JPS6038528B2 - 鋼構造形タ−ビンケ−シング - Google Patents

鋼構造形タ−ビンケ−シング

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Publication number
JPS6038528B2
JPS6038528B2 JP3719576A JP3719576A JPS6038528B2 JP S6038528 B2 JPS6038528 B2 JP S6038528B2 JP 3719576 A JP3719576 A JP 3719576A JP 3719576 A JP3719576 A JP 3719576A JP S6038528 B2 JPS6038528 B2 JP S6038528B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
turbine casing
welding
turbine
steel structure
Prior art date
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Expired
Application number
JP3719576A
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English (en)
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JPS52121102A (en
Inventor
寛嗣 児玉
隆 池田
彰一 桧佐
道信 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP3719576A priority Critical patent/JPS6038528B2/ja
Publication of JPS52121102A publication Critical patent/JPS52121102A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、蒸気タービンあるいはガスターピンのケーシ
ングに係り、特にブロック材を溶接結合してタービンケ
ーシングを構成せしめる際に生起する溶接熱を逃すこと
によって安全性の高い構造を有する鋼構造形タービンケ
ーシングに関する。
従来、この種のケーシングは、周知の如く鋳物で製作さ
れている。しかしながら、近時のタービン出力の増加は
、目覚ましく、そのため鋳物製のタービンでは、もはや
強度的に限界をきたしており、その製作は困難を有する
。例えば、原子力タービンのように超大形タービンにあ
っては、既に110加心Vの時代に入っており、このよ
うにタービンの単機容量が増加すれば、タービンケーシ
ングは、運転中発生する不測の事故、例えば急激な負荷
しや断や多量の蒸気による熱衝撃等に十分抗し得るよう
厚肉構造を探らざるを得ない。しかしながら、タービン
ケーシングにとって厚肉構造を採用すると、鋳物の巣の
問題を抱えており、そのためタービンご長期間運転する
間に巣の成長を助長するとともに、クラツク等を誘発し
、ついには壊滅的被害を受けるか、さもなくば補修加工
に多大な工数と費用を要する等の欠点を有する。
このため、現在以上のタービンの出力増加が十分予想さ
れている今日、タービンケーシングは鋼騰造タイプの出
現が斯界から要望されている。
上記要望に答えるために、タービンケーシングを応力レ
ベルおよび形状の複雑性に応じて各構成部分に分割し、
この構成部分に適合する圧延鋼または鍛造鋼のブロック
材を別体に作製し、これらフロック材を互に溶接結合す
ることによってタービンケーシングを構成せしめたいわ
ゆる鋼構造形のタービンケーシングが既に特競昭50一
143111号公報によって開示されている。ところで
、上記ブロック材を互に溶接結合することによってター
ビンケーシングを構成せしめるに当り、何分にもブロッ
ク材の板厚が大きく、溶接量も従来の鋳物製タービンケ
ーシングに比し相当の容量となる関係上、溶接熱による
残留熱歪が相当量にわたって生起する。
したがって、残留熱歪を何んら除去しないまま、タービ
ンが運転に入った場合、タービンケーシングは超高圧、
超高温の蒸気作用にまともに受ける結果、熱歪はますま
す助長され、危険な状態に至る。
そこで、本発明の目的は、ブロック材を通してタービン
ケーシングを構成する際に生起する溶接熱による熱歪を
容易に取り除くことによって安全性の高い鋼構造形ター
ビンケーシングを提供することにある。
本発明によれば、上記目的は、ブロック材の周緑端に設
けたフランジの側端に予じめ切欠き空間を設けておき、
溶接結合する際に生起する熔接熱を上記切欠き空間を通
して逃すようにするとともに、溶接結合後は上記切欠き
空間に機械加工を加えてボルト穴とすることによって達
成される。
以下本発明による鋼構造形タービンケーシングを図を示
した実施例について説明する。第1図において、全体を
符号10で示す本発明によるタービンケーシングはケー
シング前部11、ケーシング中間第1部12、ケーシン
グ中間第2部13、ケーシング後部14を有する。
また、ケーシング前部11、ケーシング中間第1部12
、ケーシング中間第2部13、ケーシング後部14のそ
れぞれの周縁端には、一体的かつ連続的にフランジー5
,15…・・・が設けられており、これらフランジー5
,15……は座グリ孔16,16・・・・・・およびボ
ルト穴17,17・・・・・・が穿設されている。そし
て、タービンケーシング10は、ボルト穴17,17・
・・・・・を通して図示しない二分割形タービンケーシ
ングのうちのタービンケーシング下半部と合せられ、大
口径のボルトによって密封圧力容器室を構成している。
なお、L,−,L3は溶接結合部をそれぞれ示す。上記
構成のタービンケーシング10は、最終出来上り形状を
示すものであって、この形状に至るまでには、次の手段
が講じられている。
まず、ケーシング前部11、ケーシング中間第1部12
、ケーシング中間第2部13、ケーシング後部14は、
経験的に知られている応力レベルに見合うように圧延鋼
または鍛造鋼が選定されており、これらの部材は予じめ
ブロック材として別作に作製されている。
上記ブロック材は、第2図に示すように、例えばケーシ
ング前部11のフランジ15、ケーシング中間第1部1
2のフランジ15の側端面に半球形の切欠き空間18を
削成するとともに、他の後触面19は拡口するように傾
斜面を予じめ設けてある。
しかしてブロック材を溶接結合するに当ってはサブマー
ジアーク溶接またはェレクトロスラグ溶接法等の高能率
溶接法が用いられ、第3図示のようにブロック材の境界
に溶接結合Lが設けられている。
溶接結合L,は、4m〜5mにもおよぶ何分にも長距離
だけに、溶接熱による熱歪を取り除く必要があるけれど
も、本発明によるタービンケ−シングでは、フランジ1
5に切欠き空間18が削成されているから、当該部分を
もって溶接熱を発散し熱歪が取り除かれている。上記工
程が終ると、フランジ15の切欠き空間18は、第4図
に示すように、ボルト穴17、座グリ孔16の機械加工
が加えられ、最終製品としてのタービンケーシングが構
成される。
第5図乃至第7図は、ブロック材を溶接結合する際のフ
ランジの開発を示すとともに、その工作手順である本発
明の他の実施例を示すものであって、この実施例も溶接
熱を取り除くものであるけれども比較的4・形のタービ
ンケーシングに適用するとが好ましい。
以上述べたように、本発明によれば、鋼構造形タービン
ケ−シングにおいて、ブロック材を互に溶接結合するに
当り、フランジの側端を予じめ切欠き空間を設けたから
、当該部分を通して溶接熱が放散され、溶接熱による熱
歪が比較的容易に取り除かれ、タービンケーシングを安
全に運転できる。
また、タービンケーシングを溶接結合後、フランジに設
けた切欠き空間をボルト穴として活用するので、その分
だけ機械加工に要する工数が削減できる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるタービンケーシングの全体を示
す平面図、第2図は、タービンケーシングを溶接結合す
る前のブロック材を示す図、第3図は、ブロック材の溶
接結合後のタービンケーシングとしての半製品を示す図
、第4図は、切欠き空間にボルト穴等の機械加工を加え
た図、第5図乃至第7図は、本発明による他の実施例を
示す図である。 10……タービンケーシング、11……ケーシング前部
、12・・・・・・ケーシング中間第1部、13……ケ
ーシング中間第2部、14……ケーシング後部、15・
・・・・・フランジ、16…・・・座グリ孔、17……
ボルト穴、18……切欠き空間、L,−,L3・・・・
・・溶接結合部。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 別体に作製された圧延鋼または鍛造鋼のブロツク材
    の周縁端にフランジを設け、上記ブロツク材を互に溶接
    結合することによつてケーシングを構成せしめる鋼構造
    形タービンケーシングにおいて、上記ブロツク材を互に
    溶接結合するに当り、フランジの側端に予じめ切欠き空
    間を設けておき、溶接結合する際に生起する溶接熱を上
    記切欠き空間を通して逃すようにするとともに、溶接結
    合後は上記切欠き空間に機械加工を加えてボルト穴とす
    ることを特徴とする鋼構造形タービンケーシング。
JP3719576A 1976-04-05 1976-04-05 鋼構造形タ−ビンケ−シング Expired JPS6038528B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3719576A JPS6038528B2 (ja) 1976-04-05 1976-04-05 鋼構造形タ−ビンケ−シング

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JP3719576A JPS6038528B2 (ja) 1976-04-05 1976-04-05 鋼構造形タ−ビンケ−シング

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JPS52121102A JPS52121102A (en) 1977-10-12
JPS6038528B2 true JPS6038528B2 (ja) 1985-09-02

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DE102008035427A1 (de) * 2008-07-30 2010-02-04 Man Turbo Ag Strömungsmaschine, Verfahren und Modulsystem zur Herstellung einer solchen Strömungsmaschine

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JPS52121102A (en) 1977-10-12

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