JPS6028490Y2 - シユレツダ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシュレッダ一本体内部の熱を排出する長大から
の異物の侵入防止をはかるとともに冷却効果の増大をは
かったシュレッダ−に関するものである。

従来、シュレッダ−にはモーターを冷却するなどの目的
のために吸気、排気用の穴が設けてあり、さらにその穴
の内側に細断屑などの細かいゴミが侵入しないようにウ
レタンなどの通気性のある布状のフィルターが設けであ
るのが一般的であった。

しかし上記構造によると、コインなどに力を加えれば穴
の内面に設けたフィルターがはがれたり、破れたりする
ためシュレッダ一本体内部へコインなどが侵入する恐れ
があった。

また、孔の面積を小さくすることによりこのような異物
の侵入は防ぐことが可能であるが、逆に冷却効果が小さ
くなってしまうという欠点を有していた。

本考案は上記従来の欠点を解消したもので、以下図面に
従って、その実施例について説明する。

図において、１はシュレッダ一本体であり、その内部に
は、カッター２、カッター２を減速機３を介して駆動す
るモーター４、カッター２の両端を支持し減速機３、モ
ーター４などの駆動部を固定する２枚のフレーム板５．
２枚のフレーム板５間を固定する支柱６などを内蔵して
いる。

フレーム板５はシュレッダ一本体１の両側に位置してお
り、支柱６はシュレッダ一本体１内の略四隅に横方向に
設けられている。

また、７は吸気または排気をし、シュレッダ一本体１内
部の熱を外へ排出するために設けた長大であり、これは
シュレッダ一本体１の前面傾斜面１′に複数個設けてあ
り、その内面にはウレタンなどの通気性のあるフィルタ
ー８が設けである。

図中９は細断用紙の投入口、１０はモーター４のＯＮ、
ＯＦＦ用スイッチである。

また、第３図は長穴７部の拡大図であるが、支柱６のう
ちの一つはフィルター８の内側で長穴７の略中心線上で
あり、３寸法、６寸法は同じ構造となしている。

さらに長穴７の長手方向端部より支柱６の外径までの距
離Ｃ寸法、６寸法はいづれも２１ｍｙ＋未満となしてい
る。

このように構成された本実施例によれば、細断屑などの
ような細かいゴミはフィルタ７８によりシュレッダ一本
体１内部へ侵入することはない。

また、コインを長穴７から侵入させようとしても、Ｃ，
ｄ寸法が１円玉の外径２１閣よりも小さく構成されてい
るため、コイン類は支柱６の上側にも下側にも入り込め
ず、シュレッダ一本体１内部への侵入は不可能である。

さらに、フィルター８はコインなどを長穴７よりシュレ
ッダ一本体１内部へ押し込もうとしても、支柱６により
支持されるため、はがれたり、破れたりすることはない
。

また上記構成にすることにより長穴７の面積を大きくす
ることができるため、冷却効果も大きなものが得られる
。

このように本考案によれば、シュレッダ一本体内部の熱
を外へ逃がすために設けた長穴の内側に、フィルターを
設けるとともに、フィルターの内側で、長穴の中心を通
るように支柱を配置することにより、細かいゴミはもち
ろんのことコインなどの異物の侵入を防ぐことが可能と
なり、さらに長穴として面積を大きくしていることによ
り、冷却効果が増大するという効果を得ている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例のシュレッダ−の断面図、第
２図はその全体の斜視図、第３図は要部の拡大断面図で
ある。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. シュレッダ一本体内に、カッターと、このカッターを減
   速機を介して駆動するモーターなどの駆動部と、上記駆
   動部を固定し、カッターの両端を支持する２枚のフレー
   ム板と、このフレーム板間を固定する支柱とを具備し、
   上記モーターより発生する熱を外へ排出するためにシュ
   レッダ一本体に長穴を設け、この長穴の内面にはフィル
   ターを設けるとともにフィルターの内側で長大の略中心
   線上に上記支柱を配設したシュレッダ−０