JPS6034350Y2 - 実験用安全キヤビネツトの給排水装置 - Google Patents

実験用安全キヤビネツトの給排水装置

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Publication number
JPS6034350Y2
JPS6034350Y2 JP18952381U JP18952381U JPS6034350Y2 JP S6034350 Y2 JPS6034350 Y2 JP S6034350Y2 JP 18952381 U JP18952381 U JP 18952381U JP 18952381 U JP18952381 U JP 18952381U JP S6034350 Y2 JPS6034350 Y2 JP S6034350Y2
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JP
Japan
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water supply
drainage
tank
work area
water
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Expired
Application number
JP18952381U
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JPS5895234U (ja
Inventor
恭造 増田
Original Assignee
日本クレア株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本クレア株式会社 filed Critical 日本クレア株式会社
Priority to JP18952381U priority Critical patent/JPS6034350Y2/ja
Publication of JPS5895234U publication Critical patent/JPS5895234U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は生物学的実験や医学的実験等に使用される安全
キャビネットの給排水装置に関するものである。
近年、著しい進展を見せている遺伝子工学で代表される
バイオテクノロジー(生物関連技術)や医学関連分野に
おける実験研究では、地検性のある微生物や病源物質あ
るいは毒性物質等を取扱う関係上、これらによる実験者
および環境の汚染を防止する必要から使用する機器はこ
れらが外部へ漏洩しない構造としなければならない。
従来、実験用キャビネットとして使用されている装置は
、装置正面に位置する実験者が開口部から手を作業エリ
ア内へ差し入れて作業エリア内で所要の実験操作を行な
うものであり、作業エリア内部の雰囲気は外気と連通し
ているがファンによる吸引によって常時負圧に維持され
て外部には漏れず、また吸引された作業エリア内の空気
は高性能フィルターで浄化されて再利用されると共に一
部が更に浄化を経て外気もしくは浄化施設へ排出される
構造となっている。
しかしてこの種安全キャビネットは実験の補助設備とし
て閉鎖回路で電気およびガスを使用するための配線、配
管が行なわれているが、一般の実験には不可決な水の配
置がなされていない。
これは水のような液体を外気にさらさずに給排水する方
法がなかったことに起因するが、そのために実験内容と
手段が大きく制限されていた。
本考案はこのような実験用安全キャビネットにおいて外
部に対する汚染を生じることなく水の使用を可能とする
給排水装置を提供するものであり、それによって実験の
応用範囲を著しく拡大して安全キャビネットの利用価値
を高めることを目的としている。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
安全キャビネット本体1の基本構造自体は既存のものと
同様であり、作業エリア2の正面は上下摺動する開閉ガ
ラス窓3を上昇させて開口部4を構威するようになされ
、作業エリア2内の空気がファン5(第2図)によって
使用中は常時吸引されて作業エリア2内が外気に対して
負圧となり、吸引された空気は高性能フィルター6で浄
化されて大部分が作業エリア内に戻って再利用されると
共に一部が高性能フィルター7で浄化されて排気管8よ
り外部へ排出される。
9はガスバーナ、10は照明灯、11は殺菌灯、12は
ガスコック、13は電気系統スイッチ群、14は真空配
管接続口、15はファン故障警報ブザ−,16はブレー
カ−117はファン運転標示灯、18はコンセント、1
9はキャスタ、20はアジャスタである。
このような既存構成の安全キャビネット本体1の上部に
給水タンク21が配置し、この給水タンク21から作業
エリア2内まで内外壁空間を利用して給水管22を設け
、この給水管22の作業エリア2内へ突出した端部22
aには水道蛇口型の水出口23を設けている。
また安全キャビネット本体1の下部には給水タンク21
より容量の大きい密閉型の排水タンク24を本体1に対
して取り外し可能に設置し、この排水タンク24と作業
エリア2の底部に形威した排水用凹所25との間を排水
管26で接続している。
この排水管26は本体1に固定されて末端部に開閉バル
ブ27を設けた固定排水管26aと排水タンク24に一
端が固着されて他端を固定排水管部26aに接続するよ
うにしたホース部26bとからなる。
また排水タンク24から作業エリア2まで排水タンク2
4内の空気を作業エリア2内へ放出するための配管28
を設けると共に、この配線28を本体1に対する固定管
部28aと排水タンク24に一端を固着したホース部2
8bで構威し更に固定管部28aとホース部28bとの
連結部29を連結によって自動的に連通して且つ離脱と
同時に開口端が閉止する構造、所謂るワンタッチカプラ
構造としている。
一方、給水管22にはトラップ30を形威しく第3図)
第4図、給水タンク21が空になってもトラップ30の
部分に残溜する氷31で管内が封止されて作業エリア2
内の空気が給水管22を介して外部へ漏洩しない構造と
している。
また排水タンク24の側面位置にガラス等を嵌め込んだ
透明窓に目盛りを表示した構造の水位計32を設け、外
部から排水容量を目視検知するようにしである。
尚、33は洗浄等に利用する水受は皿、34は排水タン
ク24の持ち運び用把手、35は給水タンク21の給水
口、36は配管点検用開閉扉である。
上記構成の安全キャビネットによれば、水出口23を開
くことによって作業エリア2内で水を使用した実験が行
なえ、使用後の汚染排水は開閉バルブ27を開くことに
よって凹所25から排水管26を通して排水タンク24
内へ流入する。
この時、排水タンク24内へ流入する排水に置換される
内部の空気は配管28を通して作業エリア2内へ放出さ
れ、作業エリア2内の空気と共に既述したように浄化さ
れる。
排水タンク24内に一定量の排水が収容されると、開閉
バルブ27を閉じてホース部26bを外すと共に配管2
Bの連結を外し、密閉状態となった排水タンク24を所
定の処理槽まで運搬して排水を放出する。
この場合、給水タンク21内の水を全量使用しても排水
タンク24の容量がより大きいため、排水が排水タンク
24からオーバフローすることはない。
従って給排水と排水に接触した空気による外部の汚染は
完全に防止される。
尚、タンク24には排水の種類に応じて中和薬剤等を一
定量収容しておき、排水タンク24内で浄化等の中間処
理、可能であれば最終処理まで施すようにすれば好都合
である。
この場合、浄化が完全となる排水では、排水タンク24
に排水バルブを設けることにより、排水タンク24を移
動することなく排出できる。
また、排水タンク24に開閉バルブを介して排水処理施
設まで閉鎖回路で配管をしておけば、排水コック24の
移動なしに排水の種類に無関係に直接排水することが可
能となる。
上述の如く本考案によれば、実験用安全キャビネットに
おいて給水タンクと排水タンクとを設置して作業エリア
内で水の使用を可能とすると共に、汚染された排水を洩
出させず且つ外気に接触させずに排水タンク内へ収容し
て浄化処理に供することができ、しかも排水タンク内の
排水と接触した空気も安全キャビネットの浄化系で処理
できる。
従って、この種安全キャビネットを用いて従来では行な
えなかった広範な実験が本考案の適用で外部汚染の恐れ
なく可能となる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を適用した実験用安全キャビ
ネットの正面図、第2図はその右側面図、第3図は給排
水装置部分を示す要部斜視図、第4図は給水管のトラッ
プ部を示す要部断面図である。 1・・・・・・安全キャビネット本体、2・・・・・・
作業エリア、4・・・・・・開口部、21・・・・・・
給水タンク、22・・・・・・給水管、22a・・・・
・・給水管の端部、23・・・・・・水出口、24・・
・・・・排水タンク、26・・・・・・排水管、21・
・・・・・開閉バルブ、28・・・・・・空気放出用の
配管、29・・・・・・連結部、30・・・・・・トラ
ップ、32・・・・・・水位計。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内部雰囲気を外気に対して負圧に維持でき且つ正面
    に開口部を有する作業エリアを備え、この作業エリア内
    での実験操作を上記開口部を通して外部から行なうよう
    に構成された実験用安全キャビネットにおいて、上記キ
    ャビネットの上部に給水タンクを設けると共に該給水タ
    ンクから作業エリアまで配管を行なって作業エリア内へ
    突出した該配管端部に水出口を設け、またキャビネット
    の下部に上記給水タンクより容量が大きい密閉型の排水
    タンクを設けると共に作業エリア内からの排水を該排水
    タンクへ導く配管を行なってその途中に開閉バルブを設
    け、且つ排水タンク内の気体を作業エリア内へ放出する
    配管を配設したことを特徴とする実験用安全キャビネッ
    トの給排水装置。 2 排水タンク排水容量を外部から検知できる水位計を
    備えてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の実験用
    安全キャビネットの給排水装置。 3 給水タンクから水出口に至る配管にトラップを設け
    てなる実用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載
    の実験用安全キャビネットの給排水装置。 4 排水タンク内の気体を作業エリア内へ放出する配管
    が途中に設けた連結部で着脱自在となり、且つ連結部の
    開口端が非連結時に自動的に閉止される構造である実用
    新案登録請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載
    の実験用安全キャビネットの給排水装置。
JP18952381U 1981-12-18 1981-12-18 実験用安全キヤビネツトの給排水装置 Expired JPS6034350Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18952381U JPS6034350Y2 (ja) 1981-12-18 1981-12-18 実験用安全キヤビネツトの給排水装置

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JP18952381U JPS6034350Y2 (ja) 1981-12-18 1981-12-18 実験用安全キヤビネツトの給排水装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5895234U JPS5895234U (ja) 1983-06-28
JPS6034350Y2 true JPS6034350Y2 (ja) 1985-10-14

Family

ID=30103400

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JP18952381U Expired JPS6034350Y2 (ja) 1981-12-18 1981-12-18 実験用安全キヤビネツトの給排水装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6054904B2 (ja) * 2014-04-01 2016-12-27 株式会社ダルトン ドラフトチャンバー
JP6527843B2 (ja) * 2016-06-28 2019-06-05 日本エアーテック株式会社 安全キャビネット
JP7408532B2 (ja) * 2020-11-30 2024-01-05 株式会社日立産機システム 安全キャビネット

Also Published As

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JPS5895234U (ja) 1983-06-28

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