JPS6040569Y2 - 高炉々底部の熱状況測定構造 - Google Patents

高炉々底部の熱状況測定構造

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JPS6040569Y2
JPS6040569Y2 JP949584U JP949584U JPS6040569Y2 JP S6040569 Y2 JPS6040569 Y2 JP S6040569Y2 JP 949584 U JP949584 U JP 949584U JP 949584 U JP949584 U JP 949584U JP S6040569 Y2 JPS6040569 Y2 JP S6040569Y2
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JP
Japan
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thermal
blast furnace
information extraction
circumferential direction
extraction branch
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JP949584U
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JPS60122354U (ja
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武 矢場田
成 高野
健文 堀内
剛雄 川手
信幸 永井
晋 八谷
Original Assignee
株式会社神戸製鋼所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高炉々底部の熱情報を該炉底部の周方向から集
めて熱状況を測定する構造に関し、詳細には鉄皮外部の
散水冷却効率に悪影響を与えない様に鉄皮外部の構造を
簡素化したものである。
高炉4体の冷却は高炉寿命の延長にとって不可欠の操業
管理項目となっており、種々の冷却方式が採用されると
共に脆化や侵食に対する補修技術も改良に改良を重ねて
いる。
ところが高炉々底部の煉瓦については有効な補修方法が
知られていないため、脆化や侵食を少しでも遅らせるこ
とに専念する他なく、散水等による強制冷却を施してい
る。
又一方ではシャフト部等における前記補修のタイミング
を判断し或は炉底部の脆化や侵食状況を監視する必要が
あり、例えば熱電対を感温点として収納したシース型の
温度計や熱流計(以下熱状況測定装置という)が開発さ
れている。
第1図は従来の汎用型熱状況測定装置を示す一部破断説
明図であって、1は保護用外装管、2は熱状況取出管を
示し、フランジ3を介して左側は煉瓦内に埋設され、右
側が鉄皮外に取出される。
T□〜T5の各点は感温点であり夫々から得られる熱情
報は引出線4を経由して鉄皮外に取出される。
即ち従来の汎用型熱状況測定装置は図示の如く真直ぐな
棒状体であるから、これを用いて高炉煉瓦内の熱情報を
集めようとすれば、高炉側壁部及び炉底部の如何に係わ
りなく、第2図に示す様゛な埋設配置をとらざるを得す
、第3図に示す如き状況が生じて散水冷却効率の低下が
余儀なくされている。
第2図は高炉々底部を輪切り状に横断して示す説明図で
、保護用外装管1が煉瓦6に対して放射方向に多数(図
では24本)挿入され夫々の先端を炉内部7に向ける様
に埋設され、フランジ3及び熱情報取出管2が鉄皮5の
外側に突出している。
そしてこの様な水平面上の埋設構造が高さ方向に亘って
同じ様に数段繰り返されているが、これらのうち1本の
熱情報取出管2に注目して第2図の矢印■方向から見た
のが第3図であって、鉄皮に沿って上方から流れてくる
冷却水は、第3図の矢印Wで示す様に取出管2で遮られ
、該取出管2の直下部Aには冷却水が十分行き届かない
という状態が発生することが判明し、該直下部Aにおけ
る鉄皮温度は他の部分よりも温度が高くなっているとい
う事実を知った。
この様な高温部は各取出管2毎の直下部A(以下散水冷
却効率の低下部Aということもある。
)で観測されるが、第2図の実施例であればその数は2
4箇所に及び、この水平構造が高さ方向に4段繰返され
るとすればその総数は96箇所にもなり、高炉鉄皮の散
水冷却効率は著しく阻害される。
この様な周方向(更には高さ方向)における冷却の不均
一は、高炉煉瓦の耐脆化特性に対して無視し難い悪影響
を与えるものと思われ、上述の状況は速やかに改められ
なければならない。
本考案はこの様な情況を憂慮してなされたものであって
、散水冷却の必要性と熱的情報入手の必要性はいずれも
駆動できるものではないとの立場から、これらを同時に
満足することのできる方策を求めて研究を重ね、以下詳
述する特殊な熱状況測定構造を確立するに至った。
即ち本考案に係る熱状況測定構造とは、湾曲外装管内に
該外装管の長さ方向に沿って複数個の感温点が配置され
、且つ該外装管の任意の1点から遠心側方向に向けて熱
情報取出支管を形成してなる測定管を、湾曲管部が高炉
々底の周方向に埋設され熱情報取出支管が高炉鉄皮外へ
突出する様に配設することによって高炉々底部の周方向
から熱情報を集めて高炉鉄皮外へ取出す様に構成した点
に要旨が存在するものである。
第4図は本考案で用いる熱状況測定装置を示す一部破断
説明図であって、1′は湾曲外装管、2′は熱情報取出
支管、3はフランジ、T1〜T6は感温点を示す。
但し感温点の数及び間隔等は本考案を限定しない。
第5図は感温点T2付近の拡大説明図で、10はシース
型熱電対であって、その内部には熱電効果を示す1対の
金属線8,8′が絶縁的(9は絶縁性耐火材)に配線さ
れると共に先端側(図の右上方)は測定接点即ち感温点
T2(以下代表的に言うときはTと表記する)を構成す
る。
そして上記構成のシース型熱電対10が第4図に示す如
く外装管1内に絶縁的(9′は絶縁性耐火材)に収納さ
れるが、このとき感温点TがT1〜T6で示す様に長さ
方向に異なった位置を占める様に配設する。
尚上記説明は熱電対方式の場合を述べたが、シース型抵
抗温度計に置き換えることも可能である。
尚第1図に示した直線状の熱状況測定装置では、例えば
実開昭55−1014咥において開示した如く感温点T
の先端側にダミー棒と称する1測定液点のないシース型
熱電対J(第1図の鎖線部)を取付け、該ダミー棒中に
も金属線8,8′を絶縁的に配設することによって長さ
方向への伝熱性能を可及的等しくするという配慮を払っ
たが、本考案の熱状況測定装置では長さ方向への伝熱が
問題となることはなく、第6図以降の説明から理解され
る様に幅方向(第4,5図の矢印P方向)への伝熱が問
題となるだけであるから、第4,5図に示される如くダ
ミー棒の取付けを省略することもできる。
もつともダミー棒を設けるか否かは測定精度に対して重
大な影響を与えないので、いずれの場合も本考案に包含
される。
又第4図では湾曲外装管1′の円弧長さを中心角が約9
0度になる様なものとし、更に熱情報取出支管2′を湾
曲外装管1′の端部に取付ける例を示したが、第6図以
降の説明から理解される様に中心角は自由に変更できる
腰又熱情報取出支管2′の取付は位置も自由に設定でき
る。
即ち第6〜11図は上述の如き熱状況測定装置の使用状
態を示す平面説明図であり、熱状況測定装置自体の変形
態様及び夫々の配置例を示すが、いずれの例も周方向の
感温点数は12とし、各感温点は夫々黒丸印で表わす。
まず第6図の例は前記中心角が約90度の湾曲外装管1
′を周方向に4本配列した例を示し、鉄皮外に突出する
熱情報取出支管2′の数が4本である。
第7図では前記中心角が約120度のものを3本用い熱
情報取出支管2′の突出数は3本である。
第8,9図では前記中心角が約180度及び360度の
ものを2本及び1本用い、熱情報取出支管2′の突出数
は2本及び1本である。
次に第10図は第8図に対応する配置例であるが、熱情
報取出支管2′を湾曲外装管1′の任意の位置(図では
長さ方向の略中間位置)に取付けている。
第11図は各感温点が煉瓦6の深さ方向の異なる点(図
では3点)に配置された例であり、周方向だけでなく深
さ方向の異なる点における熱情報を得ることができるの
で、煉瓦の脆化や侵食状況についてより高精度の監視を
行なうことができる。
但し第11図の例では中心角が約90度の熱状況測定装
置を用いているので熱情報取出支管2′の突出数が増加
し本考案の趣旨に沿い難くなっている。
従ってこの様な弊害を防止する為には第8〜10図に示
した如き中心角の大きい(従って熱情報取出支管2′の
少ない)熱状況測定装置を用いることが推奨される。
又図示しないが、第6〜11図の如き水平面配置を高さ
方向に数段重ねて高さ方向からも熱情報を得たい場合が
ある。
この時は勿論第6〜11図の水平面配置をそのまま高さ
方向にシフトさせることもできるが、熱情報取出支管2
′の突出位置に垂直方向において完全に一致し、第3図
の様にして発生する散水冷却効率の低下部Aが、その数
は少ないとは言え垂直方向に重なることになって煉瓦の
耐脆化特性に悪影響を与える恐れもあるので、前記水平
面配置を円周方向に少しづつずらせて高さ方向に重ね合
わせることにより、散水冷却効率の低下部Aが垂直方向
において一致しない様に位置換えすることが推奨される
本考案は上記の様に構成されているので、鉄皮外に突出
する熱情報取出支管の数が減少した。
従って該支管の下方に形成される散水冷却効率低下部の
数も少なくなり、高炉の底部の周方向及び高さ方向にお
ける冷却効率が実質的に向上する。
ある実施例によれば熱情報取出支管直下部の鉄皮温度は
、その他の部分における鉄皮温度よりも平均して3度高
いことが報告されており、本考案を採用すればこの様な
高温部の数が劇的に減少することになり、しかもこの効
果が数年間に亘って持続的に発揮されるので、高炉煉瓦
の脆化や侵食を相当遅延させることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は汎用型熱状況測定装置の一部破断説明図、第2
図はその配置例を示す説明図、第3図は冷却効率低下部
の発生原因を示す説明図、第4図は本考案で使用される
熱状況測定装置の一部破断説明図、第5図はその要部を
拡大して示す説明図、第6〜11図は本考案の熱状況測
定構造を示す説明図である。 1′・・・・・・湾曲外装管、2′・・・・・・熱情報
取出支管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高炉々底部の熱状況を周方向に多点測定する為の熱状況
    測定構造において、湾曲外装管内に該外装管の長さ方向
    に沿って複数個の感温点が配置され、且つ該外装管の任
    意の1点から遠心側方向に向けて熱情報取出支管を形成
    してなる測定管を、湾曲管部が高炉々底の周方向に埋設
    され熱情報取出支管が高炉鉄皮外へ突出する様に配設す
    ることによって高炉々底部の周方向から熱情報を集めて
    高炉鉄皮外へ取出す様に構成したことを特徴とする高炉
    々底部の熱状況測定構造。
JP949584U 1984-01-26 1984-01-26 高炉々底部の熱状況測定構造 Expired JPS6040569Y2 (ja)

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JP949584U JPS6040569Y2 (ja) 1984-01-26 1984-01-26 高炉々底部の熱状況測定構造

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JP949584U JPS6040569Y2 (ja) 1984-01-26 1984-01-26 高炉々底部の熱状況測定構造

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Publication Number Publication Date
JPS60122354U JPS60122354U (ja) 1985-08-17
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ID=30489768

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JPH042903Y2 (ja) * 1985-08-09 1992-01-30

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JPS60122354U (ja) 1985-08-17

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