JPS6039047B2 - クロロプレンの製造方法 - Google Patents
クロロプレンの製造方法Info
- Publication number
- JPS6039047B2 JPS6039047B2 JP5853376A JP5853376A JPS6039047B2 JP S6039047 B2 JPS6039047 B2 JP S6039047B2 JP 5853376 A JP5853376 A JP 5853376A JP 5853376 A JP5853376 A JP 5853376A JP S6039047 B2 JPS6039047 B2 JP S6039047B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dichlorobutene
- chloroprene
- reaction
- mixture
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は3,4−ジクロルブテン−1を脱塩化水素して
クロロプレンを製造する方法に関する。
クロロプレンを製造する方法に関する。
3,4−ジクロルブテン−1をアルカリ水溶液で脱塩化
水素し、生成したクロロプレン、未反応の3,4−ジク
ロルブテンー1および水からなる浪合物が適当な蒸発速
度を得る85〜100℃の温度において反応させ、該混
合物を蒸留することなしに蒸発により気相で取出し、該
蒸発混合物を水相と有機相に分離し、ついで該有機相を
分別蒸留して3,4−ジクロルブテン−1とクロロプレ
ンを分離する方法は、生成したクロロプレンが重合しに
〈〈、3,4−ジクロルブテンー1に対しょクロロプレ
ンの収率がよい方法である。
水素し、生成したクロロプレン、未反応の3,4−ジク
ロルブテンー1および水からなる浪合物が適当な蒸発速
度を得る85〜100℃の温度において反応させ、該混
合物を蒸留することなしに蒸発により気相で取出し、該
蒸発混合物を水相と有機相に分離し、ついで該有機相を
分別蒸留して3,4−ジクロルブテン−1とクロロプレ
ンを分離する方法は、生成したクロロプレンが重合しに
〈〈、3,4−ジクロルブテンー1に対しょクロロプレ
ンの収率がよい方法である。
しかしこの方法は、3,4−ジクロルブテン−1がクロ
ロプレンと一諸に蒸発してしまうので、脱塩化水素の反
応器内で所望の反応量を得るためには反応時間を長くと
ることが必要である。そして反応時間を長くするために
は、反応温度を下げなければなるない。しかしながら、
反応温度を下げることは、反応速度の低下を招く結果と
なる。本発明者は、反応温度を下げることなく、反応時
間を長くして、反応速度を低下せしめない方法を見出し
た。
ロプレンと一諸に蒸発してしまうので、脱塩化水素の反
応器内で所望の反応量を得るためには反応時間を長くと
ることが必要である。そして反応時間を長くするために
は、反応温度を下げなければなるない。しかしながら、
反応温度を下げることは、反応速度の低下を招く結果と
なる。本発明者は、反応温度を下げることなく、反応時
間を長くして、反応速度を低下せしめない方法を見出し
た。
即ち、該脱塩化水素の反応を3,4−ジクロルブテン−
1の沸点より高い沸点を有し、且つアルカリ水溶液との
反応が3,4−ジクロルブテン−1に比べて遅い液状有
機化合物の存在下で行なうことにより前記の欠点を改良
することができる。ここで用いる有機化合物は、ジクロ
ルブタン、クロルベンゼン、ジクロルベンゼン、モレク
ロルトルエンおよびキシレンからなる群から選ばれたも
のである。液状有機化合物は3,4ージクロルブテン−
1に対し0.5〜100重量%添加することが好ましい
。このように、液状有機化合物を脱塩化水素の反応系に
加えると、3,4−ジクロルブテン−1とクロロプレン
の混合物の沸点が上昇し、反応温度を低下させることな
く、即ち、反応速度を低下させることなく、反応系内で
3,4ージクロルブテン−1とアルカリ水溶液の反応を
有効に行なわせることができる。反応に使用するアルカ
リは水溶液の形で用いる。水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化カルシウムのような金属水酸化物、アン
モニアなどの水溶液が用いられるが特に制限されない。
ァルカ川ま反応する3,4−ジクロルブテン−1の1モ
ルに対し、1モル以上用いる。以下実施例により説明す
る。実施例 pージクロルブテンの5重量パーセントと3,4−ジク
ロルブテンー1の95重量パーセントからなる混合液を
毎時10広重量部および15重量パーセントの水酸化ナ
トリウム水溶液を毎時20の重量部の割合で9500に
保たれた雛杵器を設けて脱塩化水素反応器に供給し、反
応器からの蟹出物を冷却器により全量凝縮した。
1の沸点より高い沸点を有し、且つアルカリ水溶液との
反応が3,4−ジクロルブテン−1に比べて遅い液状有
機化合物の存在下で行なうことにより前記の欠点を改良
することができる。ここで用いる有機化合物は、ジクロ
ルブタン、クロルベンゼン、ジクロルベンゼン、モレク
ロルトルエンおよびキシレンからなる群から選ばれたも
のである。液状有機化合物は3,4ージクロルブテン−
1に対し0.5〜100重量%添加することが好ましい
。このように、液状有機化合物を脱塩化水素の反応系に
加えると、3,4−ジクロルブテン−1とクロロプレン
の混合物の沸点が上昇し、反応温度を低下させることな
く、即ち、反応速度を低下させることなく、反応系内で
3,4ージクロルブテン−1とアルカリ水溶液の反応を
有効に行なわせることができる。反応に使用するアルカ
リは水溶液の形で用いる。水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化カルシウムのような金属水酸化物、アン
モニアなどの水溶液が用いられるが特に制限されない。
ァルカ川ま反応する3,4−ジクロルブテン−1の1モ
ルに対し、1モル以上用いる。以下実施例により説明す
る。実施例 pージクロルブテンの5重量パーセントと3,4−ジク
ロルブテンー1の95重量パーセントからなる混合液を
毎時10広重量部および15重量パーセントの水酸化ナ
トリウム水溶液を毎時20の重量部の割合で9500に
保たれた雛杵器を設けて脱塩化水素反応器に供給し、反
応器からの蟹出物を冷却器により全量凝縮した。
この凝縮液をガスクロマトグラフィ一で分析した結果は
以下の通りであった。3,4−ジクロルブテンー1 25.打電量パーセント クロロプレン 67.箱重量パーセントp
ージクロルベンゼン 4.2重量べーセント比較例
3,4−ジクロルブテン−1を毎時10の重量部および
15重量パーセントの水酸化ナトリウム水溶液を毎時2
00重量部の割合で9500に保たれ損梓器を設けた脱
塩化水素反応器に供給し反応器からの留出物を冷却器に
より全量凝縮した。
以下の通りであった。3,4−ジクロルブテンー1 25.打電量パーセント クロロプレン 67.箱重量パーセントp
ージクロルベンゼン 4.2重量べーセント比較例
3,4−ジクロルブテン−1を毎時10の重量部および
15重量パーセントの水酸化ナトリウム水溶液を毎時2
00重量部の割合で9500に保たれ損梓器を設けた脱
塩化水素反応器に供給し反応器からの留出物を冷却器に
より全量凝縮した。
この凝縮液をガスクロマトグラフィ一で分析した結果は
以下の通りであった。3,4−ジクロルプテンー1 58.4重量パーセント クロロプレン 40.2重量パーセント実
施例および比較例により本発明の効果は明らかである。
以下の通りであった。3,4−ジクロルプテンー1 58.4重量パーセント クロロプレン 40.2重量パーセント実
施例および比較例により本発明の効果は明らかである。
Claims (1)
- 1 3,4−ジクロルブテン−1をアルカリ水溶液で脱
塩化水素し、生成したクロロプレン、未反応の3,4−
ジクロルブテン−1および水からなる混合物が適当な蒸
発速度を得る85〜100℃の温度において反応させ、
該混合物を蒸留することなしに蒸発により気相で取り出
し、該蒸発混合物を水相と有機相とに分離し、ついで該
有機相を分別蒸留して、3,4−ジクロルブテン−1と
クロロプレンを分離する方法において、該脱塩化水素の
反応をジクロルブテン、クロルベンゼン、ジクロルベン
ゼン、モノクロルトルエンおよびキシレンからなる群か
ら選ばれた液状有機化合物の存在下で行なうこを特徴と
するクロロプレンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5853376A JPS6039047B2 (ja) | 1976-05-22 | 1976-05-22 | クロロプレンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5853376A JPS6039047B2 (ja) | 1976-05-22 | 1976-05-22 | クロロプレンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52142006A JPS52142006A (en) | 1977-11-26 |
JPS6039047B2 true JPS6039047B2 (ja) | 1985-09-04 |
Family
ID=13087062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5853376A Expired JPS6039047B2 (ja) | 1976-05-22 | 1976-05-22 | クロロプレンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039047B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03110438U (ja) * | 1990-02-28 | 1991-11-13 |
-
1976
- 1976-05-22 JP JP5853376A patent/JPS6039047B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03110438U (ja) * | 1990-02-28 | 1991-11-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52142006A (en) | 1977-11-26 |
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