JPS6038028Y2 - 内燃機関の吸気過給装置 - Google Patents
内燃機関の吸気過給装置Info
- Publication number
- JPS6038028Y2 JPS6038028Y2 JP13662180U JP13662180U JPS6038028Y2 JP S6038028 Y2 JPS6038028 Y2 JP S6038028Y2 JP 13662180 U JP13662180 U JP 13662180U JP 13662180 U JP13662180 U JP 13662180U JP S6038028 Y2 JPS6038028 Y2 JP S6038028Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conical
- shaft
- circumferential surface
- housing
- inner end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Supercharger (AREA)
- Friction Gearing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関の吸気過給装置に関する。
内燃機関の吸気過給装置としては排気ターボチャージャ
が広<採用されている。
が広<採用されている。
このターボチャージャは機関排気ガスのもつエネルギを
利用してコンプレッサを作動し、吸入空気圧を上昇せし
めて吸入効率を高め、それによって機関出力を向上せし
めるようにしている。
利用してコンプレッサを作動し、吸入空気圧を上昇せし
めて吸入効率を高め、それによって機関出力を向上せし
めるようにしている。
しかしながらこのようにターボチャージャは排気ガスの
エネルギを利用しているので排気ガスのエネルギが高い
とき、即ち過給をさほど必要としない機関高出力時には
必要以上の過給作用を行なうことができる排気ガスのエ
ネルギが低いとき、即ち過給を必要とする機関中低負荷
運転時には十分な過給作用を行なうことはできない。
エネルギを利用しているので排気ガスのエネルギが高い
とき、即ち過給をさほど必要としない機関高出力時には
必要以上の過給作用を行なうことができる排気ガスのエ
ネルギが低いとき、即ち過給を必要とする機関中低負荷
運転時には十分な過給作用を行なうことはできない。
このことはターボチャージャは最も使用頻度の高い中低
負荷運転時にはさほど有効に作用しないということを意
味している。
負荷運転時にはさほど有効に作用しないということを意
味している。
更にターボチャージャのタービンホイールは高温となる
ためにタービンホイールは高価な耐熱合金を用いて精密
鋳造する必要があり、従って吸気過給装置が高価格にな
るのを避けることができない。
ためにタービンホイールは高価な耐熱合金を用いて精密
鋳造する必要があり、従って吸気過給装置が高価格にな
るのを避けることができない。
本考案は機関高出力運転時よりもむしろ機関中低負荷運
転時に十分な過給作用を行なうことができしかも価格を
低減することのできる内燃機関の吸気過給装置を提供す
ることにある。
転時に十分な過給作用を行なうことができしかも価格を
低減することのできる内燃機関の吸気過給装置を提供す
ることにある。
以下、添附図面を参照して本考案を詳細に説明する。
図面を参照すると、1はコンプレッサハウジング、2は
コンプレッサハウジング1にボルト3によって固締され
た伝達機構ハウジング、4は軸受5を介してハウジング
2内に回転可能に支承された駆動軸を夫々示し、この駆
動軸4の突出端部にはプリー6がナツト7により固定さ
れる。
コンプレッサハウジング1にボルト3によって固締され
た伝達機構ハウジング、4は軸受5を介してハウジング
2内に回転可能に支承された駆動軸を夫々示し、この駆
動軸4の突出端部にはプリー6がナツト7により固定さ
れる。
このプリー6は例えば■ベルトを介して図示しない機関
の出力軸に連結され、斯くして機関が始動すると駆動軸
4が回転せしめられる。
の出力軸に連結され、斯くして機関が始動すると駆動軸
4が回転せしめられる。
駆動軸4とハウジング2間にはオイルシール8が挿着さ
れ、更に駆動軸4の内端部には大径ディスク部9が一体
形成される。
れ、更に駆動軸4の内端部には大径ディスク部9が一体
形成される。
このディスク部9はその周辺部に円錐状内周面10を有
する。
する。
一方、ハウジング1,2内には仕切板11が挿入固定さ
れ、この仕切板11に形成された円筒孔12内において
シャフト13が回転可能に支承される。
れ、この仕切板11に形成された円筒孔12内において
シャフト13が回転可能に支承される。
シャフト13の突出端部にはハウジング1内においてイ
ンペラ14がボルト15により固定される。
ンペラ14がボルト15により固定される。
ハウジング1内にはスクロール型の空気吐出室16は図
示しない機関の吸気ポートに連結される。
示しない機関の吸気ポートに連結される。
なお、図面において17はシャフト13に嵌着固定され
たカラー、18はハウジング1により支承されたリテー
ナ、19はカラー17とリテーナ18間に設けられたメ
カニカルシール、20はワッシャを夫々示す。
たカラー、18はハウジング1により支承されたリテー
ナ、19はカラー17とリテーナ18間に設けられたメ
カニカルシール、20はワッシャを夫々示す。
図面に示すようにシャフト13の内端部外周面21は円
錐状に形成され、この円錐状外周面21の根本部には環
状フランジ22が一体形成される。
錐状に形成され、この円錐状外周面21の根本部には環
状フランジ22が一体形成される。
更に仕切板11の端面上にはフランジ22の外径とほぼ
等しい外径を有する円形凹所23が形成され、この円形
凹所23内にフランジ22が回転可能に挿入される。
等しい外径を有する円形凹所23が形成され、この円形
凹所23内にフランジ22が回転可能に挿入される。
従ってフランジ22によって画定された円形凹所23内
には制御油圧室24が形成される。
には制御油圧室24が形成される。
シャフト13の内端部局りには複数個のローラ25,2
6が設けられ、これらの各ローラ25,26は仕切板1
1に嵌着固定されたシャツ)27.28上に夫々回転可
能に挿入される。
6が設けられ、これらの各ローラ25,26は仕切板1
1に嵌着固定されたシャツ)27.28上に夫々回転可
能に挿入される。
更に各ローラ25,26は断面円弧状の外周面を有し、
この外周面は一方ではディスク部9の円錐状内周面10
と接触すると共に他方ではシャフト13内端部の円錐状
外周面21と接触する。
この外周面は一方ではディスク部9の円錐状内周面10
と接触すると共に他方ではシャフト13内端部の円錐状
外周面21と接触する。
ローラ25,26とシャフト27.28間を潤滑しかつ
ローラ25,26とシャフト13並びにディスク部9間
の接触面を潤滑するために仕切板11、シャフト27.
2B、シャフト13内には潤滑油供給路29が形成され
、この潤滑油供給路29はハウジング1に形成された潤
滑油供給口30に連結される。
ローラ25,26とシャフト13並びにディスク部9間
の接触面を潤滑するために仕切板11、シャフト27.
2B、シャフト13内には潤滑油供給路29が形成され
、この潤滑油供給路29はハウジング1に形成された潤
滑油供給口30に連結される。
一方、制御油圧室24も仕切板11内に形成された油圧
供給路31を介して油圧供給口32に連結される。
供給路31を介して油圧供給口32に連結される。
また、ハウジング2には潤滑油排出口33が形成され、
この排出口33は潤滑油返戻管34を介してタンク35
に連結される。
この排出口33は潤滑油返戻管34を介してタンク35
に連結される。
一方、タンク35はリリーフ弁36を具えたポンプ37
に連結され、このポンプ37の潤滑油吐出口は潤滑油供
給導管38を介して潤滑油供給口30に連結される。
に連結され、このポンプ37の潤滑油吐出口は潤滑油供
給導管38を介して潤滑油供給口30に連結される。
従ってポンプ37から供給される潤滑油によってハウジ
ング2内の潤滑が行なわれる。
ング2内の潤滑が行なわれる。
一方、ポンプ37の潤滑油吐出口は制御油圧導管39並
びに制御弁40を介して油圧供給口32に連結される。
びに制御弁40を介して油圧供給口32に連結される。
この制御弁40は例えば車両速度検出スイッチ41によ
り制御され、車両速度が所定速度以下のときには制御弁
40を開弁せしめてポンプ37から潤滑油を制御圧力室
24内に供給してポンプ37の吐出圧を制御圧力室24
内に印加する。
り制御され、車両速度が所定速度以下のときには制御弁
40を開弁せしめてポンプ37から潤滑油を制御圧力室
24内に供給してポンプ37の吐出圧を制御圧力室24
内に印加する。
上述したように車両速度が所定速度以下のときにはポン
プ37の吐出圧が制御圧力室24内に印加される。
プ37の吐出圧が制御圧力室24内に印加される。
その結果シャフト13のフランジ22には左向きの力が
加わるためにローラ25,26はディスク部9の円錐状
内周面10並びにシャフト13内端部の円錐状内周面2
1上に圧接されてそれらと摩擦接触をする。
加わるためにローラ25,26はディスク部9の円錐状
内周面10並びにシャフト13内端部の円錐状内周面2
1上に圧接されてそれらと摩擦接触をする。
斯くしてディスク部9の回転力がローラ25,26を介
してシャフト13に伝達され、それによってシャフト1
3が回転せしめられる。
してシャフト13に伝達され、それによってシャフト1
3が回転せしめられる。
図面に示すような構造ではローラ25.26に対するデ
ィスク部9の接触面の直径をD□とし、ローラ25,2
6に対するシャフト13の内端部接触面の直径をD2と
するとディスク部9の回転数に対してシャフト13の回
転数はDi/D2倍だけ増速され、斯くしてインペラ1
4は高速度で回転せしめられることになる。
ィスク部9の接触面の直径をD□とし、ローラ25,2
6に対するシャフト13の内端部接触面の直径をD2と
するとディスク部9の回転数に対してシャフト13の回
転数はDi/D2倍だけ増速され、斯くしてインペラ1
4は高速度で回転せしめられることになる。
一方、車両速度が所定速度以上になると制御弁40は閉
弁せしめられる。
弁せしめられる。
このとき制御圧力室24内の加圧潤滑油はフランジ22
の周囲の間隙を介して流出するために制御圧力室24内
は減圧される。
の周囲の間隙を介して流出するために制御圧力室24内
は減圧される。
その結果ローラ25,26をシャフト13内端部の円錐
状外周面21並びにディスク部9の円錐状内周面10に
圧接する圧接力が弱められ、その結果ディスク部9の回
転力がシャフト13に伝達されなくなるためにインペラ
14の回転が停止せしめられる。
状外周面21並びにディスク部9の円錐状内周面10に
圧接する圧接力が弱められ、その結果ディスク部9の回
転力がシャフト13に伝達されなくなるためにインペラ
14の回転が停止せしめられる。
以上述べたように本考案によれば最も使用頻度の高い中
低速運転時に機関回転数に応じてコンプレッサのインペ
ラを回転せしめることができるので実用上最適な過給を
行なうことができる。
低速運転時に機関回転数に応じてコンプレッサのインペ
ラを回転せしめることができるので実用上最適な過給を
行なうことができる。
更に排気ガスを利用していないので高価な耐熱材料を使
用する必要がないために過給装置の価格を低減でき、し
かも従来のターボチャージャに比べて軽量化できるとい
う利点もある。
用する必要がないために過給装置の価格を低減でき、し
かも従来のターボチャージャに比べて軽量化できるとい
う利点もある。
また、インペラシャフトの周りに小容積の制御圧力室を
形威し、この制御圧力室の圧力を制御するだけでインペ
ラの増速回転制御をすることができる。
形威し、この制御圧力室の圧力を制御するだけでインペ
ラの増速回転制御をすることができる。
このようにインペラの増速回転制御をするためには小容
積の制御圧力室を設ければよいのでインペラの増速回転
制御のために大きなスペースを必要とせず、斯くして給
気過給装置を小型化することができる。
積の制御圧力室を設ければよいのでインペラの増速回転
制御のために大きなスペースを必要とせず、斯くして給
気過給装置を小型化することができる。
図は本考案に係る吸気過給装置の側面断面図である。
4・・・・・・駆動軸、9・・・・・・ディスク部、1
0・・一円錐状内周面、13・・・・・・シャフト、1
4・・・・・・インペラ、21・・・・・・円錐状外周
面、24・・・・・・制御圧力室、25,26・・・・
・・ローラ、37・・・・・・ポンプ、40・・・・・
・制御弁。
0・・一円錐状内周面、13・・・・・・シャフト、1
4・・・・・・インペラ、21・・・・・・円錐状外周
面、24・・・・・・制御圧力室、25,26・・・・
・・ローラ、37・・・・・・ポンプ、40・・・・・
・制御弁。
Claims (1)
- 機関より駆動される駆動軸を機関過給用コンプレッサの
インペラシャフトと共軸的に配置し、該インペラシャフ
トの内端部外周面を円錐状に形成すると共に該円錐状外
周面の根本部に環状フランジを一体的に形威し、ハウジ
ングに形威し、ハウジングに形威した円形凹所内に環状
フランジを回転可能に配置して環状フランジにより画定
された円形凹所内に制御油圧室を形威し、上記駆動軸の
内端部に拡大ディスク部を形威して該拡大ディスク周辺
部に円錐状内周面を形威し、上記インペラシャフト円錐
状内端部外周面と該ディスク円錐状内周面間にそれら外
周面並びに内周面上で接触回転するローラを挿入すると
共に該ローラをハウジングに回転可能に取付け、車両速
度が予め定められた速度よりも低いときに上記制御油圧
室内に油圧力を加えてインペラシャフトに軸方向力を加
えることによりインペラシャフト円錐状内端部外周面と
ディスク円錐状内周面とをローラ上に圧接せしめるよう
にした内燃機関の吸気過給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13662180U JPS6038028Y2 (ja) | 1980-09-27 | 1980-09-27 | 内燃機関の吸気過給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13662180U JPS6038028Y2 (ja) | 1980-09-27 | 1980-09-27 | 内燃機関の吸気過給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5759928U JPS5759928U (ja) | 1982-04-09 |
JPS6038028Y2 true JPS6038028Y2 (ja) | 1985-11-13 |
Family
ID=29496725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13662180U Expired JPS6038028Y2 (ja) | 1980-09-27 | 1980-09-27 | 内燃機関の吸気過給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6038028Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5918227A (ja) * | 1982-07-22 | 1984-01-30 | Aisin Seiki Co Ltd | 機械式過給機の制御装置 |
JPS6073012A (ja) * | 1983-09-29 | 1985-04-25 | Toyota Motor Corp | 機械式過給機付エンジンの過給機制御方法 |
-
1980
- 1980-09-27 JP JP13662180U patent/JPS6038028Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5759928U (ja) | 1982-04-09 |
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