JPS6030929Y2 - 携帯型苗箱洗浄機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この考案は合成樹脂等で形成された剛体の移植機用苗箱
で手作業で極めて能率よく洗浄できる携帯型苗箱洗浄機
に関するものである。

（ロ）従来技術とその問題点 従来は、この種苗箱はブラシ或いはたわし等で一枚づつ
洗浄するか、さもなければ電動機等で回転ブラシを回動
させる苗箱洗浄機を使用していた。

しかし前者は大変非能率で、重労働であり、後者は多数
の苗箱を洗浄するには適しているが、装置として機構が
大型で複雑になり、而も洗浄が粗雑になる欠点があった
。

（ハ）問題点を解決するための手段 この考案は上記の欠点を除去することを目的としており
、たわし等の手作業に比べれば、数倍の高能率で、而も
苗箱表面は勿論、苗室等の凹部をも充分に洗浄できる携
帯型苗箱洗浄機を提供するものである。

またこの考案の他の目的とするところは、機構が簡単で
全体が小型の携帯型苗箱洗浄機を提供するものである。

即ちこの考案は、地表に対して直立自在なフレームの上
端に、苗箱の挿通自在な案内口を設けると共に、その案
内口の下方中心部に互に接近する回転ブラシを、上記フ
レームに回動自在に支持せしめたことを特徴とする携帯
型苗箱洗浄機の構造を要旨とするものである。

この考案を図示実施例により説明すると、１は左右一対
の枠体からなるフレームであり、上端には苗箱ａの挿通
自在な案内口３が設けられており、下端には該フレーム
１を地表に対して直立自在ならしめる脚台が設けられて
いる。

このフレーム１には、上記案内口３の下方中心部に対し
両側から接近する苗箱ブラシ２が、少なくとも一対以上
回動自在に並列支持されている。

なおりは水槽であり、池とか小川等が利用できない場合
に使用するものである。

に）作用 この考案は上記のとおり構成されているので、フレーム
１を小川とか池の底面に、案内口３が水面上方に突出す
るよう直立させると、フレーム１に支持された回転ブラ
シ２は水中に浸することになる。

そこで案内口３に苗箱ａを押し込みこれを上下動させる
と、それに連動して回転ブラシ２が正逆転し、苗室等の
凹部にまでブラシの毛先が反復挿入され、苗箱半分が洗
浄されることになる。

次いでこの苗箱ａを上下反対にして上記と同様に上下動
させると、残り半分も洗浄され、苗箱ａ全体が隅角部ま
できれいに洗浄されることになる。

（ホ）効果 このような本願考案によるときは、苗室等の凹部までを
極めて能率よく洗浄できる効果を奏する。

またこの考案によるときは、機構が簡単で小型なため、
携行自在な効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示すもので、第１図は斜視図、第
２図は使用状態を示す要部の縦断側面図、第３図は従来
機の使用状態を示す要部の縦断側面図である。 図中の符号を説明すると次のとおりである。 １はフレーム、２は回転ブラシ、３は案内口。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 地表に対して直立自在なよう形成されたフレームの上端
   に、苗箱の挿通自在な案内口を設けると共に、その案内
   口の下方中心部に互に接近する回転ブラシを、上記フレ
   ームに回動自在に並列支持せしめたことを特徴とする携
   帯型苗箱洗浄機。