JPS6041112B2 - 還流戻し系 - Google Patents

還流戻し系

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JPS6041112B2
JPS6041112B2 JP52098326A JP9832677A JPS6041112B2 JP S6041112 B2 JPS6041112 B2 JP S6041112B2 JP 52098326 A JP52098326 A JP 52098326A JP 9832677 A JP9832677 A JP 9832677A JP S6041112 B2 JPS6041112 B2 JP S6041112B2
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reflux
temperature
tray
chimney
atomizer
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JP52098326A
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デニス・ジ−・アレクシヨン
フイデリツク・ピ−・スト−ム・ジユニア
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ExxonMobil Technology and Engineering Co
Original Assignee
Exxon Research and Engineering Co
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Publication date
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Publication of JPS5325607A publication Critical patent/JPS5325607A/ja
Publication of JPS6041112B2 publication Critical patent/JPS6041112B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D3/00Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
    • B01D3/14Fractional distillation or use of a fractionation or rectification column
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D5/00Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation
    • B01D5/0003Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation by using heat-exchange surfaces for indirect contact between gases or vapours and the cooling medium
    • B01D5/0021Vortex

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、糟留塔への還流の戻し‘こ関し、特に還流の
温度を内部で上昇させるための還流戻し系に関する。
蒸留は、液体混合物の部分気化によって該混合物の成分
を分離しそして蒸気及び残査を別個に回収することであ
る。
蒸留器から出る蒸気が同じ蒸留器から前に発生された蒸
気の凝縮部分と接触するような態様で実施される蒸留は
、精留と称される。精留間、蒸気と凝縮液との間で物質
の転移及び熱の交換が生じ、これによって同じ量の熱を
用いて単一蒸留操作で得ることができるよりも高い濃度
でより揮発性の成分が蒸気中に生成される。糟留塔に戻
される凝縮した蒸気は、還流と称される。分留は糟留と
同意語であるが、これは、一般には、精製及び石油化学
工業において実施される糟留を記載するのに使用される
。典型的な分留装置では、精留塔からのオーバーヘッド
蒸気は熱交換器又は凝縮器を通され、そこでそれらは凝
縮されて液体生成物を生成し、次いでこれはオーバーヘ
ッド収集ドラムに送られる。
オーバーヘッドドラムで集められた液体生成物の温度は
、通常、塔頂温度よりもかなり低い。この液体生成物の
一部分は、通常それを還流戻しトレーに直接圧送(ポン
ピング)することによって還流として塔に戻される。ト
レーでの冷たい還流と熱い液体との突然な混合は、還流
入口に最とも近いトレーのその部分の温度を急速に低下
せしめる。熱経済性のために、蒸気を凝縮し、得られた
液体を比較的低い温度に冷却しそしてその液体を単一の
ドラムに集めそこから還流及び生成物である留出物を引
出すような一凝縮器ードラム系の代わりに二凝縮器二ド
ラムオーバーヘッド系を用いることが過去における普通
の方法であった。
二凝縮器二ドラム系では、糟留塔からのオーバーヘッド
蒸気は第一凝縮器において一部分凝縮され、そして得ら
れる液体は塔頂温度と蟹出生成物の温度との間の中間温
度において第一ドラムに集められる。この液体(これは
、一凝縮器ードラム系で得ることができるよりも高い温
度にある)は、次いで、還流として塔に戻される。第一
ドラムにある残留蒸気は第二凝縮器に送られ、そこでそ
れらは更に冷却且つ凝縮されて蒸留生成物を生成し、次
いでこれは第二ドラムに集められる。ある場合には、2
個よりも多くの凝縮器及びドラムが精留塔オーバーヘッ
ド系において使用されていた。二凝縮器二ドラムオーバ
ーヘッド系の使用は一廉縦器一ドラム系を用いて通常得
ることができるよりも高い温度において糟留塔への還流
の戻しを可能にするけれども、還流はなお還流戻しトレ
ー上の液体よりもかなり低い温度にあり、それ故にトレ
ーでの還流と熱い液体との混合はトレー上又はその近く
での急激な温度低下及び冷たいスポットをもたらす。多
くの場合には、この冷却は、糟留塔の操作に対してほと
んど悪影響を及ぼさない。しかしながら、還流戻しトレ
ー上又はその近くの温度の突然な降下及び不完全な分布
が精留プロセスに対して有害であるような場合がある。
これは、還流戻しトレー上又はその近くの温度がある値
より低下するときに逆昇華して固体を形成する物質が蒸
気の成分中の一つであるような場合である。固体物質の
徐々の堆積は、還流戻しトレーを閉塞し、糟留効率を低
下させ、そして場合によっては精留塔を強制的に運転停
止させる。還流戻しトレーでの温度が逆昇華温度より低
下しないことを確実にするためには、冷たい還流の温度
をそれが糟留塔の還流戻しトレーに送られる前に実質上
向上させることが必要である。本発明は、還流流れを糟
留塔の還流戻しトレーに戻すための改良法及び装置を提
供するものである。
こ)に本発明に従えば、精留塔において還流戻しトレー
の上方にある噴霧器に還流を通して落下する液滴の贋霧
を生成し、噴霧器と還流戻しトレーとの間に位置された
還流パンであって還流戻しトレーから上昇する熱蒸気の
通過を許容するように設計された還流パン上に前記液滴
を集め、そして集めた液体を還流パンから還流戻しトレ
ーに送ることによって、還流が塔に入った後で且つそれ
が還流戻しトレーに流れる前に還流の温度を実質上上昇
させることができることが分った。還流パンと噴霧器と
の間の距離は、還流パン上に集められた還流液体の温度
が所望の値に高められるように、落下する液瓶に還流パ
ンを経て上昇する蒸気から十分な熱を吸収させ得る程の
ものである。通常、起こり得る操作上の問題を回避しよ
うとして還流温度を特定の値に上昇させるのが望ましい
。例えば、もし糟留塔の蒸気相中に逆昇華を受ける化合
物が存在するならば、還流温度を逆昇華温度よりも高い
値に上昇させ、これによって還流戻しトレーを閉塞する
可能性のある固形物の形成を回避するのが望ましい。同
様に、もし精留塔内の蒸気相中に水蒸気が存在するなら
ば、還流が蒸気相から水を凝縮させずそして腐食問題を
引き起す可能性のある還流戻しトレー上に集まらないこ
とを確実にするような値まで還流温度を上昇させるのが
有益である。還流の温度を所望値に上昇させるのに必要
な噴霧器と還流パンとの間の距離は、二凝縮器二ドラム
オーバーヘッド系を用いて還流を精留塔に送給する前に
その温度を高めることによって最小限にすることができ
る。
このような系では、オーバーヘッド蒸気が第一凝縮器を
通るときにそれらの中の熱の一部分だけが除去される。
かくして、これらの凝縮器からの液体流出物又は還流は
、一凝縮器ードラム系を用いて通常得ることができるよ
りも高い温度を有する。次いで、残留蒸気は、第二凝縮
器で凝縮されてずっと冷たい留出生成物を生成する。添
付図面において示される蒸留塔11及びそのオーバーヘ
ッド装置は、水素ドナー石炭液化反応器からの流出物を
常圧蒸留してオフガス、ナフサ品質のオーバーヘッド蟹
出油、溶剤品質の側流及び固形分合有残油を生成するた
めの装置系を構成する。
添付図面に示される蒸留系は、石炭を水素ドナー溶剤の
存在下に水素含有ガスで処理することによって石炭から
水素化液体生成物を製造するための全プロセス系の一部
分である。本発明は、添付図面に示される特定の蒸留系
に又は石炭液化処理プラントでのか)る系の使用に限定
されずに、還流流れを糟留塔の精蟹帯城に戻した後で且
つそれを還流戻しトレーに送る前に還流流れの温度を高
めるのが望ましいような任意形式の処理方法において他
の形式の蒸留系と組合わせて使用することができること
が理解されよう。添付図面に示される蒸留塔11は、ス
トリツピング帯城12及び精留塔13よりなる。
精留塔は参照数字14によって総体的に示される一連の
トレーを収容するが、その最初のものは、管路10を経
て供給原料を蒸留塔に注入する点の真ぐ上に位置づけさ
れる。これらのトレーは、一般にはシーブ(絹ふるい)
トレーであるが、しかし本法で使用可能な他の形式の標
準精蟹トレーであってもよい。トレーの数は、供給原料
の組成及び精留から望まれる製品の組成に一部分左右さ
れる。糟留塔は、約4000F(204o0)よりも高
い沸点範囲を有するナフサ品質のオーバーへッド留分及
び約400〜約7000F(204〜371℃)の沸点
範囲を有する溶剤品質の側流の2つの主生成物留分を生
成するように設計される。ナフサ品質の流れは、蒸気状
オーバーヘッドで糟留塔から管路21を経て引出される
。次いで、蒸気は、湿式スクラッパー22、凝縮器27
、還流ドラム29、凝縮器43及び留出油ドラム35か
らなるオーバーヘッド系を通されてナフサ品質の液体留
出油生成物を生成する。オーバーヘッド系の設計及び操
作に関しては、以下で詳細に記載する。液体溶剤流れは
、糟蟹塔13の底部近くでトレーの1つから管路39を
経て引出される。次いで、溶剤流れは下流の装置に送ら
れ、そこでそれは接触水素化を受けて水素ドナー溶剤を
生成し、そしてこれは精製されそして少なくとも一部分
が液化反応器に再循環される。蒸留塔11への供給原料
は、通常、蒸留塔より上流側で石炭液化反応器又は一連
の液化反応器から生じるスラリーである。
供給原料スラリーは、多くの異なる種類の炭化水素より
なる油中に懸濁された未転化石炭又は同様の炭素質固形
物及び無機質よりなる。通常、供給原料スラリーは、上
流の反応器に供給された石炭中に存在する塩素及び窒素
含有化合物から液化プロセス間に形成されたガス状塩化
水素及びアンモニアを含有する。蒸留塔のストリッピン
グ帯城12では、参照数字15によって添付図面に示さ
れるシーブトレーを用いるのが一般に望ましい。ストリ
ッピング帯域に入る液体は、通常、約19〜約2母重量
%の固形分を含有する。これらの濃度での固形分の存在
は、シーブトレーを使用するのを不可能にする場合があ
る。と云うのは、閉塞問題が起る可能性があるからであ
る。それ故に、シーブトレーの代わりに側部バッフル又
は類似装置を用いるのが必要である場合がある。スチー
ムは、底部トレーの下側で管路44を経て蒸留塔に注入
されそして下降する液体及び固形分を通って上昇し、し
かして低沸点炭化水素をストリッピングする。これらの
炭化水素は、次いで、蒸気状で精留塔13の底部へと上
方に流れる。固形分含有残留物は、ストリッピング帯城
から管路40を経て取出され、そして更に処理するため
に真空ストリッパー又は類似装置に送られる。先に述べ
た如く、液化反応器ではアンモニア及び塩化水素が通常
形成されるので、それらは蒸留塔11への供給原料中に
存在する。
供給源料中に存在する塩化水素及びアンモニアの実際の
濃度は、液化反応器へ供給される石炭の組成に一部分左
右される。蒸留塔におけるガス状塩化水素及びアンモニ
アの存在のために、固体塩化アンモニアが逆昇華して搭
内部を閉塞しこれによって蒸留プロセスに干渉する温度
よりも下に塔の温度が低下しないことを確実にすること
が必要である。本明細書における用語「逆昇華(Des
肋limation)」とは、ガス相から中間液相の目
立った形成ないこ固体化合物が直接生成することを意味
する。「昇華」は逆昇華の反対語であり、そして本発明
では固体化合物を蒸気相に直接に転移することを示すの
に使用される。塩化アンモニウムの昇華から生じる蒸気
は、分子状塩化アンモニウムよりではなしに主として等
容量のアンモニア及び塩化水素よりなる。
かくして、塩化アンモニウムが昇華すると、それは、次
の式によって表される如く解離してアンモニア及び塩化
水素を生成する。NAC1(s)二NH3(8)十日C
I(g) {11塩化アンモニウムは純固体である
ので、その解離定数は次の如く定めることができる。
Kd−(PHCL)(PNH3);〔主要三〕2 ‘2
1(こ)で、Kdは解離定数であり、Pは分圧を表わし
そしてPNH4cLは塩化アンモニウムの蒸気圧である
)。
上記式{2}から分るように、所定温度におけるKd′
の値は、その温度での塩化アンモニウムの蒸気圧から計
算することができる。様々の温度における塩化アンモニ
ウムの蒸気圧は、文献に広く報告されている。また、上
記式■からも分るように、Kdはアンモニア及び塩化水
素の分圧の生成物に等しいので、Kdは蒸留塔の任意の
段階においてその段階についての平衡データから計算す
ることもできる。
もし任意段階よりも上の分圧の生成物がその段階におけ
る温度についてのKdよりも大きいならば、塩化アンモ
ニウムは逆昇華し始める。と云うのは、式mによって表
わされる平衡は左側に変更してしまうからである。かく
して、逆昇華を防止するためには、蒸留塔のすべての段
階は、分圧の生成物がKdよりも小さいような温度で通
常操作されるべきである。これは、塔の各段階の温度を
逆昇華温度又はアンモニア及び塩化水素の分圧の生成物
がKdに等しいときの温度よりも高く維持することによ
って達成することができる。たとえすべての段階の温度
が塩化アンモニウムの逆昇華温度よりも高くなるように
蒸留塔11を設計し且つ操作するとしても、冷たい還流
を塔に戻すときには問題が生じる可能性がある。過去に
おいては、パイプを経て還流を還流戻しトレーに直接注
入することが一般的な方法であった。この操作は、添付
図面に示される蒸留塔では効率的には使用することがで
きない。と云うのは、冷たい還流は、恐らく、還流戻し
トレー上の液体の温度を塩化アンモニウム逆昇華温度(
これは、固体塩化アンモニウムの生成をもたらす)より
も下に低下させるからである。更に、塔に注入されたと
きに塔壁にはね返る還流は、塩化アンモニウムの形成を
もたらす局部的な冷たいスポットを生じる可能性がある
。この態様で精蟹塔を連続的に操作すると、固形物によ
る還流戻しトレーの閉塞、糟留効率の低下及び糟蟹塔の
偶発的な運転停止がもたらされる。これらの問題を回避
するためには、還流を還流戻しトレーに送る前に精解塔
の温度を塩化アンモニウムの逆昇華温度よりも上昇させ
るような態様で冷たい還流を精蟹塔に戻すことが必要で
ある。緒蟹塔に供V給される還流流れの温度は、還流が
塔に入った後で且つそれが還流戻しトレーに送られる前
に実質上高めることができることが分った。
これは、還流戻しトレーより上の精留塔の噴霧器に還流
を通して下降する液滴の噂霧を生成し、噴霧器と還流戻
しトレーとの間に位置づけられた還流パン(これは、還
流戻しトレーから上昇する熱蒸気の通過を可能にするよ
うに設計される)に液滴を集め、そして集めた液体を還
流パンから還流戻しトレーに送ることによって行われる
。還流パンと噴霧器との間の距離は、下降する液滴に還
流パンを経て上方に流れる蒸気から十分な熱を吸収させ
て還流パンに集められた還流液体の温度を所望の値に上
昇させるように調節される。添付図面に示される蒸留系
では、固体塩化アンモニウムの生成及びその結果生じる
閉塞問題は、この距離を集められた還流の温度が塩化ア
ンモニウムの逆昇華温度よりも高いように定めることに
よって回避することができる。再び添付図面に戻ると、
液体還流(この生成については以下に詳細に記載する)
は、管路17を経て糟留塔13に戻される。
還流は、下方に向けられた噴霧器19に付設された導管
18を経て塔内に注入される。噴霧器は、還流を4・さ
し、液滴に転化し且つそれらを糟留塔の横断面に対して
外方向に且つ下方向に推進させる。噴霧器は、小滴を生
成するように設計された慣用贋霧ノズル又は類似の装置
のどの種類であってもよい。好適な頃霧ノズルは、文献
に記載されていて当業者には周知であろう。冷たい還流
が操作中のノズルを塩化アンモニウムの付着物で閉塞し
た状態にする場合には予備の項霧ノズルを用いるのが得
策である。閉塞したノズルへの還流の流れが一旦停止さ
れると、熱い上昇蒸気は塩化アンモニウムを昇華させる
ことによってノズルの閉塞を解除する。液滴は、噴霧器
と還流戻しトレー16との間に位置された還流パン20
上に集められる。
還流パンは、液滴を集め、それらを液体の流れとして下
側の還流戻しトレーに送りそして還流戻しトレーから上
昇する熱蒸気の通過を許容してその蒸気が噴霧器から還
流パンに落下する冷たい液滴と接触できるようにする任
意の形式のトレー又は類似の装置であってよい。煙突ト
レーは、還流パンとして使用することのできる装置の一
例である。か)るトレ−は、標準下降管に連結され、そ
してトレーを経て蒸気を上方に運ぶ煙突又は垂直中空構
造体を収容する金属の簾平な中実部材よりなる。添付図
面に示される還流パン2川ま、典型的な煙突トレーの一
例である。噴霧器19からの還流液滴が還流戻しトレー
16から煙突を経て還流パン20に上昇する蒸気と接触
状態で落下するにつれて、熱は、熱い蒸気から冷たい液
滴へと伝達される。
還流パンと噴霧器との間の距離は、還流バン上に集めら
れる液体の温度が塩化アンモニウム逆昇華温度よりも高
くなるように液滴が蒸気から十分な熱を吸収するのに十
分な時間を許容する程の大きさである。一般には、その
温度は逆昇華温度よりも約10〜約400F(6〜22
00)好ましくは約250F(14oo)高いことが望
ましい。この距離を決定するために考慮される変数とし
ては、糟留塔に送られる還流の温度、噴霧器によって生
成される液滴の寸法及び蒸気の温度が挙げられる。適切
な変数及び考慮事項は、頃霧室の設計に関連して文献に
記載されるものと同様であるので、当業者には周知であ
ろう。落下する還流の液滴は、パン20上に集まって高
さがせき41に等しい液体の円柱を形成する。過剰の液
体は、せきを趣流しそして下降管42を通って還流戻し
トレー16上に流れ、そこでそれはトレー上の液体と混
合する。2つの液体の温度は両方とも塩化アンモニウム
逆昇華温度よりも高し、ので、トレー上の又はその近く
の冷たいスポットは固体塩化アンモニウムの形成をもた
らさない。
上昇する蒸気は、糟留塔13から管路21を経て引出さ
れ、しかる後に冷却且つ凝縮される。
これらの蒸気が逆昇華温度よりも下に一旦冷却されると
、固体塩化アンモニウムが形成し、そしてもし除去しな
いとオーバーヘッド装置を閉塞する。閉塞の防止を助け
るためには、塩化アンモニウムのそれが生成するや否や
水中に溶解させるのが望ましい。これは、オーバーヘッ
ド蒸気を第一凝縮管に送る前にベンチュリ管、贋霧ノズ
ル又は類似物の如きィンラィソ式直接接触スクラッピン
グ装置において該蒸気を水で飽和し同時にスクラッビン
グすることによって効率的に達成することができる。再
び添付図面に戻ると、管路21の蒸気は湿式スクラッバ
ー又は類似装置22に送られ、そこでそれらは管路23
を経てスクラッバーのスロート(のど)に注入される水
で部分的に飽和及びスクラッビングされる。
スクラツバーの設計は、ベンチュリ管のそれと同様であ
る。この設計は、スクラッバーのスロートにおいて蒸気
の99.5%以上の飽和を達成することができる。スロ
ートに注入される水は、ベンチュリ管で高速度に促進さ
れた蒸気のせん断作用によって約100ミクロンの平均
粒径を有する小摘に噴霧化される。これらの小滴は熱伝
達のための大きい表面積を提供し、それ故に水はそれが
オーバーヘッド蒸気から熱を除去するときに容易に蒸発
する。ガスを飽和するのに必要とされる量を越えた水は
、ガスをスクラッバーで冷却するときに生成する塩化ア
ンモニウムを溶解する。また、管路24及び25を経て
スロートの前後で水が湿式スクラッバーに注入される。
この過剰の水は完全湿潤系を保証し、そして形成するか
もしれない追加的な塩化アンモニウムを溶解する。湿式
スクラッバー22からの流出物は管路26を経て凝縮器
27に送られ、そこで蒸気は冷却されそして一部分凝縮
される。
蒸気を冷却するにつれて、生成する塩化アンモニウムは
水を凝縮する際に溶解する。凝縮器27を出る蒸気及び
液体は管路28を経て還流ドラム29に送られ、そこで
重い水は軽い炭化水素油から相沈降によって分離される
。水は、ドラムから管路30を経て取出されそして管路
31,23,24及び25を経て湿式スクラッバー22
に再循環される。蒸留塔11のオーバーヘッド系におけ
る塩化アンモニウムの堆積を回避するために、塩を含有
する水の一部分は、管路32を経て通常パージされる。
還流ドラム29の炭化水素油は、管路17を経て引出さ
れ、そして先に記載した態様で液体還流として精解塔1
3に戻される。二凝縮器二ドラムオーバーヘッド系を用
いることによって、液体還流の温度は、一凝縮器−ドラ
ム系で得ることができるよりも実質上高い値に高めるこ
とができる。
これは、蒸気が第一凝縮器を通過するときにそれらの中
の熱の一部分だけを除くことにつて達成される。かくし
て、この凝縮器からの液体流出物は、通常よりも高い温
度を有しそして還流として用いることができる。次いで
、残留する蒸気は、第二凝縮器で凝縮されてずっと冷た
い蟹出生成物を生成する。より熱い環流を生成すること
によって、還流温度を所望値に上昇させるのに必要とさ
れる還流パン20と噴霧器19との間に距離を短縮する
ことができる。一般には、還流の温度は、噴霧器と還流
パンとの間の距離を最小限にするためにできるだけ高く
維持されるべきである。ドラム29のガス相(これは、
炭化水素蒸気及びスチームを含有する)は、管路33を
経て最終凝縮器43に送られる。
こ)で、蒸気は、蟹出液体の最大限回収を達成できるよ
うな温度に冷却される。凝縮器27における場合のよう
に、冷却間に形成する塩化アンモニウムは水を凝縮する
際に熔解する。次いで、凝縮器からの流出物は管路34
を経て留出油ドラム35に送られ、そこで水は炭化水素
留出油から相沈降によって分離される。水(これは、溶
存塩化アンモニウムを含有する)は、留出油ドラム35
から管路36を経て引出されそして管路31,23,2
4及び25を経て湿式スクラッバー22に再循環される
。炭化水素留出油はナフサ品質の生成物であって、これ
は、留出油ドラム35から管路37を経て引出されそし
て更に処理するために下流側の装置に送られるか又は貯
蔵のために送られる。凝縮器43で凝縮されなかった蒸
気は、留出油ドラム35から管路38を経て引出され、
そしてプロセス熱の発生のために燃料ガスとして用いら
れるか又は他の目的に対して用いられる。上記の説明か
ら、本発明は、糟蟹塔に供給された還流流れの温度を、
還流流れが糟留塔に入った後で且つそれが還流戻しトレ
ーに流れる前に高めるところの装置及び方法を提供する
ことが明らかであろう。
また、本発明は、塩化アンモニウムが逆昇華して繁内部
を閉塞する可能性のある精留塔に限定されるのではなく
、どの種類の固形物の形成も温度に左右されるところの
すべての精留塔に応用することができる。例えば、精蟹
塔における還流温度を高めて硫化水素アンモニウム、ヒ
ドロ亜硫酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム及び逆昇
華を受ける類似の物質の逆昇華を回避するのが望ましい
場合がある。また、本発明は、逆昇華が起る可能性があ
る糟蟹塔に限定されるのではなく、繁に供給される還流
の温度を内部で上昇させるのが何等かの理由で望ましい
ような任意の糟留塔で応用することができることが理解
されよう。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明に従って操作且つ設計される常圧蒸留
系の概略フローシートであって、主要部を表わす参照数
字は次の通りである。 12……ストリツピング帯城、13…・・・精留塔、1
4・・・・・・トレー、19・・・・・・噴霧器、20
…・・・還流パン、22・・・・・・スクラツバー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 還流流れが精留塔に入つた後で且つそれが還流戻し
    トレーに流れる前に該還流流れの温度を化合物の逆昇華
    温度よりも高い値に上昇させることによつて該精留塔で
    固形物を形成する化合物の逆昇華を回避する方法であつ
    て、(a) 前記精留塔で前記還流戻しトレーより上方
    に位置された噴霧器に前記還流流れを通して落下する液
    滴の噴霧を形成し、(b) 前記還流戻しトレーと前記
    噴霧器との間に位置された煙突トレー上に前記の落下す
    る液滴を加熱した還流として集め、この場合に前記煙突
    トレーは、前記還流戻しトレーから該煙突トレーを経て
    上昇する熱蒸気を運ぶ煙突を収容し、しかも前記煙突ト
    レーは、該煙突トレー上に集められる加熱した還流の温
    度が前記化合物の昇華温度よりも高くなるように前記熱
    蒸気から前記落下液滴への十分な熱伝達を可能にするの
    に十分な距離で前記噴霧器の下に位置づけされ、そして
    (c) 前記の加熱した還流を前記煙突トレーから前記
    還流戻しトレーに送る、ことからなる、精留塔で固形物
    を形成する化合物の逆昇華を回避する方法。 2 化合物が塩化アンモニウムからなる特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 3 煙突トレー上にある加熱した還流の温度が化合物の
    逆昇華温度よりも10〜40°F(6〜22℃)高いこ
    とからなる特許請求の範囲第1項記載の方法。
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