JPS6040422B2 - 置換1‐アルキルチオフエニル―2,3,4,5―テトラヒドロ―1h―3―ベンズアゼピン化合物 - Google Patents

置換1‐アルキルチオフエニル―2,3,4,5―テトラヒドロ―1h―3―ベンズアゼピン化合物

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JPS6040422B2
JPS6040422B2 JP53004768A JP476878A JPS6040422B2 JP S6040422 B2 JPS6040422 B2 JP S6040422B2 JP 53004768 A JP53004768 A JP 53004768A JP 476878 A JP476878 A JP 476878A JP S6040422 B2 JPS6040422 B2 JP S6040422B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はその1ーフェニル基が低級アルキルチオのよう
な官能性硫黄含有基で置換された構造を有する新規1ー
フェニルー2・3・4・5ーテトラヒドローIH−3−
ペンズアゼピン化合物に関する。
これらのうち重要な化合物はさらにペンズアゼピン核の
6−位にハロゲン原子を有する。これらの化合物は薬効
を有する化合物、ことにその末梢ドーパミン作用性活性
による利尿薬および/または心臓血管薬として有用であ
る。しかして、本発明は該化合物を含有するドーパミン
作用性活性を有する医薬組成物および該化合物を用いて
ドーパミン作用性活性を発揮させる方法も包含する。こ
れらの化合物は中枢ドーパミン受容体における活性によ
り抗パーキンソン症候群活性を予測する公知の動物テス
トにおいて該メチルチオ基を欠く化合物よりも相対的に
弱い活性を示す。
したがって、一般に、該化合物は実質的な末梢ドーパミ
ン作用性活性および弱い中枢ドーパミン作用性活性を有
する。本発明の化合物の構造は1−フェニルテトラヒド
ロ−IH−3ーベンズアゼビン系の1ーフエニル上に硫
黄含有置換基、例えば、低級アルキルチオ基を有するこ
とにより特徴づけられる。
該化合物は式:〔式中、Rは水素;R,は水素またはハ
ロゲン(塩素、臭素、フッ素、ヨウ素);R2およびR
3は、各々、水素、低級アルキル、または低級アルカノ
イル;R4は低級アルキルチオ、低級アルキルスルフイ
ニル、低級アルキルスルホニル、トリフルオ。
メチルチオまたはジメチルスルホニウムハラィド(−S
(CH3)2×のような官能性硫黄含有基を意味し、R
4は1−フヱニル基のメタまたは、ことにパラ位が好ま
しい〕で示される。
本明細書で用いる「低級アルキル」なる語は炭素数1〜
5の道鎖または分枝鎖状アルキル基が包含される。
低級アルカノィル基は2〜5個の炭素原子を有する。ジ
メチルースルホニウム基に関して用いる符号×はクロラ
ィド、フロマィドまたはァィオター・ィドのような通常
用いられるハラィド、トシレートまたはメシレートのよ
うな非毒性の医薬上許容されるァニオンを意味する。最
大の生物学的活性にはR20およびR30はヒドロキシ
が好ましい。
本発明の化合物のうち好ましいものは、R2およびR3
が同一で水素、メチルまたはアセチル・R4がメチルチ
オ、メチルスルホニル、メチルスルフイニルまたはジメ
チルスルホニウムブロマイド(好ましくはメタまたはパ
ラ位)の式〔1〕の化合物である。
さらに好ましい化合物は式:〔式中、R,はクロロまた
は水素;R4はpーメチルチオ、mーメチルスルホニル
またはp−ジメチルスルホニウムブロマイドを意味する
〕で示される。
式〔1〕の遊離塩基と同じ有用性を有する医薬上許容さ
れる酸付加塩は無機または有機酸、例えばマレィン酸、
フマル酸、安息香酸、アスコルビン酸、パーモ酸、コハ
ク酸、ピスメチレンサリチル酸、メタンスルホン酸、ェ
タンジスルホン酸、酢酸、シュウ酸、プロピオン酸、酒
石酸、サリチル酸、クエン酸、グルコン酸、アスパラギ
ン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ィタコン酸、グリ
コール酸、p−アミノ安息香酸、グルタミン酸、ベンゼ
ンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸、シクロヘキシ
ルスルフアミン酸、リン酸、硝酸などから公知の方法で
製造される。
同様にョウ化メチル、gゥ化エチル、塩化ペンジルなど
の有機ハラィドから製造される第4級塩も包含される。
ある種の1−フエニル−2・3・4・5ーテトラヒドロ
−IH−3ーベンズアゼピンはその一般的製法も含め、
米国特許第3393192号、英国特許明細書第111
8688号およびスイス国特許第555831号に記載
されている。しかしながら、これらの文献には低級ァル
キルチオ置換1ーフェニル化合物についても、いずれの
種類の6一置換化合物についても、また、1ーフェニル
基を官能性硫黄含有基で置換することによる生物学的利
点についても何ら記載されていない。明らかなように、
式〔1〕の化合物は光学的対掌体として存在しえ、dま
たは1光学異性体に分割できる。
光学異性体の分割はその塩基もしくは固体誘導体の光学
活性酸との塩を適当な溶媒から分別結晶させることによ
り都合よく行なえる。本明細書においては特に断らない
限り分離された異性体またはその混合物にかかわらず、
全ての異性体を包含する。異性体を分離すると、所望の
薬効は一般に一方の異性体、通常、d−異性体の方に優
勢である。式〔1〕の化合物は一般に式: 〔式中、Rは水素、低級アルキル、ベンジル等;R,は
水素、ハロゲンまたはトリフルオロメチル;R2および
R3は低級アルキルまたは両方が一諸になってメチレン
またはエチレン;R4は前記の化学的不活性置換基を意
味する〕で示される中間体から、三フッ化ホウ素エーテ
ル銭化合物、硫酸の単独またはトリフルオロ酢酸のよう
な適当な溶媒との併用、ポリリン酸、臭化水素酸あるい
は公知の同様な環化剤による分子内塚化により製造され
る。
混合アルコキシまたはN−アルキル、アルケニルもしく
はペンジル置換化合物は適当なフェネチルアミン出発物
質を選択することにより製造される。
R2およびR3が水素の化合物をもっとも簡単に得るに
は、対応するメトキシ置換化合物を、例えば、塩化メチ
レンのような適当な溶媒中、冷時または室温で三臭化ホ
ウ素を用いて特異的に脱メチル化する。この方法の出発
物として用いるフェネチルアミンは公知であるか、米国
特許第3211792号、ケミカル・アブストラクト8
0.5398、米国特許第斑69474号、米国特許第
斑0483針号または本明細書の実施例に開示する方法
で製造される。
前記式〔m〕の中間体は当モル量のアルキルチオ置換ス
チレンオキサィドと3・4−ジァルコキシフェネチルア
ミン(いずれも公知であるか、公知の方法で製造される
)を、溶媒を用いずに、あるいはテトラヒドロフランの
ような不活性有機溶媒中で加熱することにより都合よく
製造される。
好ましくは、この加熱は蒸気裕上または還流温度で3〜
2蝿時間行なう。所望のスチレンオキサイドは水素化ナ
トリウムとトリメチルスルホニウムアィオダイドから得
られるィリド誘導体を適宜置換されたペンズアルデヒド
と反応させて都合よく製造される。以下に出発物質なら
びに本発明化合物製造の適当な例を説明する。ジアルカ
ノイルオキシ誘導体、例えば、重要な7・8−ジアセト
キシ化合物は、6ーハロ−7・8−ジヒドロキシー1−
アルキルチオ(スルフイニルもしくはスルホニル)フエ
ニル−2・3・4・5−テトラヒドローIH一3ーベン
ズアゼピン臭化水素酸塩をトリフルオロ酢酸中、室温で
無水物またはハライドで直接○ーアシル化して製造され
る。
アルキル化の過程で、例えば、メチルチオ基のところに
スルホニウム議導体が生成した場合、これらは、例えば
、IN臭化水素酸または食塩水中で加熱するような過剰
の塩素または臭素イオンで選択的に処理できる。
また、7・8ーカテコール誘導体をキノンに酸化し、つ
いでこのキノンにハロゲン化水素を添加して種々の6−
ハロ化合物を得ることもできる。
チオ含有フェニル置換基が酸化された化合物は対応する
チオ同族体を公知の酸化剤で適宜酸化して容易に製造さ
れる。この酸化付加は周期電圧電流法(cyclicv
oltammetry)を用いて段階的に制御できる。
本発明の活性ドーパミン作用性化合物は末梢ドーパミン
受容体を刺激する。
例えば、該化合物は啓皿流を増加させ、その結果、降圧
作用を有する。式〔1〕のペンズァゼピン化合物の腎臓
血管拡張作用は麻酔したィヌにおいて測定される。この
薬理テストにおいてはテスト化合物を5分間に0.1仏
タ/kg/分から810仏夕/kg/分に漸増(3倍)
する注入速度で麻酔した正圧性のィヌに投与し、パラメ
ータ、すなわち、腎臓脈血流、腸骨動脈皿流、動脈血圧
および心棒度数を測定する。結果はピーク反応時(投与
前対照から)の増加または減少の百分率として表わし、
啓血流(増加)および腎臓血管抵抗(減少)の箸効は約
10%またはそれ以上とする。腎臓血管抵抗に対する効
果は腎血流および動脈血圧におけるいずれかの変化から
計算できる。作用機序を確認するため、代表的な活性腎
臓血管拡張剤の、腎臓ドーパミン受容体の特異的な遮断
剤として知られるブルボカプニンによる遮断に対する作
用を検査する。代表的な式〔1〕の化合物である1−フ
ェニルがp−メチルチオ、m−メチルスルホニルおよび
p−ジメチルスルホニウムブロマイドが置換された7・
8ージヒドロキシー1−フエニルー2・3・4・5−テ
トラヒドロ−IH−3ーベンズアゼピンは、前記の方法
に従って静注によりテストしたところ、正圧性動物の全
身血圧に対する直接的な影響をほとんど及ぼすことなく
、各々、70132および40rタ′k9のED,5値
を示した。ここに、ED,5値は腎臓血管抵抗(R=B
P.側日gノB.F.泌/分)に15%減少を生じる注
入による累積用量である。麻解したィヌにおける腎臓血
管拡張剤として6ークロロ−1一pーメチルチオフェニ
ル化合物は注入により60〃夕/k9/分のED,5値
を有する。ドーパミン作用性効果による腎臓血管拡張剤
作用に加え、ある種の式〔1〕のペンズアゼピン化合物
は弱い利尿作用を発揮する。かかる利尿作用は標準的な
食塩負荷ラットテスト方法によって測定される。テスト
化合物を10〜40k9/の9の用量で腹腔内投与し、
尿容量(1時間ごとに3時間)とナトリウムおよびカリ
ウムイオン濃度のパラメ−夕を測定する。例えば、mー
メチルスルホニルフェニル含有化合物は10および30
kg′の9静脈内投与でナトリウムイオン排池増加およ
び尿容量増加を示す。また、ィヌにおける通常の利尿テ
ストも使用できる。7・8ージヒドロキシー1−pーメ
チルチオフエニル一2・3・4・5ーテトラヒドロ−I
H−3ーベンズアゼピン臭化水素酸塩はリン酸塩−マン
ニトールを用いるィヌのテストにおいて2の9/kgの
用量の経口投与でナトリウム尿擬池冗進に著しい増加を
生じる。
式〔1〕のペンズアゼピン化合物、ことにペンズアゼピ
ン核の6位にハロゲンまたはハロゲン含有置換基を有す
る化合物は意外にも、ゥンゲルステツトら〔Unge岱
tedtetal.、BrainResearch24
、485〜493(1970)〕が記載する標準的な動
物薬理テストの変法を用いて示されるような弱い中枢ド
ーパミン作用性活性を有する。
この方法は黒質に広い片側性病変を有するラットの薬剤
誘発回転に基いている。要約すると、このテストはあら
かじめ黒質ドーパミン系に6−ヒドロキシドーパミン病
変を生じさせたラットにおける回転動作を定量的に記録
することからなる。左黒質の片側性脳病変は左屋部のド
ーパミン受容体を過敏にし、黒質細胞体を変質させる。
このような病変は尾部における神経伝達ドーパミン源を
破壊するが、尾部細胞体およびそのドーパミン受容体は
無傷のまま残している。これらの受容体の薬剤による活
性化は脳の病変側と反対方向の回転を生じさせ、その薬
剤の中枢ドーパミン作用性活性の尺度として用いられる
。L−ドーパおよびアポモルフィンのような臨床的にパ
ーキンソン症候群抑制に有効であることが知られている
化合物も、このラット回転テストで効果を示す。
これらの化合物はドーパミン受容体を直接活性化し、病
変ラットの反対方向の回転を生じさせる。回転活性は、
投与(通常、腹腔内)後2時間のうちに500回の反対
方向の回転を生じさせる化合物の能力として定義される
2時間当り500回の反対方向の回転に対する用量をR
D柳値として表わす。
一般に、本発明の新規化合物はデスーチオ同族体と比べ
て中枢ドーパミン作用性活性は弱いが、末梢ドーパミン
作用性活性は大きい。
例えば、7・8ージヒドロキシー1一(pーメチルチオ
フエニル)−2・3・4・5−テトラヒドローIH−3
−ペンズアゼピンは前記のテストにおいて70のED,
5値を有し、回転テストにおいてはスクリーニング用量
で不活性であった。m−メチルスルホニル化合物は13
2のED,5値を有し、中枢神経系テストにおいては不
活性であった。p−S1(CH3)2Br‐化合物は1
10のED,5値を有し、中枢神経系テストでは不活性
であった。6ークロロー7・8ージヒドロキシ−1一(
p−メチルチオフエニル)−2・3・4・5−テトラヒ
ドローIH−3−ペンズアゼピンは60のED,5値お
よび10のRD5の値を有し、この後者の値はデスーメ
チルチオ化合物より活性が少ない。
本発明の他の化合物は両方のテストにおいて、これらよ
り少ない活性を示すが、データは7・8−ジヒドロキシ
ー1ーフエニル−2・3・4・5ーテトラヒドローIH
−3−ペンズアゼピン誘導体の1ーフェニル環に官能性
チオ基を導入することにより血液競液関門を交差させる
化合物の能力を弱め、それにより末梢ドーパミン受容体
における作用の特異性が強められることを示している。
本発明のドーパミン作用性活性を有する医薬組成物は、
治療の必要な動物または人間に所望の薬効を生じさせる
に充分な、かつ、非毒性量の式〔1〕の化合物、その異
性体または医薬上許容される酸付加塩を許容される方法
に従って非毒性の医薬担体として通常の投与単位形に製
造できる。
該医薬組成物は投与単位当り約15m3〜約1000功
9の範囲から選ばれる非毒性有効量の該活性成分を含有
することが好ましいが、この量は所望の生物学的活性お
よび患者の状態に依存する。該組成物は有効なドーパミ
ン作用性活性を保持するために必要に応じ、通常、1日
1〜5回投与する。一般に、中枢ドーパミン受容体の刺
激には末梢受容体より低用量が必要である。用いる医薬
担体は、例えば、固体でも、液体でもよい。固体担体の
例としては乳糖、白陶土、ショ糖、タルク、ゼラチン、
寒天、ペクチン、アカシア、ステアリン酸マグネシウム
、ステアリン酸などが挙げられる。液体担体の例として
はシロップ、落花生油、オリーブ油、水などが挙げられ
る。同様に、担体または稀釈剤にはモノステアリン酸グ
リセリルまたはジステアリン酸グリセリルの単独または
ワックスと併用のようないずれの公知の遅延物質が包含
される。種々の剤形が採用できる。
すなわち、固体損体を用いる場合、錠剤、ハードゼラチ
ンカプセル入り粉末もしくは顎粒またはトローチもしく
はロゼンジとすることができる。固体担体の量は広範に
変えることができるが、約25の9〜約1夕が好ましい
。液体担体を用いる場合、シロップ、乳液、ソフトゼラ
チンカプセル、アンプル入りのような滅菌注射液または
水性もしくは非水性液体懸濁液とすることができる。該
医薬組成物は所望の最終製品に適した成分の混合、頚粒
化、要すれば打錠あるいは種々の混合、溶解を包含する
通常の方法により製造される。
本発明のドーパミン作用性活性を発揮させる方法は該活
性の必要な患者に非毒性有効量の式〔1〕の化合物また
はその医薬上許容される酸付加塩を、通常、医薬担体と
合して投与することからなる。
投与経路は刺激すべきドーパミン受容体に該化合物を効
果的に輸送できる経口または非経口投与のようないずれ
の経路でもよく、経口経路が好ましい。有利には、1日
の用量約50の9〜約2夕の範囲で1日数回(例えば、
2〜3回)等用量を投与する。この方法を行なうと最少
の副作用で降圧作用および/または利尿作用が発揮され
る。つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明す
るが、これらに限定されるものではない。実施例 1ィ
ンバニリン50.0夕(0.328モル)の四塩化炭素
500の‘中スラリーに内部温度を15〜20℃に保持
して25分を要し、塩素25.6夕(0.362モル)
を通気する。
塩素の添加が完了したら、スラリ−を室温で1時間燈拝
し、沈澱を炉取し、四塩化炭素で洗浄し、乾燥して粗生
成物57.8夕(組収率94.5%)を得る。融点18
1〜1960○この粗生成物34.5夕をエタノール6
00私から再結晶させて白色繊維状結晶17.3夕を得
る(融点199〜20330)。
母液を濃縮し、さらに結晶6.3夕を得る。融点196
〜202.5午0(両方の回収率68%)得られた粗2
ークロロィソバニリン11.4夕をアセトニトリル17
0の【から再結晶させて結晶7.4夕を得る。融点20
0〜204.5qo(回収率65%)この化合物189
.3夕を炭酸カリウムおよび硫酸ジメチルのジメチルホ
ルムアミド溶液を用いてメチル化して2ークロロ−3・
4−ジメトキシベンズアルデヒドを得る(融点69〜7
0℃)。この物質180夕を酢酸−酢酸アンモニウム中
ニトロメタンと縮合させて2−クロロー3・4−ジメト
キシ−8−ニトロスチレン(融点88〜9ro)を得、
これを(80夕)水素化アルミニウムリチウムで還元し
て2−(2−クロロー3・4ージメトキシフエニル)エ
チルアミンを得る。沸点142〜155℃/0.5側H
gこのエチルアミン17.4夕(0.081モル)およ
びpーメチルチオスチレンオキサイド16.6夕(0.
081モル)の混合物(約20%の滋油含有)を蒸気裕
上で1.曲時間加熱縄拝する。
残澄をベンゼン60の‘で処理し、結晶化させ、石油エ
ーテルで稀釈した後、固体を集め、エタノール一石油エ
ーテルから再結晶させて白色のN−〔(2ーヒドロキシ
ー2−pーチオメチルフエニル)エチル〕−N−〔2一
(2′ークロロー3・4′ージトキシフェニル)エチル
〕アミン12.6夕(収率41%)を得る。融点98.
5〜101.5qON一〔2−ヒドロキシ−(2一pー
チオメチルフエニル)エチル〕−N−〔2一(2′−ク
ロロ−3・4ージメトキシフエニル)エチル〕アミン1
0.0夕(0.0262モル)、濃硫酸2.2の‘およ
びトリフルオロ酢酸50泌の溶液を室温で2.67時間
燈梓する。
揮発性成分を4030でロータリー・ェバポレ−ターで
留去する。残漣に水を加え、ついで濃水酸化アンモニウ
ムで塩基性とし、酢酸エチルで2回抽出する。抽出液を
合し、3回水洗し、炭酸カリウムで乾燥し、濃縮して黄
褐色の油9.3夕を得る。この粗生成物をシリカゲル上
でクロマトグラフィーに付し、10%までのメタノール
を含有するクロロホルムで溶出させる。精製された黄褐
色油は7.9夕(収率83%)で、ゆっくりと結晶化し
て淡黄色の6ークロo−7・8ージメトキシ−1一(p
ーチオメチルフエニル)−2・3・4・5−テトラヒド
ローIH−3−ペンズアゼピンが得られる。融点110
〜112.5qo、TLC(クロロホルムーメタノール
(9:1)、シリカゲル)単一スポットこの塩基を酢酸
エチルに溶解し、所望の酸または低級アルキルハラィド
、トシレートもしくはメシレートを加えて該化合物の塩
を得る。
6−クロロー7・8ージメトキシ−1−(pーチオメチ
ルフエニル)一2・3・4・5−テトラヒドロ−IH−
3−ペンズアゼピン12.4夕(0.0341モル)の
乾燥塩化メチレン150の【中溶液を氷−メタノール浴
中で冷却し、蝿拝しながら三臭化ホウ素の2M塩化メチ
レン溶液51.5の【(0.103モル)を滴下する。
添加完了後、冷却俗をはずし、3時間蝿梓をつづける。
このフラスコを氷裕中で冷却し、過剰のメタノールをゆ
っくりと加えて黄褐色沈澱を形成させる。混合液をロー
タリー・ヱバポレーターで濃縮乾固し、残笹をメタノー
ルにとり、再び濃縮する。この残澄を水ーメタノールの
熱混合液に溶解し、一夜冷蔵庫中で冷却する。固体を炉
取し、風乾して6ークロロー7・8−ジヒドロキシ−1
一(pーチオメチルフエニル)−2・3・4・5ーテト
ラヒドロ−IH一3ーベンズアゼピン臭化水素酸塩11
.0夕(収率78%)を得る。融点27ro(分解)、
TLC(酢酸エチルーメタノールー水酸化アンモニウム
(75:23:2)、シリカゲル)単一スポットこの塩
をクロロホルム一炭酸塩混合液中で振とうする。
有機抽出液を合し、乾燥し、蒸発させて塩基を得る。実
施例 2 鉱油中50%水素化ナトリウム7.7夕(0.16モル
)に乾燥ジメチルスルホキシド125泌を加える。
この懸濁液を窒素雰囲気下、65〜70午0で約80分
間鷹拝する。この階灰色混合液を乾燥テトラヒドロフラ
ン100の上で稀釈し、氷水で冷却し、トリメチルスル
ホニウムアイオダイド32.7夕(0.16モル)のジ
メチルスルホキシド125の上中溶液を数分間で加える
。0℃でさらに3分間濃梓し、pーメチルチオベンズア
ルデヒド15.0夕(0.1モル)のテトラヒドロフラ
ン40の【中溶液を2分間で加える。
この混合物を0℃で15分、ついで25qoで1時間燈
拝し、氷水1.5そに注ぎ、エーテル−ベンゼン(1:
1)で数回抽出する。水でよく洗浄した後、抽出液を合
し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発ざぜて黄色シ。ツ
ブ状の粗ヱポキシドを得る。このェポキシド‘こ約18
夕のホモベラトリルアミンを加え、105o0で1斑時
間加熱瀦拝する。反応混合物を冷却し、ベンゼン30泌
およびエタノール20の‘で稀釈し、冷却し、スクラッ
チしてアミノアルコ−ル10.2夕(29%)を得る。
融点105〜106.5℃(エタノールから)このアミ
ノアルコール2.5夕および48%臭化水素酸45叫の
混合物を窒素雰囲気下、105℃で1.25時間燈梓す
る。
この混合物を冷却し、水100泌で稀釈し、活性炭で処
理し、炉過し、真空下、5000で濃縮する。エタノー
ルと共に数回共沸させた後、得られた結晶を熱メタノー
ル200の‘に溶解し、濃縮して結晶化させる。この白
色固体を炉取し、少量の冷メタノール、ついでエーテル
で洗浄して7・8ージヒドロキシー1一(p−ジメチル
スルホニウムフエニル)一2・3・4・5ーテトラヒド
ローIH−3−ペンズアゼピンブロマイド臭化水素酸塩
水化物の白色結晶2.3夕(84%)を得る。融点16
1−16300(分解)このメチルスルホニウム塩2.
2夕の48%臭化水素酸塩10の‘および水40の‘中
溶液を窒素雰囲気下、125〜130qCに保持した油
裕中で2.5時間加熱する。
溶媒を蒸発させ、残澄をさらに水と共に数回蒸発させ、
褐色の固体を得る。少量の水−アセトニトリルから結晶
させて7・8ージヒドロキシー1一(pーメチルチオフ
エニル)−2・3・4・5ーテトラヒドローIH−3ー
ベンズアゼピン臭化水素酸塩の白色結晶1.3夕(74
%)を得る。融点237〜23800実施例 3 前記実施例2のアミノアルコール17.2夕の濃塩酸5
0泌および氷酢酸100の‘中溶液を110ooに保持
した油浴中で1時間加熱する。
この溶液を氷水500の‘に注ぎ、40%水酸化ナトリ
ウム溶液で塩基性(pH>12)とする。白色固体を酢
酸エチルで4回抽出し、抽出液をよく水洗し、乾燥し、
濃縮して7・8ージメトキシ−1−(pーメチルチオフ
エニル)−213・4・5ーテトラヒドロ−IH−3ー
ベンズアゼピンのシロップ15夕を得る。TLC〔クロ
ロホルムーメタノール(9:1)〕は1つの小さな不純
物のスポットを示し、IR、NMRおよびマススベクト
ルは構造と一致した。全反応混合物をつぎのようにして
N−カルボベンゾキシ誘導体に変える。該粗ペンズアゼ
ピンをアセトン75地に溶解し、水60の【で稀釈する
ついで少量の水に溶解した炭酸ナトリウム13夕を加え
、混合液を氷水で冷却する。力ルボベンゾキシクロライ
ド11.7夕のアセトン25の‘中溶液をかなり遠い速
度で加える。この懸濁液を5℃で1時間燈拝し、5℃で
一夜保持し、ついで25?0で1時間鷹梓する。多量の
水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出し、食塩水でよく
洗浄する。乾燥し、濃縮して黄色、シロップ状のN−カ
ルボベンゾキシ誘導体を得る。これを少量の酢酸エチル
に溶解し、シクoヘキサンを雲点まで加える。ついでこ
の混合液をシリカゲル650夕(60〜230メッシュ
)を充填したカラム(シクロヘキサンで調製)にのせる
。シクロヘキサンー酢酸エチルで勾配溶離し〔シクロヘ
キサンー酢酸エチル4:1(1夕)、3:1(3〆)お
よび2.5:1(2夕)、ほぼ均質な泡状のカルポベン
ゾキシ化合物約17夕を得る。マススベクトルおよびN
MRは構造と一致した。この誘導体6.0夕、酢酸15
0の【および30%過酸化水素40の上の溶液を室温で
一夜縄拝する。
この混合液を多量の水に注ぎ、白色固体を炉別し、水、
5%重炭酸ナトリウム、さらに水でよく洗浄する。TC
Lは全ての出発物質が消費されたことを示した。生成物
をシリカゲル上でクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル中シクロヘキサン2:1〜1:1で溶出させる。均質
な生成物の大部分は1:1フラクション中に溶出し、N
−カルポベンゾキシメチルスルホン約5夕が低融点の固
体として得られる。NMR、IRおよびマススベクトル
のデータは構造と一致した。このスルホン3.5夕を塩
化メチレン100の‘に溶解する。
この溶液を−20qoに冷却し、三臭化ホウ素7夕の乾
燥塩化メチレン35泌中溶液を滴下する。得られた白色
懸濁液を氷中で冷却し、過剰のメタノールを注意しなが
ら加える。白色懸濁液を濃縮し、メタノールと共に数回
共瀕させる。結晶残澄を蒸気裕上、少量の水で浸潰し、
冷却し、炉遇して白色の結晶生成物2.52を得る。こ
れを水−メタノール(1:1)200松【に溶解し、炉
過し、窒素気流中、蒸気浴上で約50〜75舷に濃縮す
る。冷却し、スクラッチして7・8ージヒドロキシー1
一(pーメチルスルホニルフエニル)一2・314・5
ーテトラヒドローIH−3−ペンズアゼピン臭化水素酸
塩2.3夕を得る。融点>310午0実施例 4パラホ
ルムアルデヒド46夕「塩酸ヒドロキシアミン105.
2夕(1.51モル)および水640Mの混合液を蒸気
浴上18分間加熱してホルムアルドキシムの溶液を調製
する。この透明な溶液を酢酸ナトリウム三水化物204
夕(1.50モル)で処理し、20分間加熱をつづける
。つぎのようにしてジアゾニウム塩溶液を調製する。
mーメチルチオアニリン139.2夕(1.0モル)、
水300肌【および濃塩酸228の‘の混合液を氷40
0夕で稀釈する。
このスラリーに0〜300で30分を要して亜硝酸ナト
リウム70夕(1.01モル)の水100の‘中溶液を
滴下する。この脂赤色混合液を18分間燈拝し、グラス
ウールで炉過(真空)し、コンゴレツトを用い、酢酸ナ
トリウム三水化物88夕の水140地中溶液で注意しな
がら中和する。前記のホルムアルドキシム溶液を、硫酸
第二銅五水化物26夕(0.10モル)、亜硫酸ナトリ
ウム4夕(0.03モル)および酢酸ナトリウム三水化
物640夕(4.7モル)の水720泌中溶液を入れた
12タフラスコに移す。
該ジアゾニウム塩溶液を10〜15℃で28分間を要し
、鷹梓しながらフラスコ中の液面下に添加する。冷時1
時間蝿梓をつづけ、反応混合液を1棚寺間室温に放置す
る。混合液を濃塩酸920の上で酸性とし、2時間加熱
還流させ、留液が透明となるまで水蒸気蒸留する。留液
を合し、固体塩化ナトリウムで飽和させ、エーテルで3
回抽出する。エーテル抽出液を合し、飽和食塩水、5%
重炭酸ナトリウム、ついで飽和食塩水で各々4回洗浄し
、真空下で濃縮して燈色の油75夕を得る。この油を4
0%水性メタ重亜硫酸ナトリウムの温溶液(6000)
100叫で、ときどき振とうしながら1時間処理する。
この混合液をエーテル200机で稀釈し、炉過し、固体
を新たなエーテルでスラリー化し、集めて光沢のある白
色のフレーク90夕を得る。融点162〜165qo(
分解)この重亜硫酸塩付加物を20%硫酸600の‘中
、蒸気浴上2時間加熱する。
この混合液を冷却し、食塩で飽和し、エーテルで3回抽
出する。有機層を合し、5%重炭酸塩溶液で3回、食塩
水で3回洗浄する。このエーテル溶液を乾燥し、真空下
で濃縮し、遊離の溶媒をポンプで除去し、淡燈色の油4
2夕を得る。これはつぎの反応に用いるのに充分な純度
である。要すれば、このmーメチルチオベンズアルデヒ
ドーま103〜107℃/1.5側Hgで真空蒸留でき
る。鍵油中50%水素化ナトリウム12.0夕(0.2
5モル)の乾燥ジメチルスルホキシド175泌中懸濁液
を窒素雰囲気下、65〜70qoで3時間加熱する。
この階緑色溶液をテトラヒドロフラン175私で稀釈し
、0℃に冷却し、トリメチルスルホニウムアィオダィド
50.9夕(0.25モル)の乾燥ジメチルスルホキシ
ド175の‘溶液を0〜300で6分間を要して滴下す
る。数分後、m−メチルチオベンチルベンズアルデヒド
21.0夕(0.14モル)の乾燥ジメチルスルホキシ
ド10机【中溶液を0〜600で5分間を要して滴下す
る。反応混合液を0℃で18分間櫨拝し、ついで室温に
1.虫時間放置する。
反応混合液を氷および緩衝液(pH7)2.5夕に注ぎ
、ベンゼンーェーテル(1:1)600の【で3回抽出
し、抽出液を合し、水400机上で1回洗浄し、硫酸ナ
トリウムで乾燥する。この溶液を真空下で濃縮し(<4
000)、遊離の溶媒をポンプで除去し、淡黄色のm−
メチルチオスチレンオキサィド18夕を得る。これはT
CLおよびIRによりつぎの反応に用いるのに充分な純
度であることが示された。mーメチルチオスチレンオキ
サイド18夕(0.108モル)およびホモベラトリル
アミン19.6夕(0.108モル)の混合物を窒素雰
囲気下、100〜105℃で24時間加熱する。
反応混合液を50qoに冷却し、酢酸エチル50の【で
稀釈する。この溶液を冷却し、種晶を加え、一夜冷蔵す
る。白色沈澱を炉取し、冷エーテルで洗浄し、風乾して
Q−〔N−(3・4一ジメトキシフエネチル)アミノメ
チル〕−3−メチルチオベンジルアルコールの白色粉末
13.6夕を得る。融点83.5〜84.5こ0このア
ルコール12.8夕(36.8ミリモル)の48%臭化
水素酸130の【中溶液を窒素雰囲気下、100〜10
が0で5時間加熱する。反応混合液を水520九‘で稀
釈し、蒸気裕上で2時間加熱する(この工程を省略する
と、生成物にかなりの量のジメチルスルホニゥム塩が混
入する)。この溶液を活性炭で処理し、真空下で濃縮し
、残澄を2回水に再溶解し、再度濃縮し、最後に水35
0机【で稀釈して2日間冷蔵する。沈澱を集め、オーブ
ン乾燥し、クリーム色の7・8ージヒドロキシ−1−(
m−メチルチオフエニル)−2・3・4・5ーテトラヒ
ドロ−IH−3ーベンズアゼピン臭化水素酸塩9.2夕
(分析により1/4モルの水が水和していることが示さ
れた)を得る。融点155午0(分解)酢酸エチル−炭
酸塩中で振とうし、有機層を分離し、乾燥し、蒸発させ
て対応する塩基を有る。
実施例 5{i} 7・8ージヒドロキシ−1−(mー
メチルチオフエニル)一2・3・4・5ーテトラヒドロ
ーIH−3ーベンズアゼピン臭化水素酸塩水化物8.5
夕(22ミリモル)の乾燥ピリジン35私中溶液を5℃
で無水酢酸17の【で処理し、室温で20時間燈梓する
反応混合液を氷水1.2そに注ぎ、冷却しながら炉遇し
てガム様の沈澱を集める。フィルターケーキを酢酸エチ
ル170机にとり、IN塩酸25泌で2回、5%重炭酸
塩溶液25の【で2回、飽和食塩水25の‘で1回抽出
する。有機層を乾燥し、真空下で濃縮し、遊離の溶媒を
ポンプで除去して樽色シロップ状の7.8ージアセトキ
シ−1一(mーメチルチオフエニル)一2・3・4・5
ーテトラヒドローIH一3ーベンズアゼピンアセトアミ
ド9.0夕を得る。これはTLCおよびNMRによりつ
ぎの反応に使用するに充分な純度であることが示された
。‘ii} 7・8ージアセトキシー1一(mーメチル
チオフエニル)−2・3・4・5−テトラヒドロ−IH
−3−ペンズアゼピンアセトアミド8.6夕(20ミリ
モル)の試薬用メタノール40の上中溶液(−500)
に0℃で1扮ふ間を要して0.52M過gウ素酸ナトリ
ウム40の【(20.8ミリモル)を滴下する。
この混合液を1糊時間冷蔵し、炉過し、フィルターケー
キをクロロホルム83叫で2回、12Mで2回洗浄し、
風乾してナトリウムョウ化物3.9夕を得る。炉液を分
離させ、水層をクロロホルム35の‘で1回抽出し、有
機層を合して硫酸マグネシウムで乾燥する。この溶液を
真空下で濃縮し、遊離の溶媒をポンプで除去して黄色の
泡8.9夕を得る。この泡709服(1.66ミリモル
)のエタノール4の‘および洲塩酸7机‘溶液を窒素雰
囲気下、4時間還流させる。
反応混合物を真空下で濃縮し、残った赤色のシロップを
水2.5肌にとり、濃水酸化アンモニウムでアルカリ性
にし、酢酸エチルで数回抽出する。抽出液を蒸発乾固さ
せ、酢酸エチルに再溶解し、数回濃縦し、ついでエーテ
ル性塩化水素で処理する。得られた白色沈澱を集め、新
たなエーテルでトリチュレートした後、78qo、真空
下、五酸化リンで乾燥して7・8−ジヒドロキシ−1一
(m−メチルスルフイニルフエニル)一2・3・4・5
−テトラヒドロ−IH−3ーベンズアゼピン塩酸塩の白
色粉末65のcを得る(分析によると3/4モルの水が
水化している)。融点16ro(分解)実施例 67・
8ージヒドロキシー1一(m−メチルチオフエニル)一
2・3・4・5ーテトラヒドローIH‐3ーベンズアゼ
ピン臭化水素酸塩7.10夕(18.6ミリモル))の
水性ジメチルホルムアミド120の‘中溶液(0℃)を
アルゴン雰囲気下、10%水酸化ナトリウム溶液でpH
I0.0の塩基性とする。
この冷混合液に、10%アルカリの添加によりpHを1
0〜10.5に保持しながらカルボベンゾキシクロラィ
ド13.0夕(76ミリモル)を少しづつ18分間を要
して加える。0℃で1.虫時間瀦梓後、反応混合液を室
温に放置する。
この混合液を食塩水で稀釈し、酢酸エチルで3回抽出す
る。有機抽出液を合し、2回食塩水で洗浄する。抽出液
を乾燥し、真空下で濃縮し、7600/0.1側Hgで
加熱してペンジルアルコールを除去する。残ったシロッ
プ状塩基の重量は12.5%であった。このシロップを
氷酢酸50の‘にとり、1500に冷却し、10〜15
00で5分間を要して40%週酢酸14机で処理する。
この溶液を室温まで昇温させ、分析試料を採取する。分
析により変換が不完全であることが示されたので、40
%週酢酸1&10および5泌で3回処理してスルホンへ
の変換を完了させた。この反応混合液を水800泌に注
ぎ、酢酸エチルで3回抽出する。有機層を合し、食塩水
で2回、5%重炭酸塩溶液で3回、ついで食塩水で2回
洗浄する。抽出液を乾燥し、活性炭で処理し、真空下で
濃縮し、遊離の溶媒をポンプで除去してシロップ12夕
を得る。得られた保護スルホンを氷酢酸中38%臭化水
素酸70泌で、室温で1.5時間処理する。
この溶液を速かに燈拝した乾燥ジェチルェーテル1ぐ中
に40分を要して滴下する。固体を沈澱させ、上燈液を
デカンテーションする。沈澱を新たなエーテルで数回洗
浄し、窒素気流中で乾燥させ臭化水素酸塩5.4夕を得
る。この塩の水150の‘中溶液に酢酸エチル600の
‘を加え、この混合液を濃水酸化アンモニウムでpH8
.5の塩基性とする。有機層を分離し、水性層を食塩で
飽和させ、酢酸エチルで3回抽出する。有機層を合し、
食塩水で1回洗浄し、乾燥し、真空下で蒸発乾固して遊
離塩基4.5夕を得る。この固体をメタノール50の‘
にとり、エーテル性塩化水素で処理し、遠かに鷹拝した
乾燥エチルエーテル350の‘にゆっくりと加える。デ
カンテーションし、得られた沈澱を新たなエーテルでス
ラリー化し、窒素雰囲気下で炉過し、真空下、100℃
で18餌時間乾燥して白色の7・8−ジヒドロキシー1
−(mーメチルスルホニルフエニル)−2・3・4・5
ーテトラヒドローIH−3−ペンズアゼピン塩酸塩4.
0夕を得る。軟化約1700C、融点>250こ○実施
例 7 前記メタ異性体と同機にしてホルムアルドキシムおよび
oーメチルチオアニリン0.9モルからo−メチルチオ
ベンズアルドキシムを得る。
このオキシムを濃塩酸820泌中で3時間還流させ、水
蒸気蒸留する。留液を固体の食塩で飽和し、ジェチルェ
ーテルで3回抽出する。エーテル抽出液を合し、5%重
炭酸塩溶液で4回、食塩水で4回洗浄する。抽出液を乾
燥し、真空下で濃縮して油65夕を得る。このIRスペ
クトルは大きなニトリルの吸収帯と比較的小さなカルボ
ニルの吸収を示した。この混合物の主成分をカラムクロ
マトグラフイー(ジェチルェーテルー石油エーテル(1
:2)、シリカゲル)によって分離し、石油ェーブルか
ら結晶させて白色針状結晶4Mを得る(融点33〜35
oo)。この物質はo−メチルチオベンゾニトリル純品
と一致した。o−メチルチオベンゾニトリル40夕(0
.268モル)、ニッケルーアルミニウム粉末(1:1
)40夕および75%ギ酸600の‘の混合液を注意し
ながら30分間加熱還流させる。
還流を2.5時間つづける。反応混合液を冷却し、炉過
し、エタノールで洗浄する。反液を真空下で約200の
上に濃縮し、水1.5そで稀釈し、ク。ロホルムで4回
抽出する。抽出液を合し、水で1回、5%重炭酸塩溶液
で1回洗浄し、真空下で濃縮して約50夕のシロップを
得る。このシロップを40%メタ重亜硫酸ナトリウム温
溶液(60qo)で、ときどき燈拝しながら2ぴ合間処
理する。白色の結晶を集め、ジェチルェーナルでよく洗
浄し、風乾して重亜硫酸塩付加物38.3夕を得る(融
点83〜85oo)。禾反応のニトリルを含む炉液を分
離し、このエーテル層を該水性層のエーテル抽出液と合
する。この抽出液を乾燥し、真空下で濃縮して出発物質
10夕を回収する。これを前記と同様に、ニッケルーア
ルミニウム10夕で処理してさらに重亜硫酸塩付加物4
.5夕を集める。これらの付加物42.8夕の17%硫
酸240地中溶液を蒸気裕上で2.2現時間加熱する。
反応混合液を冷却し、固体の食塩で飽和させ、エーテル
で3回抽出する。抽出液を合し、5%重炭酸塩溶液、つ
いで食塩水で洗浄し、乾燥し、真空下で濃縮し、遊離の
溶媒をポンプで除去してoーメチルチオベンズアルデヒ
ド20夕を得る。57%水素化ナトリウム11夕(0.
26モル)および乾燥ジメチルスルホキシド183の上
の混合液を窒素雰囲気下61〜6600で2時間加熱す
る。
この脂緑色溶液を乾燥テトラヒドロフラン183の‘で
稀釈し、−3℃に冷却する。この溶液にトリメチルスル
ホニウムァィオダィド53.5夕(0.26モル)の乾
燥ジメチルスルホキシド183の‘中溶液を、一3〜十
2℃で12分間を要して滴下する。5分後、o−メチル
チオベンズアルデヒド19.2夕(0.126モル)の
乾燥ジメチルスルホキシド20必中溶液を0〜6℃で1
び分間を要して滴下する。
反応混合液を冷時30分間欄梓後、ゆっくりと室温まで
昇温させる。混合液を氷水2.5そに注ぎ、ベンゼンー
ェーテル(1:1)300の‘で3回抽出する。抽出液
を合し、水で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、
真空下で濃縮して油状のo−メチルチオスチレンオキサ
イド20夕を得る。このIRスペクトルにはカルボニル
の吸収帯はなかった。この油を直接用いる。oーメチル
チオスチレンオキサイド20夕(0.12モル)および
ホモベラトリルアミン22.8夕(0.126モル)の
混合物を窒素雰囲気下110℃で2時間加熱する。
反応混合物を熱メタノール650の‘に溶解し、冷蔵庫
中に1鞠時間放置してゆっくり結晶させる。結晶を炉取
し、ジェチルェーテルで洗浄し、風乾し、Q−〔N−(
3・4一ジメトキシフエネチル)アミノメチル〕一2′
一メチルチオべ●ンジルアルコール20夕を得る。
融点140〜1420Q−〔N一(3・4一ジメトキシ
フエネチル)アミノメチル〕−2′−メチルチオベンジ
ルアルコール19夕(54.7ミリモル)の48%臭化
水素酸150泌中溶液を窒素雰囲気下、125o○で3
.即時間加熱する。反応混合液を氷浴中で冷却し、炉過
し、風乾して黄褐色粉末23.5夕を得る。熱水200
の【から結晶させ、活性炭で処理し、5がo/0.1柳
Hgで7時間乾燥して短針状結晶の7・8ージヒドロキ
シ−1一(o−メチルチオフエニル)−2・3・4・5
−テトラヒドロ−IH−3−ペンズアゼピン臭化水素酸
塩水化物16.5夕を得る。融点152(収縮)〜17
5q○この物質は3/4モルの水が水化している。
実施例 8718−ジヒドロキシ−1−(p−メチルチ
オフヱニル)−2・3・4・5−テトラヒドローIH−
3−ペンズアゼピン臭化水素酸塩7.0夕のトリフルオ
ロ酢酸100机【中懸濁液に、注意しながら室温で臭化
アセチル25のとを加える。短時間で全ての固体が溶解
し、室温で1時間擬拝した後、溶媒を蒸発させてシロッ
プ状の残俺を得る。エーテルでトリチュレートし、わず
かに粘着性の0−ジアセチル誘導体の臭化水素酸塩を得
る。この生成物はTLC〔クロロホルムーメタノール(
9:1)〕によると均質で、速かに乾燥ピリジンン10
0の上に溶解し、氷水中で冷却してつぎの反応に用いる
ことができる。過剰のクロロギ酸ペンジル15Mを滴下
する。0℃で0.虫時間、25つ0で3時間健梓した後
、反応混合液を多量の氷水中に注ぎ、酢酸ェチルでよく
抽出し、稀酸、水、塩基、ついで食塩水で洗浄する。
この溶液を乾燥し、泡状に濃縮する。NMRは所望の0
ージアセテ−トーN−カルボベンゾキシ誘導体に一致し
、TLC(酢酸エチルーシクロヘキサン(1:1)、シ
リカゲル)は均質であった。このカルボベンゾキシ誘導
体8.0夕のメタ/−ル200必中氷冷溶液に0.9M
過ヨウ素ナトリウム32Mを滴下する。
約0.5時間後、冷却格をはずし、室温で一夜縄拝して
ョウ化ナトリウムを沈澱させる。反応混合液を多量の水
で稀釈し、酢酸エチルでよく抽出する。抽出液を水洗し
、乾燥し、濃縮して黄色のシロップとし、シリカゲル(
Brinkman60)上でクロマトグラフィーに付し
、酢酸エチルーシクロヘキサンで勾配溶離させる。
スルホキシドは酢酸エチルーシクロヘキサン(5:1)
で大部分溶出され、淡黄色シロップ状のスルホキシドが
得られる。フィールド・デソープション・マススベクト
ルは正しい分子イオン(535)を示し、NMRは構造
と一致した。このN−カルボベンゾキシスルホキシド1
.0夕をトリフルオロ酢酸80の‘に溶解し、55〜6
0℃で17時間蝿拝する。溶媒を蒸発させ、トリフルオ
ロ酢酸塩の残澄を得る。この残澄に刈塩酸数滴を加え、
直ちに、室温で高真空下に蒸発させ、ほぼ白色の7・8
ージアセトキシー1一(p−メチルスルホキシフエニル
)一2・3・4・5ーテトラヒドロ−IH−3−ペンズ
アゼピン塩酸塩水化物を得る。融点125〜130qo
この0−ジアセチル−N−カルボベンゾキシスルホキシ
ド中間体1.25夕を刈塩酸250机‘およびジメトキ
シェタン100の‘に溶解する。
この溶液を窒素雰囲気下、95q0(油俗温度)で4時
間魔拝し、半量に蒸発させ、冷却する。固体を集め、ェ
ーブルでよく洗浄して7・8ージヒドロキシ−1−(p
−メチルスルホキシフエニル)−2・3・4・5−テト
ラヒドロ−IH−3ーベンズアゼピン塩酸塩水化物72
0の9を得る。融点155〜16000実施例 9前記
と同様にして、ジメチルスルホキシド80の上中、50
%水酸化ナトリウム4.8夕(0.1モル)およびトリ
メチルスルホニウムアイオダイド20.4夕(0.1モ
ル)を用いてp−トリフルオロメチルチオベンズアルデ
ヒド14.8夕(0.072モル)をスチレンオキサィ
ド誘導体に変える。
得られた粗p−トリフルオロメチルチオスチレンオキサ
イド12.5夕(79%)はIRおよびNMRスペクト
ルで一致した。これをそのままホモベラトリルアミンと
の反応に用いる。該ヱポキシド12夕(0.055モル
)およびホモベラトリルアミン11.8夕(0.065
モル)を窒素雰囲気下、油裕中、95〜100午0で4
.母音間損拝する。生成物をシリカゲル上でクロマトグ
ラフィーに付し、クロロホルム中6〜20%メタノール
で勾配溶離させて4ートリフルオロメチルチオ−Q−〔
N一(3・4一ジメトキシフエネチル)アミノメチル〕
ペンジルアルコール10夕(69%)を得る。融点99
〜10100このアミノアルコール102(0.027
モル)をトリフルオロ酢酸80地および濃硫酸2.1の
‘に溶解し、1.5時間還流させる。
この溶液を蒸発乾団させ、残掩をアンモニア溶液で塩基
性にし、該ペンズアゼピンの遊離塩基を酢酸エチルで抽
出する。抽出液を乾燥し、濃縮して7・8ージメトキシ
−1−(pートリフルオロメチルチオフエニル)−2・
3・4・5ーテトラヒドローIH−3ーベンズアゼピン
の粘稲褐色残澄6.0夕(63%)を得る。生成物をさ
らに精製することなく脱メチル化する。このジメトキシ
ベンズアゼピン6.0夕を乾燥塩化メチレン80私に溶
解する。
この溶液を窒素雰囲気下、一1oo0に冷却し、三臭化
ホウ素13夕を滴下する。ついで混合液を室温で3時間
縄拝し、氷中で再冷却して過剰のメタノールを加える。
この溶液を真空下で濃縮し、残澄をシリカゲル上でクロ
マトグラフィーに付し、メタノールクロロホルムで勾配
港離させる。均質なフラクションをアセトンに溶解し、
エーテルで沈澱させて7・8−ジヒドロキシ−1−(p
−トリフルオロメチルチオフエニル)一2・3・4・5
ーテトラヒドローIH−3−ペンズァゼピン臭化水素酸
塩2.7夕を得る。融点〜9500この方法において、
当量の前記実施例1で得られた2−(2−クロロー3・
4−ジメトキシフエニル)エチルアミンを用いて7・8
−ジヒドロキシー6−クロロ−1一(pートリフルオロ
メチルチオフエニル)−2・3・4・5ーテトラヒドロ
−IH−3−ペンズアゼピン臭化水素酸塩を得る。
実施例 10 プリンストン・アプライド・リサーチ・モデル193デ
イジタル・クーロメータ(PrincetonAppl
ied Research Model 1
93DigjtaICo山omeにr)を用いて定電位
電気分解を行なう。
電解セルは白金ゲージ作用電極(アノード)、飽和カロ
メル対照電極およびバィコール・フリットで溶液から分
離された補助電極(カソ−ド)からなる三電極系で、支
持電解液は0.8M臭化水素酸である。1一(p−メチ
ルチオフエニル)一7・8ージヒドロキシー2・3・4
・5−テトラヒドローIH−3−ペンズアゼピン1.0
夕を0.8M臭化水素酸溶液50の‘に、蒸気裕上1時
間加溢して溶解し、ついで電解セル中に入れる。
窒素ガスでIQ分間パージした後、0.7ボルトSCF
で電気分解を行なう。当初淡黄色の溶液は、5分後に赤
褐色、ついで暗褐色に変り、電気分解が減速される。4
8%臭化水素酸2.8のとを加え、電気分解はシリカゲ
ルTLC〔酢酸エチルーメタノール−水酸化アンモニウ
ム(75:23:2)〕で示されるように4時間のうち
に完了する。
生成物はRf=0.6を示し、出発物質はRf=0.5
である。得られた暗褐色溶液を真空下で蒸発乾固させて
黄褐色ガム状固体の粗生成物を得「 メタノール一酢酸
エチルから再結晶させる。黄褐色生成物を集めて乾燥す
る。収量0.65夕(54%)これはNMR、TLC、
マススベクトルにより6−フロモー7・8−ジヒドロキ
シ−1一(p−メチルチオフエニル)一2・3・4・5
ーテトラヒドロ−IH−3−ペンズアゼピン臭化水素酸
塩と同定された。
この方法においては塩化水素のような他の付加物も使用
できる。
実施例 11 成 分 の9/カプセル 6ークロロー7・8ージヒドロキシ−1一(pーメチル
チオフエニル)−2・3・4・5−テトラヒドロ−IH
−3−ペンズアゼピン(酸付加塩として)
200(遊離塩基として)ステアリン酸マグネシウ
ム 2乳 糖
200これらの成分をよく混合し、ハードゼラチン
カプセルに入れる。
このカプセルは治療の必要な愚者に末梢ドーパミン作用
性活性を生じさせるため、1日1〜5回経口投与される
。実施例 12 成 分 の9/錠 7・8ージヒドロキシ−1一(pーメチルチオフエニル
)一2・3・4・5ーテトラヒドロ−IH−3ーベンズ
アゼピン(酸付加塩として)200(遊離塩基として) コーンスターチ 30
ポリビニルピロリドン 12コーン
スターチ 16ステアリン酸
マグネシウム 3はじめの2つの成分をよ
く混合して額粒化する。
得られた額粒を乾燥し、残りの成分と混合し、打錠する
。このようにして得られたカプセルまたは錠剤は前記の
用量に従って末梢ドーパミン受容体刺激の必要な動物ま
たは人間に経口投与される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rは水素;R_1は水素またはハロゲン;R_
    2およびR_3は、各々、水素、炭素数1〜5の低級ア
    ルキルまたは炭素数2〜5の低級アルカノイル;R_4
    は炭素数1〜5の低級アルキルチオ、炭素数1〜5の低
    級アルキルスルフイニル、炭素数1〜5の低級アルキル
    スルホニル、トリフルオロメチルチオまたはジメチルス
    ルホニウムハライドを意味する〕で示される化合物また
    はその非毒性の医薬上許容される塩。 2 R_2およびR_3が水素である前記第1項の化合
    物。 3 R_4がp−メチルチオ、m−メチルスルホニルま
    たはp−ジメチルスルホニウムブロマイドである前記第
    1項の化合物。 4 R_1がクロロである前記第1項の化合物。 5 R_1がクロロで、R_4がp−メチルチオ、m−
    メチルスルホニルまたはp−ジメチルスルホニウムブロ
    マイドである前記第3項または第4項の化合物。 6 6−クロロ−7・8−ジヒドロキシ−1−(p−メ
    チルチオフエニル)−2・3・4・5−テトラヒドロ−
    1H−3−ベンズアゼピンまたはその非毒性の医薬上許
    容される塩である前記第5項の化合物。 7 7・8−ジヒドロキシ−1−(p−メチルチオフエ
    ニル)−2・3・4・5−テトラヒドロ−1H−3−ベ
    ンズアゼピンまたはその非毒性の医薬上許容される塩で
    ある前記第3項の化合物。 8 7・8−ジヒドロキシ−1−(p−ジメチルスルホ
    ニウムフエニル)−2・3・4・5−テトラヒドロ−1
    H−3−ベンズアゼピンブロマイドまたはその非毒性の
    医薬上許容される塩である前記第3項の化合物。 9 7・8−ジヒドロキシ−1−(m−メチルスルホニ
    ルフエニル)−2・3・4・5−テトラヒドロ−1H−
    3−ベンズアゼピンまたはその非毒性の医薬上許容され
    る塩である前記第3項の化合物。 10 非毒性有効量の式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rは水素;R_1は水素またはハロゲン;R_
    2およびR_3は、各々、水素、炭素数1〜5の低級ア
    ルキルまたは炭素数2〜5の低級アルカノイル;R_4
    は炭素数1〜5の低級アルキルチオ、炭素数1〜5の低
    級アルキルスルフイニル、炭素数1〜5の低級アルキル
    スルホニル、トリフルオロメチルチオまたはジメチルス
    ルホニウムハライドを意味する〕で示される化合物また
    はその非毒性の医薬上許容される塩と医薬担体を合して
    なることを特徴とするドーパミン作用性活性用医薬組成
    物。
JP53004768A 1977-01-19 1978-01-18 置換1‐アルキルチオフエニル―2,3,4,5―テトラヒドロ―1h―3―ベンズアゼピン化合物 Expired JPS6040422B2 (ja)

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