JPS6039725Y2 - 蒸発器 - Google Patents

蒸発器

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Publication number
JPS6039725Y2
JPS6039725Y2 JP10841181U JP10841181U JPS6039725Y2 JP S6039725 Y2 JPS6039725 Y2 JP S6039725Y2 JP 10841181 U JP10841181 U JP 10841181U JP 10841181 U JP10841181 U JP 10841181U JP S6039725 Y2 JPS6039725 Y2 JP S6039725Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
downstream
upstream
refrigerant
flat tubes
evaporator
Prior art date
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Expired
Application number
JP10841181U
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English (en)
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JPS5813467U (ja
Inventor
博明 塚本
克昌 河合
Original Assignee
株式会社デンソー
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Publication date
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用冷房装置に使用して有用なコルゲート
フィン及び偏平チューブを使用した蒸発器に関するもの
である。
この種の蒸発器は、従来第1、第2図の様な構成となっ
ており、入口側のパイプ20から偏平チューブ22へ供
給された冷媒は偏平チューブ22内を一方向に流れ、出
口側のパイプ21で集合して図示しない圧縮機へ導入さ
れるようになっていた。
そのため、この従来の蒸発機では冷媒が出口側パイプ2
1へ到達する前に蒸発しきってしまった場合には、偏平
チューブ22の入口・出口間で温度差が生じ易く偏平チ
ューブ22の入口側での空気の冷却効果は大きく出口側
に向うにつれて冷却効果は小さくなって、その結果蒸発
器を通過した空気に温度差ができやすくなっていた。
そして、蒸発器を通過した後に温度差のある空気が接触
すると、温度が高く除温されていない空気が急に冷やさ
れて露点に達し白露を発生し、吹出口より車室内の乗員
に向けて吹出ることがあった。
この白露は特に実害はないが、乗員に与えるフィーリン
グを悪くするという問題があった。
本考案は上記点に鑑みて案出されたもので、白露の発生
を良好に防止することを目的とする。
そのため本考案では、蒸発器を冷媒量は同一のまま2分
割し、冷媒を両方向から流すことにより、冷媒の分布を
均一にし、もって蒸発器を通過する空気の温度を小さく
するという構成を採用する。
以下本考案を図に示す実施例について説明する。
第3図乃至第5図は本考案を適用する自動車用冷房装置
のコルゲートフィンタイプの蒸発器を示すものであって
、1a、1bはアルミニウム製の接続管であるヘソグー
パイプであり、両端部は盲板9,10によって封止され
ている。
2a、2bは蒸発器を通過する空気の流れ方向に対して
上流側に配設され、多数の冷媒通路を有する上流側第1
および第2偏平チユーブであり、13a、13bは下流
側に配設された下流側第1および第2偏平チユーブであ
る。
これらの偏平チューブは、アルミニウムの引抜きチュー
ブを蛇行形状に形成したもので、その外表面にはろう材
がコーティングされている。
5はコルゲートフィンで、図示しないループを有するも
のであって、アルミニウムの薄板を成形したものである
7a、7bはアルミニウムのパイプ材からなり、断面0
字型の上流側および下流側タンクで、その内周、外周の
両面にはろう材がコーティングされている。
3a、3bはヘッダーパイプla、lbの長手方向に形
成された孔部で、上流側第1偏平チユーブ2aおよび下
流側第1偏平チユーブ13aの端部、および上流側第2
偏平チューブ2b、13bの端部を夫々挿入するための
ものである。
そして、2つ上流側と下流側偏平チューブの夫々の一端
で並設してヘッダーパイプに連結できる様にするため、
この穴部3a、3bは所定間隔l離して2つ直列に形成
されている。
4a、4bは上流および下流側タンク?a、7bの長手
方向に形成された穴部で、上流側薬1、第2偏平チユー
ブ2at2bsT流側第1、第2偏平チューブ13a、
13bの他端部を挿入するためのものである。
また、6はタンク7へ図示しない減圧手段から冷媒を導
入する冷媒導入パイプであり、8はタンク7aより冷媒
を図示しない圧縮機に向けて導出する冷媒導出パイプで
ある。
そして、両バイブロ、8は共にアルミニウムよりなる。
上記構成において本考案蒸発器の組付を説明すると、ま
ず偏平チューブ2 at 2 by 13 a、
13bの夫々の蛇行部分にフルゲートフィン5を挿入
し、次いで上流側薬1、第2偏平チューブ2a、2b及
び下流側第1、第2偏平チューブ13a、13bの一端
をタンク7aおよび7bの穴部4aおよび4b内に夫々
挿入し、その状態で炉中ろう付けする。
即ち、上流側タンク7aの左右両側に上流側偏平チュー
ブ2a、2b、コルゲートフィン5を連結したコアユニ
ット11、下流側タン7bの両側に下流側偏平チューブ
13a、13bとコルゲートフィン5を連結したコアユ
ニット12をます形成する。
その後、各偏平チューブ2at 2bt 13at
13bの他端をヘッダーパイプla、lbの穴3a
t3b内に挿入してろう付けし、それによって、上記の
2つのコアユニット11.12を連結する。
そして最後に上流および下流側タンク?a、7bに冷媒
導入バイブロ、および冷媒導出パイプ8をろう付けして
蒸発器の組付けを終了する。
次に、上記構成の蒸発器の作用を第5図を用いて説明す
る。
冷媒サイクルの図示しない減圧手段通過時に膨張して、
低温低圧の霧状となった冷媒は冷媒導入バイブロにより
上流側タンク7aに導入され(矢印イ)、上流側タンク
7aより左右の上流側薬1、第2偏平チューブ2a、2
bの冷媒通路内へ分配される(矢印口)。
上流側薬1、第2偏平チューブ2a、2bへ流出した冷
媒は夫々ヘッダーパイプla、lbへ向けて流れ、穴部
3aよりヘッダーバイブla、lb内へ流入する(矢印
ハ)。
ヘッダーパイプla、lb内で冷媒流れは反転して、再
び穴部3bより下流側第1、第2偏平チューブ13a、
13b内に流入しく矢印二)、その下流側第1、第2偏
平チューブ13a、13b内を出口側タンク7aに向け
て流れる。
左右の下流側第1、第2偏平チューブ13a、13bを
流れた冷媒は下流側タンク7bで集合しく矢印ホ)、冷
媒導出パイプ8より冷凍サイクルの図示しない圧縮機に
向けて導出される(矢印へ)。
そして、第1偏平チューブ2a、 2b、 13a、
13b通過時に、冷媒は図示しない送風機より送られて
くる空気Aから熱を奪って蒸発し、それによって空気A
の冷却を行なう。
特に本実施例では、冷媒は蒸発器の中央より左右に分配
され口、再び中央にて集合するホようになっているため
、蒸発器での温度分布はほとんど生じなくなっている。
即ち、冷媒流れの最終部(下流側第1、第2偏平チユー
ブの下流側タンク7bに近い部分)は再び蒸発器中央に
くる為、たとえ最終部に於て冷媒が過熱状態になってい
たとしても、冷媒の入口部(上流側薬1、第2偏平チユ
ーブの上流側タンクに近い部分)も中央部にあるため、
それによって中央部の通過空気温が高くなることはない
しかも、冷媒は途中でヘッダーパイプ1a、1bを通過
するため、この時に、気化した冷媒と液冷媒とが混合し
、それによって冷媒の蒸発が更に良好に行なわれる。
併せて、本実施例では上流および下流側タンク?a、7
bが中央部に配設され蒸発器が左右対象となっているた
め、上流側タンク7aにて冷媒で左右に等量づつ分配す
ることがでると共に、上流および下流側第1、第2偏平
チューブ2a、2b、13a、13bおよびコルゲート
フィン5を同一形状とすることができ、製作コストを低
く抑えることができるようになっている。
尤も本考案の蒸発器は必ず左右対象としなければならな
いものではなく、必要に応じて左右の偏平チューブ2a
、2bt 13a、13bの長さを変えてもよい。
同様に偏平チューブ2at2bt13a、13bの幅も
空気流れAの前後で変えてもよく、例えば空気の冷却が
より良好に行なえる空気流れA上流側の偏平チューブ2
a、2bの幅を、下流側の偏平チューブ13a、13b
の幅をより広くするようにしてもよい。
以上説明したように、本考案蒸発器においては、上流側
第11第2偏平チユーブ2a、2bと上流側タンク7a
とで冷媒通路を構成する上流側コアユニット11と、下
流側第1、第2偏平チユーブと下流側タンク7bとで冷
媒通路を構成する下流側コアユニット12とを空気流れ
方向に並設シ、両コアユニット11.12の偏平チュー
フ間をヘッダパイプla、lbで連結するようにしたた
め冷媒は上流側タンクより左右の上流側薬1および第2
偏平チューブ2a、2bへ分配され、ヘッダパイプla
、lbを通過することによって反転し、下流側第1、第
2偏平チューブ13a、13bを経由して下流側タンク
7bに集合することになる。
従って、本考案蒸発器では、少なくとも空気流れ方向上
流側のコアユニット11では幅方向全域に冷媒が良好に
蒸発することになり蒸発器の空気流れに対して直角な断
面方向に発生する温度差を非常に小さくできるため、蒸
発器を通過した空気には大きな温度差が生じな(、白露
の発生は良好に防止できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の蒸発器を示す正面図、第2図は第1図の
上面図、第3図は本考案蒸発器の一実施例を示す正面図
、第4図は第3図の側面図、第5図は第3図の上面図で
ある。 la、lb・・・・・・ヘッダーパイプ、2a・・・・
・・上流側第1偏平チユーブ、2b・・・・・・上流側
第2偏平チユーブ、5・・・・・・コルゲートフィン、
7a・・・・・・上流側タンク、7b・・・・・・下流
側タンク、13a・・・・・・下流側第1偏平チユーブ
、13b・・・・・・下流側第2偏平チユーブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 空気流れ方向に対して上流に位置し、蛇行形状に形成さ
    れた上流側第1、第2偏平チユーブと、空気流れ方向に
    対して下流に位置し、蛇行形状に形成された下流側第1
    、第2偏平チユーブと、前記上流および下流側第1、第
    2偏平チユーブに熱的に結合したコルゲートフィンと、 前記上流側第1、第2偏平チユーブの一端に連結し、冷
    媒を前記上流側第1、第2偏平チユーブ内に分配する上
    流側タンクと、 前記下流側第1、第2偏平チユーブの一端に連結し、前
    記下流側第1、第2偏平チユーブからの冷媒を集合する
    下流側タンクと、 前記上流側第1偏平チユーブの他端および前記下流側第
    1偏平チユーブの他端と、前記上流側第2偏平チユーブ
    の他端および前記下流側第2偏平チユーブの他端とをそ
    れぞれ連結する接続管とを備えたことを特徴とする蒸発
    器。
JP10841181U 1981-07-21 1981-07-21 蒸発器 Expired JPS6039725Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10841181U JPS6039725Y2 (ja) 1981-07-21 1981-07-21 蒸発器

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Publication Number Publication Date
JPS5813467U JPS5813467U (ja) 1983-01-27
JPS6039725Y2 true JPS6039725Y2 (ja) 1985-11-28

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ID=29902818

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