JPS6035966B2 - 溶融金属の連続真空脱ガス装置 - Google Patents

溶融金属の連続真空脱ガス装置

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JPS6035966B2
JPS6035966B2 JP8886978A JP8886978A JPS6035966B2 JP S6035966 B2 JPS6035966 B2 JP S6035966B2 JP 8886978 A JP8886978 A JP 8886978A JP 8886978 A JP8886978 A JP 8886978A JP S6035966 B2 JPS6035966 B2 JP S6035966B2
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molten steel
molten metal
slag
chamber
vacuum degassing
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徹夫 岡本
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は熔鋼などの溶融金属を連続的に真空脱ガスし
て精錬する連続真空脱ガス装置に関する。
従来熔鋼の真空脱ガス法の主なものとしては、取鍋脱ガ
ス法、DH脱ガス法、RH脱ガス法などがあるが、これ
らはいずれも取鍋を用いたバッチ処理法である。
このため取鍋への出鋼、この取鍋のクレーン等による運
搬および脱ガス装置への取付、脱ガス後の取鍋の取出お
よび運搬、銭込装置への取付等、溶鋼の運搬に多大の労
力と時間を要し、溶鋼の温度降下も大きい。また真空処
理時間のうち最初の数分間は真空槽を一定の真空度に下
げるために貸されるので、結局1チャージ操業時間中の
正味真空脱ガス時間はさらに短時間となり生産性が低い
うえに、バッチ処理であるために取鍋、クレーン、取鍋
台車、真空槽、真空ポンプなどはいずれも大容量のもの
を必要とし、設備費がかさむという欠点があった。この
発明は上記従来の欠点を解消するもので、取鍋などによ
る溶鋼の運搬を必要とせず、大中な省力化と設備費の低
廉化を達成できる熔融金属の連続真空脱ガス装置を提供
しようとするものである。
以下図面によりこの発明の一実施例を説明する。
図中、1は耐火物により構築された円筒形、角筒形など
の横形筒状の炉本体で、2はその上流側端部の天井に設
けた溶鋼注入口、3はその下流側端部の底面に設けた溶
鋼排出口である。
炉本体1内には凝洋室4、沈静室5、蝿梓室6、沈静室
7が上流側から下流側に向って直列に連続して配置形成
され、8は端部の注入室、9は排出室である。なお第1
図中の各鎖線は連続する各室の境界を示す仮想蟻泉であ
る。また10,1 1は合金ホッパ、12は造律剤ホッ
パ、13は合金および造蓬剤の投入口、14は合金の投
入口であり、これら各ホッパは投入時にホッパ内を真空
に出来る公3的の構造のものである。15,16は多孔
質糠瓦などから成る不活性ガス吹込口で、外部のアルゴ
ンガスなどの不活性ガス供孫合源(図示しない)に接続
されている。17はスラグが各沈静室から下流側へ流出
するのを阻止するための阻止壁で、炉本体の天井から下
方に延び、スラグ18の層を越えて下端が溶鍵19中に
所定深さ没入する位置まで達している。
なおこの阻止壁17の上端は必ずしも炉本体1の天井に
達していなくてもよく、スラグ上面最高レベルより適宜
量高い位置まで達するようにして天井との間に空間を設
けてもよい。20はこの阻止壁の手間(上流側)に設け
たスラグ排出口で、このスラグ排出口は第2図に示すよ
うに気密構造のスラグ排出室21内に閉口している。
22はこのスラグ排出室内に設けたスラグ槽、23はス
ラグを大気中に排出するための擬淫口である。
24はスラグ排出口20の開閉用の蓋、25は排淫口2
3の開閉用の蓋で、それぞれ適宜のシール手段と油圧シ
リンダなどの開閉操作手段(いずれも図示しない)をそ
なえている。
26はスラグ排出室21内に運通し、図示しない真空排
気装置に接続された排気管、27は通常開かれている開
閉弁、28は通常閉じられている大気導入用の開閉弁で
ある。
また30,31は溶鋼およびスラグの預り温および成分
分析用の公知の側温サンプリング装置である。
32はスラグレベル検出計、33は溶鋼レベル検出計で
、炉本体1の側壁部から炉内に投射した超音波の通過時
間または反射時間によりスラグまたは溶鋼の上面位置を
検出するもので、他の測定原理によるものを用いてもよ
い。
34は炉本体1の天井に設けた排気口で、スチームェゼ
クタなどの外部の真空排気装置(図示しない)に接続さ
れている。
一方35は熔鋼注入口2の上方に設けた溶鋼受槽で、3
6はスラグ排出口、37は側温サンプリング装置、38
は溶鋼の排出口、39はこの排出口部に設けられ口径の
異なる複数個のノズル穴を有するスライディングノズル
である。
また4川ま袷材ホッパで、成分既知の鋼片などの冷材を
排出室9内に投入するための装置、41は加熱装置で、
誘導コイル42により溶鋼を循環路43中を循環させる
とともに加熱する装置で、いずれも溶鋼の温度を最終調
整するためのものである。44は39と同様なスライデ
ィングノズル、45は連続鋳造装置あるいは錆込台車な
どの鋳造装置である。
次に上記構成の装置を用いた溶鋼の連続真空脱ガス方法
について説明する。
電気炉46から連続的あるいは断続的に溶鋼受槽35に
出鋼すれば、熔鋼は排出口38を経てスライディングノ
ズル39により流量調節され、溶鋼注入口2から注入室
8内へ注入されて炉本体1内を下流側に向って流れる。
縄洋室4においては、損。温サンプリング装置30,3
7の成分分析データなどに応じて合金ホッパ10からの
合金投入および必要に応じて造樺剤ホッパ12からの脱
硫剤などの造蓬剤の投入をおこない、不活性ガス吹込口
15から不活性ガスを吹込めば、溶鋼は激しく櫨拝され
て真空脱ガス反応およびスラグーメタル反応がおこなわ
れるとともに成分調整される。沈静室5においては溶鋼
は徐々に沈静しつつスラグーメタル反応および真空脱ガ
スが進行する。ここまでの過程で生じたスラグは阻止壁
17によりせき止められるので、溶鋼上に過剰に蓄積さ
れないように、スラグレベル検出計32により監視しつ
つスラグ排出口20より適宜外部へ排出する。このスラ
グ排出口20からのスラグ排出は次のようにしておこな
う。
すなわち、開閉弁27の開放、開閉弁28の閉鎖により
真空排気状態にあるスラグ排出室21内において、蓋2
4を開いてスラグ18をスラグ槽22内へ流出させ、炉
本体1内のスラグが減少したら蓋24を閉じる。その後
開閉弁27の閉鎖、開閉弁28の開放によりスラグ排出
室21内を大気圧状態としたのち、蓋25を開いてスラ
グ槽内のスラグを9E達口23から外部へ排出し、その
後蓋25を閉じ各開閉弁を最初の状態に戻すのである。
一方燈梓室4および沈静室5において第一次の真空脱ガ
ス処理および成分調整をされた溶鋼は、阻止壁17の下
をくぐり抜けて損洋室6内に流入するので、洩り溢サン
プリング装置30,31の成分分析データなどをもとに
して合金の添加および不活性ガスの吹込をおこない、真
空脱ガスの追加とさらに適確な成分調整をおこない、生
じたスラグは前記と同様に沈静室7のスラグ排出口20
から排出する。
排出室9に流入した溶鋼に対しては、類。温サンプリン
グ装置30,31の温度デー夕などにもとづき冷材ホッ
パ40よりの冷材投入あるいは加熱装置41による加熱
をおこない、最終的な温度調整ののちにスライディング
ノズル44により銭込速度を調整しつつ鋳造装置45に
溶鋼を供給する。かくして耐火物の特性にもよるが数十
時間にわたって連続的に溶鋼の脱ガスをおこなうのであ
る。なお上記において、電気炉46としては連続出鋼形
の電気炉のほか、通常の断続出鋼形の電気炉を複数基用
いて交互に出鋼するようにしてもよく、熔鋼受槽35内
の溶鋼レベルがある程度変動しても、スライディングノ
ズル39による溶鋼流量調整により安定した連続真空脱
ガスをおこなうことができる。
なおスライディングノズル39のノズル径の切換は、上
記の熔鋼受槽35内の溶擁しベルの他に、溶鋼レベル検
出計33の検出値、スライディングノズル44のノズル
径および各測温サンプリング装置のデータなどにもとづ
いておこなうものである。また上記のスライディングノ
ズル39の切換のほか、前述の各ホッパの開閉、炉内真
空度の調整、不活性ガス吹込量の調整などに必要な各操
作部に操作機構を設け、各側温サンプリング装置やレベ
ル検出計の検出値をもとに、たとえば計算機を用いてプ
ロセス制御をおこなうことにより、成分や温度の極めて
安定した高品質の処理溶鋼を連続的に得ることができる
なお上記実施例においては排出室9に冷村ホツパ40お
よび加熱装置41を設けたので、溶鋼の鏡込温度の最終
調整ができるという利点があるが、炉内溶鋼流量の調整
および電気炉出鋼温度の制御などにより鏡込温度を充分
制御できる場合等は、上記の最終温度調整のための装置
は省略してもよい。
また上記実施例では麓洋室とこれに続く沈静室を2組直
列に設けたが、場合によってはこれを1組あるいは3組
以上としてもよいし、さらに排出室9を省略して最終段
の沈静室の底面に溶鋼排出口3を設けてもよい。また溶
鋼流量の調整手段としてはスライディングノズル以外の
固定絞り弁あるいは可調整絞り弁など任意の形式の流量
制御弁を用いてもよい。ざらに溶鋼受槽35に溶鋼を供
給する炉は、電機炉以外の製鋼炉であってもよい。以上
説明したように、本発明によれば溶鋼は製鋼炉から溶鋼
受槽に直接出鋼され、その後炉本体内を流動通過する過
程で脱ガスおよび成分調整がおこなわれたのち鋳造装置
に直接供給されるので、取鍋などによる溶鋼の運搬を一
切必要とせずに連続真空脱ガスをおこなうことができ、
大中な省力化が達成されるとともに、クレーンなどの運
搬設備が不要となり脱ガス装置本体および真空排気装置
なども小形化されるので設備費が低減される。
また本発明においては溶鋼注入口に流量制御弁をそなえ
るとともに糟梓室内に不活性ガス吹込口を設けてあるの
で、真空度に加えて溶鋼流量および不活性ガス吹込量を
加減することにより、炉本体内を一方向に通過するだけ
の溶鋼に対して必要かつ充分な真空脱ガス処理をおこな
うことができ、高品質の溶鋼を連続的に得ることができ
る。この発明は溶鋼以外の溶融金属たとえば銅などの脱
ガス精錬にも適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は連続
真空脱ガス装置の縦断面図、第2図は第1図のA−A線
断面図である。 1・・・・・・炉本体、2・・・・・・溶鋼注入口、3
…・・・溶鋼排出口、4・…・・網梓室、5・・・・・
・沈静室、6・・・・・・燈梓室、7・・・・・・沈静
室、13・・・・・・合金および造蓬剤の投入口、14
・・・・・・合金の投入口、15・・・・・・不活性ガ
ス吹込口、16・・・・・・不活性ガス吹込口、17…
・・・阻止壁、20・・・・・・スラグ排出口、34・
・・・・・排気口、35・・・・・・溶鋼受槽、38・
・・・・・排出口、39”“”スライデ′イングノズル
。 祭/図 菱乙図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上流側端部に溶融金属注入口を、下流側端部に溶融
    金属排出口をそなえた横形筒状の炉本体内部に、合金や
    造滓剤などの添加材の投入口と不活性ガス吹込口とをそ
    なえた撹拌室と、スラグの下流方向への流出を阻止する
    阻止壁とこの阻止壁の手前に設けたスラグ排出口とをそ
    なえ上記撹拌室の下流側に連続する沈静室とを、適数組
    直列に設けるとともに、上記炉本体に設けた排気口を真
    空排気装置に接続し、上記溶融金属注入口の上方に設け
    た溶融金属受槽の排出口を流量制御弁を介して上記溶融
    金属注入口に接続したことを特徴とする溶融金属の連続
    真空脱ガス装置。
JP8886978A 1978-07-20 1978-07-20 溶融金属の連続真空脱ガス装置 Expired JPS6035966B2 (ja)

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