JPS6028738A - 液封形電動機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、回転子の周囲に潤滑油、固定子の周囲に絶
縁油が封入されだ液封形態動機の改良に関するものであ
る。

従来一般に知られているこの種の装置を第１図で説明す
る。図において、（１）は筒状のフレーム、（２）はこ
のフレーム（１）の内周に固定された固定子、（３）は
この固定子（２）の内周に配置された筒状のキャン、（
４）及び（５）はこのキャン（３）と上記フレーム（１
）の両端に夫々水密に結合された上部鍔及び下部鍔、（
６）及び（７）はこの上部鍔（４）及び下部鍔（５）に
夫々水密に結合された上部ブラケット及び下部ブラケッ
ト、（８）及び（９）はこの上部ブラケット（６）及び
下部ブラケット（７）に夫々嵌合された上部軸受、（１
０及び０ηはこの上部軸受（８）及び下部軸受（９）に
夫々の両端に　がって上記上部ブラケット（６）及び下
部ブラケット（７）に夫々形成されたと都連通溝及び下
部連通溝であり、下部連通溝０乃は上記下部ブラケット
（７）を貫通して形成されている。■は上記上部軸受（
８）と下部軸受（９）に支承された回転子、０３は上記
上部ブラケツｌ−（６）に配置され上記回転子（イ）の
軸Ｑ→を封止する軸封装置、０１１Ｇは上記下部ブラケ
ット（７）に一端が結合されると共に両端が筒状に形成
され、中央に壁部ＯＱが形成されたスラストケースで、
上記壁部αＱには両端側に貫通する連通穴０ηが形成さ
れている。

０樽は上記壁部ＯＱに支承され上記軸０４のスラスト荷
重を受圧するスラスト軸受、ａすは上記スラストケース
ＯＱの他端に水密に嵌合されたダイヤフラムで、上記連
通穴０η、連通溝０］）を介してキャン（３）内の潤滑
油（３）の圧力を調整している。（１）は上部ブラケッ
ト（６）に水密に結合され固定子（２）に通電する給電
ケーブルである。なお、固定子（２）の周囲には絶縁油
（Ｉ３）が封入されている。

上記のように構成されたものにおいて、給電ケーブル（
ホ）より固定子（２）に通電され、回転子（６）が回転
し、軸０→に連結されたポンプ（図示せず以下同様）等
が駆動されることは周知のとおりである。

ここで、運転にともない固定子（２）及び回転子＠の温
度が上昇すると潤滑油（４）及び絶縁油の）に体積膨張
が発生することになる。この体積膨張が発生すると、絶
縁油Ｑ３）はフレーム（１）、キャン（３）、上部鍔（
４）、及び下部鍔（５）の結合部が溶接等により結合さ
れているため、確実に密封され、外部に洩出することが
防止されている。ところが、潤滑油（４）の方は、軸α
◆が上部ブラケット（６）を貫通しているため、軸封装
置０樽が配置されているものの、洩出が発生しようとす
る。ところが、スラストケース０！１にダイヤフラムＨ
が水密に結合されているため、潤滑油（８）の体積膨張
は連通溝Ｑ◇、連通穴αηを介し、ダイヤフラム０＊の
変位によって吸収され、潤滑油（５）の圧力上昇、即ち
回転子０擾の周囲の圧力上昇が抑制されることになる。

ところで、この装置を高圧力、高温度の雰囲気中で使用
した場合には、潤滑油（Ａ）と絶縁油（Ｂ）の体積膨張
が極めて大となり、特に絶縁油（Ｂ）は、フレーム（１
）、キャン（３）、上部鍔（４）、下部鍔（５）により
完全に封止されているため、固定子（２）の周囲の圧力
が高圧力となる。

この結果、薄板で構成されているキャン（３）に、高圧
力が加わり、キャン（３）が回転子（２）側に変形する
ことになり、キャン（３）が回転子Ｑ埠を拘束したり、
また、キャン（３）と上部鍔（４）又は下部鍔（５）と
の結合部が破損する等、重大事故を誘発する恐れがある
という欠点を有していた。

この発明は以上の欠点を解消するためになされたもので
、端板に設けられ回転子の周囲又はフレーム外に連通ず
る連通穴、及びこの連通穴と連通してフレームとキャン
との間で端板に水密に結合された馬蹄形ベローズを備え
、馬蹄形ベローズの開口部に配線部材を配置することに
より、本体を容易にタンデム状に配列できる液封形電動
機を提供することを目的とするものである。

以下この発明の一実施例を第２図、第８図で説明する。

図において、■０は一方の上部鍔（４）と下部鍔（５）
とに水密に結合された中間ブラケットで図中上下に連通
穴（イ）を有している。（至）はタンデム状に配列され
た一対の回転子０′４の夫々の軸Ｑ→を連結するカップ
リング、（ハ）は一対の固定子（２）の各口出線を水密
に接続する中間コネクタ、に）は下部鍔（５）に形成さ
れ固定子（２）の周囲を回転子（６）の周囲に連通する
連通穴、（イ）は下部鍔（５）を貫通する連通穴、に）
はこの連通穴Ｃ４と連通して下部ブラケット（７）に形
成され、この下部ブラケット（７）を貫通する連通穴、
（ハ）は上記各下部鍔（５）に夫々水密に結合され上記
連通穴（ハ）及び上記連通穴（イ）に夫々連通ずる一対
の馬蹄形ベローズ、翰はこの一対の馬蹄形ベローズ（ハ
）のうち一方の馬蹄形ベローズに）の開口部に）に配置
された日出線である。

上記のように構成されたものにおいては、絶縁油（Ｂ）
が大きく体積膨張した場合には、その膨張分は馬蹄形ベ
ローズ（２）を圧縮することで、キャン（３）の内外の
圧力差が抑制される。つまり、一方の馬蹄形ベローズに
）の室内は、連通穴帽１連通溝０１）を介して回転子＠
の周囲と連通し、また、他方の馬蹄形ベローズに）の室
内は、連通穴（２）を介して回転子＠の周囲と連通して
いるので、双方の固定子（２）の周囲は夫々の回転子（
２）と連通することになり、固定子（２）の周囲の圧力
が上昇しようとした場合には双方の馬蹄形ベローズ（至
）が収縮し、連通穴（ホ）に）と連通溝０η、及び連通
穴（ホ）を介してキャン（３）の内外の圧力が等圧とな
る。

ところで、本体の組立に際しては、固定子（２）の日出
線に）は馬蹄形ベローズ（ハ）の開口部に）に配置され
、中間コネクタ（ハ）へと接続される。従って、日出線
に）が配置される部分に馬蹄形ベローズ（２）を設ける
ことにより、本体をタンデム状に配列することが可能と
なる。

上記説明では馬蹄形ベローズ（２）内を回転子０ツの周
囲に連通させる場合について述べたが、馬蹄形ベローズ
に）内をフレームの外に連通させた構成のものでも同様
の効果が期待できる。

以上のようにこの発明は、端板に設けられ回転子の周囲
又はフレーム外に連通する連通穴、及びこの連通穴と連
通してフレームとキャンとの間で端板に水密に結合され
た馬蹄形ベローズの開口部に配線部材を配置したので、
絶縁油の体積膨張に起因するキャンの破損、変形を防止
できるばかりでなく、本体をタンデム状に配列すること
が可能となる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置の断面図、第２図はこの発明の一実施
例を示す断面図、第８図は第２図の１−■線における断
面図である。図において、（１）はフレーム、（２）は
固定子、（３）はキャン、（４）は上部鍔、（５）は上
部鍔、（６）は上部ブラケット、（７）は下部ブラケッ
ト、（６）は回転子、ＱＤは中間ブラケット、（ハ）（
１）（イ）は連通穴、に）は馬蹄形ベローズ、翰は日出
線、（７）は開口部、（ト）は潤滑油、■）は絶縁油で
ある。 なお、各図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人　大　岩　増′雄 第１図 ２θ　２１ ゴ 二 ？ ！ ？ 第２図 ’　／Ｊ　ｒ’＼ ＼ ン　？！ Ｆ　”＝　＝　ｔ４　８ 、　＝　ｔ４ 二　：二 １　／ 土 ｉ　」Ｌ 〃゛Ｊ Ｊ ！ ！　？　°　〃 ？２　ｆ　４ ｚ）　、　？　’？ ｗ　Ｊ　ｙ ／、ｆ ／θ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）筒状のフレーム、このフレーム内に固定された固
   定子、この固定子の内周に配置されたキャン、このキャ
   ンと上記フレームの両端に夫々水密に結合され上記固定
   子を密封する一対の端板、この一対の端板に夫々結合さ
   れた一対のブラケット、及びこの一対のブラケットに支
   承され上記キャン内に配置された回転子を備え、上記回
   転子の周囲に潤滑油を封入すると共に上記固定子の周囲
   に絶縁油を封入しだ液封形態動機において、上記端板に
   設けられ上記回転子の周囲又は上記フレーム外に連通ず
   る連通穴、及びこの連通穴と連通して上記フレームと上
   記キャンとの間で上記端板に水密に結合された馬蹄形ベ
   ローズを備え、上記馬蹄形ベローズの開口部に配線部材
   を配置した事を特徴とする液封形態動機。