JPS6031735Y2 - 体操補助具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は懸垂運動、倒立運動および腹筋運動に用いる体操
補助具に関するものである。

従来の体操補助具は、懸垂運動、腹筋運動または倒立運
動等に対応させるために、専用の補助具を用いるか多く
のアタッチメント等を組立て直すか、本体フレームを立
てた状態から倒した状態にする等の煩雑な手数を要した
り、本体フレームの姿勢を変化させるための広い設置面
積を必要とする欠点があった。

本考案は上記欠点を除去するために、何ら本体フレーム
の姿勢を変化させることなく、短時間に懸垂運動、倒立
運動および腹筋運動等に適応した安全な状態に本体を変
化させて使用することができる体操補助具の提供を目的
とする。

以下本案に係る体操補助具をその実施例を示す図面に基
づいて説明する。

第１図、第２図は本案に係る体操補助具の斜面図及び縦
断側面図を示したもので、図中Ａは本体フレームであり
、該本体フレームは次のように構威しである。

即ちパイプで形成した底フレーム１，１にＵ字形の連結
フレーム２を貫通させて締付ねじ３，３で固着可能にし
ている。

該底フレーム１，１に主柱４，４を立設してあり、該主
柱４，４を上下の連結フレーム５．６を着脱自在に締付
ねじ７，７および８，８で装着している。

９は補強フレームで前方に水平に突出する把手１０を備
えて主柱４および底フレーム１に沿接して固着している
。

前記主柱４，４の上端には、高さ調整用パイプ１１，１
１を主柱４．４内に伸縮自在に挿入すると共に上部連結
フレーム５の締付ねじ７，７で該高さ調整用パイプ１１
．１１が所望高さ位置に固定できるようにしである。

また該高さ調整用パイプ１１．ｌ’ｌの上端には、前方
に屈曲した水平把手部１２を形威した逆Ｕ字形のぶら下
り用パイプフレーム１３の両端を接続固定することによ
り本体フレームＡが構威しである。

Ｂは腹筋運動時に用いる腹筋台でＵ字形に折曲した腹筋
台フレーム１４の両端部を第２図に示すように、はぼ垂
直状態位置イから所定の傾斜状位置口まで回動可能に、
前記下方の連結フレーム６に取付けたブラケット１５．
１５に軸支すると共に、該腹筋台フレーム１４の回動部
先端寄りに座板１６を取付けて、該フレーム１４の回動
中心寄りに両足を挿通させることができる空間部１７が
形威しである。

なお腹筋台Ｂがほぼ垂直状態位置イに位置するときには
、上方の連結フレーム５に取付けた掛止ひも１８で掛止
できるようにしている。

１９は、腹筋台Ｂの傾斜状態位置口のとき腹筋台フレー
ム１４の基部に位置させて並設して取付けた肩受は部材
で腹筋台フレーム１４に固着した肩受は部材取付は板２
０に取付ねじ２１．２１で着脱自在に締着けである。

該肩受は部材１９は内部に柔軟なゴムラバー、発泡ウレ
タン等のクッション材を内蔵している。

前記下部連結フレームに後頭部受は兼足掛は用部材２２
を装着している。

次に本考案に係る体操補助具の使用方法を説明する。

先ず、底フレーム１の連結フレーム２を所定位置に引き
出して締付ねじ３，３で固定すると共に、ぶら下り用パ
イプフレーム１３の水平把手部１２を所望高さ位置に締
付ねじ７，７で固定する。

次に懸垂運動等の各種運動を行う場合には、腹筋台Ｂを
第２図のようにほぼ垂直状態位置イに起立させて掛止ひ
も１８で掛止させる。

懸垂運動および懸垂屈曲運動を行なうときには、両手で
ぶら下り用パイプフレーム１３の水平把手部１２にぶら
下り所望の運動を行なう。

（第４図）また水平懸垂運動を行なうときには、背中を
腹筋台Ｂ側に向けて補強フレーム９の水平把手部１０．
１０上に両手で体を支持しながら両足を前方に突き出し
て行なう。

（第５図）次に腹筋運動を行なうときには、腹筋台Ｂを
第図に示す垂直状態位置イから傾斜状態位置口に倒す。

続いて座板１６の空間部１７に両足を挿入後、座板１６
に座り、足甲を後頭部兼足掛は用部材２２に下から掛け
て腹筋運動を行なう。

（第６図） さらに倒立運動を行なうときには、腹筋台Ｂは傾斜状態
位置口のままで顔を前方に向けて座板１６にひざまづき
両手をフレーム１４の把手部２３を握りながら両肩を肩
受は部材１９．１９上に支持させ後頭部を後頭部受は兼
足掛は用部材２２に支承させながら倒立運動を行なう。

（第７図）以上詳述のごとく、本考案に係る体操補助具
は肩受は部材１９を腹筋台Ｂの腹筋台フレーム１４に装
着するのみで製し得ると共に、何人でも安定よく倒立運
動をすることができる。

倒立時にも連結フレーム５にて足を支えるから初心者で
も安心して使用できるもので、従来品のように専用の補
助具や多くのアタッチメント等にて組立て直したり、姿
勢の変換等の手間をかけずに、少ない設置面積で懸垂運
動、懸垂屈曲運動、水平懸垂運動、腹筋運動、倒立運動
等を安全に行なうことができる利点を有する考案である
。

なお他実施例として後頭部受は兼用足掛は用部材２２を
腹筋台Ｂの腹筋台フレーム１４の基端部に設けることも
できるものである。

（第８図）

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る体操補助具の実施例を示し、腹筋
台を傾斜状態にした斜視図、第２図は腹筋台を起立状態
にした縦断側面図、第３図は肩受は部材の取付状態を示
す斜視図、第４図内至第７図は使用状態を示す側面図、
第８図は他実施例の要部斜視図である。 Ａ・・・・・・本体フレーム、Ｂ・・・・・・腹筋台、
１４・・・・・・腹筋台フレーム、１９・・・・・・肩
受は部材、２２・・・・・・後頭部受は兼足掛は用部材
。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 底フレームに支柱を立設し、該支柱の上部にぶら下
   り用フレームを備えた本体フレームと、座板を備え基端
   部に一対の倒立運動用の肩受は部材を装着した腹筋台フ
   レームとより威り、該腹筋台フレームの基端を本体フレ
   ームの支柱に一定角度回動自在に軸支した体操補助具。 ２ 後頭部受は兼足掛は用部材を、腹筋台フレームの軸
   支部近傍の本体フレームに装着した実用新案登録請求の
   範囲第１項記載の体操補助具。 ３ 後頭部受は兼足掛は用部材を、腹筋台フレームの基
   端部に装着した実用新案登録請求の範囲第１項記載の体
   操補助具。