JPS6040166Y2 - 電子レンジ用容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子レンジ調理用として用いる器に加熱効果を
高めるため備えられた落し蓋の改良に係る。

電子レンジ調理用の煮込み容器は第１図に示すように、
被煮込み物４を収容する器１、その上部を閉成する蓋２
、被煮込み物４に重しとして乗る落し蓋３とからなって
いる。

これらはいずれも磁器、陶器のような非誘電体材料から
なっており、落し蓋３には水抜き穴５，５・・・が一面
に散穿設しである。

この落し蓋３は被煮込み物４の中身４Ａを水面より下へ
押し込み易くするため水抜き穴５．５・・・を穿いてい
るわけであるが、従来は第２図のように水抜き穴５はス
トレートな穿ち形状であるため、この穴５部に調理後の
煮汁、油汚れ等が耐着し、清掃が困難であったり、また
、この穴５よりハシ、串、温度センサー棒等を挿入して
調理途中のでき加減をチェックする場合、それ等の棒状
部材６の穴５における可動範囲αが狭く、使い勝手の悪
いものであった。

本考案はこの点を改良したもので、第３図に示すように
、水抜き穴５，５・・・の上下開口部に曲率を持たせ滑
らかな面形成と腰棒状部材６が滑らかに且つ可動範囲β
（β〉α）を大きくして動かせ、内部の被煮込み物４の
でき加減を容易にチェックすることができると共に、清
掃に当っては水抜き穴５の内部に容易にふきん等の清掃
具が入り込め、面が滑らかであることも手伝って一段と
きれいに清掃できるものである。

このことは食品を扱う容器の最も期待する所であるから
、心証の良い電子レンジ用容器を提供しうる。

尚、７はオーブン底に設けられるトレイかターンテーブ
ルである。

【図面の簡単な説明】 第１図は電子レンジ用煮込み容器の概略な断面図、第２
図はそれに用いられる落し蓋の部分拡大した断面図、第
３図は本考案の容器に用いられる落し蓋の部分拡大した
断面図。 １・・・・・・器、２・・・・・・蓋、３・・・・・・
落し蓋、５・・・・・・水抜き穴。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 磁器、陶器のような非誘電体材料からなり複数の水抜き
   穴を穿設した落し蓋を有する電子レンジ用の煮込み容器
   等において、該落し蓋の水抜き穴の開口部を曲率をもっ
   て滑らかな面形成を施してなる電子レンジ用容器。