーン部材３０は一対の側部レールの如きプリ
ント機に固定された適当なフレームによってプリント機
内に正確に位置決めされている。このことはスクリ−ン
部村３０と光導電性表面１２との間の均一な間隙を確保
せしめているのである。さて第３図を参照すれば、スク
リーン部材３０の詳細な構造が示されている。好ましく
は、スクリーン部村３０は可榛性の、マィラー（Ｍｙｌ
ａｒ）の如き適当なプラスチックから作られた可成り透
明なシート７８、すなわちスクリーンを包含する。しか
しながら、当業者にとってガラスの如き剛性の予成形さ
れた材料もまた使用出来ることは認識されよう。複数の
間隔を置かれた不透明な線が透明シ−ト上に配置されて
いる。スクリーン部村３川ま適当な化学的エッチング又
は写真技術によって透明シート上の複数の線がプリント
されることを包含する。スクリーンはそれ自体銅又はア
ルミニウムの如く可携‘性となされるのに充分薄く出来
、化学的エッチングに適した不透明の金属材料の色々な
もので作ることが出来る。第３図に示される如く「 ス
クリーン部村３０及びドラム１０の轡曲の中心点８０は
互いに一致している。スクリーン部材３０の轡曲半径８
２はドラム１０の轡曲半径８４よりも大きい。各々の不
透明な線７６はシ−ト７８によって定められる面と、レ
ンズ１８及びドラム１０の間の距離に等しい距離の位置
則ちミラー７４によるレンズ１８の虚像の位置にあるド
ラム１０の長手軸線９０１こ直角な直線８８上の一点を
有する面８６との交叉位置となるよう位置決めされてい
る。更に、面８６はスクリーン７８の長手方向の中心線
９４とドラム１０の長手軸線９０とを含む面９２に直角
である。不透明な隣俊線間の間隔は仕上げられるコピー
の品質を決定する。通常はこれらの線は中心線９４に沿
って等しく間隔を置かれ、前述したように不透明な線７
６は、轡曲したシート７８と、直線８８上の一点を含み
面９２に直角な平面８６との交叉位置によって決まって
くるのであるから、平面８６が直線８８を含む場合、す
なわち轡曲したシート７８の中央における不透明な線７
６は、上から見て（直線８８の方向から見て）真直であ
るが、それから両側に行くに従って不透明な線７６は対
称的にや）轡曲したもの（真直でない）となる。不透明
な線の密度を大とすること（即ち、より微細なスクリー
ンとすること）は、より自然のコピー（即ち、つり品質
の良いコピ−）を作る。それ故に、２５．４欄（ｌｉｎ
）の長さ当り５０〜６０本の線を有する荒いスクリーン
は或る目的に有効であるが、２５．４肋（ｌｉｎ）の長
さ当り１００〜４００本の線を有する如き微細なスクリ
ーンがほぼ連続的なトナ−の表示を有するコピーを形成
する。不透明な線の密度を大とすると、不透明な線によ
ってもたらされる模様は、コピー上においてほとんど感
知し得ないようになり、コピーは（不透明な線によって
像がさえぎられているこは感知されず）あたかも連続的
な像を表わすように見えるものとなる。好ましくは、ス
クリーンは２５．４肋（ｌｉｎ）の長さ当り約１２０本
の線を有するものである。例えば、スクリーン部材３０
の轡曲半径８２はドラム１ ０の轡曲半径６４よりも約
２．５４柳（０．１００ｉｎ）ほど大きいことが好まし
い。

このことがスクリーン部材３８とドラム１０との間の間
隙を定める。概括すれば、今迄説明した電子写真プリン
ト機はそれに使用されている光導電性ドラムの轡曲と等
しい轡曲を有する弧状スクリ−ン部材を組込んでいるこ
とが明らかとなろう。

更に、スクリーン部材及び光導電性ドラムの轡曲中心は
互いに一致しているのである。スクリーン部材の誉曲半
径はドラムの馨曲半径より大きく、両者間に好ましい均
一の間隙を形成するようになっているのである。かくて
、スクリーン部村が平面状のものである場合には、スク
リーン部村によって変調された像の光が光導電性部材の
轡曲表面上に到る距離が、特にスクリーン部材の端隅付
近を通るものに対してより長かったが、本発明によれば
、スクリーン部村が轡曲しているのであるから、スクリ
ーン部材によって変調された像はすぐに（短かし、距離
で）光導電性部材の轡曲表面上に到達することになり、
スクリーン部村によって変調された像が回転する光導電
性部村の轡曲表面に到るときにそれがシフトして不鮮明
になるという従来技術における欠点は大きく改善される
ことになる。それ故に、本発明によって前述した目的、
意図及び利点を完全に満すコピーを作る為の装置が提供
されたことは明らかである。

本発明はその好ましい具体的について説明されて釆たが
、前述の説明をもとに当業者にとって多くの変形形態、
変更形態及び変化形態が明らかとなることは明白である
。従って、特許請求の範囲の精神及び範囲に含まれる総
てのこのような変形、変更及び変化形態を包含すること
が意図される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の特徴を取入れた電子写真プリント機の
概略的な斜視図、第２図は第１図のプリント機に使用さ
れている光学装置の立面図、そして第３図は第１図のプ
リント機のスクリーン部材及び光導電性部材の間の関係
状態を示す斜視図である。 １０・…・・回転ドラム、１２・…・・光導電性表面、
１６・・・・・・コロナ発生器、１８・・・・・・移動
レンズ装置、２０・・…・フィルター機構、２２・・・
・・・オリジナル、２４・・・・・・プラテン、２８・
・・・・・走査スリット、３０……スクリーン、３２，
３４，３６……現像ユニット、４０・・…・転写ロール
、６４……フュ−ザー装置、７２，７４・・…・ミフー
、７６・・・…不透明な線、７８……シート、８０……
轡曲中心、８２，８４・・・・・・費曲半径。 〆ノＧ．」 ‘ン６・２ ＾Ｊ６３

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ドラム状の光導電性部材に変調された静電潜像を作
   る形式のスリツト露光方式の電子写真プリント機であつ
   て、前記光導電性部材の彎曲と実質的に等しい彎曲を有
   する弧状のスクリーン部材を含み、前記スクリーン部材
   は、前記光導電性部材及び前記スクリーン部材の彎曲中
   心点を互いに実質的に一致させてプリント機に取付けら
   れており、更に、前記スクリーン部材は透明なシートで
   成り且つその表面に、ドラム状の光導電性部材の長手軸
   線に平行である該スクリーン部材の中心線に対しほぼ直
   角な方向に、間隔を置いた不透明な複数の線を含むこと
   を特徴とする電子写真プリント機。