JPS6036489A - 抗生物質スペクチノマイシン類似体 - Google Patents

抗生物質スペクチノマイシン類似体

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JPS6036489A
JPS6036489A JP59139733A JP13973384A JPS6036489A JP S6036489 A JPS6036489 A JP S6036489A JP 59139733 A JP59139733 A JP 59139733A JP 13973384 A JP13973384 A JP 13973384A JP S6036489 A JPS6036489 A JP S6036489A
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hydrogen
formula
alkyl
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JP59139733A
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リチヤード・チヤールズ・トーマス
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Upjohn Co
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H15/00Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H15/20Carbocyclic rings
    • C07H15/22Cyclohexane rings, substituted by nitrogen atoms
    • C07H15/222Cyclohexane rings substituted by at least two nitrogen atoms
    • C07H15/224Cyclohexane rings substituted by at least two nitrogen atoms with only one saccharide radical directly attached to the cyclohexyl radical, e.g. destomycin, fortimicin, neamine

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  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
発明の分野 本発明はアミノサイクリトール抗生物質であるスペクチ
ノマイ’y 7 (spectinomycin )の
新規類似体および中間体とし−てさらに選択された新規
類似体を用いる該類似体の製法に関する。 発明の背景 本明細書に開示するスペクチノマイシンの新規類似体は
抗菌剤として有用である。 スペクチノマイシンは式〔■〕(後記構造式表参照、以
下同様)で示される化合物で、鎖式に炭素の位置番号を
付しである。 本発明は、 (1)式〔■〕で示されるスベクヂノマイシンー(Ii
) 5’−デスメヂル類似体を含む、後記式CI )で
示されるスペクチノマイシンC−6’類似体〔式中、R
4は− (a)水素、 (b)炭素数2〜8のアルキル、 (C) ”31 ’ ”32 (R31は炭素数1〜4
のアルキレン−”32は水素または炭素数1〜6のアル
キル、但し、R3□の炭素数とR3゜の炭素数の合計は
7以下である)− (d) R3□−NR33R34(k3□は前記と同じ
、R33は水素または炭素数1〜6のアルキルおよびR
34は水素、炭素数1〜6のアルキルまたは保護基、但
し、R34が保護基でない場合、R3□の炭素数と、R
33またはR34のうちの炭素数がより大きい方のと 炭素数の合計はへ7以下である)または(C)1.2ま
たは3個のハロケン原子で置換された炭素数1〜4のア
ルキルを意味する〕、(m)後記式〔■2〕で示される
ジヒドロスペクチノマイシンC−6′類似体 〔式中−R3は− (a)水素、 (1〕)炭素数1〜8のアルキル、 (C)−R31−0−に32(k3□は炭素数1〜4の
アルキレン−R32は水素または炭素数1〜6のアルキ
ル、但し、k3□の炭素数とに3゜の炭素数の合計は7
以下である)、 (d)−R31−NR33R34(l(3□は前記と同
し−R33は水素または炭素数1〜6のアルキルおよび
R34は水素、炭素数1〜6のアルキルまたは保護基、
但し、R34が保護基でない場合、R3□の炭素数と、
R33またはR34のうちの炭素数がより大きい方の炭
素fの合計は、7以下である)または、△ (e)1.2または3個のハロゲン原子で置換された炭
素数1〜4のアルキルを意味する〕、または (1v)その分子のc−1およびC−3に結合する各窒
素原子に結合する水素原子が保護基で置換された式〔■
〕のスペクチノマイシン一式〔■1〕のスペクチノマイ
シンC−6′類似体および式〔■2〕のジヒドロスペク
チノマイシンC−6′類似体の各類似体の新規な拡張7
員糖環類似゛体に関する。 本明細書において、特に断わらない限り、スペクチノマ
イシンまたはスペクチノマイシンのC−6′類似体の拡
張7員糖環類似体に関する記載には、C−1およびc−
3に結合する保護窒素原子を持つ前記したような類似体
、およびジヒドロスペクチノマイシンおよびジヒドロス
ペクチノマイシンのC−6′類似体の類似体(C−1お
よびc−3に結合する保護窒素原子を持つC−6′類似
体を含む)を包含する。 前記したような保護基は、ペプチド化学−脂肪酸化学お
よび−とくに半合成および全合成の抗生物質化学を含む
有機化学の多くの分野でよく知られているものである。 2つの通常用いられる保護基はカルボベンジルオキシお
よび
【−ブトキシカルボニルである。かかる保護基は酸
または還元による適当な処理で容易に除去され、水素に
変えることができ、実際に用いる基およびそれが結合す
る分子によって具体的な条件を種々変えることができる
。スペクチノマイシン類似体に結合することができる保
護基の包括的なリストは、米国特許第4173647号
に開示されており−それに従って選択、調製、使用およ
び除去を行なうことかできる〔かかる保護基の付加およ
び除去については、例えは、Boissona 、 A
dv、Org、 Cbem、 3 。 159 (1963) and Windllolz 
et al 、、 TetrahedronLett、
、3,2555 (1967))参照〕。 スペクチノマイシン自体は公知の天然物である(米国特
許第3234902号(Bcrgy ct al)参照
)。c−1およびc−3に結合する窒素原子が保護され
ている多くのスペクチノマイシン類似体も−また公知で
ある〔米国特許第4351771号および第436 ’
1701号(いずれもN〜、’hite)、ドイツ連邦
共和国公開公報第2756912号(Derwent 
Farmdoc Accession第50959B号
)および第2756913号(Derwent Far
mdoc’Accession第40960B号)参照
〕。該米国特許(Wbi Le )には、5′−デスメ
チル類似体を含むスペクチノマイシンの多くのC−6′
−類似体並ヒにc−1およびc−3に4結合する保護窒
素原子を持つ類似体が包含されている°。 本発明は、また、新規合成法に関し、とくに、(1)米
国特許出願第314261号(1981年10月23日
出IM )に基つき優先権主張されたヨーロッパ特許出
願箱82305299.8号に記載の公知のアミノメチ
ルジヒドロスペクチノマイシンおよびその類似体からス
ペクチノマイシンまたはスペクチノマイシンのC−6′
類似体の新規類似−CI+)新規な7員糖環スペクチノ
マイシンおよびそのC−6′類似体からNaBI(4ま
たは白金、ニッケルもしくは他の金属触媒の存在下の水
素のような他の還元剤との処理によってジヒドロスペク
チノマイシンおよびそのC−6′類似体の新規7員糖環
類似体を得る新規な製法にも関する。 新規製法(11)に関し−C−3′における新たな不斉
中心の立体配置は限定するものではない。 1つ以」二の保護基を有する本発明の類似体のすべて、
およびC−3′にケト基を有する類似体のすへてかスペ
クチノマイシンの7員糖環類似体のC−3′類似体製造
における有用な中間体であり、該C−3′類似体も該ケ
トを対応するジヒドロ類似体に還元することにより抗菌
剤として有用である。 本発明には、また−木明細書開示のスペクチノマイシン
の新規な抗菌剤である拡張7員糖環類似体の医薬」二許
容される酸付加塩も包含される。 前駆体である公知の抗菌性アミノメチルジヒドロスペク
チノマイシンおよびそのC−6′類似体と同様に、本発
明の新規な拡張7員糖環スペクチノマイシン類似体は一
抗菌剤、すなわち−静菌剤または殺菌剤として有用であ
る。本発明の新規抗菌剤拡張7員糖環スペクチノマイシ
ン類似体は、微生物の存在や野放しの増殖が望ましくな
いか、有害であるような種々の環境において微生物の増
殖を抑制したり、排除するのに有用である。本発明の抗
菌性拡張7員糖環スペクチノマイシン類似体け、各々−
微生物の存在が望ましくないか、または有害であるよう
な少なくとも1つの環境における少なくとも1つの微生
物に対する静菌剤または殺菌剤である。本発明の抗菌性
拡張7員糖環スペクチノマイシン類似体の少なくとも1
つが活性な微生物にはエシェリヒア・コリ(1!:、 
col i )、クレブシェラ・ニューモニアエ(K、
 pneumonie )−七うチア マルセッセンス
(S、 marces(SenS )−ザルモネラ・チ
フィ(S、 typhi )−ストレプトコッカス・フ
ェカリス(S、 faecalis )、プロテウス・
ブルガリス(P、 vulgaris )、プロテウス
・ミラビリーザ(Ps、 aeruginosa )な
らびに陰性および陽性△ 微生物を含むその他の微生物が包含される。本発明の新
規な、抗菌性拡張7員糖環スペクチノマイシン類似体の
いくつかは、また、ヒトを含む咄乳類における微生物感
染症の治療および予防にも有用である。 保護窒素原子」−で保護基を水素原子と置換させる本明
細書開示の化学変化は一該新規な拡張7員糖環スペクチ
ノマイシンC−3′類似体の合成において出発物質とし
て本発明に関係するスペクチノマイシンーそのアクチナ
ミン環窒素保護類イ以体またはスペクチノマイシンのい
ずれものC−6′類イ以体(アクチナミン環窒素保護類
似体も含む)力く示す配置からC−3′以外のいずれの
不斉中ノロ・にお(する立体配置を何ら変えるものでは
なし)。該ジヒドロ拡張7員糖環スペクチノマイシンの
C−3iこおける不斉中心における立体配置は知られて
し)なし)。 前駆体のC−6′における保護基あるいは置換基に存在
しつる、いずれもの不斉中心における立体配置は一本明
細書開示の化学変化のいずれによっても変化するもので
はない。 従来技術 新規中間体を用いる本発明の新規製法および本発明の新
規化合物の環拡張のための基質であるアミンメチルジヒ
ドロスペクチノマイシンおよびその類似体は、米国特許
出願第314261号(1981年10月23日出願口
こ基つき優5■権主張がなされているヨーロツノク特許
出願第82305299.8号(1982年10月5日
日)願)lこ記載されている。 修飾された糖源を持つスペ゛クチノマイシン類イ以体に
関する文献はほとんどなく、あっても−拡弓長7員糖環
を持つ化合物を包含してし)るもの(ま全くない(例え
ば−米国特許第4351771号〜第4361701号
および第4173647号参旦侃)。 アクチナミン環窒素(すなわち、C−1オヨヒc−3に
結合する窒素)上唇こ保護基を持つ力)−持だすいスペ
クチノマイシンのC−3’Q 似体(7) b> <つ
かは公知である。水溶液中では−スペクチノマイシンは
、C−3′ケトン水化物として存在する(Wiely、
 eL al 、、 J、 Am、 Chem、 So
c、、 85 、2652(1963)参照)。 ワイリーら(Wiely、 et al 、、 J、 
Am、 Cltem。 Soc、、85.2652(1963))は−3′−ジ
ヒドロスペクチノマイシンの両方のC−3′エピマーの
製法を報告している。 ナイトオよびへ/y セ−y (Knight anc
l I(oeksema。 J、 Antibiotics、 28 、136 (
1975) )はスペクチノマイシン自体のN、に−ジ
(カルボベンジルオキシ 両方のエピマーを開示している(ここてはーC −1お
よ1jC−3に結合する窒素原子を一各々、Nおよび太
と命名する)。 米国特許出願第020073号(1979年3月1 3
 tl出願)には、3′−ジヒドロスペクチノマイシン
の両方の3′−エピマーの類似体か数多く報告されてい
る。該類似体にはーアクチナミン環窒素が非保護および
種々の保護基で保護されたもの、5′−デスメチル化合
物およびC−6′が種々の置換基で置換された化合物が
包含されている。しかしながら、該米国特許出願には拡
張7員糖環については何らの教示もなされていない。 糖源が拡張7員糖環であるスペクチノマイシンの類似体
は一当該分野では全く知られていない。 米国特許第4351771号および第4361701号
には、修飾された糖源を持つスペクチノマイシン類似体
を包含する記載があるが、その修飾は、環拡張ではなく
、C−6′位における修飾である。さらに、米国特許出
願第35972,3号(1982年3月出願)のCIP
出願である米国特許出願第449304号(1982年
12月13日出願)(これらの米国特許出願は現在公開
されているいくつかの出願−例えば、フランス国特許出
願第8304499号、英国特許出願第8304026
号および日本国特願昭51145274号の優先権主張
の基礎とされている)は、C−6′位が修飾されたより
好ましい化合物を記載している。しかしーこれらにも、
また一本明細書におけるような糖源の環拡張は全く包含
されていない。 環拡張反応に関する解説を示す文献はいくつかある( 
H,5oil in Methoden Der Or
ganischenChcmi、 vol、 11 (
2) 、 4th edition、 GeargTh
iemc Vcrlag、 SLuLtgarL、 :
R958+ PP、 133 ;C;D、 GuLsc
he et al 、 in C11apter IV
 in ”1)iazoalkane Ring Ex
pansions of Cycloalkanone
s”。 Carbocylic Ring Expansion
 ReacLions、 AcademicPress
、 N、Y、、 1,968 、 PP、 81〜98
 ;およびSm1thct al、、 CI】apte
r 11 in l+The Dcmjanov an
dTi ffcnean I)cmjanov Rin
g Expansions −Orga萌c Reac
tions、Wiley、N、Y、、196Q 、l)
P。 157〜188参照)。しかし、スペクチノマイシンま
たはその類似体の分子に存在する高度な官能性、スペク
チノマイシンまたはその類似体の水溶性およびC−2′
および3′におけるマスクされたa−ジケトン系の不安
定さにかんがみれは−これらの文献に記載される炭素環
の拡張反応が、拡張7員糖環を有する該スペクチノマイ
シン類似体形成に用いる反応条件を示唆するものでもな
い。事実、これらの文献には、該7員糖源スペクチノマ
イシン類似体あるいは本発明におけるスペクチノマイシ
ン、スペクチノマイシンのC−6″類似およびジヒドロ
スペクチノマイシンの拡張糖源類イ以体の静菌または殺
菌活性を示唆するような例Cよ(=Jら見当たらない。 発明の概要 本発明は、以下に示す新規化合物および新規製法を提供
するものである。 (1)後記式CIOで示される化合物およびその医薬上
許容される塩 〔式中− R1は− (a)水素または (b)保護基、 R3は、 (a)水素、 数 (b)炭素1〜8のアルキル、 (c) −R3□−OR32(1支31は炭素数1〜4
のアルキレン−R32は炭素数1〜6のアルキル−R3
□の炭素数とR3。の炭素数の合計は7以下である)、 (d)−に31−NR33R34(R31は前記と同じ
、R33は水素、炭素数1〜6のアルキル、■(34は
水素−炭素数1〜6のアルキルまたは保護基−但し、R
34が保護基でない場合、R3□の炭素数とーR33ま
たはR34のうちの炭素数がより大きい方の炭素数との
合計は、7以下である)または (C)]、2または3個のハロゲン原子で置換された炭
素数1〜4のアルキル。 Aは、 (a)二〇または (1〕)a −H : β−OH ; a −Or( 
: β−11を意味する〕。 +21(a)不活性溶媒中−後記式C■〕で示される化
合物〔式中、k□は保護基、R3は後記と同し〕を−亜
硝酸または亜硝酸アルキルと反応させてR1か保護基で
ある式〔■3〕の化合物を回収するか(後記の反応工程
図A参照、以下同様)、または(b)不活性溶媒中一式
〔Iv〕で示される化合物〔式中、k□は保護基−R3
は後記と同じ〕を−亜硝酸または亜硝酸アルキルと反応
させてに□が保護基である式CIIa)の化合物を回収
しく反応工程図A参照)、その保護基に□を水素で置換
する(反応工程図B参照)ことからなる式[IIa )
で示される化合物の製法。 〔式中、 R□は、 (a)水素または (b)保護基、 R3は− (a)水素− (1))炭素数1〜8のアルキル− (c)−に3□−0−に32(R31ハ炭素数1〜4の
アルキレン、R32は水素または炭素数1〜6のアルキ
ル、但しーR3□の炭素数とR3。の炭素数の合計は、
7以下である)− (d)−R3□−NR33R34(k3□は前記と同じ
、も。 は水素または炭素数1〜6のアルキル、R34は水素、
炭素数1〜6のアルキルまたは保護基、但し、”34が
保護基でない場合−に3□の炭素数と、R33およびR
34のうちの炭素数がより大きい方の炭素数との合計は
一7以下である)または (C)1.2または3個のハロゲン原子で置換された炭
素数1〜4のアルキルを意味する〕。 +31(a)式C11alで示される化合物〔式中−に
工は保護基、−は後記と同じ〕をN a B l−14
と反応させるか(反応工程図C参照)、または (1〕)式[Iia〕で示される化合物〔式中、k□は
保護基、bは後記と同じ〕をN a B 1.(4と反
応さぜ、klて示される保護基を水素で置換する(反応
工程図■)参照)ことからなる式CIi l) ]で示
される化合物の製法 〔式中、 R1は− (a)水素または (b)保護基、 R3は、 (a)水素、 (1〕)炭素数1〜8のアルキル、 (C)”31 ’−に32 (k3]は炭素数]−〜4
のアルキレン−R32は水素または炭素数1〜6のアル
キル−但し、R31の炭素数と”32の炭素数の合計は
、7以下である)、 (d)−R3□−NR33に34(R3□は前記と同じ
、”33は水素または炭素数1〜6のアルキル、■(3
4は水素、炭素数1〜6のアルキルまたは保護基、但し
、R34が保護基でない場合、k3□の炭素数と、R3
3およびR34のうちの炭素数が大きい方の炭素数との
合計は7以下である)または 本明細書における2価の置゛換基、すなわち、Aは、α
−Fl :β−0I−1またはα−0トI:β−■−■
形(該置換基が結合する環を含む面に対して、I−Iが
α配置の置換基で−01−1がβ配置の置換基であるか
−または[■がβ配置の置換基で、011がα配置の置
換基であるかのいずれかを意味する)と定義できる。 換言すれば、C−3′における新たな不斉中心の立体配
置は特定されたものではない。 便宜上、本明細書において、Aが=0である場合の式C
IDの化合物、すなわち式〔■3〕の化合物を命名する
において、klが水素で、R3がメチルである化学骨格
を「ホモスペクヂノマイシン」と称する。さらに一本明
細書において、Aかα−H:β−0■1;α−OH:β
−1]である式〔■〕の化合物(式CII l) :]
の化合物)の場合、k□か水素で、R3がメチルである
化学骨格を「ポモジヒドロスペクチノマイシン」と称す
る。 本発明範囲の化合物は、抗菌剤としてまたは抗菌剤合成
用の中間体として有用である。抗菌剤である本発明の化
合物は、R1置換基が保護基てなく、Aが−Oまたはα
−FI:β−0I4;α−Qt−r:β−I(である式
CIDの化合物またはその医薬上許容される酸付加塩で
ある。本発明における抗菌剤製造合成用中間体として有
用である本発明の化合物は、R1か全て保護基で−Aが
−Oまたはα−FI:β−OH;α−0f−1:β−■
I である式CIDの化合物である。 抗菌剤として有用な本発明に包含される化合物は、静菌
または殺菌作用を有する。該化合物は一徹生物の存在が
望ましくないか、有害である環境において一グラム陰性
およびダラム陽性菌を含め、微生物の増殖を抑制し、ま
た、該微生物を排除するのに用いることができる。本発
明の抗菌剤の静菌または殺菌作用は、個々の環境におけ
る望ましくないあるいは有害な微生物がいずれの種かに
よって変化するが、本発明の各抗菌剤は、その種に属す
る微生物の存在が有害であるか、望ましくない少なくと
も1つの環境における少なくとも1つの微生物種に対し
て有用である。 本発明の抗菌剤は、ヒトを含む動物の一徹生物、とくに
細菌による感染症の治療や予防に有用である。加えて一
本発明の抗菌剤゛は、微生物の存在か望ましくないか−
または有害である哺乳類以外の環境の、微生物の増殖を
抑制し、該微生物を排除するのにも有用である。 ある環境において静菌または殺菌剤として作用させるた
めには、本発明の抗菌剤化合物はその環境中に一以下に
詳記するいくつかの公知手段の1つにより一標的微生物
の増殖を抑制したり、該微生物を排除するのに十分な量
で導入される。 3、発明の詳細な説明 以下−好ましい具体例に基いて本発明をさらに詳しく説
明する。 反応工程図Aの式[IV〕の化合物は、本発明の化合物
全ての合成用の出発物質である。弐LIV〕の化合物は
全て公知である〔米国特許出願第314261号(19
81年10月23日出願〕に基づき優先権主張されたヨ
ーロッパ特許出願第82305299.8号(1982
年10月5日出願)参照〕。 一般に、反応工程図Aに示した環拡張は、水の存在下で
行なわれる。また一式[IV、l]の化合物から式CI
Ia〕の化合物を形成させる間に反応体に不活性で、か
つ−反応体か溶解できるいずれもの有機溶媒を、存在さ
せることかできる。かかる溶媒には、例えば、酢酸−ジ
メチルエーテル、ジエチルエーテル−テトラヒドロフラ
ンか包含される。好ましい溶媒は、水性酢酸である。 環拡張は、式[JV)の化合物を亜硝酸または亜硝酸ア
ルキルで処理して行なわれる。該亜硝酸はへ亜硝酸ナト
リウム、亜硝酸カリウムまたは亜硝酸銀ならびに亜硝酸
アルキル−例えば、亜硝酸イソアミルのような他の亜硝
酸イオン源を一酢酸一ギ酸、塩酸−硫酸などで処理して
発生させることができる。通常一式〔■〕の化合物の処
理温度、0〜100°C1好ましくは一〇〜25°Cで
ある。かかる処理により−はぼ等量の3つの生成物が形
成される。これらは反応工程図Aにおいて式CVI +
 CVIJおよび〔■a〕の化合物(式中−I(□は保
護基)として示しである。 注意深くクロマトグラフィーに付した後、これらの化合
物を13C−NMRスペクトルおよびTLCの移動度を
用いて式〔■〕およびCVDの化合物と式〔■3〕の主
生成物(k工は保護基)とに分離−同定する。その C
−NMRおよびマススペクトルに基づき、この主生成物
が、式[IIa’1l(R工は保護基)で示される拡張
7員糖環を有することが同定される。反応工程図Bにお
いて示すような式[1na〕の化合物の脱保護は一修飾
スペクチノマイシン化合物を記載している種々の文献に
開示されたような当該分野で公知の標準的条件下で行な
われる。 例えば−R1がベンジルオキシカルボニルの式〔■a〕
の化合物をパラジウムおよび塩酸の存在下にてギ酸で処
理してに□が水素の式〔■3〕の化合物の二塩酸塩を得
る。式〔■3〕の構造を有する化合物について予想され
るようなC−3′位におけるカルボニル基のケトン水化
物についての形跡は全くなく、この例の方法による脱保
護において注目されるものである。換言すれば、k□か
水素の式[IIa〕の化合物のC−3′ケトンにおける
水和の起らないことは、6員環含有鋭化合物の同様な脱
保護においては完全に水和することからみて非常に驚く
べきことである。 さらに−反応工程図Aの方法で得られた式CIra〕の
に□が保護基の環拡張化合物の有用性を反応工程図Cに
示す。式CII a )の化合物(1(□は保護基)の
C−3′におけるケトン官能基が還元されて一先に一般
的にホモジヒドロスペクチノマイシンと命名した化合物
が得られることが容易にわかる。これは前記米国特許第
4361701号において得られる親ジヒドロスペクチ
ノマイシンにおけると同様である。 反応工程図Cに示した還元も一反応体を溶解できるいず
れかの溶媒中で行なわれる。かかる溶媒には、例えば−
テトラヒドロフラン、メタノール、エタノールなどが包
含される。好ましい溶媒はエタノールである。式CII
a〕の化合物(R工は保護基)の溶液に、水素化ホウ素
ナトリウム(N a B H4)を加える。一般に一温
度は0〜60℃であり、好ましくは20〜30°Cであ
る。 前記反応は、スペクチノマイシン中の窒素原子を保護し
て、または保護せずに行なう。好ましくは、窒素原子を
反応工程図A〜Dに示すように保護し−もつとも好まし
くはカルボベンジルオキシまたは【−ブトキシカルボニ
ルで保護する。 再ひ一保護基は一反応工程図りに示すように式Cub:
lの化合物から除去される。保護基の除去は本明細書に
開示する条件あるいはその他公知の条件によって行なう
ことができる。本発明の全反応において好ましい保護基
はカルボベンジルオキシである。 脱保護により酸付加塩が直接得られる場合、かかる塩か
ら公知の方法で遊離塩基を生じさせることができる。例
えば、水、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラ
ン、1,2−ジメトキシエタンなどのような溶媒中の該
塩の溶液を、塩基性イオン交換樹脂に通して遊離塩基を
含む溶出液のフラクションを集めることによって遊離塩
基を得ることができる。 医薬上許容される酸付加塩は一遊離塩基から公知の方法
で製造することができる。例えば−ボーメクツールーエ
タノールーイソプロパノ−ルーエーテル−1,2−ジメ
トキシエタン−I〕−ジオキサンなどのような溶媒中の
遊離塩基溶液を、該塩基と結合できる医薬上許容される
いずれかの酸で中和し一ついで−得られた塩をr取およ
び直接結晶化するか、または溶媒の蒸発、ついて、適当
な溶媒からの再結晶によって単離して生成することがで
きる。塩基と結合できる医薬上許容される酸には、塩酸
、臭化水素酸、゛ヨウ化水素酸、硫酸、リン酸、マレイ
ン酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、酢酸などが包含さ
れる。本発明範囲の医薬上許容される酸付加塩のうち特
に好ましいものは、塩酸塩である。 本発明範囲の好ましい抗菌剤は、5が炭素数1〜4のア
ルキルである式(Ilalの化合物である。 R3かメチルまたはブチルであるかかる化合物かとくに
好ましい。 式〔■〕の化合物は、抗菌剤合成用の中間体または抗菌
剤自体のいずれかとして有用である。 1つまたはそれ以上の保護基を有するか、またはAが一
〇である式[TDの化合物は一抗菌剤である本発明の化
合物合成用の中間体として有用である。 また−保護基を全く含有しない−Aがα−H:β−0I
−1;α−0f−I :β−Hである式CIDの化合物
も、抗菌剤である。 本発明の抗菌剤は、微生物の存在が望ましくないか−ま
たは有害であるような環境において一該微生物の増殖を
抑制したり、該微生物を排除する。 本発明範囲の化合物の抗菌活性は、系列希釈法により測
定され−この方法においては、いくつかの種の微生物の
各々について、増殖期の菌体の既知初期濃度を含有する
接種物における菌体濃度の増加を抑制するに必要な化合
物の最小濃度を測定する。 該方法を公知の抗生物質であるスペクチノマイシンニ塩
酸塩に適用した結果に基つき一該方法を適用して微生物
に対する化合物の最小阻止濃度か2501nc g /
 me以下である場合には該化合物が該微生物に対して
活性であると判定できる。この判定基準に基き一本発明
の抗菌剤化合物は一全て、つぎに示す微生物種の少なく
とも1つに対して活性であることか判明した。 スタフイロコツノJス・アウレウス(5tal〕hyl
o −coccus aureus )、 ストレプトコッカス・フェカリス(5trepto−c
occus [accalis )、エシェリヒア・コ
リ(Eschericia coli )、クレブシェ
ラ・ニューモニアエ(Klebsiellapneum
oniae )、 シウドモナス・アエルギノーザ(Pseudomona
saeruginosa )、 プロテウス・ブルガリス(Proteus vulga
ris )、プロテウス・ミラビリス(Proteus
 m1rabilis )、シゲラーーyレクスネリ(
Shigella flexneri )、サルモネラ
・チフィ(Salmonella typhi )、セ
ラチア・マルセツセンス(Serratiamarce
scens )、 プロビイデンシアス・スツアルチイ(I’rovide
nciastuartii ) 本発明のいくつかの抗菌剤化合物につし1ての最小阻止
濃度(mcg/me)を第1表に示す。 第1表 (注)A:ホモジヒドロスペクチノマイシンB:スペク
チノマイシンニ塩酸塩四水化物(対照)(範囲は別の日
に得られた値を考慮したものである) C:ホモスペクチノマイシン 本発明の抗菌剤化合物は、エシェリヒア・コリに対して
活性であって、例えば、この微生物が引きおこす製紙工
場におけるスライム生成物の減少、抑制および根絶に用
いることができる。該〜抗菌剤化合物は、また、トリコ
モナス・ホエツス(Trichomonas foet
us )、トリコモナス・ホミニス(Tricbomo
nas hominis ) およびトリコモナス /
N−+ギナリス(Tricbomonas vagin
alis )培養物をエシェリヒア・コリ汚染から防ぐ
ことによってそれらの延命に用いることもできる。該抗
菌剤化合物は蘭学実験室における実験作業台や器具のス
ワブに用いることができる。また、該抗菌剤化合物は−
クレブシエラ・ニューモニアエに対しても効果的に用い
ることができる。 前記のごとく用いるには、本発明の抗菌剤化合物を、溶
液、粉末、懸濁液、曲中水型エマルジョンなど配合する
。哺乳類およびヒトの投与に関しては公知の方法あるい
は以下に詳記する方法で行なう。これらの投与または適
用方法における該抗菌剤化合物の濃度は、少なくとも、
適用部位における標的微生物の増殖を抑制するのに十分
な濃度である。この最小有効濃度は、標的微生物−微生
物の増殖を抑制または排除するべき個々の環境および用
いる具体的な投与手段に基ついて変化する。 最小有効濃度は当業者により容易に決定できる。 最小有効濃度は一一般に、溶液、粉末−懸濁液またはエ
マルジョン中、約1〜約10000 P、l)、m、、
好ましくは、10〜i o o o p、p、m、の範
囲である。 好ましい担体は水である。 本発明の抗菌剤は、ヒトを含む哺乳類における微生物感
染症、とくに−細菌感染症の治療−予防に有用である。 ヒトを含む哺乳類における化合物が抗菌活性を有するこ
とは一前記in vitroテストにおいて最小阻止濃
度が、微生物に対して約501iy/me以下であるこ
とによって示される。ヒトを含む哺乳類における微生物
に対する化合物の抗菌活性は一急性用量の微生物を抗原
投与したマウス−ラットまたはウサギのような哺乳類を
治癒する該化合物の能力をテストすることによって−さ
らに明確に確認される。 式CIDの化合物は−また、ヒトを含む哺乳類の淋病の
ような細菌感染症の治療にも有効である。 本発明の組成物は、適当量の式CIDの化合物を含有す
る錠剤、カプセル、ピル、粉末、顆−粒、滅菌非経口溶
液または懸濁液、点眼剤、経口溶液または懸濁液および
浦中水型工′マルジョンのような単位投与形で、ヒトお
よび動物への投与用に提供される。 経口投与には、固体または液体の単位投与形とすること
ができる。錠剤のような固体組成物を製造するには、式
CIDの化合物を一タルク、ステアリン酸マグネシウム
、リン酸二カルシウム、マグネシウムアルミニウムシリ
ケート、硫酸カルシウム、−y 7 ファー 乳糖、ア
カシア−メチルセルロースおよび製剤用希釈剤または担
体として同様に機能する物質のような通常の成分と共に
混合する。 カプセル剤は一該化合物を不活性な製剤用希釈剤と混合
し、得られた混合物を適当な大きさの71−ドゼラチン
カプセルに充填して製造する。ソフトゼラチンカプセル
は一該化合物と許容される植物油、軽流動ワセリンまた
は他の不活性浦とのスラリーの機械的カプセル充填によ
って製造する。 シロップ、エリキシルおよび懸濁液のような経口投与用
の液体単位投与形を製造できる。水溶解性の形のものを
糖、芳香香味剤−保存剤と共に水性担体に溶解してシロ
ップを形成することができる。エリキシルは一糖やサッ
カリンのような適当な甘味剤を含むアルコール性(エタ
ノール)担体を、芳香香味剤と共に用いて製造する。 懸濁液は、水性担体をアカシア−トラガカント、メチル
セルロースなどのような沈殿防止剤と共に用いて製造で
きる。 非経口投与用の液体単位投与形は、該化合物および滅菌
担体、好ましくは水を用いて製造する。 用いる担体および濃度により一該化合物を担体中に懸濁
または溶解させることができる。溶液の調製においては
一該化合物を注射用水に溶解し、滅菌r過しだ後−適当
なバイアルまたはアンプルに充填し、密封することがで
きる。有利には、局所麻酔薬−保存剤および緩衝剤のよ
うなアジュバントを担体中に溶解することができる。安
定性の増強のため、得られた組成物を、バイアルに充填
後−凍結し一水分を真空下で除去することができる。 この凍結乾燥粉末は、ついて、バイアル中に密封され一
使用前に液体に復元するための注射用水のバイアルと共
に提供される。非経口懸濁液も実質的に同様に製造でき
−ただし、該化合物を担体に溶解させる代りに懸濁させ
−また、諷過によって滅菌を行なうことはてきない。こ
の化合物は一滅菌担体中に)V濁する前に酸化エチレン
にさらすことによって滅菌できる。有利には一該化合物
の均一な分散を容易にするために、界面活性剤または湿
潤剤を該組成物中に配合する。 さらに、該活性化合物を投与するために直腸用半開を用
いることができる。この投与単位形は、幼児や衰弱した
ヒトの場合のように一経口的または通気法によるような
他の投与形の手段によって哺乳類を都合よく治療できな
い場合に特に有利である。該活性成分は、公知の方法に
よりいずれもの公知の半開周基材中に配合することがで
きる。 かかる基材の例には、ココアバター、ポリエチレングリ
コール(カーボワックス)、ポリエチレンソルビタンモ
ノステアレートおよびこれらの物質と、その融点または
溶解速度を変えるための他の相溶性の物質との混合物が
包含される。これらの直腸用半開は約1〜25ノの重量
とすることができる。 本明細書において−「単位投与形」なる語は、ヒト患者
および動物に対して1回に投与するのに適した物理的に
分解した単位を意味し、各単位は一所望の治療的効果を
生じさせるだめの計算された所定量の活性成分を一必要
な製剤用希釈剤または担体と共に含有する。本発明の新
規単位投与形の具体的処方は、本明細書の記載に基き、
(a)個々の活性物質の特性および達成すべき具体的効
果および(b)かかる活性物質をヒトおよび動物に用い
るために処方するに際して当該分野で存する固有の制約
によって決定でき、それらも本発明範囲のものである。 本発明による適当な単位投与形の例としては一錠剤、カ
プセル、ピル、半開、粉末包−ウエハース、顆粒、カシ
ュー−茶さじ量、大さじ量、点滴量アンプル−バイアル
、計量バルブ付エアゾル、これらの複数回投与用の形態
、その他の前記したような形態が挙げられる。 該化合物の有効量を治療に用いる。治療のための該化合
物の用量は−よく知られた多くの要因に依存する。この
要因には−例えばミ投与経路および個々の化合物の効力
が包含される。ヒトについては、1投与当り、約2〜約
4000■の該化合物を非経口的または本発明の組成物
で投与することが細菌感染症の治療に有効である。さら
に詳しくは、1投与量は一5〜約5000〜−より好ま
しくは、該化合物の約10〜約2500■である。 実施例 つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するか
−これらに限定されるものではない。 実施例I N、N−ジベンジルオキシ力ルポニルホモスペクチノマ
イシン(式[na〕:R3=メチル、R1二カルボベン
ジルオキシ、反応工程図A参照)水/酢酸(1: 1 
) 125 mlに−N、N−ジベンジルオギシカオキ
ニル−3′−□□□)−アミノメチルジヒトロスペクチ
ノマイシン5.Oy (7,92ミリモル)を溶解する
。この溶液に、亜硝酸す) IJウム2.7y(39,
6ミIJモル)を加える。たたちに、窒素(N2)の発
生かみられ、反応混合物を40分間攪拌する。ついて、
溶液を水250−eに注ぎ、酢酸エチル]、 OOme
で2回抽出する。合した抽出液を飽和炭酸水素す) I
Jウム100 mlで2回、ついで10%水性水酸化ア
ンモニウム100 meで1回洗浄する。合した洗液を
酢酸エチルで逆洗する。 合した有機抽出液を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
上で乾燥する。溶媒を真空下で除去して白色固体5.0
7yを得る。この生成物をクロロホルムにとり、シリカ
ゲル300y上でクロマトグラフィーに付す(クロロホ
ルム中、スラリー充填)。 カラムを、1%メタノール/クロロホルム11.2%メ
タノール/クロロホルム51.3%メタノール/クロロ
ホルム11.5%メタノール/クロロホルム41、つい
て、10%メタノール/クロロホルム21で溶出する。 各5 Q meフラクションをTLCて分析する。純粋
なフラクションを合し、真空下で濃縮して最終生成物を
得る。溶出容量2.7〜3.951でN、N−ジベンジ
ルオキシ力ルポニルホモスペクチノマイシン1.133
yが得られる。 ”’C−NMR(d6−アセトン)189.0.138
.0.129.1.128.3.99.1.94,6.
78.0−74゜8.67.166.5.65.8.6
5.7.37.1.36.4.31.5および22.2
δ 質量分析値−C4oH6゜N20□□5i3(トリーT
MS)として、 計算値:830.3661 実測値:830.3653 また、該カラムからエポキシド1.4yおよびジオール
0.95yを回収する。 この実施例1と同様な方法により、ただし、他の適宜保
護、置換された式〔■v〕のアミノメチルジヒドロスペ
クチノマイシンを代りに用いて一第2表に示すに工およ
びR3基を有する対応する式〔■a〕の置換、保護ボモ
スペクチノマイシンを得る。 第2表 実施例2 ホモスペクチノマイシン(式〔■a〕:R3−メチル、
k□=水素、反応工程図B参照) メタノール3−中−N、N−ジベンジルオキシカルポニ
ルホモスペクチノマイシンtooy(0,16ミリモル
)の溶液に、パラジウム黒100〜およびギ酸86μz
(1,6ミ!Jモル)を加える。 得られた混合物を室温で10分間攪拌し一沖過し、真空
下で濃縮する。残渣を水2 meに溶解し−=IN塩酸
0.35 me (0,35ミリモル)で処理し、凍結
乾燥させて白色固体のホモスペクチノマイシン65mg
(0,16ミリモ/1z−100%)を得る。+30−
NMR(D20= CH3CN内部対照)189.9.
98.2.94,181.6−70.9= 66.9.
62.3.60、+59.3.39,3.37.5.3
2,0.31.5−21.8 質量分析値−05oH66N2o7si5(ヘンタキス
トリメチルシリルエーテル)として、 計算値ニア06.3716 実測値ニア06.3739 この実施例2と同様な脱保護の方法により、ただし−前
記第2表のR1がカルボベンジルオキシである適宜置換
、保護された式〔■3〕のホモスペクヂノマイシンを代
りに用いて、対応する脱保護、置換ホモスペクチノマイ
シンを製造する。R1か[−ブトキシカルボニルである
場合の脱保護は、公知の適当な条件に従い一酸で処理し
て行なう。脱保護された化合物は−R1が水素で、R3
が以下の第3表に示す基である式(II a )の化合
物である。 第3表 実施例3 NN−ジベンジル力ルポニルホモジヒドロスペクチノマ
イシン(式〔■b〕:R3−メチル、R7=ベンジルオ
キシカルボニル−反応工程図C参照)無水エタノール2
 meに、N、N′−ジベンジルレオキシ力ルポニルホ
モスペクチノマイシン520rrui(0,85ミリモ
ル)を溶解する。つむ)で、この溶液に水素化ホウ素ナ
トリウム8.0■(0,21ミリモル)を加える。反応
混合物を2時間攪拌−し、真空下で濃縮する。残渣を酢
酸エチルと水の間で分配させる。水層をIN水性塩゛酸
で酸性(PH=2)にし−酢酸エチル層を分離させる。 はじめの酢酸エチル層を一水層からの2回目の酢酸エチ
ル抽出液と合し、食塩水で洗浄し一硫酸マグネシウム上
で乾燥する。沖通抜−溶媒を真空下で除去して白色固体
536 myを得る。この生成物をクロロホルムにとリ
ーシリカゲル70mg上でクロマトグラフィーニ付ス(
クロロホルム中、スラリー充填)。 カラムをクロロホルム中1%メタノール1.!M、つい
でクロロホルム中2%メタノールで溶出する。 各4 Q meフラクションをTLC分析して所望の生
成物を見出す。これにより白色固体2 ’18 mgを
得る。この生成物を一逆相クロマトグラフイー(C−1
8バツキング)によりさらに精製する。カラムをアセト
ニトリル/水(60:40)で溶出しmm出液を257
nmてモニターする。各20 h+cフラクションを分
析用I−I P L Cで分析し、精製フラクションを
合し、真空下で濃縮し一酢酸エチルで抽出する。常法に
従って処理後、白色固体のN、N−ジベンジルオキシ力
ルポニルホモジヒドロスペクチノマイシン109■を回
収する。”C−NMR(δ6−アセトン)δ138.5
− 129.2−128.5.100.4.96.4−
 79.9.75.8− 75.3−75.0.74.
.8= 67.3.66.7− 65. − 61.1
.60.9.60.1.58,0.57.6−38.1
.31.5.30.8および22,6 質量分析値、C43FI7゜N20□□S + 4 (
テトラ−TMS)として− 計算値:9044213 実測値:904.4222 この実施例3と同様な方法により、ただし、適宜保護さ
れた式〔■a〕のホモスペクチノマイシン類似体を代り
に用いて、R1およびRワカメ第4表に示す基である式
ClIb1の保護ホモジヒドロスペクチノマイシンを製
造する。 第4表 実施例4 ホモジヒドロスペクチノマイシンニ塩酸塩(式(ll:
b〕:Rt=カルボベンジルオキシ、k3−メチル、反
応工程図り参照) メタノール2meに、N、N−ジベンジルオキシカルボ
ニルポモジヒドロスペクチノマイシン104■(0,1
68ミリモル)を溶解する。この溶液にパラジウム黒1
00〜、ついでギ酸661ll(1,68ミリモル)を
加える。反応混合液を20分間攪拌し、沖過し、真空下
で濃縮して白色固体78 myを得る。生成物を水にと
り、IN水性塩酸l meで処理する。溶液を凍結乾燥
させて白色固体のホモジヒドロスペクチノマイシンニ塩
酸塩73■(100%)を得る。 C−NMR(d6−
アセトン)δ99.5=97.0.82.4.76.6
−71.5.67.1.66.0.62.4.60.1
59.137.4.31.9.31.6.29.8およ
び22.3 質量分析値、c27H6oN20□5i4(テトラ−T
Ms)として、 計算値:636.3477 実測値:636.3422 この実施例4と同様な脱保護の方法により、ただし、I
L、がカルボベンジルオキシである前記第4表の適宜保
護されたポモジヒドロスベクチ/フィシン類似体を代り
に用いて一対応する脱保護されたホモジヒドロスペクヂ
ノマイシン類仰体を製造する。II 1がL−ブトキシ
カルボニルである場合の脱保護は、公知の適当な条件を
用い、酸で処理して行なう。脱保護された化合物は、k
□が水素で、k3が第5表に示す基である式(■1)1
1の化合物である。 第5表 構造式表 Ql−( 構造式表(つうき) (以後、OHで示す。また、本明細書中ては−a−H:
β−OHまたはaOH−:β−Hと示いである。)N 
G”3CH2N1]2 1 反応工程図A OH 〔■] + [VILI 1 ([al (R1は保護基) 反応工程図B CH30 1 〔■a〕(R工は保護基) CIIa) 反応工程図C NCH30 1 [[a〕(R□は保護基) 1 〔■b〕(R1は保護基) 反応工程図D n■ CTIb〕(R□は保護基) 土 H 〔lIb1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式: 〔式中、 Riは− (a)水素または (b)保護基− R3は− (a)水素、 (b)炭素数1〜8のアルキル、 (’) R310R32(R3tは炭素数1〜4のアル
    キレン−R32は水素または炭素数1〜6のアルキル−
    但し、k3□の炭素数とR32の炭素数の合計は7以下
    である)、 (d)−ち、NR33R34(R3□は前記と同じ、”
    33は水素または炭素数1〜6のアルキル−R34は水
    素、炭素数1〜6のアルキルまたは保護基、但し、R3
    4が保護基でない場合、k3□の炭素数と、k33およ
    びに34のうち炭素数がより大きい方の炭素数との合計
    は、7以下である)または (e) 1.2または3個のハロゲン原子で置換された
    炭素数]〜4のアルキル− Aは、 (a)=0または (1))α−H:β−OH;α−OH:β−I−Iを意
    味する〕で示される化合物またはその医薬上許容される
    塩。 [2Ha)不活性溶媒中、式: 〔式中、k□は保護基−R3は後記と同し〕で示される
    化合物を亜硝酸または亜硝酸アルキルと反応させてに□
    が保護基である後記式[IIalの化合物を得るか、ま
    たは (I))不活性溶媒中、式: 〔式中、■支□は保胛基−に3は後記と同じ〕で示され
    る化合物を亜硝酸または亜硝酸アルキルと反応させて後
    記式[]Ia)の化合物を得−保護基R1を水素で置換
    してに□が水素である後記式[ニー II a )の化
    合物を得ることを特徴とする一式:〔式中、 k□は、 (a)水素または (b)保護基、 K3は、 (a)水素、 (b)炭素数1〜8のアルキル、 (C)”31 ’、 K32 (R31は炭素数1〜4
    のアルキレン、R32は水素または炭素数1〜6のアル
    キル、但し−に3□の炭素数とに3゜の炭素数の合計は
    、7以下である) (d)−R3□−Nk33R34(k3□は前記と同じ
    −R33は水素または炭素数1〜6のアルキル、R34
    は水素−炭素数1〜6のアルキルまたは保護基、但し、
    ”34が保護基でない場合−R31の炭素数とR33お
    よびに34のうちの炭素数がより大きい方の炭素数との
    合計は、7以下である) (e)12または3個のハロゲン原子で置換された炭素
    数1〜4のアルキルを意味する〕で示される化合物の製
    法。 +3)(a)式: 〔式中、l(□は保護基、R3は後記と同じ〕で示され
    る化合物をN a B H、iと反応させてに□が保護
    基である後記式ClIb〕の化合物を得るか、(b)式
    : 〔式中、k工は保護基、R3は後記と同じ〕で示される
    化合物をN a B H4と反応させ一ついでその保護
    基を水素で置換させてに工が水素である後記式cnb)
    の化合物を得ることを特徴とする式:に1 〔式中、 K1は− (a)水素または (b)保護基および に3は、 (a)水素、 (l〕)炭素数1〜8のアルキル、 (C) T’−310L(32(R31は炭素数1〜4
    のアルキレン−R32は水素または炭素数1〜6のアル
    キル−但し−R3□の炭素数とR3゜の炭素数の合計は
    、7以下である)、 (d)−R3□−NR33に34(k3□は前記と同じ
    −R33は水素または炭素数1〜6のアルキル、I(3
    4は水素−炭素数1〜6のアルキルまたは保護基、但し
    一■(34が保護基でない場合、R3□の炭素数と、R
    33およびに34のうちの炭素数がより大きい方の炭素
    数との合計は、7以下である)− (C)1.2または3個のハロゲン原子で置換された炭
    素数1〜4のアルキルを意味する〕で示される化合物の
    製法。
JP59139733A 1983-07-07 1984-07-05 抗生物質スペクチノマイシン類似体 Pending JPS6036489A (ja)

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