JPS6040934Y2 - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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Publication number
JPS6040934Y2
JPS6040934Y2 JP1981144809U JP14480981U JPS6040934Y2 JP S6040934 Y2 JPS6040934 Y2 JP S6040934Y2 JP 1981144809 U JP1981144809 U JP 1981144809U JP 14480981 U JP14480981 U JP 14480981U JP S6040934 Y2 JPS6040934 Y2 JP S6040934Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circumferential surface
rotating shaft
bearing case
sealing means
sealing
Prior art date
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Expired
Application number
JP1981144809U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58112771U (ja
Inventor
俊樹 小野
義昭 大野
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by エヌオーケー株式会社 filed Critical エヌオーケー株式会社
Priority to JP1981144809U priority Critical patent/JPS6040934Y2/ja
Publication of JPS58112771U publication Critical patent/JPS58112771U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6040934Y2 publication Critical patent/JPS6040934Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は密封装置に関するもので、特に洗濯機用に用い
て有用な密封装置を提供するものである。
従来、被密封流体が水、アルコール等の場合、回転軸と
シール手段との間の摺動部における発熱現象等により、
被密封流体が摺動部より蒸発し、被密封流体と反対側に
侵入し、ついで、この蒸気が液体にもどるという過程を
くりかえしてベアリング内に侵入し、遂にはべLリング
を腐蝕させるという問題を惹起していた。
この侵入蒸気によるベアリングの腐蝕を防止するために
、蒸発した被密封流体を外部へ放出してやる手段を備え
た例として、実開昭54−176的公報第2図に示す構
造のものが知られている。
この従来技術を第一1図に基づいて説明すると、ベアリ
ング3を防護する第1の密封部材30は、ベアリングケ
ース4に嵌合する外周嵌合部21の内周面が第2の密封
部材20の嵌合を受は入れる嵌合内周面を形成しており
、空所A内の作用液の漏出を防止する第2の密封部材2
0は、回転軸2の局面と密封摺動するシールリップ27
を備え、前記第1の密封部材30の外周嵌合部の嵌合内
周面32と互いに嵌合する嵌合外周面25を有する嵌合
円筒部24から径方向外方へ広がるつば部26により、
ケーシング底部1の下面の凹部33に密封的に圧接する
内周面シールリップ22及び端面シールリップ23が支
えられている。
第1の密封部材30と第2の密封部材20が互いに嵌合
する接合部に、少なくとも1条の流通溝34が設けられ
て、図上に矢印をもって示す如く、空所Bを外部大気に
連通させている。
上述した従来技術の密封装置においては、流通溝34が
第1の密封部材30と第2の密封部材20との嵌着面間
に設けられる態様となっているため、構造が複雑で製造
コストが高くなる欠点を有していた。
本考案は、上述した従来技術の欠点を解消するために、
断面路り字形状の第1の金属補強環の径方向内端に、回
転軸の外周面と密封摺動するゴム状弾性材製の第1のシ
ールリップを一体的に設けるとともに、第1の金属補強
環の第1の軸方向部分の外周面をベアリングケースの内
周面に嵌着させた第1のシール手段と、略2字状の断面
形状に形成し、第1の軸方向部分の軸方向端部に嵌着さ
せた第2の金属補強環の径方向内端に、回転軸と密封摺
動するゴム状弾性材製の第2のシールリップを設けると
ともに、第2の金属補強環の径方向外端から軸方向に伸
び、底部の径方向内周面と密接する突起を付してベアリ
ングケースに外嵌させるガスケット部を設けた第2のシ
ール手段とを組み合わせて、回転軸の外周面、第1のシ
ール手段及び第2のシール手段に囲まれる環状の空所を
外部大気に連通させるために、第1の軸方向部分に貫通
孔を穿つとともに、ガスケット部とベアリングケースと
の嵌合部に連通溝による流通間隙を形成することにより
、環状の空所内に侵入した蒸気が、容易に外部大気に排
出されるようになすものである。
ついで、本考案の一実施例を第2図に基づいて詳細に説
明する。
被密封流体を溜めるケーシングの底部1を貫通して伸び
ている回転軸2は、ベアリング3を介してベアリングケ
ース4に支承されており、一方、第1のシール手段7と
第2のシール手段12との組立体は、ベアリングケース
4の内周面に嵌合保持されている。
第1のシール手段7は、断面路り字状の第1の金属補強
環5の径方向内端に、回転軸2の外周面と密封摺動する
ゴム状弾性材製の第1のシールリップ8を一体的に有す
るとともに、第1の金属補強環−5の第1の軸方向部分
6の外周面がベアリングケース4の内周面に嵌着する構
成となっている。
第2のシール手段12は、略2字状の断面形状を呈する
第2の金属補強環10の外周面が第1の軸方向部分6の
軸方向端部に嵌着され、該第2の金属補強環10の径方
向内端に、回転軸2の外周面と密封摺動するゴム状弾性
材製の第2のシールリップ13を有するとともに、第2
の金属補強環10の径方向外端から軸方向に伸び、底部
1の径方向内周面と密接するとともに、ベアリングケー
ス4外周面と嵌合するガスケット部14を付されている
ガスケット部14は、複数条の突起18により底部1の
径方向内周面と密接し、内周面に設けられた軸方向に伸
びる複数本の溝16により流通間隙15を形成している
この様な構成の密封装置において、回転軸2周面、第1
のシール手段7及び第2のシール手段12に囲まれる環
状の空所17内の蒸気を含む気体は、貫通孔9及び連通
溝16により形成された流通間隙15を通って外部大気
中に放出される。
本考案の密封装置は、上述した構成を備えていることに
より、以下に述べる様な効果を有する。
■ 空所17内の気体の排出を行なうための排出通路が
、第1のシール手段の第1の軸方向部分に設けた貫通孔
により構成されているために、全体として排出径路が短
くなり、空所17内の気体の排出が効率的になされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係る密封装置の断面図であり、第2
図は本考案の一実施例を示す断面図である。 1・・・・・・底部、2・・・・・・回転軸、3・・・
・・・ベアリング、4・・・・・・ベアリングケース、
5・・・・・・第1の金属補強環、6・・・・・・第1
の軸方向部分、7・・・・・・第1のシール手段、訃・
・・・・第1のシールリップ、9・・・・・・貫通孔、
10・・・・・・第2の金属補強環、12・・・・・・
第2のシール手段、13・・・・・・第2のシールリッ
プ、14・・・・・・ガスケット部、15・・・・・・
流通間隙、16・・・・・・連通溝、17・・・・・・
空所、18・・・・・・突起、20・・・・・・第2の
密封部材、21・・・・・・外周嵌合部、22・・・・
・・内周面のシールリップ、23・・・・・・端面シー
ルリップ、24・・・・・・嵌合円筒部、25・・・・
・・嵌合外周面、26・・・・・・つば部、30・・・
・・・第1の密封部材、32・・・・・・嵌合内周面、
33・・・・・・凸部、34・・・・・・流通溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被密封流体を溜めるケーシングの底部1を貫通する回転
    軸2、ベアリング3を介して前記回転軸2を支承するベ
    アリングケース4、断面略り字形状の第1の金属補強環
    5の径方向内端に一体的に形成されて前記回転軸2の外
    周面と密封摺動するゴム状弾性材製の第1のシールリッ
    プ8を一体的に有するとともに、前記第1の金属補強環
    5の第1の軸方向部分6の外周面を前記ベアリングケー
    ス4の内周面に嵌着された第1のシール手段7及び略2
    字状の断面形状を呈し、前記第■の軸方向部分6の軸方
    向端部に嵌着された第2の金属補強環10の径方向内端
    に、前記回転軸2の外周面と密封摺動するゴム状弾性材
    製の第2のシールリップ13を有するとともに、前記第
    2の金属補強環10の径方向外端から軸方向に伸び、前
    記底部1の径方向内周面と密接する突起18を付されて
    、前記ベアリングケース4と嵌合するガスケット14を
    有する第2のシール手段12よりなり、前記第1の軸方
    向部分6に貫通孔9を穿たれるとともに、前記ガスケッ
    ト部14と前記ベアリングケース4との間に連通溝16
    を有することにより、前記回転軸2の周面、前記第1の
    シール手段7及び前記第2のシール手段12に囲まれる
    空所17内を外部大気へ連通させている密封装置。
JP1981144809U 1981-09-28 1981-09-28 密封装置 Expired JPS6040934Y2 (ja)

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JP1981144809U JPS6040934Y2 (ja) 1981-09-28 1981-09-28 密封装置

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JPS58112771U JPS58112771U (ja) 1983-08-02
JPS6040934Y2 true JPS6040934Y2 (ja) 1985-12-11

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ID=30101650

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