JPS6029340B2 - 重積合成樹脂袋の２つ折り送出装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は水平方向に向けた針に突刺し吊支貯留したと
ころの合成樹脂袋を所定枚数毎に２つ折りして送出する
装置に関するものである。

合成樹脂袋は、袋状フィルム帯を断続的に送りながら所
定長さ毎に横方向に熱シールすると共に該熱シールの僕
を切断して製造し、水平方向に向けた針に突刺し吊支貯
留している。

そして所定枚数・・・たとえば５０枚…になるまで重ね
て吊支貯留し、所定枚数に達したら、取出して２つ折り
したのち包装している。ところが、従来は、この２つ折
りする作業を手作業により行なっていたため著しく人手
を要していた。この発明は、この人手による２つ折り作
業を機械的に行えるようにしたものである。

図面に基いてこの発明の実施例を説明する。

１は合成樹脂袋の製造設備で、最終工程部に配置した２
個のロール２，３の間に挟んだ袋状合成樹脂フィルム帯
４を上から下へ断続的に送るようになっている。

ロール２，３からフィルム帯４を所定長さ毎に送り出し
た状態においてシール装置６により加熱・加圧シールし
且つシール装置６の直下に配置した押圧切断板７により
フィルム帯４を第１図において左方に変位切断すると共
に袋５の上緑を水平方向に向けた針８に突刺し吊支する
ようになっている。以上は公知の合成樹脂袋の製造設備
と同一である。９は針８の基端を取付ける支軸で、針８
を水平方向から下方向まで回動させる如く構成されてい
る。

１０，１１は針８に吊下げた袋５のほぼ中程の後方に配
置した上ローラー及び中ローラーで、上ローラー１０及
び中ローラー１１間に挟持された物体を前から後に移動
させる如く上ローラー１０及び中ローラー１１を回転さ
せる動力伝達装置（図示せず）がモーター１２との間に
設置されている。

１３は中ローラー１１とほぼ同一の高さに配置した後ロ
ーフー、１４は中ローラー１１の前下方に配置した前ロ
ーフー、１５は中ローラー１１，後ローラー１３，前ロ
ーラー１４との間に架設したベルトコンベヤである。

１６は吊下げた袋５の前方において下端を樋支した揺動
枠で、流体シリンダー１７の往復動作用により、揺動枠
１６に上下位置調整可能に取付けたところの押込板１８
の端縁を上ローラー１０と中ローラー１１との間に押込
むように構成されている。

針８に吊下った袋５（位置Ａ）が一定枚数・・・たとえ
ば５の父・・・に達すると、第２図に示す如く流体シリ
ンダー１７の作用により押込板１８が前進し袋５の中位
を２つ折りしながら上ローラー１０と中ローラー１１と
の間に押込む（位置Ｂ）と共に支輪９が回動して針８を
下向きにする。

すると上ローラー１０と中ローラー１１とによって２つ
折りした袋が送られベルトコンベヤー５上に載せられる
。ベルトコンベヤ１５上に載った袋５は次々と送り出さ
れる。上述した如くこの発明に係る重積合成樹脂袋の２
つ折り送出装置は、袋状合成樹脂フィルム帯４を上から
下へ断続的に送り水平方向の切断とその直上における加
熱・加圧シールとにより有底合成樹脂袋を連続生産する
と共に切断時の袋５の変位により袋上緑を水平方向に向
けた針８に突刺し吊支する如く構成した合成樹脂袋の製
造設備１において、針８の基端を支軸９に取付けると共
に該針８を水平方向から下方向まで回動させる如く該支
軸９を構成し、針８に吊下げた袋５のほぼ中位の後方に
上ローラー１０及び中ローラー１１を配置し、上ローラ
ー１０及び中ローラー１１間に挟持された物体を前から
後に移動させる如く上ローフー１０及び中ローラー１１
を回転させる動力伝達装置をモーター１２との間に設置
し、中ローフー１１とほぼ同一の高さに後ローラー１３
を配置すると共に中ローラー１１の前下方に前ローラー
１４を配置し、中ローラー１１，後ローラー１３，前ロ
ーラー１４間にベルトコンベヤー５を張架し、上ローラ
ー１０及び中ローラー１１間に向って進退する押込板１
８を針８に吊下げた袋５の前方に設け、針８に吊下げた
袋５が所定枚数に達したとき押込板１８が前進して袋５
の中程を上ロ−ラー１０と中ローラー１１の間に押込む
と共に支軸９が回動して針８を下向きにする如く構成し
たもので、人手の削減に大きく寄与するものである。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明に係る合成樹脂製袋の２つ折り送出装置
の一実施例を示すもので第１図は合成樹脂袋の製造設備
を含む全体の正面図、第２図は要部の正面図である。 １・・・・・・合成樹脂袋の製造設備、４・・・…フィ
ルム帯、５・・・・・・袋、８…・・・針、９・・・・
・・支軸、１０・・・・・・上ローフー、１１……中ロ
ーフー、１２……モーター、１３……後ローフー、１４
……月１１ローフー、１５・・・・・・ベルトコンベヤ
、１８・・・・・・押込板。 第１図第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 袋状合成樹脂フイルム帯４を上から下へ断続的に送
   り水平方向の切断とその直上における加熱・加圧シール
   とにより有底合成樹脂袋を連続生産すると共に切断時の
   袋５の変位により袋上縁を水平方向に向けた針８に突刺
   し吊支する如く構成した合成樹脂袋の製造設備１におい
   て、針８の基端を支軸９に取付けると共に該針８を水平
   方向から下方向まで回動させる如く該支軸９を構成し、
   針８に吊下げた袋５のほぼ中位の後方にローラー１０及
   び中ローラー１１を配置し、上ローラー１０及び中ロー
   ラー１１間に挟持された物体を前から後に移動させる如
   く上ローラー１０及び中ローラー１１を回転させる動力
   伝達装置をモーター１２との間に設置し、中ローラー１
   １とほぼ同一の高さに後ローラー１３を配置すると共に
   中ローラー１１の前下方に前ローラー１４を配置し、中
   ローラー１１，後ローラー１３，前ローラー１４間にベ
   ルトコンベヤ１５を張架し、上ローラー１０及び中ロー
   ラー１１間に向つて進退する押込板１８を針８に吊下げ
   た袋５の前方に設け、針８に吊下げた袋５が所定枚数に
   達したとき押込板１８が前進して袋５の中程を上ローラ
   ー１０と中ローラー１１の間に押込むと共に支軸９が回
   動して針８を下向きにする如く構成してなる重積合成樹
   脂袋の２つ折り送出装置。