JPS6028708Y2 - 靴下の仕上用足型 - Google Patents

靴下の仕上用足型

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Publication number
JPS6028708Y2
JPS6028708Y2 JP6979781U JP6979781U JPS6028708Y2 JP S6028708 Y2 JPS6028708 Y2 JP S6028708Y2 JP 6979781 U JP6979781 U JP 6979781U JP 6979781 U JP6979781 U JP 6979781U JP S6028708 Y2 JPS6028708 Y2 JP S6028708Y2
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JP
Japan
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sock
last
socks
foot
sliding member
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JP6979781U
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JPS57180790U (ja
Inventor
信雄 芦田
Original Assignee
株式会社芦田製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は蒸熱セットされた靴下を靴下抜取り装置により
抜取るに際し、容易に抜取れるようにした靴下の仕上用
足型に関するものである。
現在、一般に使われている靴下仕上機は、無端軌道径路
に沿って染色脱水後の靴下、特にソックス等厚手の靴下
を足型に装着する靴下装着部、装着された靴下を一群に
集合して蒸熱セットする熱セツト室、熱セットされた靴
下を乾燥する乾燥室、乾燥された靴下を冷却する冷脚部
、更に冷却された靴下を抜取る靴下抜取り部(または靴
下抜取り装置)とを順次−巡するよう配設したもので、
上記軌道上に複数組分割して一群の足型を立設したキャ
リッジを走行可能に配列しており、更に該キャリッジ上
に立設した足型に靴下(特にソックス等厚手の靴下)を
装着して蒸熱セットすると靴下が収縮し、足型上を滑っ
て靴下が上方に移動し、一群の靴下の長さ寸法が不揃い
となり、その状態で熱固定され一足(2枚1組)に揃え
た場合、商品価値を失うため、熱セツト前の靴下を足型
根部近辺まで装着した際、該靴下の口ゴム部(穿口部)
と足型との間に摩擦係数大なる帯状のゴム輪を該足型に
嵌め込み(該ゴム輪は夫々の靴下の寸法に応じて靴下上
を上下に移動可能に設けているが)、蒸熱セットする際
に発生する靴下の収縮による移動を上記ゴム輪の外面と
靴下の口ゴム部の内面との摩擦抵抗により止められ容易
に移動できないように設けている。
しかしながら、上記足型に装着された靴下を靴下抜取り
装置により抜取る際、櫛形の切溝を設けたかき上げ部材
の切溝部を一群の足型側部に接触せしめ、足型に沿って
上昇し靴下の口ゴム部より靴下をかき上げるには、前述
のゴム輪にかき上げ部材の溝部がひっかかり靴下をかき
上げることができず、また足型を把持解放できる挾み機
構を設けたかき上げ部材を各足型間に挿入し足型を挾ん
だ後、足型に沿って上昇し靴下の口ゴム部より靴下をか
き上げるには、上記と同様ゴム輪にひっかかり靴下をか
き上げることができないため、例えば特開昭55−40
68号、特願昭55−41092号、特願昭55−65
057号等の靴下抜取り装置では、かき上げる方法を用
いず第9図に示すようにゴム輪41より上方で且つ靴下
の口ゴム部10の上部位置をチャック42により把持し
、足型に沿って上昇させて靴下を抜取っているが、靴下
の口ゴム部10にはゴムが編み込まれており該口ゴム部
がゴム輪41より離脱する際、ゴム輪41と靴下のロゴ
ム部10との摩擦抵抗により靴下が引張られバネ作用が
働き、該口ゴム部が離脱する瞬間足型の両側部14の口
ゴム部端が第9図に示すようにめくれて裏返り、該裏返
った状態で靴下が抜取られるため、靴下を抜取った後に
該裏返り部40を元に戻す余分な作業を要していた。
更に、靴下の口ゴム部を引張るため靴下抜取り装置も上
記摩擦抵抗に耐える剛性と動力を要し装置も大がかりな
ものとなる等の欠点を有していた。
本考案は従来の足型に滑り止め部材にて靴下の口ゴム部
を止めると共に、靴下抜取り装置のかき上げ部材にて滑
り部材上を滑らせて靴下の口ゴム部より靴下をかき上げ
るよう設けることにより、前述の欠点を除去して靴下の
仕上用足型を提供することを目的としたものである。
以下、添付図面に基すき本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案実施例の足型の正面図を、第2図は第1
図をx−x’閉断面た図を示したもので、図に示すよう
に靴下、特にソックス等厚手の靴下の仕上用足型11上
には靴下の口ゴム部の滑りを止める無端帯状で且つ伸縮
可能な滑り止め部材A(例えば摩擦係数大なる帯状のゴ
ム輪や伸縮可能な無端帯状のはり合せファスナ等)を該
足型に嵌め込み、該足型の幅表面で且つ滑り止め部材A
には、靴下抜取り装置のかき上げ部材を滑らせる薄板状
の滑り部材Bを第3図に示すようなかぎ形に曲げて数曲
り部を足型11と滑り止め部材Bとの間に差し込み、該
滑り止め部材の足型への圧接力で足型上に固定させてい
る。
また、第4図°に示すように薄い平板状の滑り部材Bを
滑り止め部材Aの表面に接着剤等にて固着してもよく、
また滑り部材Bの個数も1個でもよく、複数個でもよい
が、いずれにしても足型の幅表面13の一部分に滑り部
材Bが存在することにより、上記滑り止め部材Aの幅表
面の一部分が露出しないようにして、かき上げ部材が該
滑り止め部材に接触しないよう設けているが、一方、足
型の両側部14は滑り止め部材Aが露出しており、足型
に靴下を装着した際、該靴下の口ゴム部が上記足型両側
部14の滑り止め部材Aの表面(摩擦面または凹凸面)
に靴下の口ゴム部内面がひっかかり、蒸熱セット時にお
ける靴下の収縮による移動によって容易に外れることが
ないように設けたものである。
更に、滑り止め部材Aの下方位置には、滑り部材Bの下
部と足型11とを固定させる収縮可能な無端帯状の押え
部材Cを該足型に嵌め込んでいるが、第3図に示すよう
に滑り部材Bの下部を押え部材Cの内側に差し込んでも
よく、また滑り部材Bを押え部材Cの表面に接着剤等に
て固着してもよい。
また、前述した滑り止め部材A1滑り部材B1押え部材
Cの形状及び組合せは第5図のようにしても本考案の機
能を果たすことができる。
即ち、滑り部材Bを第5図に示すように斜面とし足型1
1を介して平行に対面させ、板厚大なる両側部には収縮
可能な帯状にせしめ、板厚中なる両側部には収縮可能な
帯状の押え部材CCを固着して一体化したものを、足型
に靴下を装着した場合、該靴下の口ゴム部位置に上記滑
り止め部材Aが合うように足型11上に嵌め込ませたも
ので、当然、靴下の長さ寸法に応じて上記一体化された
各部材は足型上に上下移動できるように設けたものであ
る。
次は、本考案の足型を用いてかき上げ部材により靴下を
抜取る作用を説明する。
第6図は本考案の足型を用いてソックス等厚手の靴下を
抜取る靴下抜取り装置の側面図を、第7図は正面図を示
したもので、軌道20上を搬送され集合位置決めされた
キャリッジ21上に立設した一軒の足型11と並列して
靴下抜取り装置を設けており、該装置は足型11に沿っ
て直立した案内柱22を設け、該案内柱には走行部材E
を摺動可能に嵌合させると共に、該走行部材の上下端部
にはチーン23を連結し、該チェーンには枠体24の上
部に設けた回動自在なスプロケット25と下方位置の固
定台26上に設けたモータ27の出力軸に固着したスプ
ロケット28とにカミ合せ、モータ27の作動により上
記走行部材Eを昇降できるように設けてる。
更に、走行部材Eには軸29を支点として腕30.30
をエアシリンダ31の作動により足型11方向に前後運
動できるように設けており、該腕の先部には本考案の足
型の滑り部材B間に挿入脱出できるかき上げ部材Fを固
着しており、該かき上げ部材には足型の数に応じた切溝
32を備えた櫛形のかき上げプレート33を2枚重ねて
且つ互いに移動できる挾み機構を設けており、該挾み機
構により足型の滑り部材Bを把持解放できるように構成
したものである。
ここで、エアシリンダ31が作動すると、かき上げ部材
Fは各足型11の滑り部材8間に挿入され、上記諺み機
構が作動して該滑り部材を軟把持腰モータ27の作動に
より走行部材E及びそれに連結せしめたかき上げ部材F
を足型11に沿って上昇させて靴下を足型11上にたる
ませ抜取るようにしたものである。
次いで、靴下をかき上げる詳細について順を釣って説明
する。
足型に装着された靴下が蒸熱セットされ、乾燥冷却され
て靴下抜取り装置位置に搬送され集合位置決めされると
、かき上げ部材Fが第8a図に示すように各足型間に挿
入されると、該かき上げ部材の諺み機構が作用して切溝
32が閉じ第8b図に示すように足型11上の滑り部材
Bを軟把持すると共に、かき上げ部材のかき上げプレー
ト33は第8C図に示すように滑り部材B上を上昇して
靴下の口ゴム部10端に至り、続いてかき上げプレート
33は滑り部材Bの上端部を越える際、足型の両側部1
4の滑り止め部材Aに容易に移動できないよう止められ
ている靴下の口ゴム部10を第8d図に示すようにかき
上げプレート33によりかき上げて、靴下の口ゴム部1
0を滑り止め部材Aより離脱させるが、その離脱の際、
靴下の口ゴム部10が引張られることがないため、則ち
該口ゴム部の下端より少しずつかき上げるため、該口ゴ
ム部がめくれるとはない。
更に、かき上げ部材Fは上昇して第6図の足型上部に示
す仮想線のように靴下を足型11上にたるませて靴下を
抜取る作業を行うもので、靴下抜取り装置によっては足
型のかかと部までかき上げ靴下を抜取り易くする装置と
、靴下を完全に抜取れるようにした装置もあるが、いず
れの装置にも本考案の足型は適用できる。
あお、かき上げ部材には滑り部材を軟把持できる挾み機
構を設けていると説明したが、本考案の各部材を非常に
薄くすると、例えば滑り止め部材を0.3mm、滑り部
材を0.3mmとして両部材を固着するように設けると
足型の板厚を2rrmとして滑り部材を含めた厚さ寸法
は、2+2 (0,3+0.3) =3.2間となり、
かき上げ部材のかき上げプレートを3.2mよりやや大
なる寸法の切溝を設けた櫛状に形成することにより、本
考案の足型の滑り部材に挿入し接触せしめ、上昇させて
靴下をかき上げるが、滑り部材を越えた状態においても
靴下の口ゴム部が厚手であるためかき上げられて幾重に
もたるみ、従ってかき上げプレートが足型に接触しなく
ても靴下を足型上にたるませることができる。
また、逆に滑り止め部材の厚さ寸法を大にすると、滑り
部材の両側では靴下の口ゴム部が足型よりも大きく浮き
上り、即ち隙間がきるためミ該両隙間に指状の薄板を差
し込み靴下の口ゴム部を拡げて上昇させ、滑り止め部材
を越えた位置にて該薄板による靴下の口ゴムを拡げを元
に戻して靴下をかき上げることも可能である。
以上本考案によると、蒸熱セットされたソックス等厚手
の靴下を足型より抜取るに際し、従来の足型に滑り止め
部材と滑り部材と押え部材とを組合せて足型上に移動可
能で且つ足型上の任意な位置で固定できるよう設けるこ
とにより、従来、靴下の口ゴム部上方を足型と共に把持
して靴下を抜取るようにした足型と比べて、本考案の足
型では靴下の口ゴム部下端より少しずつかき上げること
ができ、靴下の口ゴムが引張られることがないため、靴
下の口ゴム部のめくれによる裏返しがなく、従って靴下
が抜取られた後、靴下の裏返しと元に戻す余分な作業が
不要となり、更に靴下を足型と共に靴下の口ゴム部を引
張る力で把持することがないため、靴下抜取り装置の構
造も小型軽量化できると共に軽少な動力で靴下を抜取る
ことができる等多様な効果を有する考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の足型の正面図を、第2図は第1
図をx−x’断面した図を示す。 第3図は滑り部材をかぎ形に曲げた状態の断面図を、第
4図は滑り部材を平板状にした断面図を示す。 第5図は滑り部材を斜面に形成して滑り止め部材と押え
部材とを組合せ一体化した斜視図を示す。 第6図は本考案の足型を用いて靴下を抜取る靴下抜取り
装置の側面図を、第7図は第6図の正面図を示す。 第8a図乃至第8b図は本考案の足型を用いて靴下を抜
取る作用を示す図である。 第9図は従来の足型で靴下を抜取る状態を示す。 これらの図において、A・・・・・・滑り止め部材、B
・・・・・・滑り部材、C・・・・・・押え部材、11
・・・・・・足型。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 靴下の仕上用足型に、表面を摩擦係数大にした帯状の滑
    り止め部材を嵌め込むと共に、該足型の幅員両側面上に
    は薄板状の滑り部材を上記滑り止め部材の表面に被せて
    取付け、更に、上記滑り止め部材の下方位置には滑り部
    材の下部と足型を固定する押え部材を足型上に取付ける
    と共に、上記滑り止め部材と滑り部材と押え部材とを足
    型上に移動可能で且つ足型上の任意な位置で固定できる
    ように設けたことを特徴とする靴下の仕上用足型。
JP6979781U 1981-05-13 1981-05-13 靴下の仕上用足型 Expired JPS6028708Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6979781U JPS6028708Y2 (ja) 1981-05-13 1981-05-13 靴下の仕上用足型

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JP6979781U JPS6028708Y2 (ja) 1981-05-13 1981-05-13 靴下の仕上用足型

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Publication Number Publication Date
JPS57180790U JPS57180790U (ja) 1982-11-16
JPS6028708Y2 true JPS6028708Y2 (ja) 1985-08-30

Family

ID=29865659

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6979781U Expired JPS6028708Y2 (ja) 1981-05-13 1981-05-13 靴下の仕上用足型

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180066950A (ko) * 2016-12-09 2018-06-20 현대오트론 주식회사 배터리 단락 검출 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20180066950A (ko) * 2016-12-09 2018-06-20 현대오트론 주식회사 배터리 단락 검출 장치

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JPS57180790U (ja) 1982-11-16

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