JPS6041266Y2 - 移動式バスケツト用バツクボ−ルド折畳み機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、移動式バスケット用バックボールドの折畳
み機構に関する。

従来知られている移動式バスケット用バックボールドは
、その支柱および水平フレームが折畳み式であり、パッ
クホールドの高さ位置を下げ、かつ、支柱および水平フ
レームをコンパクトに折畳み収納保管を容易に構成して
いる。

しかし、水平フレーム先端のパックホールドについては
折畳み機構がなく、又はあっても不十分な折畳みしかで
きす、バックボールドの高さ位置は十分に下がりきらず
、あるいは折畳み収納保管に十分満足できない点があっ
た。

そこでこの考案の目的は、支柱および水平フレームの折
畳み操作後に独自の手動操作でバックボールドも所定の
状態にまで折畳むことができる構成に改良したバックボ
ールド折畳み機構を提供することにある。

次に、この考案を図示の実施例により説明する。

第１図は、この考案を適用した移動式バスケット用バッ
クボールドを示す。

図中１は移動用車輪（自在キャスター）２，２および固
定用ジヤツキステー３，３を具備する下位の架台である
。

４は上位の架台で、これはクランク式リンク機構などに
より、下位の架台１に対し水平姿勢のまま上下に平行移
動（昇降）するように設置されている。

図中５，６は下端を上位の架台４上に設けた前端側のブ
ラケット７にピン８，９で回動自在に取り付けた折畳み
式の支柱で、その上端部に水平フレーム１０の基端部を
ピン１１，１２で各々回動自在に取り付け、もって２本
の支柱５，６が四節平行リンクを構成するものとしてい
る。

即ち４個のピン８，９と１１．１２は、平行四辺形の各
頂点に位置する。

図中１３は前記折畳み式支柱５，６の起伏用油圧ジヤツ
キで、その基端は上位の架台４のブラケット１４にピン
１５て連結し、ピストンロンド先端部を支柱５にピン１
６で連結シている。

図中１７はバックボールドであり、その下部の取付用ア
ーム１７ａは、水平フレーム１０の先端部下面側の長手
方向（図中左右方向）に設置したガイドレール２３中に
嵌合し連結している。

図中２２はバスケットである。

第２図に示すとおり、ガイドレール２３は横断面聞形状
をなし、その間口２３ａを下向きとして水平フレーム１
０に固定している。

他方、取付用アーム１７ａは前記ガイドレール２３の開
口２３ａを通じて移動自在に嵌合される太さの棒状体で
あり、その先端部から両側方向に向けて支軸を突出させ
、これにガイドレール２３における両側のリップ２３ｂ
、２３ｂに分れて転動する一対のガイドローラ１８を回
転自在に取り付けている。

また、取付用アーム１７ａは、ねじ軸として構成し、こ
れにロックナツト２４がねじ込まれガイドレール２３の
外側面を締付は得るようになっている。

ガイドレール２３の先端部には、取付用アーム１７ａを
嵌合可能の切欠き２７ａを有する盲板２７を固着腰取付
用アーム１７ａは切欠き２７ａに嵌合した上でロックナ
ツト２４にて位置決め固定されるようになっている。

バックボールド１７の上部の取付座１７ｂに、バックス
テー１９の上端を着脱自在の蝶ナツト及びポルト２０で
連結し、同バックステー１９の下端は水平フレーム１０
の上面側に固定したブラケット２５にピン２１て回動自
在に連結している。

また、バックボールド１７の上端部背面側には掛止めフ
ック２６を１〜２個、同バックボールド１７の背面方向
に突出する向きに固定して取り付けでいる。

そして、水平フレーム１０の先端部には、前記掛止めフ
ック２６を吊り掛ける横桟２８を設置している。

従って、この移動式バスケット用パックホールド折畳み
機構によれば、起伏用油圧ジヤツキ１３で支柱５，６を
第１図の左回りに回動させ伏せると、第１図中に点線で
示すように支柱５，６および水平フレーム１０は平たく
折畳むことができる。

その後、まず蝶ナツトをゆるめてそのポルト２０を外し
、バックホールド１７とバックステー１９との連結を解
く。

次に、バックステー１９は、矢印ａの方向に回動せしめ
て倒しておく。

その一方、バックボールド１７は、その下部の取付用ア
ーム１７ａについて、ロックナツト２４を十分にゆるめ
てから、取付用アーム１７ａを、盲板２７の切欠き２７
ａからガイドレール２３の開口２３ａの方へ移行するよ
うに回動し、かつ、取付用アーム１７ａは開口２３ａを
通じて同ガイドレール２３の左端方向へ移動させ、最終
的に掛止めフック２６を横桟２７へ吊り掛け、バックボ
ールド１７を水平フレーム１０と平行に折畳み収納保管
し、再びその位置でロックナツト２４をガイドレール２
３の下面に締付けて固定させる。

以上に説明したとおり、この考案は移動式バスケット用
バックボールドの水平フレームの先端部下面側の長手方
向に所要長さのガイドレールを設置し、バックボー ル
ドの下部取付用アームを前記ガイドレール中に移動自在
に嵌合し、同水平フレームの上面側に一端をピン連結し
たバックステーの他端をバックボールドの上部と着脱自
在に連結し、バックボールドの上部に掛止めフックを設
けた構成を特徴とする移動式バスケット用パックホール
ド折畳み機構を要旨とするものであるから、次の効果を
奏する。

即ち、支柱および水平フレームラ折畳み後に、パックホ
ールドも水平フレームの下側に略平行状態に簡単かつ確
実に折畳むことができ、従って、移動式バスケット用バ
ックホールドの収納保管に便ならしめることができるの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案を適用した移動式バスケット用バック
ボールドの側面図、第２図は同前の要部を示す斜視図で
ある。 １７・・・・・・パンクホールド、１０・・・・・・水
平フレーム、２３・・・・・・ガイドレール、１７ａ・
・・・・・下部取付用アーム、１９・・・・・・バック
ステー ２０．２１・・・・・ゼン、２６・・・・・・
掛止めフック。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 移動式バスケット用バックボールドの水平フレームの先
   端部下面側の長手方向に所要長さのガイドレールを設置
   し、バックボールドの下部取付用アームを前記ガイドレ
   ール中に移動自在に嵌合し、同水平フレームの上面側に
   一端をピン連結したバックステーの他端をバックホール
   ドの上部と着脱自在に連結し、バックボールドの上部に
   掛止めフックを設けた構成を特徴とする移動式バスケッ
   ト用バックボールド折畳み機構。