JPS6028665Y2 - 溶銑樋 - Google Patents
溶銑樋Info
- Publication number
- JPS6028665Y2 JPS6028665Y2 JP13327581U JP13327581U JPS6028665Y2 JP S6028665 Y2 JPS6028665 Y2 JP S6028665Y2 JP 13327581 U JP13327581 U JP 13327581U JP 13327581 U JP13327581 U JP 13327581U JP S6028665 Y2 JPS6028665 Y2 JP S6028665Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot metal
- gutter
- molten iron
- cover
- brick wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Blast Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は溶鉄樋に係り、特に流出溶銑の冷却の少ない溶
鉄樋に関する。
鉄樋に関する。
高炉に使用する鋳体の概略を第1図に示す。
高炉2炉内より取り出される溶銑および溶滓は出銑大樋
4を通って比重差を利用してダンパー6によって分離さ
れる。
4を通って比重差を利用してダンパー6によって分離さ
れる。
比重の小さい溶滓は溶滓樋8へ流れる。
一方溶滓はダンパー6を通ってスキンマー10に一旦貯
留たれた後、溶鉄樋12に流出し、その先端に配置した
トーピードカー等に受銑される。
留たれた後、溶鉄樋12に流出し、その先端に配置した
トーピードカー等に受銑される。
従来の溶鉄樋12を第2図によって説明する。
高炉炉床におけるスキンマー10より下流に設けられる
溶鉄樋12は不定形耐火物より戊る溶銑流出樋本体14
と溶銑流出樋本体14を収容する煉瓦壁16と煉瓦壁1
6の上部を覆う溶鉄樋カバー18と溶銑流出樋本体14
と煉瓦壁16と溶銑樋カバー18とによって形成される
密閉空間20のダクトを除去する集塵ダクト22を有し
ている。
溶鉄樋12は不定形耐火物より戊る溶銑流出樋本体14
と溶銑流出樋本体14を収容する煉瓦壁16と煉瓦壁1
6の上部を覆う溶鉄樋カバー18と溶銑流出樋本体14
と煉瓦壁16と溶銑樋カバー18とによって形成される
密閉空間20のダクトを除去する集塵ダクト22を有し
ている。
大型高炉においては出銑量が多くなるため鋳床面積が広
くなり、その結果溶鉄樋12が長くなる。
くなり、その結果溶鉄樋12が長くなる。
また鋳床上での作業性を増すため平坦鋳床とし、第2図
に如く溶鉄樋カバ−18上面と鋳床面21とを同一レベ
ルとすることが多い。
に如く溶鉄樋カバ−18上面と鋳床面21とを同一レベ
ルとすることが多い。
この結果、溶銑流出樋本体14の上部の密閉空間20は
溶銑流出樋本体14が下流へ傾斜しているため下流程大
きくなる。
溶銑流出樋本体14が下流へ傾斜しているため下流程大
きくなる。
このため密閉空間20の集塵量が増加し、この部分にお
ける溶銑24の温度の降下は非常に大きくなる。
ける溶銑24の温度の降下は非常に大きくなる。
実績によると、溶銑24が溶鉄樋12をlrn、流れる
と0.807m降下することが確認され、約35mの溶
鉄樋12においては約28℃の降下に相当する。
と0.807m降下することが確認され、約35mの溶
鉄樋12においては約28℃の降下に相当する。
この温度降下は密閉空間20における溶銑の輻射熱およ
び集塵による冷却効果である。
び集塵による冷却効果である。
かくの如き溶銑温度の降下は製鋼精錬工程における脱硫
効率の低下や、鉄鉱石、スクラップ等の原料投入量の減
少に起因する製鋼歩留の低下をもたらす問題がある。
効率の低下や、鉄鉱石、スクラップ等の原料投入量の減
少に起因する製鋼歩留の低下をもたらす問題がある。
本考案の目的は、上記従来技術の問題を解消する溶銑の
温度降下が少ない溶鉄樋を提供するにある。
温度降下が少ない溶鉄樋を提供するにある。
本考案の要旨とするところは次のとおりである。
すなわち高炉鋳床におけるスキンマーより下流に設けら
れた溶銑流出樋本体と、前記溶銑流出樋本体を収容する
煉瓦壁と、前記煉瓦壁の上部を覆う溶鉄樋カバーと、前
記溶銑流出樋本体と前記煉瓦壁と前記溶銑樋カバーとに
よって形成される密閉空間のダクトを有して戒る溶銑樋
おいて、前記溶銑流出樋本体の直上を覆う断熱カバーを
有することを特徴とする溶銑樋である。
れた溶銑流出樋本体と、前記溶銑流出樋本体を収容する
煉瓦壁と、前記煉瓦壁の上部を覆う溶鉄樋カバーと、前
記溶銑流出樋本体と前記煉瓦壁と前記溶銑樋カバーとに
よって形成される密閉空間のダクトを有して戒る溶銑樋
おいて、前記溶銑流出樋本体の直上を覆う断熱カバーを
有することを特徴とする溶銑樋である。
本考案の実施例を添付図面により説明する。
第3図は実施例を示すもので、溶銑流出樋本体14、煉
瓦壁16、溶銑樋カバー18および集塵ダクト22は従
来と同一である。
瓦壁16、溶銑樋カバー18および集塵ダクト22は従
来と同一である。
本考案の特徴とするところは溶銑流出樋本体14の直上
を覆う断熱カバー26を設けたことである。
を覆う断熱カバー26を設けたことである。
断熱カバー26の形状は第3図においては円弧状である
が、平板型や逆U字型とすることができる。
が、平板型や逆U字型とすることができる。
断熱カバー26の材質は断熱性、耐熱性がすぐれておれ
ば特に限定することはない。
ば特に限定することはない。
断熱カバー26を設置することにより、断熱カバー26
と溶銑流出樋本体14とが形成する空間20Aと、断熱
カバー26と煉瓦壁16と溶銑樋カバー18とで形成す
る空間20Bと2つの密閉空間ができる。
と溶銑流出樋本体14とが形成する空間20Aと、断熱
カバー26と煉瓦壁16と溶銑樋カバー18とで形成す
る空間20Bと2つの密閉空間ができる。
溶銑24は断熱カバー26と溶銑流出樋本体14が形成
する密閉空間20A内を流れる。
する密閉空間20A内を流れる。
集塵は集塵ダクト22によって密閉空間20B内を吸気
する。
する。
この結果、煉瓦壁16や断熱カバー26は集塵によって
冷却されるが溶銑24は集塵によって直接には冷却され
ない構造となる。
冷却されるが溶銑24は集塵によって直接には冷却され
ない構造となる。
すなわち溶銑が熱放散する空間は減少し、集塵による溶
銑の直接冷却はなくなった。
銑の直接冷却はなくなった。
従来の溶銑樋における溶銑温度降下は前記の如< 0.
80℃/rrLであったが、本実施例にいては集塵風量
を同一とした場合においても0.61’C/ mであり
、長さが約3577Lの溶銑樋においては、従来に比し
約7℃の温度降下を減少することができた。
80℃/rrLであったが、本実施例にいては集塵風量
を同一とした場合においても0.61’C/ mであり
、長さが約3577Lの溶銑樋においては、従来に比し
約7℃の温度降下を減少することができた。
また集塵風量は断熱カバー26を設置することにより減
少した集塵空間の比例分だけ減少することができる。
少した集塵空間の比例分だけ減少することができる。
第4図に他の実施例を示した。
第5図はその斜視図である。
本実施例は第3図で示した実施例の溶銑カバー18と断
熱カバー26を一体として、結合カバー28としたもの
である。
熱カバー26を一体として、結合カバー28としたもの
である。
結合カバー28の結合部には第5図に示す如く集塵孔3
0を設は集塵ダクト22と反対側の空間の集塵を可能と
した。
0を設は集塵ダクト22と反対側の空間の集塵を可能と
した。
本実施例においては溶銑樋カバー・18と断熱カバー2
6の取り付け、取り外しの作業を簡略化することができ
る。
6の取り付け、取り外しの作業を簡略化することができ
る。
本考案は、上記実施例からも明らかな如く、溶銑樋に断
熱カバーを設けることによって、集塵機能を損うことな
く溶銑樋を流れる溶銑の温度降下を減少し、次工程の製
鋼精錬時における脱硫効率および製鋼歩留を向上する効
果を収めることができた。
熱カバーを設けることによって、集塵機能を損うことな
く溶銑樋を流れる溶銑の温度降下を減少し、次工程の製
鋼精錬時における脱硫効率および製鋼歩留を向上する効
果を収めることができた。
第1図は高炉鋳床を示す平面図、第2図は従来の溶銑樋
の垂直断面図、第3図は本考案の実施例を示す溶銑樋の
垂直断面図、第4図は本考案の他の実施例を示す溶銑樋
の垂直断面図、第5図は第4図の斜視図である。 10・・・・・・スキンマー、12・・・・・・溶銑樋
、14・・・・・・溶銑流出樋本体、16・・・・・・
煉瓦壁、18・・・・・・溶銑樋カバー 20・・・・
・・密閉空間、22・・・・・・集塵ダクト、24・・
・・・・溶銑、26・・・・・・断熱カバー。
の垂直断面図、第3図は本考案の実施例を示す溶銑樋の
垂直断面図、第4図は本考案の他の実施例を示す溶銑樋
の垂直断面図、第5図は第4図の斜視図である。 10・・・・・・スキンマー、12・・・・・・溶銑樋
、14・・・・・・溶銑流出樋本体、16・・・・・・
煉瓦壁、18・・・・・・溶銑樋カバー 20・・・・
・・密閉空間、22・・・・・・集塵ダクト、24・・
・・・・溶銑、26・・・・・・断熱カバー。
Claims (1)
- 高炉鋳床におけるスキンマーより下流に設けられた溶銑
流出樋本体と、前記溶銑流出樋本体を収容する煉瓦壁と
、前記煉瓦壁の上部を覆う溶鉄樋カバーと前記溶銑流出
樋本体と前記煉瓦壁と前記溶鉄樋カバーとによって形成
される密閉空間のダストを除去する集塵ダクトとを有し
て戒る溶鉄樋において、前記溶銑流出樋本体の直上を覆
う断熱カバーを有することを特徴とする溶鉄樋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13327581U JPS6028665Y2 (ja) | 1981-09-08 | 1981-09-08 | 溶銑樋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13327581U JPS6028665Y2 (ja) | 1981-09-08 | 1981-09-08 | 溶銑樋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5838765U JPS5838765U (ja) | 1983-03-14 |
JPS6028665Y2 true JPS6028665Y2 (ja) | 1985-08-30 |
Family
ID=29926738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13327581U Expired JPS6028665Y2 (ja) | 1981-09-08 | 1981-09-08 | 溶銑樋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6028665Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-09-08 JP JP13327581U patent/JPS6028665Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5838765U (ja) | 1983-03-14 |
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