JPS6031798Y2 - 噴霧容器のトツプキヤツプ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は家庭内で汎用される包装用噴霧器の放出側とト
ップキャップとの組合わせに関するものである。

弁棒に嵌合固定した放出側をトップキャップでカバーす
る型式の場合、釦とキャップとは各々独立して成形され
るから成形金型をはじめとして技術、時間のロスを生じ
、著しく非能率的である。

本考案は上記の点に鑑みトップキャップとこのキャップ
内部に放出側とを一体成形して製造能率を高めることを
目的とする。

以下、本考案の実施例を示す図面について説明すれば、
第１図は一体成形したトップキャップと放出側との平面
図、第２図は第１図における■−■線に沿った縦断面図
で、トップキャップとこの内部に一体成形した放出側と
の結合状態を示し、かつ一体結合のトップキャップをポ
ンプ容器のネジキャップに嵌合した状態を示す。

１はトップキャップ本体、２は放出側、３はポンプ構成
部のネジキャップ、４は同弁筒部、５は同弁棒である。

前記トップキャップ本体１は円筒形で内径をネジキャッ
プの外径と略同−にしてネジキャップ３を取付嵌合部と
して緊密に、しかも着脱自在に嵌合固定できるようにす
る。

又該トップキャップ本体１の天面１ａには窓孔６を放出
側３の頂面形状と相似形大で開ける。

放出側２は頂面２ａ形状を相似形小にして前記窓孔６に
臨み、窓孔６の口縁と放出側２の外周とをつなぐ肉薄の
チギリ片７て連結して一体成形し、トップキャップ本体
１の内部空所８に正立状態で垂下する。

トップキャップ本体１の内部空所８には弁棒５が中心に
突出するから前記放出側２は弁棒５の外側の内部空所範
囲に設計する。

図示した放出側２は弁棒５に外挿する嵌合筒部９と、放
出口側にくちばし部１０を設けているが、特にこの形状
に限定するものではない。

第３図はトップキャップ本体１から放出側２を切り離し
て弁棒５に嵌合固定した使用状態を示す。

切り離されたトップキャップ本体１は窓孔６を開口しな
がら従来どおり取付嵌合部としたネジキャップ３に嵌合
固定し、内部空所８に弁棒に装着した放出側２を収容し
てカバーする。

尚、本考案は手動ポンプ構成部を加圧バルブ構成部とし
て変形実施することもある。

本考案は以上のように噴霧容器の上端面側に着脱自在と
するトップキャップ本体の天面に窓孔を設け、これにチ
ギレ片で連結して放出釦をトップキャップの内部空所に
正立状態に一体成形したことにより成形金型を劣力化で
き、かつ同一工程で同時に成形できて生産能率を著しく
高めうる。

又ポンプ容器と一体で荷造り、運搬でき、かつ包装の際
の障害とならず取扱いやすいものであるとともに、使用
者においては放出釦の切離前、後を問わず本来の機能を
損ねることなくトップキャップとして使用できる等、実
用的価値のある製品である。

【図面の簡単な説明】

第１図は結合したトップキャップと放出釦との平面図、
第２図は■−■線に沿った一部の縦断面図、第３図は使
用状態における一部の断面図である。 １・・・・・・トップキャップ、２・・・・・・放出釦
、７・・・・・・チギレ片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 弁棒５側の噴霧容器上面部に着脱自在に嵌合可能なトッ
   プキャップで、該トップキャップ本体１の天面１ａに窓
   孔６を設け、該窓孔下方のキャップ内部空所８に前記弁
   棒５に嵌合固定しうる放出側２を正立状態で一体成形し
   、かつ前記窓孔縁と放出側外周とを肉薄のチギレ片７て
   複数箇所連結して戊る噴霧容器のトップキャップ。