JPS6031666B2 - 金属板とプラスチツクの複合成形体 - Google Patents

金属板とプラスチツクの複合成形体

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JPS6031666B2
JPS6031666B2 JP8167977A JP8167977A JPS6031666B2 JP S6031666 B2 JPS6031666 B2 JP S6031666B2 JP 8167977 A JP8167977 A JP 8167977A JP 8167977 A JP8167977 A JP 8167977A JP S6031666 B2 JPS6031666 B2 JP S6031666B2
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JP
Japan
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metal plate
plastic
composite molded
runner
molded body
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Expired
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JP8167977A
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English (en)
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JPS5416586A (en
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秀樹 浅野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属板とプラスチックの複合成形体、特に貫通
孔を有する金属板の両面にプラスチックよりなる部品取
付部を一体成形してなる金属板とプラスチックの複合成
形体に関するものである。
金属板とプラスチックの複合成形体(以下、単に複合成
形体と称する)は、近年音響関係器機等で各種部品ある
いは容器への取付部品の取付基板用として広く用いられ
ている。第1図aおよびbは従来の複合成形体を示すも
ので、貫通孔1を介して一体に成形されているプラスチ
ックよりなるボスあるいはリブ等の各種部品の取付用の
都品取付部3、およびプラスチック成形時にプラスチッ
クの流路として使用された部分に成形されたランナ部4
になっている。しかし、このランナ部4が第2図の如く
金属板2の片側のみにある場合には、金属とプラスチッ
クとの熱膨張率の差によって金属板2に反りを生じる。
このため、金属板2の両面の相対する位置に同等の断面
積を有するランナ部4を設置した第1図に示す如き構造
の複合成系形体を用い、金属とプラスチックの熱膨張率
の差に起因するプラスチック部分の熱応力が金属板2の
両面で等しくなるようにして、金属板2に生ずる反りを
防止している。しかし、この方法は樹脂の使用量が多な
り、しかも、金型キャピティ部分の形状が複雑となるた
め、生産コストが高くなるのみならず、金型の製造が困
難となる。また、このような構造の複合成形体は第3図
に示すように使用中外力により片面のランナ部4に割れ
5が発生すると、金属板2の両面の熱応力のバランスが
崩れ、反りを生ずる。この問題は複合成形体中に占める
プラスチックの比率が高くなるほど大きくなり、このよ
うな複合成形体においては金属板に多数のポス、リブ等
のプラスチックよりなる部品取付部を設置することがで
きない。また、この成形方法を用いた場合においても、
成形条件によっては残留応力の不均一が生ずる場合もあ
るので、成形条件のきびしい管理を必要とする。また、
他の方法として複合成形体中に占めるプラスチックの比
率を小さくし、しかも金属坂上のプラスチックの分布密
度をづ・さくしてプラスチック部分の熱応力による金属
板の変形を許容限度内におさめる方方法が用いられてい
る。
この方法においては複合成形体の反りは問題とならない
が、プラスチックを一箇所に集中して使用できず、また
複雑な一体化成形ができないため溶融状態のプラスチッ
クを金型キヤビティ内に圧入して複雑な形状を一体的に
成形可能なプラスチックを使用するメリットを得ること
ができない。本発明はこれらの欠点を除去し、使用中に
おいても寸法精度が良好で、設計および製造の容易な複
合成形体を提供することを目的とするもので、複数個の
貫通孔を有する金属板と、この金属板の両面に貫通孔に
充填されるプラスチックによって一体に成形された部品
取付部と、都品取付部間を接続する成形用のランナ部と
を有する金属板とプラスチックの複合成形体において、
ランナ部が切欠き部を有することを特徴とするものであ
る。
すなわち、本発明は金属板の形成されているランナ部に
切欠き部を設け、この切欠き部に熱応力による割れを発
生させることにより発生した熱応力を解放し、反りの発
生を防止するものである。以下、実施例について説明す
る。第4図、第5図、第6図a,bおよび第7図a,b
はそれぞれ異なる実施例を示すもので、第4図はボス部
(詳細な構造は図では省略してある)30を接続するラ
ンナ4の側に一個の切欠き部61を有するものであり、
第5図はランナ4の側面の相対向する位置に二個の切欠
き部62および63を有するものであり、第6図a,b
はランナ4の上面に一個の切欠き部64を有するもので
ある。
また、第7図a,bはランナ4の上面および両側面に連
続する切欠き部65を設けたものである。これらの切欠
き部は都品取付部の製作に用いられる金型のランナ部に
突起部をもうけて成形時に同時に作成されるが、ここで
用いられるプラスチックには、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリアセタール、ポリスチレン、アクリロニト
ルーブタジェンゴムースチレン(ABS樹脂)、アクリ
ロニトリルースチレン(AS樹脂)、ナイロン、ボリブ
チレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、
ポリヱチルメタクリレート、ポリフヱニレンサルフアイ
ド、ポリフヱニレンオキサイド、ポリスルフオン、ポェ
ーテルスルフオンなどが用いられるが、この他のプラス
チックを使用することもできる。
このような構造を有する複合成形体は、使用時プラスチ
ック部分に金属とプラスチックの熱膨張率の差により応
力が発生する。
この応力が大きい場合には、金属板に曲げ応力が加わり
、複合成形体には反りが発生するが、この複合成形体に
は切欠き部が設けられているので、ランナ部が切欠き部
で割れ、応力が解放され、金属板の反りぁなくなる。す
なわち、ランナ部に切欠き部を設け、この切欠き部に応
力集中を生ぜしめ、熱応力による割れを生ぜしめること
により反りを防止することが可能となる。この切欠き部
は、切欠き深さをランナ部の幅の30%以上とし、切欠
き角部を60o以下、切欠き先端局部率半径を0.3肋
以下とすると、応力集中率が大きくなり、非常に容易に
割れを生ぜしめることができる。また、第7図に示すよ
うに、ランナ部の上面および両側面の三方向に切欠き部
を設ける場合には、割れの発生をさらに容易にすること
ができる。このように実施例の複合成形体においては、
ランナ部の割れによりプラスチックと金属の熱塊鼓張率
の差による熱応力が解放され、複合成形体の反りが少な
くなり、寸法精度が良くなるのみならず、その設計、製
造が容易である。
すなわち、この複合成形体を製造するには、従釆方法の
如く、金属板の両面の相対する位置に均等な熱坊E力を
生ずるランナ部を設置する必要はなく、単に片面のみに
ランナ部を設けても良いため、プラスチックの使用量が
少量でよい。また、金属坂上のプラスチックの分布密度
の均一性等の制限が緩和されるので、切欠き部を設置す
る以外にはランナ部の形状または配置について制限を受
けることはなく、従ってプラスチックにより構成される
ボスまたはリブ等の部品取付部の配置が比較的自由とな
る。また、複合成形体中のプラスチックの占める比率を
高くすることができ、部品を一体成形化することによる
工程削減が行ない易くなる。以上の如く、本発明の金属
板とプラスチックの複合成形体は、使用中においても寸
法精度が良好で、設計および製造の容易なこの種複合成
形体の提供を可能とするもので、工業的効果の大なるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図aは金属板とプラスチックの複合成形体の平面図
、第1図bは第1図aのA−A断面図、第2図および第
3図は同じくそれぞれ異なる複合成形体の断面図、第4
図、第5図、第6図aおよび第7図aは本発明の金属板
とプラスチックの複合成形体それぞれ異なる実施例の要
部平面図、第6図bおよび第7図bはそれぞれ、6図a
のB−B断面図および第7図bのC−C断面図である。 1・・・・・・貫通孔、2・・・・・・金属板、30・
・・・・・ボス部、4……ランナ部、61,62,63
,64,65・・・・・・切欠き部。舞′図 第2図 第3図 第4図 第5図 弟6図 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数個の貫通孔を有する金属板と、該金属板の両面
    に前記貫通孔に充填されるプラスチツクによつて一体に
    成形された部品取付部と、該部品取付部を接続する成形
    用のランナ部とを有する金属板とプラスチツクの複合成
    形体において、前記ランナ部が切欠き部を有することを
    特徴とする金属板とプラスチツクの複合成形体。 2 前記切欠き部が前記ランナ部の両側面に位置する切
    欠き部である特許請求の範囲第1項記載の金属板とプラ
    スチツクの複合成形体。 3 前記切欠き部が前記ランナ部の上面および両側面に
    位置する切欠き部である特許請求の範囲第1項記載の金
    属板とプラスチツクの複合成形体。 4 前記切欠き部が、前記ランナ部の幅の30%以上の
    幅と、60°以下の切欠き角度と、0.3mm以下の切
    欠き先端局部曲率半径を有することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項または第2項または第3項記載の金属板
    とプラスチツクの複合成形体。
JP8167977A 1977-07-08 1977-07-08 金属板とプラスチツクの複合成形体 Expired JPS6031666B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8167977A JPS6031666B2 (ja) 1977-07-08 1977-07-08 金属板とプラスチツクの複合成形体

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JP8167977A JPS6031666B2 (ja) 1977-07-08 1977-07-08 金属板とプラスチツクの複合成形体

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Publication Number Publication Date
JPS5416586A JPS5416586A (en) 1979-02-07
JPS6031666B2 true JPS6031666B2 (ja) 1985-07-23

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ID=13753033

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4813194A (en) * 1983-12-14 1989-03-21 Tektronix, Inc. Composite chassis for electronic apparatus
WO2014098035A1 (ja) * 2012-12-17 2014-06-26 旭硝子株式会社 光学素子、光学系及び撮像装置

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JPS5416586A (en) 1979-02-07

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