JPS6035288Y2 - リフレクタアンテナ - Google Patents
リフレクタアンテナInfo
- Publication number
- JPS6035288Y2 JPS6035288Y2 JP9181279U JP9181279U JPS6035288Y2 JP S6035288 Y2 JPS6035288 Y2 JP S6035288Y2 JP 9181279 U JP9181279 U JP 9181279U JP 9181279 U JP9181279 U JP 9181279U JP S6035288 Y2 JPS6035288 Y2 JP S6035288Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balloon
- reflecting mirror
- reflector
- cone
- antenna
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は軽量にして安価に構成されるリフレクタアン
テナに関するものである。
テナに関するものである。
近年、静止形人工衛星を打ち上げ、マイクロ波帯の電波
を用いてテレビジョン放送を行うことが計画されており
、この場合、地上で電波を受信するために、各家庭でパ
ラボラアンテナの使用が必要となる。
を用いてテレビジョン放送を行うことが計画されており
、この場合、地上で電波を受信するために、各家庭でパ
ラボラアンテナの使用が必要となる。
第1図に本出願人が実公昭37−10536号公報にお
いて提案したバルーン状アンテナを示す。
いて提案したバルーン状アンテナを示す。
図において、1は気密でかつ電波を透過するたとえば合
皮ゴム、天然ゴムあるいは合成樹脂等の柔軟材を適宜貼
り合わせて作った気のう、2はこの気のう1の内周に沿
って貼りつけられ、給気されたとき上記気のう1を拡張
する空気チューブ、3,4は上記気のう1と空気チュー
ブ2内に所定圧力あるいはガスを充填する給気孔である
。
皮ゴム、天然ゴムあるいは合成樹脂等の柔軟材を適宜貼
り合わせて作った気のう、2はこの気のう1の内周に沿
って貼りつけられ、給気されたとき上記気のう1を拡張
する空気チューブ、3,4は上記気のう1と空気チュー
ブ2内に所定圧力あるいはガスを充填する給気孔である
。
そして、気のう1と空気チューブ2内に所定圧力の気体
が給気されたとき、上記気のう1の一壁面5がたとえば
回転放物面を形威し、この壁面と対向する他の壁面6の
一部が上記回転放物壁面5の焦点位置になるようになさ
れている。
が給気されたとき、上記気のう1の一壁面5がたとえば
回転放物面を形威し、この壁面と対向する他の壁面6の
一部が上記回転放物壁面5の焦点位置になるようになさ
れている。
7は上記回転放物壁面5の内面に密着された電波反射用
金属膜で、これは上記壁面5に金属粉末を塗布するか、
あるいは金属膜を蒸着するなどにより作られる。
金属膜で、これは上記壁面5に金属粉末を塗布するか、
あるいは金属膜を蒸着するなどにより作られる。
8は上記反射膜壁面5と対向する壁面6上の上記壁面5
の焦点位置にその開口部が直接定着された一次放射器で
、これは上記壁面6に、接着剤や、あらかじめ設けられ
た取付具等により気密に取付けられる。
の焦点位置にその開口部が直接定着された一次放射器で
、これは上記壁面6に、接着剤や、あらかじめ設けられ
た取付具等により気密に取付けられる。
いま、気のう1の内面に垂直に作用する空気圧力をPと
すると、一次放射器8の軸線9の方向へ作用する分力は
Pl、一次放射器8の軸線9に直交する方向へ作用する
分力はP2となる。
すると、一次放射器8の軸線9の方向へ作用する分力は
Pl、一次放射器8の軸線9に直交する方向へ作用する
分力はP2となる。
上記気のう1が風圧に耐えてその変形を防止するために
は、気のう1に作用する空気圧Pを高圧にする必要があ
り、このような高圧の空気圧Pを気のう1に作用させる
と、一次放射器8の軸線9に直交する方向へ作用する分
力P2は、空気チューブ2によって支持することができ
るけれども、一次放射器8の軸線9の方向へ作用する分
力P1は、上記壁面5,6が共に回転放物面から形成さ
れているから、その軸線9に近づくにしたがって大きく
なり、互いに対向関係にある回転放物壁面5.6がその
中央部において仮想線で示すように膨張して大きく変形
する。
は、気のう1に作用する空気圧Pを高圧にする必要があ
り、このような高圧の空気圧Pを気のう1に作用させる
と、一次放射器8の軸線9に直交する方向へ作用する分
力P2は、空気チューブ2によって支持することができ
るけれども、一次放射器8の軸線9の方向へ作用する分
力P1は、上記壁面5,6が共に回転放物面から形成さ
れているから、その軸線9に近づくにしたがって大きく
なり、互いに対向関係にある回転放物壁面5.6がその
中央部において仮想線で示すように膨張して大きく変形
する。
そのため、一次放射器8が上記回転放物壁面5の焦点位
置から大きく変位して、限られた空間内でビームを形成
しようとする場合、そのアンテナの特性が悪化する欠点
がある。
置から大きく変位して、限られた空間内でビームを形成
しようとする場合、そのアンテナの特性が悪化する欠点
がある。
また、この種のアンテナは柔軟材で形成されているから
、その支持構造によっては、風圧等の外圧を受けたとき
、その支持部でバルーン状体が破損して収縮する欠点が
あった。
、その支持構造によっては、風圧等の外圧を受けたとき
、その支持部でバルーン状体が破損して収縮する欠点が
あった。
この考案は上記欠点を解消するためになされたもので、
常に一定したアンテナ特性を有し、かつ破損のおそれの
ないリフレクタアンテナを提供することを目的とする。
常に一定したアンテナ特性を有し、かつ破損のおそれの
ないリフレクタアンテナを提供することを目的とする。
この考案に係るリフレクタアンテナは、バルーン状体を
回転放物面からなる主反射鏡と、この主反射鏡の焦点部
に頂部を設定した有頭円錐体とで構成するとともに、主
反射鏡と有頭円錐体との接合外周部を環状の弾性補強材
で支持することを特徴とする。
回転放物面からなる主反射鏡と、この主反射鏡の焦点部
に頂部を設定した有頭円錐体とで構成するとともに、主
反射鏡と有頭円錐体との接合外周部を環状の弾性補強材
で支持することを特徴とする。
この考案においては、バルーン状体の一方が有頭円錐体
で構成されているから、その変形が小さく、そのアンテ
ナ特性を一定に保持することができる。
で構成されているから、その変形が小さく、そのアンテ
ナ特性を一定に保持することができる。
また、主反射鏡と有頭円錐体との、接合外周部を環状の
弾性補強材で支持するものであるから、その接合部を補
強することができ、しかも、バルーン状体をその中央部
で安定よく支持するものであるから、上記バルーン状体
の破損を有効に防止することができる。
弾性補強材で支持するものであるから、その接合部を補
強することができ、しかも、バルーン状体をその中央部
で安定よく支持するものであるから、上記バルーン状体
の破損を有効に防止することができる。
以下、この考案の実施例を図面にしたがって説明する。
第2図はこの考案のりフレフタアンテナの斜視図、第3
図はその側断面図である。
図はその側断面図である。
図において、11は回転放物面の一部を反射鏡面とした
主反射鏡、12は主反射鏡11の外周部からその焦点部
までを被覆した有頭円錐体、13は双曲面を反射鏡面と
して上記焦点部に配置された副反射鏡である。
主反射鏡、12は主反射鏡11の外周部からその焦点部
までを被覆した有頭円錐体、13は双曲面を反射鏡面と
して上記焦点部に配置された副反射鏡である。
これら主反射鏡11.有頭円錐体12、副反射鏡13の
3者は軟質塩化ビニルなどの軟質材料からなる気密性の
バルーン状体に一体化されている。
3者は軟質塩化ビニルなどの軟質材料からなる気密性の
バルーン状体に一体化されている。
上記有頭円錐体12には空気を出し入れするバルブ14
が設けられている。
が設けられている。
主反射鏡11、副反射鏡13は電波を反射させる必要が
あるので、それぞれの内面には蒸着法などによりアルミ
ニウムなどの金属膜処理が施されている。
あるので、それぞれの内面には蒸着法などによりアルミ
ニウムなどの金属膜処理が施されている。
15は副反射鏡13に対向して、主反射鏡11から副反
射鏡13に投射された電波を受信し、かつ外部部に取り
出す一次放射器であり、ダイポールアンテナなどで構成
されている。
射鏡13に投射された電波を受信し、かつ外部部に取り
出す一次放射器であり、ダイポールアンテナなどで構成
されている。
16は可とう性を有し、かつ引張力に強いロープ状の弾
性補強材であり、主反射鏡11と有頭円錐体12との接
合外周部にリング状に一体的に設けられている。
性補強材であり、主反射鏡11と有頭円錐体12との接
合外周部にリング状に一体的に設けられている。
17は弾性補強材16に一体的に設けられた取着片であ
り、アンテナ支持台(図示せず)にねじ止めされる。
り、アンテナ支持台(図示せず)にねじ止めされる。
上記気のう1がある程度の風圧に耐えてその変形を防止
するため、第3図における気のう1内に作用する空気圧
Pを高圧にした場合、その空気圧Pが主反射鏡11を変
形させ、一次放射器8を軸線18の外方向へ変位させる
変位量は、第1図における壁面6が外方向へ変位して変
形する場合と同様である。
するため、第3図における気のう1内に作用する空気圧
Pを高圧にした場合、その空気圧Pが主反射鏡11を変
形させ、一次放射器8を軸線18の外方向へ変位させる
変位量は、第1図における壁面6が外方向へ変位して変
形する場合と同様である。
これに対し、有頭円錐体12の内面に空気圧Pが垂直に
作用した場合、上記円錐体12の傾斜角θが大きくなる
のにともなって、軸線18に直交する方向へ作用する分
力P3は小さくなり、そのため、この有頭円錐体12の
頂部が軸線18の方向へ変形する変位量は小さくなる。
作用した場合、上記円錐体12の傾斜角θが大きくなる
のにともなって、軸線18に直交する方向へ作用する分
力P3は小さくなり、そのため、この有頭円錐体12の
頂部が軸線18の方向へ変形する変位量は小さくなる。
そのため、副反射鏡13が主副反射鏡11の焦点位置か
ら大きく変位することがなく、限られた空間内でビーム
を形成しようとする場合、そのアンテナの特性を常に一
定に保持することができる。
ら大きく変位することがなく、限られた空間内でビーム
を形成しようとする場合、そのアンテナの特性を常に一
定に保持することができる。
また、主反射鏡11と有頭円錐体12との接合外周部を
環状の弾性補強材16で支持しているから、その接合部
を補強することができるとともに、バルーン状体をその
中央部で安定よく支持するものであるから、上記バルー
ン状体の破損を有効に防止することができる。
環状の弾性補強材16で支持しているから、その接合部
を補強することができるとともに、バルーン状体をその
中央部で安定よく支持するものであるから、上記バルー
ン状体の破損を有効に防止することができる。
なお、副反射鏡13は小さいので、その内面はアルミニ
ウムなどの金属薄板で構成することができる。
ウムなどの金属薄板で構成することができる。
以上のように、この考案によれば、常に一定したアンテ
ナ特性を有し、かつ破損のおそれのないリフレクタアン
テナを提供することができる。
ナ特性を有し、かつ破損のおそれのないリフレクタアン
テナを提供することができる。
第1図は従来のバルーン状アンテナの側断面図、第2図
はこの考案のりフレフタアンテナの斜視図、第3図はそ
の側断面図である。 11・・・・・・主反射鏡、12・・・・・・有頭円錐
体、14・・・・・・バルブ、16・・・・・・弾性補
強材、17・・・・・・取着片。
はこの考案のりフレフタアンテナの斜視図、第3図はそ
の側断面図である。 11・・・・・・主反射鏡、12・・・・・・有頭円錐
体、14・・・・・・バルブ、16・・・・・・弾性補
強材、17・・・・・・取着片。
Claims (1)
- 一部に回転放物面体を形威した気密性のあるバルーン状
体を電波が透過する軟質材料で形威するとともに、上記
バルーン状体に空気もしくはガスを出し入れするバルブ
を設け、上記回転放物面体の内面に金属膜処理を施して
主反射鏡を形成し、この主反射鏡に一次放射器を設定し
、上記バルブから内部に空気もしくはガスを充満させる
ことにより、所定の形状を保持するようにしてなるリフ
レクタアンテナにおいて、上記バルーン状体は主反射鏡
の焦点部に頂部を配置させた有頭円錐体をその開口部に
接合して構成し、上記−次放射器に対向して有頭円錐体
の頂部の内面に副反射鏡を設け、上記主反射鏡と有頭円
錐体との接合外周部に支持台への取着片を有する環状の
弾性補強材を設けたことを特徴とするりフレフタアンテ
ナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9181279U JPS6035288Y2 (ja) | 1979-07-02 | 1979-07-02 | リフレクタアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9181279U JPS6035288Y2 (ja) | 1979-07-02 | 1979-07-02 | リフレクタアンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5611507U JPS5611507U (ja) | 1981-01-31 |
JPS6035288Y2 true JPS6035288Y2 (ja) | 1985-10-21 |
Family
ID=29324852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9181279U Expired JPS6035288Y2 (ja) | 1979-07-02 | 1979-07-02 | リフレクタアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6035288Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01220902A (ja) * | 1988-02-29 | 1989-09-04 | Hitachi Ltd | アンテナの構造 |
-
1979
- 1979-07-02 JP JP9181279U patent/JPS6035288Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5611507U (ja) | 1981-01-31 |
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