JPS6033935A - 凍害防止杭 - Google Patents
凍害防止杭Info
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- JPS6033935A JPS6033935A JP58141183A JP14118383A JPS6033935A JP S6033935 A JPS6033935 A JP S6033935A JP 58141183 A JP58141183 A JP 58141183A JP 14118383 A JP14118383 A JP 14118383A JP S6033935 A JPS6033935 A JP S6033935A
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D27/00—Foundations as substructures
- E02D27/32—Foundations for special purposes
- E02D27/35—Foundations formed in frozen ground, e.g. in permafrost soil
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D5/00—Bulkheads, piles, or other structural elements specially adapted to foundation engineering
- E02D5/22—Piles
- E02D5/60—Piles with protecting cases
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Paleontology (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Revetment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、寒冷地帯における構造物基礎のうち、杭基礎
に関し、さらに詳しくは凍害防止杭に関するものである
。
に関し、さらに詳しくは凍害防止杭に関するものである
。
永久凍土地帯あるいは季節凍土地帯といった寒冷地にパ
イプラインの架台その他各種の構造物を建造する場合、
活動層及び季節凍土層の凍着凍上、融解沈下といった凍
害から構造物を保護することが必要不可決である。この
ため各種の対策工法が用いられているが、最も一般的な
ものは杭基礎である。
イプラインの架台その他各種の構造物を建造する場合、
活動層及び季節凍土層の凍着凍上、融解沈下といった凍
害から構造物を保護することが必要不可決である。この
ため各種の対策工法が用いられているが、最も一般的な
ものは杭基礎である。
ここに、永久凍土地帯とは、例えばアラスカ、カナダ、
シベリャ等の如く、季節に関係なく年間を通じて凍結し
ている地層(以下永久凍土層という〕が分布している地
域をいい、その年平均気温は0℃以下である。活動層と
は、地表から永久凍土層までの部分ば、年間の温度変化
の影響を太きく受け、冬季は凍結凍上し、夏季は融解沈
下する地層をいう。また季節凍上層とは、永久凍土層が
存在しない平均気温0℃以下の地域で、冬季は凍結し、
夏季は融解する地層をいう。なお、以下の説明では、季
節凍土層を活動層に含めることがある。
シベリャ等の如く、季節に関係なく年間を通じて凍結し
ている地層(以下永久凍土層という〕が分布している地
域をいい、その年平均気温は0℃以下である。活動層と
は、地表から永久凍土層までの部分ば、年間の温度変化
の影響を太きく受け、冬季は凍結凍上し、夏季は融解沈
下する地層をいう。また季節凍上層とは、永久凍土層が
存在しない平均気温0℃以下の地域で、冬季は凍結し、
夏季は融解する地層をいう。なお、以下の説明では、季
節凍土層を活動層に含めることがある。
ところで、寒冷地における杭基礎は、永久凍土内まで根
入れし、永久凍土と杭表面の間の凍着強度によって、上
部構造物の自重、凍着凍上力及びネガティブフリクショ
ンに対抗しようとするものであり、このためには、永久
凍土と杭間の確実な凍着強度及び永久凍土内への杭の充
分な根大長が必要である。しかしながら、永久凍土層は
必ずしも均一な性質を有しておらず、土質、温度によっ
て凍着強度に大きな相違があるため、設計上は充分な凍
着強度を持つように永久凍土内に長く根入れしても、現
実に構造物が凍害を受けることがしばしばあね、安全率
を上乗せした設計に基づいて根入れ長をとらなければな
らないので、施工性及び経済性に太きガ問題がある。こ
のような前提条件があるため、その対策として、杭基礎
に作用する凍着凍上刃を軽減化するための幾つかの方法
が、従来考えられている。
入れし、永久凍土と杭表面の間の凍着強度によって、上
部構造物の自重、凍着凍上力及びネガティブフリクショ
ンに対抗しようとするものであり、このためには、永久
凍土と杭間の確実な凍着強度及び永久凍土内への杭の充
分な根大長が必要である。しかしながら、永久凍土層は
必ずしも均一な性質を有しておらず、土質、温度によっ
て凍着強度に大きな相違があるため、設計上は充分な凍
着強度を持つように永久凍土内に長く根入れしても、現
実に構造物が凍害を受けることがしばしばあね、安全率
を上乗せした設計に基づいて根入れ長をとらなければな
らないので、施工性及び経済性に太きガ問題がある。こ
のような前提条件があるため、その対策として、杭基礎
に作用する凍着凍上刃を軽減化するための幾つかの方法
が、従来考えられている。
第1図乃至第5図は永久凍土地帯及び季節凍土地帯にお
いて、従来性なわれている杭基礎の凍着凍上刃低減方法
を示すもので、第1図がサーマルパイル方式、第2図が
凍上防止杭方式、第3図が凍着強度増大杭方式である。
いて、従来性なわれている杭基礎の凍着凍上刃低減方法
を示すもので、第1図がサーマルパイル方式、第2図が
凍上防止杭方式、第3図が凍着強度増大杭方式である。
第1図はサーマルパイル方式の一例を示す縦断面図で、
1は鋼管杭、コンクリート杭等からなる抗体、2は凍着
強度増大のため杭体1の外周に設けた波付け、3け杭体
1内に装入したヒートパイプ、4けラジェータである。
1は鋼管杭、コンクリート杭等からなる抗体、2は凍着
強度増大のため杭体1の外周に設けた波付け、3け杭体
1内に装入したヒートパイプ、4けラジェータである。
5は永久凍土層、6け活動層で、杭体1は活動層6と永
久凍土層5に設けられた掘削孔7内に根入れされ、砂ス
ラIJ−8によシ埋戻されている。なお、Hは杭体1の
根入長をまたhけ活動層6の厚さを示す。
久凍土層5に設けられた掘削孔7内に根入れされ、砂ス
ラIJ−8によシ埋戻されている。なお、Hは杭体1の
根入長をまたhけ活動層6の厚さを示す。
このようなサーマルパイル方式においては、根太部分の
永久凍土5の温度をヒートバイブロにより、冬季間に強
制的に冷却して冷熱を蓄えることによって、凍結融解厚
さく活動層6の厚さh)を減少させ、これによシ、凍着
凍上防止力を大きくしようとするものである。さらに、
このサーマルパイルは、夏季に上部構造からの入熱によ
り、杭体1の局面の永久凍土が融解するのを防止するこ
とができる。すなわち、サーマルパイル方式によれば、
杭周面の永久凍土の融解沈下に伴なってネガティブフリ
クションが杭に働くことと、冬季にこの融解部が凍結し
て杭に余分な凍着凍上刃が働くことを防止できる。
永久凍土5の温度をヒートバイブロにより、冬季間に強
制的に冷却して冷熱を蓄えることによって、凍結融解厚
さく活動層6の厚さh)を減少させ、これによシ、凍着
凍上防止力を大きくしようとするものである。さらに、
このサーマルパイルは、夏季に上部構造からの入熱によ
り、杭体1の局面の永久凍土が融解するのを防止するこ
とができる。すなわち、サーマルパイル方式によれば、
杭周面の永久凍土の融解沈下に伴なってネガティブフリ
クションが杭に働くことと、冬季にこの融解部が凍結し
て杭に余分な凍着凍上刃が働くことを防止できる。
しかしながら、サーマルパイルは活動層6の層厚りを多
少薄くすることはできるが、凍着凍上刃とネガティブ7
リクシヨンをそれtlと低減することができず、依然と
して構造物の凍害を防ぐことはできない。例えば、使用
開始1年目の冬には、地盤深部温度の低下により、サー
マルパイルを使用しない場合よりもかえって凍上量が増
加し、大きな凍着凍上刃が発生することがある。また、
2年目以降も、活動層の温度低下が凍着凍上力を増加さ
せる傾向をもたらすことが考えられる。従来の使用例で
は、サーマルパイルの永久凍土内への根入長Hをかなシ
長くして凍害防止をはかつており、施工性、経済性上か
らも問題がある。
少薄くすることはできるが、凍着凍上刃とネガティブ7
リクシヨンをそれtlと低減することができず、依然と
して構造物の凍害を防ぐことはできない。例えば、使用
開始1年目の冬には、地盤深部温度の低下により、サー
マルパイルを使用しない場合よりもかえって凍上量が増
加し、大きな凍着凍上刃が発生することがある。また、
2年目以降も、活動層の温度低下が凍着凍上力を増加さ
せる傾向をもたらすことが考えられる。従来の使用例で
は、サーマルパイルの永久凍土内への根入長Hをかなシ
長くして凍害防止をはかつており、施工性、経済性上か
らも問題がある。
凍上防止杭方式は、活動層と杭周面との間に、杭と凍土
間の付着を切るような材料を充填したもので、第2図(
a)に示すものは、杭体1の外側にこれと同心的にケー
シング9を配置して二重管方式とし、杭体1とケーシン
グ9との間を、濃度の高いオイルとワックスとの混合物
10で満たし、ケーシング9の外周を砂スラリ−8で埋
戻すことによね、凍着凍上刃を分離するようにしたもの
である。ガお、9aはケーシングの下端に設けたフラン
ジである。また第2図(blに示すものけ、土、オイル
及びワックスを混合した拐科10aを建込み穴7の活動
層60部分の埋戻し材料として使用したものである。
間の付着を切るような材料を充填したもので、第2図(
a)に示すものは、杭体1の外側にこれと同心的にケー
シング9を配置して二重管方式とし、杭体1とケーシン
グ9との間を、濃度の高いオイルとワックスとの混合物
10で満たし、ケーシング9の外周を砂スラリ−8で埋
戻すことによね、凍着凍上刃を分離するようにしたもの
である。ガお、9aはケーシングの下端に設けたフラン
ジである。また第2図(blに示すものけ、土、オイル
及びワックスを混合した拐科10aを建込み穴7の活動
層60部分の埋戻し材料として使用したものである。
このような凍上防止杭方式は、杭周面にオイルとワック
ス等の混合物を充填したシ埋戻したりしているが、これ
は現地において施工しなけれにならず、そのだめの機械
や装置を必要とするばかりでなく、施工性の点でもあま
シ良好ではない。また、オイルとワックス等の混合物は
、現場で埋戻し可能な程度の流動性を有しているため、
夏季に埋戻し材料が周囲地盤へ浸透して分散し、このた
め再充填の必要が生じたり、凝固点降下のため永久凍土
を溶かすといった環境破壊が生じる。加えて、二重管方
式では、活動層の凍結融解に伴なってケーシングが持上
りと沈下を起し、これが上部構造に悪影響を及ばずこと
がある。
ス等の混合物を充填したシ埋戻したりしているが、これ
は現地において施工しなけれにならず、そのだめの機械
や装置を必要とするばかりでなく、施工性の点でもあま
シ良好ではない。また、オイルとワックス等の混合物は
、現場で埋戻し可能な程度の流動性を有しているため、
夏季に埋戻し材料が周囲地盤へ浸透して分散し、このた
め再充填の必要が生じたり、凝固点降下のため永久凍土
を溶かすといった環境破壊が生じる。加えて、二重管方
式では、活動層の凍結融解に伴なってケーシングが持上
りと沈下を起し、これが上部構造に悪影響を及ばずこと
がある。
第3因は、凍着強度増大杭方式を示すもので、杭体1の
永久凍土5内への根太部に、ノツチや波付け2を設ける
ことにょシ、永久凍土5と杭体1との間の凍着強度を増
加させ、活動層6の葆着比上刃に対抗させるようにした
ものである。
永久凍土5内への根太部に、ノツチや波付け2を設ける
ことにょシ、永久凍土5と杭体1との間の凍着強度を増
加させ、活動層6の葆着比上刃に対抗させるようにした
ものである。
この方式では、杭体1の根太部の永久凍土の性質が必ず
しも均一でなく、凍着強度にばらつきが生じること、ノ
ツチや波付けの形状、間隔にょって凍着凍上刃が変化す
るため、これによって大きな凍着強度を得るためには、
端部の異形棒鋼状処理等にかなりの精度の製作加工を必
要とするなどの問題がある。
しも均一でなく、凍着強度にばらつきが生じること、ノ
ツチや波付けの形状、間隔にょって凍着凍上刃が変化す
るため、これによって大きな凍着強度を得るためには、
端部の異形棒鋼状処理等にかなりの精度の製作加工を必
要とするなどの問題がある。
また、凍害防止杭は、設置場所における活動層6の厚さ
hに対応した長さのものを用いなければならないが、活
動層6の厚さhけ、地域、場所等によって著しく相違す
るため、活動層6の厚さに対応した各種長さの杭を準備
しなけれになら人い。
hに対応した長さのものを用いなければならないが、活
動層6の厚さhけ、地域、場所等によって著しく相違す
るため、活動層6の厚さに対応した各種長さの杭を準備
しなけれになら人い。
このようなことから、凍害防止杭を例えはパイプライン
の架台として長距離に亘って杭基礎を設置する場合は、
従来、各種長さの杭をあらかじめ工場で作製し、現地へ
輸送して活動層6の厚さに対応した杭を選んで設置して
いた。このため梱包が面倒であるばかりでなく、荷が太
きくなって輸送が面倒であり、また大気生産に適さない
ためコストが上昇し、工費の増大を来たす等の問題があ
った。
の架台として長距離に亘って杭基礎を設置する場合は、
従来、各種長さの杭をあらかじめ工場で作製し、現地へ
輸送して活動層6の厚さに対応した杭を選んで設置して
いた。このため梱包が面倒であるばかりでなく、荷が太
きくなって輸送が面倒であり、また大気生産に適さない
ためコストが上昇し、工費の増大を来たす等の問題があ
った。
本発明の目的は、上記のような従来の問題点を解決すべ
くなされたもので、抗体の表面に固体被膜を形成すると
共に、活動層及び季節凍土層の凍結によって杭に作用す
る凍着凍上刃を低減する部材を抗体に付加することによ
シ、上部構造が受ける凍害を防止できる凍害防止杭を得
るにある。
くなされたもので、抗体の表面に固体被膜を形成すると
共に、活動層及び季節凍土層の凍結によって杭に作用す
る凍着凍上刃を低減する部材を抗体に付加することによ
シ、上部構造が受ける凍害を防止できる凍害防止杭を得
るにある。
さらに本発明の他の目的は、活動層及び季節凍土層の厚
さに対応して杭の長さを調整でき、大気生産が可能で梱
包、輸送も容易であり、コストを低減できる凍害防止杭
を実現するにある。
さに対応して杭の長さを調整でき、大気生産が可能で梱
包、輸送も容易であり、コストを低減できる凍害防止杭
を実現するにある。
本発明に係る凍害防止杭は、上記の目的を達成するため
、寒冷地において杭に作用する凍着凍上刃及びネガティ
ブフリクションを低減する形式の杭において、表面にあ
らかじめ固体被膜を形成してなる抗体に、少くとも一部
に可伸縮部を有し活動層又は季節凍土層の厚さ以上の長
さの被覆部材を嵌装してその下端部を前記活動層着しく
は季節凍土層の底部付近又はその下方において、また必
要に応じて上端部を地表面より上方において前記抗体に
固定し、前記固体被膜と被覆部材とで形成する空間に気
体、液体などの流動性物質を充填したことを特徴とし、
また、通常の杭を複数本に切断した長さを有し表面にあ
らかじめ固体被膜を形成してなる抗体に、可伸縮部から
なる被覆部材を嵌装してその上下端部を前記抗体の上下
端部よシ内側に固定し、前記固体被膜と被覆部材とで形
成する空間に気体、流体などの流動性物質を充填して枕
部材を構成し、該枕部材を活動層又は季節凍土層の厚さ
に対応して適宜連結したことを特徴とするものである。
、寒冷地において杭に作用する凍着凍上刃及びネガティ
ブフリクションを低減する形式の杭において、表面にあ
らかじめ固体被膜を形成してなる抗体に、少くとも一部
に可伸縮部を有し活動層又は季節凍土層の厚さ以上の長
さの被覆部材を嵌装してその下端部を前記活動層着しく
は季節凍土層の底部付近又はその下方において、また必
要に応じて上端部を地表面より上方において前記抗体に
固定し、前記固体被膜と被覆部材とで形成する空間に気
体、液体などの流動性物質を充填したことを特徴とし、
また、通常の杭を複数本に切断した長さを有し表面にあ
らかじめ固体被膜を形成してなる抗体に、可伸縮部から
なる被覆部材を嵌装してその上下端部を前記抗体の上下
端部よシ内側に固定し、前記固体被膜と被覆部材とで形
成する空間に気体、流体などの流動性物質を充填して枕
部材を構成し、該枕部材を活動層又は季節凍土層の厚さ
に対応して適宜連結したことを特徴とするものである。
以下図面を参照して本発明を説明する。
第4図は本発明実施例の縦断面図である。なお、第1図
乃至第6図と同じ部分には同じ符号を付し、説明を省略
する。因において、1け抗体で、その表面、好ましくは
活動層6の厚さよシやや長い範囲には、あらかじめ−一
部の厚さの固体被膜1aが吹付は塗装その他の手段によ
り形成しである。11は中間に蛇腹状の可伸縮部12を
有し、その上下に円筒部13.14が設けられた被覆部
材で、上方の円筒部16は地表面よりできるだけ上方に
おいて、また下方の円筒部14は活動層6と永久凍土層
5との境界付近又はその下方において、それれぞれ固定
部材15.16により杭体1に水密に固定さnている。
乃至第6図と同じ部分には同じ符号を付し、説明を省略
する。因において、1け抗体で、その表面、好ましくは
活動層6の厚さよシやや長い範囲には、あらかじめ−一
部の厚さの固体被膜1aが吹付は塗装その他の手段によ
り形成しである。11は中間に蛇腹状の可伸縮部12を
有し、その上下に円筒部13.14が設けられた被覆部
材で、上方の円筒部16は地表面よりできるだけ上方に
おいて、また下方の円筒部14は活動層6と永久凍土層
5との境界付近又はその下方において、それれぞれ固定
部材15.16により杭体1に水密に固定さnている。
17は杭体1の固体被膜1aと被覆部材11とで形成す
る空間に充填された流動性物質である。
る空間に充填された流動性物質である。
第6図(a)は被覆部材11の可伸縮部−12の要部拡
大回で、無負荷状態におけるXYzとXZとの比は、活
動層6の厚さhの年間を通じての最大値と最小値との比
よp大きければ工く、また可伸縮部12の形状は、Si
nカーブ、円弧等のほか、(b)図に示すような直線状
でもよい。なお、被覆部材11の最小径部(X@Z)は
、流動性物質17の充填量を少なくするため固体被膜1
aと接触させることが望ましいが、特に限定するもので
はガく、離れていてもよい。
大回で、無負荷状態におけるXYzとXZとの比は、活
動層6の厚さhの年間を通じての最大値と最小値との比
よp大きければ工く、また可伸縮部12の形状は、Si
nカーブ、円弧等のほか、(b)図に示すような直線状
でもよい。なお、被覆部材11の最小径部(X@Z)は
、流動性物質17の充填量を少なくするため固体被膜1
aと接触させることが望ましいが、特に限定するもので
はガく、離れていてもよい。
本発明に使用する固体被膜1aは、■被覆部材11に対
する摩擦係数が杭体1の被覆部材11に対する摩擦係数
より小さく、かっ■杭体表面に塗覆装できることを条件
とし、これらの条件を満足するものとして、その代表例
を表1に示す。
する摩擦係数が杭体1の被覆部材11に対する摩擦係数
より小さく、かっ■杭体表面に塗覆装できることを条件
とし、これらの条件を満足するものとして、その代表例
を表1に示す。
寸だ、本発明に使用する被覆部材11け、地域により変
動はあるが、一般に、■常温から一50℃程度の低温ま
で脆性破壊を生じないこと、■回復可能な変位が活動層
6の凍結凍上量(hl−h)より大きいこと、及び■流
動性物質によシ劣化または腐食しないことを条件とし、
これらの条件を満足するものとして、その代表例を表2
に示す。
動はあるが、一般に、■常温から一50℃程度の低温ま
で脆性破壊を生じないこと、■回復可能な変位が活動層
6の凍結凍上量(hl−h)より大きいこと、及び■流
動性物質によシ劣化または腐食しないことを条件とし、
これらの条件を満足するものとして、その代表例を表2
に示す。
さらに、流動性物質17は、地域によシ変動はあるが、
一般に、■常温から一50℃程度の低温まで流動挙動を
示し、■杭体1及び被覆部材11を劣化させたシ腐食し
たりしない物質であることを条件とし、これらの条件を
満たすものとして、その代表例を第6表に示す。
一般に、■常温から一50℃程度の低温まで流動挙動を
示し、■杭体1及び被覆部材11を劣化させたシ腐食し
たりしない物質であることを条件とし、これらの条件を
満たすものとして、その代表例を第6表に示す。
表2
表6
上記のように構成した凍害防止杭は、通常法のような工
法によシ設置される。
法によシ設置される。
(1)活動層6及び永久凍土層5を杭10の埋設深さく
h+H)だけ掘削し、その掘削孔7に杭10を建込んで
杭10の周囲に砂スラリ−8を埋戻す。
h+H)だけ掘削し、その掘削孔7に杭10を建込んで
杭10の周囲に砂スラリ−8を埋戻す。
ここにhは活動層6の厚さ、Hは永久凍土層への杭根入
れ長さを示す。
れ長さを示す。
(2)永久凍土層5の強度が比較的小さい場合又は未凍
土に根入れする場合は、活動層6のみを掘削し、掘削孔
7に杭1oを建込んだのち杭打機により永久凍土内又は
未凍土内へ打込み、最後に活動層6の杭10の周囲に砂
スラリ−8を埋戻す。
土に根入れする場合は、活動層6のみを掘削し、掘削孔
7に杭1oを建込んだのち杭打機により永久凍土内又は
未凍土内へ打込み、最後に活動層6の杭10の周囲に砂
スラリ−8を埋戻す。
次に上記のようにして設置した本発明に係る凍害防止杭
の作用を、第4図及び第5図を参照して説明する、第4
図は、本発明忙係る凍害防止杭1゜を活動層6と永久凍
土層5に掘削した掘削孔7に設置した状態及び夏季q状
態を示すものである。
の作用を、第4図及び第5図を参照して説明する、第4
図は、本発明忙係る凍害防止杭1゜を活動層6と永久凍
土層5に掘削した掘削孔7に設置した状態及び夏季q状
態を示すものである。
冬季になシ、活動層6が凍結すると、砂スラリ−8も凍
結して杭10の被覆部材110表面に凍着する。一方、
杭体1の固体被覆1aと被覆部材11との間には流動性
物質17が充填されておシ、がつ杭体1に形成した固体
被膜1aと被覆部材11との間の摩擦係数は、杭体1と
被覆部材11.との間の摩擦係数より小さいので、固体
被1+ 1 aと被覆部材11間のすベシ抵抗は小さい
。このため、活動層6が凍上すると、第5図に示すよう
に被覆部材11もこれに追従し、杭体1に沿って引上げ
られて伸張する。しかし、上下の円筒部13゜14が杭
体1に固定されているため、伸張した可伸縮部12にニ
ジ固定部の下に膨張部12aが形成される。
結して杭10の被覆部材110表面に凍着する。一方、
杭体1の固体被覆1aと被覆部材11との間には流動性
物質17が充填されておシ、がつ杭体1に形成した固体
被膜1aと被覆部材11との間の摩擦係数は、杭体1と
被覆部材11.との間の摩擦係数より小さいので、固体
被1+ 1 aと被覆部材11間のすベシ抵抗は小さい
。このため、活動層6が凍上すると、第5図に示すよう
に被覆部材11もこれに追従し、杭体1に沿って引上げ
られて伸張する。しかし、上下の円筒部13゜14が杭
体1に固定されているため、伸張した可伸縮部12にニ
ジ固定部の下に膨張部12aが形成される。
被覆部材11の伸張に伴なって、杭体1と被覆部材11
との間に充填さ扛た流動性物質17は上方に移動し、上
部に形成された膨張部12aに集まる。このように、活
動層6が杭体1に及はす凍着掠上刃は、被覆部材11と
流動性物質17に吸収され、杭体1には伝わらない。な
お、地域により活動層6の変動が大きく、膨張部12&
に多量の流動性物質が集ったため膨張部12aが破損し
、流動性物質17が漏洩するおそれのある場合は、タン
ク18を設けて膨張部12&と連通させておき、膨張部
12aに集った流動性物質17を逃がすようにすればよ
い。
との間に充填さ扛た流動性物質17は上方に移動し、上
部に形成された膨張部12aに集まる。このように、活
動層6が杭体1に及はす凍着掠上刃は、被覆部材11と
流動性物質17に吸収され、杭体1には伝わらない。な
お、地域により活動層6の変動が大きく、膨張部12&
に多量の流動性物質が集ったため膨張部12aが破損し
、流動性物質17が漏洩するおそれのある場合は、タン
ク18を設けて膨張部12&と連通させておき、膨張部
12aに集った流動性物質17を逃がすようにすればよ
い。
夏季になって活動層6が融解沈下すると、これに追従し
て被覆部材11も下降し、再び第4図の状態に戻る。な
お、活動層6の融解沈下に伴って生ずるネガティブフリ
クションは、流動性物質17に吸収され、杭体1にはほ
とんど作用しない。
て被覆部材11も下降し、再び第4図の状態に戻る。な
お、活動層6の融解沈下に伴って生ずるネガティブフリ
クションは、流動性物質17に吸収され、杭体1にはほ
とんど作用しない。
ところで、上記のように構成した凍害防止杭は、冬季は
活動層の凍結凍上により、また夏季は融解沈下によって
被覆部材111け杭体1に沿って上下に伸縮し、特にそ
の小径部内壁は常に杭体表面に摺接している。このため
、被覆部材11の杭体1との摺接部は摩耗が激しく損傷
し易い。特に流動性物質17として気体を使用した場合
は、減摩作用がないため損傷が著しく、長期の使用に耐
えることができない。しかし1、本発明においては、抗
体10表面に、被覆部材11との摩擦係数が、杭体1の
それよりも小さい固体被膜1!Lを形成しであるので、
被覆部材11の損傷がほとんどなく、したがって長期の
使用に耐えることができる。
活動層の凍結凍上により、また夏季は融解沈下によって
被覆部材111け杭体1に沿って上下に伸縮し、特にそ
の小径部内壁は常に杭体表面に摺接している。このため
、被覆部材11の杭体1との摺接部は摩耗が激しく損傷
し易い。特に流動性物質17として気体を使用した場合
は、減摩作用がないため損傷が著しく、長期の使用に耐
えることができない。しかし1、本発明においては、抗
体10表面に、被覆部材11との摩擦係数が、杭体1の
それよりも小さい固体被膜1!Lを形成しであるので、
被覆部材11の損傷がほとんどなく、したがって長期の
使用に耐えることができる。
第7図は本発明の別の実施例の縦断面図で、第4図と同
じ部分には同じ符号を付し、説明を省略する。本実施例
は別個に構成した筒状部22と、上部可伸縮部23及び
下部可伸縮部24とを一体に結合して被覆部材21を構
成し、上部可伸縮部23を地表面上において、また下部
可伸縮部24を活動層6と永久凍土層5との境界付近又
はその下方において、それぞれ固定部材15.16によ
り杭体1に固定し、杭体1に形成した固体被膜1aと被
覆部材21との間に流動性物質17を充填したものであ
る。なお、被覆部材21及び流動性物質17を構成する
材料(物質)、両者の組合せならびに設置工法は、第4
図の実施例で説明した場合と同様である。
じ部分には同じ符号を付し、説明を省略する。本実施例
は別個に構成した筒状部22と、上部可伸縮部23及び
下部可伸縮部24とを一体に結合して被覆部材21を構
成し、上部可伸縮部23を地表面上において、また下部
可伸縮部24を活動層6と永久凍土層5との境界付近又
はその下方において、それぞれ固定部材15.16によ
り杭体1に固定し、杭体1に形成した固体被膜1aと被
覆部材21との間に流動性物質17を充填したものであ
る。なお、被覆部材21及び流動性物質17を構成する
材料(物質)、両者の組合せならびに設置工法は、第4
図の実施例で説明した場合と同様である。
第7図は、掘削孔7内に上記凍害防止杭10aを設置し
た状態及び夏季の状態を示すものである。
た状態及び夏季の状態を示すものである。
冬季、活動層6が凍結凍上すると、第8図に示すように
これに追従して筒状部22及び下部可伸縮部24が上昇
し、下部可伸縮部24を伸張させる。
これに追従して筒状部22及び下部可伸縮部24が上昇
し、下部可伸縮部24を伸張させる。
この結果、上部可伸縮部23が変形して膨張部23aが
形成され、下部可伸縮部24の伸張によって上昇した流
動性物質17が収容される。その他の作用は、第4図及
び第5図の実施例の場合とほぼ同様である。
形成され、下部可伸縮部24の伸張によって上昇した流
動性物質17が収容される。その他の作用は、第4図及
び第5図の実施例の場合とほぼ同様である。
第9図は第2の発明の実施例を示す縦断面図である。本
発明は、表面に固体被膜1aを形成した適宜長さの抗体
1′に、蛇腹状の被覆部材12aを設けてなる枕部材3
0.30aを連結したもので、枕部材60の構成の一例
を第11図に示す。1′は抗体で、その長さtは通常の
杭を複数個に切断した長さく例えば0.5 m )に選
はれている。この抗体1′の表面には表IK示す固体被
膜1aが形成されており、蛇腹状の被覆部材11aは、
その上下端が杭体1aの端部がらそれぞれ4 、 t*
だけ内側にあるように、固定部材15.16にょシ杭体
1′に水密に固定され、固2体被膜1aと被覆部材11
aとの間には流動性物質17が充填されている。
発明は、表面に固体被膜1aを形成した適宜長さの抗体
1′に、蛇腹状の被覆部材12aを設けてなる枕部材3
0.30aを連結したもので、枕部材60の構成の一例
を第11図に示す。1′は抗体で、その長さtは通常の
杭を複数個に切断した長さく例えば0.5 m )に選
はれている。この抗体1′の表面には表IK示す固体被
膜1aが形成されており、蛇腹状の被覆部材11aは、
その上下端が杭体1aの端部がらそれぞれ4 、 t*
だけ内側にあるように、固定部材15.16にょシ杭体
1′に水密に固定され、固2体被膜1aと被覆部材11
aとの間には流動性物質17が充填されている。
上記のように構成した枕部材3oけ、工場で生産され、
荷造シして現地まで輸送され、現場において第9図に示
すように枕部材30.30a、・・・の杭体1aの端部
を当接し、溶接等31にエリ活動層6の厚さhに対応し
た長さに連結する。
荷造シして現地まで輸送され、現場において第9図に示
すように枕部材30.30a、・・・の杭体1aの端部
を当接し、溶接等31にエリ活動層6の厚さhに対応し
た長さに連結する。
上記のように構成した凍害防止杭10は、冬季活動層6
が凍結凍上すると、各枕部材30.30a、・・・の被
覆部材11aは、第10図に示すように変形するので、
活動層6の凍上刃は杭体1aに伝わらない。活動層6が
夏季融解沈下した場合の作用は前記第4図、第5図の実
施例の場合と#1ぼ同様である。
が凍結凍上すると、各枕部材30.30a、・・・の被
覆部材11aは、第10図に示すように変形するので、
活動層6の凍上刃は杭体1aに伝わらない。活動層6が
夏季融解沈下した場合の作用は前記第4図、第5図の実
施例の場合と#1ぼ同様である。
第12図(aJは、本発明のさらに別の実施例の要部を
示す縦断面である。本実施例は、被覆部材11の蛇腹状
可伸縮部12の各大径部と杭体1の固定被膜1aとの間
にそれぞれリング25を介装したもので、これにニジ砂
スラリ−8を介した活動層6の圧力による可伸縮部12
の変形や破損を防止することができる。(b1図は、活
動層6が凍結凍上したときの、杭体1と被覆部材11及
びリング25との関係を示すものである。なお、このリ
ング25は、可伸縮部12の小径部の外周に介装しても
よく、あるいは可伸縮部12に埋込んでもよい。
示す縦断面である。本実施例は、被覆部材11の蛇腹状
可伸縮部12の各大径部と杭体1の固定被膜1aとの間
にそれぞれリング25を介装したもので、これにニジ砂
スラリ−8を介した活動層6の圧力による可伸縮部12
の変形や破損を防止することができる。(b1図は、活
動層6が凍結凍上したときの、杭体1と被覆部材11及
びリング25との関係を示すものである。なお、このリ
ング25は、可伸縮部12の小径部の外周に介装しても
よく、あるいは可伸縮部12に埋込んでもよい。
さらに、本発明は被覆部材11の可伸縮部12を螺旋状
に形成し、その大径部内壁と固体被膜1aとの間、小径
部外壁若しくは両者忙沿ってコイルばねを介装し、又は
コイルばねを可伸縮部12に埋込んでもよい。これにょ
シ可伸縮部12の変形や破損を防止し、また夏季に活動
層6の沈下に際して、可伸縮部12の復帰を確実に行な
うことができる。
に形成し、その大径部内壁と固体被膜1aとの間、小径
部外壁若しくは両者忙沿ってコイルばねを介装し、又は
コイルばねを可伸縮部12に埋込んでもよい。これにょ
シ可伸縮部12の変形や破損を防止し、また夏季に活動
層6の沈下に際して、可伸縮部12の復帰を確実に行な
うことができる。
被覆部材の可伸縮部の形状は、前記各実施例にそれぞれ
示したが、本発明はこれらに限定するものではなく、例
えば第13図(al〜(d)に示すように各種の形状の
ものを使用することができる。
示したが、本発明はこれらに限定するものではなく、例
えば第13図(al〜(d)に示すように各種の形状の
ものを使用することができる。
次に、寒冷地において、在来の鋼管杭をそのまま使用し
た場合と、本発明に係る凍上防止杭を使用した場合との
実験結果について説明する。実験にあたっては、第14
図に示すような装置を使用した。この装置はし基盤31
上に立設したフレーム32.32間に反力フレーム33
を橋絡すると共に、基盤61上に厚さ1(JO簡の断熱
材34で囲まれ、内部に土36を充填した土fn35を
設置し、この±66の中に8型杭67を建込んだ模型杭
67と反力フレーム66との間にロードセル38を介装
し、土槽65内の±66の表面の変位を測定する変位計
39を設けたものである。
た場合と、本発明に係る凍上防止杭を使用した場合との
実験結果について説明する。実験にあたっては、第14
図に示すような装置を使用した。この装置はし基盤31
上に立設したフレーム32.32間に反力フレーム33
を橋絡すると共に、基盤61上に厚さ1(JO簡の断熱
材34で囲まれ、内部に土36を充填した土fn35を
設置し、この±66の中に8型杭67を建込んだ模型杭
67と反力フレーム66との間にロードセル38を介装
し、土槽65内の±66の表面の変位を測定する変位計
39を設けたものである。
(1)鋼管杭(在来のもの)
外径:34m、長さ:400m+、埋込長:50n
(2)凍害防止杭(第4図の実施例に相当するもの)(
al杭休体材料及び寸法 材料:f!4g杭 外径: 27.5 m、長さ:400rm。
al杭休体材料及び寸法 材料:f!4g杭 外径: 27.5 m、長さ:400rm。
坊込長: 250m
山)固体被膜の材料及び寸法
材料:低密度ポリエチレン
厚さ:1!!Il+
(cl被覆部材の材料及び寸法
材料:低密度ポリエチレン
厚さ=1.0醪、山のピッチ: 9.0 m。
山と谷の差:6.0mg、被覆長:31001m(dl
流動性物質 空気 上記のような在来の鋼管杭と本発明に係る凍害防止杭と
を、それぞれ第14図に示す実験装置に建込んだのち実
験装置を冷凍室内に設置し、常温から開始して一20℃
まで冷却し、約24時間経過後−40℃に変更し、その
状態を約48時間継続したのち冷却を中止した。この間
の土槽35内の±36の凍上量の経時変化を変位計39
で測定した結果を第15図に、また、凍着凍上刃の経時
変化をロードセル38で測定した結果を第16図に示す
(図中Aは在来の鋼管杭、Bは本発明の凍害防止杭の実
験結果である)。図から明らかなように、凍上量は両者
はとんど変らないのにかかわらず、凍着凍上刃は、−4
0℃におりて鋼管杭叩け3.5kg〜前後であるのに対
し、本発明に係る凍害防止杭(B)は約(J、 5 k
gんでおり、格段に低減されたことが確認された。
流動性物質 空気 上記のような在来の鋼管杭と本発明に係る凍害防止杭と
を、それぞれ第14図に示す実験装置に建込んだのち実
験装置を冷凍室内に設置し、常温から開始して一20℃
まで冷却し、約24時間経過後−40℃に変更し、その
状態を約48時間継続したのち冷却を中止した。この間
の土槽35内の±36の凍上量の経時変化を変位計39
で測定した結果を第15図に、また、凍着凍上刃の経時
変化をロードセル38で測定した結果を第16図に示す
(図中Aは在来の鋼管杭、Bは本発明の凍害防止杭の実
験結果である)。図から明らかなように、凍上量は両者
はとんど変らないのにかかわらず、凍着凍上刃は、−4
0℃におりて鋼管杭叩け3.5kg〜前後であるのに対
し、本発明に係る凍害防止杭(B)は約(J、 5 k
gんでおり、格段に低減されたことが確認された。
上記の実施例では、本発明を鋼管杭に実施した場合を示
したが、本発明はコンクリート杭、プラスチック杭にも
実施すること75fでき、さらに、従来の凍害防止杭(
例えば第6図に示した凍着強度増大杭)にも併用するこ
と力玉できる。その他各部の材質、形状、寸法等も上記
実施例に限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で適宜変更することができる。
したが、本発明はコンクリート杭、プラスチック杭にも
実施すること75fでき、さらに、従来の凍害防止杭(
例えば第6図に示した凍着強度増大杭)にも併用するこ
と力玉できる。その他各部の材質、形状、寸法等も上記
実施例に限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で適宜変更することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば以下の
ような顕著な効果を挙げること力(できる。
ような顕著な効果を挙げること力(できる。
(1)抗体に対する活動層の凍着凍上刃を大巾に低減す
ることができるので、寒冷地における構造物を凍害から
充分保挫することができる。
ることができるので、寒冷地における構造物を凍害から
充分保挫することができる。
(2)抗体に作用する凍着凍上刃を低減できるので、杭
の根入れ長を大幅に短縮できる。さらに施工性メンテナ
ンスを考慮すると大幅にコストを低減できる。
の根入れ長を大幅に短縮できる。さらに施工性メンテナ
ンスを考慮すると大幅にコストを低減できる。
(3)抗体の表面に摩擦係数の小さい材料、で固定被膜
を形成したので、被覆部材の損傷〃5t1とんどなく、
長期の使用に耐えることができる。
を形成したので、被覆部材の損傷〃5t1とんどなく、
長期の使用に耐えることができる。
(4)第2の発明による場合は、上記(1)〜(3)の
効果に加えて、活動層の厚さに対応して杭の長さを調整
でき、大量生産が可能で梱包、輸送が容易であるためコ
ストを更に低減できる。
効果に加えて、活動層の厚さに対応して杭の長さを調整
でき、大量生産が可能で梱包、輸送が容易であるためコ
ストを更に低減できる。
第1図乃至第6図は従来の凍着凍上刃低減方法を示すも
ので、第1図はサーマルノくイル方式、第2図(al
、 (b)は凍上防止杭方式、第3図は凍着強度増大杭
方式の説明図である。第4図は本発明実施例の縦断面図
、第5図はその作用説明図、第6図(al 、 (b)
は本発明に使用する被覆部材の再伸amの構成例を示す
要部拡大断面図、第7図は本発明の別の実施例の縦断面
図、第8図はその作用説明図、第9図榊は本発明のさら
に別の実施例の縦断面■、第10図は作用説明図、第1
1図は要部の縦断面図、第12図(alは本発明の別の
実施例の要部拡大断面図、(b)はその作用説明図、第
13図(al〜(dlはそれぞn被覆部材の可伸縮部の
形状例を示す模式図、第14図は本発明に係る凍害防止
杭を実験する装置の概念囚、第15図は在来の鋼管杭と
本発−1−に一++4+Ilし1−1^嘗餓簡り奥ハ蘇
#亦lレル示す線図、第16図は同じく凍着凍上刃の経
時変化を示す線図でおる。 1;杭体、1a:固体被膜、5:永久匝土層、6;活動
層、8:砂スラリ−,10,10a:凍害防止杭、11
.11 a l 21 :被覆部材″、12.23.2
4:可伸縮部、17:流動性物質、30、ろQ fL:
杭部材。 代理人 弁理士 木 村 三 朗 第7図 第8図 第12図 (a) (b) 釦13図 (’) (b) (c ) (d)
ので、第1図はサーマルノくイル方式、第2図(al
、 (b)は凍上防止杭方式、第3図は凍着強度増大杭
方式の説明図である。第4図は本発明実施例の縦断面図
、第5図はその作用説明図、第6図(al 、 (b)
は本発明に使用する被覆部材の再伸amの構成例を示す
要部拡大断面図、第7図は本発明の別の実施例の縦断面
図、第8図はその作用説明図、第9図榊は本発明のさら
に別の実施例の縦断面■、第10図は作用説明図、第1
1図は要部の縦断面図、第12図(alは本発明の別の
実施例の要部拡大断面図、(b)はその作用説明図、第
13図(al〜(dlはそれぞn被覆部材の可伸縮部の
形状例を示す模式図、第14図は本発明に係る凍害防止
杭を実験する装置の概念囚、第15図は在来の鋼管杭と
本発−1−に一++4+Ilし1−1^嘗餓簡り奥ハ蘇
#亦lレル示す線図、第16図は同じく凍着凍上刃の経
時変化を示す線図でおる。 1;杭体、1a:固体被膜、5:永久匝土層、6;活動
層、8:砂スラリ−,10,10a:凍害防止杭、11
.11 a l 21 :被覆部材″、12.23.2
4:可伸縮部、17:流動性物質、30、ろQ fL:
杭部材。 代理人 弁理士 木 村 三 朗 第7図 第8図 第12図 (a) (b) 釦13図 (’) (b) (c ) (d)
Claims (2)
- (1)寒冷地において杭に作用する凍着凍上刃及びネガ
ティブフリクションを低減する形式の杭において、表面
にあらかじめ固体被膜を形成してなる抗体に、少くとも
一部に可伸縮部を有し活動層又は季節凍土層の厚さ以上
の長さの被覆部材を嵌装してその下端部を前記活動層着
しくは季節凍土層の底部付近又はその下方において、ま
た必要に応じて上端部を地表面よね上方において前記抗
体に固定し、前記固体被膜と被覆部材とで形成する空間
に気体、−液体−など−の流動性物質を充填したことを
特徴とする凍害防止杭。 - (2)寒冷地において杭に作用する凍着凍上刃及びネガ
ティブフリクションを低減する形式の杭において、通常
の杭を複数本に切断した長さを有し表面にあらかじめ固
体被膜を形成してなる抗体に、可伸縮部からなる被覆部
材を嵌装してその上下端部を前記抗体の上下端部より内
張■に固定し、前記固体被膜と被覆部材とで形成する空
間に気体、流体などの流動性物質を充填して桟部材を構
成し、該桟部材を活動層又は季節凍土層の厚さに対応し
て適宜連結したことを特徴とする凍害防止杭。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58141183A JPS6033935A (ja) | 1983-08-03 | 1983-08-03 | 凍害防止杭 |
US06/624,750 US4585681A (en) | 1983-06-03 | 1984-06-26 | Frost damage proofed pile |
CA000457859A CA1210599A (en) | 1983-06-03 | 1984-06-29 | Frost damage proofed pile |
KR1019840004263A KR900001101B1 (ko) | 1983-08-03 | 1984-07-19 | 동해 방지 말뚝 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58141183A JPS6033935A (ja) | 1983-08-03 | 1983-08-03 | 凍害防止杭 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6033935A true JPS6033935A (ja) | 1985-02-21 |
JPH0132336B2 JPH0132336B2 (ja) | 1989-06-30 |
Family
ID=15286079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58141183A Granted JPS6033935A (ja) | 1983-06-03 | 1983-08-03 | 凍害防止杭 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6033935A (ja) |
KR (1) | KR900001101B1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100719136B1 (ko) * | 2005-12-13 | 2007-05-17 | 한국건설기술연구원 | 구조물 기초의 동착력 감소를 위한 폐비닐골재, 그의제조방법 및 시공방법 |
KR101324308B1 (ko) * | 2011-11-15 | 2013-11-01 | 한혜영 | 연약지반가열 압밀공법 |
KR101420961B1 (ko) * | 2013-01-04 | 2014-07-21 | 지에스건설 주식회사 | 무마찰 파일 설치방법 |
CN111910669B (zh) * | 2020-08-10 | 2021-09-03 | 华北电力大学(保定) | 一种用于冻土区主动冷却的可伸缩钢管螺旋桩基础及使用方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS608728U (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-22 | 日本鋼管株式会社 | 凍害防止杭 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS608728B2 (ja) * | 1978-08-18 | 1985-03-05 | 松下電器産業株式会社 | 変位センサ |
-
1983
- 1983-08-03 JP JP58141183A patent/JPS6033935A/ja active Granted
-
1984
- 1984-07-19 KR KR1019840004263A patent/KR900001101B1/ko not_active IP Right Cessation
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS608728U (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-22 | 日本鋼管株式会社 | 凍害防止杭 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR900001101B1 (ko) | 1990-02-26 |
KR850001938A (ko) | 1985-04-10 |
JPH0132336B2 (ja) | 1989-06-30 |
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