JPS6034065Y2 - 箔糸織込具 - Google Patents

箔糸織込具

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JPS6034065Y2
JPS6034065Y2 JP5796282U JP5796282U JPS6034065Y2 JP S6034065 Y2 JPS6034065 Y2 JP S6034065Y2 JP 5796282 U JP5796282 U JP 5796282U JP 5796282 U JP5796282 U JP 5796282U JP S6034065 Y2 JPS6034065 Y2 JP S6034065Y2
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foil
foil thread
thread
threads
container
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JP5796282U
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JPS58160285U (ja
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八郎 安岡
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、箔糸を迅速かつ精度よく経糸間に織込むため
の用具に関する。
紙、布帛、合成樹脂フィルムなどのシート表面に各種金
属膜や塗料層を設けた箔シートを裁断して箔糸を製造し
、この箔糸を裁断した順序で経糸間に織込んで、箔シー
ト表面と同様の図柄を織布として再現することはよく知
られている。
従来、この種の織布製造に当って、箔糸は一条づつヘラ
棒に引っ掛けて経糸間に挿入されたが、この方法では箔
糸が経糸と摩擦して傷つき易く、また箔糸をねじれるこ
となく、精度よく織込むことも困難であった。
そこで、実公昭54−8224号公報記載の如く、筒体
に箔糸をヘラ棒体で挿入して、この筒体を経糸間に挿入
して、筒体から箔糸を経糸間に引き出して、織込む方法
が開発された。
この方法では確かに箔糸の経糸との摩擦による損傷は軽
減したが、筒体に一条づつ箔糸を安定して挿入するには
熟練を要し、作業性も悪かった。
また、箔糸織込みに当っても、前記従来法と同様に、一
条づつ独立して取扱うため、箔糸間の図柄を合わせるた
めには、非常に注意を要し、再なる改良が望まれていた
本考案は、これらの欠点をすべて解消し、非常に作業性
よく、どのように箔糸をも安定して精度よく織込むこと
のできる箔糸織込具を提供する。
本考案の箔糸織込具は、図面に一例を示す如く、両側に
長手方向に延びた凸部3を有し、その間に箔糸を多数本
並べて載置可能な底面を有する帯状容器1と、該容器1
の上面を覆う透明又は半透明の蓋体2からなるものであ
って、上記容器1の両端は箔糸5を引き出し可能なよう
に解放状態に形成され、しかもその少なくとも一端に箔
糸を仮保持するための保持手段4が設けられていること
を特徴とする。
容器1と蓋体2は同一材料から形成されても、異質材料
から形成されてもよいが、蓋体2は容器1に載置収納し
た箔糸5が透視できるように透明又は半透明材料で形成
されることが大切である。
また蓋体2は箔糸5載置時には、容器上面から取り除か
れ、載置後、箔糸5織込み時には、容器1上面を覆うよ
うに形成されたものであればよく、その取付は方法は問
わない。
次に、容器1両側の凸部3は、棒体又は多数の粒状体な
どから形成されてよく、収納された箔糸5を傷つけない
ように、角のない状態で形成されるのが好ましい。
また、凸部3の高さは、収納される箔糸5の厚さより高
く、箔糸2の幅より低く形成されるのがよい。
これは箔糸5の容器1内での摺動を可能にし、しかも箔
糸5引き出し時に箔糸5に反転やねじれを生じさせない
ために効果的である。
また、容器1に箔糸5を仮保持するための保持手段4と
しては、粘着剤、粘着テープ及び各種ピン類などが使用
できる。
なお、本考案の箔糸織込具は少なくとも一端の角を取っ
て形成し、経糸間に挿入する際に経糸を傷つけないよう
にするのがよい。
かかる本考案の織込具では、一度に多数本の箔糸5を容
器1内に順序正しく仮保持でき、織込具の経糸8間への
挿入により、箔糸5を手前から一条づつ引き出し、箔糸
群6全体の図柄を確かめながら安定して箔糸5を織込む
ことができる。
従って、本考案の織込具は機械的にも使用でき、手動及
び機械的使用いずれにおいても、非常に品質のよい箔織
物を得ることができる。
次に、本考案を実施例に従って更に詳しく説明する。
実施例 1 和紙に金銀箔を散らして貼り、更に紅葉の葉を貼り、ロ
ーラ加工して、箔紙を製造した。
この箔紙6を常法に従ってITrIIIL幅の箔糸5に
裁断し、次いで箔紙を約30m;mの幅に切って、テー
プ状の箔糸群6を形成した(第5図参照)。
この箔糸群6を容器1に収納し、箔糸状に裁断されてい
ない両耳部7を切断除去した(第3図及び第4図参照)
容器1は透明プラスチック製で、箔糸5の載置する底部
を挾んで両側辺に厚さ約0.8順の帯状凸部3が設けら
れており、底部両端には粘着テープが仮保持手段4とし
て取付けられている(第1図参照)。
更に蓋2は容器1の一側辺に開閉自在に取付けられてい
る(第2図参照)。
従って、箔糸5は仮保持手段4によって軽く接着され、
規則正しく安定して整列配置されており、蓋2をした状
態では、箔糸5の幅より狭い厚さの凸部3の存在によっ
て、個々の箔糸5が、ねじれたり裏返ったりすることな
く、容易に引き出し可能な状態に保たれる。
このようにして、箔糸5を収納し、蓋2を閉じた織込具
を、開口した経糸8間に挿入し、経糸8を閉じ、織込具
の一番手前の箔糸5を一条仮保持手段から離し、左端を
指先で保持し、織込具を右方に引戻した(第6図参照)
引出された箔糸5は経糸8間の所定位置に正しく残存配
置され、筬打ちによって完全に織込まれた。
同様の方法で順次箔糸5を織込んだ織布は、箔紙の図柄
をそのまま美しく再現したものとなり、箔糸5の凸部が
経糸8に引っ掛かって剥離したり、箔糸5が部分的に裏
返って図柄を見苦しくすることは全くなかった。
実施例 2 和紙に金銀箔を貼着し、その上に別の色調の金銀箔を二
重、三重に貼着し、所々に合成樹脂塗料で彩色した箔糸
を0.35mm幅の箔糸5に裁断した。
これを実施例1と同じ方法で織込具に収納し、経糸8間
に織込んだ。
織込具の容器1の底部は幅約42mmで、その両側辺の
凸部3の厚さは、箔糸の厚さ0.08mmより少し厚い
0.1mmとした。
織込具に一回に収納した糸条数は115本であり、この
糸を全部織込むのに要した時間は、従来法の約80%で
あった。
織上り布の箔糸の傷は皆無であり、細い箔糸であるにも
かかわらす箔糸のねじれによる織傷も全く認められなか
った。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例である透明プラスチック製箔糸織
込具の蓋を開いた状態を示す平面図、第2図は第1図の
箔糸織込具の側面図、第3図は第1図の箔糸織込具に箔
糸を収納した状態を示す断面図、第4図は第1図の箔糸
織込具に箔糸を収納した状態を示す平面図、第5図は箔
糸の一例を示す平面図、第6図は第1図の箔糸織込具の
使用状態を示す説明図である。 。1・・・・・・容器、2・・・・・・蓋体、3・・・
・・・凸部、4・・・・・・保持手段、 5・・・・・・箔糸、 6・・・・・・箔糸群、 7・・・・・・ 耳、 8・・・・・・経糸。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)両側に長手方向に延びた凸部3を有し、その間に
    箔糸5を多数本並べて載置可能な底面を有する帯状容器
    1と、該容器1の上面を覆う透明又は半透明の蓋体2か
    らなるものであって、上記容器1の両端は箔糸5を引き
    出し可能なように解放状態に形成され、しかもその少な
    くとも一端に箔糸5を仮保持するための保持手段4が設
    けられていることを特徴とする箔糸織込具。
  2. (2)上記凸部3の高さが箔糸5の厚さより高く、箔糸
    5の幅より低く形成されていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の箔糸織込具。
  3. (3) 上記蓋体2が容器1の一側面に開閉自在に取
    付けられていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項又は第2項記載の箔糸織込具。
  4. (4)上記箔糸織込具の少なくとも一端が角を取って形
    成されていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項ないし第3項いずれかに記載の箔糸織込具。
JP5796282U 1982-04-19 1982-04-19 箔糸織込具 Expired JPS6034065Y2 (ja)

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JP5796282U JPS6034065Y2 (ja) 1982-04-19 1982-04-19 箔糸織込具

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JP5796282U JPS6034065Y2 (ja) 1982-04-19 1982-04-19 箔糸織込具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58160285U JPS58160285U (ja) 1983-10-25
JPS6034065Y2 true JPS6034065Y2 (ja) 1985-10-09

Family

ID=30068385

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JP5796282U Expired JPS6034065Y2 (ja) 1982-04-19 1982-04-19 箔糸織込具

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JPS58160285U (ja) 1983-10-25

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