JPS6038570B2 - 等速ジヨイントの外輪成形装置 - Google Patents

等速ジヨイントの外輪成形装置

Info

Publication number
JPS6038570B2
JPS6038570B2 JP14584778A JP14584778A JPS6038570B2 JP S6038570 B2 JPS6038570 B2 JP S6038570B2 JP 14584778 A JP14584778 A JP 14584778A JP 14584778 A JP14584778 A JP 14584778A JP S6038570 B2 JPS6038570 B2 JP S6038570B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer ring
spherical
punch
ball
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14584778A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5572920A (en
Inventor
幹男 大鹿
良雄 五十嵐
守久 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority to JP14584778A priority Critical patent/JPS6038570B2/ja
Publication of JPS5572920A publication Critical patent/JPS5572920A/ja
Publication of JPS6038570B2 publication Critical patent/JPS6038570B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は自動車の駆動力伝達軸等に使用される等速ジ
ョイントの外輪成形装置に関するものである。
この種等速ジョイントはい第1図に示す様に、2軸に対
応付けられた内輪aと外輪bの間にトルク伝達用のボー
ルcがボールケージdを介して介在せしめられており、
上記ボールcは第2図に示す様に内輪aの外周面及び外
輪bの内周面に等配形成されたボール溝e,fに鉄め込
まれている。
上記内輪aの外周面及び外輪bの内周面は、第1図に示
す様に、ジョイント中心0に曲率中心をもつ同D球面と
されているが、内輪aのボール溝e及び外輪bのボール
溝fは同図に示す様にジョイント中心○より左右に等距
離だけずらされた点A,Bに曲率中心をもつ球面とされ
、これにより、ボールcを常に2酪のなす角の2等分面
上に配向せしめて、いかなる作動角、いかなる回転角に
おいても等速性を確保し得る様に考慮されている。
即ち、この種の等速ジョイントにおける等速性は、トル
ク伝達をなすボールcの位置が、2軸のなす角の2等分
面上にあることを必要かつ十分条件とされているもので
、今、第3図に示す様に、2軸が8の角度をとったとき
、ジョイントは外輪bの内周球面とボールケージdの外
周球面間及びボールケージdの内周球面と内輪aの外周
球面間の相互案内によって、これらの球面の中心○を中
心として角度をとり、このときボールcは○点よりずれ
た位置に中心をもつ外輪b及び内輪aのボール溝e,f
に案内されて両軸のなす角の2等分平面上まで移動する
この場合、ボールケージdはジョイントの角度中心を決
定する以外にトルクが伝達されたときにボールcに作用
するボール溝e,fから飛び出すような力をボールケー
ジd自身が外輪bの内周球面及び内輪aの外周球面に支
えられることによって支え、ボールcを所定の位置に確
保する。このとき、ジョイントの角度中00から外輪b
のポール溝f及び内輪aのボール溝eの中心A及びBに
至る距離と、ボールcの中心PからA及びBに至る距離
は共に等しく設計されているから、△OAPと△OBP
とは三辺が相等しいため合同であり、ボールcの中心P
の両軸からの距離Lは等しくなり、ボールcは両藤のな
す角の2等分面上にあって等速性が確保されるのである
。さて、上記した説明で明らかなように、この種等速ジ
ョイントの外輪bは、その内周面が所定の球面をなし、
かつ、ボール溝fも所定の球面をなしているため、従来
における外輪bの製造は、第4図に示す様な形状の外輪
素材wを鍛造加工で製作した後、フライス加工で内周面
を所定の球面状に切削し、かつ、ボール溝も同様に切削
加工をしていた。
即ち、鍛造加工においては、外輪内周面に相当する部分
1は、ポンチを上に抜く必要から、球状に成形しておく
ことができず、略ストレート状になさざるを得なかった
もので、また、ボール溝に相当する部分2も同様であっ
た。
これがため、従釆では、鍛造加工された外輪素材wの内
周部を前述した所定の球面3に仕上げるため、及びボー
ル溝部を所定の球面4に仕上げるために夫々の部分をフ
ライス加工で切削除去していたものであった。
然るに、上記従釆の製造方法では、切削時間が長くかか
り、また、材料歩留りも悪い欠点があった。
この発明は従来の製造方法の上記欠点に鑑み、これを改
良除去したもので、即ち、外輪用素材の鍛造加工に当っ
て、成形される素材の形状を、以下詳述するような形状
とし、これを簡単なプレスで絞り加工することによって
、外輪内周面及びボール溝を所定の形状に成形させ、こ
れによって、後加工を削減し、材料歩留りを向上させ、
トータル製造コストを安価にできるようになしたもので
ある。
以下、この発明の詳細を図面に示す実施例について説明
すると次の通りである。
第5図はこの発明に用いる鍛造加工された外輪用素材1
0を示す縦断面図である。
上記外輪用素材1川ま、軸部11と一体にカップ形状の
外輪形成部12が冷間鍛造もしくは熱間鍛造で加工され
る。
上記袷間鍛造もしくは熱間鍛造において、外輪形成部1
2の入口部外周に張出部13を形成し、内周面14の奥
部側略半分を所定の球面14aとし、入口側半分を前記
球面14aの最大蓬部から藤方向に平行ないし若干舷開
陳向に接線状に延長したストレート面14bとしている
また、上記内周面上に等配されるボール溝15の奥都側
略半分を所定の球面15aとし、入口側半分を前記球面
15aの最大蓬部付近から若干関煩向に略援線状に延長
したストレート面15bとしている。
そして、ボール溝15の断面は、奥部では使用されるボ
ールの径を考慮してボール径に略近い円弧面とし、入口
側に至るほど次第に大きく深い円弧面としている。即ち
、第6図はボール溝15の断面の変化の割合を複合図と
して示したもので、第1象限1に示すものは入口に最も
近い位置の断面であり、第2象限0、第3象限mと打頃
に奥の方の位置の断面で、第4象限Wのものが最も奥部
の位置の断面である。上記各象限におけるボール溝15
の円弧の半径はr,>t2>r32r4とされており、
かつ、各円弧の中心点の位置は、麹心からR,>R2>
R3>R4の関係位置にある。
前記球面14aは、既に第1図で示したジョイント中心
○より若干入口側の位置に曲率中心をもつようにするも
のであり、又、前記球面15aは、同じく第1図で示し
た外輪ボール藩中心Bよりも若干入口側の位置に曲率中
心をもつようにするものである。
上記のようにする理由は、最終的に外輪用素材10をプ
レスで絞り成形して第5図の鎖線に示す状態にしようと
するもので、その際、前記球面14a及び15aの曲率
中心は、絞り量に対応して奥部側へ移動するのであり、
従って、絞り量に対応して鍛造時の前記球面14a及び
15aの曲率中心を入口側へオフセットさせておくので
ある。
前記したボール溝15の鞠方向の各位瞳での断面の円弧
の大きさ及び深さに変化をもたせているのも上記と同様
な理由からである。上記した外輪用素材10の各部寸法
は、設計計算によって具体的に決定されるものである。
第7図は、上記した外輪用素材10を絞り成形するため
のプレスの一例を示すもので、同図において、16は円
鐘状内径を有するダイス、17はダイス16と対応する
ポンチ、18はポンチ17の先端外周面等配位置に半径
方向へ拡縮可能に設けた素材内面の球面成形用部材であ
る。上記ダイス16は磯台(図示せず)に固定され、ま
た、ポンチ17はプレススライド19に固定される。
そして、このポンチ17は先端側に向けて小径とされ、
かつ、その外周面等配位置には素材内面の球面成形用部
村18がポンチ17の鞠線に対し所定の傾斜角をもつた
ままスライド可能とされている。即ち、素材内面の球面
成形用部材18は、第8図及び第9図に示す様に先端部
外面が、ポンチ17の軸万向に沿う断面において、外輪
内周面の球面に相当する球面をなし、かつ、ポンチ17
の鞠方向と直交する方向の断面が扇形をなすもので、ま
た、該都材18の上部はポンチ17の鞠方向と直交する
方向の断面が小さい扇形をなし、ポンチ17の軸方向に
一様な断面で延長されている。上記部材18に対してポ
ンチ’7の外周面等配位置には第10図及び第11図に
示す様に上記部材18のガイド溝20が設けられており
、かつ、該部材18の外周ガイド部材21がプレススラ
イド19に取付けられている。
上記部村18のスライド量Sは一定に定められており、
常時、スプリング22によって収縮状態を保持せしめら
れている。上記プレスによる動作を説明すると、先ず、
外輪用素材10をダイス16にセットし、ポンチ17を
外輪用素材10内に挿入する。
このとき、球面成形用部材18はスプリング22によっ
てポンチ17の上方へ引き上げられており、球面成形用
部材18の先端部は最大拡張状態とされているが、外輪
用素材10の入口部は拡張した状態にあるため、ポンチ
17の先端と共に球面成形用部材18も外輪用素材10
内にスムーズに挿入される。そして、ポンチ17の先端
が外輪用素材10の内面底部に当援する。この状態から
、さらに、ポンチ17が加工方向に進むと、上記の状態
を保持したままポンチ17の先端で外輪用素材10を押
圧し、ダイス16の円錘状内径部を挿通せしめる。この
とき、外輪用素材10の入口部外周の張出部13の存在
で外輪用素材10の入口部が絞られ、第5図の一点鎖線
で示す様な所定球面に成形される。この成形は、ポンチ
17の先端に設けた球面成形用部材18によりバックア
ップさせているため、成形される球面の精度が向上する
。このようにして成形が完了すれば、ポンチ17を後退
させるのであるが、このとき、素材10の入口部が絞ら
れているから、球面成形用部材18が外輪用素材10内
に残り、ポンチ17のみが先行して退入し、ポンチ17
の外周のテーパ一面の存在により球面成形用部材18が
収縮し、成形後の入口部内建より小さくなるとスプリン
グ22の作用によって、球面成形用部村18が外輪用素
材10から抜け、その後ポンチ17と一体となって動作
前の状態に復帰する。第12図は別の実施例であって、
球面成形用部村18は第13図及び第14図に示す様に
案内杵部18aとヒンジ18bで結合されれた別体構造
とされ、また、ポンチ17は第15図に示す様に溝をも
たない単純円柱外面17aをなし、その先端近傍に第1
2図及び第16図に示す如き溝のない単純円錘外周面1
7bをもち、かつ、先端部に球面成形用部材18の最小
収縮状態を係止保持させる掛止部17cが形成され、更
に、ポンチ17の上部には、球面成形用部材18の最大
鉱開状態を維持させるストッパ一部17dが形成されて
いる。
そして、球面成形用部材18の主要部分は、第7図に示
したものと同様であるが、案内杵部18aは第15図に
示す様な略矩形断面であり、外周ガイド部材21側にガ
イド溝20が形成され、スプリング22で収縮状態に維
持せしめられている。上記実施例の動作並びに機能は第
7図のものと実質上同一であるので省略するが、構造的
には第7図のものよりも簡単化されている。
上記した実施例の他、機械的又は流体力利用など各種の
拡開収縮手段が採用できることが明らかである。
以上説明した様に、この発明は、外輪用素材の入口部を
内側に絞って外輪用素材の球面状内周面を形成する装置
であって、機台あるいはプレススライドのいずれか一方
に固定された円錘状内蚤面を有するダイスと、上記ダイ
スと対応させて機台あるいはプレススライドの他方に固
定され、先端側に向かって漸次小径とされたポンチと、
上記ポンチの先端外周面等鰯位置で、かつ、藤方向に相
対的変位可能に設けられ、先端部外周面が外輪内周面の
球面に相当する球面状をなしている複数の素材内面の球
面成形用部村と、プレススラィド‘こ取付けられた上記
球面成形用部材の外周ガイド部材とからなり、上記ポン
チと球面成形用部材との軸方向への相対的変位により、
上記球面成形用部村を半径方向に拡擁させるようになし
て等速ジョイントの外輪成形装置を構成したから、簡単
なプレス絞り加工で、外輪内周面及びボール溝を所定の
球面に精度よく成形でき、後加工を削減し、材料歩留り
を向上させ、トータル製造コストを安価にすることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は等速ジョイントの説明断面図、第2図は第1図
のD−0断面図、第3図は第1図の等速ジョイントの作
動説明図、第4図のイは従来の鍛造外輪素材の説明用断
面図、口はその正面図、第5図は本発明に係る鍛造外輪
素材の説明図、第6図は第5図のF,一F,断面、F2
−F2断面、F3−F3断面及びF4−F4断面を1/
傘冠、複合断面図として表わしたものであり、第7図は
本発明装置の第1実施例の断面図、第8図ま第7図滋,
字面成形用部村単体の断面図、第9図はその平→幻、第
10図は第7図のX−X断面図、第・1函嫌個の幻−紅
断面図、第12図は本発明装置の第2実施例の断面図、
第13図は第12図の球面成形用部材単体の正面図、第
14図はその側面図、第15図は第12図XV−XV断
面図、第16図はXの−XW断面図である。 10・・・・・・外輪用素材、!3・・…・提出部、1
4・・・・・・内周面、15…・・・ボール溝、16・
・・・・・ダイス、17・・…・ポンチ、18・・・・
・・素材内面成形用部村。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図 第13図 第14図 第15図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外輪用素材の入口部を内側に絞つて外輪用素材の球
    面状内周面を形成する装置であつて、機台あるいはプレ
    ススライドのいずれか一方に固定された円錘状内径面を
    有するダイスと、上記ダイスと対応させて機台あるいは
    プレススライドの他方に固定され、先端側に向かつて漸
    次小径とされたポンチと、上記ポンチの先端外周等配位
    置で、かつ、軸方向に相対的変位可能に設けられ、先端
    部外周面が外輪内周面の球面に相当する球面状をなして
    いる複数の素材内面の球面成形用部材と、プレススライ
    ドに取付けられた上記球面成形用部材の外周ガイド部材
    とからなり、上記ポンチと球面成形用部材との軸方向へ
    の相対的変位により、上記球面成形用部材を半径方向に
    拡縮させるようになしたことを特徴とする等速ジヨイン
    トの外輪成形装置。
JP14584778A 1978-11-24 1978-11-24 等速ジヨイントの外輪成形装置 Expired JPS6038570B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14584778A JPS6038570B2 (ja) 1978-11-24 1978-11-24 等速ジヨイントの外輪成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14584778A JPS6038570B2 (ja) 1978-11-24 1978-11-24 等速ジヨイントの外輪成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5572920A JPS5572920A (en) 1980-06-02
JPS6038570B2 true JPS6038570B2 (ja) 1985-09-02

Family

ID=15394463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14584778A Expired JPS6038570B2 (ja) 1978-11-24 1978-11-24 等速ジヨイントの外輪成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6038570B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6358570U (ja) * 1986-10-03 1988-04-19

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57208324A (en) * 1981-06-17 1982-12-21 Nissan Motor Co Ltd Additional processing of coupling sleeve in synchromesh mechanism and its device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6358570U (ja) * 1986-10-03 1988-04-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5572920A (en) 1980-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1084283A (en) Homokinetic universal joint assembly
JP3060340B2 (ja) 回転式等速継手
JPH04307117A (ja) 等速自在継手
JPH0351931B2 (ja)
US5288273A (en) Constant velocity universal joint with reduced cage supporting faces
JP4034356B2 (ja) 等速比自在継手
GB2332499A (en) Constant velocity ratio jointed shaft with two fixed CV joints and separate plunging means
JPS6039897B2 (ja) 等速ジヨイント
US2844013A (en) Universal joint
US5782696A (en) Fixed ball-type homokinetic joint
ITMI940879A1 (it) Giunto omocinetico fisso
US3176477A (en) Universal joint of the constant velocity type
JPH11247877A (ja) 等速ジョイントおよびその外輪の成形方法
US20070060399A1 (en) Ball cage for a constant velocity universal joint and process of producing same
KR960031831A (ko) 등속자재조인트 및 이 조인트의 외부링을 성형하는 방법
US20070072687A1 (en) Inner joint part for a constant velocity universal joint and process of producing same
JP2002250360A (ja) 改良ケージ・アセンブリを有する等速固定式ジョイント
JPS6038570B2 (ja) 等速ジヨイントの外輪成形装置
US5186082A (en) Ironing punch for making socket of ball-and-socket joint and method of manufacturing such ironing punch
US4229952A (en) Homokinetic universal joint
US5768934A (en) Outer joint part produced as a formed plate metal part
JP4537304B2 (ja) 固定式等速自在継手
EP0962677B1 (en) Constant velocity Joint retainer
JP2002181064A (ja) 対向軌道ジョイントとしての等速固定ボールジョイント
JPS6038569B2 (ja) 等速ジョイントの外輪成形用素材