JPS6034927B2 - グリコ−ルモノ第3級アルキルエ−テルの変換方法 - Google Patents

グリコ−ルモノ第3級アルキルエ−テルの変換方法

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JPS6034927B2
JPS6034927B2 JP4064680A JP4064680A JPS6034927B2 JP S6034927 B2 JPS6034927 B2 JP S6034927B2 JP 4064680 A JP4064680 A JP 4064680A JP 4064680 A JP4064680 A JP 4064680A JP S6034927 B2 JPS6034927 B2 JP S6034927B2
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ether
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欣也 俵
宏輝 上山
茂徳 中静
隆司 金子
正浩 湧井
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Maruzen Oil Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、グリコールモノ第3級アルキルェーテル(以
下MAEと略称する場合もある)の変換方法、さらに詳
しくは、MAEを水で処理することにより、第3級アル
コールおよび(または)ィソオレフィンに変換させる方
法に関する。
MAEは、一般にイソオレフインとグリコールとの反応
により製造され、溶剤として広く利用される化合物であ
るが、本発明の方法により、このMAEから譲導される
第3級アルコールも、一般的に溶剤、添加剤、化学合成
原料あるいは、その他の用途において有用な化合物であ
ることは周知の通りであり、また、イソオレフインにつ
いても同様である。
従来、第3級アルコールの製造法としては、ィソオレフ
ィンの硫酸化、加水分解による方法およびィソオレフィ
ソの直接水和による方法などが公知であり、またィソオ
レフィンの製造法としては第3級アルキルェーテルの酸
分解による方法などが公知である。
しかしながら、従釆MAEを水で処理することにより第
3級アルコールおよび(または)ィソオレフィンに変換
する方法については報告がない。ジアルキルヱーテルの
ようなエーテル類を硫酸、塩酸、低分子量有機スルホン
酸(例えばベンゼンスルホン酸、パラトルェンスルホン
酸)などの存在下で水と反応させアルコール類を得るこ
とは公知であるが、MAEにこのような方法を適用する
と生成物は第3級アルコールおよびィソオレフィンの他
に、ィソオレフィンの二量化物や三量化物などのィソオ
レフィンのオリゴマーが相当量生成する。
これらの生成混合物から工業的に蒸留などの手段で第3
級アルコールを取得する場合、ィソオレフィンのオリゴ
マーが存在すると、これらの目的生成物の収率が低下す
るうえに、分離手段が複雑になり、また第3級アルコー
ル中に該オリゴマ−が不純物として混入するなどの欠点
がある。さらに前記したィソオレフィンの硫酸化、加水
分解による方法、ィソオレフィンの直接水和による方法
など従来の第3級アルコール製造法においては、ィソオ
レフィン源として実際上混合オレフィン留分を使用せざ
るを得ないため、混合オレフィン留分中に含まれる他の
オレフィンが一部反応して第2級アルコールが劉生し、
目的とする第3級アルコールとして高純度のものを得る
ことが難しいという問題点があった。
本発明者らは、MAEの変換について種々検討した結果
、MAEを水で分解して第3級アルコールおよび/また
はィソオレフィンに転化する方法において、強酸性陽イ
オン交換樹脂を触媒に用い、さらに反応条件を選択する
ことにより、第3級アルコールおよび/またはィソオレ
フィンが生成し、ィソオレフィンの二量体、三量体など
望ましくない副生成物であるィソオレフィンのオリゴマ
−‘ま実質的に副生しないこと、また第2級アルコール
の副生がなく高純度の第3級アルコールが得られること
を見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明の要旨は、構造式■に示すグラィコール
モノ第3級ァルキルェーテルと水とを強酸性腸イオン交
換樹脂触媒の存在下、温度20〜14000、圧力1〜
70k9/地(絶対圧)、水:構造式■のグラィコール
モノ第3級アルキルェーテルのモル比0.05:1〜4
0:1の条件で反応させて、構造式{B}に示す第3級
アルコールおよび/または構造式に}に示すィソオレフ
ィンに転化させることを特徴とする、水によるグラィコ
ールモノ第3級アルキルェーテルの変換方法に存する。
(上式中R,はメチル基、エチル基またはプロピル基を
表わし、nは1〜10の整数を表わす。
R2は炭素数2〜14のアルキレン基を表わすが、基f
R2−○チnの炭素数は2〜30である。)本発明にお
いて、MAEは下記構造式■のものであり、第3級アル
コールは構造式佃、ィソオレフィン(第3級炭素に二重
結合を有する炭化水素。第3級オレフィンに同じ。)は
構造式【C’のものである。(上式中、R,はメチル基
、エチル基、又はプロピル基を表わす。
R2は炭素数2〜14のアルキレン基を表わすが、基−
(R2一〇ナnの炭素数は2〜30である。nは1〜1
0の整数を表わす。)上記式風のMAEにおいて、R・
はメチル、エチルまたはプロピル基であり、アルキレン
基R2は炭素数が2〜14、好ましくは2〜8であり、
その例としてはエチレン、プロピレン、ブチレン、ベン
チレン、ヘキシレン基等が挙げられる。さらに、nは1
〜10の整数、好ましくは1〜3の整数であり、MAE
の全炭素数は6〜36、好ましくは6〜12である。基
−(R2−○ナnの炭素数が30をこえるMAEは反応
速度が遅くなる。MAEの例としてはエチレングリコー
ルモノターシヤリーブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノターシヤリーブチルエーテル、トリエチレング
リコールモノターシヤリーブチルエーテル、ポリエチレ
ングリコール(n=4〜10)のモノターシヤリーブチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノターシヤ1」ー
ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノターシヤ
リーブチルエーテル、ポリプロピレングリコール(n=
3〜10)のモノターシヤリーフチルエーテル、1,4
ーブタンジオールのモノターシヤリーブチルエーテル、
エチレングリコールモノ(1,1ージメチルプロピル)
エーテル、ジエチレングリコールモノ(1,1−ジメチ
ルプロピル)エーテル、プロピレングリコールモノ(1
,1ージメチルプロピル)エーテル、エチレングリコー
ルモ/(1,1,2ートリメチルプロピル)エーテル、
エチレングリコールモノ(1,1−ジメチルブチル)エ
ーテル、2,3−ブタンジオールモノターシヤリーブチ
ルエーテル、ヘキシレングリコールモノターシヤリーブ
チルエーナル、1,12ードデカンジオールモノターシ
ヤIJープチルェーテル等が挙げられる。また、第3級
アルコールの例としては、それぞれ対応するアルコール
、すなわち第3級ブチルアルコール、1,1−ジメチル
プロパノール、1,1,2−トリメチルプロパノール、
1,1−ジメチルブタノールが挙げられ、ィソオレフイ
ンの例としては、それぞれ対応するオレフィン、すなわ
ちィソブチレン、ィソアミレン、ィソヘキシレンが挙げ
られる。本発明に用いられるMAEとしては、いかなる
方法で製造されたものでも差し支えなく、MAEの製法
の一例としては、前記の構造式に}で表わされるィソオ
レフィンと構造式日○fR20チnH(R2、nは、そ
れぞれ前記したアルキレン基および1〜10の整数を表
わす。)で表わされるグリコールとを酸触媒の存在下で
反応させる方法等が挙げられる。MAEを処理する水と
してはイオン交換水、蒸留水などのような金属イオンの
含有率が少ないものが好ましいが、酸触媒に悪影響を与
える成分を含んでいなければいかなる水でもよい。
本発明における強酸性陽イオン交≠剣樹脂触媒としては
、スチレンスルホン酸型陽イオン交換樹脂(スチレンと
ジビニルベンゼン等の多不飽和化合物との共重合体をス
ルホン化したもの)、フェノールスルホン酸型腸イオン
交≠剣樹脂(フェノールスルホン酸をホルムアルデヒド
と縮合させたもの)、スルホン化石炭、スルホン化アス
ファルト、フッ素樹脂にスルホン酸基を結合したスルホ
ン酸型陽イオン交換樹脂(例えばデュポン社製ナフィオ
ン等)などのスルホン酸基を有するものが使用できる。
これら陽イオン交換樹脂の物理構造はゲル型のもの、マ
クロポーラス型のものいずれも本発明の目的に適合する
。上記強酸性腸イオン交≠剣樹脂をMAEの加水分解反
応の触媒として使用すると、硫酸や低分子量のスルホン
酸(例えばパラトルェンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸など)、クロル酢酸、塩酸などを用いた場合にくらべ
、ィソオレフィンの二量体、三量体の生成が実質的にな
くなる。また、このような強酸性腸イオン交換樹脂を用
いると、生成物との分離の容易さ、装置腐食が少ない、
第3級アルコールの生成速度が遠いなどの利点も有する
。本発明方法においてはMAEを水と反応させる際、触
媒として強酸性陽イオン交≠期間脂を使用することに加
え、原料の使用割合、反応温度、反応圧力の条件を特定
の範囲としなければならない。
すなわち水:MAEのモル比は約0.05:1〜40:
1、好ましくは約0.5:1〜20:1である。水の使
用量が少なすぎるとィソオレフィンのオリゴマ−がかな
り生成するし、MAEの転化率も低くなる。水の使用量
が多すぎると装置容量が過大となる。反応温度は約20
〜140℃、好ましくは約30〜100doである。反
応温度が低すぎると反応速度が遅く、また高すぎるとィ
ソオレフィンのオリゴマ−が相当量生成し、触媒が熱に
よって損傷をうける。反応圧力は約1〜70k9′の、
好ましくは約1〜20k9/めである。反応圧力が低す
ぎると反応温度を望む値に保てないし、また圧力が高す
ぎると装置費が高くつく。また、使用する触媒として強
酸性陽イオン交換樹脂の量は、特に限定されないが、回
分式で反応を行なう場合には、触媒量は原料のMAEと
水の合計に対して約0.1〜50重量%、特に1〜3の
重量%の範囲が好ましい。反応時間は、回分式において
は約1硯砂・〜5畑時間、特に約1分〜1脚時間の範囲
が好ましい。また、流通式においては液空間速度が約0
.06)2皿r‐1、特に0.1〜1ohr‐1の範囲
であることが好ましい。線速度は特に限定されないが、
通常約20肌/hr〜10の/hrが好ましい。また、
反応は気相でも実施可能であるが、液相で行なうのが好
ましい。また、本発明の方法を実施するに当たり、反応
の形式は回分式、鷹洋型回分式、蝿杵型連続式、固定床
連続流通式のいずれの方法によってもよいが、生成物と
の分離の点などから通常固定床流通式が好ましく用いら
れる。
回分式では通常原料の補給ないこ反応を行なうが、櫨洋
型回分式、蝿洋型連続式においてはMAEと水あるいは
いずれか一方のみを反応の進行と共に反応系へ逐次供給
してもよい。また、固定床連続流通式においては反応塔
の上端もしくは下端から並流もしくは向流で原料を供給
することができるが、さらに反応塔の側部からも供給す
ることもできる。本発明の方法の反応を実施するに当た
り、必要に応じて、例えば、メタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、オクタノー
ル等のアルコール類、エチレングリコ一ルモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルェーテル等のグ
リコールモノアルキルェーテル類、フェノール、クレゾ
ール等のフェノール類、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン等の環状エーテル類、アセトン、メチルエチルケトン
等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル等のェステル類
、ジメチルホルムアミド、ジェチルホルムアミド等のホ
ルムアミド類、ジメチルスルホキシド、ジェチルスルホ
キシド等のスルホキシド類のような極性溶剤、および一
般に知られている界面活性剤(非イオン系界面活性剤が
好ましい。
例えば、ポリオキシエチレンオレイルエ−テル、ポリオ
キシエチレンラウリルェーテルなど。)等を反応系に添
加しても何ら差し支えない。特にMAEの種類によって
は、例えばトリェチレングリコールモノターシヤリーブ
チルヱーテルのように、MAEの水に対する溶解度が小
さく、水とMAEの混合物が二層を形成するような場合
には、両者の混合度を高め、反応速度を高める目的にお
いて、上記の極性溶媒や界面活性剤等を反応系に添加す
ることが好ましい場合がある。極性溶媒あるいは界面活
性剤を添加する場合、添加量は特に限定されないが、極
性溶媒はMAEに対して約0.01〜1の重量倍、界面
活性剤はMAEに対して約0.1〜3の重量%、特に約
0.5〜1の重量%が好ましい。上記の反応条件におい
て、MAEは水と反応して第3級アルコールに変換され
、この第3級アルコールの一部はさらに分解してィソオ
レフィンに変換される。
また、MAEの一部も同時に分解してィソオレフィンに
変換される。さらに、これらの反応の際に、式日○fR
20ナnH(式中R2、nは前記に同じ)のグリコール
、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール
、プロプレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ブタンジオール、ヘキシレングリコール、1,12−ド
デカンジオール等も生じる。また上記反応条件で種々条
件を変えることにより第3級アルコール、ィソオレフィ
ンの生成比を変えることが可能である。すなわち第3級
アルコールは反応温度20〜140℃、反応圧力比1〜
70k9′めで、水:MAEのモル比約0.1:1〜4
0:1のように水の使用量が多いときに比較的多くの生
成する。他方ィソオレフィンは反応温度約50〜140
oo、または反応圧力約1〜40k9/c確、または水
:MAEのモル比約0.05:1〜10:1のように温
度が高いとき、反応圧力が低し、とき、または水の使用
量が少ないときに比較的多く生成する。このようにして
得られた反応混合物の分離精製は蒸留、抽出、抽出蒸留
、英沸蒸留等の通常の方法により適宜行なうことができ
る。
本発明に従ってMAEを強酸性陽イオン交換樹脂の存在
下に水と反応させると、MAEは分解して第3級アルコ
ールとィソオレフィンが生成し、ィソオレフィンのオリ
ゴマーは実質的に生成しない。
したがって、この生成物から蒸留などの手段で容易に高
純度の第3級アルコールおよびィソオレフィンが得られ
るなどの利点が見いだされた。本発明の方法は、実質的
にィソオレフィンのオリゴマーを副生することなく、M
AEを必要に応じて第3級アルコールおよび(または)
ィソオレフィンに変換し得るものである。従来の第3級
アルコールの製造法においては、ィソオレフィン源とし
て混合オレフィン留分を用いるとその中に含まれる他の
オレフィンが一部反応して第2級アルコールが副生し、
第3級アルコールの純度を低下させるため、その純度を
上げるための第2級アルコールの分離工程が必要となる
が、本発明の方法によれば第2級アルコールの創生は全
くない。また、ィソオレフィンを水和する従来の第3級
アルコールの製造法においてはィソオレフィンのオリコ
マーがかなり創生する欠点を有するが、本発明の方法に
おいてはィソオレフィンオリゴマーの副生は実質的にな
い。さらに、本発明によれば、反応条件を選択すること
により高純度のィソオレフィンを製造することも可能で
ある。以下に、実施例を挙げて本発明の方法を具体的に
説明する。
実施例 1〜3 灘梓機を備えた内容積300肌のオートクレ−フにマク
ロポーラス型の強酸性陽イオン交予期樹脂アンバーリス
ト15を9.1夕、エチレングリコールモノターシャリ
ーブチルェーテル(以下MBEと略称する場合もある)
50.32および、水26.1夕を入れ、さらに窒素ガ
スを封入して、実施例1では75℃で30分、実施例2
では750Cで1時間、実施例3では130qCで6分
反応を行なった。
反応時の圧力は、実施例1,2では、3.1k9′の、
実施例3では15k9′c鰭である。反応生成物の分析
結果を表1に示す。表1 (注)※1.エチレングリコールジターシヤリーブチル
エーテル※2.エチレングリコールモノターシヤリーフ
チルエーテル※3.ターシヤ1′ーブチルアルコール ※4.エチレングリコール 表1の結果によると、M旧Eは主としてターシャリーブ
チルァルコールおよびィソブチレンに転化し、また、徴
量のエチレングリコールジターシャリーブチルェーテル
が生成している。
実施例1,2,3いずれもィソブチレンオリゴマ一は実
質的に生成せず、回収したィソブチレンの純度は9群容
量%以上の非常に高純度のものが得られた。
実施例 4〜6 実施例1と同機の反応器にM旧E50.3夕および水2
6.19を入れ、触媒として実施例4ではマクロポーラ
ス型強酸性腸イオン交換樹脂アンバーライト−200日
を10.1夕、実施例5ではフッ素樹脂にスルホン酸基
が結合したスルホン酸型強酸性イオン交換樹脂(デュポ
ン社製ナフィオン)30.0夕、実施例6ではゲル型強
酸性陽イオン交f鰯樹脂ター・ゥェツクス50W−×1
2を9.1夕入れてさらに窒素ガスを封入して、それぞ
れ温度75つ0、圧力3.0k9/めで3び分反応を行
なった。
反応生成物の分析結果を表2に示す。表2の結果による
と、いずれの場合もィソブチレンオリゴマ一の生成は全
く見られず、得られたィソブチレンは9甥容量%以上の
非常に高純度のものであった。表2 実施例 7〜9 実施例1と同様の反応器にマクロポーラス型強酸性陽イ
オン交換樹脂ィンバーリスト15を7.3夕、水25.
5夕を入れ、さらに実施例7では、トリエチレングリコ
ールモノターシヤリーブチルエーテル50.5夕、実施
例8ではプロピレングリコールモノターシャリーブチル
ェーテル50.5夕、実施例9ではエチレングリコール
モノターシヤリーブチルェーテル50.5夕を入れ、窒
素ガスを封入して、それぞれ温度75o0、圧力3.3
kg′cあで30分反応を行なった。
反応生成物を分析した結果、実施例7では、ィソブチレ
ン0.3夕、トリエチレングリコールジターシヤリーブ
チルエーテル0.3夕、トリエチレングリコールモノタ
ーシヤリ−ブチルエーテル41.6夕、夕−シヤリーブ
チルアルコール2.7夕、トリエチレングリコール6.
3夕、水24.8夕から成る混合物、実施例8では、イ
ソブチレン0.5夕、プロピレングリコールジターシヤ
リープチルエーテル0.2夕、プロピレングリコールモ
ノタ−シャリーブチルエーテル35.5夕、ターシヤリ
ーブチルアルコール7.6夕、プロピレングリコール8
.6夕、水23.6夕から成る混合物、実施例9ではィ
ソベンテン0.2夕、エチレングリコールジターシヤリ
ーベンチルエーテル0.4夕、エチレングリコールモ/
ターシヤリーベンチルエーテル40.4夕、ターシヤリ
−ベンチルアルコール6.2夕、エチレングリコール4
.7夕、水24.1夕から成る混合物であり、グリコー
ルモノ第3級アルキルェーテルの転化率は、実施例7,
8,9のそれぞれにおいて17.6%、29.7%、2
0.0%であった。
以上の結果によると、グリコールモノ第3級アルキルェ
ーテル類は水と反応して対応する第3級アルコールおよ
びィソオレフインに転化し、ィソオレフィンオリゴマー
の生成は認められない。
また得られたィソオレフィンは純度9甥容量%以上の非
常に高純度のものであった。実施例 10 内径12.7側、長さlmのステンレス製反応管にマク
ロポーラス型強酸性陽イオン交換樹脂アンバーリスト1
6を127cc充てんし、MBE50.5重量部と水2
5.1重量部から成る混合物を1時間当り226.4夕
の流量で反応器に流通させ、温度75qoで反応を行な
った。
また、この時の反応圧力は5kg/淡、液空間速度は1
.蛇r‐1である。
反応生成物を分析した結果1時間当りイソブチレン0.
3夕、エチレングリコールジターシヤリーブチルエーテ
ル3.2夕、エチレングリコールモノタ−シヤリーブチ
ルエーテル29.7夕、ターシヤリーブチルアルコール
72.9夕、エチレングリコール62.7夕、水57.
6夕から成る混合物が得られた。また、ィソブチレンオ
リゴマ一の生成は全く認められず、得られたィソプチレ
ンの純度は9既容量%以上の非常に高純度のものであっ
た。この時のMBEの転化率は80.4%であつた。実
施例 11 実施例1と同様の反応器に、マクロポーラス型強酸性腸
イオン交換樹脂アンバーリスト15を7.3夕、水25
.5夕およびへキシレングリコールモノ(1,1−ジメ
チルプロピル)エーテル50.5夕を入れ、さらに窒素
ガスを封入して温度75℃、圧力3.0k9′地で3び
分反応を行なった。
反応生成物を分析した結果、イソベンテン0.2夕、ヘ
キシレングリコールジ(1,1−ジメチルプロピル)エ
ーテル1.4夕、ヘキシレングリコールモノ(1,1−
ジメチルプロピル)エーテル34.3夕、第3級ベンチ
ルアルコール6.6夕、ヘキシレングリコール8.9夕
、水24.4夕からなる濠合物であった。また、ィソベ
ンテンオリゴマ一の生成は全く認められなかつた。実施
例 12 実施例1と同様の反応器に、1,12−ドデカンジオー
ルモノターシヤリーブチルエーテル50.6夕、水20
.0夕、および触媒としてマクロポーラス型強酸性陽イ
オン交換樹脂アンバーリスト15を12.5夕入れ温度
75o0、圧力3.0k9/めで3時間反応を行なった
生成物を分析したところ、ィソブチレン0.1夕、1,
12−ドデカンジオールジターシヤリーブチルエーテル
0.5夕、1,12ードデカンジオールモノターシヤ1
」ーブチルエーテル45.1夕、第3級ブチルアルコー
ル1.4夕、1,12ードデカンジオール3.8夕、水
19.7夕の混合物であった。ィソブチレンの純度9期
容量%以上で、またィソプチレンオリゴマ一の生成は全
くなかった。実施例 13実施例1と同様の反応器にポ
リエチレングラィコールモノターシャリーブチルェーテ
ル(平均分子量約450、n=約7〜10)50.6夕
、水20.0夕、さらに触媒としてマクロポーラス型強
酸性陽イオン交予期樹脂アンバーリスト15を12.5
夕入れ温度75℃、圧力3.0k9/めで4時間反応を
行なった、生成物を分析したところ、ィソブチレン0.
3夕、ポリエチレングライコールジターシヤリーブチル
エーテル0.5夕、ポリエチレングライコールモノター
シャリーブチルェーテル42.3夕、第3級プチルアル
コール0.7夕、ポリエチレングライコール7.0夕、
水19.8夕の混合物であった。
ィソブチレンの純度は9受容量%以上で、またィソブチ
レンオリゴマ一の生成は全くなかった。実施例 14 実施例1と同様の反応器にマクロポーラス型強酸性陽イ
オン交換樹脂アンバーリスト15を9.0夕、エチレン
グライコールモノターシヤリープチルェーテル25.0
夕および水13.0夕を入れ、温度20℃、圧力1.1
k9/めで1期時間反応を行なった。
反応生成物を分析した結果、イソブチレン0.1夕、エ
チレングライコールジターシヤリーブチルエー7ル0.
1夕、エチレングライコールモノターシヤリーブチルエ
ーテル23.1夕、ターシヤリーブチルアルコール0.
9夕、エチレングリコール0.9夕、水12.9夕の混
合物であった。ィソブチレンオリゴマ一の生成は全くな
かった。実施例 15 礎投機およびリフラックス管を備えた内容量300の‘
の三三つロガラスフラスコにマクロポーラス型の強酸性
腸イオン交換樹脂アンバーリスト15を9.09、エチ
レングライコールモノターシヤリーブチルェーテル69
.7夕および水0.7夕を入れ75℃、1時間大気圧下
反応を行なった。
反応生成物の分析を行なったところ、ィソブチレン19
.1夕、エチレングライコールジターシヤリーブチルエ
ーテル3.6夕、エチレングライコールモノターシヤリ
ーブチルエーテル21.2夕、ターシヤ1」ーブチルア
ルコール2.12、エチレングライコール24.2夕、
水0.29の混合物であった。
ィソブチレンオリゴマ一の生成は全くなかつた。また以
上の実施例1〜15ではいずれも反応混合物中に第2級
アルコールは全くなく、反応混合物から回収した第3級
アルコールは非常に高純度であった。
比較例 1 実施例1と同様の反応器に、96%硫酸109、M旧E
50.3一、水26.1夕を入れ、さらに窒素ガスを封
入して、温度7500、圧力3.5k9/めで1時間反
応を行なった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 構造式(A)に示すグライコールモノ第3級アルキ
    ルエーテルと水とを強酸性陽イオン交換樹脂触媒の存在
    下、温度20〜140℃、圧力1〜70kg/cm^2
    (絶対圧)、水:構造式(A)のグライコールモノ第3
    級アルキルエーテルのモル比0.05:1〜40:1の
    条件で反応させて、構造式(B)に示す第3級アルコー
    ルおよび/または構造式(C)に示すイソオレフインに
    転化させることを特徴とする、水によりグライコールモ
    ノ第3級アルキルエーテルの変換方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここでR_1はメチル基、エチル基またはプロピル基
    を表わし、nは1〜10の整数を表わす。 R_2は炭素数2〜14のアルキレン基を表わすが、基
    −(R_2−O)_n−の炭素数は2〜30である。)
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