JPS6040666Y2 - 救命ロ−プ付き防舷材 - Google Patents

救命ロ−プ付き防舷材

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Publication number
JPS6040666Y2
JPS6040666Y2 JP2514782U JP2514782U JPS6040666Y2 JP S6040666 Y2 JPS6040666 Y2 JP S6040666Y2 JP 2514782 U JP2514782 U JP 2514782U JP 2514782 U JP2514782 U JP 2514782U JP S6040666 Y2 JPS6040666 Y2 JP S6040666Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fender
rope
quay
rubber
main body
Prior art date
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Expired
Application number
JP2514782U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58129924U (ja
Inventor
了介 斎藤
Original Assignee
住友ゴム工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 住友ゴム工業株式会社 filed Critical 住友ゴム工業株式会社
Priority to JP2514782U priority Critical patent/JPS6040666Y2/ja
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Expired legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B59/00Hull protection specially adapted for vessels; Cleaning devices specially adapted for vessels
    • B63B59/02Fenders integral with waterborne vessels or specially adapted therefor, e.g. fenders forming part of the hull or incorporated in the hull; Rubbing-strakes

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、誤って海中に転落した港湾作業員や船客、釣
人などが自刃で岸壁上までよじ登り生命の危機から脱す
るため利用できるゴム製防舷材に関する。
近年、港湾の岸壁や護岸施設等の構造物が直立構造とな
ってきたことに伴って、誤って海中へ転落した港湾作業
具等が自刃で該構造物をよじ登り、海中から脱出するこ
とが困難になってきた。
そのため、今日では先のような場合の安全対策として自
刃救助用梯子を配置することが義務づけられているが、
現在広く採用されている鉄製梯子は、船舶の着岸時舷側
板が衝突すると、梯子自体はもとより船舶の舷側板をも
傷付けるので、通常は船舶の着岸に邪魔にならない場所
に設置され、したがって各梯子の設置間隔は極めて広い
ものとなっている。
一方、厳寒時海中を着衣のま)で泳ぎ得る距離は普通3
077L程度と云われている。
このような極限状態でない場合でも、泳ぎの不得手な者
にとっては先の自助用梯子の設置位置まで泳ぎ着くこと
すら困難な場合が多い。
したがって、自助用梯子はより短距離間隔で設置される
ことが望ましく、かつ該梯子は船舶の衝突により梯子自
体はもとより船舶の舷側板をも傷付けない構造であるこ
とが好ましい。
本考案は上述の実情に鑑み、既に岸壁構造物等の保護の
ため、通常約477L〜15rrLの間隔で壁面に取付
けられているゴム製防舷材に着目し、これに登畢用手掛
り及び足掛りとなる自助用ロープを取付けることにより
、岸壁構造物の付帯設備として最適な緊急救助手段を提
供するものである。
本考案は上述の通り従来公知の岸壁取付型のゴム製防舷
材を活用する。
この形式の防舷材には、1丸形防舷材ヨと呼ばれる円筒
形のもの(第6図イ参照)や、断面形状が半円形、四角
形、又は逆V字状(第6図口、ハ、二参照)など各種形
状を呈する横長中空防舷材がある。
これらの他、第5図に示すように、一対の断面“■″字
状ゴム防舷材1,1′の端部間に受衝板材8が架設され
た1組立式防舷装置ヨも利用できる。
本考案によれば、上に例示した各種防舷材から任意のも
のが選択され、例えば第1図の実施例に示すごとく、該
防舷材1はその主体部1aに長手方向を横切る方向に沿
って一定長さi毎に切込み2を形成された上、各切込み
2内に救命ロープ3が差し渡し配置される。
切込み2は例示のごとく、取付部1bを除いて主体部1
aのみに形成されるが、その深さdは頂面aから少なく
とも防舷材の高さhの50%以上とされるのが好ましい
その理由は、該防舷材1が船舶による圧縮作用で最大限
の高さhの約50%程度まで挫屈変形するので、この変
形の際、ロープ3が切込み2から脱出する恐れがあり、
又一旦脱出すると、元の切込み内へスムースに復帰せず
、防舷材の復元を阻害することになる恐れがある。
又、切込み2を形成する間隔iは約30cmないし50
cmの範囲とされるのが望ましい。
何故ならば、前記間隔iは即ちロープ3の配置間隔でも
あるが、海中転落者が該ロープ3を手掛り又は足掛りと
して一段宛よじ登るのにそれ程困難を伴なわない距離は
前記範囲である。
ロープは綿、麻、ポリアミド(ナイロン)など各種繊維
材料でつくられたものの他、これらにゴム被覆したもの
、又はゴム被覆ワイヤなどにより構成される。
又ロープはよく目立つように黄色など適当な色彩に着色
されうる。
ロープの両端部は、防舷材を岸壁に固定するため用いら
れているアンカーボルトを利用して該防舷材の取付部に
固定されてもよいし、又前記ボルトによる固定のほか、
通常、防舷材の取付部内に埋設されている補強鉄板を利
用し、該鉄板に適当間隔で溶接された取付金具により前
記取付部に固定されてもよい。
以上のごとく構成された本案防舷材は、その長手方向を
水面に対して直交するように1タテ付はヨされて使用さ
れるのが本考案の目的上好ましい。
しかし、これを水面と平行する1ヨコ付はヨとされた場
合でも、これにより岸壁上までよじ登ることはできない
までも、水中転落者が本考案防舷材に取付けられたロー
プに掴まり他人の救助を待つための補助救命手段として
利用されることができる。
本考案は、以上の通り、元来船体及び岸壁構造物の保護
のため設置されているゴム製防舷材を有効に活用し、こ
れに一定間隔毎に切込みを設けて各切込み内に登畢用手
掛り、足掛りとなるロープを差し渡し配置したので、厳
寒時の海中に転落した人、又は水泳の不得手な海中転落
者でも容易に最寄りの防舷材まで泳ぎ着くことができ、
前記のロープを利用した岸壁上まで安全に脱出できる。
しかも、本考案が横長中空防舷材に適用された場合、次
のような効果もある。
即ち該防舷材の主体部に切込みを形成したことにより、
該防舷材の長さが所望に応じてより長くされた場合、長
手方向への変形が困難となり、それに伴って反力が設計
値以上に増大して所期のエネルギー吸収性能を発揮しえ
なくなるという欠点をも解消する。
なお、防舷材の長さの増加が成る値以上となると、反力
の増加率が設計値以上になるという事実に関しては、本
出願人が既に特許出願した発明(特願昭56−1522
64号)の明細書中詳細に説明されているが、参考まで
にその内容を概説すると、例えば長さを3倍としたとき
、理論上では反力も3倍に増加すると考えられているが
、本出願人が行った実験によれば、実際の防舷材におけ
る反力の増加率は理論値よりもかなり大きいことが伴っ
た。
これは防舷材の幅方向への変形および長手方向への変形
のうち、殊に後者の変形が防舷材の長さの増加に伴って
困難となることによる。
そこで、本考案におけるがごとく、防舷材の主体部を長
手方向へ一定間隔毎に長手方向を横切る方向の切込みを
形成すれば、単位長さをより短かくされた主体部の各区
分は長手方向への変形が容易となり、はS゛設設計連通
のエネルギー吸収性能を発揮できることになる。
以下本考案の実施例につき説明する。
第1図は本考案を適用したrv形ヨ防舷材(断面形状が
逆V字形のもの)の平面図、第2図は第1図防舷材の断
面図である。
本例防舷材1は長さ11200mm、高さh 400m
mの寸法に形成され、又その主体部1aは該防舷材の長
手方向を横切る方向に沿って一定間隔(i =400m
m)毎に複数の切込み2,2を形成されている。
なお各切込み2は、主体部1aの全高h′に亘り切り下
げられている。
各切込み2内にはポリアミドロープ(ナイロンロープ)
3が嵌め込まれ、又該ロープ3の両端部は、防舷材1の
取付部1bに埋込まれている補強鉄板4に溶接された取
付金具5に対して取付環6により着脱可能に固定されて
いる。
さらに、本例防舷材1は、図中点線で示すように、補助
ロープ3aが防舷材固定用アンカーボルトに7を利用し
て取付けられており、該ロープ3aは、海中転落者が主
ロープ3に取り着くまでの補助の手掛り及び足掛りの役
割を果す。
以上構成の本例防舷材1は第3図に示す通り、岸壁に対
して1タテ付はヨされて使用される。
勿論、先述の通り1ヨコ付はヨされて使用される場合も
ありうる。
第4図は他の実施例による防舷材を示す断面図で、本例
では切込み2が主体部1aの高さh′の約1/2に相当
する深さまで切込まれている点で前例のものと異なる。
第5図は本考案を大型船舶用として開発された1組立式
防舷装置、に適用した実施例を示す斜視図である。
本例装置は、一対のゴム防舷材1゜1′と、各防舷材1
,1′の一端部間に亘って架設された受衝板材8とから
なり、前記各防舷材1゜1′の他端部はアンカーボルト
7により岸壁に取付けられている。
各防舷材1,1′は高さhlooomm、長さ1150
0鴫の寸法に形成され、又その長手方向へ間隔i(約3
50mm)毎に切込み2・・・・・・が形成されている
各切込み2には、ロープ3が防舷材1の内・外面に亘っ
て差し渡され、かつその両端部は、防舷材1の取付部1
bに取付金具5及び取付環6により着脱可能に固定され
てる。
本例装置の場合にも、図中点線で示すように補助ロープ
3aを付設することができる。
本考案は、以上の通り、自体船舶から受ける衝撃力を吸
収緩和しうるゴム製防舷材に緊急避難手段を兼ね備えさ
せ、もって港湾設備の改善に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による防舷材の平面図、第2
図は第1図中、線A−Aに沿う断面図、第3図は第1図
防舷材の岸壁への取付態様を示す斜視図、第4図は本考
案の他の実施例による防舷材の断面図、第5図は本考案
の更に他の実施例による防舷装置の斜視図、第6図は各
種の公知防舷材の側面図である。 1、 1’:防舷材、1a:1の主体部、1b:1の取
付部、2:切込み、3:ロープ、3a:補助ロープ、4
:補強鉄板、5:取付金具、6:取付環、7:アンカー
ボルト、8:受衝板材。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)岸壁に固定されたゴム製防舷材の取付部を除く主
    体部が、該防舷材の長手方向を横切る方向に沿って一定
    長さ毎に区切られ、かつ各区分の間隙内に、両端部を該
    防舷材の取付部に固定された救命ロープが差し渡し配置
    されていることを特徴とする救命ロープ付き防舷材。
  2. (2)ゴム製防舷材の各区分が、該防舷材の主体部をそ
    の長手方向へ約30cmないし約50cmの一定長さ毎
    に該長手方向に直交する方向に沿って切り込むことによ
    り形成されている実用新案登録請求の範囲第(1)項記
    載の救命ロープ付き防舷材。
JP2514782U 1982-02-23 1982-02-23 救命ロ−プ付き防舷材 Expired JPS6040666Y2 (ja)

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JP2514782U JPS6040666Y2 (ja) 1982-02-23 1982-02-23 救命ロ−プ付き防舷材

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JP2514782U JPS6040666Y2 (ja) 1982-02-23 1982-02-23 救命ロ−プ付き防舷材

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Publication Number Publication Date
JPS58129924U JPS58129924U (ja) 1983-09-02
JPS6040666Y2 true JPS6040666Y2 (ja) 1985-12-09

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JP2514782U Expired JPS6040666Y2 (ja) 1982-02-23 1982-02-23 救命ロ−プ付き防舷材

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