JPS6030107A - 隔膜コンサベ−タつき油入電器の輸送方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 この発明は隔膜コンサベータを備え、輸送時に熱帯地を
通過する場合のように、輸送中における油入電器の油の
体積変化量がコンサベータ油室容量の半を超える場合の
油入電器の輸送方法に関する。

〔従来技術とその問題点〕

油入電器においては絶縁機能保持や据付は現地における
経費節減のために工場試験完了時の状態の＆ま全装輸送
し、少なくとも絶縁油は大気に触れさせずに出荷時の状
態が保たれることが望まれる・すなわち、第１図に示す
ように電器の本体を収納した容器１に該容器に連通する
油の体積変化吸収用油室を備えたコンサベータ２、放熱
器３およびブッシング４等の付属品を付けたｉｔ輸送す
ることが望ましい。そして海外向けには一般に輸送梱包
側５によって梱包して船積みされる。

しかしこの方法は梱包の高さＨが高くなシ、梱包体積が
増加して輸送費が増し、また陸上げ後の陸上輸送制限に
抵触する場合が多く、結局輸出向けの全装輸送は非常に
少くしかも容量に限界があった。

゛輸送時の高さを縮少するため直接油に接触しない部品
を外し他は全装輸送することが行なわれている。すなわ
ち、第２図および第３図に示すように油入電器の油の体
積変化を吸収するコンサベータを下半部ケース２１と、
該ケースと対向しかつ分割し得る上半部ケース２２と、
下半部ケース２１に固定され上、下半部ケース２１．２
２によって構成された空間を密に仕切る可撓性の隔膜２
３とからなる隔膜コンサベータ２４として構成する。ま
た下半部ケース２１と隔膜２３間に構成された油室２１
ａを電器の容器１内の油２５と連通させ、コンサベータ
２４内の油の面は隔膜２３によって外気とじゃ萌され、
隔膜２３と上半部ケース２２との間は吸湿呼吸器２６を
介して外気に連通している。

そして第４図および第５図に示すように、隔膜コンサベ
ータ２４の点線で示す上半部ケース２２を下半部ケース
２１上から取シ外し代シに盲蓋をし該盲蓋と図示しない
隔膜との間の空間を大気に連通させて輸送することが知
られている。しかしこの方法はコンサベータの容量が半
分となるため輸送中の温度変化による油量の変化量が日
本国内のように小さい場合はよいが熱帯地を通過して輸
送される油入電器には不都合があった。

すなわち、日本国内においてはコンサベータの容積は一
般に最低周囲温度−２０℃から最高は絶縁油の許容値９
５℃の温度変化、換言すれば１１５℃の温度変化に対す
る油量の変化量を吸収する油室を有するように選定され
る。しかし熱帯地を通過する場合は船内の温度が６５℃
にも達するため輸送中の周囲温度の変化に対する油量の
変化を吸収するためにはコンサベータ容量の８５／１１
５の容量が必要とカリ、従来のように下半部ケースだけ
では容量不足となる。そのためこのような場合は電器の
油の少なくとも一部を抜いてその分窒素を詰めて輸送し
、前記抜いた量の油を別送せざるを得す、その補充には
大きな工数を要し高価となる欠点があった。あるいは上
記条件を満たす大きなコンサベータを用意する必要があ
シ、この場合はまた輸送に差し支える等問題があるばか
シで々くいずれにしても高価とガることはまぬがれなか
った０ 〔発明の目的〕 この発明は上記従来の欠点を改めて特に高価にすること
なく輸送中に周囲温度変化範囲の大きい地域を通υ、か
つ隔膜コンサベータの上半部ケースを外し高さを低めて
輸送する油入ｈａの輸送方法を提供することを目的とす
る。

〔発明の要点〕

上記目的はこの発明によれば次に述べる方法によって達
成される。すなわち、隔膜コンサベータの上半部ケース
を下半部ケース上から外し、上半部ケースの開口部を盲
蓋によシ真空密に密封し、該密封された上半部ケースの
内部とコンサベータ下半部の油室とを開閉可能な連通弁
を介して連通させた状態で油入電器を輸送する。

〔発明の実施例〕

第６図ないし第８図はこの発明の実施例図で同一符号は
前記と同一作用をするものを示す。隔膜コンサベータの
上半部ケース２２を電器の容器１上に下ろし上下逆にし
て開口部を盲蓋８１で真空密に密封しその内部を下半部
ケース２１とその端Ｒ８２部に取シ付けられた隔膜２３
との間に構成された油室２１ａに可撓管８３によシ連通
させる。

油入電器は下半部ケース２１を隔膜２３保護のために端
縁８２部において吸湿呼吸器２６を備えた盲蓋８４によ
シ密封し、輸送梱包材５によって梱包して輸送される。

輸送前の操作は次のように行なわれる。まず下半部ケー
ス２１に設けられた開閉可能な連通弁８５を開き上半部
ケース２２内を真空弁８６を介して真空引きし容器１の
下部よシ脱気した油をその時の電器の油温に応じて下部
ケース２１内に所俄量注油し真空弁８６を閉じて輸送す
る。据付現地に到着後は下半部ケース２１の盲蓋８４を
外し、上半部ケース２２を下半部ケース２１よシ高くレ
ツカ等で吊り上げて内部の油を下半部ケース２１内に戻
す。次いで連通弁８５を閉じて可撓管８３および盲蓋８
１を外し、上半部ケース２２内を清掃してその位置を第
２図に示す旧に戻せばよい。

上半部ケース２２の吊シ上げは管８３が可撓のため容易
に行なえる。

第９図はこの発明の他の実施例図で上半部ケース２２内
部の清掃作業を省略するために上半部ケース２２内に柔
軟材からなる油収納体９１を収納したもので、油収納体
としては袋状のものでも、あるいは管状のものでもよく
、−万端は可撓管８３に接続され、他方端は上半部ケー
ス２２内に開口する。そして下半部ケース２１内、から
浴出した量を総て受け入れる容量をもち、上半部ケース
２２内に漏らさないことが必要であるＯ据付現地到着後
の操作は油収納体９１を取り除く以外は前述と同様であ
る。但し上半部ケース２２の内部は油で汚れないから清
掃の要はない。

〔発明の効果〕

以上の説明で明かなように隔膜コンサベータ２４の上半
部ケース２２を取シ外して高さを低め、その開口部を盲
蓋８１により真空密に密封し、該密封された上半部ケー
ス２２の内部とコンサベータ下半部ケース２１と隔膜２
３間の油室２１ａとを開閉可能な連通弁８５を介して連
通させた状態で輸送することによシ、輸送中に周囲温度
が上シ下半部ケース２１を溢れ出しても上半部ケース２
２内が油室となるから、特別にコンサベータの容量を大
きくしたり、電器内油を抜いたシーＴることなく、周囲
温度の変化範囲の大きい油入電器を輸送高さを低めて輸
送することができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は従来の油入電器の輸送荷姿側面図、第２図およ
び第３図は隔膜コンサベータのそれぞオし正面および側
面断曲図、第４図および第５図も従来の他の油入電器輸
送荷姿図のそれぞれ側面図および正面図、第６図および
第７図はこの発ｔ！ＩＪに力為かわる油入電器輸送荷姿
図のそれぞれ側面図および正面図、第８図および第９図
はこの発明にか力１わる油入電器隔膜コンサベータのそ
れぞれ異なる輸送時の断面図である。 に油入−７器の容器、２１：下半部ケース、２２：上半
部ケース、２３：隔膜、２４：隔膜コンサベータ、２５
：油、８１：盲蓋、８３：ｒ３］撓管、才１図 ７２図 才３図 ’１ｉｉ４Ｉ！］ ′！　Ｈ １５図 才６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）油入電器の容器内の油と連通され可撓性の隔膜によ
   ル外気としゃ断された油の体積変化吸収用油室を備えた
   コンサベータの下半部から分割可能に構成されたコンサ
   ベータケースの上半部を取シ除いた状態で油入電器を輸
   送する方法において、前記取シ除かれた上半部の開口部
   を盲蓋によシ真空密に密封し、該密封された上半部ケー
   スの内部と前記コンサベータの下半部の油室とを開閉可
   能な連通弁を介して連通させた状態で輸送されることを
   特徴とする隔膜コンサベータつき油入電器の輸送方法。 ２、特許請求の範囲第１項記載の方法において、上半部
   ケースが可撓管を介してコンサベータ下半部の油室と連
   通されることを特徴とする隔膜コンサベータつき油入電
   器の輸送方法。 ３）％許藷求の範囲第１項記載の方法において、盲蓋に
   よシ密封された上半部ケースが真空引き可能に構成され
   、輸送準備工程中に連通弁の開状態で前記上半部ケース
   を真空引きして油入電器の容器を介してコンサベータ下
   半部の油室に所要ｌの油を封入させた上で輸送されるこ
   とを特徴とする隔膜コンサベータつき油入電器の輸送方
   法。 ４）％許請求の範囲第１項記載の方法において、油入電
   器の輸送完了後述通弁を閉じかつ上半部ケースの密閉を
   破った上、該上半部ケースをコンサベータ下半部上に取
   シ付けられることを特徴とする隔膜コンサベータつさ油
   入電器の輸送方法０５）特許請求の範囲第３項記載の方
   法において、コンサベータの上半部を容器上に下ろし、
   前記上竿部内に一方が連通弁を介してコンサベータ下半
   部の油室内に連通し、該油室から湿田する油を漏らすこ
   となく収容し得、他方が前記上半部のケース内に開口す
   る柔軟材からなる油収納体を収納して輸送することを特
   徴とする隔膜コンサベータつき油入電器の輸送方法◇