JPS6031458B2 - 酪農製品の処理方法 - Google Patents
酪農製品の処理方法Info
- Publication number
- JPS6031458B2 JPS6031458B2 JP51121149A JP12114976A JPS6031458B2 JP S6031458 B2 JPS6031458 B2 JP S6031458B2 JP 51121149 A JP51121149 A JP 51121149A JP 12114976 A JP12114976 A JP 12114976A JP S6031458 B2 JPS6031458 B2 JP S6031458B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- milk
- sterilized
- lactose
- packaging
- disaccharides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Dairy Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は酪農製品中の二糖類の含有量を減じる目的で、
二糠類含有酪農製品を処理する方法に関するものである
。
二糠類含有酪農製品を処理する方法に関するものである
。
酪農製品、特にミルク、スキムミルク、クリームおよび
その他のミルク製品は乳糖或はミルク糖と呼ばれる二糖
類を含有する。
その他のミルク製品は乳糖或はミルク糖と呼ばれる二糖
類を含有する。
生のミルクの乳糖含有量は約4.5%であるが、或る限
度内で変化することがある。乳糖は単糖類ガラクトース
およびグルコースからなるいわゆる二糠類であり、乳糖
を人体で使用するには単糖類ガラクトースおよびグルコ
ースに分解させねばならない。この分解は人体に自然に
存在する酵素により通常達成され、この酵素がいわゆる
ラクターゼである。しかしながら、或る種の人はこの酵
素を有しないか、或はこの酵素の形成能力が高令になる
につれて失われる事態が起る。
度内で変化することがある。乳糖は単糖類ガラクトース
およびグルコースからなるいわゆる二糠類であり、乳糖
を人体で使用するには単糖類ガラクトースおよびグルコ
ースに分解させねばならない。この分解は人体に自然に
存在する酵素により通常達成され、この酵素がいわゆる
ラクターゼである。しかしながら、或る種の人はこの酵
素を有しないか、或はこの酵素の形成能力が高令になる
につれて失われる事態が起る。
このような場合に乳糖に対する感受性が現われることが
あり、これは下痢として現われる。この事態は特に或る
アフリカ種族(Africantribes)に現存し
、彼等は酵素ラクターゼが不足しているかまたは完全に
欠落しているものと思われる。通常、乳糖に対し感受性
である上記の人種は少量の乳糖には耐えるが、大量の場
合には中でも特にひどい下痢を起す。従って、彼等自身
自然の作用で乳糖を分離する能力に欠けている人々のた
めに乳中の乳糖含有量を減少させる必要があることは明
白である。本発明は乳糖含有量を減少させるように酪農
製品を処理する方法を提供するものであり、これは自然
の作用で乳糖を分解できない人々の酪農製品の受容性を
増大する。
あり、これは下痢として現われる。この事態は特に或る
アフリカ種族(Africantribes)に現存し
、彼等は酵素ラクターゼが不足しているかまたは完全に
欠落しているものと思われる。通常、乳糖に対し感受性
である上記の人種は少量の乳糖には耐えるが、大量の場
合には中でも特にひどい下痢を起す。従って、彼等自身
自然の作用で乳糖を分離する能力に欠けている人々のた
めに乳中の乳糖含有量を減少させる必要があることは明
白である。本発明は乳糖含有量を減少させるように酪農
製品を処理する方法を提供するものであり、これは自然
の作用で乳糖を分解できない人々の酪農製品の受容性を
増大する。
本発明は酪農製品に二礎類を分解する能力を有する酵素
を、この酪農製品の包装前にまたは酪農製品の包装時に
加えることを特徴とするものである。次に本発明による
方法をさらに詳細に記載するが、より明白にするために
酪農製品がミルクまたはミルク製品よりなるものである
。
を、この酪農製品の包装前にまたは酪農製品の包装時に
加えることを特徴とするものである。次に本発明による
方法をさらに詳細に記載するが、より明白にするために
酪農製品がミルクまたはミルク製品よりなるものである
。
約4.5%の乳糖含有量を有する正常な生のミルクを先
ず遠心分離処理して異なる脂肪含有量のミルク区分に分
離する、すなわちそれだけでクリームと呼ばれるもの、
それだけで食用ミルクとし、わる、いわゆるライトミル
ク(li史tmmk)、或はそれだけでスキムミルクと
いわれるものに分離するように処理する。
ず遠心分離処理して異なる脂肪含有量のミルク区分に分
離する、すなわちそれだけでクリームと呼ばれるもの、
それだけで食用ミルクとし、わる、いわゆるライトミル
ク(li史tmmk)、或はそれだけでスキムミルクと
いわれるものに分離するように処理する。
この分別したミルク区分を次にパスツール殺菌(低温殺
菌)と称される熱処理にかける。この熱処理は或る種の
病原性細菌を無害にするように70qoより幾分高い温
度にミルクを温めることよりなる。この加熱処理後のミ
ルクは通常包装する用意ができているが、ミルクが超長
時間の貯蔵寿命を有するべきであることが必要な場合に
は、このミルクを約120ooに短時間加熱して、ミル
ク中に存在する微生物の全てを無害にする滅菌処理(s
temization)までこの加熱処理を延長させて
行なう。パスッ−ル殺菌したミルクは常法で包装しうる
が、滅菌処理した後の滅菌ミルクは無菌条件下に操作せ
ねばならず、また内部滅菌されている包装容器に詰めな
ければならない。また一方、この包装容器は微生物が包
装容器中に侵入できないように不通性であることが確実
に守られねばならない。パスツール殺菌した食用ミルク
および長寿命ミルク(longl船milk)と称され
る滅菌したミルクの両方の包装に際して、ミルクを包装
材中に入れる直前か、或は包装と同時に、ミルク中に存
在するいわゆる二糟頚である乳糖をガラクトースおよび
グルコースであるその単糖類に分解するような性質を有
する酵素を加える。
菌)と称される熱処理にかける。この熱処理は或る種の
病原性細菌を無害にするように70qoより幾分高い温
度にミルクを温めることよりなる。この加熱処理後のミ
ルクは通常包装する用意ができているが、ミルクが超長
時間の貯蔵寿命を有するべきであることが必要な場合に
は、このミルクを約120ooに短時間加熱して、ミル
ク中に存在する微生物の全てを無害にする滅菌処理(s
temization)までこの加熱処理を延長させて
行なう。パスッ−ル殺菌したミルクは常法で包装しうる
が、滅菌処理した後の滅菌ミルクは無菌条件下に操作せ
ねばならず、また内部滅菌されている包装容器に詰めな
ければならない。また一方、この包装容器は微生物が包
装容器中に侵入できないように不通性であることが確実
に守られねばならない。パスツール殺菌した食用ミルク
および長寿命ミルク(longl船milk)と称され
る滅菌したミルクの両方の包装に際して、ミルクを包装
材中に入れる直前か、或は包装と同時に、ミルク中に存
在するいわゆる二糟頚である乳糖をガラクトースおよび
グルコースであるその単糖類に分解するような性質を有
する酵素を加える。
二糠類乳糖が人体で容易に利用できないのに対し、単糖
類ガラクトースおよびグルコースは人体で利用できる。
乳糖の分解が必要である一方で、またこの分解を実施し
うる或る種の自然の酵素に欠けている人間では、下痢の
形で病気が起る。乳糖を分解する能力を有する酵素はラ
クターゼと称され、本発明により乳糖の分解に適した量
のラクターゼを包装容器中に包含させ、この分解が包装
材の密封された空隙で生起するようにする。
類ガラクトースおよびグルコースは人体で利用できる。
乳糖の分解が必要である一方で、またこの分解を実施し
うる或る種の自然の酵素に欠けている人間では、下痢の
形で病気が起る。乳糖を分解する能力を有する酵素はラ
クターゼと称され、本発明により乳糖の分解に適した量
のラクターゼを包装容器中に包含させ、この分解が包装
材の密封された空隙で生起するようにする。
この化学的分解操作は最低8℃の温度で少なくとも1日
間続き、この時間の間は包装容器を開封すべきでない。
通常の場合に、また特に滅菌された、或はいわゆる長寿
命ミルクが対象である場合に、包装と消費との間の経過
時間を1日以上の著しく長時間にする。このようにした
場合には一般にミルクを消費する前に必要な分解作用が
達成されて問題は起きない。全ての酵素は加熱作用下に
容易に破壊されるから、酵素を加熱処理前のミルクに加
えるべきでないことは重要であり、さもなくば加熱によ
り全部或は部分的に破壊されるだろつ。殺菌したミルク
を包装する場合にはまた加えられる酵素を滅菌すべきで
あり、酵素がすでに無機化されているミルクを再汚染さ
せうるような細菌運搬体にならないようにすることが勿
論重要である。
間続き、この時間の間は包装容器を開封すべきでない。
通常の場合に、また特に滅菌された、或はいわゆる長寿
命ミルクが対象である場合に、包装と消費との間の経過
時間を1日以上の著しく長時間にする。このようにした
場合には一般にミルクを消費する前に必要な分解作用が
達成されて問題は起きない。全ての酵素は加熱作用下に
容易に破壊されるから、酵素を加熱処理前のミルクに加
えるべきでないことは重要であり、さもなくば加熱によ
り全部或は部分的に破壊されるだろつ。殺菌したミルク
を包装する場合にはまた加えられる酵素を滅菌すべきで
あり、酵素がすでに無機化されているミルクを再汚染さ
せうるような細菌運搬体にならないようにすることが勿
論重要である。
自然の作用で乳糖を分解する能力に欠けているが故に不
都合なくミルクを飲むことができない人々が本発明によ
り製造される織乳糖ミルクを利用できることが見出され
た。
都合なくミルクを飲むことができない人々が本発明によ
り製造される織乳糖ミルクを利用できることが見出され
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 乳、または脂肪を少なくしたおよび/またはタン白
を少なくした乳フラクシヨンを処理し、低い割合の二糖
類を有する滅菌酪農製品を含む消費者分配用包装品を製
造するためにラクターゼを添加する二糖類、好ましくは
乳糖を含む製品を製造する方法において、乳または乳フ
ラクシヨンを既知方法で加熱処理することにより滅菌し
、無菌條件下で予め滅菌した包装容器に包装し、同様に
既知方法で包装前または包装時に滅菌乳(または乳フラ
クシヨン)に二糖類を分解する能力を有する酵素、好ま
しくはラクターゼを添加し、この酵素は乳または乳フラ
クシヨンに添加前に加熱処理することなく別に無菌化し
たものであり、そしてラクターゼによる二糖類の分解は
密封包装容器内で行うことを特徴とする、上記方法。 2 二糖類の分解は8℃を超える温度で少なくとも24
時間行うことを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載
の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51121149A JPS6031458B2 (ja) | 1976-10-08 | 1976-10-08 | 酪農製品の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51121149A JPS6031458B2 (ja) | 1976-10-08 | 1976-10-08 | 酪農製品の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5347564A JPS5347564A (en) | 1978-04-28 |
JPS6031458B2 true JPS6031458B2 (ja) | 1985-07-22 |
Family
ID=14804056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51121149A Expired JPS6031458B2 (ja) | 1976-10-08 | 1976-10-08 | 酪農製品の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6031458B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5733541A (en) * | 1980-08-07 | 1982-02-23 | Yasumi Asano | Preparation of food |
US20130142904A1 (en) * | 2010-07-23 | 2013-06-06 | Arla Foods Amba | Lactose-reduced milk-related product, and a process and milk processing plant for its manufacture |
-
1976
- 1976-10-08 JP JP51121149A patent/JPS6031458B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5347564A (en) | 1978-04-28 |
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