JPS6040159Y2 - 微生物培養装置 - Google Patents

微生物培養装置

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Publication number
JPS6040159Y2
JPS6040159Y2 JP8767379U JP8767379U JPS6040159Y2 JP S6040159 Y2 JPS6040159 Y2 JP S6040159Y2 JP 8767379 U JP8767379 U JP 8767379U JP 8767379 U JP8767379 U JP 8767379U JP S6040159 Y2 JPS6040159 Y2 JP S6040159Y2
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JP
Japan
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lid
opening
attached
main body
microorganism culturing
Prior art date
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Expired
Application number
JP8767379U
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English (en)
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JPS565500U (ja
Inventor
淳司 藤井
育夫 林
Original Assignee
出光石油化学株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 出光石油化学株式会社 filed Critical 出光石油化学株式会社
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Publication of JPS565500U publication Critical patent/JPS565500U/ja
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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Cultivation Of Seaweed (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は微生物の培養装置に関し、特にクロレラ、スピ
ルリナ等の食品や餌飼料として有用な藻類の培養に好適
な装置に関する。
藻類を人工的に培養する方法は屋外で開放的に行なう方
法と屋内でタンク等の装置を使用して行なう方法が知ら
れている。
前者は炭酸ガスと光を利用して池や水槽で培養するもの
であるが、■藻類の生長に伴なって細胞相互の遮光が生
じるため液上面のみを採光面とする通常の培養池を用い
る場合、深層培養が困難であり、培養に広大な面積を必
要とする■雨水の混入により培養条件が変化し効率的培
養が困難である■雑菌の混入が避けられない■光の利用
効率が悪く生産性が劣る■酸欠等による微生物の死滅が
多い等の欠点がある。
後者は糖類やアルコールなどを炭素源として培養するも
のであり、前者と異なり培養に際して広大な面積は必要
としないが、■生産される微生物菌体の蛋白組成が前者
の場合と異なる■人工光源、攪拌等に多量のエネルギー
を要する等の欠点がある。
さらに、両者に共通する欠点として、施設や機器が高価
であること等が挙げられる。
本考案は、上記の欠点を解消して屋内外、特に屋内にお
いて簡易かつ効率よく使用できる微生物の培養装置の提
供を目的としている。
すなわち本考案は、透明もしくは半透明の素材よりなる
筒状本体および該本体の両端に取付けた蓋体よりなる微
生物培養装置において、該蓋体がキャップ状の外蓋体と
該外蓋体に螺合または嵌合しうるリング状の部材よりな
り、本体の一端に取付けた蓋体に開閉可能な開口と懸吊
具を設けると共に本体の他端に取付けた蓋体に開閉可能
な開口を設けたことを特徴とする微生物培養装置を提供
するものである。
本考案を図面により説明する。
第1図は本考案の微生物培養装置の1実施例を示す断面
図である。
微生物培養装置の主要部は本体1と蓋体2からなり、本
体1は透明もしくは半透明の素材からなる筒状体である
この素材としては合成樹脂フィルムまたはシートが用い
られ、可撓性のものが好ましい。
例えばポリカーボネート、ポリプロピレン、高密度ポリ
エチレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリエステル、
ポリアクリロニトリルなどを素材とするフィルムやシー
トは好ましいものである。
また、光線を透過させる必要があるため、素材は透明も
しくは半透明のものを使用し、さらには光合成を行なう
微生物の培養には例えば600〜700ミリミクロンの
波長域の光線を透過率70%程度とするため、赤色顔料
等を配合した合成樹脂素材を用いることもできる。
筒状本体の長さ、径、厚さなどは使用目的を考慮して決
定されるが、通常は長さ30〜150cm、好ましくは
80〜120の1直径5〜70cm、好ましくは10〜
50cm、厚さ0.01〜2.9rrrm 、好ましく
は0.02〜0.5閣とすれば取扱いに便利である。
蓋体2は筒状本体1の上下両端に取付けるものであり、
該2個の蓋体の形状、構造等は同一であってもよく、あ
るいは別異のものとしてもよいが、共通態様としては各
々キャップ状の外蓋体2a1 リング状の部材2bより
なり、両者は後述する如く本体端部を挾んで螺合または
嵌合ができるようにしである。
蓋体には少なくとも1個の開口3が設けてあり、微生物
の培養に必要な培養基の供給口;酸素、空気、炭酸ガス
などの供給口;培養中に生皮するガスの排出口;培養物
の排出口などとして利用する。
例えは、第1〜3図に示した実施例においては、本体1
の上端に取付けた蓋体2の外蓋体2aには培養基の供給
口およびガスの排出口として利用される開口3aが設け
てあり、培養基を供給したのちは綿、コルク、ゴム、合
成樹脂等を素材とする栓8および/またはコック5等の
開閉手段により外部からの雑菌の混入を防止するように
処置される。
さらに、必要に応じて開口部分を覆うように開口部キャ
ップ状4を、供給物または生皮ガスの密封または排出が
可能な状態にて取付けることもできる。
また、本体1の下端に取付けた蓋体2の外蓋体2aには
微生物の培養に際して必要とされる酸素、空気、炭酸ガ
ス等の気体の供給口および発酵が終了したのちに培養物
を取出すための排出口として利用される開口3が設けで
ある。
この間口3については、開口3aと同様にコック5およ
び/または栓8等の適当な開閉手段を取付けて、該手段
の開閉によって外部との連通や遮断を行なえるようにす
ることが望ましい。
開口3は、さらに攪拌機、サーモスタット、照明器具等
の培養上必要な部材の導入口としても利用することがで
きる。
蓋体2を本体1に取付ける方法は筒状本体の端部を絞柄
してリング状の部材2bに通し、さらに該端部を折返し
て該部材2bの螺合部・(ネジ山部)または嵌合部を包
被した後、該端部を挾み込む態様で外蓋体2aを螺合ま
たは嵌合する。
このようにすることにより筒状本体1と蓋体2との固着
および密封状態を確保する。
なお、蓋体にバッキング(例えばOリング)6を付設す
ることによってシールを完全にすることができる。
蓋体を構成する素材としては水蒸気を使用する殺菌処理
の際の温度、圧力に耐え、反復使用が可能な程度の強度
を有することが要求され、金属、合成樹脂などがあり、
合成樹脂としてはポリカーボネート、ポリプロピレン等
が好ましい。
なお、第2図に示したように、一方の蓋体に懸吊具7を
取付けると、本考案の装置をワイヤー、ロープ、鉤等に
懸吊具7を介して懸吊して使用でき、効率よく微生物の
培養を行なうことができる。
本考案の装置の使用例を示すと、まず本体と蓋体を別個
に、または両者を螺合等により組立てたのち圧熱水蒸気
、熱水もしくはエチレンパーオキサイド等の殺菌ガスを
用いて殺菌処理する。
次いで、一方の蓋体の開口を閉じたのち他方の蓋体の開
口から培養基を供給し、さらに目的の微生物を接種する
これらの操作は当然のことながら無菌的に行なう必要が
ある。
なお、必要に応じて攪拌機やサーモスタットなどの培養
上必要な部材も取付けてもよい。
微生物を接種したのち、屋内外、特に屋内において当該
微生物の生育に適した条件下で培養を行なう。
培養中に培養基の補給、酸素等の供給、発生ガスの除去
等を行ない、好適な培養条件を維持する。
培養終了後、一方の蓋体の開口から培養液を取出し、常
法により微生物を分離する。
微生物の培養に使用した装置は分解して洗浄したのち、
上記の如く殺菌処理を施すことにより繰返して用いるこ
とができる。
本考案によれば、本体の長さ、径などを調節したり、あ
るいは使用時における装置の傾度を調節し、深層度、培
養量等を随意に変化させることにより光量、外部温度を
効率よく利用できる。
また、本考案の微生物培養装置は縦型筒状であるため、
エアレーションによる攪拌能率が大きい。
さらに、従来のガラス器材と比較し可撓性樹脂フィルム
本体の取扱いが容易かつ安価であるため、使い捨てや材
質によっては焼却が可能であり、廃棄処理も簡単にでき
る。
しかも、本体の素材の選択により微生物に適した波長域
の光線を選択的に透過させて培養を有利に行なわせるこ
とができる。
また、本考案の装置は本体と蓋体の接合が完全であり、
培養中に外部から雑菌が混入するおそれがきわめて少な
い。
本体が透明または半透明であり、外部からの培養状態を
観察することも可能である。
さらに、本体は可撓性てあり、折りた)むことができる
ので、不使用時の保管、移動や殺菌処理等に際して収納
空間を節約することができる。
また、蓋体に懸吊具を取付けて使用することによって空
間を有効に活用して効率よく微生物の培養を行なうこと
ができる。
装置の設置や解体を容易に行なえることも本考案の特色
の1つである。
したがって、本考案は微生物工業、栽培漁業、とりわけ
魚介類の増養殖に際して餌飼料として利用される藻類の
培養にあたり有利に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の1実施例の断面図であり、第2図
Aは蓋体2の外蓋体2aを、第2図Bは部材2bをそれ
ぞれ示す見取図であり、第3図は蓋体の開口部付近の断
面の部分拡大図である。 1・・・・・・本体、2・・・・・・蓋体、3・・・・
・・開口、4・・・・・・開口部キャップ、5・・・・
・・コック、6・・・・・・バッキング、7・・・・・
・懸吊具、8・・・・・・栓。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 透明もしくは半透明の素材よりなる筒状本体1およ
    び該本体の両端に取付けた蓋体2よりなる微生物培養装
    置において、該蓋体がキャップ状の外蓋体2aと該外蓋
    体に螺合または嵌合しうるリング状の部材2bよりなり
    、本体の一端に取付けた蓋体に開閉可能な開口3と懸吊
    具7を設けると共に本体の他端に取付けた蓋体に開閉可
    能な開口3を設けたことを特徴とする微生物培養装置。 2 筒状本体1の透明もしくは半透明の素材が可撓性合
    成樹脂フィルムまたはシートである実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の微生物培養装置。 3 蓋体2内にバッキング6を付設した実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の微生物培養装置。 4 蓋体2の開口にコック5および/または綿、コルク
    、ゴム、合成樹脂等を素材とする栓8を取付けて開閉可
    能とした実用新案登録請求の範囲第1項記載の微生物培
    養装置。
JP8767379U 1979-06-28 1979-06-28 微生物培養装置 Expired JPS6040159Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8767379U JPS6040159Y2 (ja) 1979-06-28 1979-06-28 微生物培養装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP8767379U JPS6040159Y2 (ja) 1979-06-28 1979-06-28 微生物培養装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS565500U JPS565500U (ja) 1981-01-19
JPS6040159Y2 true JPS6040159Y2 (ja) 1985-12-02

Family

ID=29320880

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JP8767379U Expired JPS6040159Y2 (ja) 1979-06-28 1979-06-28 微生物培養装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58125466A (ja) * 1982-01-04 1983-07-26 オ−エンス−イリノイ・インコ−ポレ−テツド 多重壁容器

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Publication number Publication date
JPS565500U (ja) 1981-01-19

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